JP4961751B2 - 車両の駆動力配分装置 - Google Patents

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Description

本発明は、前輪、左後輪、右後輪を独立に駆動する車両の駆動力配分制御に関する。
4輪独立駆動車において、横風等の外乱や車重変化により運転者の操作等に応じて決定される目標ヨーモーメントと実際のヨーモーメントとの間に誤差がある場合、この誤差を小さくするように左右輪の駆動力差をつける技術が特許文献1に開示されている。
特許文献1記載の技術によれば、ヨーモーメントの目標値と実際の値との誤差を小さくすることができる。しかしながら、駆動力差を発生させた車輪のタイヤ横力の変化により、車両横方向力やヨーモーメントが変化してしまい、操縦安定性が低下する場合がある。
そこで、出願人は、4輪独立駆動車において、各輪の駆動力とタイヤ横力との非線形な関係を考慮しながら、車両前後方向加速度、車両横加速度、ヨー角加速度の目標値を実現する4輪の駆動力配分をフィードフォワードで求める手法を提案している。
特開平5−221300号公報
上記手法では、予め運転者の操作量に応じて求めた静的な駆動力配分をベースとした車両挙動を求め、その車両挙動と目標車両挙動との誤差を小さくするよう駆動力配分を補正し、駆動力配分の目標値を求めている。
しかしながら、上記手法は4輪独立駆動車を対象としており、左前輪と右前輪が機械的に拘束されていて左前輪と右前輪とを独立に駆動することができない車両には適用することができない。
また、駆動力配分を補正する際には、駆動力配分の目標値と実際にアクチュエータで駆動力を発生する際に生じる駆動力誤差については考慮しておらず、目標とする車両挙動を実現する際の精度を向上する余地があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたもので、前輪、左後輪、右後輪を独立に駆動する車両において目標車両挙動を実現することを目的とする。
本発明に係る4輪独立駆動車の駆動力配分装置は、運転状態に基づき車両の車両前後方向力、ヨーモーメントの目標値を決定し、ヨーモーメントの前記目標値を得るためのヨーレートの目標値を実現するための前輪、左後輪、右後輪それぞれの駆動力配分の基本値を車両のモデルを用いて設定し、駆動力配分の基本値を車両に与えた時に実現される車両前後方向力、ヨーモーメントを駆動力配分値と車両前後方向力及びヨーモーメントとの間に成立する関係式を用いて演算し、車両前後方向力、ヨーモーメントの目標値と駆動力配分の基本値を車両に与えた時に実現される車両前後方向力、ヨーモーメントとの誤差を演算する。そして、この誤差を減少させる各輪の駆動力配分の補正量を演算し、前輪、左後輪、右後輪それぞれの駆動力配分の目標値をそれぞれ駆動力配分の基本値と駆動力配分の補正量との和に設定し、駆動力配分の目標値に従って前輪、左後輪、右後輪それぞれの駆動力を独立に制御する。
本発明によれば、前輪、左後輪、右後輪を独立に駆動することができる車両において、フィードフォワードで精度良く目標とする車両挙動を実現することができ、車両の操縦性を向上することができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
まず、本発明の理論的背景及び本発明の効果について説明する。そして、その後で、本発明を電動車両に適用した実施形態について説明する。
1.本発明の理論的背景
図1は、左前輪1及び右前輪2が機械的に拘束されており、かつ、前輪1、2、左後輪3、右後輪4をそれぞれ独立に駆動できる車両において、各輪の駆動力とタイヤ横力と舵角、そして車両に働く前後方向、横方向、重心周りのヨーモーメントを表した図である。
δ1、δ2、δ3、δ4は各車輪1〜4それぞれの舵角(単位:rad)、Fx1、Fx2、Fx3、Fx4は各車輪1〜4の駆動力(単位:N)である。Fx1、Fx2にはデフを介して前輪駆動力Fxfが配分される。
図2a、図2bは左右輪への駆動力配分特性の例を表す。図2aは、左右輪の回転速度差によらず常に左右均等に駆動力を配分するオープンデフである。図2bは、左右輪の回転速度差に応じて駆動力配分を変更する差動制限装置付きデフ、例えば、ビスカスデフであり、高回転側から低回転側へ駆動力が配分される。
前輪駆動力FxfとFx1、Fx2との関係は次のように表すことができる。
ここで、eは前輪駆動力と左前輪に配分される駆動力の比を示し、デフの種類に応じて図2a、図2bに示す駆動力伝達特性を参照して求めることができる。
図1において、Fy1、Fy2、Fy3、Fy4は各車輪1〜4のタイヤ横力(単位:N)である。また、Fxはタイヤ力の総和の車両前後方向成分(単位:N)、Fyはタイヤ力の総和の車両横方向成分(単位:N)、Mは各輪のタイヤ力によって発生する車両重心周りのヨーモーメントの総和(単位:Nm)である。また、Lfは車両重心軸から前輪車軸までの距離(単位:m)、Lrは車両重心軸から後輪車軸までの距離(単位:m)、Ltは前後輪のトレッド長さ(単位:m)である。また、ホイールベースの長さLl(単位:m)はLfとLrの和である。
舵角δi(i=1〜4)およびMは車両を鉛直上方から見た場合に時計回りを正とし、δiは各車輪の回転方向が車両前後方向と一致している状態を0とする。また、Fxiはδiが全て0の時に車両を前方に加速させる方向を正とし、タイヤ横力Fyi(単位:N)はδiが全て0の時に車両を左方向に加速させる方向を正とする。
ここで、まず各車輪で発生する駆動力とタイヤ横力の合力(タイヤ力)の車両前後方向成分Fxi’及び車両横方向成分Fyi’について考える。
図3のように各輪の舵角をδi(i=1〜4)だけ切った場合におけるFxi’とFyi’は式(3)、式(4)により表される。ただし、Fxi’は車両を前方に加速する方向を、Fyi’は車両を左方向に加速させる方向をそれぞれ正とする。
従って、各車輪の駆動力がΔFxiだけ変化したときのタイヤ横力変化量をΔFyiとすると、各車輪の駆動力がΔFxiだけ変化したときのFxi’、Fyi’の変化量ΔFxi’、ΔFyi’は、式(5)、式(6)により表される。
