JP4957888B2 - 非水電解液、二次電池及び電気化学キャパシタ - Google Patents

非水電解液、二次電池及び電気化学キャパシタ Download PDF

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Description

本発明は、カーボネート変性シラン及び/又はシロキサンを含む非水電解液に関するものであり、更にその電解液を用いた各種エネルギーデバイス、特に二次電池、電気二重層キャパシタ等の電気化学キャパシタ、とりわけリチウムイオン二次電池に関するものである。
近年、ノートパソコン、携帯電話、デジタルカメラあるいはデジタルビデオカメラの充電可能なポータブル電源として、高エネルギー密度を有するリチウムイオン二次電池の使用が増大している。また、環境に対する配慮から、排気ガスを大気中に放出しない自動車として実用化が進められている電気自動車、ハイブリッド自動車用の補助電源としても非水電解液を使用したリチウムイオン二次電池あるいは電気二重層キャパシタが検討されている。
しかしながら、リチウムイオン二次電池は高性能であるものの、厳しい環境下(特に低温環境下)での放電特性及び短時間に大量の電気を必要とする高出力下での放電特性については十分とは云えない。一方、電気二重層キャパシタにおいてはその耐電圧が不十分であり、かつ電気容量が経時で低下する問題があった。更には、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート等で代表される引火点の低い溶媒を主成分とする非水電解液を使用する場合が多く、電池内で熱暴走が発生すると、電解液の気化、分解が起こり、電池の破裂や引火という事態になるおそれがある。そのため通常電池には異常時の電流遮断装置としてIC回路が組み込まれ、炭化水素ガス発生による電池内圧の上昇を避けるために安全弁が組み込まれている。安全性向上と軽量化及びコストダウンのためにもさらなる電解液の検討が求められていた。
このような中、化学的安定性が高く、電解液との相溶性の高いポリエーテル変性シロキサンが検討されてきた。このものはLiPF6等の電解質を十分に溶解させることができる上、ポリエーテル変性シロキサンが本来有する界面活性能から、電極あるいはセパレーターの濡れ性を改善する効果があった。また、電解液に数%添加することにより充放電サイクル特性が改善することが知られている。しかしながら、以上の効果も十分であるとはいえず、ポリエーテル変性シロキサンは熱安定性に乏しく、一方で比較的高い融点を持つことから低温時での使用に問題があった。更に安定性が高く電解液との相溶性の高い添加剤の開発が求められていた。
なお、本発明に関連する先行文献としては、下記のものが挙げられる。
特開平11−214032号公報 特開2000−58123号公報 特開2001−110455号公報 特開2003−142157号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、充放電特性が向上し、安全性が向上した非水電解液及びこれを用いた各種エネルギーデバイス(電池及びキャパシタ)を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を達成するため鋭意検討を行った結果、非水電解液として、特定のカーボネート変性シラン及び/又はシロキサンを含む非水電解液を用いることにより、充放電特性、安全性が向上することを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は、非水溶媒と、電解質塩と、下記式(1)及び(2)で示されるカーボネート変性シラン及びシロキサンから選ばれる1種又は2種以上の混合物とを必須成分とすることを特徴とする非水電解液を提供する。
1 (4-x)2 xSi (1)
1 a2 bSiO(4-a-b)/2 (2)
但し、上記式中のR1は水酸基又はハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜30のアルキル基、アリール基、アラルキル基、アミノ置換アルキル基、カルボキシル置換アルキル基、アルコキシ基、アリーロキシ基から選択される同一又は異種の基であり、
2は下記一般式(3)で示されるカーボネート基である。
Figure 0004957888
但し、R3は炭素数1〜30のアルキル基、アリール基又はアラルキル基であって、ハロゲン原子で置換されてもよく、Aはトリメチレン基である。
xは1〜4の整数であり、a、bはそれぞれ1.0≦a≦2.5、0.001≦b≦1.5の正数であり、1.001≦a+b≦3である。
また、本発明は、上記非水電解液を含む二次電池、電気化学キャパシタ、リチウムイオン二次電池を提供する。
本発明のカーボネート変性シラン及び/又はシロキサンを含有する非水電解液は、電解質塩を良好に溶解し、充放電特性を向上させる効果がある。
本発明の非水電解液に用いるカーボネート変性シラン及びシロキサンは、下記式(1),(2)で示される。
1 (4-x)2 xSi (1)
1 a2 bSiO(4-a-b)/2 (2)
上記式(1),(2)中のR1は、同一又は異なってもよく、水酸基、あるいはハロゲン原子で置換されてもよい炭素数1〜30、好ましくは1〜12、より好ましくは1〜6のアルキル基、アリール基、アラルキル基、アミノ置換アルキル基、カルボキシル置換アルキル基、アルコキシ基又はアリーロキシ基である。これらの具体例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基等のアリール基、ベンジル基、フェネチル基等のアラルキル基などを挙げることができる他、3−アミノプロピル基、3−[(2−アミノエチル)アミノ]プロピル基等のアミノ置換アルキル基、3−カルボキシプロピル基等のカルボキシ置換アルキル基などが挙げられる。また、トリフルオロプロピル基やノナフルオロオクチル基等のように1個又はそれ以上の水素原子がフッ素原子等のハロゲン原子で置換されたハロゲン化アルキル基も挙げられる。アルコキシ基としてはメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基等が挙げられる。アリーロキシ基としては、フェノキシ基等が挙げられる。これらのうち好ましいのは炭素数1〜6のアルキル基及びフッ素置換アルキル基であって、最も好ましいのはメチル基あるいはエチル基である。特にR1の80モル%以上がメチル基あるいはエチル基であることが好ましい。
上記式(1),(2)中のR2は下記一般式(3)で示される直鎖状構造のカーボネート基である。
Figure 0004957888
3は炭素数1〜30、好ましくは1〜12、より好ましくは1〜6のアルキル基、アリール基又はアラルキル基であって、ハロゲン原子で置換されてもよく、上記R1と同様のものが例示される。これらのうち好ましいのは炭素数1〜6のアルキル基及びフッ素置換アルキル基であって、最も好ましいのはメチル基あるいはエチル基である。Aは炭素数2〜20、好ましくは2〜11のエーテル結合(−O−)及びエステル結合(−COO−)を含有してもよい直鎖状又は分岐鎖を含むアルキレン基等の2価有機基である。具体例としては、−(CH22−、−(CH23−、−(CH24−、−CH2CH(CH3)CH2−、−(CH25−、−(CH26−、−(CH27−、−(CH28−、−(CH211−、−(CH22−CH(CH2CH2CH3)−、−CH2−CH(CH2CH3)−、−(CH23−O−CH2−、−(CH23−O−(CH22−、−(CH23−O−(CH22−O−(CH22−、−(CH23−O−CH2CH(CH3)−、−CH2−CH(CH3)−COO(CH22−等を挙げることができる。これらのうち1個又はそれ以上、場合によっては全部の水素原子がフッ素原子で置換されたフルオロエーテル基、パーフルオロエーテル基等であってもよい。特に好ましいのはビニレン基あるいはトリメチレン基であって、最も好ましいのはトリメチレン基である。
xは1〜4の整数であるが、xが3あるいは4であると相対的にカーボネート基の含有量が増してシリコンの特徴が減じられるため、好ましいのは1あるいは2である。更に最も好ましいのは1である。
前記aは1.0≦a≦2.5、好ましくは1.5≦a≦2.5の正数である。aが1.0より小さいとカーボネート変性シロキサンの粘度が高くなり、電解液中のイオン移動度が低下する場合があり、また濡れ性の向上が期待できない場合がある。一方、2.5より大きいと電解液との相溶性に劣り、安定に電解質を溶解するのが困難となる。bは0.001≦b≦1.5の正数である。好ましくは0.1≦b≦1.0であり、bが0.001より小さいと、カーボネート変性シロキサン中のカーボネート含有量が低下し、電解液との相溶性に劣り、安定に電解質を溶解するのが困難となる。1.5より大きいとカーボネート変性シロキサンの粘度が高くなり、電解液中のイオン移動度が低下する場合があり、また濡れ性の向上が期待できない場合がある。この場合、a+bは1.001≦a+b≦3、好ましくは1.1≦a+b≦2.7、より好ましくは1.5≦a+b≦2.5である。
