JP4957744B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は複写機、プリンタ、ファクシミリ機、これらのうち2以上を組み合わせた複合機等の画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ機、これらのうち2以上を組み合わせた複合機等の画像形成装置には種々のタイプのものがあるが、代表的なものとして、回転駆動される像担持体(静電潜像担持体)の表面を帯電装置で帯電させ、該帯電域に画像露光を施して静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像を形成できる画像形成部を少なくとも一つ備えており、該画像形成部で形成されるトナー像を被転写体に転写することができる画像形成装置を挙げることができる。
この種の画像形成装置における帯電装置についても、様々のタイプのものが知られている。古くから知られている帯電装置として、コロナ放電を利用した帯電装置がある。また、コロナ放電による帯電装置と較べるとオゾン発生量が少ないものとして帯電ローラや帯電ブラシによる接触帯電方式の帯電装置もよく知られている。
また、最近では、接触式帯電装置の一種として、弾性変形可能なローラタイプの帯電部材を用いて広幅の帯電用ニップを形成し、該帯電用ニップのもとで像担持体表面に均一な安定した帯電状態を得ようとする帯電装置も提案されている。
例えば、特開2006−163197号公報には、導電性弾性材料で形成された帯電ローラを導電性ブロックで回転可能に保持しつつ感光体ドラム表面に圧接して感光体ドラム表面移動方向における幅の広い帯電用ニップを形成することが記載されている。
また、特開平10−333400号公報には、弾性変形可能なスリーブ形態の帯電部材を複数のローラを用いて像担持体表面へ広いニップ幅で接触させることが記載されている。
特開2006−163197号公報 特開平10−333400号公報
しかしながら、特開2006−163197号公報や特開平10−333400号公報に記載された帯電装置は、今日の画像形成装置の小型化の要請に応えるにはなお大きく、帯電部材のクリーニング手段を設けようとすると、一層大型化してしまう。
そこで本発明は、一定方向に回転駆動される像担持体の表面を帯電装置で帯電させ、該帯電域に画像露光を施して静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像を形成できる画像形成部を1又は2以上備えており、該画像形成部で形成されるトナー像を被転写体に転写することができる画像形成装置であって、少なくとも一つの画像形成部における帯電装置が、その帯電部材と像担持体との間に広幅の帯電用ニップを形成して像担持体表面をそれだけ所望帯電状態に均一に安定して帯電させることができ、しかも、帯電部材のクリーニングも可能としたうえで小型化も可能であり、それだけ画像形成装置全体を小型化しつつ良好な画像を形成できる画像形成装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため本発明は、
一定方向に回転駆動される像担持体の表面を帯電装置で帯電させ、該帯電域に画像露光を施して静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像を形成できる画像形成部を1又は2以上備えており、該画像形成部で形成されるトナー像を被転写体に転写することができる画像形成装置であり、少なくとも一つの画像形成部における帯電装置は、像担持体と平行に配置されたクリーニングローラと、該像担持体と該クリーニングローラとの間に配置されたスリーブ形態の弾性帯電部材と、該帯電部材内に該クリーニングローラと平行に配置されて該クリーニングローラとの間に該帯電部材をクリーニングローラに対して従動回転可能に(換言すれば、クリーニングローラにより帯電部材の周速制御が可能な状態で)挟着する帯電部材位置規制部材とを含んでおり、該帯電部材は該クリーニングローラと該規制部材とに挟着された状態で像担持体表面に圧接されて該像担持体表面移動方向に幅を有する帯電用ニップを形成しており、該位置規制部材は、像担持体の回転中心線とクリーニングローラの回転中心線とを結ぶ線より像担持体表面移動方向において上流側及び下流側のうちいずれか一方側に配置されているとともに帯電部材も該一方側寄りに配置されており、該像担持体及び該クリーニングローラそれぞれの回転駆動に際しては、クリーニングローラは像担持体と同じ回転方向に駆動され、且つ、像担持体表面移動速さと帯電部材表面移動速さとの間に、該帯電部材が前記一方側から他方側へ食い込み変形することを抑制する差が生じるように該像担持体及び該クリーニングローラそれぞれが回転駆動される画像形成装置を提供する。
