JP4952695B2 - プラスチック容器のラベル分離装置 - Google Patents

プラスチック容器のラベル分離装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4952695B2
JP4952695B2 JP2008272768A JP2008272768A JP4952695B2 JP 4952695 B2 JP4952695 B2 JP 4952695B2 JP 2008272768 A JP2008272768 A JP 2008272768A JP 2008272768 A JP2008272768 A JP 2008272768A JP 4952695 B2 JP4952695 B2 JP 4952695B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
label
plastic container
main body
rotary blade
port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008272768A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010099910A (ja
Inventor
瀬 久 和 廣
佐 美 昭 吾 宇
Original Assignee
株式会社第一鈑金
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社第一鈑金 filed Critical 株式会社第一鈑金
Priority to JP2008272768A priority Critical patent/JP4952695B2/ja
Publication of JP2010099910A publication Critical patent/JP2010099910A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4952695B2 publication Critical patent/JP4952695B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B17/00Recovery of plastics or other constituents of waste material containing plastics
    • B29B17/02Separating plastics from other materials
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/712Containers; Packaging elements or accessories, Packages
    • B29L2031/7158Bottles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/744Labels, badges, e.g. marker sleeves
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Description

本発明はプラスチック容器のラベル分離装置に係り、さらに詳しくは、PETボトル等のプラスチック容器を破砕してプラスチック容器に貼り付けられたラベルを分離する装置に関する。
清涼飲料等を入れるために使用されるPETボトルのリサイクル材は再生材として優れた特性を有しているが、市場に流通する段階では、商品名や内容物表示のために、容器本体とは異なる材質に印刷等を施したラベルが貼付けされている。
使用済みとなったPETボトルは、自治体等で分別回収され、PETボトルのPET(ポリエチレンテレフタレート)とラベルを分離することで、再資源化が図られ、繊維等の原料にする利用法が推進されている。また、再生PETボトルの原料としての利用促進も図られている。
資源ごみとして回収される使用済みPETボトルは、容積がかさばらないように無作為に圧縮した状態で回収されるが、その中には容器本体とともに紙やプラスチック製のラベルが混在しており、PETボトルを有効に再資源化するためには、これらラベル等の異種物質を分離する必要がある。
従来、ラベル等の分離は、カッターナイフ等を用いて人力で行なっていたため、膨大な時間が必要であり、圧縮により極端に形状が変形したものは焼却処分するしかなかった。機械化したものでは、PETボトルを破砕した後、風選により分離する方法が行われているが、これも能率が悪く、選別度の低いことが問題であった。
特開2005−254467号公報
本発明はかかる欠点を解決するためになされたものであり、使用済みプラスチック容器から効率よくラベルを分離して高純度のプラスチック素材が回収できる装置の提供を目的とする。
本発明は、プラスチック容器を投入する投入口と、破砕されたプラスチック容器を排出するプラスチック容器破砕片排出口と、剥離されたラベルを排出するラベル排出口とが備えられた本体と、前記本体の内部にあって、回転軸を中心として放射状に装着され回転運動によりプラスチック容器を破砕する回転刃と、前記回転刃と干渉しないように配置された固定刃とが備えられているプラスチック容器のラベル分離装置において、前記回転軸最下部の固定刃の下に装着されプラスチック容器を破砕するとともに本体内周面に螺旋状の上昇気流を発生させるプロペラ型回転刃と、前記プラスチック容器破砕片排出口付近に設けられたラベル吸い込み口から、プラスチック容器破砕片排出流中に混在しているラベルを回収して前記ラベルを前記投入口ヘ戻すラベル戻し装置と、前記本体の上部にあって、前記ラベルを分離し、分離した前記ラベルを前記ラベル排出口に導く円錐型のラベル分離筒と、前記回転刃及び前記プロペラ型回転刃により引き起こされた前記ラベルを含む回転上昇流を効率よく前記本体上部へ誘導する螺旋状のラベルガイドプレートと、前記排出ラベルヘのプラスチック容器破砕片の混入を防止するための円錐形邪魔筒と、を含むことを特徴とし、前記本体の外殻の内面は交換可能な内張で被覆されていることを特徴とする。
前記ラベル戻し装置は、プラスチック容器破砕片とともに前記プラスチック容器破砕片排出口方向に送り出されるラベルを再度前記投入口に戻すためのラベル吸い込み口と、前記ラベル吸い込み口付近に設けられたラベル吸い込み用ブロワーと、前記ラベル吸い込み用ブロワーで回収した前記ラベルを前記投入口ヘ戻す戻し管と戻し口からなることを特徴とする。
前記ラベルガイドプレートは、前記回転刃及び前記プロペラ型回転刃により引き起こされた前記ラベルを含む回転上昇流を前記本体上部へ誘導する第1螺旋板と、前記本体上部ヘ誘導された前記ラベルを含む回転上昇流を引き続いてさらに上部の第1ブロワーへ誘導する第2螺旋板と、からなることを特徴とする。
本発明によれば、無差別に圧縮され極度に変形して多様な形状を有するPETボトル等のプラスチック容器を混合投入しても、1次破砕時において例えば95%を上回るラベル分離度を得ることで後工程を経て高純度PET材等のプラスチック素材を回収することができる。
また、PETボトル等プラスチック容器の粉砕、分離機構が本体内に収められているため、破砕されるプラスチック容器やラベルが周囲に飛散することがなく、安全で効率良い作業が可能となる。
本発明のプラスチック容器のラベル分離装置は、市販されているPETボトル等のプラスチック製容器本体と、それに貼付されていて内容物や製造元の表示若しくは商品名等が印刷されたラベル類とを分離して回収することのできる装置である。以下、ラベルが装着されたPETボトルを実施例としているが、本発明はそれに限定されず、目的や用途の異なる容器類であっても、類似の形状若しくは構成を有したものであれば、さまざまなものに対して適用することができる。
回収PETボトルは一般的に圧縮梱包されて処理業者に流通しているものと、ほぼ丸形状のまま流通しているものに大別されるが、いずれの場合もラベルが貼付されているPETボトルはリサイクルの初期工程でラベルを分離することが高純度PET成分を得るために重要である。
本発明に係るプラスチック容器のラベル分離装置は、高速回転する回転刃6によりプラスチック容器を破砕し、破砕によりプラスチック容器(PET)とラベルを分離させる。
PETと分離したラベルは、図1に示す本体23中心部の回転軸5最下部に設けたプロペラ型回転刃14により引き起こされる本体内側の螺旋上昇気流に乗り本体上部に設けたラベル分離筒11を経て本体最上部の第1ブロワー10にて本体外部へ排出される。
一方、PETはラベルに比べて比重が大きいので本体23内壁面に生じている螺旋上昇気流に乗れず本体23下部へ落下し本体23下部に生じる回転刃の遠心力によりプラスチック容器粉砕片排出口3から外部に排出される。
この際、一部混入するラベルはプラスチック容器粉砕片排出口3付近に設けたラベル吸引用の第2ブロワー24により吸引され、戻し管25を通って戻し口26へ戻され、投入口2に再投入される。
プラスチック容器粉砕片排出口3に於ける空気の流れは、プロペラ型回転刃14による上昇気流を補うため本体23内部へ吸い込む方向となる。この流れがラベルを本体23内部へ引き込みラベルの分離を効率化する。
本発明に係るプラスチック容器のラベル分離装置は、筒状の本体23に、ラベルが付着した状態のPETボトルを投入する投入口2と、ラベルが除去され破砕されたPETボトルを排出するプラスチック容器破砕片排出口3と、PETボトルから剥離されたラベルを排出するラベル排出口4とを備えている。ラベルが付着したPETボトルを投入する投入口2と剥離されたラベルを排出するラベル排出口4は、本体23の中心よりも上側に設けられ、破砕されたPETボトルを排出するプラスチック容器破砕片排出口3は本体23の下方に設けられている。
本体23の内部には、回転軸5を中心として放射状に装着された最下段のプロペラ型回転刃14より上部に複数個取り付けられた回転刃6と、プロペラ型回転刃14と干渉しないように本体23の外殻内周部に配置された邪魔板を兼ねる固定刃7とが備えられ、プロペラ型回転刃14、回転刃6、固定刃7によりPETボトルを破砕する仕組みとなっている。固定刃7は、回転刃6の先端部分を上下から挟むように設けられているが、互いに干渉しないように配置されている。
本発明のプラスチック容器のラベル分離装置は、プロペラ型回転刃14、回転刃6、固定刃7を有効に作用させることによって、PETボトルからラベルを剥離する。すなわち、回転刃6によってPETボトルを破砕するとともに、回転刃6と固定刃7との間にPETボトルを挟み込むことによっても、圧縮変形したPETボトルまでも上手く破砕して、ラベル類を剥離することを可能としている。
プロペラ型回転刃14は、回転軸5の最下部に、回転軸5を中心にして一対のプロペラ型回転刃を装着したもので、回転軸5を中心にプロペラ型回転刃14を回転させると、本体23下方から上方に向かって渦流を伴う上昇気流を効率良く発生させることができる。
プロペラ型回転刃14は、上方に設置された回転刃6により十分に破砕されなかったPETボトルをさらに細かく破砕すると共に気流を効率良く発生させる機能を備えている。すなわち、回転刃はPETボトルを破砕するために作用すると共に、渦流を伴う上昇気流を発生させる機能を併せ持っている。
この上昇気流の元になる空気の一部は本体下部に設けられたプラスチック容器破砕片排出口3から供給される。すなわち、プラスチック容器破砕片排出口3では吸い込み気流が生じ比重の軽いラベルは一部を除きほとんどが本体23内周面の螺旋状の上昇気流に乗って上昇する。一方、PET類は比重が大きく上昇気流に乗りきれず本体下部に設けたプロペラ型回転刃14および回転刃6の風圧及び接触時の衝撃でプラスチック容器破砕片排出口3に排出される。上昇気流の供給は、上部投入口2からも発生する。
回転刃6は、回転軸5の長手方向に沿って複数個設けることが好ましく、互いに交差するように多段にして取り付ける。
回転刃6の断面形状は、端部を鋭利な刃状にする必要は必ずしもなく、棒状や平板状等の形状で、破砕されたPETボトルが落下するように、適当な隙間を持って構成されるものであれば良い。回転により気流を発生させるためにプロペラのようにねじりが入っていても良い。本体23の内壁に固定される固定刃7も回転刃6と同様、回転刃6と干渉しないように配置されるものであればその形状は特に限定されず、矩形状や円錐状などさまざまな形とすることができる。回転刃6と固定刃7とによってPETボトルを挟み込み破砕するために、それらの表面に微小な突起を形成しても良く、表面を梨地状にするなどしてPETボトルが回転刃6の表面ですべり難くしておくことが好ましい。
回転刃6の上部には、投入口2より投入されたPETボトルが回転刃6に当りその反動で直接第2螺旋板20に飛び込むのを防ぐための反射板21が設置されている。
回転刃6の最上部より上の本体23の内周面には、螺旋状の薄板からなるガイドプレートである第1螺旋板19が設けられ、さらに第1螺旋板19が設けられた本体23の上部には円錐台型のラベル分離筒11が搭載されており、ラベル分離筒11の上に第1ブロワー10、ラベル排出口4が取り付けられている。ラベル分離筒11の内部にはラベル分離筒11と相似型の円錐台型の邪魔筒22が設置され、ラベル分離筒11の内周面には、螺旋状の薄板からなる第2螺旋板20が設けられている。第1螺旋板19および第2螺旋板20は、円錐台状の邪魔筒22とともにプロペラ型回転刃14および回転刃6により引き起こされ本体内周面を螺旋状上昇気流に乗って上昇してきたラベルを同一円周上でグルグル回ることなく効率よく本体23の上部の第1ブロワー10へ誘導する。
円錐型ラベル分離筒11内部に設けられた邪魔筒22は、下方に向かってスカート状に広がっており、その外径はラベル分離筒11の内径と10mm〜70mmの間隔を有している。
これは、本体23内部の回転刃6により跳ね上げられたPETボトルの大片が円錐型ラベル分離筒11と邪魔筒22の隙間に侵入するのを防止するとともに、ラベルはこの隙間を自由に通過するようにするためである。
一辺が約70mm以下のPETボトル小片は、一部がラベルと共に円錐型ラベル分離筒11と邪魔筒22の隙間を上昇してくるが、このPETボトル小片は円錐型ラベル分離筒11内周面を螺旋運動しながら上昇する過程でその回転半径を絞られPETボトル小片の自重で落下する様螺旋の上昇風を調節する。
円錐型ラベル分離筒11内の回転風は、本体23筒内の回転刃6の回転により発生し、上昇風は、プロペラ型回転刃14の回転により発生するが、上昇風の調節はプロペラ形状のねじり角度及び長さ調節により行う。この回転風と上昇風のバランスによりPETボトル小片とラベルの風力選別を行うことが可能となる。落下したPETボトル小片は邪魔筒22のスカート部に設けた落とし穴から本体23筒部に戻される。このとき、落とし穴の設置位置は、本体23筒内の回転軸固定用支持梁が回転風を受ける反対側とする。
この位置では、本体23内周面に発生する上昇風に対し下降渦風となっておりPETボトル小片が落下し易くなる。PETボトル小片は、邪魔筒22のスカート上を回転しながら落下して落とし穴部に達し、ここから落下する。落下したPETボトル小片には、本体23内の回転軸中心部を通る下降気流に乗って落下するものと、再び本体23内壁面を上昇し円錐型ラベル分離筒11内に誘導されラベルと共にブロワーを経て排出される物があるが、再び本体23内壁面を上昇するPETボトルはPETボトル全体の約1%以下である。
本体23筒内で剥離されたラベルは本体23内壁面を上昇する螺旋風によって上部円錐型ラベル分離筒11内へ吹き上がる。しかし、下部回転刃6やプロペラ型回転刃14などで剥離されたラベルの一部は、回転軸下部にある下部回転刃6やプロペラ型回転刃14により引き起こされた遠心風によりPETボトル片とともにプラスチック容器破砕片排出口3方向ヘ押し出される。
このようにPETボトル片とともにプラスチック容器破砕片排出口3ヘ押し出されるラベルは、プラスチック容器破砕片排出口3付近に設けたラベル吸い込み口28と第2ブロワーで吸い上げられ戻し管25を経て再度戻し口26に戻され、投入口2から回収PETボトルとともに再投入される。
このとき一部のPETボトル片も混入するが投入口2から再投入して再分離が可能となる。
第2ブロワー24で吸い上げられ戻し口26に戻されたラベルと一部PETボトル片を投入口2ヘ効率よく投入するため戻し口26と投入口2にゴム製のスリット板27を設けている。これにより、風力で戻されたラベルが投入口2の外へ飛散することが防止できる。
プラスチック容器破砕片排出口3での気流は全体的に本体23内部への吸い込み気流となっており、遠心風などで押し出されたラベル片は殆どが本体23内部へ逆戻りするが、一部は破砕PETボトル片と共にプラスチック容器破砕片排出口3から排出されそうになるものがあるため、これを第2ブロワー24で吸い上げるのである。
第1ブロワー10の吸引力はプロペラ型回転刃14が発生させる回転上昇風との相互作用により決まるが、その中間部にある投入口2の開口部は空気の流入が大きく、ここからの流入空気が直接第1ブロワー10に供給されると、プロペラ型回転刃14で引き起こされた回転上昇風の衰弱化を招く。これを防止するため回収PETボトルを挿入しながら空気流入防止(減少化)が可能なスリット板27を設置している。
本プラスチック容器のラベル分離装置では、PETボトル破砕時にPETボトルの破片が回転刃6、プロペラ型回転刃14、固定刃7及び本体23内壁の摩耗を誘発する。
従来型のプラスチック容器のラベル分離装置では、回転刃と固定刃はボルトにて脱着可能で、随時交換可能であるが、本体は摩耗しても交換が困難であった。その結果数年で本体に穴が生じ全体的に使用不可となるケースが発生した。
本発明によるプラスチック容器のラベル分離装置では、本体23の寿命向上手段として、本体23内壁に内張板29をボルト30,31にて脱着可能とした。内張板29の構成は、内張板29交換時の狭いスペースでの交換作業を考慮して小分割方式としている。
図2に示す通り、例えば、内壁面を円周方向に7分割とし垂直方向には2分割とする方法が考えられる。これにより、内張板は円周方向に2列の取り付け穴を設け、一方は固定刃7取り付け穴を共用し、もう一方は内張板29にねじ穴を設け、本体23には貫通穴を設け本体23外側から内張板29固定用ボルト31にて内張板の一方を引きよせ本体内側に密着固定する。
本体23内壁面には固定刃7を取り付けるためのボルト貫通穴が設けられており内張板29の一方はこのボルト穴を活用して固定する。固定刃7には各2ケ所づつねじ穴が設けてあり、これにより強固な密着固定力を得ることが可能となる。また、もう一方の固定側は内張板29にねじ切りで本体外側からボルト締めとなっている為内張板29が摩耗して薄くなっても本体23内部には異物の飛散がなく、高純度のPET材を供給することが継続可能となる。
内張板の摩耗による交換の目安は初期板厚の1/2程度を超えない時期が望ましい。
本発明によるプラスチック容器のラベル分離装置の主な消耗部材は、回転刃6、プロペラ型回転刃14、固定刃7、及び本体23内周面部であり、上記対策により格段の寿命向上が図れる。
本発明のプラスチック容器のラベル分離装置の1実施例では、本体23の外径が1000mm、高さが3000mmで、500kg/hのPETボトル処理が可能である。
以下、本発明によるプラスチック容器のラベル分離装置におけるラベル分離過程について説明する。
投入口2から投入されたPETボトルは、回転刃6と衝突して回転運動をすると共に、それに伴う遠心力により本体23の内周壁に向かって飛散する。本体23の内周壁に設けられた固定刃7は回転刃6、プロペラ型回転刃14とともに、遠心力で内周壁に飛ばされたPETボトルを破砕して、ラベル類とPETボトルを分離する。剥離されたラベル類は、回転刃6やプロペラ型回転刃14の回転により発生する気流により落下することなく浮遊し、その気流に乗って上方に集められ、ラベル排出口4から排出される。
ラベル排出口4は、本体23の内側から外側に向かってラベル排出するように、本体23に接続した連結管の先端に配置しても良い。連結管の途中に補助ブロワーを併設することで、本体23の内側から外側に向けて流れる気流をより効率的に発生させることができ、ラベル類の排出をより促進することができる。
一方、破砕されたPETボトルは、その重量により本体23内の気流では浮遊せずに落下する。回転軸5の長手方向に沿って回転刃6を複数段設けておくことで、PETボトルは落下しながら複数回にわたって回転刃6と固定刃7の作用を受けて破砕が進み、より確実にラベルとPETボトルが分離される。これにより、極度に圧縮されて変形したPETボトルでも、確実にラベルを取り除くことができる。ラベルを剥離されたPETボトルは、本体23の下方に設けられたプラスチック容器破砕片排出口3から排出される。
以上のように、本発明のプラスチック容器類の分離装置によれば、回転刃の回転運動を利用して、破砕と気流による風選を本体23内で行うことができ、本体23に設けられた異なる二つの排出口より、PETボトルなどの容器体とそれに付着していたラベル類を分離回収することが可能となる。
本発明に係るプラスチック容器のラベル分離装置の縦方向断面図及び側面図である。 本発明に係るプラスチック容器のラベル分離装置の内張板取り付け状況を示す図である。 本発明に係るプラスチック容器のラベル分離装置の内張板取り付け状況を示す図である。
符号の説明
1 架台
2 投入口
3 プラスチック容器破砕片排出口
4 ラベル排出口
5 回転軸
6 回転刃
7 固定刃
8 底板
9 連結管
10 第1ブロワー
11 ラベル分離筒
12 主モーター
13 導入路
14 プロペラ型回転刃
15 第1定量モーター
16 第2定量モーター
17 押し圧板
18 第3排出口
19 第1螺旋板
20 第2螺旋板
21 反射板
22 邪魔筒
23 本体
24 第2ブロワー
25 戻し管
26 戻し口
27 スリット板
28 ラベル吸い込み口
29 内張板
30 固定刃固定用ボルト
31 内張板固定用ボルト

Claims (4)

  1. プラスチック容器を投入する投入口と、破砕されたプラスチック容器を排出するプラスチック容器破砕片排出口と、剥離されたラベルを排出するラベル排出口とが備えられた本体と、前記本体の内部にあって、回転軸を中心として放射状に装着され回転運動によりプラスチック容器を破砕する回転刃と、前記回転刃と干渉しないように配置された固定刃とが備えられているプラスチック容器のラベル分離装置において、
    前記回転軸の最下部にある固定刃の下に装着されプラスチック容器を破砕するとともに、本体内周面に螺旋状の上昇気流を発生させるプロペラ型回転刃と、
    前記プラスチック容器破砕片排出口付近に設けられたラベル吸い込み口から、プラスチック容器破砕片排出流中に混在しているラベルを回収して前記ラベルを前記投入口ヘ戻すラベル戻し装置と、
    前記本体の上部にあって、前記ラベルを分離し、分離した前記ラベルを前記ラベル排出口に導く円錐型のラベル分離筒と、
    前記回転刃及び前記プロペラ型回転刃により引き起こされた前記ラベルを含む回転上昇流を効率よく前記本体上部へ誘導する螺旋状のラベルガイドプレートと、
    前記排出ラベルヘのプラスチック容器破砕片の混入を防止するための円錐形邪魔筒と、
    を含むことを特徴とするプラスチック容器のラベル分離装置。
  2. 前記本体の外殻の内面は交換可能な内張で被覆されていることを特徴とする請求項1に記載のプラスチック容器のラベル分離装置。
  3. 前記ラベル戻し装置は、プラスチック容器破砕片とともに前記プラスチック容器破砕片排出口方向に送り出されるラベルを再度前記投入口に戻すためのラベル吸い込み口と、
    前記ラベル吸い込み口付近に設けられたラベル吸い込み用ブロワーと、
    前記ラベル吸い込み用ブロワーで回収した前記ラベルを前記投入口ヘ戻す戻し管と戻し口からなることを特徴とする請求項1に記載のプラスチック容器のラベル分離装置。
  4. 前記ラベルガイドプレートは、前記回転刃及び前記プロペラ型回転刃により引き起こされた前記ラベルを含む回転上昇流を前記本体上部へ誘導する第1螺旋板と、
    前記本体上部ヘ誘導された前記ラベルを含む回転上昇流を引き続いてさらに上部の第1ブロワーへ誘導する第2螺旋板と、からなることを特徴とする請求項1に記載のプラスチック容器のラベル分離装置。
JP2008272768A 2008-10-23 2008-10-23 プラスチック容器のラベル分離装置 Expired - Fee Related JP4952695B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008272768A JP4952695B2 (ja) 2008-10-23 2008-10-23 プラスチック容器のラベル分離装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008272768A JP4952695B2 (ja) 2008-10-23 2008-10-23 プラスチック容器のラベル分離装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010099910A JP2010099910A (ja) 2010-05-06
JP4952695B2 true JP4952695B2 (ja) 2012-06-13

Family

ID=42290983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008272768A Expired - Fee Related JP4952695B2 (ja) 2008-10-23 2008-10-23 プラスチック容器のラベル分離装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4952695B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102015007912A1 (de) * 2015-06-20 2016-12-22 Heinrich Buzga Vorrichtung und Verfahren zum Behandeln von insbesondere kleinstückigem Schüttgut
CN106493894A (zh) * 2016-10-17 2017-03-15 郑州峰泰纳米材料有限公司 一种在线动态混合器
KR102171040B1 (ko) * 2020-03-04 2020-10-29 김기정 폐합성수지 박피 제거 및 선별 시스템
KR102171052B1 (ko) * 2020-03-04 2020-10-28 김기정 폐합성수지 분리장치
KR102335848B1 (ko) * 2021-06-25 2021-12-07 김기정 폐합성수지 박피 선별시스템
CN115780435A (zh) * 2022-11-24 2023-03-14 南通楹瑞资源循环利用有限公司 一种立式脱标机

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2683631B2 (ja) * 1995-04-04 1997-12-03 株式会社御池鐵工所 廃棄物リサイクルプラント
JPH10244535A (ja) * 1997-03-03 1998-09-14 Ain Kosan Kk 分離・分級方法及び装置
JP2001054911A (ja) * 1999-08-17 2001-02-27 Komatsu Ltd 廃プラスチック容器リサイクル装置
JP2002219447A (ja) * 2001-01-29 2002-08-06 Sadao Kamiyama ダスト分離装置
JP4009511B2 (ja) * 2002-09-06 2007-11-14 和博 中 ラベル取り機及び廃プラスチック容器のリサイクル回収処理システム
JP4269164B2 (ja) * 2004-03-09 2009-05-27 株式会社第一鈑金 プラスチック容器類の分離装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010099910A (ja) 2010-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4952695B2 (ja) プラスチック容器のラベル分離装置
AU2014323337B2 (en) Comminution device
EP3052251B1 (en) Method and device for separating particles of plastic foil and particles of organic material
KR102326528B1 (ko) 이종 물질들을 포함하는 용기들을 개봉하기 위한 방법 및 장치
KR200314639Y1 (ko) 음식물쓰레기 선별파쇄기
KR20110064372A (ko) 폐 페트병 라벨 제거장치
AU2020391048B2 (en) Comminution device
JP2007190481A (ja) 廃プラスチックの破砕方法及び破砕装置
JP2007030462A (ja) ペットボトル分割分離装置
JP4269164B2 (ja) プラスチック容器類の分離装置
JP2008254315A (ja) プラスチック容器類の分離装置
JP2002254430A (ja) 使用済みペットボトルのリサイクル設備
KR200354882Y1 (ko) 폐합성수지용 파쇄기
KR101629369B1 (ko) 폐비닐 선별 시스템
JP7418783B2 (ja) 分別装置
CN211359124U (zh) 一种线路板破碎***
CN207944277U (zh) 一种高效纸浆纤维分离机
EP3676446B1 (en) Separation device
JP7503821B2 (ja) ラベル剥離機
CN206661327U (zh) 一种摆式螺旋锤
JP2007061771A (ja) ペットボトル破砕処理装置用ホッパー
WO2023223548A1 (ja) 発酵適物選別装置の清掃装置
JPH08318172A (ja) ガラス等破砕装置およびガラス等の細粉砕方法
JP7450251B2 (ja) ラベル剥離機
CN117548186B (zh) 一种防合格物料回流的高效分选机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111014

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4952695

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150323

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees