JP4943944B2 - 自動ドア、自動ドアセンサ及び自動ドア用調整装置 - Google Patents

自動ドア、自動ドアセンサ及び自動ドア用調整装置 Download PDF

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Description

本発明は、自動ドア、自動ドアセンサ及び自動ドア用調整装置に関するものである。
従来、施主の多様な要望に応えるため、あるいは安全性向上のため、設置現場ごとに様々な検知領域の配置や各検知領域に応じた自動ドアの開閉制御が提案されている。例えば、特許文献1には、左右両引き式の自動ドアにおいて、無目中央のセンサに加えて、戸尻側にもセンサが設けられた自動ドアが開示されており、この自動ドアでは、戸尻側のセンサが人を検知すると、扉体の開き動作を停止させるようにしている。また特許文献2にも、無目中央及び戸尻側にセンサが設けられた自動ドアが開示されており、この自動ドアでは、戸尻側のセンサが人を検知すると扉体の移動速度を減速して移動させるようにしている。また特許文献3及び4には、第1及び第2の検知領域を有するセンサと、扉体に固定された表示板とが設けられた自動ドアが開示されている。この自動ドアでは、表示板が含まれる第1検知領域で人が検知されると扉体を開き動作し、扉体が開き位置にあるときに第2検知領域で人が検知される間は扉体を開き位置に維持させる制御を行うようになっている。また特許文献5には、複数の検知領域を有するセンサが設けられた自動ドアが開示されており、この自動ドアでは、検知領域のうちの1つはドアウェイを含む補助検知エリアとして設定される一方、他の検知領域は起動エリアとして設定されている。そして、補助検知エリアでは、ドアウェイ上の移動体が扉体なのか人なのかを判断する必要があることから、扉体の位置に応じて検知が有効又は無効とされるようになっている。また特許文献6には、引き戸式扉体の移動方向および人の通行方向に配列された複数の検知領域を有するセンサを備えた自動ドアが開示されている。この自動ドアでは、一部の検知領域がドアウェイ上に設定されていて、ドアウェイ上の検知領域において扉体が閉じる方向に順に検知状態になった場合に検知されたのが扉体であると判断する一方、それ以外の順番で検知状態になった場合には、人等が検知されたと判断するようにしている。また特許文献7には、複数の検知領域を有するセンサを備えた折りたたみ式自動ドアが開示されている。この自動ドアでは、扉体の開閉時に扉体が通過する検知領域が安全エリアとして設定される一方、他の検知領域が起動エリアとして設定されている。また特許文献8には、複数の検知領域を有するセンサを備えた開き戸式の自動ドアが開示されている。この自動ドアでは、扉体の開き角度に応じて所定の検知エリアを有効としたり無効としたりして、ガイドレール等の周囲の物体を検知しないようにしつつ、通行者を確実に検知できるようにしている。
実開昭64−46379号公報 特開2003−193745号公報 特開2003−336447号公報 特開2002−285755号公報 特開2001−32625号公報 特開2002−131450号公報 特開2005−36578号公報 特開平9−209652号公報
前記各特許文献に開示された自動ドア用のセンサは、何れも個々の要望や安全性向上のために専用に開発されたものであるが、これとは異なる要望や安全性向上の方式にも対応する必要がある場合には、それに応じたセンサを別に用意する必要があり、これらセンサ単体で顧客の要望等にフレキシブルに対応できるものではない。一方、顧客の多様な要望に応えられるようにするには、非常に多種類の専用のセンサを用意しておく必要があるため、在庫管理上の手間が増大するという問題もある。
一方、顧客においては、既に導入したセンサでは新たな要望などに対応できない場合に、別のセンサを新たに購入するしかない。
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、センサの種類の増加を極力抑えつつ、顧客の多様な要望にフレキシブルに応じられるようにすることにある。
前記の目的を達成するため、第1の発明は、建物の壁体に形成された開口部を扉体で開閉する自動ドアであって、前記開口部周辺に、前記壁体に沿う方向に配列されるとともに前記開口部を通過する通行人が通行する方向にも配列された複数の検知領域を有するセンサ部と、前記開口部に設けられた扉体を開閉制御するための動作制御手段と、前記検知領域の検知状況に応じて前記扉体の制御内容を表す動作識別情報が、検知領域毎に書き換え可能に記憶される記憶手段と、を備え、前記動作識別情報として、その検知領域が検知状態になると扉体を開く起動制御を表す動作識別情報、その検知領域が検知状態になると扉体を開き位置に維持する開保持制御を表す動作識別情報、及び扉体の駆動中にその検知領域が検知状態になると扉体を前記起動制御のときよりも低速で駆動する低速制御を表す動作識別情報が含まれており、前記動作制御手段は、前記各検知領域での検知状況と前記記憶手段に記憶された前記動作識別情報とに基づいて扉体を開閉制御する、自動ドアである。
第1の発明では、各検知領域での人又は物体の検知状況に応じて、その検知領域に対して記憶手段に記憶された動作識別情報に基づいて扉体が開閉制御される。この動作識別情報は、検知領域での検知に対して検知領域毎に予め定められた開閉制御を規定するための情報であるため、人等が検知された検知領域に応じて開閉制御が異なるものとなる。そして、記憶手段では、この動作識別情報が書き換え可能となっていることから、自動ドアの設置現場に応じて検知領域毎に動作識別情報を書き換えることが可能である。このため、前記の記憶手段及び動作制御手段を有していれば、検知領域ごとの動作識別情報の割り付けを設置現場に応じて予め専用に設計しておかなくてよく、設置現場で割り付け作業をすることによって設置環境に応じた自動ドアとすることができる。すなわち、自動ドアの汎用性を高めることができる。また、動作識別情報の割り付けを適宜変更することにより、種々の開閉制御が実現されるため、自動ドアやセンサの種類が増加するのを抑制しつつ、顧客の多様な要望に応えることができるようになる。
この第1の発明において、前記起動制御及び前記低速制御が競合したときに、前記起動制御に優先して前記低速制御を実行するのが好ましい。この態様では、一部の検知領域が検知状態になって扉体を開く動作を行う起動制御と、他の検知領域が検知状態になって扉体を減速して駆動する低速制御とが競合する場合に、より安全な開閉制御が選択されるので、通行者等の安全性をより向上することができる。
前記自動ドアにおいて、データバスを有し、前記記憶手段への動作識別情報の書き換え指令が前記データバスを経由してなされるようにしてもよい。この態様では、検知領域毎にデータ出入力のための接点を設ける必要がないので、安価な構成にすることができる。
また第2の発明は、建物の壁体に形成された開口部を扉体で開閉する自動ドアに設けられる自動ドアセンサであって、前記開口部周辺に、前記開口部に設けられた扉体の移動方向に配列されるとともに前記開口部を通過する通行人が通行する方向にも配列された複数の検知領域を有するセンサ部と、前記開口部に設けられた扉体を開閉制御する動作制御手段に制御指令を送信する指令送信手段と、前記検知領域の検知状況に応じて送信する前記制御指令を表す動作識別情報が、検知領域毎に書き換え可能に記憶される記憶手段と、を備え、前記動作識別情報として、その検知領域が検知状態になると扉体を開く起動制御を表す動作識別情報、その検知領域が検知状態になると扉体を開き位置に維持する開保持制御を表す動作識別情報、及び扉体の駆動中にその検知領域が検知状態になると扉体を前記起動制御のときよりも低速で駆動する低速制御を表す動作識別情報が含まれており、前記指令送信手段は、前記検知領域での検知状況と前記記憶手段に記憶された前記動作識別情報とに基づいて前記制御指令を送信する、自動ドアセンサである。
第2の発明では、各検知領域での人又は物体の検知状況と、その検知領域に対して記憶手段に記憶された動作識別情報とに基づいて、扉体を開閉制御する動作制御手段に制御指令が送信される。そして制御指令を受信した動作制御手段は、この制御指令に応じて扉体を開閉制御する。ところで、動作識別情報は、検知領域での検知状況に応じて送信する制御指令を、検知領域毎に予め規定するための情報であるため、人等が検知された検知領域に応じて、送信される制御指令が異なるものとなる。そして、記憶手段では、この動作識別情報が書き換え可能となっていることから、自動ドアセンサの設置現場に応じて検知領域毎に動作識別情報を書き換えることが可能である。このため、前記の記憶手段及び指令送信手段を有していれば、検知領域ごとの動作識別情報の割り付けを設置現場に応じて予め専用に設計しておかなくてよく、設置現場で割り付け作業をすることによって設置環境に応じた自動ドアセンサとすることができる。すなわち、自動ドアセンサの汎用性を高めることができる。また、動作識別情報の割り付けを適宜変更することにより、種々の動作制御が実現されるため、自動ドアセンサの種類が増加するのを抑制しつつ、顧客の多様な要望に応えることができるようになる。
さらにまた本発明は、前記自動ドアと通信可能に構成される調整装置であって、動作識別情報に対応する設定値を検知領域ごとに設定するための設定手段と、前記設定手段によって設定された設定値を送信可能な送受信手段と、が含まれている自動ドア用調整装置である。
以上説明したように、本発明によれば、自動ドアやセンサの種類の増加を極力抑えることができるとともに、顧客の多様な要望にフレキシブルに応じられることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明による自動ドアの一実施形態と、本発明による自動ドア用調整装置の一実施形態とを概略的に示す図である。本実施形態の自動ドア10には、本発明による自動ドアセンサの一実施形態が含まれている。この実施形態にかかる自動ドア10は両引分けタイプの扉体を開閉する自動ドア10である。すなわち、左右一対の扉体12,12がそれぞれ壁体14(図3(a)参照)に沿って往復移動可能に設けられる自動ドア10である。そして、本実施形態の自動ドア10は、各扉体12に目印板16が配設され、この目印板16に触れるか、近接すると自動ドアセンサ20,20がそれを検知し、扉体12,12を開動作する、いわゆる擬似タッチ式の自動ドア10として構成されている。
自動ドア10は、自動ドアセンサ20,20、自動ドアコントローラ25、モータ27及び扉体12,12を主要な構成要素として備えている。自動ドアセンサとしては、本実施形態では第1センサ20と第2センサ20が設けられている。第1センサ20、第2センサ20及び自動ドアコントローラ25は、データバス29に接続されている。このデータバス29として例えばCAN(Controller Area Network)型を用いることができる。
第1センサ20及び第2センサ20は、それぞれ、例えば出入口(開口部)31の上部に設けられた図略の無目に設置され、出入口31を通行する通行人を検知可能なように出入口31上部から斜め下方に向けて赤外光を投受光するように配置される。なお、第1センサ20及び第2センサ20は同じ構成であるので、以下、第1センサ20の構成についてのみ説明する。なお、第1センサ20と第2センサ20とは、後述するように設定記憶部36に検知領域40ごとに記憶される動作識別情報が異なっている。
第1センサ20は、センサ部35、設定記憶部36、開閉制御部37及び送受信部38を有する。センサ部35は、例えば赤外線反射式センサとして構成されており、赤外線を後述の検知領域に投光する図略の投光器と、この投光器から出射された光が人や物体によって反射された反射光を受光する図略の受光器とを備えている。なお、センサ部35は、電波や超音波を媒体にした電波式センサや超音波式センサとしてもよい。さらに多数の撮像素子がマトリックス状に配置されている画像式センサとしてもよく、この場合各撮像素子或いは各撮像素子の集合が後述の検知領域40となる。
さて、センサ部35は、図2に示すように、複数の検知領域40を有する。本実施形態では、検知領域40が扉体12の移動方向(壁体14に平行な方向)に7列並び、また通行人の通行方向(壁体14に直交する方向)に4列並ぶように配列され、合計で28のほぼ同じ大きさの円形スポット状の検知領域40が形成されている。そして、各検知領域40には、図2の左下から順に、1A、1B、・・、1G、・・、4A、・・4Gというように、それぞれアドレス(識別)が割り付けられている。そして、センサ部35は、このアドレスと、検知領域40の状態(検知状態かとどうか)とを関連付けている。なお、検知領域40は円形でなく、楕円、矩形、六角形などの多角形であってもよく、各検知領域40の大きさは異なっていても構わない。
設定記憶部36には、検知領域40の検知状況に応じた開閉制御の内容を表す動作識別情報が検知領域40毎に記憶されている。動作識別情報は、例えば不揮発性メモリーであるEEPROM等に記憶され、書き換え可能となっている。
開閉制御としては、起動制御、開保持制御、停止制御、閉動作時低速制御、開動作時低速制御、動的制御、無効制御がある。起動制御は、その検知領域40が検知状態になると、通常速度で扉体12を開動作する制御である。開保持制御は、扉体12が全閉位置にあるときにその検知領域40が無効とされる一方、それ以外の位置にあるときに、その検知領域40が検知状態になると扉体12を通常速度で開動作する制御である。停止制御は、扉体12の動作中にその検知領域40が検知状態になると、扉体12をその場で停止する制御である。閉動作時低速制御は、低速制御の一例であり、扉体12が閉動作されているときにその検知領域40が検知状態になると、前記通常速度よりも遅い、低速度で扉体12を閉動作する制御である。開動作時低速制御は、低速制御の別例であり、扉体12が開動作されているときにその検知領域40が検知状態になると、前記通常速度よりも遅い、低速度で扉体12を開動作する制御である。動的制御は、扉体12の位置に連動させて開閉制御を変化させる制御であり、例えば扉体12が全閉位置にあるときは起動制御とする一方、扉体12が全開位置にあるときは開保持制御とし、開閉中はドアウェイ監視起動制御又は無効制御とする。ドアウェイ監視起動制御は、扉体12の位置を監視しつつ、その検知領域40に扉体12がないときに検知状態になると、扉体12を通常速度で開動作する制御である。無効制御は、その検知領域40での検知を無効とする制御である。なお無効とする制御とは、投光や受光を停止することで検知動作そのものをやめる制御であってもよいし、検知動作は行うものの開閉制御に影響を与えないようにする制御であってもよい。
図3(a)(b)は、開閉制御の割り付け例を示している。図3(a)(b)は、第1センサ20が出入口31の一方側(図3の左側)の壁体14近傍の無目に取り付けられ、第2センサ20が出入口31のもう一方側(図3の右側)の壁体14近傍の無目に取り付けられた場合の割り付け例である。第1センサ20及び第2センサ20ともに、検知領域40のアドレスは、図の下側から順に1〜4であり、左側から順にA,B,・・,Gとなっている。
第1センサ20では、壁体14側において左側から順に、開動作時低速制御の検知領域40が3つ、開保持制御の検知領域40が3つ、起動制御の検知領域40が1つ並んでいる。例えば、アドレス1Aの検知領域40には、開動作時低速制御を表す動作識別情報が記憶されている。2列目以降は図示の通りである。そして、設定記憶部36では、図4に示すように、アドレス1Aからアドレス4Gまで順に、開動作時低速、開動作時低速、開動作時低速、開保持、・・、開保持、開保持を表す動作識別情報が一連となって記憶されている。
一方、第2センサ20では、壁体14側において左側から順に、起動制御の検知領域40が1つ、開保持制御の検知領域40が3つ、開動作時低速制御の検知領域40が3つ並んでいる。そして、第1センサ20と同様に動作識別情報が一連となって記憶されている。
開閉制御部37は、動作制御手段として機能するものであり、第1センサ20に予め記憶されたプログラムを実行することにより機能する。開閉制御部37は、センサ部35における何れかの検知領域40において検知状態になると、その検知領域40に対応して設定記憶部36に記憶された動作識別情報を読み出す。そして、開閉制御部37は、図5に示すように、全ての動作制御情報を一連にしてなる開閉制御信号44を出力する。具体的には、この開閉制御信号44には、起動制御情報45a、開保持制御情報45b、停止制御情報45c、閉動作時低速制御情報45d、開動作時低速制御情報45e及び動的制御情報45fが含まれている。これら動作制御情報45a〜45fは、各開閉制御を実行するか否かを示す情報である。図5は、例えば起動制御のみを実行するときに出力される信号の例である。
開閉制御信号44には、検知領域40のアドレス情報が含まれていない。すなわち、センサ部35においては検知領域40ごとに検知情報(非検知状態から検知状態に変化したか、あるいは検知状態から非検知状態に変化したかを表す情報)が得られるが、開閉制御部37では、各検知領域40から得られた検知情報を動作制御情報の種類ごとに統合している。
開閉制御信号44にはセンサ20を識別するためのセンサ識別情報46が付されている。自動ドアコントローラ25は、このセンサ識別情報46により、開閉制御信号44が第1センサ20から出力されたものか、あるいは第2センサ20から出力されたものかを判断する。
送受信部38は、指令送信手段の一例であり、第1センサ20(又は第2センサ20)の入出力インターフェースとして機能するものであり、開閉制御部37から出力された開閉制御信号44をデータバス29上に出力する一方、データバス29上の信号を取り込む。
自動ドアコントローラ25は、送受信部48と、駆動部49とを有する。送受信部48は、自動ドアコントローラ25の入出力インターフェースとして機能するものであり、データバス29上のデータを取り込む。換言すれば、第1センサ20の開閉制御部37及び第2センサ20の開閉制御部37から出力された信号44は、送受信部48を通して自動ドアコントローラ25に入力される。
駆動部49は、送受信部48に入力された信号44に応じてドア駆動用モータ27の制御信号を出力する。モータ27は、入力された制御信号に応じて駆動し、扉体12,12を開閉駆動する。
駆動部49は、複数の動作制御情報が入力された場合に、予め設定された優先順位に従って、優先される開閉制御に応じた制御信号を出力する。例えば、開閉制御部37から出力された開閉制御信号44に、起動制御及び開動作時低速制御をともに実行する情報が含まれているときには、開動作時低速制御を実行する制御信号を出力する。優先順位の順位付けは、例えば安全性の観点から設定することができる。具体的には、停止制御、低速制御、開保持制御、起動制御の順に順位付けすることができる。また、駆動部49は、動作制御情報45a〜45fのいずれもがOFFのときには、扉体12,12を閉動作させるようになっている。このとき、検知状況にかかわり無く一定時間、全開状態を維持してもよい。
さて、本実施形態にかかる調整装置(以下、GUI端末)51は、図1に示すように、設定部53、送受信部54及び表示部55を有する。
設定部53は、設定手段として機能するものであり、予め記憶された制御プログラムを実行することにより機能する。設定部53は、操作部56(図6参照)及び表示部55に電気的に接続されており、これらからの指令が入力されて各検知領域40ごとに動作識別情報に対応した設定値を設定することができるようになっている。例えば、表示部55には、各検知領域40に対応した領域58がセンサ20ごとに表示されるとともに、各動作識別情報59がメニューとして表示されるようになっていて、検知領域40に対応した領域58及び動作識別情報59を指定することにより、検知領域40毎に動作識別情報に対応する設定値を設定することができる。例えば、第1センサ20のアドレス1Aの検知領域40には、開動作時低速制御に相当する設定値を設定することができる。
送受信部54は、設定送信手段として機能するものであり、有線又は無線によりデータバス29と通信可能に構成されている。送受信部54は、設定部53に設定された設定値を送信可能に、また設定記憶部36に設定された設定値を受信可能に構成されている。送受信部54から送信される指令は、自動ドアセンサ20の設定記憶部36に記憶された動作識別情報を書き換えるための指令となる。自動ドアセンサ20の送受信部38は、この指令を受信する設定受信手段としても機能する。なお、送受信部54は、受信機能を備えず、自動ドアセンサ20の設定記憶部36に記憶された動作識別情報を書き換えるための指令を送信する送信機能のみであってもよい。
また、図6の表示部55に表示されるセンサAは、第1センサ20と対応し、センサBは第2センサ20と対応している。センサCは、本実施形態では使用されておらず、このセンサCはデータバス29に3つの自動ドアセンサ20が接続される構成の場合に使用される。
ここで、本実施形態の自動ドア10の動作について説明する。まず図7を参照しつつ、第1センサ20の動作について説明する。第2センサ20の動作についても同じなので、ここでは第1センサ20の動作で代表させる。
まず第1センサ20では、各検知領域40において検知状況に変化があったかどうかを定期的に監視する(ステップST1)。検知状況に変化があった場合とは、ある検知領域40において、非検知状態から検知状態に変化した場合、あるいは、ある検知領域40において検知状態から非検知状態に変化した場合をいう。なお非検知状態あるいは検知状態の判断は、受光器の受光量と、人などの存在の有無を判断するための基準値と、を比較することで行っている。
さて、何れかの検知領域40で検知状況に変化があったと判定されたときには、検知状況に変化があったすべての検知領域40について、これに対応する動作識別情報を設定記憶部36から読み出す(ステップST2)。そして、この読み出された動作識別情報に基づいて、各動作制御情報が含まれる開閉制御信号44が出力される(ステップST3)。このとき、図5に例示される送信フォーマットでデータバス29上に開閉制御信号44が出力される。
一方、自動ドアコントローラ25では、図8に示すように、送受信部38がデータバス29から開閉制御信号44を受信したか否かが、定期的に判定される(ステップST11)。そして、開閉制御信号44が受信されたときには、ステップST12に移り、受信した開閉制御信号44に応じた制御信号を駆動部49から出力し、それに応じて扉体12,12が駆動される。このように、第1センサ20又は第2センサ20において、ある検知領域40で検知状態が変化すると、それに応じて扉体12,12が駆動制御される。
次に、自動ドアセンサ20,20において動作識別情報を設定する時の開閉制御について、図9を参照しつつ説明する。自動ドアセンサ20,20では、まずデータバス29を介したGUI端末51との通信が確立されたか否かが判定される(ステップST21)。そして、通信が確立されてGUI端末51がデータバス29と信号の授受が可能に接続されたと判定されると、ステップST22に移る。
ステップST22において自動ドアセンサ20は、設定記憶部36に記憶されている動作識別情報を送信し、その後、GUI端末51から出力された設定値(GUI端末51で設定された動作識別情報)を受信したか否かを判定する(ステップST23)。そして設定値を受信したと判定されると、受信した設定値を新たな動作識別情報として設定記憶部36に記憶する(ステップST24)。これにより、自動ドアセンサ20では、記憶されていた動作識別情報が書き換えられることになる。
一方、ステップST23において、GUI端末から設定値が受信されないと判定されると、再度GUI端末51との接続が確立されているかどうかが確認され(ステップST25)、接続されていると判定された場合には、ステップST23に戻り、再び設定値が受信されたか否かを確認する。つまり、GUI端末51が自動ドア10と接続されている間は、設定値を受信したかどうかを定期的に確認しており、設定値を受信した場合に動作識別情報が書き換えられるようになっている。そして、接続が切り離されるとステップST21に戻る。
以上説明したように、本実施形態では、検知領域40で人又は物体が検知された検知状態になると、その検知領域40に対して設定記憶部36に記憶された動作識別情報に基づいて扉体12,12が開閉制御される。この動作識別情報は、検知領域40での検知に対して検知領域40毎に予め定められた開閉制御を規定するための情報であるため、人等が検知された検知領域40に応じて開閉制御が異なるものとなる。そして、設定記憶部36では、この動作識別情報が書き換え可能となっていることから、自動ドア10の設置現場に応じて検知領域40毎に動作識別情報を書き換えることが可能である。このため、前記の設定記憶部36及び開閉制御部37を有していれば、検知領域40ごとの動作識別情報の割り付けを設置現場に応じて予め専用に設計しておかなくてよく、設置現場で割り付け作業をすることによって設置環境に応じた自動ドア10とすることができる。すなわち、自動ドア10の汎用性を高めることができる。また、動作識別情報の割り付けを適宜変更することにより、種々の開閉制御が実現されるため、自動ドア10あるいは自動ドアセンサ20の種類が増加するのを抑制しつつ、顧客の多様な要望に応えることができる。
しかも本実施形態では、開閉制御に順位付けをしているので、一部の検知領域40が検知状態になって扉体12,12を開く動作を行う起動制御と、他の検知領域40が検知状態になって扉体12,12を減速して駆動する低速制御とが競合した場合に、より安全な開閉制御が優先して実行される。したがって、通行者等の安全性をより向上することができる。
また本実施形態では、設定記憶部36への動作識別情報の書き換え指令がデータバス29を経由してなされるようになっているので、検知領域40毎にデータ出入力のための接点を設ける必要がない。このため、自動ドア10を安価な構成にすることができる。
なお、本実施形態では、自動ドアコントローラ25において開閉制御の優先順位が設定される構成としたが、これに限られるものではない。例えば、各自動ドアセンサ20の開閉制御部37に開閉制御の優先順位が設定される構成としてもよい。この場合において、自動ドアセンサ20は、優先される開閉制御を表す動作制御情報のみを送信するようにしてもよい。
また、本実施形態では、自動ドアセンサ20が2つ設けられる構成を示したが、自動ドアセンサ20は1つでもよく、あるいは3つ以上であってもよい。例えば、図10〜図15には、自動ドアセンサ20が1つのみ設けられる場合の検知領域40の割り付け例を示している。なお、これらに示される動作識別情報は図3(b)に示すものと同一である。
図10は、両引きタイプの自動ドア10について自動ドアセンサ20を1つ設けた場合を示し、この自動ドア10は、いわゆる擬似タッチ式自動ドア10であり、各扉体12の戸先側に目印板16が設けられている。そして、この目印板16近傍のアドレス1Dの検知領域40のみに起動制御が割り付けられ、その周囲の検知領域40には開保持制御が割り付けられ、4列目であるアドレス4A〜4Gの検知領域40は無効とされている。また図11は、起動制御がアドレス1A〜1Gの検知領域40に割り付けられる点で図10と異なるが、その他は同じである。これらの割り付けは、設置環境に応じて自動ドア10の設置作業時に行うことができる。
図12〜図14は、片引きタイプの自動ドア10の場合を示している。なお、これらは擬似タッチ式ではない。図12では、アドレス1B〜1F,2B〜2F,3B〜3Fの検知領域40に起動制御が割り付けられ、それ以外の検知領域40に閉動作時低速制御が割り付けられた例を示している。そして起動制御が割り付けられた起動領域40(アドレス1B〜1F,2B〜2F,3B〜3Fの検知領域40)で人等が検知されると、扉体12を開動作する一方、閉動作中に低速制御領域40(A列、G列、第4列の検知領域40)で人等が検知されると減速して閉動作させる。このように構成すると、低速制御領域40にいる人が起動領域40に入ってきた場合に、通常速度で閉動作させている場合に比べ、迅速に扉体12を開動作させることができるようになる。
図12では、自動ドアセンサ20が出入口31(開口部)の中央に配置されているが、図13では、自動ドアセンサ20が出入口31の端に配置されている。この結果、検知領域40も全体として扉体12の移動方向(図13の右方向)にずれている。この例では、出入口31近傍の検知領域40(アドレス1A〜1D、2A〜2Dの検知領域40)に起動制御が割り付けられる一方、戸尻側で壁体14に近接するアドレス1E〜1Gの検知領域40に開動作時低速制御が割り付けられる。この例は、起動領域40で人等が検知されると通常速度で扉体12を開動作するが、戸尻側の低速制御領域40で人等が検知されると減速して開動作を行うものである。この構成により通行性をある程度維持しながら、戸尻側の安全性も確保することができる。
図14は、壁体14側(扉体12側)の一列の検知領域40(アドレス1A〜1Gの検知領域40)が壁体14又は扉体12と干渉するような向きで自動ドアセンサ20が設置されている例を示している。この例では、壁体14と干渉する検知領域40(アドレス1A,1B,1F,1Gの検知領域40)は無効とされ、閉鎖位置にある扉体12と干渉する検知領域40(アドレス1C〜1Eの検知領域40)については動的制御が割り付けられている。つまり、これらの検知領域40では、扉体12の位置に応じて制御が変更される。具体的には、これら検知領域40では、扉体12が閉鎖位置にあるときには無効とされ、扉体12が全開位置にあるときには開保持制御となり、扉体12の開閉中には、扉体12の位置に応じて開保持制御と無効とが切り換えられる。開閉制御以外の検知領域40では、GUI端末51で設定記憶部36の動作識別情報を書き換えない限り制御が変更されることはない、いわば静的制御となっている。なお、2列目以降の検知領域40には、起動制御又は無効が割り付けられている。
図15は、開き戸タイプの自動ドア10の例を示している。この自動ドア10では、扉体12が出入口31の一端に設けられた回動軸62回りに回動して開閉動作する構成であり、自動ドアセンサ20は、出入口31の他端側に配置されている。そして、検知領域40は、出入口31の一端から他端を越える範囲にまで設定されている。壁体14側の検知領域40では、出入口31に対応するアドレス1D〜1Gの検知領域40が動的制御に設定される一方、壁体14に対応するアドレス1A〜1Cの検知領域40は無効とされている。また2列目以降の検知領域40では、扉体12の通過する検知領域40が動的制御に設定され、それ以外の検知領域40は起動制御又は無効とされている。動的制御では、扉体12が全閉位置にあるときに停止制御又は低速開制御とされ、また全開位置にあるときには開保持制御とされ、そして開閉動作中は扉体12の位置に応じて起動制御と無効とが切り換えられる。
図16は、折り戸タイプの自動ドア10の例を示している。この自動ドア10では、一対の扉体12,12が設けられており、各扉体12は、それぞれ、出入口31の端部に配設された回動軸63に端部が支持されるとともに、中央部で折り曲げ可能に構成されている。そして、自動ドアセンサ20,20は回動軸63,63の上方にそれぞれ設置されている。扉体12,12の通過する検知領域40は、動的制御とされ、扉体12,12は通過しないが出入口31の近傍の検知領域40は起動制御とされ、その周囲の検知領域40は開保持制御又は無効とされている。動的制御では、扉体12,12が全閉位置にあるときに停止制御又は低速開制御とされ、全開位置にあるときに開保持制御とされ、開閉動作中は扉体12,12の位置に応じて起動制御と無効とが切り換えられる。
このように、本自動ドアセンサ20では、各検知領域40への動作識別情報の割り付け方に応じて、種々のタイプの自動ドアセンサ20を実現することができる。
(実施形態2)
図17は本発明の第2実施形態を示している。第1実施形態では、設定記憶部36及び開閉制御部37が自動ドアセンサ20に設けられる構成としたが、本第2実施形態では、設定記憶部36及び開閉制御部37が自動ドアコントローラ25に設けられている。以下具体的に説明するが、ここでは第1実施形態と同じ構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
自動ドアセンサとして第1センサ20及び第2センサ20が設けられている。第1センサ20及び第2センサ20は、それぞれセンサ部35と送受信部38とを有する。センサ部35の構成は第1実施形態と同じである。
各センサ20は、図18に示すように、各検知領域40の検知状況を示す情報(検知情報)66を一連の情報として出力する。この検知情報66にはセンサ識別子67が設けられているので、自動ドアコントローラ25は、このセンサ識別子67によりどの自動ドアセンサ20,20から出力された情報かを認識する。
自動ドアコントローラ25の送受信部38は、GUI端末51から送信された設定値、及び自動ドアセンサ20,20から出力された検知情報66をデータバス29から取り込む。設定記憶部36は、自動ドアコントローラ25の送受信部48が受信した設定値により、動作識別情報を書き換える。開閉制御部37は、検知情報66及び設定記憶部36の動作識別情報に基づいて駆動部49を制御する。また開閉制御部37は、検知情報66及び設定記憶部36の動作識別情報から複数の開閉制御が競合したときに、予め設定された優先順位に従って実行する開閉制御を決定する。この優先順位については第1実施形態と同様である。
ここで、図19及び図20を参照しつつ、第2実施形態の自動ドア10の動作について説明する。自動ドアセンサ20,20では、図19に示すように、各検知領域40において検知状況が変化したかどうかを判定する(ステップST31)。そして、何れかの検知領域40で検知状況に変化があったと判定されたときには、送受信部38から検知情報66を送信する(ステップST32)。
一方、自動ドアコントローラ25では、図20に示すように、送受信部38がデータバス29から検知情報66を受信したか否かが、定期的に判定される(ステップST41)。そして、検知情報66が受信されたときには、ステップST42に移り、設定記憶部36に記憶されている動作識別情報を読み出す。そして、受信した検知情報66及び読み出された動作識別情報に応じて駆動部49を駆動し(ステップST43)、それに応じて扉体12,12が駆動される。このように、第1センサ20又は第2センサ20において、ある検知領域40で検知状態が変化すると、それに応じて扉体12,12が駆動制御される。なお、GUI端末51の動作は第1実施形態と同じである。
次に、動作識別情報を書き換えるときの自動ドアコントローラ25の開閉制御について、図21を参照しつつ説明する。まずデータバス29を介したGUI端末51との通信が確立されたか否かが判定される(ステップST45)。そして、通信が確立されてGUI端末51がデータバス29と信号の授受が可能に接続されたと判定されると、自動ドアコントローラ25は、設定記憶部36に記憶されている動作識別情報をGUI端末51に送信し(ステップST46)、その後、GUI端末51から出力された設定値を受信したか否かを判定する(ステップST47)。そして設定値を受信したと判定されると、受信した設定値を新たな動作識別情報として設定記憶部36に記憶する(ステップST48)。これにより、自動ドアセンサ20では、記憶されていた動作識別情報が書き換えられる。
一方、ステップST47において、GUI端末51から設定値が受信されないと判定されると、再度GUI端末51との接続が確立されているかどうかが確認され(ステップST49)、接続されていると判定された場合には、ステップST47に戻り、再び設定値が受信されたか否かを確認する。そして、接続が切り離されるとステップST45に戻る。
第2実施形態においても第1実施形態と同様の効果が得られる。なお、その他の構成等については説明を省略するが前記実施形態1と同様である。また、第2実施形態においても、図10〜図14の何れの割り付けが可能であり、また擬似タッチ式以外の引き戸タイプ、開き戸タイプ(図15)、折り戸タイプ(図16)の自動ドア10としてもよい。
(実施形態3)
図22は本発明の第3実施形態を示している。第1実施形態では、データバス29を介して自動ドアセンサ20と自動ドアコントローラ25との間で通信を行う構成としたが、第3実施形態では、自動ドアセンサ20と自動ドアコントローラ25とが専用の信号線69で電気的に接続される構成となっている。以下具体的に説明するが、ここでは第1実施形態と同じ構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
自動ドアセンサ20は、センサ部35と設定記憶部36と開閉制御部37と、設定送受信手段として機能する設定送受信部71と、指令送信手段として機能する送信部72とを有する。センサ部35、設定記憶部36及び開閉制御部37は実施形態1と同様である。設定送受信部71は、GUI端末51から送信された設定値を受信する設定受信手段として機能する。送信部72は、自動ドアコントローラ25の受信部74と信号線69によって接続されている。自動ドアセンサ20の送信部72及び自動ドアコントローラ25の受信部74は、それぞれ6つの接点出力、接点入力を有し、各接点が信号線69で接続されている。6つの接点を有するとしたのは、起動制御、開保持制御、停止制御、閉動作時低速制御、開動作時低速制御、動的制御の各制御のオン・オフ信号を個別に送信できるようにするためである。つまり、自動ドアセンサ20及び自動ドアコントローラ25には、開閉制御の数に応じた数の接点が設けられていればよい。
図23及び図24は、第3実施形態での自動ドアセンサ20及び自動ドアコントローラ25の動作を示している。図23に示すように、自動ドアセンサ20では、各検知領域40で人等が検知されるとステップST51からステップST52へと移り、検知状態となった検知領域40に対応する動作識別情報を設定記憶部36から読み出す。そして、送信部72は、読み出された動作識別情報に対応する接点の出力をオンし(ステップST53)、ステップST51に戻る。また、各検知領域40が全て非検知状態のときは、送信部72の各接点の出力を全てオフにする(ステップST54)。
一方、自動ドアコントローラ25では、受信部74の各接点がオンしているかどうか確認し(ステップST61)、オンしている接点入力に応じて駆動部49を駆動する(ステップST62)。このように、自動ドアセンサ20において、ある検知領域40で検知状態になると、それに応じて扉体12,12が駆動制御される。なお、自動ドアセンサ20における情報識別情報の書き換え動作及びGUI端末51の動作は第1実施形態と同じである。
本実施形態3においても第1実施形態と同様の効果が得られる。なお、その他の構成等については説明を省略するが前記実施形態1と同様である。また、第3実施形態においても、図10〜図14の何れの割り付けが可能であり、また擬似タッチ式以外の引き戸タイプ、開き戸タイプ(図15)、折り戸タイプ(図16)の自動ドア10としてもよい。
本発明の第1実施形態にかかる自動ドア及びGUI端末の概略構成を示す図である。 検知領域を説明するための概念図である。 (a)は、前記自動ドアに設けられた自動ドアセンサの検知領域に割り付けられた動作識別情報を説明するための図であり、(b)は、動作識別情報の説明図である。 設定記憶部に記憶されている動作識別情報の一例を示す概念図である。 開閉制御信号の一例を示す概念図である。 GUI端末の構成を示す図である。 自動ドアセンサの動作を示すフロー図である。 自動ドアコントローラの動作を示すフロー図である。 自動ドアセンサにおける動作識別情報の書き換え動作の制御を示すフロー図である。 自動ドアセンサが1つの場合の動作識別情報の割り付け例を説明するための図である。 その他の割り付け例を説明するための図である。 その他の割り付け例を説明するための図である。 その他の割り付け例を説明するための図である。 その他の割り付け例を説明するための図である。 開き戸タイプの場合の動作識別情報の割り付け例を説明するための図である。 折り戸タイプの場合の動作識別情報の割り付け例を説明するための図である。 本発明の第2実施形態にかかる自動ドア及びGUI端末の概略構成を示す図である。 検知情報の概念図である。 自動ドアセンサの動作を示すフロー図である。 自動ドアコントローラの動作を示すフロー図である。 自動ドアコントローラにおける動作識別情報の書き換え動作の制御を示すフロー図である。 本発明の第3実施形態にかかる自動ドア及びGUI端末の概略構成を示す図である。 自動ドアセンサの動作を示すフロー図である。 自動ドアコントローラの動作を示すフロー図である。
符号の説明
10 自動ドア
12 扉体
20 自動ドアセンサ
25 自動ドアコントローラ
29 データバス
35 センサ部
36 設定記憶部(記憶手段の一例)
37 開閉制御部(動作制御手段の一例)
38 送受信部
40 検知領域
51 GUI端末(自動ドア用調整装置の一例)
53 設定部(設定手段の一例)
54 送受信部(設定送信手段の一例)
71 設定送受信部

Claims (5)

  1. 建物の壁体に形成された開口部を扉体で開閉する自動ドアであって、
    前記開口部周辺に、前記壁体に沿う方向に配列されるとともに前記開口部を通過する通行人が通行する方向にも配列された複数の検知領域を有するセンサ部と、
    記扉体を開閉制御するための動作制御手段と、
    前記検知領域の検知状況に応じた前記扉体の制御内容を表す動作識別情報が、検知領域毎に書き換え可能に記憶される記憶手段と、を備え、
    前記動作識別情報として、その検知領域が検知状態になると扉体を開く起動制御を表す動作識別情報、その検知領域が検知状態になると扉体を開き位置に維持する開保持制御を表す動作識別情報、及び扉体の駆動中にその検知領域が検知状態になると扉体を前記起動制御のときよりも低速で駆動する低速制御を表す動作識別情報が含まれており、
    前記動作制御手段は、前記各検知領域での検知状況と前記記憶手段に記憶された前記動作識別情報とに基づいて扉体を開閉制御する
    自動ドア。
  2. 前記起動制御及び前記低速制御が競合したときに、前記起動制御に優先して前記低速制御を実行する請求項に記載の自動ドア。
  3. データバスを有し、
    前記記憶手段への動作識別情報の書き換え指令が前記データバスを経由してなされる請求項1又は2に記載の自動ドア。
  4. 建物の壁体に形成された開口部を扉体で開閉する自動ドアに設けられる自動ドアセンサであって、
    前記開口部周辺に、前記壁体に沿う方向に配列されるとともに前記開口部を通過する通行人が通行する方向にも配列された複数の検知領域を有するセンサ部と、
    前記開口部に設けられた扉体を開閉制御する動作制御手段に制御指令を送信する指令送信手段と、
    前記検知領域の検知状況に応じて送信する前記制御指令を表す動作識別情報が、検知領域毎に書き換え可能に記憶される記憶手段と、を備え、
    前記動作識別情報として、その検知領域が検知状態になると扉体を開く起動制御を表す動作識別情報、その検知領域が検知状態になると扉体を開き位置に維持する開保持制御を表す動作識別情報、及び扉体の駆動中にその検知領域が検知状態になると扉体を前記起動制御のときよりも低速で駆動する低速制御を表す動作識別情報が含まれており、
    前記指令送信手段は、前記各検知領域での検知状況と前記記憶手段に記憶された前記動作識別情報とに基づいて前記制御指令を送信する自動ドアセンサ。
  5. 請求項1からの何れか1項に記載の自動ドアと送受信可能に構成される調整装置であって、
    動作識別情報に対応する設定値を検知領域ごとに設定するための設定手段と、
    前記設定手段によって設定された設定値を送信可能な設定送信手段と、が含まれている自動ドア用調整装置。
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