JP4955970B2 - フレキシブルプリント配線板およびその製造方法 - Google Patents

フレキシブルプリント配線板およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4955970B2
JP4955970B2 JP2005272490A JP2005272490A JP4955970B2 JP 4955970 B2 JP4955970 B2 JP 4955970B2 JP 2005272490 A JP2005272490 A JP 2005272490A JP 2005272490 A JP2005272490 A JP 2005272490A JP 4955970 B2 JP4955970 B2 JP 4955970B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flexible printed
printed wiring
wiring board
conductor
conductive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005272490A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007088055A (ja
Inventor
秀樹 柏原
惠司 小山
修一 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Sumitomo Electric Printed Circuits Inc
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Sumitomo Electric Printed Circuits Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd, Sumitomo Electric Printed Circuits Inc filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2005272490A priority Critical patent/JP4955970B2/ja
Priority to CN2006800012430A priority patent/CN101061760B/zh
Priority to PCT/JP2006/318570 priority patent/WO2007034801A1/ja
Priority to KR1020077010588A priority patent/KR20080046133A/ko
Priority to TW095134774A priority patent/TWI388258B/zh
Priority to EP06798130A priority patent/EP1928218B1/en
Publication of JP2007088055A publication Critical patent/JP2007088055A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4955970B2 publication Critical patent/JP4955970B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/36Assembling printed circuits with other printed circuits
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/36Assembling printed circuits with other printed circuits
    • H05K3/361Assembling flexible printed circuits with other printed circuits
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K2201/00Indexing scheme relating to printed circuits covered by H05K1/00
    • H05K2201/05Flexible printed circuits [FPCs]
    • H05K2201/058Direct connection between two or more FPCs or between flexible parts of rigid PCBs
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/22Secondary treatment of printed circuits
    • H05K3/28Applying non-metallic protective coatings
    • H05K3/281Applying non-metallic protective coatings by means of a preformed insulating foil
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/321Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by conductive adhesives
    • H05K3/323Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by conductive adhesives by applying an anisotropic conductive adhesive layer over an array of pads

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Combinations Of Printed Boards (AREA)

Description

本発明は、電子機器の部品として用いられるフレキシブルプリント配線板およびその製造方法に関する。
近年、電子機器分野においては、電子機器の高密度化に伴い、例えば、電子機器類の可動部への配線などの用途に、フレキシブルプリント配線板が広く用いられている。また、電子機器類の小型化および高機能化に伴って、複数のフレキシブルプリント配線板を接続することにより形成された、種々の形状を有するフレキシブルプリント配線板が使用されている。
複数のフレキシブルプリント配線板の接続構造としては、例えば、コネクタによる接続構造が使用される。より具体的には、端部にコネクタ接続部が形成されるとともに、当該コネクタ接続部において、表面が露出された導体回路層に接続端子が形成されたフレキシブルプリント配線板が開示されている。そして、上記接続端子を、コネクタに形成されたコネクタ挿入口に挿入することにより、複数のフレキシブルプリント配線板を接続する構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
また、異方導電性接着剤を用いて、複数のフレキシブルプリント配線板を接続する構造も知られている。より具体的には、異方導電性接着剤を介して、第1のフレキシブルプリント配線板に設けられた金属製のバンプと、第2のフレキシブルプリント配線板に設けられた接続パッドを電気的に接続することにより、第1、第2のフレキシブルプリント配線板を接続する構造が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−101167号公報 特開2000−58996号公報
しかし、上記特許文献1に記載のコネクタによる接続においては、フレキシブルプリント配線板を接続するためのコネクタを設ける必要があるため、フレキシブルプリント配線板の接続構造が複雑になるとともに、製造コストが高くなるという問題があった。また、コネクタの厚みによるスペースが必要となるため、電子機器類の小型化に対応できないという問題があった。
また、上記特許文献2に記載のバンプによる接続においては、当該バンプの厚みにより、第1、第2のフレキシブルプリント配線板の接続箇所の厚みが厚くなるため、接続されたフレキシブルプリント配線板の折曲性が低下するとともに、電子機器類の小型化に対応できないという問題があった。
そこで、本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、製造コストが安く、良好な折曲性を有するとともに、電子機器類の小型化に対応できるフレキシブル配線板およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、第1の導体配線を有する第1のフレキシブルプリント配線板と、接着剤層を介して、第1の導体配線に接続される第2の導体配線を有する第2のフレキシブルプリント配線板と、を備えるフレキシブルプリント配線板において、第1のフレキシブルプリント配線板は、柔軟な第1の基材に多数の第1の導体配線が設けられたフレキシブルプリント配線板であって、多数の第1の導体配線が、第1の基材に設けられた金属箔からなり、第2のフレキシブルプリント配線板は、第1のフレキシブルプリント配線板と異なる大きさを有し、かつ、柔軟な第2の基材に多数の第2の導体配線が設けられたフレキシブルプリント配線板であって、多数の第2の導体配線が、第2の基材に設けられた金属箔からなり、接着剤層が、短径が1μm以下であって短径と長径の比であるアスペクト比が5以上の導電性微粒子を含む異方導電性接着剤であるとともに、第1のフレキシブルプリント配線板には、異方導電性接着剤が接続される第1の接続部が、第1の導体配線と略同一の高さに設けられ、第2のフレキシブルプリント配線板には、異方導電性接着剤が接続される第2の接続部が、第2の導体配線と略同一の高さに設けられ、第1の接続部が第1のフレキシブルプリント配線板の端部に設けられるとともに、第2の接続部が第2のフレキシブルプリント配線板の端部に設けられ、導電性微粒子が、隣り合う第1の導体配線間の距離及び隣り合う第2の導体配線間の距離よりも短い長さを有し、さらに、導電性微粒子が、第1、第2の導体配線の接続前の状態において、接着剤層の厚み方向に配向していることを特徴とする。
同構成によれば、上述の従来の接続方法において必要なコネクタが不要になり、第1、第2のフレキシブルプリント配線板の接続構造が簡素化されるため、フレキシブルプリント配線板の製造コストを安くすることが可能になる。また、第1、第2のフレキシブルプリント配線板を接続する際の余分なスペースが不要になるため、電子機器類の小型化に対応できるフレキシブルプリント配線板を得ることが可能になる。
また、上述の従来の接続方法において必要なバンプが不要になり、第1、第2のフレキシブルプリント配線板の接続箇所の厚みを薄くすることが可能になるため、接続されたフレキシブルプリント配線板の折曲性が向上するとともに、電子機器類の小型化に対応することができる。
また、大きさの異なる第1、第2のフレキシブルプリント配線板を接続することが可能になる。その結果、単一のフレキシブルプリント配線基板に作製される第1のフレキシブルプリント配線板(または、第2のフレキシブルプリント配線板)の取数が増加するため、フレキシブルプリント配線基板の廃棄量を削減することができ、結果として、フレキシブルプリント配線板の製造コストを安くすることが可能になる。
また、導電性微粒子間の接触確率が高くなる。従って、導電性微粒子の配合量を増やすことなく、むしろ低減しても第1の導体配線−第2の導体配線間を接続することが可能になり、結果として、フレキシブルプリント配線板の製造コストを更に安くすることが可能になる。
また、異方導電性接着剤の面方向における高い導電抵抗によって隣り合う導体配線間の絶縁を維持して短絡を防止しつつ、異方導電性接着剤の厚み方向における低い導電抵抗によって、多数の第1の導体配線−第2の導体配線間を一度に、かつ各々を独立して導電接続することが可能になる。
また、第1の導体配線と第2の導体配線を接続する際の加圧により、導電性微粒子の配向に多少の乱れが生じる場合においても、隣り合う第1、第2の導体配線間の距離よりも短い長さを有する導電性微粒子を使用することにより、隣り合う導体配線間の絶縁を維持して短絡を防止しつつ、第1の導体配線−第2の導体配線間を導電接続することが可能になる。なお、第1、第2の導体配線の接続後の状態においても、導電性微粒子が、接着剤層の厚み方向に配向していることが好ましい。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のフレキシブルプリント配線板であって、第1のフレキシブルプリント配線板が、基材の片面に形成された第1の導体配線を有する片面フレキシブルプリント配線板であるとともに、第2のフレキシブルプリント配線板が、基材の両面に形成された第2の導体配線を有する両面フレキシブルプリント配線板であることを特徴とする。
同構成によれば、複雑な形状、および構造を有するフレキシブルプリント配線板を、用途に合わせて、製造することが可能になる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のフレキシブルプリント配線板であって、第1及び第2の導体配線の少なくとも一方が、導電性ペーストにより形成されていることを特徴とする。同構成によれば、導電性ペーストにより形成された第1、第2の導体配線の高さにバラツキがある場合であっても、多数の第1の導体配線−第2の導体配線間を確実に接続することが可能になる。また、フレキシブルプリント配線板の製造コストが安価になる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のフレキシブルプリント配線板であって、第1、第2のフレキシブルプリント配線板の各々に、異方導電性接着剤との接続を補強するための補強部材が設けられていることを特徴とする。
同構成によれば、第1、第2の接続部の各々と異方導電性接着剤との接続箇所が補強されるため、異方導電性接着剤が、第1、第2の接続部の各々から剥離する等の不都合を防止することが可能になる。従って、第1、第2の導体配線間の接続信頼性を向上することができる。
請求項5に記載の発明は、柔軟な第1の基材と第1の基材に設けられた金属箔からなる第1の導体配線とを有する第1のフレキシブルプリント配線板において、多数の第1の導体配線と略同一の高さに設けられ、かつ、第1のフレキシブルプリント配線板の端部に設けられた第1の接続部に、熱硬化性樹脂を主成分とし、かつ、短径が1μm以下であって短径と長径の比であるアスペクト比が5以上の導電性微粒子を含む異方導電性接着剤を載置し、第1の接続部に前記異方導電性接着剤を接続する工程と、第1の導体配線と、第1のフレキシブルプリント配線板に接着される第2のフレキシブルプリント配線板が有する第2の導体配線とが接続されるように、大きさの異なる第1、第2のフレキシブルプリント配線板の間に前記異方導電性接着剤を介在させた状態で、前記第1のフレキシブルプリント配線板と前記第2のフレキシブルプリント配線板の位置合わせを行う工程と、柔軟な第2の基材と第2の基材に設けられた金属箔からなる第2の導体配線とを有する第2のフレキシブルプリント配線板において、多数の第2の導体配線と略同一の高さに設けられ、かつ、第2のフレキシブルプリント配線板の端部に設けられた第2の接続部に、第1、第2の導体配線の接続前の状態において導電性微粒子が厚み方向に配向している異方導電性接着剤を載置する工程と、加熱加圧処理を行うことにより、熱硬化性樹脂を硬化させ、第1の導体配線と第2の導体配線とを接続する工程と、を少なくとも含み、導電性微粒子として、隣り合う第1の導体配線間の距離及び隣り合う第2の導体配線間の距離よりも短い長さを有する導電性微粒子を使用することを特徴とするフレキシブルプリント配線板の製造方法である。
同構成によれば、上述の従来の接続方法において必要なコネクタが不要になり、第1、第2のフレキシブルプリント配線板の接続構造が簡素化されるため、フレキシブルプリント配線板の製造コストを安くすることが可能になる。また、第1、第2のフレキシブルプリント配線板を接続する際の余分なスペースが不要になるため、電子機器類の小型化に対応できるフレキシブルプリント配線板を得ることが可能になる。
また、上述の従来の接続方法において必要なバンプが不要になり、第1、第2のフレキシブルプリント配線板の接続箇所の厚みを薄くすることが可能になるため、接続されたフレキシブルプリント配線板の折曲性が向上するとともに、電子機器類の小型化に対応することができる。
また、大きさの異なる第1、第2のフレキシブルプリント配線板を接続することが可能になる。その結果、単一のフレキシブルプリント配線基板に作製される第1のフレキシブルプリント配線板(または、第2のフレキシブルプリント配線板)の取数が増加するため、フレキシブルプリント配線基板の廃棄量を削減することができ、結果として、フレキシブルプリント配線板の製造コストを安くすることが可能になる。
また、導電性微粒子間の接触確率が高くなる。従って、導電性微粒子の配合量を増やすことなく、むしろ低減しても第1の導体配線−第2の導体配線間を接続することが可能になり、結果として、フレキシブルプリント配線板の製造コストを更に安くすることが可能になる。
また、異方導電性接着剤の面方向における高い導電抵抗によって隣り合う導体配線間の絶縁を維持して短絡を防止しつつ、異方導電性接着剤の厚み方向における低い導電抵抗によって、多数の第1の導体配線−第2の導体配線間を一度に、かつ各々を独立して導電接続することが可能になる。
また、第1の導体配線と第2の導体配線を接続する際の加圧により、導電性微粒子の配向に多少の乱れが生じる場合においても、隣り合う第1、第2の導体配線間の距離よりも短い長さを有する導電性微粒子を使用することにより、隣り合う導体配線間の絶縁を維持して短絡を防止しつつ、第1の導体配線−第2の導体配線間を導電接続することが可能になる。なお、第1、第2の導体配線の接続後の状態においても、導電性微粒子が、接着剤層の厚み方向に配向していることが好ましい。
本発明によれば、フレキシブルプリント配線板の製造コストを安くすることが可能になる。また、良好な屈曲性を有するとともに、電子機器類の小型化に対応できるフレキシブルプリント配線板を得ることが可能になる。また、異方導電性接着剤の面方向における高い導電抵抗によって隣り合う導体配線間の絶縁を維持して短絡を防止しつつ、異方導電性接着剤の厚み方向における低い導電抵抗によって、多数の第1の導体配線−第2の導体配線間を導電接続することが可能になる。
以下に、本発明の好適な実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るフレキシブルプリント配線板の構成を示す概略図であり、図2は、図1のA−A断面図である。また、図3は、本発明の実施形態に係るフレキシブルプリント配線板を構成する第1のフレキシブルプリント配線板の概略構成を示す断面図であり、図4は、本発明の実施形態に係るフレキシブルプリント配線板を構成する第2のフレキシブルプリント配線板の概略構成を示す断面図である。なお、本実施形態においては、片面フレキシブルプリント配線板と両面フレキシブルプリント配線板の接続を例に挙げて説明する。
図1、図2に示すように、本実施形態のフレキシブルプリント配線板1は、接着剤層5を介して、第1のフレキシブルプリント配線板2と、第2のフレキシブルプリント配線板3とが接着されたものである。
第1のフレキシブルプリント配線板2は、柔軟な樹脂フィルムにて形成された基材4の片面に、第1の導体配線(または、導体回路)6を設けた、いわゆる片面フレキシブルプリント配線板であって、当該第1の導体配線6を覆うように、絶縁層であるカバーレイフィルム7を設けたものである。なお、ここでいう「絶縁層」とは、第1の導体配線6を保護するためのものをいい、カバーレイフィルム7や、後述のカバーコート層等を含むものである。
また、図3に示すように、第1のフレキシブルプリント配線板2には、第1の導体配線6を、第2のフレキシブルプリント配線板3に設けられた第2の導体配線14(後述の図4参照)と電気的に接続すべく、カバーレイフィルム7を形成せずに外部に露出させた第1の接続部8が設けられている。そして、図3に示すように、本実施形態においては、当該第1の接続部8は、第1の導体配線6と略同一の高さに設けられている。
また、図3に示すように、カバーレイフィルム7は、第1の導体配線6を覆うべく、第1の導体配線6上に積層された接着剤層9とその上に積層された樹脂フィルム10により構成されている。
第2のフレキシブルプリント配線板3は、柔軟な樹脂フィルムにて形成された基材11の両面の各々に、2層の第2の導体配線14、15を設けた、いわゆる両面フレキシブルプリント配線板であって、当該第2の導体配線14、15を覆うように、その両面に2層の絶縁層であるカバーレイフィルム16、17を設けたものである。
また、図4に示すように、第2のフレキシブルプリント配線板3には、第2の導体配線14を、第1のフレキシブルプリント配線板2に設けられた第1の導体配線6と電気的に接続すべく、カバーレイフィルム16を形成せずに外部に露出させた第2の接続部18が設けられている。そして、図4に示すように、本実施形態においては、当該第2の接続部18は、第2の導体配線14と略同一の高さに設けられている。
また、図4に示すように、カバーレイフィルム16、17のうち、カバーレイフィルム16は、第2の導体配線14を覆うべく、第2の導体配線14上に積層された接着剤層19とその上に積層された樹脂フィルム20により構成されている。また、カバーレイフィルム17は、第2の導体配線15を覆うべく、導体配線15上に積層された接着剤層21とその上に積層された樹脂フィルム22により構成されている。
基材4、11を構成する樹脂フィルムとしては、柔軟性に優れた樹脂材料からなるものが使用される。かかる樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエステルフィルムなどの、フレキシブルプリント配線板用として汎用性のある樹脂のフィルムがいずれも使用可能である。また、特に、柔軟性に加えて高い耐熱性をも有しているのが好ましく、かかる樹脂フィルムとしては、例えば、ポリアミド系の樹脂フィルムや、ポリイミド、ポリアミドイミドなどのポリイミド系の樹脂フィルムやポリエチレンナフタレートが好適に使用される。
また、本実施形態においては、基材4、11の表面に、銅箔等の金属箔を積層し、当該金属箔を常法により露光、エッチングして、第1、第2の導体配線6、14、15を形成しても良いが、当該第1、第2の導体配線6、14、15を、導電性ペーストを印刷することにより形成することが好ましい。このような方法を使用することにより、金属箔を使用する際に必要な露光やエッチングが不要になるため、第1、第2のフレキシブルプリント配線板2、3(即ち、フレキシブルプリント配線板1)の製造コストが安価になるからである。なお、導電性ペーストを印刷する方法としては、例えば、スクリーン印刷法や凹版印刷法が挙げられる。なお、第1、第2の導体配線6、14のいずれか一方のみを、導電性ペーストにより形成する構成としても良い。
導電性ペーストとしては、例えば、導電性粉末、バインダー樹脂、硬化剤および溶剤を主成分とする熱硬化型の導電性ペーストが使用できる。ここで、導電性粉末としては、例えば、銀、ニッケル、銅を使用できる。また、バインダー樹脂は、例えば、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂を使用することができる。また、硬化剤としては、例えば、バインダー樹脂として、ポリエステル樹脂を使用する場合にはイソシアネート化合物を使用することができ、エポキシ樹脂を使用する場合にはアミン化合物、イミダゾール化合物を使用することができる。さらに、溶剤としては、例えば、セロソルブ、酢酸ブチル、セロソルブアセテート、ブチルカルビトールアセテートを使用することができる。そして、上述のスクリーン印刷法等により、導電性ペーストを、基材4、11の表面に塗布するとともに、加熱処理を施してバインダー樹脂を硬化させることにより、第1、第2の導体配線6、14、15が形成される。
また、樹脂フィルム10、20、22としては、上述の基材4、11を構成する樹脂フィルムと同様のものを使用することができる。また、接着剤層9、19、21を構成する接着剤としては、柔軟性や耐熱性にすぐれたものが好ましく、かかる接着剤としては、例えば、ナイロン系、エポキシ樹脂系、ブチラール樹脂系、アクリル樹脂系などの、各種の樹脂系の接着剤が挙げられる。
また、第1、第2のフレキシブルプリント配線板2、3は、従来と同様にして製造することができる。即ち、例えば、第2のフレキシブルプリント配線板3においては、柔軟な樹脂フィルムにて形成された基材11の両面の各々に、導電性ペーストを、上述のスクリーン印刷法により印刷することにより、各面に形成された複数の第2の導体配線14、15を有する両面板を作製する。次いで、この両面板の両面の各々に、接着剤層付きの樹脂フィルムをラミネートして、2層のカバーレイフィルム16、17を貼り合わせれば良い。
また、本実施形態のフレキシブルプリント配線板1においては、第1の導体配線6と、第2の導体配線14とを接続する接着剤層5として、図5に示すように、導電性微粒子24を含む異方導電性接着剤を使用する構成としている。この異方導電性接着剤としては、例えば、エポキシ樹脂等の絶縁性の熱硬化性樹脂23を主成分とし、当該樹脂23中に導電性微粒子24が分散された接着剤が使用できる。また、異方導電性接着剤に使用される導電性微粒子24としては、例えば、球状の金属微粒子や、金属でめっきされた球状の樹脂粒子を使用することができるが、微細な金属微粒子が多数、直鎖状に繋がった形状あるいは針形状を有する、所謂アスペクト比が大きい形状を有する金属微粒子を使用することもできる。なお、ここで言うアスペクト比とは、導電性微粒子24の短径(導電性微粒子24の断面の長さ)と長径(導電性微粒子24の長さ)の比のことを言う。