なお、上記式(2)のシロキサンは、直鎖状、環状、分岐状、三次元網状構造等のいずれの分子構造のものであってもよく、また上記式(2)のシロキサンにおいて、ケイ素原子数は2〜200、特に2〜60であるものが好ましい。
本発明のカーボネート変性シラン(1)及びカーボネート変性シロキサン(2)を具体的に示すと、下記に示す化合物[I]〜[IX]を挙げることができる。
Figure 0004957888
Figure 0004957888
本発明のカーボネート変性シラン(1)及びシロキサン(2)は、それぞれケイ素原子に結合した水素原子(SiH基)を有するオルガノハイドロジェンシラン及びオルガノハイドロジェンポリシロキサンと、炭素−炭素二重結合を有するカーボネートとの付加反応により得ることができる。例えば、
Figure 0004957888
のカーボネート基で変性したシロキサン(化合物)[II]の場合は、SiH基を有するシロキサンとして、ペンタメチルジシロキサンとアリルエチルカーボネートとの付加反応により得ることができる。なお、アリルエチルカーボネートは市販のクロロ炭酸エチルとアリルアルコールの脱塩酸反応により容易に合成することができる。
上記付加反応は、白金触媒又はロジウム触媒の存在下で行うことが望ましく、具体的には塩化白金酸、アルコール変性塩化白金酸、塩化白金酸−ビニルシロキサン錯体等の触媒が好適に使用される。
また、助触媒、pH調整剤として酢酸ナトリウムやクエン酸ナトリウムを添加してもよい。
なお、触媒の使用量は触媒量とすることができるが、SiH基含有シロキサンと炭素−炭素二重結合を有するカーボネートとの総量に対して白金又はロジウム量で50ppm以下であることが好ましく、特に20ppm以下であることが好ましい。
上記付加反応は、必要に応じて有機溶剤中で行ってもよい。有機溶剤としては、例えばメタノール、エタノール、2−プロパノール、ブタノール等の脂肪族アルコール、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、n−ペンタン、n−ヘキサン、シクロヘキサン等の脂肪族又は脂環式炭化水素、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素等が挙げられる。付加反応条件は特に限定されるものではないが、還流下で1〜10時間反応させる。
本発明のカーボネート変性シロキサン(2)は、別方法としてアルコキシシランやハロゲン化シランの加水分解によっても合成できる。例えば、トリメトキシシラン(H(MeO)3Si)、メチルジメトキシシラン(HMe(MeO)2Si)及び/又はジメチルメトキシシラン(HMe2(MeO)Si)とアリルエチルカーボネートから前述の付加反応によりカーボネート変性シランを合成し、これとテトラメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン及びトリメチルメトキシシランから選択されるアルコキシシランを硫酸あるいはメタンスルホン酸存在下に加水分解を行う。アルコキシ基がエトキシ基であっても同様である。一方、ハロゲン化シランを使用する場合には、カーボネート変性ハロゲン化シランを前述の付加反応によって合成した後、適宜選択したクロロシランと共に大量の水に滴下することで合成を行うことができる。なお、いずれの反応においても相溶化剤としてアルコールなどの溶剤を用いると便利である。
本発明のカーボネート変性シラン及びシロキサンは、非水電解液中に0.001体積%以上含有することが必要である。0.001体積%未満では本発明の効果が十分発揮できない。好ましくは0.1体積%以上含有することである。また含有量の上限については、用いる非水電解液用溶媒によっても異なるが、非水電解液内でのLiイオンの移動が実用レベル以下にならない程度の含有量とする。通常、80体積%以下、好ましくは60体積%以下、より好ましくは50体積%以下である。一方で、揮発性の非水電解液用溶媒を全く用いずに非水電解液中のシラン及びシロキサン含有量を100体積%とすることも可能である。
本発明のカーボネート変性シラン及びシロキサンの粘度については特に制限はないが、非水電解液内でのLiイオンのスムーズな移動を考慮すると、例えば回転粘度計による粘度測定において、25℃での粘度が2,000mPa・s以下、好ましくは1,000mPa・s以下である。
本発明の非水電解液は、電解質塩及び非水溶媒を含有する。電解質塩としては、例えば、軽金属塩が挙げられる。軽金属塩にはリチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、マグネシウム塩、カルシウム塩等のアルカリ土類金属塩、又はアルミニウム塩などがあり、目的に応じて1種又は複数種が選択される。例えば、リチウム塩であれば、LiBF4 、LiClO4 、LiPF6 、LiAsF6 、CF3SO3Li、(CF3SO22NLi、C49SO3Li、CF3CO2Li、(CF3CO22NLi、C65SO3Li、C817SO3Li、(C25SO22NLi、(C49SO2)(CF3SO2)NLi、(FSO264)(CF3SO2)NLi、((CF32CHOSO22NLi、(CF3SO23CLi、(3,5−(CF32634BLi、LiCF3、LiAlCl4あるいはC4BO8Liが挙げられ、これらのうちのいずれか1種又は2種以上が混合して用いられる。
非水電解液の電解質塩の濃度は、電気伝導性の点から、0.5〜2.0mol/Lが好ましい。なお、この非水電解液の温度25℃における導電率は0.01S/m以上であることが好ましく、電解質塩の種類あるいはその濃度により調整される。
本発明に使用される非水電解液用溶媒としては、非水電解液用として使用し得るものであれば特に制限はない。一般にエチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、γ−ブチロラクトン等の非プロトン性高誘電率溶媒や、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、メチルプロピルカーボネート、ジプロピルカーボネート、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン、1,3−ジオキソラン、スルホラン、メチルスルホラン、アセトニトリル、プロピオニトリル、アニソール、メチルアセテート等の酢酸エステル類あるいはプロピオン酸エステル類等の非プロトン性低粘度溶媒が挙げられる。これらの非プロトン性高誘電率溶媒と非プロトン性低粘度溶媒を適当な混合比で併用することが望ましい。更には、イミダゾリウム、アンモニウム、及びピリジニウム型のカチオンを用いたイオン性液体を使用することができる。対アニオンは特に限定されるものではないが、BF4 -、PF6 -、(CF3SO22-等が挙げられる。イオン性液体は前述の非水電解液溶媒と混合して使用することが可能である。
固体電解質やゲル電解質とする場合にはシリコーンゲル、シリコーンポリエーテルゲル、アクリルゲル、アクリロニトリルゲル、ポリ(ビニリデンフルオライド)等を高分子材料として含有することが可能である。なお、これらは予め重合していてもよく、注液後重合してもよい。これらは単独もしくは混合物として使用可能である。
更に、本発明の非水電解液中には必要に応じて各種添加剤を添加してもよい。例えば、サイクル寿命向上を目的としたビニレンカーボネート、メチルビニレンカーボネート、エチルビニレンカーボネート、4−ビニルエチレンカーボネート等や、過充電防止を目的としたビフェニル、アルキルビフェニル、シクロヘキシルベンゼン、t−ブチルベンゼン、ジフェニルエーテル、ベンゾフラン等や、脱酸や脱水を目的とした各種カーボネート化合物、各種カルボン酸無水物、各種含窒素及び含硫黄化合物が挙げられる。
本発明に係る非水電解液は、正極、負極、セパレータ、電解液を備えた二次電池に使用することができる。
正極活物質としては、リチウムイオンを吸蔵及び離脱することが可能な酸化物あるいは硫化物等が挙げられ、これらのいずれか1種又は2種以上が用いられる。具体的には、例えば、TiS2 、MoS2、NbS2、ZrS2、VS2あるいはV25、MoO3及びMg(V382等のリチウムを含有しない金属硫化物もしくは酸化物、又はリチウム及びリチウムを含有するリチウム複合酸化物が挙げられ、また、NbSe2等の複合金属も挙げられる。中でも、エネルギー密度を高くするには、LipMetO2を主体とするリチウム複合酸化物が好ましい。なお、この場合のMetは具体的には、コバルト、ニッケル、鉄及びマンガンのうちの少なくとも1種が好ましく、pは、通常、0.05≦p≦1.10の範囲内の値である。このようなリチウム複合酸化物の具体例としては、層構造を持つLiCoO2 、LiNiO2 、LiFeO2、LiqNirCo1-r2 (但し、q及びrの値は電池の充放電状態によって異なり、通常、0<q<1、0.7<r≦1)、スピネル構造のLiMn24及び斜方晶LiMnO2が挙げられる。更に高電圧対応型として置換スピネルマンガン化合物としてLiMetsMn1-s4(0<s<1)も使用されており、この場合のMetはチタン、クロム、鉄、コバルト、ニッケル、銅及び亜鉛等が挙げられる。
