JP4940833B2 - 現像装置、像担持体装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
また、各シール部材157は、その現像ローラ160の回転方向上流側端部159が、筐体152の端部の表面に貼着されている。
図1は、本発明の画像形成装置としてのカラーレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図、図2は、図1に示すカラーレーザプリンタのドラムサブユニットの断面図である。
(1)本体ケーシング
本体ケーシング2は、側面視略矩形状のボックス状に形成されており、その内部に、後述する像担持体装置としてのドラムユニット25を収容するドラム収容空間7が形成されている。
(2)給紙部
給紙部4は、本体ケーシング2内の底部に着脱自在に装着される給紙トレイ10と、その給紙トレイ10の前端部上方に配置される給紙ローラ11と、給紙ローラ11から後述する搬送ベルト58に至る給紙パス17とを備えている。
(3)画像形成部
画像形成部5は、スキャナ部20、プロセス部21、転写部22および定着手段としての定着部23を備えている。
(3−1)スキャナ部
スキャナ部20は、本体ケーシング2の上部に配置されている。このスキャナ部20には、光源、ミラーおよびレンズなどの光学部材が配置されている。光源から発光される画像データに基づくレーザビームは、ミラーおよびレンズにより、後述する像担持体としての各色の感光ドラム29の表面上に高速走査にて照射される。
(3−2)プロセス部
プロセス部21は、スキャナ部20の下方であって、給紙部4の上方に配置されている。プロセス部21は、1つのドラムユニット25と、各色に対応する4つの現像装置としての現像カートリッジ27とを備えている。
(3−2−1)ドラムユニット
ドラムユニット25は、各色に対応する4つのドラムサブユニット28と、各ドラムサブユニット28が設けられるドロワフレーム26とを備えている。
(3−2−2)現像カートリッジ
現像カートリッジ27は、図1に示すように、各色に対応するドラムサブユニット28に対応して、それぞれ着脱自在に設けられている。
(3−2−3)プロセス部での現像動作
そして、各現像カートリッジ27では、トナー収容室43に収容されている各色に対応するトナーが、アジテータ37によって攪拌されながら連通口45に移動し、連通口45から現像室44へ放出される。
(3−3)転写部
転写部22は、本体ケーシング2内において、給紙部4の上方であって、プロセス部21の下方において、前後方向に沿って配置されている。この転写部22は、駆動ローラ56、従動ローラ57、搬送ベルト58および転写ローラ59を備えている。
(3−4)定着部
定着部23は、転写部22の後方に配置されており、加熱ローラ65と、その加熱ローラ65を加圧する加圧ローラ66とを備えている。
(4)排紙部
排紙部6は、排紙パス67、搬送ローラ69、ピンチローラ70、1対の排紙ローラ71および排紙トレイ68を備えている。
2.現像カートリッジの要部構成
図3は、現像カートリッジの斜視図、図4は、現像カートリッジ(現像ローラ装着状態)の底面図、図5は、現像カートリッジ(現像ローラ離脱状態)の底面図、図6は、現像カートリッジ(現像ローラ離脱状態)の斜視図、図7は、図4のA−A線断面図、図8は、図4のB−B線断面図、図9は、図4のC−C線断面図、図10、図4のD−D線断面図である。以下、図3ないし図10を参照して、現像カートリッジ27の要部構成について説明する。
2−1.現像フレーム
現像カートリッジ27の現像フレーム36は、図3に示し、また、上記したように、ボックス形状に形成され、その下端部に、幅方向(長手方向)に延びる開口部41が形成されている。
2−2.層厚規制ブレード
層厚規制ブレード40は、図5および図6に示し上記したように、板ばね部材からなり幅方向に沿って延びるブレード53と、絶縁性の弾性ゴムからなりブレード53の遊端部(前端部)に設けられる圧接ゴム54とを備えている。
2−2−1.ブレード
ブレード53は、開口部41の幅方向両端部に配置される後述する各サイドシール116と重なる位置まで幅方向に沿って延びる、底面視において細長い略矩形状の薄板形状に形成されている。
2−2−2.圧接ゴム
圧接ゴム54は、上記したように、絶縁性のシリコーンゴムなどの弾性ゴムからなり、ブレード53の前端部において、開口部41の長手方向(すなわち幅方向)に沿って延び、現像ローラ39に対して近接する下方に向かって突出する(たとえば、1.5〜2mm突出する)、底面視において細長い略矩形状の突条に形成されている。
2−3−3.層厚規制ブレードの固定
層厚規制ブレード40は、図5および図7に示すように、支持板113とともに、固定ねじ106によって現像フレーム36の固定壁105に固定されている。
2−3.サイドシール
この現像フレーム36には、図5および図6に示すように、現像ローラ39に担持されたトナーが、現像ローラ39の軸方向両端部から現像フレーム36外へ漏れることを防止するための、漏れ防止部材としてのサイドシール116が、開口部41の長手方向(幅方向)両端部に設けられている。
2−3−1.第1シール部材
第1シール部材117は、その幅W1(幅方向長さ)が、ブレード53の幅方向外側端縁から、第1圧接部110の幅方向外側端縁までの間の幅方向長さ(たとえば、5.5〜6mm)に相当するように、底面視略矩形状に形成されている。
2−3−2.第2シール部材
第2シール部材118は、その幅W2(幅方向長さ)が、ブレード53の幅方向外側端縁から、切欠部109の外側端縁までの間の幅方向長さ(たとえば、9〜10mm)に相当するように、底面視略矩形状に形成されている。
2−4.現像ローラ
現像ローラ39は、図3および図6に示すように、その現像ローラ軸51の軸方向両端部が、現像フレーム36の両側壁101に形成される各軸支持溝102に受け入れられ、それによって、現像フレーム36の両側壁101に回転自在に支持されている。
3.実施形態の作用効果
(1) 上記したように、この現像カートリッジ27では、サイドシール116が、第1シール部材117および第2シール部材118を備えている。
(2) また、対向部分124においては、上記したように、幅方向に対して直交する断面において、0.2〜0.7mm2の隙間Sが確保されている。そのため、トナーを、対向部分124の隙間S内において、より確実に循環させることができる。その結果、サイドシール116と圧接ゴム54との隣接部分からのトナーの漏れを、より確実に防止することができる。
より具体的には、試験者が、第1シール部材117がブレード53に貼着された状態において、第1シール部材117の表面を第1圧接部110から離れる方向へ引っ張ることにより、第1シール部材117と第1圧接部110との間を広げる。そして、その間にトナーが進入しているか、どうかを目視で判断する。
(3) また、ブレード53には、第1圧接部110の幅方向内側に切欠部109が形成されている。そのため、対向部分124の隙間S内を循環して、現像ローラ39の幅方向両端部の内側方向へ放出されたトナーを、その切欠部109に受け入れて、さらなる流動を確保することができる。その結果、トナーの漏れを、より確実に防止することができる。
(4) さらに、切欠部109は、第1シール部材117と幅方向において間隔X1を隔てて配置されている。そのため、対向部分124の隙間S内を循環して、現像ローラ39の幅方向両端部の内側方向へ放出されたトナーは、さらにその内側方向に沿って流動した後、切欠部109に受け入れられる。その結果、現像ローラ39の幅方向両端部においてトナーが滞留することを、より確実に防止することができる。
(5) また、この現像カートリッジ27では、各第2シール部材118の露出部分125が、現像ローラ39の幅方向両端部によって、非押圧時の厚みに対して2/3以下の厚みとなるように、押圧されている。そのため、各第2シール部材118の露出部分125と現像ローラ39の幅方向両端部との間に隙間が生じることを防止することができる。その結果、各第2シール部材118の露出部分125と現像ローラ39の幅方向両端部との間からのトナーの漏れを防止することができる。
(6) また、この現像カートリッジ27において、トナー収容室43に収容されるトナーの平均粒子径が10μm以下であるため、サイドシール116と圧接ゴム54との隣接部分から漏れやすくなるが、上記構成では、そのようなトナーの漏れを、簡易な構成により、効果的に防止することができる。
(7) また、この現像カートリッジ27において、トナー収容室43に収容されるトナーの円形度は、0.95以上であり、流動性が良好であるため、対向部分124の隙間S内における循環を、より一層確保することができる。そのため、トナーの漏れを、より一層、効果的に防止することができる。
(8) そして、このような現像カートリッジ27を備えるドラムユニット25およびレーザプリンタ1では、トナーの漏れを効果的に防止することができる。
4.変形例
上記の説明では、画像形成装置として、タンデム型のカラーレーザプリンタを例示したが、本発明の現像装置(現像カートリッジ)が装着される画像形成装置は、上記に限定されることなく、たとえば、各色の現像剤像を各像担持体から一旦中間転写体に転写し、その後、記録媒体に一括転写する中間転写型のカラーレーザプリンタや、モノクロレーザプリンタなどが含まれる。
3 用紙
23 定着部
25 ドラムユニット
27 現像カートリッジ
29 感光ドラム
36 現像フレーム
39 現像ローラ
40 層厚規制ブレード
41 開口部
53 ブレード
54 圧接ゴム
109 切欠部
110 第1圧接部
116 サイドシール
117 第1シール部材
118 第2シール部材
119 第1下流側部分
120 第1上流側部分
121 第2下流側部分
122 第1上流側部分
123 被覆部分
124 対向部分
125 露出部分
Claims (9)
- 現像剤を収容し、長手方向に延びる開口部が形成されている筐体と、
前記開口部から露出するように前記筐体に回転可能に設けられ、現像剤を担持する現像剤担持体と、
前記開口部において前記長手方向の両端部に配置され、前記筐体外への現像剤の漏れを防止するための漏れ防止部材と、
前記現像剤担持体の表面を圧接して、前記現像剤担持体の表面に現像剤の薄層を形成するための層厚規制部材と
を備え、
前記層厚規制部材は、
各前記漏れ防止部材と重なる位置まで前記長手方向に沿って延び、薄板形状に形成され、前記長手方向の直交方向と同一方向である前記現像剤担持体の回転方向の下流側端部が前記筐体に固定され、前記回転方向の上流側端部が自由端となる薄板部材と、
前記薄板部材の自由端において、前記長手方向に延びるように設けられ、前記現像剤担持体に対して近接する方向に向かって突出する突出部材と
を備え、
前記漏れ防止部材は、前記回転方向に沿って配置される第1シール部材および第2シール部材を備え、
前記第1シール部材は、
前記薄板部材における前記現像剤担持体と対向する表面側に設けられ、前記突出部材と前記長手方向において隣接配置されている第1下流側部分と、
前記第1下流側部分から連続して、前記第1下流側部分よりも前記回転方向の上流側に延びる第1上流側部分と
を備え、
前記第2シール部材は、
前記薄板部材における前記現像剤担持体と対向しない裏面側に設けられ、前記第1下流側部分と、前記第1下流側部分と隣接配置されている前記突出部材の隣接部分とに、前記薄板部材を介して対向する第2下流側部分と、
前記第2下流側部分から連続して、前記第2下流側部分よりも前記回転方向の上流側に延び、
前記第1上流側部分に被覆される被覆部分と、
前記被覆部分と前記長手方向において隣接配置され、前記突出部材の隣接部分と前記回転方向において対向配置される対向部分と、
前記被覆部分および前記対向部分よりも前記回転方向の上流側に延びる露出部分とを一体的に備える第2上流側部分と
を備え、
前記対向部分には、前記現像剤担持体との間において、隙間が形成されていることを特徴とする、現像装置。 - 前記隙間の前記長手方向に対して直交する断面における面積は、0.2〜0.7mm2 であることを特徴とする、請求項1に記載の現像装置。
- 前記薄板部材には、前記長手方向における前記突出部材の隣接部分に対する前記第1下流側部分の反対側に、前記自由端の端縁から前記回転方向の下流側に向かって切り欠かれる切欠部が、前記第1シール部材と前記長手方向において間隔を隔てて形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の現像装置。
- 前記第2シール部材の前記露出部分が、前記現像剤担持体の長手方向端部によって、非押圧時の厚みに対して2/3以下の厚みとなるように、押圧されていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の現像装置。
- 前記現像剤の平均粒子径が、10μm以下であることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の現像装置。
- 前記現像剤の円形度が、0.95以上であることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の現像装置。
- 請求項1ないし6のいずれかに記載の現像装置と、
前記現像装置の前記現像剤担持体に担持されている現像剤が供給され、静電潜像が現像されることにより形成される現像剤像が担持される像担持体と
を備えていることを特徴とする、像担持体装置。 - 請求項7に記載の像担持体装置と、
前記像担持体装置の前記像担持体に担持されている現像剤像を、記録媒体に定着させるための定着手段と
を備えていることを特徴とする、画像形成装置。 - 請求項1ないし6のいずれかに記載の現像装置と、
前記現像装置の前記現像剤担持体に担持されている現像剤が供給され、静電潜像が現像されることにより形成される現像剤像が担持される像担持体と、
前記像担持体に担持されている現像剤像を、記録媒体に定着させるための定着手段と
を備えていることを特徴とする、画像形成装置。
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