本発明に係る画像形成装置は、画像形成部を一つ備えたモノクロ画像形成装置でも、それぞれが担当色のトナー画像を形成できる画像形成部を複数備えたカラー画像形成装置でもよい。
また、トナー像が転写される「被転写体」とは、モノクロ画像形成装置では、記録紙等の記録媒体が一般的であり、カラー画像形成装置のように、像担持体上のトナー像を1次転写する中間転写体を採用している場合は、該中間転写体及び該中間転写体からトナー像が2次転写される記録媒体のいずれもが被転写体であると言える。なお、カラー画像形成装置でも像担持体上のトナー像を直接記録媒体に転写する直接転写方式のものもある。本発明はこのような画像形成装置にも適用できる。
本発明に係る画像形成装置によると、少なくとも一つの画像形成部においては、像担持体は、それに接触するスリーブ形態の弾性帯電部材に像担持体帯電電圧を印加して(例えば帯電部材規制部材を介して帯電部材に帯電電圧を印加して)帯電させることができる。
このとき、帯電部材はクリーニングローラと帯電部材規制部材とに挟着された状態で像担持体表面に圧接されて像担持体表面移動方向に幅を有する大きい帯電用ニップを形成するので、像担持体表面をそれだけ均一に安定的に所望電位に帯電させることができる。
また、帯電部材内に配置された帯電部材規制部材は、像担持体の回転中心線とクリーニングローラの回転中心線とを結ぶ線より像担持体表面移動方向において上流側及び下流側のうちいずれか一方側に配置されているとともに帯電部材も該一方側寄りに配置されており、さらに、該像担持体及び該クリーニングローラそれぞれの回転駆動に際しては、クリーニングローラは像担持体と同じ回転方向に駆動され、且つ、像担持体表面移動速さと帯電部材表面移動速さとの間に、該帯電部材が前記一方側から他方側へ食い込み変形することを抑制する差が生じるように該像担持体及び該クリーニングローラそれぞれが回転駆動される。
かくして、スリーブ形態の弾性帯電部材は、クリーニングローラ及び像担持体それぞれの回転駆動時においても、その位置が安定し、従って、帯電部材と像担持体との相互間の帯電用ニップも、その位置や、像担持体表面移動方向における幅等のニップ状態が安定化し、それだけ一層像担持体表面を均一に所望電位に安定的に帯電させることができ、それだけ良好な画像を形成できる。
また、帯電部材にはクリーニングローラが接触しているので、帯電部材の汚れを抑制することができ、それだけ像担持体表面を所望電位に良好に帯電させることができる。
このように少なくとも一つの画像形成部における帯電装置は、像担持体表面を均一に所望電位に安定的に帯電させることができ、帯電部材のクリーニングもでき、しかも、クリーニングローラ、帯電部材及び規制部材を含む簡素な構造のもので、小型化が可能であり、ひいてはそれだけ画像形成装置全体を小型化しつつ良好な画像を形成できる。
本発明に係る画像形成装置において、帯電部材位置規制部材が像担持体の回転中心線とクリーニングローラの回転中心線とを結ぶ線より像担持体表面移動方向において上流側及び下流側のうちいずれか一方側に配置されているとともに帯電部材も該一方側寄りに配置された状態において、該像担持体及び該クリーニングローラそれぞれの回転駆動に際して、該帯電部材が前記一方側から他方側へ食い込み変形することを抑制するために、次のように像担持体及びクリーニングローラのそれぞれを駆動する例を挙げることかできる。
すなわち、前記位置規制部材を、像担持体の回転中心線とクリーニングローラの回転中心線とを結ぶ線より像担持体表面移動方向において上流側(又は下流側)に配置するとともに帯電部材も該上流側(又は下流側)寄りに配置し、
該像担持体及び該クリーニングローラそれぞれの回転駆動に際しては、クリーニングローラを像担持体と同じ回転方向に駆動し、像担持体表面移動速さと帯電部材表面移動速さとの間に、像担持体表面移動速さ<帯電部材表面移動速さ(又は像担持体表面移動速さ>帯電部材表面移動速さ)の関係を生じさせるように、該像担持体及び該クリーニングローラのそれぞれを回転駆動するのである。
ここで、もう少し説明すると、前記位置規制部材を、像担持体の回転中心線とクリーニングローラの回転中心線とを結ぶ線より像担持体表面移動方向において上流側に配置するとともに帯電部材も該上流側寄りに配置したときは、
該像担持体及び該クリーニングローラそれぞれの回転駆動に際しては、クリーニングローラを像担持体と同じ回転方向に駆動し、像担持体表面移動速さと帯電部材表面移動速さとの間に、像担持体表面移動速さ<帯電部材表面移動速さの関係を生じさせるように、該像担持体及び該クリーニングローラのそれぞれを回転駆動するのである。
前記位置規制部材を、像担持体の回転中心線とクリーニングローラの回転中心線とを結ぶ線より像担持体表面移動方向において下流側に配置するとともに帯電部材も該下流側寄りに配置したときは、
該像担持体及び該クリーニングローラそれぞれの回転駆動に際しては、クリーニングローラを像担持体と同じ回転方向に駆動し、像担持体表面移動速さと帯電部材表面移動速さとの間に、像担持体表面移動速さ>帯電部材表面移動速さの関係を生じさせるように、該像担持体及び該クリーニングローラのそれぞれを回転駆動するのである。
いずれにしても、前記像担持体の表面移動速度は通常、画像形成装置の画像形成速度、換言すれば記録媒体搬送速度、さらに言えば所謂システム速度を支配するから、像担持体は、前記規制部材及び帯電部材の配置位置に拘束されずに、表面移動速度一定に回転駆動し、前記クリーニングローラを前記像担持体表面移動速さと帯電部材表面移動速さとの間に、像担持体表面移動速さ<帯電部材表面移動速さ(又は像担持体表面移動速さ>帯電部材表面移動速さ)の関係が生じるように回転駆動する例を挙げることができる。
前記位置規制部材としては、スリーブ形態の帯電部材の回転につれて回転するものでも、回転しないものでもよい。例えば、前記クリーニングローラの回転中心線と平行な回転中心線まわりに回転自在の軸棒形態の部材や、前記クリーニングローラの回転中心線と平行に延びる、回転しない固定型の部材を例示できる。
以上説明したように本発明によると、一定方向に回転駆動される像担持体の表面を帯電装置で帯電させ、該帯電域に画像露光を施して静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像を形成できる画像形成部を1又は2以上備えており、該画像形成部で形成されるトナー像を被転写体に転写することができる画像形成装置であって、少なくとも一つの画像形成部における帯電装置が、その帯電部材と像担持体との間に広幅の帯電用ニップを形成して像担持体表面をそれだけ所望帯電状態に均一に安定して帯電させることができ、しかも、帯電部材のクリーニングも可能としたうえで小型化も可能であり、それだけ画像形成装置全体を小型化しつつ良好な画像を形成できる画像形成装置を提供することができる。
本発明に係る画像形成装置の1例の構成の概略を示す図である。 図1の画像形成装置における帯電装置及び感光体を図1において右側から見た図である。 本発明に係る画像形成装置の他の例の構成の概略を示す図である。 スリーブ形態の帯電部材が像担持体及びクリーニングローラの回転によりその位置が変動したり、該帯電部材による帯電用ニップが変動したりする例を示す図である。 スリーブ形態の帯電部材が像担持体及びクリーニングローラの回転によりその位置が変動したり、該帯電部材による帯電用ニップが変動したりする他の例を示す図である。 スリーブ形態の帯電部材が像担持体及びクリーニングローラの回転によりその位置が変動したり、該帯電部材による帯電用ニップが変動したりするさらに他の例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明に係る画像形成装置の例について説明する。
図1は本発明に係る画像形成装置の1例を示している。
図1の画像形成装置10Aは、像担持体として図中反時計方向まわりに回転駆動されるドラム型の感光体1を備えている。感光体1の周囲には帯電装置2A、画像露光装置3、現像装置4、転写装置5及びクリーニング装置6が感光体回転方向にこの順序で配置されている。
この画像形成装置10Aはモノクロ画像形成装置であり、感光体1、帯電装置2A、画像露光装置3及び現像装置4はトナー画像形成部を構成している。
画像形成装置10Aは、このほか、図示を省略した記録媒体供給部、該記録媒体供給部から供給される記録紙等の記録媒体Sを所定のタイミングで感光体1と転写装置5の転写部材(本例では転写ローラ51)との間へ供給するタイミングローラ対を含んでおり、記録媒体搬送方向において転写ローラ51の下流側に配置された定着装置7等も含んでいる。
感光体1は、それには限定されないが本例では、負帯電性のドラム型の有機感光体であり、表面層はポリカーボネートを主体とする樹脂で形成されている。感光体1は、その外径が30mmであり、感光体駆動モータM1(図2参照)で予め定められた一定の周速度で図1中反時計方向に回転駆動される。
なお、感光体1は、負帯電性のものである必要はなく、現像装置4で使用するトナーの帯電極性等に応じて正帯電性のものでもよい。
帯電装置2Aは、感光体1と平行に配置されたクリーニングローラ22と、感光体1とクリーニングローラ22との間に配置されたスリーブ形態の弾性帯電部材21と、帯電部材21内にクリーニングローラ22と平行に配置されてクリーニングローラ22との間に帯電部材21を挟着する帯電部材位置の規制部材23とを含んでいる。
図2に示すように、クリーニングローラ22は感光体1とともに画像形成装置10Aにおける左右のフレームFにそれぞれ回転可能に支持されている。
規制部材23はその両端部がフレームFに回転自在に支持されている。
帯電部材21は、それには限定されないが本例では、導電性材料(本例では導電性カーボン)を含有させた導電性ポリアミド製のスリーブ形態(筒形態)のもので外径8mm、厚さが0.05mm〜0.8mm程度の範囲にあるものである。
帯電部材21は弾性を有しており、弾性変形できる。さらに言えば、帯電部材21の長手方向に直交する断面における径寸法が変わるように弾性たわみ変形可能である。
なお、帯電部材21は本例のようにポリアミド(PA)を主体とするもののほか、ポリイミド(PI)、PFA、PTFEのような樹脂を主体とし、それに導電性材料を混ぜて導電性を付与した樹脂材料からなるものでもよい。また、導電性を付与したゴムからなるものでもよい。
クリーニングローラ22は、それには限定されないが本例では、直径4mmの軸棒に発泡ウレタン(ポリウレタンフォーム)を周設し、外径を8mmとしたものである。
図2に示すようにクリーニングローラ22はモータM2により感光体1と同方向(図1の例では反時計方向)に回転駆動できるようになっている。
規制部材23は、本例では断面円形の導電性軸棒で、既述のとおり、両端部がフレームFに回転自在に支持されており、電源PWから帯電用電圧を印加できるようになっている。
なお、規制部材23は回転しない、固定型のものであってもよく、断面形状も円形である必要はない。
帯電部材21はクリーニングローラ22と規制部材23との間に挟着された状態で、また、回転駆動されるクリーニングローラ22に従動回転可能な状態で(換言すれば、クリーニングローラ22により帯電部材21の周速制御が可能な状態で)感光体1表面に圧接されており、感光体1表面移動方向に幅を有する帯電用ニップを形成している。
かくして、帯電部材21に規制部材23を介して電源PWから帯電電圧を印加して、感光体1表面を帯電させることができる。
ここで注目すべきは、規制部材23及び帯電部材21が、図1に示すように、感光体1の回転中心とクリーニングローラ22の回転中心線とを結ぶ線Lより感光体1表面の移動方向において上流側に配置されており、感光体1表面を帯電部材21で帯電させるに際して感光体1及びクリーニングローラ22がそれぞれ次のように回転駆動される点である。
すなわち、感光体1のモータM1による回転駆動及びクリーニングローラ22のモータM2による回転駆動が、感光体1及びローラ22がいずれも同じ方向(図1の場合、反時計方向)に回転するように行われ、さらに、モータM1による感光体1の回転駆動が予め定めた一定周速の駆動とされ、これに対して、モータM2によるクリーニングローラ22の回転駆動が、感光体1表面移動速さと帯電部材21表面移動速さとの間に、帯電部材21が前記結線Lより下流側へ食い込み変形することを抑制する差が生じるように行われる点である。
具体的には、感光体1及びクリーニングローラ22がいずれも同じ回転方向に駆動され、従って帯電部材21と感光体1とが互いに接触する部分では帯電部材21のその部分と感光体1表面のその部分とが同じ方向(順方向)に移動するように駆動され、
感光体1表面移動速さV1 (予め定めた一定速さ)と帯電部材21表面移動速さV21との間に、V1 <V21の関係が生じるように、感光体1及びクリーニングローラ22がそれぞれ駆動される。
画像露光装置3は、図示省略のパーソナルコンピュータ、画像読取装置等から供給される画像信号によって変調されたレーザービームを用いて感光体1に画像露光を施こし、静電潜像を形成するものである。
現像装置4は、本例ではトナーを主体とする所謂一成分現像剤を用いて、現像ローラ41にて感光体1上の静電潜像を反転現像できる。現像ローラ41は少なくとも静電潜像現像時には、現像ローラ駆動モータ(図示省略)により回転駆動され、図示省略の電源から現像バイアスが印加される。
なお、現像装置4は、トナーとキャリアを主体とする所謂2成分現像剤で現像を行うものであってもよい。
以上説明した画像形成装置10Aによると、感光体1をモータM1で回転させるとともにクリーニングローラ22をモータM2で回転させ、さらに電源PWから規制部材23を介して帯電部材21へ帯電電圧を印加し、該帯電部材21で感光体1表面を帯電させ、その帯電域に画像露光装置3にて画像露光を施して静電潜像を形成し、該潜像を現像装置で現像してトナー像を形成し、該トナー像を図示省略の記録媒体供給部から搬送されてくる記録媒体Sに転写電圧が印加された転写ローラ51にて転写し、転写トナー像を定着装置7で加熱加圧下に記録媒体Sに定着させ、装置外へ排出することができる。トナー像転写後の感光体1上の転写残トナー等はクリーニング装置6により清掃される。
帯電装置2Aによる感光体1表面の帯電においては、帯電部材21はクリーニングローラ22と規制部材23とに挟着された状態で感光体1表面に圧接されて感光体1表面移動方向に幅を有する大きい帯電用ニップが形成されるので、感光体1表面をそれだけ均一に安定的に所望電位に帯電させることができる。
また、帯電部材21内に配置された規制部材23及び帯電部材21は、感光体回転中心線とクリーニングローラ回転中心線とを結ぶ線Lより感光体表面移動方向において上流側に配置されており、さらに、一定周速駆動の感光体1に対してクリニングローラ22が、感光体1表面移動速さV1 (予め定めた一定速さ)と帯電部材21表面移動速さV21との間に、V1 <V21の関係が生じるように、回転駆動される。
ここでもし、感光体1及びクリーニングローラ22のそれぞれが、V1 ≧V21の関係が生じるように、回転駆動されるとすれば、図5に示すように、帯電部材21が感光体1とクリーニングローラ22との間隙が狭くなる下流側へ食い込むように変形し、さらには、下流側と上流側との間で往復動するように変形動作し、感光体1と帯電部材21との間の帯電用ニップが変動し、感光体1の帯電ムラ等の帯電不良が発生し、ひいては画像不良が発生する。
また、図4に示すように、帯電部材21及び規制部材23を線L上に位置するように配置したとすると、クリーニングローラ22を、前記V1 とV21とがいずれの大小関係或いは同一関係になるように駆動したとしても、帯電部材21は上流側、下流側間で不安定に変形動作し、感光体1の帯電ムラ等の帯電不良が発生し、ひいては画像不良が発生する。
この点図1に示す画像形成装置10Aでは、一定周速駆動の感光体1に対してクリーニングローラ22が、感光体1表面移動速さV1 (予め定めた一定速さ)と帯電部材21表面移動速さV21との間に、V1 <V21の関係が生じるように回転駆動され、それにより、図1に示すように、帯電部材21は上流側寄りでその位置が安定し、従って、帯電部材21と感光体1との相互間の帯電用ニップも、その位置や、感光体表面移動方向における幅等のニップ状態が安定化し、それだけ一層感光体1表面を均一に所望電位に安定的に帯電させることができ、それだけ良好な画像を形成できる。
装置10Aにおいて、クリニングローラ22が、感光体1表面移動速さV1 と帯電部材21表面移動速さV21との間に、V1 <V21の関係が生じるように回転駆動されるとき、(V21/V1 )は余り大きすぎると帯電部材21が適正位置からずれ、帯電不良が発生しやすくなり、小さすぎるとV1 とV21の間に差を設けて帯電部材位置を安定させる効果が小さくなってしまう。よって(V21/V1 )は概ね1.05〜1.1程度の範囲から選ばれたものとする例を挙げることができる。
また、帯電部材21にはクリーグローラ22が接触しているので、帯電部材21の汚れを抑制することができ、それだけ感光体1表面を長期にわたり所望電位に良好に帯電させることができる。
また、帯電装置2Aは、感光体1表面を均一に所望電位に安定的に帯電させることができ、帯電部材21のクリーニングもできる割りには簡素な構造のもので、小型化が可能であり、ひいてはそれだけ画像形成装置10A全体を小型化しつつ良好な画像を形成できる。
図3は本発明に係る画像形成装置の他の例10Bを示している。この画像形成装置10Bは図1の画像形成装置10Aにおいて帯電装置2Aに代えて帯電装置2Bを採用したものである。その他の点は装置10Aと同じであり、装置10Aと同じ部分、部品等には装置10Aの場合と同じ参照符号を付してある。
帯電装置2Bでは、規制部材23及び帯電部材21が、図3に示すように、感光体1の回転中心とクリーニングローラ22の回転中心線とを結ぶ線Lより感光体1表面の移動方向において下流側に配置されており、感光体1表面を帯電部材21で帯電させるに際して感光体1及びクリーニングローラ22がそれぞれ次のように回転駆動される。
すなわち、感光体1のモータM1による回転駆動及びクリーニングローラ22のモータM2による回転駆動が、感光体1及びローラ22がいずれも同じ方向(図1の場合、反時計方向)に回転するように行われ、さらに、モータM1による感光体1の回転駆動が予め定めた一定周速の駆動とされ、これに対して、モータM2によるクリーニングローラ22の回転駆動が、感光体1表面移動速さと帯電部材21表面移動速さとの間に、帯電部材21が前記結線Lより上流側へ食い込み変形することを抑制する差が生じるように行われる。
具体的には、感光体1及びクリーニングローラ22がいずれも同じ回転方向に駆動され、従って帯電部材21と感光体1とが互いに接触する部分では帯電部材21のその部分と感光体1表面のその部分とが同じ方向(順方向)に移動するように駆動され、
感光体1表面移動速さV1 (予め定めた一定速さ)と帯電部材21表面移動速さV21との間に、V1 >V21の関係が生じるように、感光体1及びクリーニングローラ22がそれぞれ駆動される。
画像形成装置10Bによると、装置10Aの場合と同様に画像形成できる。
帯電装置2Bによる感光体1表面の帯電においては、一定周速駆動の感光体1に対してクリニングローラ22が、感光体1表面移動速さV1 (予め定めた一定速さ)と帯電部材21表面移動速さV21との間に、V1 >V21の関係が生じるように、回転駆動される。
ここでもし、感光体1及びクリーニングローラ22のそれぞれが、V1 ≦V21の関係が生じるように、回転駆動されるとすれば、図6に示すように、帯電部材21が感光体1とクリーニングローラ22との間隙が狭くなる上流側へ食い込むように変形し、さらには、上流側と下流側との間で往復するように変形動作し、感光体1と帯電部材21との間の帯電用ニップが変動し、感光体1の帯電ムラ等の帯電不良が発生し、ひいては画像不良が発生する。
この点図3に示す画像形成装置10Bでは、一定周速駆動の感光体1に対してクリーニングローラ22が、感光体1表面移動速さV1 (予め定めた一定速さ)と帯電部材21表面移動速さV21との間に、V1 >V21の関係が生じるように回転駆動され、それにより、図3に示すように、帯電部材21は下流側寄りでその位置が安定し、従って、帯電部材21と感光体1との相互間の帯電用ニップも、その位置や、感光体表面移動方向における幅等のニップ状態が安定化し、それだけ一層感光体1表面を均一に所望電位に安定的に帯電させることができ、それだけ良好な画像を形成できる。
装置10Bにおいて、クリニングローラ22が、感光体1表面移動速さV1 と帯電部材21表面移動速さV21との間に、V1 >V21の関係が生じるように回転駆動されるとき、(V1 /V21)は余り大きすぎると帯電部材21が適正位置からずれて帯電不良が生じやすくなり、小さすぎるとV1 とV21の間に差を設けて帯電部材位置を安定させる効果が小さくなってしまう。よって(V21/V1 )は、概ね0.9〜0.95程度の範囲から選ばれたものとする例を挙げることができる。
以上説明した画像形成装置10A、10Bはモノクロ画像形成装置であったが、本発明はそれぞれが担当色のトナー画像を形成できる画像形成部を複数備えたカラー画像形成装置にも適用できる。
本発明は、少なくとも一つの画像形成部における帯電装置をスリーブ形態の弾性帯電部材を用いて広い帯電ニップで像担持体を帯電させるようにしたものとして、該帯電ニップで像担持体表面を所望帯電状態に均一に安定して帯電させることができ、しかも、帯電部材のクリーニングも可能としたうえで小型化も可能とした画像形成装置を提供することに利用できる。
10A、10B 画像形成装置
1 感光体
M1 感光体駆動モータ
2A、2B 帯電装置
21 帯電部材
22 クリーグローラ
M2 クリーニングローラ駆動モータ
23 帯電部材位置規制部材
PW 帯電用電源
3 画像露光装置
4 現像装置
41 現像ローラ
5 転写装置
51 転写ローラ
6 クリーグ装置
7 定着装置
L 感光体回転中心とクリーングローラ回転中心を結ぶ線
S 記録媒体

Claims (5)

  1. 一定方向に回転駆動される像担持体の表面を帯電装置で帯電させ、該帯電域に画像露光を施して静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像を形成できる画像形成部を1又は2以上備えており、該画像形成部で形成されるトナー像を被転写体に転写することができる画像形成装置であり、少なくとも一つの画像形成部における帯電装置は、像担持体と平行に配置されたクリーニングローラと、該像担持体と該クリーニングローラとの間に配置されたスリーブ形態の弾性帯電部材と、該帯電部材内に該クリーニングローラと平行に配置されて該クリーニングローラとの間に該帯電部材をクリーニングローラに対して従動回転可能に挟着する帯電部材位置規制部材とを含んでおり、該帯電部材は該クリーニングローラと該規制部材とに挟着された状態で像担持体表面に圧接されて該像担持体表面移動方向に幅を有する帯電用ニップを形成しており、該位置規制部材は、像担持体の回転中心線とクリーニングローラの回転中心線とを結ぶ線より像担持体表面移動方向において上流側及び下流側のうちいずれか一方側に配置されているとともに帯電部材も該一方側寄りに配置されており、該像担持体及び該クリーニングローラそれぞれの回転駆動に際しては、クリーニングローラは像担持体と同じ回転方向に駆動され、且つ、像担持体表面移動速さと帯電部材表面移動速さとの間に、該帯電部材が前記一方側から他方側へ食い込み変形することを抑制する差が生じるように該像担持体及び該クリーニングローラそれぞれが回転駆動されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記位置規制部材は、像担持体の回転中心線とクリーニングローラの回転中心線とを結ぶ線より像担持体表面移動方向において上流側(又は下流側)に配置されているとともに帯電部材も該上流側(又は下流側)寄りに配置されており、
    該像担持体及び該クリーニングローラそれぞれの回転駆動に際しては、クリーニングローラは像担持体と同じ回転方向に駆動され、像担持体表面移動速さと帯電部材表面移動速さとの間に、像担持体表面移動速さ<帯電部材表面移動速さ(又は像担持体表面移動速さ>帯電部材表面移動速さ)の関係を生じさせるように、該像担持体及び該クリーニングローラがそれぞれ回転駆動される請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記像担持体は、前記規制部材及び帯電部材の配置位置に拘束されずに、表面移動速度一定に回転駆動されるのに対して、前記クリーニングローラが前記像担持体表面移動速さと帯電部材表面移動速さとの間に、像担持体表面移動速さ<帯電部材表面移動速さ(又は像担持体表面移動速さ>帯電部材表面移動速さ)の関係が生じるように駆動される請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記位置規制部材は前記クリーニングローラの回転中心線と平行な回転中心線まわりに回転自在の軸棒形態の部材である請求項1、2又は3記載の画像形成装置。
  5. 前記位置規制部材は前記クリーニングローラの回転中心線と平行に延びる、回転しない固定型の部材である請求項1、2又は3記載の画像形成装置。
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