なお、上記のリチウム複合酸化物は、例えば、リチウムの炭酸塩、硝酸塩、酸化物あるいは水酸化物と、遷移金属の炭酸塩、硝酸塩、酸化物あるいは水酸化物とを所望の組成に応じて粉砕混合し、酸素雰囲気中において600〜1,000℃の範囲内の温度で焼成することにより調製される。
更に正極活物質としては有機物も使用することができる。例示するとポリアセチレン、ポリピロール、ポリパラフェニレン、ポリアニリン、ポリチオフェン、ポリアセン、ポリスルフィド化合物等である。
リチウムイオンを吸蔵及び離脱することが可能な負極材料としては、炭素材料、金属元素あるいは類金属元素、金属複合酸化物あるいはポリアセチレンあるいはポリピロール等の高分子材料などが挙げられる。
炭素材料としては、炭素化プロセスによりアセチレンブラック、熱分解炭素、天然黒鉛等の気相法により合成される炭素類と人造黒鉛類、石油コークスもしくはピッチコークス等のコークス類を含む液相法により合成される炭素類、高分子、木質原料、フェノール樹脂、炭素フィルムを焼成してなる熱分解炭素、木炭、ガラス状炭素類、炭素繊維等の固相法により合成される炭素類が挙げられる。
リチウムを吸蔵及び離脱することが可能な負極材料としては、また、リチウムと合金を形成可能な金属元素あるいは類金属元素の単体、合金又は化合物も挙げられる。その形態には固溶体、共晶、金属間化合物あるいはそれらのうち2種以上が共存するものがある。これらのいずれか1種又は2種以上を混合して用いてもよい
このような金属元素あるいは類金属元素としては、例えば、スズ、鉛、アルミニウム、インジウム、ケイ素、亜鉛、銅、コバルト、アンチモン、ビスマス、カドミウム、マグネシウム、ホウ素、ガリウム、ゲルマニウム、ヒ素、セレン、テルル、銀、ハフニウム、ジルコニウム及びイットリウムが挙げられる。中でも、4B族の金属元素あるいは類金属元素の単体、合金又は化合物が好ましく、特に好ましいのはケイ素あるいはスズ、又はこれらの合金あるいは化合物である。これらは結晶質でもアモルファスでもよい。
このような合金あるいは化合物について具体的に例を挙げれば、LiAl、AlSb、CuMgSb、SiB4、SiB6、Mg2Si、Mg2Sn、Ni2Si、TiSi2、MoSi2、CoSi2、NiSi2、CaSi2、CrSi2、Cu5Si、FeSi2、MnSi2、NbSi2、TaSi2、VSi2、WSi2、ZnSi2、SiC、Si/SiC複合物、Si34、Si22O、SiOv(0<v≦2)、SiO/C複合物、SnOw(0<w≦2)、SnSiO3、LiSiOあるいはLiSnO等がある。
正極、負極の作製方法については特に制限はない。一般的には、溶媒に活物質、結着剤、導電剤等を加えてスラリー状とし、集電体シートに塗布し、乾燥、圧着して作製する。
結着剤としては、一般的にポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、スチレン・ブタジエンゴム、イソプレンゴム、各種ポリイミド樹脂等が挙げられる。
導電剤としては、一般的に黒鉛、カーボンブラック等の炭素系材料や、銅、ニッケル等の金属材料が挙げられる。
集電体としては、正極用にはアルミニウム又はその合金、負極用には銅、ステンレス、ニッケル等の金属又はそれらの合金等が挙げられる。
正極と負極の間に用いられるセパレータは電解液に対して安定であり、保液性に優れていれば特に制限はないが、一般的にはポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系の多孔質シート又は不織布が挙げられる。また、多孔質ガラス、セラミックス等も使用される。
二次電池の形状は任意であり、特に制限はない。一般的にはコイン形状に打ち抜いた電極とセパレータを積層したコインタイプ、電極シートとセパレータをスパイラル状にした円筒型等が挙げられる。
本発明に係る非水電解液は、電極、セパレータ、電解液を備えた電気化学キャパシタ、特に電気二重層キャパシタあるいは疑似電気二重層キャパシタ、非対称キャパシタ、レドックスキャパシタ等に使用することができる。
キャパシタに使用される電極のうち少なくとも一方は炭素質物質を主成分とする分極性電極である。分極性電極は一般に炭素質物質、導電剤、結着剤から構成されるが、かかる分極正電極の製法は上述のリチウム二次電池と全く同様の処方で作成される。たとえば主に粉末状あるいは繊維状活性炭とカーボンブラックとアセチレンブラック等の導電剤を混合し、結着剤としてポリテトラフルオロエチレンを加え、この混合物をステンレスやアルミニウム等の集電体に塗布あるいはプレスしたものが用いられる。同様にセパレータや電解液はイオン透過性の高い材料が好ましく、リチウム二次電池で使用される材料がほぼ同様に使用される。また形状もコイン型、円筒型、角型等が挙げられる。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、粘度は回転粘度計による25℃における値である。
[実施例1〜9、比較例1〜3]
炭素−炭素二重結合を有するカーボネートの合成
撹拌機、温度計及び還流管を備えた反応器にアリルアルコール469gとピリジン693g及びTHF1,200gを仕込み、撹拌しながらかつ−5℃に内温を制御しながらクロロ炭酸エチル797gを滴下して反応を行った。クロロ炭酸エチルを滴下終了後、2時間室温にて熟成を行った。反応液に塩酸水を加えて中和を行った。これにヘキサン1,000mLを加えて水洗を行い、ヘキサン層を分離し、無水硫酸ナトリウムを加えて乾燥した。精密蒸留を行い、沸点149−150℃のフラクションをとることにより、アリルエチルカーボネート769gを得た。収率は81%であった。ガスクロマトグラフィー分析による純度は99.5%であった。重クロロホルム中における1H−NMRの測定を行ったところ、1.28ppm(3H,t)、4.14ppm(2H,q)、4.57ppm(2H,d)、5.3ppm(2H,m)、5.9ppm(1H,m)となった。また、重アセトン中における13C−NMRの測定を行ったところ、14.4ppm、64.2ppm、68.4ppm、118.2ppm、133.2ppm、155.5ppmにシグナルが観測された。更にIRの測定より1748cm-1に強いカルボニル基のシグナルが観測されたことからアリルエチルカーボネートであることを確認した。
カーボネート基で変性したシロキサンの合成
(i)下記式で示されるシロキサン(即ち、前記化合物[II])を以下の手順で合成した。
Figure 0004957888
撹拌機、温度計及び還流管を備えた反応器にアリルエチルカーボネート118gとトルエン100g及び塩化白金酸0.5質量%のトルエン溶液0.05gを仕込み、撹拌しながら80℃にてペンタメチルジシロキサン134gを滴下した。SiH基に対する末端不飽和基のモル比は約1.0で行った。滴下終了後、2時間,80℃にて熟成し、反応液を減圧下で精密蒸留を行い、85℃/100Paのフラクションをとることにより、下記式[II]
Figure 0004957888
で示されるカーボネート基で変性したシロキサンを収率42%で得た。粘度は7mPa・s、比重は0.926であった。ガスクロマトグラフィー分析による純度は99.5%であった。
(ii)下記式で示されるシロキサン(即ち、前記化合物[VIII])を以下の手順で合成した。
Figure 0004957888
撹拌機、温度計及び還流管を備えた反応器にアリルエチルカーボネート98gとトルエン100g及び塩化白金酸0.5質量%のトルエン溶液0.05gを仕込み、撹拌しながら80℃にてトリメトキシシラン110gを滴下した。SiH基に対する末端不飽和基のモル比は約0.83で行った。滴下終了後、2時間80℃にて熟成し、反応液を減圧下で蒸留し、103℃/100Paのフラクションをとることにより、カーボネート変性トリメトキシシランを得た。収率は66%であった。次に、撹拌機、温度計及び還流管を備えた反応器にカーボネート変性トリメトキシシラン100gとトリメチルメトキシシラン124g及びメタノール60gを仕込み、−10℃に冷却し、濃硫酸4gを添加した。―10℃に冷却したままイオン交換水30gをゆっくりと加え、加水分解を行った。2時間撹拌した後、室温に戻し、トルエンを加えて水洗を行った。トルエン層を分離した後、無水硫酸ナトリウムを加えて乾燥した。100℃/50Paの条件で2時間減圧留去を行い、目的のカーボネート変性シロキサンを得た。粘度は12mPa・sで、比重は0.971であった。
(非水電解液の調製)
エチレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)にカーボネート変性シラン又はシロキサンとして前記した化合物[I]〜[IX]を表1の割合で溶解した。次に、LiPF6を1mol/Lの濃度で溶解し、非水電解液とした。また、比較例として、非水電解液にシロキサンを含有しない場合とポリエーテル変性シリコーンを3%及び6%添加した場合についても同様の評価を行った。
Figure 0004957888
*:ポリエーテル変性シリコーン・・・特開平11−214032号公報
Figure 0004957888
(電池材料の作製)
正極材料として、LiCoO2を活物質とし、集電体としてアルミ箔を用いた単層シート(パイオニクス(株)製、商品名;ピオクセル C−100)を用いた。また、負極材料として、黒鉛を活物質とし、集電体として銅箔を用いた単層シート(パイオニクス(株)製、商品名;ピオクセル A−100)を用いた。セパレータはガラス繊維ろ紙(アドバンテック社製、商品名;GC50)を用いた。
(電池の組み立て)
アルゴン雰囲気下のドライボックス内で、前記電池材料と正極導電体を兼ねるステンレス製缶体と負極導電体を兼ねるステンレス製封口板と絶縁用ガスケットを用いて2032コイン型電池を組み立てた。
(電池性能の評価;サイクル特性)
0℃及び25℃下で充電(0.6mA一定電流下で4.2Vまで)と放電(0.6mA一定電流下で2.5Vまで)を100サイクル繰り返した。但し、0℃での充放電試験の場合には予め25℃で充放電を3サイクル行った後、0℃での充放電に切り替えて行った。評価は100サイクル目の放電容量を初期の放電容量で割った値を%で表して比較した。結果を表2に示す。
Figure 0004957888
100サイクル後の放電容量維持率を比較すると、カーボネート変性シラン及びシロキサンはいずれもシロキサン無添加の場合及びポリエーテル変性シリコーン添加の場合と比較して放電容量維持率が上回っていることがわかった。

Claims (10)

  1. 非水溶媒と、電解質塩と、下記式(1)で示されるカーボネート変性シラン及び下記式(2)で示されるカーボネート変性シロキサンから選ばれる1種又は2種以上の混合物とを必須成分とすることを特徴とする非水電解液。
    1 (4-x)2 xSi (1)
    1 a2 bSiO(4-a-b)/2 (2)
    (式中、R1は、水酸基又はハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜30のアルキル基、アリール基、アラルキル基、アミノ置換アルキル基、カルボキシル置換アルキル基、アルコキシ基、アリーロキシ基から選択される同一又は異種の基であり、R2は下記一般式(3)で示されるカーボネート基である。
    Figure 0004957888
    (式中、R3は、炭素数1〜30のアルキル基、アリール基又はアラルキル基であって、ハロゲン原子で置換されてもよく、Aはトリメチレン基である。)
    xは1〜4の整数であり、a、bはそれぞれ1.0≦a≦2.5、0.001≦b≦1.5の正数であり、1.001≦a+b≦3である。)
  2. 前記カーボネート変性シラン(1)及びカーボネート変性シロキサン(2)中のR 1 が、水酸基又はハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜30のアルキル基、アリール基から選択される同一又は異種の基であり、前記一般式(3)中のR 3 が炭素数1〜6のアルキル基及びフッ素置換アルキル基である請求項1記載の非水電解液。
  3. 前記カーボネート変性シラン(1)及びカーボネート変性シロキサン(2)中のR 1 が、炭素数1〜6のアルキル基及びフッ素置換アルキル基から選択される同一又は異種の基であり、前記一般式(3)中のR 3 が炭素数1〜6のアルキル基又はフッ素置換アルキル基である請求項1記載の非水電解液。
  4. 前記カーボネート変性シラン(1)及びカーボネート変性シロキサン(2)中のR 1 が、炭素数1〜6のアルキル基及びフッ素置換アルキル基から選択される同一又は異種の基であり、前記一般式(3)中のR 3 がメチル基又はエチル基である請求項1記載の非水電解液。
  5. 前記カーボネート変性シラン(1)及びカーボネート変性シロキサン(2)中のR 1 が炭素数1〜30のアルキル基であり、前記一般式(3)中のR 3 がエチル基である請求項1記載の非水電解液。
  6. 前記カーボネート変性シラン及びカーボネート変性シロキサンから選ばれる1種又は2種以上の混合物の含有量が非水電解液全体の0.001体積%以上であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の非水電解液。
  7. 前記電解質塩がリチウム塩であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の非水電解液。
  8. 請求項1〜のいずれか1項記載の非水電解液を含むことを特徴とする二次電池。
  9. 請求項1〜のいずれか1項記載の非水電解液を含むことを特徴とする電気化学キャパシタ。
  10. 請求項1〜のいずれか1項記載の非水電解液を含むことを特徴とするリチウムイオン二次電池。
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