ここで更に、駆動力とタイヤ横力の関係は図4に示す関係にある。図4は輪荷重と路面摩擦係数に変化が無いとした時の駆動力とタイヤ横力の関係を表した図で、駆動力を横軸に、タイヤ横力を縦軸にとっている。この図4の関係を利用して、各輪の現在の駆動力Fxiとタイヤ横力Fyiにおける、駆動力変化ΔFxiに対するタイヤ横力の感度をki(i=1〜4)とおく。即ち、kiは、図4に示すようにΔFxi及びΔFyiが微小の時の式(7)の値である。
ΔFxi及びΔFyiが微小でこの式(7)の近似が十分成り立つとすると、ΔFyi=kiΔFxiとおけるので、各輪の駆動力Fxiが十分微小なΔFxiだけ変化した時のFxi’、Fyi’の変化量ΔFxi’、ΔFyi’は式(8)、式(9)により表される。
また、ΔFx1’、ΔFx2’、ΔFy1’、ΔFy2’は、式(1)、(2)を用いて次のように表せる。
ここで、図1の状態において、タイヤ力の総和の車両前後方向成分Fxと、各輪のタイヤ力によって発生する車両重心周りのヨーモーメントの総和Mは、式(14)、式(15)により表すことができる。ただし、Mは図1の通り車両を鉛直上方からみたときに反時計回りを正とする。
従って、各輪の制駆動力FxiがそれぞれΔFxiだけ変化したときのFx、Mの変化量ΔFx、ΔMは式(8)及び式(9)のpi、qiを用いて、式(16)、(17)により表される。
式(16)、(17)をまとめると式(18)により表すことができる。
ΔFxfを既知と仮定してΔFx3、ΔFx4について解くと、ΔFx3、ΔFx4は式(19)により表される。
ただし、
従って式(19)より、D1≠0の場合には、現在の動作点周りでFx、MをそれぞれΔFx、ΔMだけ変化させる各輪の駆動力変化量ΔFxiは、χを任意定数として式(23)により求めることができる。
同様にしてΔFx3、ΔFx4の何れか一つを既知と仮定して式(18)を解くと、D3≠0、D4≠0それぞれの場合に現在の動作点周りでFx、MをそれぞれΔFx、ΔMだけ変化させる各輪の駆動力変化量ΔFxiを求める式が得られる。例としてΔFx3を既知として式(18)を解くと、式(24)となる。
次に、この式(23)や式(24)を用い、各輪の駆動力Fxiとタイヤ横力Fyiとの非線形な関係を考慮しながら、車両前後方向力、ヨーモーメントの目標値Fx**、M**を実現する駆動力配分Fxiをフィードフォワードで求める手法について図5を用いて説明する。
まず、運転者のアクセルペダルやステアリング等の操作(運転状態)からFx**、M**を生成する(図5の上2段の図の破線)。
次に、このFx**、M**を概ね実現する駆動力配分の基本値Fxi ##を演算する(図5の下3段の図の破線)。
Fx**、M**を演算する方法として、例えば車両を線形近似したモデルに対しモデルフォロイング制御(「ビークル制御」第3章3.2節、著者:金井喜美雄、越智徳昌、川邊武俊、発行所:槇書店)等を適用して設定する。
そして、Fxi ##で実現される車両前後方向力Fx##、車両横方向力Fy##、ヨーモーメントM##を、各輪の駆動力とタイヤ横力との非線形な関係を考慮した車両モデルを用いて求める(図5の上2段の図の実線)。
そしてFx**、M**とFx##、M##との誤差ΔFx、ΔMを補償する駆動力配分補正量ΔFxiを式(23)または式(24)を使って求める。最後に、Fxi **=Fxi ##+ΔFxi(図5の下3段の実線)としてFx**、M**を実現する駆動力配分Fxi **を求めることができる。これが本発明の骨子である。
2.本発明の効果
上記本発明の理論的背景及び効果の一例を踏まえ、本発明の効果について整理すると次の通りである。
第1の発明(請求項1に記載の発明)によれば、各輪の駆動力配分の基本値Fxi ##を設定し、この基本値Fxi ## を車両に与えた時に実現されるFx##、M##と、目標とするFx**、M**との誤差ΔFx、ΔMを補正する各輪の駆動力配分の補正量ΔFxiを求め、駆動力配分指令値Fxi **をFxi **=Fxi ##+ΔFxiとする。これにより、フィードフォワードで精度良く目標値Fx**、M**を実現する各輪の駆動力配分指令値Fxi **を得ることができ、操縦性向上が期待できる。
第2の発明(請求項2に記載の発明)によれば、Fxi ##+ΔFxiを車両に与えた時に実現される車両挙動Fx##、M##とFx**、M**との誤差を減少させる処理を更に行う。これにより、より精度良く目標値Fx**、M**を実現する駆動力配分指令値Fxi **を得ることができ、操縦性向上が期待できる。
第3の発明(請求項3に記載の発明)によれば、前輪に備えられた差動装置の駆動力伝達特性を考慮に入れ、駆動力配分を決定する。これにより、精度良く目標値Fx ** 、M ** を実現する各輪の駆動力配分指令値Fx i ** を得ることができ、操縦性向上が期待できる。
第4の発明(請求項4に記載の発明)によれば、駆動力補正量を与える際に、エンジンを駆動源とする両輪の駆動力の駆動力配分補正量ΔFxfの2乗が最小になるように駆動力配分補正量ΔFxf、ΔFx 3 、ΔFx 4 を演算する。これにより、応答性の低いエンジンを駆動源とする両輪の補正量を小さくして応答性高く目標値Fx ** 、M ** を実現することができ、更なる操縦性向上が期待できる。
第5の発明(請求項5に記載の発明)によれば、各輪の舵角δ i に基づき、駆動力配分の基本値Fx i ## を車両に与えた時に実現される車両挙動Fx ## 、M ## 及び駆動力配分の補正量ΔFx i を求める。駆動力変化に対する車両前後方向力、ヨーモーメントの感度、及びタイヤ力の車両横方向成分は各輪の舵角によって変化するため、より正確にΔFx i を求めることができ、更なる操縦性向上が期待できる。
第6の発明(請求項6に記載の発明)によれば、各輪の輪荷重W i に基づいて、駆動力配分の基本値Fx i ## を車両に与えた時に実現される車両挙動Fx ## 、M ## 及び駆動力配分の補正量ΔFx i を求める。駆動力変化に対する車両前後方向力、ヨーモーメントの感度、及び車両横方向の運動に主たる影響を及ぼすタイヤ横力は輪荷重によって変化するため、より正確にΔFx i を求めることができ、更なる操縦性向上が期待できる。
第7の発明(請求項7に記載の発明)によれば、各輪の路面摩擦係数μ i に基づいて、駆動力配分の基本値Fx i ## を車両に与えた時に実現される車両挙動Fx ## 、M ## 及び駆動力配分の補正量ΔFx i を求める構成とした。駆動力変化に対する車両前後方向力、ヨーモーメントの感度、及び車両横方向の運動に主たる影響を及ぼすタイヤ横力は路面摩擦係数によって変化するため、より正確にΔFx i を求めることができ、更なる操縦性向上が期待できる。
3.本発明の実施形態
次に、本発明を電動車両に適用した場合について説明する。
図6は、本発明を適用した電動車両の機械的構成の一例を示すブロック図である。車両は、前輪側に、駆動力源として、エンジン10と、バッテリ9から供給される電力により駆動されるモータ12とを備えており、変速機13、デファレンシャル14を介して駆動力が左前輪1、右前輪2に伝達される。また、エンジン10とモータ12の間にはクラッチ11を備え、エンジン停止時にはクラッチ11を解放しモータ12のみを駆動力源として走行することもできる。
一方、後輪側においては、左後輪3にモータ15、右後輪4にモータ16がそれぞれ接続されており、モータ15、16はそれぞれ左後輪3、右後輪4を独立に駆動することができる。
モータ12、15、16は三相同期電動機や三相誘導電動機等の力行運転及び回生運転ができる交流機であり、バッテリ9はニッケル水素電池或いはリチウムイオン電池である。インバータ17〜19はモータ12、15、16で発電された交流電流を直流電流に変換しバッテリ9に充電する、或いはバッテリ9が放電した直流電流を交流電流に変換しモータ12、15、16に供給する。各車輪の速度は車輪速センサ21〜24によって検出され、検出された各車輪の回転速度はコントローラ8に送信される。
各車輪1〜4の回転半径はRで全て等しく、後輪に備えた各モータと各車輪間は減速比1、即ち直接連結されている。
車両の横方向加速度は車両重心位置に取り付けられた加速度センサ100によって、車両のヨーレートはヨーレートセンサ101によってそれぞれ検出され、検出された車両の横方向加速度とヨーレートはコントローラ8に送信される。
前輪1、2の舵角は、運転者によるステアリング5の操舵がステアリングギヤ20を介して機械的に調整される。なお、前輪1、2の舵角変化量はステアリング5の操舵角変化量に対して1/16になるように設定されている。各車輪1〜4の舵角は舵角センサ41〜44によって検出され、検出された各車輪の舵角はコントローラ8に送信される。
運転者によるステアリング5の回転角はステアリング角センサ25によって、アクセルペダル6とブレーキペダル7の踏込量はアクセルストロークセンサ26及びブレーキストロークセンサ27によってそれぞれ検出され、コントローラ8に送信される。
コントローラ8はCPU、ROM、RAM、インターフェース回路及びインバータ回路等からなり、車輪速センサ21〜24、ステアリング角センサ25、アクセルストロークセンサ26、ブレーキストロークセンサ27、加速度センサ100、ヨーレートセンサ101等で検出した信号を受信し、これらの信号を基にアクチュエータ操作指令値を作成し、目標とする駆動力配分を実現するよう制御を行う。
次にコントローラ8の制御内容について説明する。
図7のフローチャートは、コントローラ8で実行するモータ1〜4へのトルク配分制御を示しており、第1の発明および第〜第の発明に対応する。
これによると、まず、ステップS10では、車輪速センサ21〜24で各輪1〜4の回転速度ω1、ω2、ω3、ω4(単位:rad/s)をそれぞれ検出し、各輪の半径Rを乗じて各輪の速度V1、V2、V3、V4(単位:m/s)を得ると共に、車速V(単位:m/s)を式(25)により求める。
また、アクセルストロークセンサ26及びブレーキストロークセンサ27によってアクセルペダル6とブレーキペダル7の踏込量AP(単位:%)及びBP(単位:%)をそれぞれ検出し、ステアリング角センサ25によってステアリング5の回転角θ(単位:rad)を検出し、車両の前後方向加速度αx(単位:m/s2)と横方向加速度αy(単位:m/s2)を加速度センサ100で検出し、ヨーレートγ(単位:rad/s)をヨーレートセンサ101で検出し、各車輪1〜4の舵角δ1、δ2、δ3、δ4を舵角センサ41〜44で検出する。
V及びV1〜V4は車両前進方向を正とし、ステアリング5の回転角θは反時計回りを正とし、αxは車両が前方に加速する方向を正とし、αyは車両が左旋回時に車両重心位置から旋回中心に向かう方向を正とし、γは車両を鉛直上方からみたときに反時計回りを正とする。
なお、舵角センサを持たない車両では、ステアリング5の回転角θから各輪の舵角を求めるようにする。例えば、本実施形態の構成の電動車両では、前輪1、2の舵角δ1、δ2をδ1=δ2=θ/16とし、後輪3、4の舵角δ3、δ4をδ3=δ4=0とする。このような場合には、コンプライアンスステアやロールステア等、サスペンションの影響を考慮して各輪の舵角を補正できるようにすると尚良い。
ステップS20では、各輪1〜4の横すべり角β1、β2、β3、β4(単位:rad)を推定する。推定方法は、例えば、特開平10-329689号公報に記載された方法を用い、ステップS10〜S20で検出或いは推定した横方向加速度αy、ヨーレートγ、車速V、各輪舵角δiとステアリング5の回転角θから車体横すべり角βとβiを推定する。なお、βiの符号は、車輪の前後方向から車輪速度の方向までの角度が鉛直上方から見て反時計回りになっている場合を正とする。
また、ステップS20においては各輪1〜4の輪荷重W1、W2、W3、W4(単位:N)を式(26)〜式(29)により求める。
ただし、Lfは車両重心位置から前輪車軸までの距離(単位:m)、Lrはヨー回転方向の車両重心位置から後輪車軸までの距離(単位:m)、Ltは前後輪のトレッド長さ(単位:m)、Llはホイールベース長さ(単位:m)でLl=(Lf+Lt)、mは車両の質量(単位:kg)、gは重力加速度(単位:m/s2)である。
更に、ステップS20においては各輪1〜4の路面摩擦係数μ1、μ2、μ3、μ4(単位:なし)を推定する。推定方法は、例えば、前輪1、2においては例えば特開平11-78843号公報記載のように、タイヤと路面との間の摩擦係数の勾配である路面摩擦係数勾配を推定することができる技術や、特開平10-114263号公報記載のように、路面摩擦係数勾配と等価的に扱うことのできる物理量として、スリップ速度に対する制動トルクの勾配や駆動トルクの勾配に基づいて推定する技術を用いる。後輪3、4においては、特開平6-98418号公報に記載された方法を用い、各輪が路面から受ける反力を推定し、この路面反力とステップS40で求めた各輪の輪荷重Wiからμiからを推定する。
ステップS30では車両前後方向力の静的目標値Fx*を、アクセルペダル6の踏込量AP、ブレーキペダル7の踏込量BP及び車両速度V(運転状態)に基づいて式(30)により求める。
式(30)中のFax *はアクセルペダル6の踏込量AP及び車速Vに基づいて目標駆動力マップを参照して得られる値であり、また、Fbx *はブレーキペダル7の踏込量BPに基づいて目標制動力マップを参照して得られる値である。
なお、目標駆動力マップ及び目標制動力マップは、例えば、それぞれ図8及び図9のように設定される。また、Fx*、Fax *、Fbx *何れも車両を前方に加速させる向きを正とする。
ステップS40では、ステップS30で設定したFx*とステアリング5の回転角θと車両速度Vに基づいてヨーレートの静的目標値γ*を、目標ヨーレートマップを参照して設定する。
この目標ヨーレートマップは例えばそれぞれ図10のように設定されるマップであり、マップの設定方法は後述するステップS50にて説明する。
ステップS50では、駆動力配分の静的な目標値Fxf*、Fx3 *、Fx4 *を、θ、V、Fx*に基づいて静的駆動力配分マップを参照して設定する。静的駆動力配分マップは、例えば図11a、図11bのように設定され、目標値Fxf*は静的駆動力配分マップを参照して得られるFx1 *とFx2 *の和となる。
ここで、この静的駆動力配分マップと、ステップS40で用いた目標車両横方力マップ及び目標ヨーレートマップの求め方について説明する。
4輪の駆動力和Fxall(単位:N)、左右輪駆動力差ΔFxall(単位:N)、前輪駆動力配分η(単位:なし)、左右輪駆動力差の前輪配分Δη(単位:なし)を式(31)〜式(34)により定義する。なお、ここではη及びΔηは常に0.6(前輪への配分を6割)とする。
ここで、Fx1、Fx2は、前輪に備わったデファレンシャルによる左右輪への駆動力配分特性(図2a、図2b)を考慮した式(1)、(2)から求まる値を用いればよい。
そして、本車両が取り得るFxall、ΔFxall、ステアリング5の回転角θ、車両前後方向力の静的目標値Fx*の4つのパラメータの組合せ全てに対して次のようなシミュレーション或いは実験を行い、静的駆動力配分マップ、目標ヨーレートマップを作成する。
まず、選択された、Fxall、ΔFxallから各輪の駆動力配分Fxiを式(35)〜式(38)により求め、選択されたθ’から前輪1、2の舵角をδ1=δ2=θ’/16(ステアリングギヤ比は1/16)とする。
次に、この設定された駆動力配分Fxiと前輪舵角δ1、δ2(後輪3、4の舵角δ3、δ4は0)で車両を走行させ、且つ−Fx*を車両重心位置において車両前後方向に加える。そして、十分時間が経過し車速V’が一定(定常状態)になった時のヨーレートγを求める。なお、この実験或いはシミュレーションを行う場合には空気抵抗や転がり抵抗等の走行抵抗要素を除外するようにして行うと共に、シミュレーション上で実施する場合には各輪の駆動力とタイヤ横力等の非線形性を十分考慮した車両モデルを用いて行う。
そして最後に、静的駆動力配分マップ、目標ヨーレートマップのV、θ、Fx*、γ*、Fxi *をそれぞれ今シミュレーションを行った時のV’、θ、Fx*、γ、Fxiとし、静的駆動力配分マップ、目標ヨーレートマップを設定していく。
ステップS60では、車両前後方向力の動的目標値Fx**、ヨーレートの動的目標値γ**を得るため、各輪の駆動力配分で実現可能な範囲で運転者の操縦性が好適となるように静的な目標値Fx*、γ*に対してなまし処理を施す。本実施例ではFx*については2次遅れの伝達関数を用いて、γ*については1次遅れの伝達関数を用いてそれぞれなまし処理を施すことによってFx**、γ**を得る。なお、特にγ**の応答は各輪のタイヤ力によって実現可能なものになるようになます。
そして更にステップS60においては、求められたγ**を微分し、車両のヨー慣性モーメントI(単位:kg・m2)を乗じることによってヨーモーメントの動的目標値M**を得る。
ステップS70では、ステップS50で設定した駆動力配分の静的な目標値Fxi *を基に、車両挙動の動的目標値Fx**、γ**を概ね実現する駆動力配分の基本値Fxf##、Fx3 ##、Fx4 ##を式(39)〜式(41)により求める。
ただし、ステップS50に示した通り、η=Δη=0.6で、Fxall ##はステップS60でFx*に対してなまし処理を施してFx**とした時と同じなまし処理をFxi *の和Fx1 *+Fx2 *+Fx3 *+Fx4 *に施した値である。
また、ΔFxall ##は、車両を線形近似した線形2輪モデル(「自動車の運動と制御」第3章3.2.1節、(著)安部正人、(出版)山海堂)に左右輪駆動力差ΔFxall ##が加わった場合を考え、この線形2輪モデルのヨーレートの応答がγ**となるように設計したモデルフォロイング制御系(「ビークル制御」第3章3.2節、著者:金井喜美雄、越智徳昌、川邊武俊、発行所:槇書店)を用い、且つ定常状態で駆動力配分の静的な目標値Fxi *との間で偏差を生じないように補正した式(42)から求める。
式(42)において、fr(s)はステップS60でγ*に対してなまし処理を施してγ**とした時のなまし処理の伝達関数であり、Kf、Kr(単位:N/rad)は前輪及び後輪の横滑り角が十分小さい時の単位横滑り角あたりのコーナーリングフォースである。
ステップS80では、駆動力配分の基本値Fxf##、Fx3 ##、Fx4 ##によって実現する車両前後方向力Fx##、ヨーモーメントM##を式(43)、式(44)により求める。
Fx1 ##、Fx2 ##はFxf##から式(1)、(2)により求めることができる。また、Fy1 ##、Fy2 ##、Fy3 ##、Fy4 ##は、現在の車両状態で、Fx1 ##、Fx2 ##、Fx3 ##、Fx4 ##が各輪に加わった時に発生するタイヤ横力で、各輪の現在の横すべり角βiに基づいて駆動力とタイヤ横力との関係を表すタイヤ特性マップ(A)から設定する。各輪ともこのタイヤ特性マップ(A)は共通であり、図12のように設定される。この時、第の発明を適用する場合にはステップS20で求めた各輪の輪荷重Wiに、また、第の発明を適用する場合には、同じくステップS20で求めた各輪の路面摩擦係数μiに基づいて、駆動力とタイヤ横力との関係を表すタイヤ特性マップ(B)からFyi ##を設定する。各輪ともこのタイヤ特性マップ(B)は共通であり、図13のように設定される。
更に、第の発明を適用する場合には、式(43)、式(44)において、Fxi ##、Fyi ##を式(45)、式(46)により各輪の舵角分回転変換した値を用いてFx##、M##を推定する。
ステップS90では、Fx**、M**とFx##、M##との誤差ΔFx、ΔMを式(47)、式(48)により求める。
ステップS100ではこの誤差ΔFx、ΔMを補正するΔFxf、ΔFx3、ΔFx4を、ΔFx、ΔMとβiから駆動力補正量マップを参照して求める。この駆動力補正量マップは各輪が取り得る駆動力と横すべり角毎に、例えば、図14a、図14bのように設定される。ΔFxfはマップを参照して得られるΔFx1とΔFx2の和として求めることができる。
この駆動力補正量マップは、本車両が取り得る各輪の駆動力と横すべり角全ての組合せを抽出し、夫々の組合せにおいて車両挙動の変化量ΔFx、ΔMと各輪の駆動力変化量ΔFxiとの関係を予め実験或いはシミュレーションで求めておいたものである。なお、シミュレーション上で求める場合には、設定された各輪の駆動力と横すべり角に基づいてステップS80で用いたタイヤ特性マップ(A)を参照して各輪のタイヤ横力を求め、式(47)、式(48)を用いて各輪の駆動力が変化する前後の車両挙動(車両前後方向力、ヨーモーメント)変化を求める。
従って、図14a、図14bのようなマップの形で持たせる場合には、図14a、図14bのようなマップを本車両が取り得る各輪の駆動力と横すべり角全ての組合せに対して持つ必要がある。
また、この時、第の発明を適用する場合には各輪の舵角δiの取り得る組合せ全てに対しても、第の発明を適用する場合には各輪の輪荷重Wiの取り得る組合せ全てに対しても、第の発明を適用する場合には各輪の路面摩擦係数μiの取り得る組合せ全てに対しても、それぞれ車両挙動の変化量ΔFx、ΔMと各輪の駆動力変化量ΔFxiとの関係を予め実験或いはシミュレーションで求めておくと共にマップ化して持たせておく。
また、ステップS100において、図15に示すフローチャート、又は、図16に示すフローチャートに従ってΔFxiをそれぞれ求めるようにしてもよい。図15、図16に示すフローチャートによるΔFxiの求め方については後述する。
ステップS110では、ΔFxiとFxi ##との和を各輪の駆動力配分の目標値Fxi **=Fxi ##+ΔFxiとする。
ステップS120では、Fxi **を実現するようにエンジン10、モータ12、モータ15、モータ16の出力トルク、また、Gt[]は変速機13の変速比及びクラッチ11の締結/解放を制御する。
次に、図6の車両において、第2の発明に基づいて駆動力配分制御を行う方法について説明する。
第2の発明に基づく場合、図7のフローチャートにおいてステップS80からステップS110までを図17のフローチャートに置き換えればよい。この図17のフローチャートについて説明する。
ステップS200では、図7のフローチャートのステップS80と同じ処理を行い、Fxf##、Fx3 ##、Fx4 ##によって実現する、車両前後方向力Fx##、ヨーモーメントM##を推定する。
ステップS210では、図7のフローチャートのステップS90と同じ処理を行い、車両前後方向力の動的目標値Fx**、ヨーレートの動的目標値γ**とFx##、M##との誤差ΔFx、ΔMを求める。
ステップS220では、ΔFx、ΔMの絶対値が共に10[N]以下ならばステップS250に進み、各輪の駆動力配分の目標値Fxi **をFxi **=Fxi ##として図17のフローチャートを終了し、図7のステップS120に進む。そうでなければステップS230に進む。
ステップS230では、図7のフローチャートのステップS100と同じ処理を行い、ΔFx、ΔMを補正するΔFxf、ΔFx3、ΔFx4を求める。
ただし、ステップS230において、図15に示すフローチャートに従ってΔFxiを求める場合、後述する図16のフローチャートのステップS710において求めたD1、D3、D4、が全て0となりステップS800においてΔFxf=ΔFx3=ΔFx4=0となった時には直ちに図17のフローチャートを抜けて図7のステップS120に進む。
なお、ステップS230においては、車両挙動の誤差ΔFx、ΔMに1より小さい係数η(0<η<1)を乗じた値ηΔFx、ηΔMを0とするようなΔFxiを求めるようにしても良い。
ステップS240では、駆動力配分の基本値Fxi ##を、Fxi ##←Fxi ##+ΔFxiとし、ステップS200に進む。
次に、図7のフローチャートのステップS100において、図15のフローチャートに従って車両挙動の誤差ΔFx、ΔMを補正するΔFxiを求める場合について説明する。
まず、ステップS500では、各輪の駆動力変化に対する車両前後方向力、ヨーモーメントそれぞれの感度Kix(単位:なし)、KiM(単位:rad・m))(例えば前輪の駆動力変化に対する車両前後方向力の感度はKfx、右後輪4の駆動力変化に対するヨーモーメントの感度はK4M)を、Fxi ##とβiから車両挙動感度マップを参照して求める。この車両挙動感度マップは例えば図18のように設定される(図18には前輪のマップのみを例として掲載する。)。
この車両挙動感度マップは本車両が取り得る各輪の駆動力と横すべり角全ての組み合せを抽出し、夫々の組み合せにおいて、何れか1輪の駆動力を1[N]変化させたときの車両前後方向力、ヨーモーメントの変化量を求め、マップ化したものである。
ステップS510では、前輪、左後輪3、右後輪4の駆動力変化に対する車両前後方向力、ヨーモーメントそれぞれの感度をベクトルで表した[KixiM]が互いに1次独立である組み合わせを選ぶ。選び方は次のようにして行う。
まず、前輪以外の後輪3、4のベクトルを縦に並べた式(49)の行列Kfを考え、この行列Kfの行列式det|Kf|が0でないならば、車輪の組み合わせを後輪3、4とし、フラグflgに1を設定する。
もしdet|Kf|が0ならば、今度は前輪、右後輪4のベクトルを縦に並べた行列K3を式(49)と同様に考え、行列式det|K3|が0でないならば、車輪の組み合わせを前輪、右後輪4とし、フラグflgに3を設定する。det|K3|も0ならば、今度は前輪、左後輪3のベクトルを縦に並べた行列K4を式(49)と同様に考え、行列式det|K4|が0でないならば、車輪の組み合わせを前輪、左後輪3とし、フラグflgに4を設定する。det|K4|が0であり、det|Ki|が全て0の場合は、組み合わせ無しとしてフラグflgに0を設定する。
ステップS520ではフラグflgが0ならばステップS540に進み、ΔFxf=ΔFx3=ΔFx4=0とする。そうでなければステップS530に進む。
ステップS530では、ステップS510で求めたフラグflgに応じた演算方法でΔFxiを求め、フローチャートを終了する。ΔFxiの求め方は、例えば、フラグflgが1の場合は式(50)によりΔFx3、ΔFx4を求める。即ち、ΔFx、ΔMにKfの逆行列を乗じることで求め、選択されなかった前輪の駆動力補正量ΔFxfを0とする。フラグflgが3、4の場合も同様の演算を行う。
次に、図7のフローチャートのステップS100において、図16のフローチャートに従って車両挙動の誤差ΔFx、ΔMを補正するΔFxiを求める場合について説明する。
ステップS700では、各輪の駆動力変化に対するタイヤ横力の感度kiを求める。kiの求め方を左前輪1の場合を例にとって説明する。
駆動力Fx1 ##+dFx1に対応するタイヤ横力Fy1 ##+dFy1をステップS80で用いた各輪の現在の横すべり角β1に基づいて駆動力とタイヤ横力との関係を表すタイヤ特性マップ(A)を参照して求め、図4のように式(51)に従ってk1を求める。
なお、dFx1(単位:N、dFx1>0)は、本車両の左前輪1が取り得る輪荷重と比較して十分微小な値とし、ここでは10[N]とする(他の車輪のdFxiも同じ10[N]とする)。即ち、Fx1 ##が微小なdFx1だけ変化した時のFy1 ##の変化量dFy1を求める事によって、駆動力をFx1 ##とした時の駆動力変化に対するタイヤ横力の感度k1が式(51)によって求まる。
車輪2〜4についても同様にしてk2〜k4を求める。
またこの時、第の発明を適用する場合には各輪の輪荷重Wiに、第の発明を適用する場合には各輪の路面摩擦係数μiに基づいて、駆動力とタイヤ横力との関係を表すタイヤ特性マップ(B)を用いdFy1、k1を求める。
ステップS710では、このkiから各輪の舵角δiを0として、式(52)〜式(54)で表される、D1、D3、D4を求める。なお、第の発明を適用する場合には、kiと各輪の舵角δiを用いて式(52)〜式(54)で表されるD1、D3、D4を求める。
ただし、
ステップS720では、D1≠0であればステップS730に進み、舵角δiを0とした式(23)を用いてΔFx、ΔMを補償するΔFxf、ΔFx3、ΔFx4を求める。そうでなければステップS740に進む。
なお、図15に示すフローチャートに従ってΔF xi を求める場合には式(56)において各輪の舵角δiを用いて求める。
なお、式(56)の任意定数χは、ΔFxf、ΔFx3、ΔFx4の2乗和が最小となるように式(57)により設定される。
ステップS740では、D3≠0であればステップS750に進み、舵角δiを0とした式(58)を用いてΔFx、ΔMを補償するΔFxiを求める。そうでなければステップS760に進む。なお、式(58)中の任意定数χはステップS730と同様にΔFxf、ΔFx3、ΔFx4の2乗和が最小となるように式(59)により設定される。
また、図15に示すフローチャートに従ってΔF xi を求める場合には式(58)において各輪の舵角δiを用いて求める。
ステップS760では、D4≠0であればステップS770に進み、式(19)をΔFx4を既知として解いた式から、ΔFx、ΔMを補償するΔFxiを求める。ただし、舵角δiは0とする。なお、式(23)及び式(24)中の任意定数χに対応する値はステップS730、S750同様ΔFxf、ΔFx3、ΔFx4の2乗和が最小となるように設定する。D4=0ならばステップS780に進み、ΔFxf=ΔFx3=ΔFx4=0とする。
また、第の発明を適用する場合には、各輪の舵角δiを用いて求める。
テップS720〜S770において各アクチュエータ(エンジン10、モータ12、15、16)の制御精度に伴い発生する駆動力配分誤差を小さくよう任意定数χを設定し、目標車両挙動を精度良く実現するようにしてもよい
次に、駆動力配分誤差を小さくする任意定数χの設定する処理について図19を用いながら説明する。
ステップS400では、S70において求めた駆動力配分の基本値Fxf##、Fx3 ##、Fx4 ##を読み込む。ステップS410において任意定数χの初期値χ0を設定し、ステップS420では演算ループ回数iの初期値(=1)を設定する。
ステップS430では、演算ループ回数iが設定した最大ループ回数m以下であるか否かを判定する。
最大ループ回数m以下である場合には、ステップS440において設定したχにおける駆動力補正量ΔFxf、ΔFx3、ΔFx4を演算する。ここで駆動力補正量ΔFxf、ΔFx3、ΔFx4の演算には式(23)及び式(24)を用いる。
ステップS450では、駆動力配分の基本値Fxf##、Fx3 ##、Fx4 ##と駆動力補正量を加算して目標駆動力配分Fxf**、Fx3 **、Fx4 **を求め、ステップS460において、目標駆動力配分Fxf**、Fx3 **、Fx4 **を実現する際に発生する駆動力配分誤差を求める。
図6に示す車両において、各アクチュエータで発生するトルクと前輪、後輪で発生する駆動力の関係は、式(60)〜(62)のようになる。
ここで、Fxf〜[N]は前輪1、2で発生する駆動力、Fx3〜[N]、Fx4〜[N]は各々左後輪3、右後輪4で発生する駆動力を示す。Te[Nm]はエンジン10の出力トルク、Tmgf[Nm]はモータ12の出力トルク、Tmg3[Nm]はモータ15の出力トルク、Tmg4[Nm]はモータ16の出力トルクであり、また、Gt[]は変速機13の変速比、Gff[]はデファレンシャル14のギヤ比、Gfr[]は後輪に備えた各モータと各車輪間に備わった減速機のギヤ比(この実施形態では1)を示す。
また、各アクチュエータのトルク制御精度から駆動力配分を実現した際に生じる配分誤差eFall[N]は式(63)のように表すことができる。
ここで、eTe[Nm]はエンジン10のトルク制御誤差、eTmgf[Nm]、eTmg3[Nm]、eTmg4[Nm]はそれぞれモータ12、モータ15、モータ16のトルク制御誤差であり、発生トルクに応じて生じるアクチュエータのトルク制御誤差を予め実験等により求めた値を用いればよい。
ステップS470では、駆動力配分誤差eFallの最小値を記憶し、ステップS480では任意定数χ、演算ループ回数iを更新し、ステップS430の判定を満足するまで演算を繰り返す。
最終的には、最小となる駆動力配分誤差eFallminを実現するχを用いて駆動力補正量ΔFxf、ΔFx3、ΔFx4を設定する。
図20は任意定数χとFxf〜、Fx3〜、Fx4〜及び、eFallとの関係の一例を示す。式(23)、(24)からもわかるように任意定数χを変更すると、ΔFxf、ΔFx3、ΔFx4が変化する。図20の上段の図はχを変更した際の目標車両挙動を実現する駆動力配分Fxf〜、Fx3〜、Fx4〜を示す。下段の図は上段の図の駆動力配分を目標値とした際の駆動力配分誤差を示し、χ=χ0において誤差が最小となっている。このように駆動力配分誤差eFallを最小とする任意定数χを設定することにより、目標車両挙動を精度良く実現することができる。
また、第の発明を適用する場合には、ステップS720〜S770において各アクチュエータ(エンジン10、モータ12、15、16)の応答精度に伴い発生する駆動力配分誤差が小さくよう任意定数χを設定し、目標車両挙動を精度良く実現する。
この場合、ステップS720、S740、S760において任意定数χは、評価関数JをΔFxeの2乗とおき、評価関数Jが最小となるように設定される。
任意定数χの求め方について説明すると、ステップS720では、式(56)を用いて評価関数Jを式(64)のように表し、評価関数Jを最小とするdJ/dχ=0を満たす任意定数χを式(65)により得る。
この場合、式(56)においてE1=0より、χ=0となり、各輪の駆動力補正量は次式(66)のようになる。
ステップS740では、任意定数χを次式(67)により得る。
式(67)のχを式(58)に代入すると、各輪の駆動力補正量は式(68)のようになる。
ステップS760では、D4≠0であればステップS770に進み、式(68)をΔFx4を既知として解いた式から、ΔFx、ΔMを補償するΔFxiを求める。ただし舵角δiは0とする。なお、式(56)及び式(58)中の任意定数χに対応する値はステップS730、S750と同様にΔFxfの2乗が最小となるように設定する。D4=0ならばステップS780に進み、ΔFxf=ΔFx3=ΔFx4=0とする。
さらに、応答性を向上させるために、ステップS80においては、以下に説明するように、駆動力配分の基本値によって実現する車両前後方向力Fx##、ヨーモーメントM##を求める際、エンジン10やトルクコンバータ11、変速機の応答遅れ要素を考慮するようにする。
前輪駆動力推定値eFxfは式(69)のように表すことができる。eTeはエンジン10のトルク推定値であり、スロットル開度や点火時期、気筒数等から推定する。また、RTOtcvはトルクコンバータ11の入力トルクと出力トルクの比、Gtは変速機12の変速比、Gffはデファレンシャルギヤ13のギヤ比である。
前輪駆動力推定値eFxfは、デファレンシャルギヤによって左右輪へ配分されるので、式(43)、(44)により車両前後方向力Fx##、ヨーモーメントM##を算出するにあたっては、式(43)、(44)中のFx1 ##、Fx2 ##をそれぞれ次のように置き換える。
さらに、後輪左右輪の駆動力推定値eFx3、eFx4はそれぞれ次のように表すことができる。eTmg3、eTmg4はそれぞれモータ15、モータ16のトルク推定値であり、各モータに備わったインバータ18、19から各モータへ供給した電流値から推定する。Gfrはモータとタイヤの間に備わった減速機の減速比である。なお、ここではモータ15、16の遅れを考慮していないが遅れを考慮し、さらに推定精度を高めるようにしても良い。
そして、式(43)、(44)により車両前後方向力Fx##、ヨーモーメントM##を算出するにあたっては、式(43)、(44)中のFx3 ##、Fx4 ##をそれぞれ次のように置き換える。
以上の置換えを行うことにより、車両前後方向力Fx##、ヨーモーメントM##を高い精度で求めることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は図6に示す車両だけでなく、後輪を前輪とは違う角度で転舵できる車両や、ステアリング5の回転角θと独立して各輪の舵角δiを制御できる車両等、ステアバイワイヤを装備した車両にも適用可能である。また、左前輪、右前輪、及び後輪を独立に駆動することが可能な車両においても、デファレンシャルによる後輪の左右駆動力配分特性を考慮することで適用可能である。
本発明の実施形態車両における各輪の駆動力、タイヤ横力、舵角等を示す図である。 オープンデフの駆動力伝達特性を示す図である。 ビスカスデフの駆動力伝達特性を示す図である。 1輪における駆動力とタイヤ横力とその合力であるタイヤ力を示す図である。 制駆動力とタイヤ横力との関係を示す図である。 車両挙動と駆動力配分の関係を示す図である。 電動車両の構成を示す図である。 一実施の形態におけるトルク配分制御のフローチャートである。 アクセルペダルの踏み込み量と車速に応じた車両前後方向力の静的な目標値を示すマップである。 ブレーキペダルの踏み込み量に応じた車両前後方向力の静的な目標値を示すマップである。 ステアリング回転角と車速と車両前後方向力に応じたヨーレートの静的な目標値を示すマップである。 各輪の駆動力配分の静的な目標値を示すマップである。 同じく各輪の駆動力配分の静的な目標値を示すマップである。 横すべり角に対応して変化する駆動力とタイヤ横力との関係を示す図である。 横すべり角と輪荷重と路面摩擦係数に対応して変化する駆動力とタイヤ横力との関係を示す図である。 車両挙動を変化させる各輪の駆動力変化量を記録したマップである。 同じく車両挙動を変化させる各輪の駆動力変化量を記録したマップである。 車両挙動の誤差を補正する各輪の駆動力補正量の求め方のフローチャートである。 車両挙動の誤差を補正する各輪の駆動力補正量の求め方のフローチャートである。 車両挙動の誤差を補正する各輪の駆動力補正量の求め方のフローチャートである。 各輪の駆動力変化に対する車両挙動の感度のマップである。 任意定数χの求め方のフローチャートである。 駆動力配分誤差を最小とする任意定数χを示す図である。
符号の説明
1〜4:車輪
5:ステアリング
6:アクセルペダル
7:ブレーキペダル
8:コントローラ
9:バッテリ
11〜14:モータ
15:ステアリングギヤ
21〜24:車輪速センサ
25:ステアリング角センサ
26:アクセルストロークセンサ
27:ブレーキストロークセンサ
31〜34:インバータ
41〜44:舵角センサ
100:加速度センサ
101:ヨーレートセンサ

Claims (7)

  1. 前輪、左後輪、右後輪を独立に駆動する車両の駆動力配分装置において、
    前記車両の運転状態に基づき前記車両の車両前後方向力、ヨーモーメントの目標値を決定する目標車両挙動決定手段と、
    前記車両前後方向力、ヨーモーメントの前記目標値を得るためのヨーレートの目標値を実現するための前輪、左後輪、右後輪それぞれの駆動力配分の基本値を前記車両のモデルを用いて設定する駆動力配分基本値設定手段と、
    前記駆動力配分の基本値を前記車両に与えた時に実現される車両前後方向力、ヨーモーメントを駆動力配分値と車両前後方向力及びヨーモーメントとの間に成立する関係式を用いて演算する車両挙動演算手段と、
    前記車両前後方向力、ヨーモーメントの前記目標値と前記駆動力配分の基本値を前記車両に与えた時に実現される前記車両前後方向力、ヨーモーメントとの誤差をそれぞれ演算する車両挙動誤差演算手段と、
    前記誤差を減少させる各輪の駆動力配分の補正量を演算する駆動力配分補正量演算手段と、
    前輪、左後輪、右後輪それぞれの駆動力配分の目標値をそれぞれ前記駆動力配分の基本値と前記駆動力配分の補正量との和に設定する目標駆動力配分決定手段と、
    前記駆動力配分の目標値に従って前輪、左後輪、右後輪それぞれの駆動力を独立に制御する駆動力制御手段と、
    を備えたことを特徴とする駆動力配分装置。
  2. 前記駆動力配分の基本値と前記駆動力配分の補正量との和を前記車両に与えた時に実現される車両前後方向力、ヨーモーメントを前記車両挙動演算手段によって求める手段と、
    前記車両前後方向力、ヨーモーメントの目標値と、前記駆動力配分の基本値と前記駆動力配分の補正量との和を前記車両に与えた時に実現される前記車両前後方向力、ヨーモーメントとの誤差を第2の誤差として前記車両挙動誤差演算手段によって求める第2の誤差算出手段と、
    前記第2の誤差を減少させる各輪の駆動力配分の補正量を駆動力配分の第2の補正量として前記駆動力配分補正量演算手段によって求める第2の補正量算出手段と、
    前記駆動力配分の基本値と前記駆動力配分の補正量の和に前記第2の補正量を加えた値を前記駆動力配分の目標値に設定する車両挙動誤差補償手段と、
    を備え、前記第2の誤差の絶対値が所定値以下になるまで、前記第2の誤差算出手段、前記第2の補正量算出手段及び前記車両挙動誤差補償手段の処理を繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の駆動力配分装置。
  3. 左前輪、右前輪の回転速度差に応じた左右前輪への駆動力配分特性を求める前輪左右駆動力配分特性演算手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の駆動力配分装置。
  4. 前記車両は前輪の両輪の駆動源としてエンジンを、後輪の駆動源として各々独立して駆動可能なモータとを備え、
    前記駆動力配分補正量演算手段は、前記エンジンを駆動源とする両輪の駆動力配分の補正量の2乗が最小となるように各輪の駆動力配分の補正量を演算することを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の駆動力配分装置。
  5. 左前輪、右前輪、左後輪、右後輪それぞれの舵角を検出する舵角検出手段を備え、
    前記車両挙動演算手段は、前記駆動力配分の基本値を前記車両に与えた時に実現される車両前後方向力、ヨーモーメントを前記検出した舵角に基づいて求め、
    前記駆動力配分補正量演算手段は、前記検出した舵角に基づいて前記駆動力配分の補正量を求めることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の駆動力配分装置。
  6. 左前輪、右前輪、左後輪、右後輪それぞれの輪荷重を推定或いは検出する輪荷重判断手段を備え、
    前記車両挙動演算手段は、前記駆動力配分の基本値を前記車両に与えた時に実現される車両前後方向力、ヨーモーメントを前記推定或いは検出した軸荷重に基づいて求め、
    前記駆動力配分補正量演算手段は、前記推定或いは検出した軸荷重に基づいて前記駆動力配分の補正量を求めることを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の駆動力配分装置。
  7. 左前輪、右前輪、左後輪、右後輪それぞれの路面摩擦係数を推定する路面摩擦係数推定手段を備え、
    前記車両挙動演算手段は、前記駆動力配分の基本値を前記車両に与えた時に実現される車両前後方向力、ヨーモーメントを前記推定した路面摩擦係数に基づいて求め、
    前記駆動力配分補正量演算手段は、前記推定した路面摩擦係数に基づいて前記駆動力配分の補正量を求めることを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の駆動力配分装置。
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