このように、本実施形態においては、接着剤層5として導電性微粒子24を含む異方導電性接着剤を使用するとともに、第1のフレキシブルプリント配線板2に、異方導電性接着剤が接続される第1の接続部8を第1の導体配線6と略同一の高さに設け、さらに、第2のフレキシブルプリント配線板に、異方導電性接着剤が接続される第2の接続部18を第2の導体配線14と略同一の高さに設ける構成としている。
従って、上述のコネクタが不要になり、第1のフレキシブルプリント配線板2と第2のフレキシブルプリント配線板3の接続構造が簡素化されるため、フレキシブルプリント配線板1の製造コストを安くすることが可能になる。また、第1のフレキシブルプリント配線板2と第2のフレキシブルプリント配線板3を接続する際の余分なスペースが不要になるため、電子機器類の小型化に対応できるフレキシブルプリント配線板1を得ることが可能になる。
また、上述のバンプが不要になり、第1、第2のフレキシブルプリント配線板2、3の接続箇所の厚みを薄くすることが可能になるため、接続されたフレキシブルプリント配線板1の折曲性が向上するとともに、電子機器類の小型化に対応することができる。
さらに、大きさの異なる第1、第2のフレキシブルプリント配線板2、3を接続することが可能になる。その結果、単一のフレキシブルプリント配線基板に作製される第1のフレキシブルプリント配線板2(または、第2のフレキシブルプリント配線板3)の取数が増加するため、フレキシブルプリント配線基板の廃棄量を削減することができ、結果として、フレキシブルプリント配線板1の製造コストを安くすることが可能になる。
また、第1のフレキシブルプリント配線板2として、片面フレキシブルプリント配線板を使用するとともに、第2のフレキシブルプリント配線板3として、両面フレキシブルプリント配線板を使用することにより、複雑な形状、および構造を有するフレキシブルプリント配線板1を、用途に合わせて、製造することが可能になる。
また、導電性微粒子24として、微細な金属粒子が、多数、直鎖状に繋がった形状あるいは針形状を有する導電性微粒子24を使用する場合、当該導電性微粒子24の径(即ち、上述の短径)が1μm以下であり、かつアスペクト比が5以上であることが望ましい。このような導電性微粒子24を使用することにより、接着剤層5として、導電性微粒子24を含む異方導電性接着剤を使用する場合に、導電性微粒子24間の接触確率が高くなる。従って、導電性微粒子24の配合量を増やすことなく、むしろ低減しても第1の導体配線6−第2の導体配線14間を接続することが可能になり、結果として、フレキシブルプリント配線板1の製造コストを更に安くすることが可能になる。
なお、導電性微粒子24のアスペクト比は、CCD顕微鏡観察等の方法により直接測定するが、断面が円でない導電性微粒子24の場合は、断面の最大長さを短径としてアスペクト比を求める。また、導電性微粒子24は、必ずしもまっすぐな形状を有している必要はなく、多少の曲がりや枝分かれがあっても、問題なく使用できる。この場合、導電性微粒子24の最大長さを長径としてアスペクト比を求める。
また、特に、図5に示すように、導電性微粒子24を、第1、第2の導体配線6、14の接続前の状態において、異方導電性接着剤を形成する時点で異方導電性接着剤の厚み方向にかけた磁場の中を通過させることにより、当該厚み方向(磁場方向であって、図5の矢印Xで示す方向)に配向させて用いるのが好ましい。このような配向にすることにより、異方導電性接着剤の面方向(厚み方向に直交する方向であって、図5の矢印Yの方向)における高い導電抵抗によって隣り合う導体配線間の絶縁を維持して短絡を防止しつつ、異方導電性接着剤の厚み方向における低い導電抵抗によって、多数の第1の導体配線6−第2の導体配線14間を一度に、かつ各々を独立して導電接続することが可能になる。また、導電性ペーストにより形成された第1、第2の導体配線6、14の高さにバラツキがある場合であっても、多数の第1の導体配線6−第2の導体配線14間を確実に接続することが可能になる。
また、第1、第2の導体配線6、14の接続前の状態において、導電性微粒子24が厚み方向Xに配向していれば、第1の導体配線6と第2の導体配線14を接続する際の加圧により、導電性微粒子24の配向に多少の乱れが生じる場合においても、隣り合う第1の導体配線6間の距離及び隣り合う第2の導体配線14間の距離よりも短い長さを有する導電性微粒子24を使用することにより、隣り合う導体配線間の絶縁を維持して短絡を防止しつつ、第1の導体配線6−第2の導体配線14間を導電接続することが可能になる。なお、第1、第2の導体配線6、14の接続後の状態においても、導電性微粒子24が厚み方向Xに配向していることが好ましい。
使用する導電性微粒子24としては、その一部に強磁性体が含まれるものが良く、強磁性を有する金属単体、強磁性を有する2種類以上の合金、強磁性を有する金属と他の金属との合金、および強磁性を有する金属を含む複合体のいずれかであることが好ましい。これは、強磁性を有する金属を使用することにより、金属自身が有する磁性により、磁場を用いて導電性微粒子24を配向させることが可能になるからである。例えば、直鎖状に繋がった形状を有するニッケル、鉄、コバルトおよびこれらのうち2種類以上の合金等を挙げることができる。
なお、接着剤層5である異方導電性接着剤を用いて、第1のフレキシブルプリント配線板2と、第2のフレキシブルプリント配線板3とを接続する方法としては、異方導電性接着剤を介して、加熱加圧処理を行うことにより、熱硬化性樹脂23を硬化させ、接続する方法が採用される。
より具体的には、例えば、第1のフレキシブルプリント配線板2が有する第1の導体配線6と略同一の高さに設けられた第1の接続部8に、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂23を主成分とする異方導電性接着剤を載置し、第1のフレキシブルプリント配線板2の方向へ所定の圧力で加圧し、第1の接続部8に異方導電性接着剤を接続し、異方導電性接着剤を第1のフレキシブルプリント配線板2上に仮接着する。
次いで、第2のフレキシブルプリント配線板3を下向き(フェースダウン)にした状態で、第1のフレキシブルプリント配線板2に形成された第1の導体配線6と、第2のフレキシブルプリント配線板3に形成された第2の導体配線14とが接続されるように、第1、第2のフレキシブルプリント配線板2、3の間に前記異方導電性接着剤を介在させた状態で、第1のフレキシブルプリント配線板2と第2のフレキシブルプリント配線板3の位置合わせを行う。
次いで、第2のフレキシブルプリント配線板3が有する第2の導体配線14と略同一の高さに設けられた第2の接続部18に、異方導電性接着剤を載置する。そして、異方導電性接着剤を所定の硬化温度に加熱した状態で、第2のフレキシブルプリント配線板3を介して、当該異方導電性接着剤を第1のフレキシブルプリント配線板2の方向へ所定の圧力で加圧することにより、異方導電性接着剤を加熱溶融させる。なお、上述のごとく、異方導電性接着剤は、熱硬化性樹脂23を主成分としているため、当該接着剤は、上述の硬化温度にて加熱をすると、一旦、軟化するが、当該加熱を継続することにより、硬化することになる。そして、予め設定した異方導電性接着剤の硬化時間が経過すると、異方導電性接着剤の硬化温度の維持状態を開放し、冷却を開始することにより、異方導電性接着剤を介して、第1の導体配線6と第2の導体配線14を接続する。以上の接続方法により、本実施形態におけるフレキシブルプリント配線板1を製造することができる。
また、本実施形態においては、図6、図7に示すように、第1のフレキシブルプリント配線板2の基材4の外表面、および第2のフレキシブルプリント配線板3のカバーレイフィルム17の外表面の各々に、異方導電性接着剤との接続を補強するための補強部材30を設ける構成としても良い。このような構成により、第1、第2の接続部8、18と異方導電性接着剤の接続箇所が補強されるため、異方導電性接着剤が、第1、第2の接続部8、18から剥離する等の不都合を防止することが可能になる。その結果、第1、第2の導体配線6、14間の接続信頼性を向上することができる。補強部材30としては、例えば、ガラスエポキシ樹脂や金属、ポリイミド樹脂等が好適に使用される。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の設計変更をすることが可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
例えば、上述の実施形態において使用した片面フレキシブルプリント配線板、または両面フレキシブルプリント配線板の代わりに、多層構造を有するフレキシブルプリント配線板を使用する構成としても良い。
即ち、例えば、第1のフレキシブルプリント配線板2として、図3に示す片面フレキシブルプリント配線板を使用する場合は、上述の異方導電性接着剤を介して、第1の導体配線6と接続される、上述の第2の導体配線14に相当する導体配線(不図示)を有し、導体回路層(不図示)が複数層積層された多層フレキシブルプリント配線板(不図示)を、第2のフレキシブルプリント配線板3として使用する。そして、多層フレキシブルプリント配線板に、異方導電性接着剤が接続される、上述の第2の接続部18に相当する接続部(不図示)を設けるとともに、上述の接続方法により、異方導電性接着剤を介して、第1の導体配線6と上述の第2の導体配線14に相当する導体配線を接続する構成とすることができる。また、第2のフレキシブルプリント配線板として、図4に示す両面フレキシブルプリント配線板を使用する場合は、上述の異方導電性接着剤を介して、第2の導体配線14と接続される、上述の第1の導体配線6に相当する導体配線(不図示)を有し、導体回路層(不図示)が複数層積層された多層フレキシブルプリント配線板(不図示)を、第1のフレキシブルプリント配線板2として使用する。そして、多層フレキシブルプリント配線板に、異方導電性接着剤が接続される、上述の第1の接続部8に相当する接続部(不図示)を設けるとともに、上述の接続方法により、異方導電性接着剤を介して、第1の導体配線6に相当する導体配線と第2の導体配線14を接続する構成とすることができる。このような構成においても、上述の実施形態において説明した効果と同様の効果を得ることができる。
なお、この場合、上述の実施形態において説明した補強部材30を、多層フレキシブルプリント配線板に設ける構成とすることができる。また、多層フレキシブルプリント配線板が有する、上述の第1の導体配線6に相当する導体配線(または、上述の第2の導体配線14に相当する導体配線)を、導電性ペーストをスクリーン印刷することにより形成する構成としても良い。この場合も、上述の実施形態において説明した効果と同様の効果を得ることができる。
また、上述の多層フレキシブルプリント配線板としては、例えば、フレキシブルプリント配線板とリジッドプリント配線板との複合基板であるリジッドフレックスプリント配線板等を使用することができる。
また、上述の導電性ペーストの代わりに、銅箔等の金属箔を使用して、第1の導体配線6(または、第2の導体配線14、15)を形成する場合は、基材4の片面(または、基材11の両面の各々)に、接着剤層(不図示)を介して、第1の導体配線6(または、第2の導体配線14、15)を設ける構成としても良い。
さらに、上述のカバーレイフィルム7、16、17の代わりに、第1の導体配線6、第2の導体配線14、15の表面に、ポリイミド系のカバーコートインクをスクリーン印刷等により塗工しても良い。
本発明の活用例としては、電子機器の部品として用いられるフレキシブルプリント配線板およびその製造方法が挙げられる。
本発明の実施形態に係るフレキシブルプリント配線板の構成を示す概略図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の実施形態に係るフレキシブルプリント配線板を構成する第1のフレキシブルプリント配線板の概略構成を示す断面図である。 本発明の実施形態に係るフレキシブルプリント配線板を構成する第2のフレキシブルプリント配線板の概略構成を示す断面図である。 本発明の実施形態に係るフレキシブルプリント配線板の異方導電性接着剤に使用される導電性微粒子を説明するための概略図である。 本発明の実施形態に係るフレキシブルプリント配線板おける補強部材を説明するための概略図である。 図6のB−B断面図である。
符号の説明
1…フレキシブルプリント配線板、2…第1のフレキシブルプリント配線板、3…第2のフレキシブルプリント配線板、4…基材、5…接着剤層、6…第1の導体配線、8…第1の接続部、11…基材、14…第2の導体配線、18…第2の接続部、23…熱硬化性樹脂、24…導電性微粒子、30…補強部材

Claims (5)

  1. 第1の導体配線を有する第1のフレキシブルプリント配線板と、接着剤層を介して、前記第1の導体配線に接続される第2の導体配線を有する第2のフレキシブルプリント配線板と、を備えるフレキシブルプリント配線板において、
    前記第1のフレキシブルプリント配線板は、柔軟な第1の基材に多数の前記第1の導体配線が設けられたフレキシブルプリント配線板であって、多数の前記第1の導体配線が、前記第1の基材に設けられた金属箔からなり、
    前記第2のフレキシブルプリント配線板は、前記第1のフレキシブルプリント配線板と異なる大きさを有し、かつ、柔軟な第2の基材に多数の前記第2の導体配線が設けられたフレキシブルプリント配線板であって、多数の前記第2の導体配線が、前記第2の基材に設けられた金属箔からなり、
    前記接着剤層が、短径が1μm以下であって短径と長径の比であるアスペクト比が5以上の導電性微粒子を含む異方導電性接着剤であるとともに、前記第1のフレキシブルプリント配線板には、前記異方導電性接着剤が接続される第1の接続部が、前記第1の導体配線と略同一の高さに設けられ、前記第2のフレキシブルプリント配線板には、前記異方導電性接着剤が接続される第2の接続部が、前記第2の導体配線と略同一の高さに設けられ、
    前記第1の接続部が前記第1のフレキシブルプリント配線板の端部に設けられるとともに、前記第2の接続部が前記第2のフレキシブルプリント配線板の端部に設けられ、
    前記導電性微粒子が、隣り合う前記第1の導体配線間の距離及び隣り合う前記第2の導体配線間の距離よりも短い長さを有し、さらに、前記導電性微粒子が、前記第1、第2の導体配線の接続前の状態において、前記接着剤層の厚み方向に配向している
    ことを特徴とするフレキシブルプリント配線板。
  2. 前記第1のフレキシブルプリント配線板が、基材の片面に形成された前記第1の導体配線を有する片面フレキシブルプリント配線板であるとともに、前記第2のフレキシブルプリント配線板が、基材の両面に形成された前記第2の導体配線を有する両面フレキシブルプリント配線板であることを特徴とする請求項1に記載のフレキシブルプリント配線板。
  3. 前記第1及び第2の導体配線の少なくとも一方が、導電性ペーストにより形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフレキシブルプリント配線板。
  4. 前記第1、第2のフレキシブルプリント配線板の各々に、前記異方導電性接着剤との接続を補強するための補強部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のフレキシブルプリント配線板。
  5. 柔軟な第1の基材と該第1の基材に設けられた金属箔からなる第1の導体配線とを有する第1のフレキシブルプリント配線板において、多数の前記第1の導体配線と略同一の高さに設けられ、かつ、前記第1のフレキシブルプリント配線板の端部に設けられた第1の接続部に、熱硬化性樹脂を主成分とし、かつ、短径が1μm以下であって短径と長径の比であるアスペクト比が5以上の導電性微粒子を含む異方導電性接着剤を載置し、前記第1の接続部に前記異方導電性接着剤を接続する工程と、
    前記第1の導体配線と、前記第1のフレキシブルプリント配線板に接着される第2のフレキシブルプリント配線板が有する第2の導体配線とが接続されるように、大きさの異なる前記第1、第2のフレキシブルプリント配線板の間に前記異方導電性接着剤を介在させた状態で、前記第1のフレキシブルプリント配線板と前記第2のフレキシブルプリント配線板の位置合わせを行う工程と、
    柔軟な第2の基材と該第2の基材に設けられた金属箔からなる前記第2の導体配線とを有する前記第2のフレキシブルプリント配線板において、多数の前記第2の導体配線と略同一の高さに設けられ、かつ、前記第2のフレキシブルプリント配線板の端部に設けられた第2の接続部に、前記第1、第2の導体配線の接続前の状態において前記導電性微粒子が厚み方向に配向している前記異方導電性接着剤を載置する工程と、
    加熱加圧処理を行うことにより、前記熱硬化性樹脂を硬化させ、前記第1の導体配線と前記第2の導体配線とを接続する工程と、を少なくとも含み、
    前記導電性微粒子として、隣り合う前記第1の導体配線間の距離及び隣り合う前記第2の導体配線間の距離よりも短い長さを有する導電性微粒子を使用することを特徴とするフレキシブルプリント配線板の製造方法。
JP2005272490A 2005-09-20 2005-09-20 フレキシブルプリント配線板およびその製造方法 Expired - Fee Related JP4955970B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005272490A JP4955970B2 (ja) 2005-09-20 2005-09-20 フレキシブルプリント配線板およびその製造方法
CN2006800012430A CN101061760B (zh) 2005-09-20 2006-09-20 柔性印刷电路板及其制造方法
PCT/JP2006/318570 WO2007034801A1 (ja) 2005-09-20 2006-09-20 フレキシブルプリント配線板およびその製造方法
KR1020077010588A KR20080046133A (ko) 2005-09-20 2006-09-20 플렉서블 프린트배선판 및 그 제조방법
TW095134774A TWI388258B (zh) 2005-09-20 2006-09-20 撓性印刷電路板及其製造方法
EP06798130A EP1928218B1 (en) 2005-09-20 2006-09-20 Flexible printed wiring board and method for manufacturing same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005272490A JP4955970B2 (ja) 2005-09-20 2005-09-20 フレキシブルプリント配線板およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007088055A JP2007088055A (ja) 2007-04-05
JP4955970B2 true JP4955970B2 (ja) 2012-06-20

Family

ID=37888844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005272490A Expired - Fee Related JP4955970B2 (ja) 2005-09-20 2005-09-20 フレキシブルプリント配線板およびその製造方法

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP1928218B1 (ja)
JP (1) JP4955970B2 (ja)
KR (1) KR20080046133A (ja)
CN (1) CN101061760B (ja)
TW (1) TWI388258B (ja)
WO (1) WO2007034801A1 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007173477A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Sumitomo Electric Ind Ltd フレキシブルプリント配線板
US7785494B2 (en) * 2007-08-03 2010-08-31 Teamchem Company Anisotropic conductive material
JP5196303B2 (ja) * 2008-07-17 2013-05-15 株式会社リコー フレキシブルプリント基板とフレキシブルフラットケーブルの接続部構造とそれを使用した液滴吐出ヘッド及び画像記録装置
JP5465121B2 (ja) * 2010-07-29 2014-04-09 東海ゴム工業株式会社 配線体接続構造体
CN102404946A (zh) * 2010-09-13 2012-04-04 华通电脑股份有限公司 整合高密度多层板的低密度多层电路板及其制造方法
JP5678940B2 (ja) * 2012-06-14 2015-03-04 住友電気工業株式会社 フラットケーブル及びその製造方法
EP2928545B1 (en) * 2012-12-05 2023-04-05 Battelle Memorial Institute Neuromuscular stimulation cuff
TWI549576B (zh) * 2013-06-14 2016-09-11 財團法人工業技術研究院 軟性電子元件模組及其拼接結構
JP6489713B2 (ja) 2015-02-13 2019-03-27 パイクリスタル株式会社 積層回路基板の形成方法及びこれにより形成された積層回路基板
JP6901244B2 (ja) * 2016-07-13 2021-07-14 日本メクトロン株式会社 フレキシブルプリント配線板の製造方法
US9872390B1 (en) * 2016-08-17 2018-01-16 Microsoft Technology Licensing, Llc Flexible interconnect
KR102043159B1 (ko) * 2019-05-27 2019-11-11 주식회사 무진에이앤엘 증기발생기의 2차측 튜브시트 육안검사용 프로브 장치의 신호 노이즈 저감 장치
TWI823350B (zh) * 2022-04-19 2023-11-21 大陸商深圳市柯達科電子科技有限公司 軟性電路板連接頭、觸控式螢幕及顯示裝置
DE102022124320A1 (de) 2022-09-22 2024-03-28 Audi Aktiengesellschaft Leiterplattenanordnung, Batterieanordnung und Verfahren zum Herstellen einer Leiterplattenanordnung
WO2024070592A1 (ja) * 2022-09-28 2024-04-04 株式会社村田製作所 伸縮性デバイス
WO2024070591A1 (ja) * 2022-09-28 2024-04-04 株式会社村田製作所 伸縮性デバイス

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4731282A (en) * 1983-10-14 1988-03-15 Hitachi Chemical Co., Ltd. Anisotropic-electroconductive adhesive film
JP3227681B2 (ja) * 1993-03-12 2001-11-12 ソニーケミカル株式会社 複合可撓性プリント基板
JPH06283226A (ja) * 1993-07-16 1994-10-07 Hitachi Chem Co Ltd 回路の接続構造体
JP3952125B2 (ja) * 1999-09-14 2007-08-01 セイコーエプソン株式会社 複合フレキシブル配線基板、電気光学装置、電子機器
JP2005146043A (ja) * 2003-11-12 2005-06-09 Sumitomo Electric Ind Ltd 異方導電性接着剤

Also Published As

Publication number Publication date
TWI388258B (zh) 2013-03-01
EP1928218A1 (en) 2008-06-04
JP2007088055A (ja) 2007-04-05
CN101061760A (zh) 2007-10-24
EP1928218B1 (en) 2012-04-11
EP1928218A4 (en) 2009-12-02
WO2007034801A1 (ja) 2007-03-29
CN101061760B (zh) 2012-11-28
TW200742518A (en) 2007-11-01
KR20080046133A (ko) 2008-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4955970B2 (ja) フレキシブルプリント配線板およびその製造方法
US9402307B2 (en) Rigid-flexible substrate and method for manufacturing the same
CN111418272B (zh) 柔性印刷电路板和制造柔性印刷电路板的方法
JP2007173477A (ja) フレキシブルプリント配線板
US10477704B2 (en) Multilayer board and electronic device
US20150000959A1 (en) Multilayer printed circuit board having anisotropy condictive film and method for manufacturing same
JP2008235594A (ja) 配線板接合体およびその製造方法
KR101518067B1 (ko) 다층 프린트 배선판 및 그 제조 방법
JP5082296B2 (ja) 配線付き接着剤及び回路接続構造
JP2009141129A (ja) フレキシブルプリント配線板およびその製造方法
JP2012169486A (ja) 基材、配線板、基材の製造方法及び配線板の製造方法
TWI669035B (zh) 電路板及電路板的製作方法
JP2009043833A (ja) 中空ヒンジ部を有する配線基板の製造方法
JP2008124082A (ja) 配線板の接続構造および接続方法
JP2012169688A (ja) 多層プリント配線板の製造方法
JP4407609B2 (ja) 電子回路装置
JP2012160765A (ja) フレキシブルプリント配線板およびその製造方法
JP2011253926A (ja) 両面フレキシブルプリント配線板、接続構造、電子機器
JP2008235346A (ja) フレキシブルプリント配線板
JP2007258421A (ja) フレキシブルプリント配線板およびその製造方法
JP4892924B2 (ja) 多層プリント配線基板及びその製造方法
JP2007165756A (ja) 層間接続シート及びその製造方法ならびにそれを用いた多層フレキシブルプリント配線板
JP5008971B2 (ja) 配線板およびその製造方法
JP4529594B2 (ja) 配線基板の製造方法
JP4930712B2 (ja) 異方性導電フィルム

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080710

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080724

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080901

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100707

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20101001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110531

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111025

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120313

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120316

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150323

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees