JP4956325B2 - 光ピックアップ - Google Patents

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本発明は、光ディスクの記録層に情報記録又は情報読出しのためにレーザ光を照射する光ピックアップに、関する。
CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)のような光ディスクに記録されている光情報を読み出したり、光ディスクに対して光情報を書き込むための各種光ディスクドライブ装置に用いられる光ピックアップは、一般に、レーザ光源から射出されたレーザ光を、光記録媒体の記録層に収束する構成となっている。
ところで、光ディスクの記録層に記録された個々のピットのサイズは、光ディスクの記録密度を最大限にするために、その光ディスクに使用されるレーザ光の波長オーダーとなっている。よって、かかる光ピックアップに用いられる対物レンズの結像性能については、球面収差が良好に補正されていることが求められる。
かかる球面収差は、光ディスクの表面から記録層までのカバー層の厚さ(即ち、ディスク表面から記録層までの距離)が所定値から変動することによって発生する。また、それ故に、複数の記録層を重層的に有する光ディスクにおいては、各記録層毎に表面からの見かけ上のカバー層の厚が異なることになるので、光ピックアップが、対物レンズのフォーカシングを行って記録又は読み出し対象の記録層を切り換えようとすると、何れか一方の記録層に対して球面収差が補正されていたとしても、他方の記録層に対しては球面収差が発生してしまう。かかる2層記録型の光ディスクの例としては、ブルーレイディスクが挙げられる。
一方 球面収差は、対物レンズに入射するレーザ光の状態(収束ないし発散の度合)が変化しても生じる。そこで、従来の光ピックアップには、記録層までのカバー層の厚さの変化に伴う球面収差を補正するために、(見かけ上の)カバー層の厚さの変化に合わせてコリメートレンズを移動させることで、対物レンズに入射するレーザ光の状態を変化させ、もって、各記録層での球面収差を補正する構成が、採用されていた。
一方、レーザ機器には、一般的に、レーザ光源の個体差に依らずにレーザ光源から射出されるレーザ光の光量を一定に保つために、APC(Auto Power Control)と呼ばれるフィードバック制御機構が付加されている。即ち、レーザ光源から射出されたレーザ光の一部をビームスプリッタにより分離し、受光素子によって光量を測定し、この測定値が目標値と合致するようにレーザ光源に供給する電力を調整することにより、レーザ光源から実際に射出されるレーザ光の光量を一定に保つものである。
そして、かかるAPC用にレーザ光を分離するビームスプリッタは、上述したコリメートレンズの移動に依って受光素子での受光光量が影響を受けぬ様に、レーザ光源とコリメートレンズとの間に配置されるのが、一般的である。
特開2005−327395号
しかしながら、対物レンズ自体の有効径や鏡枠の形状に依り、対物レンズに入射できる光束径には限度があり、これよりも外側を進行する光束は鏡枠等によってケラれてしまう。そのため、コリメートレンズが上述したように移動すると、光ディスクの記録層に達するレーザ光の光量が変化してしまう(情報読出時には、それ故に、記録層で反射されて情報読取用の受光素子によって受光される反射光の光量も変化してしまう)という問題が生じる。
なお、上述したように、APCは、球面収差補正のためのコリメートレンズの移動とは独立に動作するように構成されているので、コリメートレンズの移動に拘わらず、レーザ光源から射出されるレーザ光の光量を一定に保つよう制御するのみであり、コリメートレンズの移動に依る記録層へのレーザ光入射光量低下を補正することができない。
そこで、本発明は、従来の光ピックアップにおける以上の問題点に鑑みて案出されたものであり、球面収差補正のためにコリメートレンズを移動させても、光ディスクの記録層に入射するレーザ光の光量を一定に保つことができるピックアップの提供を、課題とする。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。即ち、本発明による光ピックアップは、レーザ光源から発したレーザ光を、光ディスクに照射する光ピックアップであって、前記レーザ光源と、所定位置に在る場合には前記レーザ光源から発したレーザ光を平行光に変換するコリメートレンズと、前記コリメートレンズを、前記レーザ光の光路に沿って前記所定位置から移動可能に保持するコリメートレンズアクチュエータと、前記コリメートレンズを透過した光を収束する対物レンズと、前記レーザ光源と前記コリメートレンズとの間に設けられ、前記光源から発したレーザ光を前記対物レンズに向けて導光するとともに、その一部を分離するビームスプリッタと、前記ビームスプリッタによって分離されたレーザ光を収束する集光レンズと、前記集光レンズによって集光されたレーザ光を受光して光電変換する受光素子と、前記レーザ光源に対して駆動電力を供給するとともに、前記受光素子によって受光されたレーザ光の光量が所定の目標値と合致するように、前記駆動電力の大きさを調整する制御回路と、前記受光素子に入射するレーザ光のビーム径を制限するとともに、前記コリメートレンズの移動に連動し、前記コリメートレンズが前記所定位置よりも前記レーザ光源に接近した場合には、前記コリメートレンズが前記所定位置にあるときよりも前記受光素子に入射するレーザ光のビーム径を縮小し、前記コリメートレンズが前記所定位置よりも前記対物レンズに接近した場合には、前記コリメートレンズが前記所定位置にあるときよりも前記受光素子に入射するレーザ光のビーム径を拡大する絞り機構とを、備えたことを特徴とする。
以上のように構成された本願発明によれば、光ディスクの種別に応じ、そのカバー層の厚さに合わせて球面収差を補正するためにコリメートレンズアクチュエータによってコリメートレンズを移動させると、対物レンズに入射するレーザ光のビーム径が変化することにより、レーザ光の全光量のうち光ディスクDに入射する光量の比率が変化するが、コリメートレンズの移動に連動して絞り機構が動作し、ビームスプリッタ及び集光レンズを経て受光素子に入射するAPC用のレーザ光のビーム径を変化させる。その結果、ビームスプリッタを経てコリメートレンズに入射するレーザ光の全光量に対する受光素子に入射する光量の比率が変化し、制御装置が当該受光素子によって受光される光量に基づいてAPCによるフィードバック制御を行うことにより、結果として、レーザ光源から射出されるレーザ光の光量が変化する。即ち、コリメートレンズがレーザ光源に接近することにより、レーザ光の全光量のうち光ディスクに入射する光量の比率が低くなる場合には、受光素子に入射するレーザ光のビーム径が絞り機構によって縮小されるので、制御回路は、レーザ光源から射出されるレーザ光の光量が増加するように当該レーザ光源に供給する電力を増加させる。その結果、レーザ光の全光量のうち光ディスクDに入射する光量の比率が低下した分が補正され、光ディスクに入射する光量がほぼ一定に保たれる。一方、コリメートレンズが対物レンズに接近することにより、レーザ光の全光量のうち光ディスクDに入射する光量の比率が高くなる場合には、受光素子に入射するレーザ光のビーム径が絞り機構によって拡大されるので、制御回路は、レーザ光源から射出されるレーザ光の光量が減少するように当該レーザ光源に供給する電力を減少させる。その結果、レーザ光の全光量のうち光ディスクに入射する光量の比率が増加した分が補正され、光ディスクに入射する光量がほぼ一定に保たれる。
本願発明において、絞り機構は、コリメートレンズの移動に連動して受光素子に入射するレーザ光のビーム径を拡縮できるものであれば良く、例えば、複数枚の絞り羽根をレーザ光の外縁から中心に向けて均等に進出させる所謂虹彩絞りを、コリメートレンズの移動にリンクさせて動作させるものであっても良いし、一枚の絞り羽根を回動させることにより、レーザ光の光路に側方から挿入するものであっても良いし、コリメートレンズと一体に移動する板におけるレーザ光と交差する領域に、コリメートレンズに近接した端から他方の端に向けて幅が漸次拡がるスリット状のアパーチャが形成されたアパーチャ板であっても良い。
以上のように構成された本発明の光ピックアップによると、球面収差補正のためにコリメートレンズを移動させても、光ディスクの記録層に入射するレーザ光の光量を一定に保つことができる。
以下、図面に基づいて本発明による光ピックアップの実施の形態を、説明する。図1は、本発明を実施した形態である光ディスクドライブ装置の斜視図である。図1に示すように、この光ディスクドライブ装置は、図示せぬパーソナルコンピュータ,ビデオレコーダー等の筐体に組み込まれる薄型の箱状のケーシング1と、このケーシング1から引き出し状に進退可能なトレー2とから、構成されている。このトレー2には、スピンドル3及びキャリッジ4が組み込まれている。本実施形態においては、光ディスクとして、ブルーレイディスクが光ディスクドライブ装置に装填される。
図1に示す光ディスクドライブ装置では、トレー2の上面には、光ディスクDを搭載してその回転を可能とするように、光ディスクの円形の外縁に合わせて凹んだディスク載置部2aが、形成されている。このディスク載置部2aの中心に、スピンドル3が埋め込まれている。このスピンドル3は、光ディスクDの中央に穿たれた穴にその先端が嵌め込まれてこれをクランプする軸を内蔵したダイレクトドライブモータによって、回転させる。その結果、スピンドル3は、光ディスクDを回転させることができるのである。
キャリッジ4は、光ピックアップを内蔵しており、ディスク載置部2aの底面に形成された切り欠き2b内に、2本のレール5,6によって、スライド自在に保持されている。このキャリッジ4の上面には、光ピックアップに含まれる対物レンズ7を露出する窓4dが穿たれており、キャリッジ4の内部には、光ピックアップを収容するための空洞が形成されている。
図2は、このキャリッジ4内に内蔵された光ピックアップを構成する各光学部品の光学構成(但し、反射鏡等の反射部材やプリズム等の屈折部材の図示を省略して、光路を直線化して示している),及び、制御回路のブロック構成を示している。
光ピックアップを構成する光学部品とは、レーザ光源8,ビームスプリッタ9,コリメートレンズ10,対物レンズ7,集光レンズ11,APC用受光素子12,センサーレンズ13,及び、再生用受光素子14である。
レーザ光源8は、後述する制御ブロック15から駆動電力を供給されることにより、駆動電力の大きさに応じた光量にて、クランプ3に保持された光ディスクDの規格に則った波長帯域のレーザ光を、発する。
ビームスプリッタ9は、レーザ光源8から発散光として射出されたレーザ光の光路中に配置され、当該光路に対して45度傾いた分離面9aを有するプリズム(偏光ビームスプリッタ)である。即ち、このビームスプリッタ9の分離面9aは、レーザ光源8から射出されたレーザ光のうち一定比率の部分を集光レンズ11に向けて反射するとともに、残りの大部分をコリメートレンズ10に向けて透過する。また、この分離面9aは、光ディスクDの記録層Rに入射したレーザ光が記録層Rに記録された情報によって変調されてなる反射光が戻ってくると、その大部分をセンサーレンズ13に向けて反射する。
コリメートレンズ10は、コリメートレンズアクチュエータ16により、その光軸がレーザ光源8の発光点を向く方向に向けられて保持された正レンズであり、基準位置にある場合に、レーザ光源8から発してビームスプリッタ9を透過したレーザ光を発散光から平行光へ変換するように、屈折させる。コリメータレンズアクチュエータ16は、制御ブロック15からの制御信号に応じてコリメートレンズ10をその光軸方向に移動させる公知の機構であり、例えば、リニアモータをその駆動源とする。
対物レンズ7は、コリメートレンズ10を透過したレーザ光を、光ディスクDの記録層Rに集束させる集光レンズ(正レンズ)である。この対物レンズ7は、ブルーレイディスクの規格に則って作成された正のプラスチック単玉レンズであり、対物レンズアクチュエータ17により、その光軸がコリメートレンズ10と同軸となるように向けられて、保持されている。対物レンズアクチュエータ17は、制御ブロック15からの制御信号に応じて、対物レンズ7を、当該光軸方向(フォーカシング方向)及びトラッキング方向(上述したクランプ3に保持された光ディスクDの径方向)に、夫々一定範囲で移動させることができる。
一方、センサーレンズ13には、対物レンズ7によって光ディスクDに入射されたレーザ光が、当該光ディスクDの記録層Rに記録された情報に応じて変調されつつ反射されてなる反射光が、対物レンズ7,コリメートレンズ10及びビームスプリッタ9の分離面9aを経て、入射される。センサーレンズ13は、この反射光を更に収束して、再生信号用受光素子14の受光面に収束する。
この再生信号用受光素子14の受光面は、公知のように、センサーレンズ13の光軸を中心として分割されており、分割された領域にて夫々入射した反射光の光量を検知する。なお、このように各領域で夫々検知された入射光量の値は、後述する制御ブロック15により演算されて、それにより、光ディスクDの記録層Rに記録されている情報を示す再生信号,対物レンズ7によって収束されたレーザ光の収束点と光ディスクDの記録層Rとのズレを示すフォーカス信号,上記収束点と上記記録層R上のトラックとのズレを示すトラッキングエラー信号が、夫々得られる。
集光レンズ11は、ビームスプリッタ9の分離面9aにて折り曲げられた光軸がコリメートレンズ10の光軸と同軸となって、レーザ光源8の発光点を貫くように、配置されている。従って、集光レンズ11には、レーザ光源8から発散光として射出されてビームスプリッタ9の分離面9aにて部分反射されたレーザ光が、入射する。集光レンズ11は、入射したレーザ光を収束して、APC用受光素子(集光レンズによって集光されたレーザ光を受光して光電変換する受光素子に相当)12の受光面に収束する。
APC用受光素子12は、受光面に入射したレーザ光の光量を逐次測定して、制御ブロック15に通知する。制御ブロック15は、上述したAPCの機能を有しており、光ディスクDに対する記録時及び読取時にレーザ光源8に対して駆動電力を供給する際には、APC用受光素子によって測定される光量(変調を行っている場合にはそのピーク値)が所定の目標値と合致するようにフィードバック制御することにより、レーザ光源8から射出されるレーザー光の光量(ピーク値)を一定に保つ。
集光レンズ11とAPC用受光素子12との間におけるレーザ光の光路上には、絞り機構としてのアパーチャ板19が、挿入されている。このアパーチャ板19は、図2の面内において逆L字状に折り曲げられた板状の形状を有し、短い方の腕の端がコリメータレンズ10のコバ面に固着され、長い方の腕がコリメートレンズ10の光軸と平行に延び、その先端近傍が集光レンズ9とAPC用受光素子12との間に挿入されている。従って、コリメートレンズアクチュエータ16によってコリメートレンズ10が移動されると、アパーチャー板19も一体に移動する。なお、コリメートレンズアクチュエータ16による移動範囲内のどこにコリメートレンズ10が移動しても、アパーチャ板19の一部が常時集光レンズ11とAPC用受光素子12との間に存在するように、アパーチャ板19の長い方の腕の長さが設定されている。
なお、当該アパーチャ板19上における、当該アパーチャ板19自体の移動に伴って、レーザ光の光路(集光レンズ11の光軸)との交差点が相対的に移動する範囲には、レーザ光の光路に対して可変絞りとして機能する長穴状のアパーチャ19aが、その長軸方向を当該アパーチャ板19自体の移動方向(コリメートレンズ10の光軸方向)と平行に向けて、穿たれている。図3に示すように、このアパーチャ19の幅は、コリメートレンズ10から遠い側において広く、コリメータレンズ10に近くなるほど狭くなるように、形成されている。
即ち、コリメータレンズ10が図4に示すように、対物レンズ7に接近すると、コリメータレンズ10から射出されて対物レンズ7に入射するレーザ光は収束光となる。従って、対物レンズ7に入射する際のビーム径が縮小するので、対物レンズアクチュエータ17や対物レンズ7自体の有効径の限界によってケラれる光束が少なくなり、よって、コリメートレンズ10から射出したレーザ光の光量に対する光ディスクDに入射する光量の比率が大きくなる。よって、この場合に光ディスクDに入射するレーザー光の光量を一定値となる様に抑制するには、レーザー光源8から発するレーザー光の光量自体を下げる必要がある。そのためには、APC用受光素子12が測定する見かけの光量を上げれば良いので、APC用受光素子12に入射するレーザ光のビーム径を拡大すべく、アパーチャ19aにおける当該状態においてレーザ光の光路と交差する部分(即ち、コリメータレンズ10から離れた側の端)の幅が、広くなっているのである(図5参照)。
一方、コリメータレンズ10が図6に示すように、レーザ光源8に接近すると、コリメータレンズ10から射出されて対物レンズ7に入射するレーザ光は発散光となる。従って、対物レンズ7に入射する際のビーム径が大きくなるので、対物レンズアクチュエータ17や対物レンズ7自体の有効径の限界によってケラれる光束が多くなり、よって、コリメートレンズ10から射出したレーザ光の光量に対する光ディスクDに入射する光量の比率が小さくなる。よって、この場合に光ディスクDに入射するレーザー光の光量を一定値となる様にするには、レーザー光源8から発するレーザー光の光量自体を上げる必要がある。そのためには、APC用受光素子12が測定する見かけの光量が下がれば良いので、APC用受光素子12に入射するレーザ光のビーム径を縮小すべく、アパーチャ19aにおける当該状態においてレーザ光の光路と交差する部分(即ち、コリメータレンズ10に近い側の端)の幅が狭くなっているのである(図7参照)。
次に、上述した制御ブロック15は、更に、ディスク種類判別部18に接続されている。このディスク種類判別部18は、光ディスクDのディスク面の反射率等の各ディスクフォーマット毎の相違を検知することにより、クランプ3に保持されている光ディスクDの記録層Rが単層であるか複数層であるかを判別する。そして、判別した光ディスクDの層数を制御ブロック15に通知する。また、制御ブロック15は、図示せぬインタフェース回路を通じて外部から書込信号(光ディスクDの記録層Rに記録されるべき情報によって変調された信号)が入力される。
制御ブロック15は、上記ディスク種類判別部18から通知された光ディスクDの記録層Rの層数(及び、記録層が複数層である場合には、図示せぬプロセッサからの記録層Rの切り換え命令)に応じて、クランプ3に保持されている光ディスクDの記録層の位置に適した位置へ対物レンズ7を移動させるべく、対物レンズアクチュエータ17へ制御信号を供給するとともに、光ディスクDの保護層の厚さに起因する球面収差を補正できる位置へコリメートレンズ10を移動させるべく、コリメートレンズアクチュエータ16へ制御信号を供給する。例えば、光ディスクDの記録層Rが単層であるか、若しくは、複数層であるが記録又は読み出し対象の記録層Rが浅い層である場合には、対物レンズ7に収束光を入射させるべく、制御ブロック15は、コリメータレンズ10をより対物レンズ7に接近させる。他方、光ディスクDの記録層が複数層であり、記録又は読み出し対象の記録層Rが深い層である場合には、対物レンズ7に平行光又は発散光を入射させるべく、制御ブロック15は、コリメータレンズ10をよりレーザ光源8に接近させる。
その結果、上述したように、コリメートレンズ10の移動に合わせてアパーチャ板19が移動し、対物レンズ7に入射するレーザ光の発散乃至収束の度合に応じて、APC用受光素子12に入射するレーザ光のビーム径が変化する。その状態で、制御ブロック15は、APCによるフィードバック制御を行いつつ、レーザ光源8に駆動電力を供給する。即ち、記録時においては、制御ブロック15は、APC用受光素子12が検出した光量のピーク値が所定の目標値と合致するように制御しつつ、記録信号に基づいてレーザ光源8に供給する電力を変調する。その結果、ピーク値が一定の強度のレーザ光が光ディスクDの記録層Rに入射されることになり、クランプ3に保持されている光ディスクDのディスクフォーマットに応じて、情報が光ディスクDの記録層Rに記録される。また、読出時においては、制御ブロック15は、APC用受光素子12が検出した光量のピーク値が所定の目標値と合致するように制御しつつ、一定光量のレーザ光をレーザ光源8から射出させる。その結果、一定の強度のレーザ光が光ディスクDの記録層Rに入射されることになり、その記録層Rに記録された情報に応じて変調を受けた反射光が、再生用受光素子14によって光電変換されて制御ブロック15に入力される。制御部ブロック15は、再生用受光素子14によって入力された信号に基づいて上述したように、フォーカシングエラー信号及びトラッキングエラー信号生成して、対物レンズアクチュエータ17に供給するとともに、再生信号を生成して、図示せぬインタフェース回路から外部へ出力する。
以上説明したように、本実施形態によると、クランプ3に保持された光ディスクDの保護層の厚さに応じて球面収差を補正すべくコリメータレンズ10を移動させて、対物レンズ7に入射するレーザ光の発散ないし収束の度合を変化させても、コリメータレンズ10と一体にアパーチャ板19が移動することによって、APC用受光素子12に入射するAPC用のレーザ光のビーム径(即ち、コリメータレンズ10に入射するレーザ光の光量に対するAPC用受光素子12によって検知される光量の比率)が変化し、その結果、レーザ光源8から射出するレーザ光自体の光量が変化するので、対物レンズ7を透過して光ディスクDの記録層Rに入射するレーザ光の光量が一定に保たれる。
本発明の実施例1による光ディスクドライブ装置の全体斜視図 光ピックアップを構成する光学部品の光学構成を及び回路ブロックを示す図 図2のアパーチャ版の正面図 図2の状態よりもコリメートレンズが対物レンズに接近した状態を示す図 図3の状態よりもコリメートレンズが対物レンズに接近した状態を示す図 図2の状態よりもコリメートレンズがレーザ光源に接近した状態を示す図 図3の状態よりもコリメートレンズがレーザ光源に接近した状態を示す図
符号の説明
7 対物レンズ
8 レーザ光源
9 ビームスプリッタ
10 コリメートレンズ
11 集光レンズ
12 APC用受光素子
15 制御ブロック
16 コリメートレンズアクチュエータ
19 アパーチャ板
19a アパーチャ
D 光ディスク

Claims (2)

  1. レーザ光源から発したレーザ光を、光ディスクに照射する光ピックアップであって、
    前記レーザ光源と、
    所定位置に在る場合には前記レーザ光源から発したレーザ光を平行光に変換するコリメートレンズと、
    前記コリメートレンズを、前記レーザ光の光路に沿って前記所定位置から移動可能に保持するコリメートレンズアクチュエータと、
    前記コリメートレンズを透過した光を収束する対物レンズと、
    前記レーザ光源と前記コリメートレンズとの間に設けられ、前記光源から発したレーザ光を前記対物レンズに向けて導光するとともに、その一部を分離するビームスプリッタと、
    前記ビームスプリッタによって分離されたレーザ光を収束する集光レンズと、
    前記集光レンズによって集光されたレーザ光を受光して光電変換する受光素子と、
    前記レーザ光源に対して駆動電力を供給するとともに、前記受光素子によって受光されたレーザ光の光量が所定の目標値と合致するように、前記駆動電力の大きさを調整する制御回路と、
    前記受光素子に入射するレーザ光のビーム径を制限するとともに、前記コリメートレンズの移動に連動し、前記コリメートレンズが前記所定位置よりも前記レーザ光源に接近した場合には、前記コリメートレンズが前記所定位置にあるときよりも前記受光素子に入射するレーザ光のビーム径を縮小し、前記コリメートレンズが前記所定位置よりも前記対物レンズに接近した場合には、前記コリメートレンズが前記所定位置にあるときよりも前記受光素子に入射するレーザ光のビーム径を拡大する絞り機構と
    を備えたことを特徴とする光ピックアップ。
  2. 前記絞り機構は、前記コリメータと一体に移動する板であり、当該板における当該板の移動に伴って前記レーザ光と交わる領域に、前記コリメートレンズに近い側の幅が狭く、前記レーザ光源に近い側の幅が広いスリット状のアパーチャが形成されていることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
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