JP4935121B2 - ステアリングホイール用制御装置 - Google Patents

ステアリングホイール用制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4935121B2
JP4935121B2 JP2006062898A JP2006062898A JP4935121B2 JP 4935121 B2 JP4935121 B2 JP 4935121B2 JP 2006062898 A JP2006062898 A JP 2006062898A JP 2006062898 A JP2006062898 A JP 2006062898A JP 4935121 B2 JP4935121 B2 JP 4935121B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering wheel
user
notification
control device
return operation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006062898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007237918A (ja
Inventor
周 平松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2006062898A priority Critical patent/JP4935121B2/ja
Publication of JP2007237918A publication Critical patent/JP2007237918A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4935121B2 publication Critical patent/JP4935121B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Steering Controls (AREA)

Description

本発明は、例えば、ステアリングホイールをチルト動作又はテレスコピック動作をさせるステアリングホイール用制御装置に関する。
従来、ステアリングホイールを傾動自在に制御するチルト機構の動作センサを運転席のシートの座部又は背部の少なくとも一方に設けたステアリングホイールの制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭62−247967号公報
上記従来のステアリングホイールの制御装置においては、ステアリングホイールがチルト機構により、リターン動作又はアウェイ動作が行われる。このとき、例えば、車両周囲が暗い場合、ユーザが車両から離れた位置いる場合等において、ステアリングホイールによりリターン動作及びアウェイ動作のうち、いずれの動作が行われているのかを、ユーザが識別できない虞がある。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、ステアリングホイールのリターン動作及びアウェイ動作を容易に識別することができることを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、
ユーザが車両の運転を行うときの運転位置に、ステアリングホイールを移動させるリターン動作と、ユーザが車両の乗降を行うときの乗降位置に、前記ステアリングホイールを移動させるアウェイ動作と、に切り替えて、前記ステアリングホイールの動作制御を行う制御手段と、
前記リターン動作及び前記アウェイ動作が行われているときに、該リターン動作及び該アウェイ動作が行われていることを、報知する報知手段と、を備えるステアリングホイール用制御装置であって、
前記報知手段は、前記リターン動作と、前記アウェイ動作とで、前記報知の態様を変更する、こととし、
前記報知手段は、ユーザに対して、音により前記報知を行い、
前記音の態様は、前記ステアリングホイールが前記リターン動作を行う期間中はアップテンポの音楽とスローテンポの音楽のうちいずれか一方とし、前記アウェイ動作を行う期間中では前記一方以外の他方として、異ならせる、ことを特徴とするステアリングホイール用制御装置である。
この一態様によれば、報知手段は、リターン動作と、アウェイ動作とで、報知の態様を変更する。これにより、ユーザは、ステアリングホイールのリターン動作及びアウェイ動作を容易に識別することができる。
この一態様において、前記報知手段は、ユーザに対して、音により前記報知を行い、
前記音の態様は、前記ステアリングホイールが前記リターン動作を行う期間中と、前記アウェイ動作を行う期間中とで、異なることとしているので、ユーザは、報知手段から出力される音の態様により、ステアリングホイールのリターン動作及びアウェイ動作を、容易に識別することができる。
この一態様において、前記報知手段は、ユーザに対して、光により前記報知を行い、
前記光の態様は、前記ステアリングホイールが前記リターン動作を行う期間中と、前記アウェイ動作を行う期間中とで、異なっていてもよい。これにより、ユーザは、報知手段から発光される光の態様により、ステアリングホイールのリターン動作及びアウェイ動作を、容易に識別することができる。
この一態様において、前記報知手段は、ユーザに対して、前記ステアリングホイール及び/又は運転席を振動させることで前記報知を行い、
前記振動の態様は、前記ステアリングホイールが前記リターン動作を行う期間中と、前記アウェイ動作を行う期間中とで、異なっていてもよい。これにより、ユーザは、報知手段からの振動の態様により、ステアリングホイールのリターン動作及びアウェイ動作を、容易に識別することができる。
この一態様において、前記報知手段は、音を出力するスピーカ装置、光を発光するライト装置、および振動を発生する振動装置のうち少なくとも1つを含んでいてもよい。
この一態様において、ユーザが運転席に着座していることを検出する着座センサ、を更に備え、
前記着座センサにより前記ユーザが前記運転席に着座していることが検出されたとき、前記制御手段は、前記車両のキースイッチのオンオフに基づいて、前記ステアリングホイールに前記リターン動作、又は前記アウェイ動作させてもよい。これにより、ユーザが運転席に着座していることが、正確に判断された上で、ステアリングホイールのリターン動作及びアウェイ動作が行われる。
本発明によれば、ステアリングホイールのリターン動作及びアウェイ動作を容易に識別することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。図1は、車両の運転席に前方に取り付けられたステアリングホイールを示す図であり、ステアリングホイールの略車両上下方向の傾動、及び略車両前後方向の伸縮を示す図である。
図1に示す如く、車両の運転席20の車両前方側には、ステアリングホイール1が回転可能に取り付けられている。運転者等のユーザが運転席20に着座する場合に、ユーザの脚部がステアリングホイール1の下側部1aと運転席20の座面との間に位置するような状態となる。
ステアリングホイール1は、ステアリングシャフト2、及び操舵力伝達機構3を介して、ステアリング機構に連結されている。(図2)。ユーザによる操舵力は、ステアリングホイール1、ステアリングシャフト2、操舵力伝達機構3、及びステアリング機構を介して、車輪に伝達され、車輪が転舵される。
操舵力伝達機構3には、ステアリングホイール1を略車両上下方向へ傾動(チルト)させるチルト機構3aが設けられている(図3)。チルト機構3aは、ステアリングホイール1を、例えば、中立位置(真直ぐ位置)から車両上方へ最大約8.5度だけ傾動可能であり、また、中立位置から車両下方へ最大約6.75度だけ傾動可能である。
また、操舵力伝達機構3には、ステアリングホイール1を略車両前後方向へ伸縮(テレスコピック)させるテレスコピック機構3bが設けられている(図4)。テレスコピック機構3bは、ステアリングホイール1を、例えば、中立位置から車両前方へ最大約20mmだけ収縮可能であり、また、中立位置から車両後方へ最大約25mm伸長可能である。なお、チルト機構3a及びテレスコピック機構3bは、周知の機構であることから詳細な説明は省略する。
例えば、ユーザが車両に乗降する時において、チルト機構3aにより、ステアリングホイール1を、車両上方側へ傾動させ、及び/又はテレスコピック機構3bにより、ステアリングホイール1を車両前方側へ収縮させた、乗降位置にする(図1)。
これにより、ステアリングホイール1と運転席20との空間を拡張することができる。したがって、ユーザは、ステアリングホイール1に脚部を接触させること無く、楽な姿勢で車両の乗降を行うことができる。
図5は、本発明の一実施例に係るステアリングホイール用制御装置10のシステム構成を示すブロック図である。
本実施例に係るステアリングホイール用制御装置10において、チルト機構3aには、チルト機構3aを駆動する電動モータ等のアクチュエータ4が連結されている。アクチュエータ4は、チルト機構3aを駆動することで、ステアリングホイール1を略車両上下方向へ傾動させる(図3)。
また、テレスコピック機構3bには、テレスコピック機構3bを駆動する電動モータ等のアクチュエータ5が連結されている。アクチュエータ5は、テレスコピック機構3bを駆動することで、ステアリングホイール1を略車両前後方向へ伸縮させる(図4)。
各アクチュエータ4、5には、各アクチュエータ4、5を制御するECU(Electronic Control Unit、電子制御ユニット)6が接続されている。ECU6は、アクチュエータ4を制御することで、チルト機構3aを制御して、ステアリングホイール1を略車両上下方向へ傾動させる。また、ECU6は、アクチュエータ5を制御することで、テレスコピック機構3bを制御して、ステアリングホイール1を略車両前後方向へ伸縮させる。
なお、ECU6は、制御、演算プログラムに従って各種処理を実行すると共に、当該装置10の各部を制御するCPU(Central Processing Unit)6a、CPU6aの実行プログラムを格納するROM(Read Only Memory)6b、演算結果等を格納する読書き可能なRAM(Random Access Memory)6c、タイマ、カウンタ、入出力インターフェイス(I/O)6d等を有している。
ECU6には、運転席20前方のインストルメントパネルに配設されたキースイッチ7が接続されている。キースイッチ7は、例えば、キーシリンダに車両キーが挿入されると、ECU6に対してオン信号を出力する。
一方、キースイッチ7は、キーシリンダから車両キーが抜かれると、ECU6に対してオフ信号を出力する。ECU6は、例えば、キースイッチ7からのオン信号を受信しているとき、ユーザが車両を運転する意思があると推測することができる。
なお、キースイッチ7は、車両キーがキーシリンダに挿入され、ACC位置又はIG位置まで回動されたときに、オン信号をECU6に対して出力し、車両キーがオフ位置、又はキーシリンダから抜かれたとき、オフ信号をECU6に対して出力するように構成されていてもよい。
また、キースイッチ7は、押圧操作が可能なプッシュボタン式であってもよい。この場合、プッシュボタン式のキースイッチ7が押されると(ACC又はエンジン始動時)、キースイッチ7はECU6に対して、オン信号を出力する。一方、プッシュボタン式のキースイッチ7が押されると(エンジン停止時)、キースイッチ7はECU6に対して、オフ信号を出力する。
ECU6は、例えば、キースイッチ7からオフ信号を受信すると(車両キーが抜かれる場合)、アクチュエータ4、5を制御し、チルト機構3a及びテレスコピック機構3bを制御することで、ステアリングホイール1を、車両上方へ最大角度まで傾動させ、車両前方へ最大収縮位置まで収縮させた、乗降位置にする、いわゆるオートアウェイ動作(以下、アウェイ動作と称す)を行う。これにより、ユーザは、容易に運転席20に着座することができる。
一方、ECU6は、例えば、キースイッチ7からオン信号を受信すると(車両キーが挿入される場合)、アクチュエータ4、5を制御し、チルト機構3a及びテレスコピック機構3bを制御することで、ステアリングホイール1を、最大角度から所定角度へ傾動させ、最大収縮位置から設定位置へ伸長させた、運転位置にする、いわゆるオートリターン動作(以下、リターン動作と称す)を行う。これにより、ユーザは、予め設定された最適な運転位置で、ステアリングホイール1を操作することができる。
なお、ECU6には、チルト機構3aの所定角度及びテレスコピック機構3bの所定位置を、予め設定するための設定スイッチ8が接続されている。ユーザにより予め設定された所定角度及び所定位置(メモリー位置)は、ECU6のROM(例えば、EPROM)6bに記憶される。
ECU6には、アクチュエータ4、5を制御して、チルト機構3a及びテレスコピック機構3bを制御することで、ステアリングホイール1の位置を調整可能なマニュアルスイッチ9が接続されている。ユーザは、マニュアルスイッチ9を操作することで、ステアリングホイール1の位置を最適な位置に調整することができる。
また、ECU6には、ユーザの着座を検出するための着座センサ11が接続されている。着座センサ11には、例えば、運転席20に内蔵され、運転席20に着座したユーザの荷重を検出する荷重センサ11が用いられている。
ECU6は、例えば、運転席20に内蔵された荷重センサ11により検出された荷重が所定値以上であるとき、ユーザが運転席20に着座していると判断する。一方、ECU6は、荷重センサ11により検出された荷重が所定値より小さいとき、ユーザが運転席20に着座していないと判断する。
また、ECU6は、荷重センサ11により検出された荷重が所定値以上で、ユーザが運転席20に着座していると判断し、かつ、キースイッチ7からオフ信号を受信する。この場合、ECU6は、各アクチュエータ4、5を制御し、チルト機構3a及びテレスコピック機構3bを制御することで、テアリングホイール1をアウェイ動作させる。
さらに、ECU6は、荷重センサ11により検出された荷重が所定値以上で、ユーザが運転席20に着座していると判断し、かつ、キースイッチ7からオン信号を受信する。この場合、ECU6は、各アクチュエータ4、5を制御し、チルト機構3a及びテレスコピック機構3bを制御することで、ステアリングホイール1をリターン動作させる。
上述のように、ECU6は、荷重センサ11からの荷重に基づいて、ユーザが運転席20に着座しているか否かを、より正確に判断する。その後、ECU6は、キースイッチ7からのオン信号及びオフ信号に応じて、ステアリングホイール1をアウェイ動作及びリターン動作させる。
したがって、ユーザが車両に乗降する時において、例えば、ユーザの脚部がステアリングホイール1とメータフードとの間に挟まれる等の、ユーザの乗降動作が妨げられることが無い為、ユーザの乗降がよりスムーズに行われる。
さらに、ECU6には、ユーザに対して、ステアリングホイール1がアウェイ動作及びリターン動作を行っていることを報知する、報知装置12が接続される。
例えば、ステアリングホイール1のアウェイ動作が開始されると、ECU6は、報知装置12に対して報知信号を送信する。報知装置12は、ECU6から報知信号を受信すると、ユーザに対する報知を開始する。一方、ステアリングホイール1のアウェイ動作が終了すると、ECU6は、報知装置12に対して停止信号を送信する。報知装置12は、ECU6から停止信号を受信すると、ユーザに対する報知を停止する。
同様に、ステアリングホイール1のリターン動作が開始されると、ECU6は、報知装置12に対して報知信号を送信する。報知装置12は、ECU6から報知信号を受信すると、ユーザに対する報知を開始する。一方、ステアリングホイール1のリターン動作が終了すると、ECU6は、報知装置12に対して、停止信号を送信する。報知装置12は、ECU6から停止信号を受信すると、ユーザに対する報知を停止する。
上述の報知装置12の報知により、ステアリングホイール1によりアウェイ動作及びリターン動作が行われていることを、ユーザは確実に認識することができる。
なお、報知装置12は、例えば、音楽、警告音等の音により報知を行うスピーカ装置12aを含んでいる。
さらに、報知装置12は、ステアリングホイール1がアウェイ動作しているときと、リターン動作しているときとで、ユーザに対する報知態様を変更する。これにより、ステアリングホイール1により、現在、アウェイ動作及びリターン動作のうち、いずれの動作が行われているかを、ユーザはその動作を目視しなくとも、報知装置12による報知態様により容易に識別ですることができる。
例えば、夜間、地下駐車場等の周囲が暗い場合、ユーザの目に不具合がある場合において、ユーザは、ステアリングホイール1のアウェイ動作及びリターン動作を目視するのが困難又は不能なときがある。この場合、報知装置12の報知態様により、ステアリングホイール1がアウェイ動作及びリターン動作のうちいずれの動作を行っているかを、ユーザは容易に識別することができる。
また、ユーザが車両から離れた位置にいる為、ステアリングホイール1の動作の視認が困難又は不能な場合でも、ステアリングホイール1がアウェイ動作及びリターン動作のうちいずれの動作を行っているかを、報知装置12の報知態様により、ユーザは容易に識別することができる。
具体的には、報知装置12のスピーカ装置12aは、ステアリングホイール1がアウェイ動作を行っているときと、リターン動作を行っているときとで、異なった音(音楽等)を出力させてもよい。
ステアリングホイール1のリターン動作が開始されると、ECU6はスピーカ装置12aに、例えば、比較的アップテンポの音楽(以下、第1音楽と称す)を出力させる。これにより、ユーザは、ステアリングホイール1のリターン動作を、この音楽により、容易に識別できる。さらに、この音楽により、運転席20に着座して、これから運転を開始するユーザの意識を高揚(覚醒度を向上)させるという相乗効果も期待できる。
一方、ステアリングホイール1のアウェイ動作が開始されると、ECU6はスピーカ装置12aに、例えば、比較的スローテンポの音楽(以下、第2音楽)を出力させる。これにより、ユーザは、ステアリングホイール1のアウェイ動作を、この音楽により、容易に識別することができる。さらに、この音楽により、これから降車するユーザをリラックさせ、運転による疲労を低減させるという相乗効果も期待できる。なお、上記、第1音楽、及び第2音楽は、予め設定され、ECU6のROM6bに記憶されている。
さらに、ステアリングホイール1のリターン動作時及びアウェイ動作時における、チルト機構3a、テレスコピック機構3b、各アクチュエータ4、5、及びリレー回路から発生するノイズ音を、スピーカ装置12aから出力される音楽により、かき消すことができるという副次的効果も期待できる。したがって、車両の快適性を向上させることができる。
次に、本実施例に係るステアリングホイール用制御装置10の制御フローについて、説明する。図6は、本実施例に係るステアリングホイール用制御装置10の制御フローの一例を示すフローチャートである。なお、図6に示す制御フローは、所定時間毎に繰り返し実行される。
ECU6は、荷重センサ11により検出された荷重が所定値以上であり、ユーザが運転席20に着座しているか否かを判断する(S100)。
ECU6は、荷重センサ11により検出された荷重が所定値以上であり、ユーザが運転席20に着座していると判断すると(S100のYes)、キースイッチ7からオン信号を受信しているか否かを判断する(S110)。一方、ECU6は、荷重センサ11により検出された荷重が所定値より小さく、ユーザが運転席20に着座していないと判断すると(S100のNo)、本制御処理によるルーチンを終了する。
ECU6は、キースイッチ7からオン信号を受信していると判断すると(S110のYes)、各アクチュエータ4、5を制御し、チルト機構3a及びテレスコピック機構3bを制御することで、ステアリングホイール1をリターン動作させる(S120)。このとき、ECU6は、スピーカ装置12aに第1音楽を出力させる(S130)。これにより、ユーザは、ステアリングホイール1のリターン動作を、予め設定された第1音楽により、容易に識別することができる。
一方、ECU6は、キースイッチ7からオン信号を受信していない(オフ信号を受信している)と判断すると(S110のNo)、各アクチュエータ4、5を制御し、チルト機構3a及びテレスコピック機構3bを制御することで、ステアリングホイール1をアウェイ動作させる(S140)。このとき、ECU6は、スピーカ装置12aに第2音楽を出力させる(S150)。これにより、ユーザは、ステアリングホイール1のアウェイ動作を、予め設定された第2音楽により、容易に識別することができる。
以上、本実施例に係るステアリングホイール用制御装置10において、報知装置12は、ステアリングホイール1がアウェイ動作しているときと、リターン動作しているときとで、ユーザに対する報知態様を変更する。これにより、現在、ステアリングホイール1により、アウェイ動作及びリターン動作のうちいずれの動作が行われているかを、報知装置12による報知態様により、ユーザが容易に識別することができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について一実施例を用いて説明したが、本発明はこうした一実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、上述した一実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
上記一実施例において、報知装置12はライト装置12bを含んでいてもよい。この場合、ライト装置12bは、ステアリングホイール1がアウェイ動作を行っているときと、リターン動作を行っているときとで、発光の態様が異なっていてもよい。
例えば、ステアリングホイール1のアウェイ動作又はリターン動作に応じて、ステアリングホイール1に配設されたLEDを点灯又は点滅させるようにしてもよい。
具体的には、テアリングホイール1のリターン動作が開始されると、ECU6はライト装置12bを点灯させる。これにより、ユーザは、ステアリングホイール1のリターン動作を、このライト装置12bの点灯により、容易に識別できる。
一方、ステアリングホイール1のアウェイ動作が開始されると、ECU6はライト装置12bを点滅させる。これにより、ユーザは、ステアリングホイール1のアウェイ動作を、このライト装置12bの点滅により、容易に識別することができる。
なお、報知装置12がライト装置12bである場合に、上述の如く、車両周囲が暗い場合等において、ユーザはステアリングホイール1の動作をより容易に識別することができる。さらに、ライト装置12bによる点灯又は点滅により、意匠上の美的外観を向上させるという相乗効果も期待できる。
上記一実施例において、報知装置12は振動装置12cを含んでいてもよい。この場合、振動装置12cは、ステアリングホイール1がアウェイ動作を行っているときと、リターン動作を行っているときとで、振動の態様が異なっていてもよい。
例えば、ステアリングホイール1のアウェイ動作又はリターン動作に応じて、ステアリングホイール1又は運転席20に内蔵された振動装置12cの振動の態様を可変させてもよい。
具体的には、テアリングホイール1のリターン動作が開始されると、ECU6は、振動装置12cによりステアリングホイール1及び運転席20を、連続的に振動させる。これにより、ユーザは、ステアリングホイール1のリターン動作を、この振動装置12cの振動により、容易に識別できる。
一方、ステアリングホイール1のアウェイ動作が開始されると、ECU6は、振動装置12cによりステアリングホイール1及び運転席20を、断続的に振動させる。これにより、ユーザは、ステアリングホイール1のアウェイ動作を、この振動装置12cの振動により、容易に識別することができる。
なお、報知装置12が振動装置12cである場合に、ステアリングホイール1のアウェイ動作及びリターン動作を、運転席20に着座するユーザのみに識別させることができる。
上記一実施例において、報知装置12は、上記スピーカ装置12a、ライト装置12b、及び振動装置12cを任意に組み合わせた構成であってもよい。
例えば、ステアリングホイール1がアウェイ動作を行うとき、スピーカ装置12aにより報知を行い、ステアリングホイール1がリターン動作を行うとき、ライト装置12bにより報知を行うようにしてもよい。
また、ステアリングホイール1がアウェイ動作を行うとき、スピーカ装置12a及び振動装置12cにより報知を行い、ステアリングホイール1がリターン動作を行うとき、ライト装置12b及び振動装置12cにより報知を行うようにしてもよい。これにより、ステアリングホイール1のアウェイ動作及びリターン動作を、ユーザはより明確に識別することが可能となる。なお、ECU6は、フォトトランジスタ等のセンサを用いて、車両周囲の明るさを検出して、車両周囲が暗い状態にあると判断したときに、ライト装置12bにより報知を行うようにしてもよい。さらに、ECU6は、マイク等を用いて、車両の周囲の騒音を検出し、車両周囲の音が所定量以上であるときに、ライト装置12b又は振動装置12cにより報知を行うようにしてもよい。
上記一実施例において、ECU6には、車両ドア(例えば、車両のサイドドア、バックドア等)の開閉を検出するドア開閉センサと、車両に配設される窓(例えば、サイドドア、バックドア、ルーフに配設される窓)の開閉を検出する窓開閉センサと、車両のロック/アンロックを検出するロックセンサと、が接続されていてもよい。ECU6は、上記着座センサ11からの信号に加えて、ドア開閉センサから信号と、窓開閉センサからの信号と、ロックセンサからの信号と、に基づいて、ユーザが運転席20に着座しているか否かを、より高精度に判断してもよい。
本発明は、例えば、車両のステアリングホイールのアウェイ動作及びリターン動作を制御するステアリングホイール用制御装置に利用できる。
車両の運転席に前方に取り付けられたステアリングホイールを示す図であり、ステアリングホイールの略車両上下方向の傾動及び略車両前後方向の伸縮を示す図である。 ステアリングホイール、ステアリングシャフト、及び操舵力伝達機構を車両側方向から見た図である。 ステアリングホイールがチルト機構により、略車両上下方向へ傾動する状態の一例を示す図である。 ステアリングホイールがテレスコピック機構により、略車両前後方向へ伸縮する状態の一例を示す図である。 本発明の一実施例に係るステアリングホイール用制御装置のシステム構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係るステアリングホイール用制御装置の制御フローの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ステアリングホイール
3 操舵力伝達機構
3a チルト機構
3b テレスコピック機構
4 アクチュエータ
5 アクチュエータ
6 ECU(制御手段)
7 キースイッチ
10 ステアリングホイール用制御装置
11 着座センサ
12 報知装置(報知手段)

Claims (5)

  1. ユーザが車両の運転を行うときの運転位置に、ステアリングホイールを移動させるリターン動作と、ユーザが車両の乗降を行うときの乗降位置に、前記ステアリングホイールを移動させるアウェイ動作と、に切り替えて、前記ステアリングホイールの動作制御を行う制御手段と、
    前記リターン動作及び前記アウェイ動作が行われているときに、該リターン動作及び該アウェイ動作が行われていることを、報知する報知手段と、を備えるステアリングホイール用制御装置であって、
    前記報知手段は、前記リターン動作と、前記アウェイ動作とで、前記報知の態様を変更する、こととし、
    前記報知手段は、ユーザに対して、音により前記報知を行い、
    前記音の態様は、前記ステアリングホイールが前記リターン動作を行う期間中はアップテンポの音楽とスローテンポの音楽のうちいずれか一方とし、前記アウェイ動作を行う期間中では前記一方以外の他方として、異ならせる、ことを特徴とするステアリングホイール用制御装置。
  2. 請求項1記載のステアリングホイール用制御装置であって、
    前記報知手段は、ユーザに対して、光により前記報知を行い、
    前記光の態様は、前記ステアリングホイールが前記リターン動作を行う期間中と、前記アウェイ動作を行う期間中とで、異なる、ことを特徴とするステアリングホイール用制御装置。
  3. 請求項1記載のステアリングホイール用制御装置であって、
    前記報知手段は、ユーザに対して、前記ステアリングホイール及び/又は運転席を振動させることで前記報知を行い、
    前記振動の態様は、前記ステアリングホイールが前記リターン動作を行う期間中と、前記アウェイ動作を行う期間中とで、異なる、ことを特徴とするステアリングホイール用制御装置。
  4. 請求項1乃至3のうちいずれか1項記載のステアリングホイール用制御装置であって、
    前記報知手段は、音を出力するスピーカ装置、光を発光するライト装置、および振動を発生する振動装置のうち少なくとも1つを含む、ことを特徴とするステアリングホイール用制御装置。
  5. 請求項1乃至4のうちいずれか1項記載のステアリングホイール用制御装置であって、
    ユーザが運転席に着座していることを検出する着座センサ、を更に備え、
    前記着座センサにより前記ユーザが前記運転席に着座していることが検出されたとき、前記制御手段は、前記車両のキースイッチのオンオフに基づいて、前記ステアリングホイールに前記リターン動作、又は前記アウェイ動作させる、ことを特徴とするステアリングホイール用制御装置。
JP2006062898A 2006-03-08 2006-03-08 ステアリングホイール用制御装置 Expired - Fee Related JP4935121B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006062898A JP4935121B2 (ja) 2006-03-08 2006-03-08 ステアリングホイール用制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006062898A JP4935121B2 (ja) 2006-03-08 2006-03-08 ステアリングホイール用制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007237918A JP2007237918A (ja) 2007-09-20
JP4935121B2 true JP4935121B2 (ja) 2012-05-23

Family

ID=38583871

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006062898A Expired - Fee Related JP4935121B2 (ja) 2006-03-08 2006-03-08 ステアリングホイール用制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4935121B2 (ja)

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6076433A (ja) * 1983-09-29 1985-04-30 Aisin Seiki Co Ltd 車上装備の姿勢制御装置
JPS6137557A (ja) * 1984-07-31 1986-02-22 Isuzu Motors Ltd 車両のソフトウエアスイツチの切替機構
JPS61128165A (ja) * 1984-11-26 1986-06-16 Shimadzu Corp 液体クロマトグラフ装置
JPS61138669A (ja) * 1984-12-10 1986-06-26 Toshiba Chem Corp 可とう性仕上ワニス
JPS6295068A (ja) * 1985-10-22 1987-05-01 Canon Inc フアクシミリ装置
JPS62110566A (ja) * 1985-11-09 1987-05-21 Mitsubishi Motors Corp 自動ホツプアツプステアリング装置
JPS62247967A (ja) * 1986-04-22 1987-10-29 Toyoda Gosei Co Ltd ステアリングホイ−ルの制御装置
JP3107870B2 (ja) * 1991-10-15 2000-11-13 株式会社今仙電機製作所 メモリシートリクライニング装置
JPH09164858A (ja) * 1995-12-14 1997-06-24 Nissan Motor Co Ltd 車両用警報装置
JP2002341071A (ja) * 2001-05-16 2002-11-27 Rhythm Watch Co Ltd 自動車用電波時計及びその受信状態表示方法
JP4066698B2 (ja) * 2002-04-11 2008-03-26 三菱自動車工業株式会社 運転支援装置
JP2005041318A (ja) * 2003-07-28 2005-02-17 Yamaha Corp 車両後退支援装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007237918A (ja) 2007-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4492439B2 (ja) ヘッドレスト
JP2012020601A (ja) 車両用シートの制御装置
JP2006341839A (ja) 車両用報知装置及び車両用警報装置
JP2005153742A (ja) シート連動ミラー装置
WO2012053369A1 (ja) 車両用シートの制御装置
JP2007152997A (ja) 座席位置自動調整装置
JP4935121B2 (ja) ステアリングホイール用制御装置
JP2844248B2 (ja) パワー回転シート制御方法およびパワー回転シート制御装置
WO2018012555A1 (ja) 車両用シート制御装置及び方法
US10974648B2 (en) Vehicle drive assist system
JP2023115153A (ja) アームレスト装置
EP3800102B1 (en) Automatic driving control system
JP2005280373A (ja) 車両のシート装置
JP2006327373A (ja) 車両用シート装置
JP2011116145A (ja) 自動車盗難防止装置
JP2589107B2 (ja) 車両用シートのサイドサポート制御方法およびサイドサポート装置
JPH03193536A (ja) 自動車のシート構造
JP2008290668A (ja) ドライバー支援装置
JP2010184526A (ja) 車載機器制御装置
JP6933824B2 (ja) 乗物用シート
JP2010036701A (ja) 車両のシート駆動構造
JP2019051889A (ja) 乗物用シートシステム
JP2023055132A (ja) 車両、車両制御方法及びプログラム
JP2011251630A (ja) 車載機器制御装置
JP6708089B2 (ja) 乗物用シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110802

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120124

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120206

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150302

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150302

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees