JP4954478B2 - 流体軸受装置 - Google Patents

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Description

本発明は、軸受隙間に生じる流体の潤滑膜によって回転部材を支持する流体軸受装置に関するものである。この軸受装置は、情報機器、例えばHDD等の磁気ディスク装置、CD−ROM、CD−R/RW、DVD−ROM/RAM等の光ディスク装置、MD、MO等の光磁気ディスク装置等のスピンドルモータ、レーザビームプリンタ(LBP)のポリゴンスキャナモータ、その他の小型モータ用として好適である。
上記各種モータには、高回転精度の他、高速化、低コスト化、低騒音化等が求められている。これらの要求性能を決定づける構成要素の1つに当該モータのスピンドルを支持する軸受があり、近年では、上記要求性能に優れた特性を有する流体軸受の使用が検討され、あるいは実際に使用されている。
この種の流体軸受は、軸受隙間内の流体(例えば潤滑油)に動圧を発生させる動圧発生部を備えた動圧軸受と、動圧発生部を備えていない、いわゆる真円軸受(軸受断面が真円形状である軸受)とに大別される。
例えば、HDD等のディスク駆動装置のスピンドルモータに組み込まれる流体軸受装置では、軸部材をラジアル方向に支持するラジアル軸受部およびスラスト方向に支持するスラスト軸受部の双方を動圧軸受で構成する場合がある。この種の流体軸受装置におけるラジアル軸受部としては、例えば軸受スリーブの内周面と、これに対向する軸部材の外周面との何れか一方に、動圧発生部としての動圧溝を形成すると共に、両面間にラジアル軸受隙間を形成するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、潤滑油を上記軸受部に循環供給し、安定した軸受剛性を得る目的で、上記軸受を構成する軸受スリーブを焼結金属で形成する場合が多い。この種の軸受スリーブは、Cu粉末又はFe粉末、あるいはその両者を主成分とする金属粉末を所定の形状(多くは円筒状)に圧縮成形した後、焼結することで形成される。この軸受スリーブは、内部空孔に潤滑油を含浸させた状態で使用される(例えば、特許文献2を参照)。
特開2003−239951号公報 特開平11−182551号公報
しかしながら、上記流体軸受装置を例えば高温雰囲気下で使用する場合、その温度によっては、あるいは潤滑油の種類によっては、軸受に供給される潤滑油の粘性が低下し、軸受剛性が不足する可能性がある。その一方で、低温雰囲気下では、潤滑油の粘性が増加し、回転時(特に回転開始時)のロストルクが上昇する恐れがある。
特に、軸方向の圧縮荷重作用下や、モーメント荷重作用下での使用を考慮して、回転支持される軸部材を例えばステンレス鋼(SUS)などの高強度材で形成する場合、軸受スリーブを形成する材料の線膨張係数が軸部材を形成する材料の線膨張係数を上回ることも少なくない。これでは、例えば高温時には、ラジアル軸受隙間が広がってしまい、さらなる軸受剛性の低下を招く恐れがある。逆に低温時には、ラジアル軸受隙間が狭まるので、潤滑油の粘度上昇と相まって、回転時のロストルクが一層増加する恐れがある。
本発明の課題は、温度変化に伴う軸受剛性の低下を抑え、かつ回転時のロストルクを低減した流体軸受装置を提供することである。
前記課題を解決するため、本発明は、軸部材と、軸部材を回転支持する軸受スリーブとを備えたものにおいて、軸部材がSUSで形成され、軸受スリーブが、純Cu粉末にNiを25wt%以上50wt%以下含むFe−Ni合金粉末と、SUS粉末とを配合した混合金属粉末を圧縮成形した後、焼結して得られたもので、混合金属粉末のうちFe−Ni合金粉末を除いた粉末が、純Cu粉末をベースとし、かつ残部がSUS粉末、Sn粉末、および黒鉛からなるものであって、混合金属粉末における純Cu粉末の割合が30wt%以上80wt%以下で、Fe−Ni合金粉末の割合が10wt%以上40wt%未満であることを特徴とする流体軸受装置を提供する。
このように、低線膨張係数(〜8.0×10-6/℃)を示す金属粉末をCu粉末に混合したもので軸受スリーブを形成することによって、軸受スリーブの線膨張係数が、従来組成(Cu、Fe)の軸受スリーブのそれに比べて小さくなる。そのため、例えば高温時など、潤滑油の粘性が低下する場合には、ラジアル軸受隙間が広がるのを可及的に抑えることができる。また、低温時など、潤滑油の粘性が増加する場合には、ラジアル軸受隙間が狭まるのを可及的に抑えることができる。従って、高・低温雰囲気下や、温度変化の顕著な雰囲気下においても、軸受剛性の低下を極力抑えることができ、かつ回転時のロストルクを低減することができる。
上記線膨張係数を示す金属として、例えばMoやTwの単金属の他、Niを25wt%以上50wt%以下含むFe−Ni合金などが使用可能である。その中でも、特にNiを30wt%以上45wt%以下含むものがより好ましく使用できる。具体的な材料として、例えばInvar型(Fe−36Ni)合金粉末、Super−Invar型(Fe−32Ni−4Co、Fe−31Ni−5Co)合金粉末、コバール型合金粉末などを挙げることができる。これらは、低線膨張特性が顕著であり、特に好適に使用可能な材料である。
これらCu粉末と低線膨張金属粉末とを含む混合金属粉末としては、30wt%以上90wt%以下のCu粉末と、10wt%以上70wt%以下の低線膨張金属粉末とを含むものが好ましく使用できる。これは、低線膨張金属粉末の含有量が10wt%未満だと、低線膨張金属粉末を配合したことによる線膨張係数の低減効果が不十分となる恐れがあるためである。また、Cu粉末の含有量が30wt%未満だと、軸受スリーブの成形性(加工性)が低下し、所要の寸法精度を確保できない、あるいは金型の消耗が激しくなる等の問題が生じる恐れがあるためである。
また、軸受スリーブ8の補強効果を狙って、上記Cu粉末と、Fe−Ni合金粉末を含む混合金属粉末に、さらにSUS粉末を配合することも可能である。これにより、軸受スリーブの補強効果が得られる他、軸受スリーブの耐摩耗性向上が可能となる。
SUS粉末を含む混合金属粉末としては、30wt%以上80wt%以下のCu粉末と、10wt%以上65wt%以下の低膨張金属粉末と、5wt%以上60wt%以下のSUS粉末とを含むものが好ましい。上記範囲内で各粉末を配合することにより、軸受スリーブの低線膨張特性と耐摩耗性とを高レベルで両立することができる。
このように、軸受スリーブは、Cu粉末と低線膨張金属粉末としてのFe−Ni合金粉末、あるいはCu粉末とFe−Ni合金粉末、さらにSUS粉末との混合金属粉末で形成されるが、これら混合金属粉末に、さらにSnやZnなどの低融点金属を配合することもできる。この低融点金属は、焼結時に溶融(液相化)してCu粉末や低線膨張金属粉末のバインダとして機能する。なお、ここでいう低融点金属は、上記混合金属粉末を圧縮成形した後、焼結する際の温度(焼結温度)以下で溶融する金属を指す。
上記組成の混合金属粉末で形成された軸受スリーブは、その内周面に、動圧発生部を形成した構成とすることもできる。この場合、軸受スリーブのラジアル軸受面となる動圧発生部形成領域と、支持すべき軸部材の外周面との間のラジアル軸受隙間に流体の動圧作用が生じ、軸部材が回転自在に非接触支持される。
上記軸受スリーブを備えた流体軸受装置は、例えばこの流体軸受装置を組み込んだディスク装置のスピンドルモータとして提供することが可能である。
このように、本発明によれば、温度変化に伴う軸受剛性の低下を抑え、かつ回転時のロストルクを低減した流体軸受装置を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る流体軸受装置(動圧軸受装置)1を組込んだ情報機器用スピンドルモータの一構成例を概念的に示している。このスピンドルモータは、HDD等のディスク駆動装置に用いられるもので、軸部材2を回転自在に非接触支持する流体軸受装置1と、軸部材2に装着されたディスクハブ3と、例えば半径方向のギャップを介して対向させたステータコイル4およびロータマグネット5とを備えている。ステータコイル4はブラケット6の外周に取付けられ、ロータマグネット5は、ディスクハブ3の内周に取付けられている。ディスクハブ3は、その外周に磁気ディスク等のディスク状情報記憶媒体(以下、単にディスクという。)Dを一枚または複数枚(図1では2枚)保持している。このように構成されたスピンドルモータにおいて、ステータコイル4に通電すると、ステータコイル4とロータマグネット5との間に発生する電磁力でロータマグネット5が回転し、これに伴って、ディスクハブ3およびディスクハブ3に保持されたディスクDが軸部材2と一体に回転する。
図2は、流体軸受装置1を示している。この流体軸受装置1は、軸部材2と、ハウジング7と、ハウジング7に固定された軸受スリーブ8、およびシール部材9とを主な構成要素として構成されている。なお、説明の便宜上、ハウジング7の底部7bの側を下側、底部7bと反対の側を上側として以下説明する。
軸部材2は、例えばステンレス鋼等の金属材料で形成され、軸部2aと、軸部2aの下端に一体又は別体に設けられたフランジ部2bとを備えている。なお、軸部材2は、金属材料と樹脂材料とのハイブリッド構造とすることもでき、その場合、軸部2aの少なくとも外周面2a1を含む鞘部が上記金属で形成され、残りの箇所(例えば軸部2aの芯部やフランジ部2b)が樹脂で形成される。なお、フランジ部2bの強度を確保するため、フランジ部2bを樹脂・金属のハイブリッド構造とし、軸部2aの鞘部と共に、フランジ部2bの芯部を金属製とすることもできる。
ハウジング7は、LCPやPPS、PEEK等をベース樹脂とする樹脂組成物で射出成形され、例えば図2に示すように、筒部7aと、筒部7aの下端に一体に形成された底部7bとで構成される。ハウジング7を構成する上記樹脂組成物としては、例えば、ガラス繊維等の繊維状充填材、チタン酸カリウム等のウィスカ状充填材、マイカ等の鱗片状充填材、カーボン繊維、カーボンブラック、黒鉛、カーボンナノマテリアル、各種金属粉等の繊維状または粉末状の導電性充填材を、目的に応じて上記ベース樹脂に適量配合したものが使用可能である。
底部7bの上端面7b1の全面又は一部環状領域には、スラスト動圧発生部として、例えば図示は省略するが、複数の動圧溝をスパイラル形状に配列した領域が形成される。この動圧溝形成領域は、フランジ部2bの下端面2b2と対向し、軸部材2の回転時には、下端面2b2との間に第二スラスト軸受部T2のスラスト軸受隙間を形成する(図2を参照)。この種の動圧溝は、ハウジング7を成形する成形型の所要部位(上端面7b1を成形する部位)に、動圧溝を成形する溝型を加工しておくことで、ハウジング7と同時成形することができる。また、上端面7b1から軸方向上方に所定寸法だけ離れた位置には、軸受スリーブ8の下端面8cと係合して軸方向の位置決めを行う段部7dが一体に形成される。
軸受スリーブ8は、Cuおよび低線膨張金属を主成分とする焼結金属の多孔質体で円筒状に形成され、ハウジング7の内周面7cに固定される。
軸受スリーブ8の内周面8aの全面又は一部円筒領域には、ラジアル動圧発生部としての動圧溝が形成される。この実施形態では、例えば図3(a)に示すように、複数の動圧溝8a1、8a2をヘリングボーン形状に配列した領域が軸方向に離隔して2箇所形成される。上側の動圧溝8a1の形成領域では、動圧溝8a1が、軸方向中心m(上下の傾斜溝間領域の軸方向中央)に対して軸方向非対称に形成されており、軸方向中心mより上側領域の軸方向寸法X1が下側領域の軸方向寸法X2よりも大きくなっている。
軸受スリーブ8の下端面8cの全面または一部環状領域には、スラスト動圧発生部として、例えば図3(b)に示すように、複数の動圧溝8c1をスパイラル形状に配列した領域が形成される。
この軸受スリーブ8は、例えば純Cu粉末と、低線膨張金属粉末としてのSuper−Invar型合金粉末(以下、単にS.Invar粉末という。)と、SUS粉末と(場合によっては、さらに低融点金属粉末としてのSn粉末やP粉末、あるいはこれらの合金粉末と)を含む混合金属粉末を円筒状に圧縮成形し、これを所定の焼結温度で焼結することで得られる。この実施形態では、さらに寸法サイジング、回転サイジング、溝サイジング加工が順に施され、これにより焼結体が所定寸法にサイジングされると共に、焼結体の表面に動圧溝8a1、8c1等が形成される。なお、圧縮成形時の成形性、あるいは完成品の摺動特性を改善する目的で、上記混合金属粉末に、さらに黒鉛(グラファイト)などの固体潤滑剤を配合することもできる。
軸受スリーブ8の材料として使用する純Cu粉末粒子のサイズは、S.Invar粉末やSUS粉末と同等、あるいはそれ以下であることが好ましい。また、この実施形態における純Cu粉末とS.Invar粉末、およびSUS粉末との配合比率は、純Cu粉末:30wt%以上80wt%以下、S.Invar粉末:10wt%以上65wt%以下、SUS粉末:5wt%以上60wt%以下、であることが好ましい。これは、SUS粉末の配合量が5wt%未満だと、SUS粉末による補強効果および耐摩耗性改善効果が不十分となる恐れがあるためである。また、純Cu粉末は延展性に優れ、焼結体の成形性、特に焼結後のサイジング加工性を高めるために好ましい材料であるが、その配合比率が減少すると、焼結後のサイジング加工、特に上記動圧溝8a1、8c1等の溝サイジングが困難になる恐れがある。このような観点から、純Cu粉末の配合比率は30wt%以上とするのがよい。
焼結時の温度(焼結温度)は、750℃以上1000℃以下であることが好ましく、800℃以上950℃以下であればより好ましい。これは、焼結温度が750℃未満だと各粉末間の焼結作用が十分でないことから焼結体の強度が低下し、1000℃を超えると、上記と同様の理由で、つまりサイジング加工時の溝成形性に支障を来す恐れがあるためである。
また、上記混合金属粉末にSn粉末を配合する場合、その配合比率は、全混合金属粉末に対して0.2wt%以上10wt%以下とするのがよい。この配合範囲内であれば、Sn粉末は、上記焼結温度で溶融(液相化)し、他の粉末(純Cu粉末、S.Invar粉末など)間のバインダとして機能する。また、上記配合範囲内で純Cu粉末と合金化することで、焼結体の耐摩耗性を向上させつつも、純Cuが本来有する優れた加工性(特に塑性変形性)を適度に維持することができる。
このようにして、所定割合の純Cu粉末と低膨張金属粉末(S.Invar粉末)、さらにはSUS粉末とSn粉末とを含む混合金属粉末を使用することで、低い線膨張係数に加えて高い機械的強度を有し、かつ軸受面の摺動特性(耐摩耗性、なじみ性)や寸法精度に優れた軸受スリーブ8を得ることができる。完成品としての軸受スリーブ8の密度は例えば7.0〜7.4[g/cm3]、表面開孔率は2〜10[vol%]である。一例として、上記純Cu粉末、S.Invar粉末、SUS粉末、Sn粉末を含む混合金属粉末で軸受スリーブ8を形成した場合の、軸受スリーブ8内部の顕微鏡写真を図11に示す。
シール部材9は、例えば樹脂材料又は金属材料で環状に形成され、ハウジング7の筒部7aの上端部内周に配設される。シール部材9の内周面9aは、軸部2aの外周に設けられたテーパ面2a2と所定のシール空間Sを介して対向する。なお、軸部2aのテーパ面2a2は上側(ハウジング7に対して外部側)に向かって漸次縮径し、軸部材2の回転時には毛細管力シールおよび遠心力シールとしても機能する。
ハウジング7の内周に、軸部材2および軸受スリーブ8を挿入し、段部7dにより軸受スリーブ8の軸方向の位置決めを行った上で、軸受スリーブ8をハウジング7の内周面7cに、例えば接着、圧入、溶着等の手段により固定する。そして、シール部材9を、その下端面9bを軸受スリーブ8の上端面8bに当接させた上で、ハウジング7の内周面7cに固定する。その後、ハウジング7の内部空間に潤滑油を充満させることで、流体軸受装置1の組立が完了する。このとき、シール部材9で密封されたハウジング7の内部空間(軸受スリーブ8の内部空孔を含む)に充満した潤滑油の油面は、シール空間Sの範囲内に維持される。
軸部材2の回転時、軸受スリーブ8の内周面8aのラジアル軸受面となる領域(上下2箇所の動圧溝8a1、8a2形成領域)は、軸部2aの外周面2a1とラジアル軸受隙間を介して対向する。そして、軸部材2の回転に伴い、上記ラジアル軸受隙間の潤滑油が動圧溝8a1、8a2の軸方向中心m側に押し込まれ、その圧力が上昇する。このような動圧溝8a1、8a2の動圧作用によって、軸部2aを非接触支持する第一ラジアル軸受部R1と第二ラジアル軸受部R2がそれぞれ構成される(図2を参照)。
これと同時に、フランジ部2bの上端面2b1とこれに対向する軸受スリーブ8の下端面8cのスラスト軸受面となる領域(動圧溝8c1形成領域)との間のスラスト軸受隙間、およびフランジ部2bの下端面2b2とこれに対向する底部7bの上端面7b1のスラスト軸受面となる領域(動圧溝形成領域)との間のスラスト軸受隙間に、動圧溝の動圧作用により潤滑油の油膜がそれぞれ形成される。そして、これら油膜の圧力によって、フランジ部2bを両スラスト方向に回転自在に非接触支持する第一スラスト軸受部T1と、第二スラスト軸受部T2が構成される(図2を参照)。
高温雰囲気下での使用時、軸部材2と軸受スリーブ8は共に膨張し、軸部2aの外周面2a1、軸受スリーブ8のラジアル軸受面を含む内周面8aが外径側に変位する。ここで、軸受スリーブ8は、S.Invar粉末を含む混合金属粉末で形成されているので、温度上昇に伴う軸受スリーブ8の内周面8aの変位量は、軸部2aの外周面2a1の変位量と比べてほぼ等しく、あるいは小さくなる。これにより、内周面8aのラジアル軸受面とこれに対向する外周面2a1との間のラジアル軸受隙間を、温度上昇前の隙間と比べて少なくとも同レベルに保つことができる。従って、温度上昇により潤滑油の粘度が低下する場合であっても、軸受剛性の低下を極力抑えることができる。また、温度低下時には、内周面8aと外周面2a1との間のラジアル軸受隙間を、低下前と比べて少なくとも同レベルに保つことができる。従って、温度低下に伴い潤滑油の粘度が増加する場合であっても、回転時(特に回転開始時)のロストルクを極力低減することができる。
また、S.Invar粉末に加えて、上記混合金属粉末にSUS粉末を混合することによって、内周面8aのラジアル軸受面となる領域(動圧溝8a1、8a2形成領域)の硬度が高められる。これにより、対向面2a1、8a間の硬度差が小さくなり、軸受スリーブ8と軸部2aとが互いに接触摺動する場合(例えば回転開始時)であっても、何れか一方、あるいは双方の部材が摩耗するといった事態を可及的に防ぐことができる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
以上の実施形態では、ハウジング7として筒部7aおよび底部7bを樹脂で一体成形したものを説明したが、これ以外にも、例えば図示は省略するが、筒部7aを底部7bとは別体に樹脂で成形することもできる。この場合には、例えばシール部材9を筒部7aと一体に樹脂で成形することもでき、これによれば、軸受スリーブ8の軸方向位置決めを、筒部7aと一体に成形したシール部の下端面に軸受スリーブ8の上端面8bを当接させることで行うことができる。また、上記ハウジング7は、何も樹脂材料の射出成形品に限ったものではなく、例えば金属材料の旋削加工品、あるいはプレス加工品であってもよい。
また、以上の実施形態では、ラジアル軸受部R1、R2およびスラスト軸受部T1、T2として、へリングボーン形状やスパイラル形状の動圧溝により潤滑流体の動圧作用を発生させる構成を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、ラジアル軸受部R1、R2として、いわゆるステップ軸受や多円弧軸受を採用してもよい。
図4は、ラジアル軸受部R1、R2の一方又は双方を多円弧軸受で構成した場合の一例を示している。同図において、軸受スリーブ8の内周面8aのラジアル軸受面となる領域は、複数の円弧面8a3(この図では3円弧面)で構成されている。各円弧面8a3は、回転軸心Oからそれぞれ等距離オフセットした点を中心とする偏心円弧面であり、円周方向で等間隔に形成される。各偏心円弧面8a3の間には軸方向の分離溝8a4がそれぞれ形成される。
軸受スリーブ8の内周面8aに軸部材2の軸部2aを挿入することにより、軸受スリーブ8の偏心円弧面8a3および分離溝8a4と、軸部2aの真円状外周面2a1との間に、第一および第二ラジアル軸受部R1、R2の各ラジアル軸受隙間がそれぞれ形成される。ラジアル軸受隙間のうち、偏心円弧面8a3と真円状外周面2a1とで形成される領域は、隙間幅を円周方向の一方で漸次縮小させたくさび状隙間8a5となる。くさび状隙間8a5の縮小方向は軸部材2の回転方向に一致している。
図5は、第一および第二ラジアル軸受部R1、R2を構成する多円弧軸受の他の実施形態を示すものである。この実施形態では、図4に示す構成において、各偏心円弧面8a3の最小隙間側の所定領域θが、それぞれ回転軸心Oを中心とする同心の円弧で構成されている。従って、各所定領域θにおけるラジアル軸受隙間(最小隙間)8a6は一定となる。このような構成の多円弧軸受は、テーパ・フラット軸受と称されることもある。
図6では、軸受スリーブ8の内周面8aのラジアル軸受面となる領域が3つの円弧面8a7で形成されると共に、3つの円弧面8a7の中心は、回転軸心Oから等距離オフセットされている。3つの偏心円弧面8a7で区画される各領域において、ラジアル軸受隙間8a8は、円周方向の両方向に対してそれぞれ漸次縮小した形状を有している。
以上説明した第一および第二ラジアル軸受部R1、R2の多円弧軸受は、何れもいわゆる3円弧軸受であるが、これに限らず、いわゆる4円弧軸受、5円弧軸受、さらには6円弧以上の数の円弧面で構成された多円弧軸受を採用してもよい。また、ラジアル軸受部R1、R2のように、2つのラジアル軸受部を軸方向に離隔して設けた構成とする他、軸受スリーブ8の内周面8aの上下領域に亘って1つのラジアル軸受部を設けた構成としてもよい。
また、スラスト軸受部T1、T2の一方又は双方は、例えば図示は省略するが、スラスト軸受面となる領域に、複数の半径方向溝形状の動圧溝を円周方向所定間隔に設けた、いわゆるステップ軸受、いわゆる波型軸受(ステップ型が波型になったもの)等で構成することもできる。
また、以上の実施形態では、ラジアル軸受部R1、R2やスラスト軸受部T1、T2を動圧軸受で構成した場合を説明したが、これ以外の軸受で構成することもできる。例えば、ラジアル軸受面となる軸受スリーブ8の内周面8aを、動圧発生部としての動圧溝8a1や円弧面8a3を設けない真円内周面とし、この内周面と対向する軸部2aの真円状外周面2a1とで、いわゆる真円軸受を構成することができる。
また、以上の実施形態では、流体軸受装置1の内部に充満し、ラジアル軸受隙間や、スラスト軸受隙間に潤滑膜を形成する流体として、潤滑油を例示したが、それ以外にも各軸受隙間に潤滑膜を形成可能な流体、例えば空気等の気体や、磁性流体等の流動性を有する潤滑剤、あるいは潤滑グリース等を使用することもできる。
本発明の効果を実証するため、Cu粉末と低膨張金属粉末とを含む混合金属粉末で形成された試験体(実施例1〜4)と、従来組成の金属粉末(Cu粉末とFe粉末との混合粉末)で形成された試験体(比較例)とについて、それぞれ線膨張係数測定試験を行い、線膨張係数を評価比較した。また、上記試験体(実施例1〜4)のうち、Cu粉末と低膨張金属粉末に加えて、さらにSUS粉末を含む混合金属粉末で形成された試験体(実施例2〜4)と従来品(比較例)について摩耗試験を行い、耐摩耗性を評価比較した。
試験材料には、純Cu粉末として福田金属箔粉工業(株)製のCE−15を、低線膨張金属粉末としてのS.Invar粉末には(株)アトミックス製のSUPER INVARを、SUS粉末として大同特殊鋼(株)製のDAP410L(SUS410L)を、また、Fe粉末としてヘガネス(株)製のNC100.24をそれぞれ用いた。また、低融点金属としてのSn粉末には福田金属箔粉工業(株)製のSn-At-W350を、固体潤滑剤としての黒鉛には日本黒鉛工業(株)製のECB−250をそれぞれ用いた。試験片(焼結金属材)の焼結温度は、比較例、実施例共に870℃とした。比較例と実施例、各々の混合金属粉末の組成は図7に示す通りである。また、各粉末の粒度分布は図8に示す通りである。
線膨張係数測定試験は、比較例、実施例共に以下の条件で行った。
試験片 ;外径φ7.5mm×軸方向幅10mm
測定温度 ;−40℃〜120℃
昇温速度 ;5℃/min
荷重 ;10gf
窒素ガス流量;200ml/min
また、摩耗試験は、比較例、実施例共に以下の条件で行った。
試験片 ;外径φ7.5mm×軸方向幅10mm
相手試験片;外径φ40mm×軸方向幅4mm
周速 ;50m/min
面圧 ;1.3MPa
潤滑油 ;エステル油(12mm2/s)
試験時間 ;3hrs
図9に線膨張係数測定試験結果を示す。同図に示すように、S.Invar粉末を含まない試験体(比較例)では、高い線膨張係数を示した。これに対して、S.Invar粉末を含む試験体(実施例1〜4)では、線膨張係数の値は小さいものとなった。
図10に摩耗試験結果を示す。同図に示すように、SUS粉末を含まない試験体(比較例)では顕著な摩耗が確認された。これに対して、SUS粉末を含む試験体(実施例2〜4)における摩耗量(摩耗深さ、摩耗痕面積)は、従来組成の試験体(比較例)に比べて非常に小さいものであった。
以上より、試験を行ったS.Invar粉末とSUS粉末との何れの組合わせ(実施例2〜4)においても、線膨張係数低減効果と耐摩耗性向上効果とを共に満足することが確認された。
本発明の一実施形態に係る流体軸受装置を組込んだ情報機器用スピンドルモータの断面図である。 流体軸受装置の断面図である。 それぞれ軸受スリーブの(a)縦断面図と、(b)下端面図である。 ラジアル軸受部の他の構成例を示す断面図である。 ラジアル軸受部の他の構成例を示す断面図である。 ラジアル軸受部の他の構成例を示す断面図である。 試験材料の組成を示す図である。 粉末粒子の粒度分布を示す図である。 線膨張係数測定試験結果を示す図である。 摩耗試験結果を示す図である。 軸受スリーブの内部を示す顕微鏡写真である。
符号の説明
1 流体軸受装置
2 軸部材
3 ディスクハブ
4 ステータコイル
5 ロータマグネット
6 ブラケット
7 ハウジング
8 軸受スリーブ
8a1、8a2 動圧溝
8c1 動圧溝
9 シール部材
S シール空間
R1、R2 ラジアル軸受部
T1、T2 スラスト軸受部

Claims (4)

  1. 軸部材と、該軸部材を回転支持する軸受スリーブとを備えた流体軸受装置において、
    前記軸部材がSUSで形成され、
    前記軸受スリーブが、純Cu粉末にNiを25wt%以上50wt%以下含むFe−Ni合金粉末と、SUS粉末とを配合した混合金属粉末を圧縮成形した後、焼結して得られたもので
    混合金属粉末のうち前記Fe−Ni合金粉末を除いた粉末が、純Cu粉末をベースとし、かつ残部がSUS粉末、Sn粉末、および黒鉛からなるものであって、混合金属粉末における純Cu粉末の割合が30wt%以上80wt%以下で、前記Fe−Ni合金粉末の割合が10wt%以上40wt%未満であることを特徴とする流体軸受装置。
  2. 前記Fe−Ni合金粉末は、Invar型合金粉末、あるいはSuper−Invar
    型合金粉末である請求項1記載の流体軸受装置。
  3. 前記軸受スリーブの内周面に、動圧発生部が設けられた請求項1記載の流体軸受装置。
  4. 請求項1〜の何れかに記載の流体軸受装置を備えたモータ。
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