JP4940774B2 - サンシェードパネル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、開閉可能な複数枚のサンシェードパネルを備えたサンシェードパネル装置に関する。
車両のルーフに開口部を設けたサンルーフ装置において、ルーフ開口部に、外光を透過するガラス板で構成される固定または可動可能なルーフパネルが採用されている。そして、ルーフパネルを透過して車室内に射し込む外光の量を調整できるようにするため、例えば特許文献1に記載されているように、車室天井の内装部材に設けられた天窓部を開閉できるサンシェードパネル装置を、ルーフパネルの下側に配置している。
特許文献1に記載されているようなサンシェードパネル装置では、サンシェードパネルを複数枚備えている。そして、天窓部を閉じた状態のとき、複数枚のサンシェードパネルは同一の水平面内に車両の前後方向に整列して配置され外光の車室内への入射を遮断する。また、外光を採り入れるように天窓部を開状態にしたときは、複数枚のサンシェードパネルを、ルーフの開口部の後方に設けられたパネル格納部に移動させ、互いに上下に重ねて格納する構成となっている。また、サンシェードパネルの移動を案内するために、ルーフの開口部の両側縁付近に、ガイドレールが車両の前後方向に伸びるように配置されている。
このようなサンシェードパネル装置は、サンシェードパネルが天窓部を閉じているときに、車両の前後方向に整列した各サンシェードパネルを互いに連結するための連結手段を備えている。連結手段は、互いに前後している一方側のサンシェードパネルの後端と、他方側の前端に夫々回転自在に取付けられたリンク部材と、このリンク部材に付勢力を及ぼすようにしたバネ体を備えている。
そして、各サンシェードパネルが同一の水平面内に配置されている閉状態から上下に重なって格納される配置の開状態へ、またはこの逆へと、このリンク部材が回転することによって、サンシェードパネルを所定の姿勢を維持しつつ変更するよう制御される構成となっている。
(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−044637公報
しかしながら、上記した従来のサンシェードパネル装置のように、回転するリンク部材を利用してサンシェードパネルを所定の姿勢に制御するようにした連結手段では、リンク部材の他、リンク部材の回転軸部、リンク部材に付勢力を及ぼすバネ体など多くの構成要素を必要として複雑な構成になっている。このために、連結手段が配置するためのスペースも大きく必要する。
車両の設計では、限られた車室スペースを有効に利用するために、ルーフパネルに対してサンシェードパネルを可能な限り車両の上下方向で近接して配置し車室を大きくする。特に、車室の天井と乗員の頭部との間には十分余裕のある間隔を確保する必要がある。
このために、上記の従来のサンシェードパネル装置では、連結手段を車両の幅方向でガイドレールの内側に並べて配置し、上下方向の寸法を最小にするように構成にしている。
また、サンシェードパネルを開いたときに、連結手段などの機構部が乗員に見えないように内装部材で覆うように構成している。このために、連結手段をガイドレールの内側に並べた配置では、連結手段を配置するための車両幅方向へのスペースを大きく必要とし、天窓部の幅(本明細書添付図6のLを参照)を大きく設定できなくなる。この結果、サンルーフ装置によって、より多くの開放感を実現するために、天窓部の幅をできる限り大きくしたいとするニーズに十分に応えられない。
このために、本発明が解決しようとする課題は、ルーフパネルとサンシェードパネルの近接した配置を可能にし、その上でより大きな天窓部の幅を実現できるようにしたサンシェードパネル装置の構成を提案することである。
上記した技術的課題を解決するために講じた第1の技術的手段は、 車両のルーフ部に外光を透過するように設けられたルーフパネルの下方に車室へ入射する外光の量を調整できるように移動可能に配置されて車両の幅方向の両側端部にスライド部材を備える複数枚のサンシェードパネルと、前記スライド部材を挟持して複数枚の前記サンシェードパネルを車両の前後方向に摺動案内するように延びているガイド溝を備えるガイドレールと、前記ガイドレールの車両後方側に位置して前記サンシェードパネルを格納可能とするパネル格納部と、前記スライド部材が前記ガイド溝に支持されて複数枚の前記サンシェードパネルが1つの水平面内で車両前後方向に整列して配置されて外光を遮蔽するように閉状態になっているとき、互いに前後する一方側の前記サンシェードパネルに被係止部を備え他方側の前記サンシェードパネルに前記被係止部に係合するように形成された係止部を備える係止部材を備えて前記各サンシェードパネルを連結する連結手段と、を有するサンシェードパネル装置において、前記サンシェードパネルが閉状態のとき、前記係止部材の前記係止部と前記被係止部は、前記ガイド溝内にあって前記係止部が前記ガイド溝の内面と前記被係止部の間に挟まれる状態で互いに係合し、前記係止部は、前記被係止部との係合から離脱した自由状態では、先端部が下方に撓むように構成され、前記パネル格納部の内面は、
後部側で後方が持ち上がるように傾斜する後側ガイド面と、前記後側ガイド面と平行になるように傾斜した前側ガイド面と、前記ガイド溝の下側面の延長で水平に伸びる底辺面と、前記底辺面と平行に所定の高さをもって形成された上辺面と、による、平行四辺形を呈するように、構成したことである。
また、本発明で講じた第2の技術的手段は第1の手段に加えて、前記スライド部材の後端部には水平に車両幅方向に延びるように取付けられた軸にローラが回転可能に取付けられ、前記スライド部材の前端部に傾斜面を有している、ことである。
請求項1に記載の発明によれば、本発明によるサンシェードパネル装置では、サンシ
ェードパネルが閉状態のとき、連結手段の係止部材の係止部と被係止部は、ガイドレール
のガイド溝内にあって係止部がガイド溝の内面と被係止部の間に挟まれる状態で互いに係
合するように構成した。この構成によって、車両の幅方向に連結手段をガイドレールの内
側に並べて配置する従来のサンシェードパネル装置より、連結手段を車両幅方向で外側に
配置でき、しかもルーフパネルとサンシェードパネルを車両の上下方向では同様に近接し
て配置できる。このために、本発明によるサンシェードパネル装置では、天窓の幅を大き
く設定でき、より開放感のあるサンルーフ装置が実現できるようになる。更に、パネル格納部を後部側で後方が持ち上がるように平行四辺形に形成しているため、パネル格納部は、この平行四辺形によって、サンシェードパネルが後方に移動したとき、各サンシェードパネルをガイドして上下に重ね狭いスペースに格納可能とすることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、前記スライド部材の後端部には水平に車両幅方向に延びるように取付けられた軸にローラが回転可能に取付けられ、前記スライド部材の前端部に傾斜面を有しているようにしたことである。
本発明に係るサンシェードパネル装置20の実施形態を、以下に図1から図14に基づいて説明する。
図1は、車両のルーフ部11に設けたサンルーフ装置10及びサンシェードパネル装置20を、車両の幅方向中央部における断面で示している。尚、以下の各図に矢印で示す前方、上方などは車両における方向を示している。ルーフ部11には開口部12が設けられ、開口部12には外光を透過するようにガラス板で構成されるルーフパネル13が装着されている。
図1及び図5に示されるように、ルーフパネル13の下方に、車室の天井部に取付けられている内装部材14に設けられた天窓部15を開閉可能にするように、サンシェードパネル装置20が取り付けられている。サンシェードパネル装置20は、複数枚(図1に示す本実施例では3枚)のサンシェードパネル21、22、23を備え、サンシェードパネル21、22、23を前後方向に移動して開閉することで、外光の取込みまたは遮蔽するようにして調節するものである。
更に図5、図6及び図14に各サンシェードパネル21、22、23の断面を示すが、各サンシェードパネル21、22、23は、互いに同様の構成であって、例えばウレタン等の樹脂板材によって構成されるパネル本体21a、22a、23aを備えている。また、各パネル本体21a、22a、23aの車両幅方向の両端部には比較的硬質の樹脂によるスライド部材25、26、27が夫々一体的に取付けられている。更に、パネル本体21a、22a、23aの車室側に露呈する表面部分、及び前後方向の端部は表皮材16で覆われて、内装としての外観と体裁を備える構成になっている。
次に、図6に示されるように、ルーフ部11の車室内の天井部分には、取付けブラケット17が備えられている。取付けブラケット17には、開口部12の車幅方向の両側縁に沿って、車両の前後方向に平行に延びる一対のガイドレール18がネジなどの係止手段17aで取付けられている。
左右のガイドレール18は、互いに対抗して車両の中心方向に向き合って開口する概略コ字形状をしたガイド溝18aを備えている。そして、スライド部材25、26、27がガイド溝18aに挿入され、摺動可能になっている。図6に示すように、スライド部材25の上下方向の厚さ寸法は、ガイド溝18aの上下方向の寸法よりわずかに小さく設定され、スライド部材25は車両の前後方向に円滑に案内される構成になっている。スライド部材26、27の場合も同様の構成である。このような構成で、ガイドレール18に支持されたサンシェードパネル装置20は、図1に示されている閉状態のとき、各サンシェードパネル21、22、23は互いに同一平面内で前後方向に整列して配置されている。
更に、図1に示されるように、左右のガイドレール18の後方にはパネル格納部19が配置されている。後に詳述するが、サンシェードパネル21、22、23が開状態になっているときは、スライド部材25、26、27を互いに上下に重なるようにパネル格納部19内に配置される。
次に、本発明の主要な特徴に関わる各サンシェードパネル21、22、23を連結するための連結手段30a、30bの構成について、主に図2を用いて述べる。連結手段30a、30bは、サンシェードパネル装置20が閉状態のとき、互いに前後しているサンシェードパネル21、22、23を連結する手段である。そして、最も前側のスライド部材25の後端と中間のスライド部材26の前端との間に前側の連結手段30aが、また中間のスライド部材26の後端と最後部のスライド部材27の前端との間に後側の連結手段30b(図8参照)が夫々備えられている。これら2つ連結手段30a、30bは同様の構成であるために、以下では主に連結手段30aを例にして、その構成を説明する。
図2、図3に示されるように、連結手段30aは、スライド部材25に形成された被係止部25aと、スライド部材26側に固定された係止フック部材31(係止部材)とで構成されている。連結手段30aは、被係止部25aと係止フック部材31が係合したとき、サンシェードパネル21とサンシェードパネル22を互いに前後方向で拘束する機構である。尚、連結手段30bは、スライド部材26に形成された被係止部26aと、スライド部材27側に固定された係止フック部材35(係止部材)とで構成されている。
被係止部25aは、スライド部材25の後端部分に、車両の幅方向で外側に所定幅で水平に伸びる平板形状の突起である。一方、係止フック部材31の基本部となっているフック部32(係止部)は、薄板のバネ材で構成された弾性部材である。そして、フック部32は薄板の平面形状が車両の幅方向に広がり、前後方向に長く延びて配置されている。フック部32の後端が、スライド部材26の前端部分に車両の幅方向の外側に突起するよう形成された支持突起部26bに挿入されて固定支持されている。また、フック部32の他端は被係止部25aに向かって前方に延びている。また、連結手段30bの係止フック部材35は、基本部となるフック部36(係止部)を備えている。
各フック部32、36は、その後端の取付け部から前方に向かって順に、ほぼ水平に前方に伸びるアーム部32a、36a、次に屈曲して斜めに持ち上がる傾斜面部32b、36b、再び水平に伸びる押え面部32c、36c、そして前端の短い部分で下方に屈曲しているフック形状部32d、36dを備えた形状となっている。
図3に示されるように、押え面部32c、36cの前方方向の長さ寸法は、被係止部25a、26aの所定幅とほぼ同じに設定されていて、係止フック部材31、35が被係止部25a、26aと係合した状態で、フック形状部32d、36dと傾斜面部32b、36bによって被係止部25a、26aを前後方向で挟むように係合できる。そして、サンシェードパネル21、22、23は、互いに前後方向で拘束されて連結される。
図3、図8に示されるように、フック部32、36のフック形状部32d、36dの上部分に、摺動突起33、37が接着されて取付けられている。連結手段30a、30bが、ガイド溝18a内にあるとき、摺動突起33はコ字形状をしたガイド溝18aの上辺と当接もしくは微小の隙間をもつように配置されている。この構成によって、車両の振動などで、係止フック部材31、35が被係止部25a、26aから離脱できない構成となって、連結手段30a、30bを小型する上で有利となっている。
尚、上記したスライド部材26以外のスライド部材25、27の前端
部分にも同様に支持突起部26bと同様の突起部が形成されている(図2及び図3にスライド部材25の支持突起部25bを示すが、スライド部材27の支持突起部27bの図示は省略する)。各支持突起部25b、26b、27bとガイド溝18aの縦壁面との間には、図2に示されるように、夫々摺動部材38が挿入されている。摺動部材38は、基本部分が前後に延びる板バネで、前後の両端部に摺動片38aが接着された構成である。摺動部材38は、一対のガイドレール18から、サンシェードパネル21、22、23に対して左右から挟むように付勢力を及ぼすように取付けられ、サンシェードパネル21、22、23の左右方向のガタつきを押さえる構成となっている。
図4に示されるように、スライド部材25の後端部には水平に車両幅方向に延びるように取付けられた軸に、ローラ29が回転可能に取付けられている。ローラ29の外周面は、僅かにスライド部材25の上面より上方に出るように設定されている。ローラ29は、後述するサンシェードパネル21、22、2を車両後方に移動させて、互いに上下に重ねて配置する作動を、円滑にする機能を有する。尚、ローラ29は、スライド部材26、27の後端部にも、スライド部材25と同様に取付けられている。
更に、図5に示されるように、サンシェードパネル21の後端部には、上面が車両の幅方向に亘って厚みが薄く接合部61が形成されている。一方、サンシェードパネル22の前端部には、下面が車幅方向に亘って厚みが薄く接合部62が形成されている。接合部61、62はサンシェードパネル21、22とほぼ同じ厚さの範囲内で、互いに重なり合うことができる。そして、サンシェードパネル21、22の隙間から外光が差し込むのを防ぐ構成となっている。サンシェードパネル22、23の間にも同様の接合部が設けられている。
図1及び図10から図13に示されるように、ガイドレール18の車両後方に設けられたパネル格納部19の内面には、後部側に後方が持上るように傾斜する後側ガイド面19aと、また前部側にも後側ガイド面19aと平行になるように傾斜した前側ガイド面19bが形成されている。即ち、パネル格納部19は、ガイドレール18のガイド溝18aの下側面の延長で水平に伸びる底辺面19c、及び後側ガイド面19aと前ガイド面19bの上端を前後に連結し底辺面19cと平行に所定の高さをもって形成された上辺面19dによる、平行四辺形を呈している。
パネル格納部19は、この平行四辺形によって、サンシェードパネル21、22、23が後方に移動したとき、各サンシェードパネル21、22、23をガイドして上下に重ねて、狭いスペースに格納可能とする構成となっている。更に、パネル格納部19の上辺面19dには、格納されたサンシェードパネル21、22、23が振動で騒音を発生させないようにするための押えバネ51が、取付けられている。押えバネ51は両端が下方に下がるように湾曲した前後方向に長い弓型の形状で、中央部がネジなどの固定手段51aで上辺面19dの下面に取付けられている。
図1、図2及び図6に更に示されるように、サンシェードパネル装置20は、パネル格納部19の後方に、電動モータを駆動源とする駆動装置40が設置されている。駆動装置40は一対の可撓性樹脂ラック41、42を備え、駆動装置40の作動で可撓性樹脂ラック41、42が互いに反対方向に移動することができるようになっている。各可撓性樹脂ラック41、42は、屈曲する案内管45によってルーフ部11の左右両側に導かれ、ガイドレール18に形成されたケーブルガイド穴18bの後端からケーブルガイド穴18b内へ差込まれている。
可撓性樹脂ラック41、42の各先端部は、サンシェードパネル装置が閉状態で、最も前側に配置されるサンシェードパネル21のスライド部材25に一体的に設けられたブラケット部43に連結されている。これにより、駆動装置40が作動すると左右の可撓性樹脂ラック41、42の各先端部が、車両の前後方向に同期して移動し、サンシェードパネル21が車両の前後方向に移動する。このとき、サンシェードパネル21に連結された、中間及び後ろ側のサンシェードパネル22、23も前後に移動し、サンシェードパネル装置20の開閉作動が可能となる構成となっている。
次に、以上のように構成された、サンシェードパネル装置20の作動について説明する。
図1から図7に示されるように、サンシェードパネル21、22、23は、ガイドレール18に支持されて、一平面内で前後に整列しているとき、天窓部15を閉じる状態になっている。この状態から、乗員のスイッチ(図示せず)の操作し、サンシェードパネル21、22、23を開くように駆動装置40を作動させると、サンシェードパネル21が車両の後方に移動を開始すると、連結手段30a、30bで連結されているサンシェードパネル22、23も後方に共に移動する。そして、図8に示されるように。先ず最も後方のサンシェードパネル23のスライド部材27がパネル格納部19内に入る。スライド部材27の後端が、後側ガイド面19aと接触し、押えバネ27の付勢力に抗しながら、傾斜面に沿って上方に持上げられる。尚、このとき図9に示されるように、スライド部材26の後端に取付けられたローラ29は、まだスライド部材27の先端部に接触していない。
上記の状態から更に図10に示されるように、スライド部材27の後端は後側ガイド面19aの最上部付近に到達した状態で、駆動装置40の作動を継続させる。その結果、中間のスライド部材26の被係止部26aの後側の端部が傾斜面部36bの上を滑り始める。そして、被係止部26aと係止フック部材35の係合が外れ、スライド部材27の前端部が押えバネ27の付勢力に抗して、持ち上げられる。係止フック部材35のフック部36は、図10に示されるような、被係止部26aとの係合から離脱した自由状態では、先端部が下方に撓む形状に成型されている。従って、上記のバネ27の付勢力とフック部材36の弾性復元力を適宜バランスさせるように設定することによって、スライド部材27の前端部は、大きな作動抵抗力の発生が無く持ち上げられる様にすることができる。
一旦、係止フック部材35が被係止部26aとの係合から外れ、スライド部材27の前端部が持ち上がると、図11に示されるように、スライド部材26後端のローラ29は、スライド部材27の前端部と接触し、この前端部に形成された傾斜面27cの上を転がり、更にスライド部材27の前端部を円滑に持ち上げる。その結果、図10に2点鎖線で示されるようにスライド部材26は、スライド部材27の下側に、互いが重合するように入っていく。
上記のように、スライド部材27が既にパネル格納部19内に格納されている状態では、スライド部材27の前端の上方への移動は拘束されていないために、スライド部材27の前端は容易に持ち上げられる。そして、被係止部25aと係止フック部材32の係合は容易に解除できる。一方、このときスライド部材25の被係止部25aとスライド部材26に取付けられている係止フック部材35の係合は、スライド部材26がガイド溝18a内にあって上方へは拘束されているので、外れない。
更に図12の状態から図13の状態へと、スライド部材25が、車両の後方に移動することによって、上記した連結手段30bの解除と同様に、連結手段30aの解除が行われる。その結果、図13と図14に示されるような状態となって、全てのサンシェードパネル21、22、23が、パネル格納部19に格納される。そして、サンシェードパネル装置20は天窓部15を開き、ルーフパネル13を透過した外光が車室内に取入れられる。
尚、再度サンシェードパネル装置20を閉じる状態に戻すときは、スイッチ(図示せず)の閉方向に操作する。先ず、サンシェードパネル21を前方に移動させるように、駆動装置40が駆動する。サンシェードパネル21のスライド部材25の被係止部25aが、スライド部材26の係止フック部材35の位置に前進したとき、互いに係合する。この際、自由状態になっている、係止フック部材35のフック部36は、先端部が下方に撓んでいて、被係止部26aと確実に係合する。そして、サンシェードパネル21、22は連結され、共に前進する。更に駆動装置40が作動することで、同様にサンシェードパネル22、23の連結も行われ、サンシェードパネル装置20は閉じる状態に戻る。
本発明に関わるサンシェードパネル装置の車両の幅方向中央部における断面図である。 本発明に関わるサンシェードパネル装置の左側を、車室内から上方に見た部分を示す平面図である。 図2のA−Aにおける断面図である。 図2のB−Bにおける断面図である。 図2のC−Cにおける断面図である。 図2のD−Dにおける断面図である。 図2のE−Eにおける断面図である。 本発明に関わるサンシェードパネル装置のパネル格納部を示す断面図である。 図8の状態のときの、ローラ29とスライド部材27の位置関係を示す、部分的な断面図である。 図8の状態から、サンシェードパネル22、23の格納の推移状態を示す断面図である。 図10の状態のときの、ローラ29とスライド部材27の位置関係を示す、部分的な断面図である 本発明に関わるサンシェードパネル装置で、2枚のサンシェードパネルが、パネル格納部に格納された状態を示す断面図である 本発明に関わるサンシェードパネル装置のすべてのサンシェードパネルが、パネル格納部に格納された状態を示す断面図である 図13のG−Gにおける断面図である。
符号の説明
11 ルーフ部
13 ルーフパネル
19 パネル格納部
20 サンシェードパネル装置
21、22、23 サンシェードパネル
25、26、27 スライド部材
25a、26a 被係止部
25b、26b、27b 支持突起部
30a、30b 連結手段
31、35 係止部材(係止フック部材)
32、36 係止部(フック部)
55 押えバネ

Claims (2)

  1. 車両のルーフ部に外光を透過するように設けられたルーフパネルの下方に車室へ入射する外光の量を調整できるように移動可能に配置されて車両の幅方向の両側端部にスライド部材を備える複数枚のサンシェードパネルと、
    前記スライド部材を挟持して複数枚の前記サンシェードパネルを車両の前後方向に摺動案内するように延びているガイド溝を備えるガイドレールと、
    前記ガイドレールの車両後方側に位置して前記サンシェードパネルを格納可能とするパネル格納部と、
    前記スライド部材が前記ガイド溝に支持されて複数枚の前記サンシェードパネルが1つの水平面内で車両前後方向に整列して配置されて外光を遮蔽するように閉状態になっているとき、互いに前後する一方側の前記サンシェードパネルに被係止部を備え他方側の前記サンシェードパネルに前記被係止部に係合するように形成された係止部を備える係止部材 を備えて前記各サンシェードパネルを連結する連結手段と、を有するサンシェードパネル装置において、
    前記サンシェードパネルが閉状態のとき、前記係止部材の前記係止部と前記被係止部は、前記ガイド溝内にあって前記係止部が前記ガイド溝の内面と前記被係止部の間に挟まれる状態で互いに係合し、
    前記係止部は、前記被係止部との係合から離脱した自由状態では、先端部が下方に撓むように構成され、
    前記パネル格納部の内面は、後部側で後方が持ち上がるように傾斜する後側ガイド面と、
    前記後側ガイド面と平行になるように傾斜した前側ガイド面と、前記ガイド溝の下側面の延長で水平に伸びる底辺面と、前記底辺面と平行に所定の高さをもって形成された上辺面と、による平行四辺形を呈する
    サンシェード装置。
  2. 前記スライド部材の後端部には水平に車両幅方向に延びるように取付けられた軸にローラが回転可能に取付けられ、前記スライド部材の前端部に傾斜面を有している、
    請求項1に記載のサンシェード装置。
JP2006164531A 2006-06-14 2006-06-14 サンシェードパネル装置 Expired - Fee Related JP4940774B2 (ja)

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