JP4945592B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体記憶装置に係り、例えば可変抵抗素子を記憶素子として用いた半導体記憶装置に関する。
近年、記憶素子として抵抗変化素子を利用した半導体メモリ、例えば磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM:magnetic random access memory)が注目され開発が行われている。MRAMは、磁気抵抗(magnetoresistive)効果を利用してメモリセルに“1”または“0”情報を蓄積させることでメモリ動作を行うデバイスであり、不揮発性、高速動作、高集積性、高信頼性を兼ね備えるという特長を持つため、SRAM(static random access memory)、PSRAM(Pseudo SRAM)、DRAM(dynamic random access memory)などを置き換え可能なメモリデバイスの候補の一つとして位置付けられている。
磁気抵抗効果のうち、トンネル磁気抵抗(TMR: tunneling magnetoresistive)効果を示す素子を用いたMRAMが数多く報告されている。TMR効果素子としては、2枚の強磁性層とこれらに挟まれた非磁性層とからなる積層構造を有し、スピン偏極トンネル効果による磁気抵抗の変化を利用したMTJ(magnetic tunnel junction)素子を使用するのが一般的である。
MRAMの書き込みは、例えば、MTJ素子に直接に書き込み電流を流し、この書き込み電流の向きによって、MTJ素子の磁化配列、すなわち抵抗値を変化させる。このような、いわゆるスピン注入による書き込み方式では、MTJ素子を微細化するほど、書き込み電流を低減することが可能となる。
ところが、MTJ素子を微細化する際、MTJ素子に形状バラツキが発生する。この形状バラツキに起因してMTJ素子の磁気特性バラツキが大きくなり、書き込み或いは読み出し時におけるMRAMの動作マージンが小さくなってしまう。
また、この種の関連技術として、磁気抵抗素子に磁場を印加する配線の電流密度を低減することで、半導体記憶装置の信頼性を向上する技術が開示されている(特許文献1)。
特開2004−119478号公報
本発明は、可変抵抗素子の特性バラツキを低減することで、動作マージンを大きくすることが可能な半導体記憶装置を提供する。
本発明の一態様に係る半導体記憶装置は、メモリ領域に配置され、かつ抵抗値の変化に応じてデータを記憶し、かつ第1の配線に一端が電気的に接続され、第2の配線に他端が電気的に接続された複数の磁気抵抗素子と、前記メモリ領域に配置され、かつ前記磁気抵抗素子と同じ材料からなり、かつ電気的に絶縁された複数のダミー素子とを具備する。前記磁気抵抗素子及び前記ダミー素子からなるアレイは、交差する第1及び第2の方向に格子状に配列される。前記アレイは、前記第1の方向及び第2の方向のそれぞれにおいて、隣接する素子の間隔が同じになるように配列される。前記ダミー素子のサイズは、前記磁気抵抗素子のサイズより小さい
本発明によれば、可変抵抗素子の特性バラツキを低減することで、動作マージンを大きくすることが可能な半導体記憶装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る理想的なMTJ素子パターンのレイアウト。 第1の実施形態に係るMRAMの構成を示す平面図。 図2に示したA−A´線に沿ったMRAMの断面図。 図2に示したB−B´線に沿ったMRAMの断面図。 図2に示したC−C´線に沿ったMRAMの断面図。 1個のMTJ素子23の構成を示す断面図。 第1の実施形態に係るMRAMの製造工程を示す断面図。 図7に続くMRAMの製造工程を示す断面図。 図8に続くMRAMの製造工程を示す断面図。 図9に続くMRAMの製造工程を示す断面図。 図10に続くMRAMの製造工程を示す断面図。 図11に続くMRAMの製造工程を示す断面図。 図12に続くMRAMの製造工程を示す断面図。 図13に続くMRAMの製造工程を示す断面図。 図14に続くMRAMの製造工程を示す断面図。 図15に続くMRAMの製造工程を示す断面図。 図16に続くMRAMの製造工程を示す断面図。 図17に続くMRAMの製造工程を示す断面図。 本発明の第2の実施形態に係るMRAMの構成を示す平面図。 図19に示したA−A´線に沿ったMRAMの断面図。 図19に示したC−C´線に沿ったMRAMの断面図。 本発明の第3の実施形態に係る理想的なMTJ素子パターンのレイアウト。 第3の実施形態に係るMRAMの構成を示す平面図。 図23に示したA−A´線に沿ったMRAMの断面図。 図23に示したB−B´線に沿ったMRAMの断面図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
(第1の実施形態)
抵抗変化型メモリとしては、磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM:magnetic random access memory)、抵抗ランダムアクセスメモリ(ReRAM:resistive random access memory)、相変化ランダムアクセスメモリ(PCRAM:phase-change random access memory)など様々な種類のメモリを使用することが可能である。本実施形態では、抵抗変化型メモリとしてMRAMを一例に挙げて説明する。MRAMは、トンネル磁気抵抗(TMR)効果を利用するMTJ素子を記憶素子(可変抵抗素子)として備え、このMTJ素子の磁化状態により情報を記憶する。
一般的に、MRAMを構成するメモリセルは、1個のMTJ素子及び1個のトランジスタによって構成される。この場合、ワード線が延びるY方向に隣接する2個のMTJ素子間は、配線1本分のスペースであり、密なパターンになる。一方、ビット線が延びるX方向に隣接する2個のMTJ素子間は、2個のトランジスタやコンタクトプラグなどが配置されるため、粗なパターンになる。すなわち、MTJ素子のX方向のパターンは孤立に近くなる。
リソグラフィによるパターン形成は、孤立パターンに比べ、規則性のある密集パターンの方が解像したパターンの寸法制御性が高い傾向にあり、MTJ素子の抵抗バラツキを抑えたいMRAMにとって、孤立パターンは不利となる。
図1に理想的なMTJ素子パターンのレイアウトを示す。図1のレイアウトは、X方向及びY方向それぞれにおいて素子の間隔が等しい格子状の密集パターンである。X方向における素子間の距離をDa、Y方向における素子間の距離をDbとすると、Da=Dbである。このような密集パターンは、隣接するMTJ素子の距離が近く、素子配列が均一なため、周りからの光の干渉の影響等が均一化されやすく、サイズのそろったパターン形成がしやすい。また、レジストプロファイルも垂直になりやすく、素子の形状バラツキが小さくなる。
図2は、図1の理想的なパターンをMRAMに適用した例であり、このMRAMの構成を示す平面図である。図3は、図2に示したA−A´線に沿ったMRAMの断面図である。図4は、図2に示したB−B´線に沿ったMRAMの断面図である。図5は、図2に示したC−C´線に沿ったMRAMの断面図である。なお、図2は、MRAMのメモリ領域の平面図である。
図1の理想的なパターンをMRAMに適用した場合、記憶素子として使用されず、かつMTJ素子と同じ構造を有するダミー素子がワード線WL間に配置されることになるが、このダミー素子の上下の連絡がない場合、MRAMの動作上、特に問題は生じない。
P型半導体基板11は、表面領域に素子分離絶縁層12を具備し、素子分離絶縁層12が形成されていない領域が素子を形成する活性領域(素子領域)AAとなる。素子分離絶縁層12は、例えばSTI(Shallow Trench Isolation)により構成される。STI12としては、例えばシリコン酸化物(SiO)が用いられる。
各活性領域AAは、長手方向がX方向の例えば長方形であり、これが複数個X方向に等間隔を空けて(ワード線2本分空けて)配列されている。また、Y方向に隣接する2個の活性領域AAは、ワード線2本分だけX方向にずらして配置される。換言すると、X方向に並んだ複数の活性領域AAを一行とすると、隣接する2行分の活性領域AAは、ジグザグに配列されている。各活性領域AAには、2個の選択トランジスタ13が設けられており、従って、活性領域AAは、2本のワード線WLと交差している。
選択トランジスタ13は、例えば、NチャネルMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)からなる。すなわち、活性領域AA内には、互いに離間して第1及び第2の拡散領域(ソース/ドレイン領域)16及び17が設けられている。第1及び第2のソース/ドレイン領域16及び17はそれぞれ、半導体基板11内に高濃度のN型不純物(リン(P)、ヒ素(As)等)を導入して形成されたN型拡散領域により構成される。ソース/ドレイン領域16及び17間の活性領域AA上には、ゲート絶縁膜14を介して、Y方向に延在するゲート電極15が設けられている。ゲート電極15は、ワード線WLとして機能する。このようにして、第1の選択トランジスタ13が構成される。同じ活性領域AAに設けられる第2の選択トランジスタ13は、ソース/ドレイン領域17を共有するようにして、第1の選択トランジスタ13と直列に接続されている。
2個の選択トランジスタ13に共有されるソース/ドレイン領域17上には、コンタクトプラグ18が設けられている。コンタクトプラグ18上には、Y方向に延在する引き出し配線19が設けられている。引き出し配線19の端部には、コンタクトプラグ20が設けられている。コンタクトプラグ20上には、X方向に延在する第1の配線(ソース線SL)が設けられている。
一方、ソース/ドレイン領域16上には、コンタクトプラグ21が設けられている。コンタクトプラグ21上には、下部電極22が設けられている。下部電極22上には、MTJ素子23が設けられている。MTJ素子23の平面形状については特に制限されず、円、楕円、正方形、或いはその他の多角形などの形状を有する。また、多角形の角が丸くなった形状、或いは角が欠けた形状であってもよい。
MTJ素子23上には、コンタクト層24が設けられている。コンタクト層24上には、上部電極25が設けられている。上部電極25上には、コンタクトプラグ26が設けられている。コンタクトプラグ26上には、X方向に延在する第2の配線(ビット線BL)が設けられている。なお、図3及び図4から明らかなように、ビット線BLは、最上層として、MTJ素子23の上方、かつソース線SL間に配置されているが、図2のレイアウト図では、MTJ素子やダミー素子のレイアウトが容易に理解できるようにビット線BLの図示を省略している。半導体基板11とビット線BLとの間は、層間絶縁層30で満たされている。層間絶縁層30としては、例えばシリコン酸化物(SiO)が用いられる。
X方向に隣接する2個のMTJ素子23間には、ダミー素子28が設けられている。ダミー素子28は、MTJ素子23と同じ高さに配置されており、層間絶縁層30内に孤立して配置されている。すなわち、ダミー素子28は、いずれの配線にも電気的に接続されておらず、電気的に絶縁されている。また、図2に示すように、全てのダミー素子28は、MTJ素子23が配置されるメモリ領域内に配置されている。
ダミー素子28は、下部電極27及び上部電極29に挟まれている。ダミー素子28は、MTJ素子23と同じ積層構造を有しており、すなわち、MTJ素子23と同じ材料によって構成されている。また、下部電極27及び上部電極29はそれぞれ、MTJ素子23を挟む下部電極22及びコンタクト層24と同じ材料で構成されている。ダミー素子28の平面形状は、MTJ素子23のそれと同じである。また、ダミー素子28のサイズは、MTJ素子23のそれより小さい。
ところで、MTJ素子アレイは、ストライプ状に配置され、ストライプを構成する各ラインは、Y方向に並んだ複数のMTJ素子23から構成されている。ダミー素子アレイもまたストライプ状に配置され、ストライプを構成する各ラインは、Y方向に並んだ複数のダミー素子28から構成されている。また、MTJ素子23のラインとダミー素子28のラインとは、X方向に沿って交互に配置されている。さらに、MTJ素子23とダミー素子28とを合わせた素子アレイは、図1に示す格子状の密集パターンである。
図6は、1個のMTJ素子23の構成を示す断面図である。なお、ダミー素子28の層構造も、図6のMTJ素子23と同じである。
MTJ素子23は、下部電極22、固定層(参照層ともいう)23A、中間層(非磁性層)23B、記録層(自由層ともいう)23C、コンタクト層24(図示せず)、上部電極25が順に積層された積層構造を有する。なお、固定層23Aと記録層23Cとは、積層順序が逆であってもよい。コンタクト層24、下部電極22、及び上部電極25はそれぞれ、導電体からなる。
記録層23Cは、磁化(或いはスピン)の方向が可変である(反転する)。固定層23Aは、磁化の方向が不変である(固着している)。「固定層23Aの磁化方向が不変」とは、記録層23Cの磁化方向を反転するために使用される磁化反転電流を固定層23Aに流した場合に、固定層23Aの磁化方向が変化しないことを意味する。従って、MTJ素子23において、固定層23Aとして反転電流の大きな磁性層を用い、記録層23Cとして固定層23Aよりも反転電流の小さい磁性層を用いることによって、磁化方向が可変の記録層23Cと磁化方向が不変の固定層23Aとを備えたMTJ素子23を実現できる。スピン偏極電子により磁化反転を引き起こす場合、その反転電流は減衰定数、異方性磁界、及び、体積に比例するため、これらを適切に調整して、記録層23Cと固定層23Aとの反転電流に差を設けることができる。また、固定層23Aの磁化を固定する方法としては、固定層23Aに隣接して反強磁性層(図示せず)を設け、固定層23Aと反強磁性層との交換結合によって固定層23Aの磁化方向を固定することができる。
記録層23C及び固定層23Aの容易磁化方向は、膜面(或いは積層面)に対して垂直であってもよいし(以下、垂直磁化という)、膜面に対して平行であってもよい(以下、面内磁化という)。垂直磁化の磁性層は、膜面に垂直方向の磁気異方性を有しており、面内磁化の磁性層は、面内方向の磁気異方性を有している。垂直磁化型を用いた場合は、面内磁化型のように磁化方向を決定するのに素子形状を制御する必要がなく、微細化に適しているという利点がある。
記録層23C及び固定層23Aは、高い保磁力を持つ磁性材料から構成され、具体的には、1×10erg/cc以上の高い磁気異方性エネルギー密度を有することが好ましい。中間層23Bは、非磁性体からなり、具体的には、絶縁体、半導体、金属などを用いることが可能である。中間層23Bは、これに絶縁体或いは半導体を用いた場合はトンネルバリア層と呼ばれ、金属を用いた場合はスペーサ層と呼ばれる。
なお、固定層23A及び記録層23Cの各々は、図示するような単層に限定されず、複数の磁性層からなる積層構造であってもよい。また、固定層23A及び記録層23Cの各々は、第1の磁性層/非磁性層/第2の磁性層の3層からなり、第1及び第2の磁性層の磁化方向が反平行状態となるように磁気結合(交換結合)した反強磁性結合構造であってもよいし、第1及び第2の磁性層の磁化方向が平行状態となるように磁気結合(交換結合)した強磁性結合構造であってもよい。
また、MTJ素子23は、ダブルジャンクション構造を有していてもよい。ダブルジャンクション構造のMTJ素子23は、第1の固定層、第1の中間層、記録層、第2の中間層、第2の固定層が順に積層された積層構造を有する。このようなダブルジャンクション構造は、スピン注入による記録層23Cの磁化反転を制御しやすいという利点がある。
MTJ素子23へのデータの書き込みは、MTJ素子23に書き込み電流を供給するスピン注入方式によって行われる。また、データに応じて書き込み電流の向き変えることで、MTJ素子23を低抵抗状態、或いは高抵抗状態に設定する。
固定層23Aと記録層23Cとの磁化方向が平行となる平行状態(低抵抗状態)の時は、MTJ素子23の抵抗値は最も小さくなり、この場合を “0”データと規定する。一方、固定層23Aと記録層23Cとの磁化方向が反平行となる反平行状態(高抵抗状態)の時は、MTJ素子23の抵抗値は最も大きくなり、この場合を “1”データと規定する。
データの読み出しは、MTJ素子23に読み出し電流を供給することで行われる。平行状態の抵抗値をR0、反平行状態の抵抗値をR1とすると、“(R1−R0)/R0”で定義される値を磁気抵抗比(MR比)と呼ぶ。磁気抵抗比はMTJ素子23を構成する材料やプロセス条件によって異なるが、数10%から数100%程度の値を取り得る。このMR比に起因する読み出し電流の大きさを検知することで、MTJ素子23に記憶された情報の読み出しを行なう。読み出し動作時にMTJ素子23に流す読み出し電流は、スピン注入により記録層23Cの磁化が反転する電流よりも十分小さい電流値に設定する。
(製造方法)
次に、第1の実施形態に係るMRAMの製造方法について図面を参照しつつ説明する。
図7に示すように、P型半導体基板11に、素子分離絶縁層12及び活性領域AAを形成する。続いて、周知の方法によって、活性領域AAに、一個の拡散領域17を共有する2個の選択トランジスタ13を形成する。続いて、デバイス全面に、層間絶縁層30を堆積する。
続いて、拡散領域17上かつ層間絶縁層30内に、コンタクトプラグ18を形成する。続いて、コンタクトプラグ18上に、Y方向に延在する引き出し配線19を形成する。その後、層間絶縁層30を積み増す。続いて、隣接トランジスタに共有されない側の拡散領域16上かつ層間絶縁層30内に、コンタクトプラグ21を形成する。コンタクトプラグ21の上面は、引き出し配線19の上面より高くなっている。
続いて、図8に示すように、デバイス全面に、下部電極22、MTJ積層膜23、コンタクト層24を順次堆積する。下部電極22及びコンタクト層24としては、例えばタンタル(Ta)が用いられる。
続いて、図9に示すように、リソグラフィ工程によって、コンタクト層24上に、図1と同じパターンを有し、かつ格子状に配列された複数のレジスト31からなるレジストパターンを形成する。複数のレジスト31の各々は、MTJ素子23と同じ平面形状を有する。また、レジストパターンは、上記で説明したように本来必要のない、コンタクトプラグ18の上方や、STI12の上方にもレジストが残るように形成される。よって、コンタクトプラグ21上には、MTJ素子23が形成され、それ以外の領域には、ダミー素子28が形成されることになる。
続いて、図10に示すように、例えばRIE(Reactive Ion Etching)法によって、レジスト31をマスクとして用いて、コンタクト層24及びMTJ積層膜23を加工する。このエッチング工程は、まず、RIE法によって、レジスト31をマスクとして用いてコンタクト層24を加工し、レジスト31を剥離した後、再度RIE法によって、コンタクト層24をハードマスクとして用いてMTJ積層膜23を加工する。これにより、図1に示す格子状のパターンを有し、かつ複数のMTJ素子23及び複数のダミー素子28からなる素子アレイが形成される。
続いて、図11に示すように、MTJ素子23及びダミー素子28を埋めるように、デバイス全面に層間絶縁層30を堆積し、この層間絶縁層30をCMP(Chemical Mechanical Polishing)法によって平坦化する。続いて、図12に示すように、コンタクト層24の上部が露出するまで、層間絶縁層30をエッチバックする。続いて、図13に示すように、デバイス全面に、上部電極25を堆積する。これにより、上部電極25とコンタクト層24とが電気的に接続される。上部電極25としては、例えばタンタル(Ta)が用いられる。
続いて、図14に示すように、リソグラフィ工程によって、上部電極25上かつMTJ素子23形成予定領域のみに、複数のレジスト32を形成する。複数のレジスト32の各々は、所望の上部電極25と同じ平面形状を有する。この時、ダミー素子28の上方には、レジスト32が形成されない。
続いて、図15に示すように、例えばRIE法によって、レジスト32をマスクとして用いて、上部電極25及び下部電極22を加工する。このエッチング工程は、まず、RIE法によって、レジスト32をマスクとして用いて上部電極25を加工し、レジスト32を剥離した後、再度RIE法によって、上部電極25をハードマスクとして用いて下部電極22を加工する。この時、レジスト32が形成されていない領域の上部電極25及びダミー素子28は、エッチングにさらされることになる。この場合、ダミー素子28は、その膜厚が厚い、及び上部電極29がハードマスクとして使用される材料からなるため、メモリ領域にパターン及び材料が部分的に残存する。また、エッチングにさらされることにより、ダミー素子28は、MTJ素子23よりもサイズが小さくなる。
続いて、図16に示すように、エッチングによってできた段差を層間絶縁層30で埋め込み、この層間絶縁層30をCMP法によって平坦化する。この時、MTJ素子23間にダミー素子28を配置したことで素子間のアスペクト比が小さくなっている。このため、層間絶縁層30の平坦化が容易となり、CMP工程によってディッシングが発生するのを防ぐことができる。
続いて、図17に示すように、引き出し配線19上かつ層間絶縁層30内にコンタクトプラグ20を形成する。続いて、コンタクトプラグ20上かつ層間絶縁層30上に、ソース線SLとなる導電材料を堆積する。そして、リソグラフィ及びRIE法によって、この導電材料を加工し、X方向に延在するソース線SLを形成する。
続いて、図18に示すように、デバイス全面に、層間絶縁層30を堆積する。続いて、上部電極25上かつ層間絶縁層30内にコンタクトプラグ26を形成する。続いて、図3に示すように、コンタクトプラグ26上かつ層間絶縁層30上に、ビット線BLとなる導電材料を堆積する。そして、リソグラフィ及びRIE法によって、この導電材料を加工し、X方向に延在するビット線BLを形成する。このようにして、第1の実施形態に係るMRAMが製造される。
以上詳述したように第1の実施形態では、MRAMは、メモリ領域に、MTJ素子23と、このMTJ素子23と同じ層構造を有するダミー素子28とを備えている。そして、MTJ素子23及びダミー素子28を合わせた素子アレイは、図1に示す格子状の密集パターンを有している。すなわち、MTJ積層膜を加工する際のレジストパターンを格子状の密集パターンによって形成する。そして、このレジストパターンを用いてMTJ積層膜を加工することで、MTJ素子23とダミー素子28とを合わせた素子アレイを格子状の密集パターンに配置する。
従って第1の実施形態によれば、MTJ積層膜を加工する際のレジストパターンが横方向及び縦方向ぞれぞれの間隔が同じ格子状の密集パターンであり、隣のレジストとの距離が均一なため、周りからの光の干渉の影響等が均一化されて、サイズの揃ったレジストを形成することができる。また、レジストプロファイルも垂直に近くなり、レジストの形状バラツキが小さくなる。よって、このレジストパターンを用いて形成されたMTJ素子23の形状バラツキを低減することができる。この結果、MTJ素子23の磁気特性バラツキを小さくできるため、書き込み或いは読み出し時における動作マージンの大きいMRAMを構成することができる。
また、従来、X方向に隣接するMTJ素子23間は絶縁層で埋め込まれるが、本実施形態では、これらMTJ素子23間にダミー素子28が配置されている。X方向に隣接するMTJ素子23間にダミー素子28が配置されない場合、この間隔が大きくなるため、アスペクト比が大きくなり、絶縁層の平坦化時にディッシングが発生する。ところが、本実施形態では、隣接素子間(すなわち、MTJ素子23及びダミー素子28間)のアスペクト比を小さくできるため、絶縁層を堆積時にその上面が平坦に近くなる分、その後のCMP工程によって、絶縁層を平坦化することができる。その結果、デバイスが平坦化されるため、リソグラフィ工程におけるレジストの形状バラツキを低減することができる。
また、ダミー素子28がMTJ素子23と同じ磁性層で構成されているため、ダミー素子28は、隣接セルからの漏れ磁場やその他の外部磁場をブロックすることができる。これにより、MTJ素子23に印加される外部磁場を低減することができ、MTJ素子23の磁気特性の劣化、及び磁気特性バラツキを低減することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、第1の実施形態の他の構成例であり、活性領域AAをT字形に形成することによって、活性領域AAとソース線SLとを1個のコンタクトプラグで電気的に接続するようにしている。MTJ素子23及びダミー素子28の配列及び構成は、第1の実施形態と同じである。
図19は、本発明の第2の実施形態に係るMRAMの構成を示す平面図である。図20は、図19に示したA−A´線に沿ったMRAMの断面図である。図21は、図19に示したC−C´線に沿ったMRAMの断面図である。
各活性領域AAは、T字形であり、具体的には、X方向に延在する延在部と、この延在部の中央からY方向に突出した凸部とから構成されている。X方向に隣接する複数の活性領域AAは、等間隔を空けて(ワード線2本分空けて)配列されている。また、Y方向に隣接する2個の活性領域AAは、ワード線2本分だけX方向にずらして配置される。換言すると、X方向に並んだ複数の活性領域AAを一行とすると、隣接する2行分の活性領域AAは、ジグザグに配列されている。各活性領域AAには、2個の選択トランジスタ13が設けられている。
2個の選択トランジスタ13に共有されるソース/ドレイン領域17上には、コンタクトプラグ18が設けられている。コンタクトプラグ18上には、X方向に延在する第1の配線(ソース線SL)が設けられている。よって、第2の実施形態のMRAMは、第1の実施形態で示した引き出し配線19が不要である。
その他の構成は、第1の実施形態と同じである。なお、図20及び図21から明らかなように、ビット線BLは、最上層として、MTJ素子23の上方、かつソース線SL間に配置されているが、図19のレイアウト図では、MTJ素子やダミー素子のレイアウトが容易に理解できるようにビット線BLの図示を省略している。
第2の実施形態に係るMRAMの製造方法は、活性領域AAの形状、及びソース線SLのレベルが異なる以外は、第1の実施形態と同じである。第2の実施形態で示したようにMRAMを構成した場合でも、第1の実施形態と同じ効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、第1の実施形態と異なるMTJ素子パターンを採用した例である。図22に理想的なMTJ素子パターンのレイアウトを示す。図22のレイアウトは、菱形の密集パターンであり、具体的には、近接する4個のMTJ素子が菱形を形成しており、隣り合う2個の菱形が1つの辺を共有するようにして複数の菱形が密集している。
4個のMTJ素子によって形成される菱形は、それの4つの辺の長さが等しい。すなわち、これら4つの辺に対応するMTJ素子間の間隔は等しくなっている。図22において、第1のMTJ素子と、この第1のMTJ素子の斜め下の第2のMTJ素子との距離をDa、第1のMTJ素子と、この第1のMTJ素子の斜め上の第3のMTJ素子との距離をDbとすると、Da=Dbである。また、望ましくは、近接する3個のMTJ素子は、正三角形を形成する。この場合は、菱形を形成する4個のMTJ素子は、互いの間隔が全て等しくなる。
このような密集パターンは、隣接するMTJ素子の距離が近く、素子配列が均一なため、周りからの光の干渉の影響等が均一化されやすく、サイズのそろったパターン形成がしやすい。また、レジストプロファイルも垂直になりやすく、素子の形状バラツキが小さくなる。
図23は、図22の理想的なパターンをMRAMに適用した例であり、このMRAMの構成を示す平面図である。図24は、図23に示したA−A´線に沿ったMRAMの断面図である。図25は、図23に示したB−B´線に沿ったMRAMの断面図である。
図22の理想的なパターンをMRAMに適用した場合、記憶素子として使用されず、かつMTJ素子と同じ構造を有するダミー素子がワード線WL間に配置されることになるが、このダミー素子の上下の連絡がない場合、MRAMの動作上、特に問題は生じない。
P型半導体基板11には、素子分離絶縁層12によって分離された複数の活性領域(素子領域)AAが設けられている。各活性領域AAは、長手方向がX方向の例えば長方形であり、これが複数個Y方向に等間隔を空けて配列されている。また、Y方向に隣接する複数の活性領域AAは、ジグザグに配列されている。各活性領域AAには、2個の選択トランジスタ13が設けられており、従って、活性領域AAは、2本のワード線WLと交差している。
2個の選択トランジスタ13に共有されるソース/ドレイン領域17上には、コンタクトプラグ18が設けられている。コンタクトプラグ18上には、X方向に延在し、かつジグザグ形(或いは、波形)に形成された第1の配線(ソース線SL)が設けられている。
ソース/ドレイン領域16上には、コンタクトプラグ21が設けられている。コンタクトプラグ21上には、下部電極22が設けられている。下部電極22上には、MTJ素子23が設けられている。MTJ素子23上には、コンタクト層24が設けられている。コンタクト層24上には、上部電極25が設けられている。上部電極25上には、コンタクトプラグ26が設けられている。コンタクトプラグ26上には、X方向に延在し、かつジグザグ形(或いは、波形)に形成された第2の配線(ビット線BL)が設けられている。半導体基板11とビット線BLとの間は、層間絶縁層30で満たされている。
ビット線BL及びソース線SLは、同じレベルの配線層に形成されている。なお、MTJ素子23及びダミー素子28のレイアウトに関する理解が容易になるように、図23のビット線BL及びソース線SLを細いラインで示しているが、実際には、図24及び図25に示すように、ビット線BL及びソース線SLはそれぞれ所定の配線幅を有している。
同じ活性領域AAを交差する2本のワード線WL間には、ダミー素子28が設けられている。ダミー素子28は、MTJ素子23と同じ高さに配置されており、層間絶縁層30内に孤立して配置されている。すなわち、ダミー素子28は、いずれの配線にも電気的に接続されておらず、電気的に絶縁されている。また、図23に示すように、全てのダミー素子28は、MTJ素子23が配置されるメモリ領域内に配置されている。
ダミー素子28は、下部電極27及び上部電極29に挟まれている。ダミー素子28は、MTJ素子23と同じ積層構造を有している。下部電極27及び上部電極29はそれぞれ、MTJ素子23を挟む下部電極22及びコンタクト層24と同じ材料で構成されている。また、ダミー素子28のサイズは、MTJ素子23のそれより小さい。
ところで、MTJ素子アレイは、ストライプ状に配置され、ストライプを構成する各ラインは、Y方向に並んだ複数のMTJ素子23から構成されている。ダミー素子アレイもまた、ストライプ状に配置され、ストライプを構成する各ラインは、Y方向に並んだ複数のダミー素子28から構成されている。また、MTJ素子23とダミー素子28とを合わせた素子アレイは、図22に示す菱形の密集パターンである。
第3の実施形態の主要部であるMTJ素子23及びダミー素子28に関する製造方法では、図22に示す菱形の密集パターンをレジストパターンとして使用する。そして、このレジストパターンを用いて第1の実施形態と同じ製造方法を用いて、MTJ素子23及びダミー素子28を形成する。その他の製造工程においても、活性領域AAの配置、及びソース線SLのレベルが異なること以外は、第1の実施形態で示した製造方法を第3の実施形態に適用することができる。
以上詳述したように第3の実施形態では、メモリ領域に、MTJ素子23と、このMTJ素子23と同じ層構成を有するダミー素子28とを備えている。そして、MTJ素子23及びダミー素子28を合わせた素子アレイは、図22に示す菱形の密集パターンを有している。すなわち、MTJ積層膜を加工する際のレジストパターンを菱形の密集パターンによって形成する。そして、このレジストパターンを用いてMTJ積層膜を加工することで、MTJ素子23とダミー素子28とを合わせた素子アレイを菱形の密集パターンに配置する。
従って第3の実施形態によれば、MTJ素子23の形状バラツキを低減することができる。この結果、MTJ素子23の磁気特性バラツキを小さくできるため、書き込み或いは読み出し時における動作マージンの大きいMRAMを構成することができる。その他の効果は、第1の実施形態と同じである。
[実施例]
前述したように、本発明の抵抗変化型メモリとしては、MRAM以外の様々なメモリ、具体的には、ReRAM及びPRAMを用いることが可能である。
ReRAMを構成する可変抵抗素子は、下部電極、上部電極、及びこれらに挟まれた記録層を備えている。記録層は、電圧又は電流が印加されることにより、少なくとも2値以上の抵抗値を、少なくとも室温にて双安定状態として取り得る。この2つの安定な抵抗値を書き込み及び読み出すことにより、少なくとも2値のメモリ動作を実現する。
PRAMを構成する可変抵抗素子は、下部電極、ヒーター層、記録層、上部電極が順に積層されて構成される。記録層は、相変化材料から構成され、書き込み時に発生する熱により結晶状態と非晶質状態とに設定される。これら結晶状態及び非晶質状態の抵抗値を書き込み及び読み出すことにより、少なくとも2値のメモリ動作を実現する。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で、構成要素を変形して具体化できる。また、実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を構成することができる。例えば、実施形態に開示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよいし、異なる実施形態の構成要素を適宜組み合わせてもよい。
WL…ワード線、BL…ビット線、SL…ソース線、AA…活性領域、11…P型半導体基板、12…素子分離絶縁層、13…選択トランジスタ、14…ゲート絶縁膜、15…ゲート電極、16,17…拡散領域、18,20,21,26…コンタクトプラグ、19…引き出し配線、22…下部電極、23…MTJ素子、23A…固定層、23B…中間層、23C…記録層、24…コンタクト層、25…上部電極、27…下部電極、28…ダミー素子、29…上部電極、30…層間絶縁層、31,32…レジスト。

Claims (5)

  1. メモリ領域に配置され、かつ抵抗値の変化に応じてデータを記憶し、かつ第1の配線に一端が電気的に接続され、第2の配線に他端が電気的に接続された複数の磁気抵抗素子と、
    前記メモリ領域に配置され、かつ前記磁気抵抗素子と同じ材料からなり、かつ電気的に絶縁された複数のダミー素子と、
    を具備し、
    前記磁気抵抗素子及び前記ダミー素子からなるアレイは、交差する第1及び第2の方向に格子状に配列され、
    前記アレイは、前記第1の方向及び第2の方向のそれぞれにおいて、隣接する素子の間隔が同じになるように配列され、
    前記ダミー素子のサイズは、前記磁気抵抗素子のサイズより小さいことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記磁気抵抗素子及び前記ダミー素子は、前記第1の方向に交互に配置されることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記ダミー素子は、前記磁気抵抗素子と同じ平面形状を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記ダミー素子は、前記磁気抵抗素子と同じ高さに配置されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  5. 前記磁気抵抗素子は、磁化方向が固定された固定層と、磁化方向が変化可能な記録層と、前記固定層及び前記記録層に挟まれた非磁性層とを含み、
    前記ダミー素子は、前記磁気抵抗素子と同じ積層構造を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体記憶装置。
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