JP4935014B2 - エレベータの防犯運転装置及び防犯運転設定変更方法 - Google Patents

エレベータの防犯運転装置及び防犯運転設定変更方法 Download PDF

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この発明は、エレベータかご内防犯カメラ装置のカメラ画像から乗客の暴れ動作の発生を検出し、乗客の暴れ度合いによりそれに適した特定の運転をエレベータに行わせるとともに、暴れ度合いの閾値等を携帯保守端末装置により変更可能としたエレベータの防犯運転装置及び防犯運転設定変更方法に関するものである。
従来、エレベータのかご内での犯罪を防ぐ方法としては、各階停止運転、防犯警報装置、防犯運転などがある。各階停止運転は、かご呼びに対して各階を強制的に停止(1階からかご内に乗り込んで10階のかご呼びが登録された場合、呼びの登録されていない2階〜9階にも停止)させることにより、かご内が密室となる時間を短くする。主に時間で制御され、夜間のみこの運転が選択されることが多い。また防犯警報運転は、かご内に防犯警報装置用の押釦があり、利用者が身の危険を感じ押釦を押下した場合、かご呼び登録階まで各階停止運転を行い、かご内が密室になることを防ぐ。各階停止運転と同時に乗場に設置された専用ブザーを鳴動させることにより第三者への通報を行う。各階停止運転とブザーの鳴動は第三者による操作により解除される。また防犯運転は、基準階乗場に防犯運転用の押釦があり、押釦が押下された場合、乗場呼びに応答しないかご呼びが登録でき、他階からの乗客の乗り込みを防ぐものである。
また、従来技術として、かご呼び登録状態、かご内の荷重変動にてかご内の異常発生を検出し、エレベータを最寄階停止、アナウンス鳴動などの動作を制御するエレベータの防犯運転装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−351547号公報
しかしながら、従来の犯罪を防ぐ方法では、特別な操作が必要となることや特殊な運転を伴うことから、非常時にその操作を行う余裕がなく、その操作を利用者が知らない可能性もある。また、常時特殊な運転が行われることにより、サービス効率が低下するという問題がある。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、エレベータかご内防犯カメラ装置のカメラ画像の解析による暴れ度合いの定量化と、その定量化結果によりエレベータの運転動作を複数行わせ、その動作や動作に至る閾値等を携帯保守端末装置により変更可能としたエレベータの防犯運転装置及び防犯運転設定変更方法を提供するものである。
この発明に係るエレベータの防犯運転装置においては、エレベータかご内に設置され、かご内の乗客を撮影するカメラと、カメラが撮影した記録画像を解析することにより乗客の暴れ度合いを定量化して暴れを検出する画像処理基板を含む外部記録装置とを備え、画像処理基板は、かごの扉の開閉状態を判定する扉開閉判定手段と、カメラで撮影された撮影時刻が所定時間異なる2枚の画像から画像内の各点の動きの向き及び大きさを表わした見掛けの速度分布であるオプティカルフローを算出し、オプティカルフローの画像内の各点の動きの向き、動きの大きさの分散値又は標準偏差から乗客の動きの向き又は大きさのうちの少なくとも一方で乗客の動きの向き又は大きさのばらつき量を算出する動き算出手段と、乗客の動きの向き又は大きさのばらつき量と乗客の暴れ判定閾値とを比較して乗客の暴れを判定する暴れ判定手段と、扉の開閉状態毎に分類された乗客の動きの向き又は大きさのばらつき量の平均値及び分散値のデータベースから構成される統計モデルに基づき暴れ判定手段で用いる乗客の動きの向き又は大きさのばらつき量又は乗客の暴れ判定閾値を補正する補正手段とを有するものにおいて、画像処理基板が乗客の暴れを検出した時、その検出結果が通知されて暴れ度合いの強さを判断する通信装置と、画像処理基板が乗客の暴れを検出した時、通信装置より乗客の暴れ度合いの強さの程度に応じたエレベータの暴れ運転を要求されるエレベータ制御盤と、画像処理基板が乗客の暴れを検出した時、通信装置より乗客の暴れ度合いの強さの程度に応じて発報するか否かを設定される保守会社監視センターと、通信装置を介してエレベータ制御盤、保守会社監視センター、画像処理基板に接続され、暴れ度合いの閾値を設定・変更できる機能を有する携帯保守端末装置とを備えたものである。
また、携帯保守端末装置は、保守端末通信回路及びデータ表示・解析機能を内蔵しており、更に暴れ度合いの検出時に保守会社監視センターへ発報を行うかの有無を設定・変更できる機能を有するものである。
また、この発明に係るエレベータの防犯運転設定変更方法においては、エレベータかご内に設置され、かご内の乗客を撮影するカメラと、カメラが撮影した記録画像を解析することにより乗客の暴れ度合いを定量化して暴れを検出する画像処理基板を含む外部記録装置とを備え、画像処理基板は、かごの扉の開閉状態を判定する扉開閉判定手段と、カメラで撮影された撮影時刻が所定時間異なる2枚の画像から画像内の各点の動きの向き及び大きさを表わした見掛けの速度分布であるオプティカルフローを算出し、オプティカルフローの画像内の各点の動きの向き、動きの大きさの分散値又は標準偏差から乗客の動きの向き又は大きさのうちの少なくとも一方で乗客の動きの向き又は大きさのばらつき量を算出する動き算出手段と、乗客の動きの向き又は大きさのばらつき量と乗客の暴れ判定閾値とを比較して乗客の暴れを判定する暴れ判定手段と、扉の開閉状態毎に分類された乗客の動きの向き又は大きさのばらつき量の平均値及び分散値のデータベースから構成される統計モデルに基づき暴れ判定手段で用いる乗客の動きの向き又は大きさのばらつき量又は乗客の暴れ判定閾値を補正する補正手段とを有するものにおいて、画像処理基板が乗客の暴れを検出した時、その検出結果が通知されて暴れ度合いの強さを判断する通信装置と、画像処理基板が乗客の暴れを検出した時、通信装置より乗客の暴れ度合いの強さの程度に応じたエレベータの暴れ運転を要求されるエレベータ制御盤と、画像処理基板が乗客の暴れを検出した時、通信装置より乗客の暴れ度合いの強さの程度に応じて発報するか否かを設定される保守会社監視センターと、通信装置を介してエレベータ制御盤、保守会社監視センター、画像処理基板に接続され、暴れ度合いの閾値を設定・変更できる機能を有する携帯保守端末装置とを備え、携帯保守端末装置は、現場毎に持ち運ばれて当該現場のエレベータに接続されて、各エレベータの暴れ度合いの閾値をそれぞれの現場において任意に設定・変更するものである。
また、携帯保守端末装置は、保守端末通信回路及びデータ表示・解析機能を内蔵しており、更に暴れ度合いの検出時に保守会社監視センターへ発報を行うかの有無をそれぞれの現場において任意に設定・変更するものである。
この発明によれば、かご内の乗客を撮影するカメラと、記録画像を解析することにより暴れ度合いを定量化して暴れを検出する画像処理基板を含む外部記録装置とを備え、画像処理基板は、かごの扉の開閉状態を判定する扉開閉判定手段と、カメラで撮影された撮影時刻が所定時間異なる2枚の画像から画像内の各点の動きの向き及び大きさを表わした見掛けの速度分布であるオプティカルフローを算出し、オプティカルフローの画像内の各点の動きの向き、動きの大きさの分散値又は標準偏差から乗客の動きの向き又は大きさのうちの少なくとも一方で乗客の動きの向き又は大きさのばらつき量を算出する動き算出手段と、乗客の動きの向き又は大きさのばらつき量と乗客の暴れ判定閾値とを比較して乗客の暴れを判定する暴れ判定手段と、扉の開閉状態毎に分類された乗客の動きの向き又は大きさのばらつき量の平均値及び分散値のデータベースから構成される統計モデルに基づき暴れ判定手段で用いる乗客の動きの向き又は大きさのばらつき量又は乗客の暴れ判定閾値を補正する補正手段とを有するものにおいて、画像処理基板が乗客の暴れを検出した時、その検出結果が通知されて暴れ度合いの強さを判断する通信装置と、画像処理基板が乗客の暴れを検出した時、通信装置より乗客の暴れ度合いの強さの程度に応じたエレベータの暴れ運転を要求されるエレベータ制御盤と、画像処理基板が乗客の暴れを検出した時、通信装置より乗客の暴れ度合いの強さの程度に応じて発報するか否かを設定される保守会社監視センターと、通信装置を介してエレベータ制御盤、保守会社監視センター、画像処理基板に接続され、暴れ度合いの閾値を設定・変更できる機能を有する携帯保守端末装置とを備えたので、暴れ度合いの閾値を携帯保守端末装置で容易に設定・変更することができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの防犯運転装置を示すシステム構成図、図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの防犯運転装置の動作フローを示すフローチャート、図3はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ側の動作フローを示すフローチャート、図4はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの防犯運転装置に用いられる暴れ検出装置を示すブロック図、図5は暴れ検出装置の動作を示すフローチャートである。
図1において、1はエレベータのかご、2はかご1内に設置され、かご内の乗客を撮影する防犯カメラ、3は防犯カメラ2に接続された画像処理基板4を備え、かご1内の動きを監視する外部記録装置であり、防犯カメラ2が撮影した記録画像の解析により乗客の暴れ度合いを定量化して暴れを検出するものである。5は外部記録装置3の画像処理基板4に接続された通信装置である。外部記録装置3が乗客の暴れ度合いを定量化して暴れを検出した場合は、通信装置5に暴れ度合いの検出結果として送信され、通信装置5は暴れ度合いの強さを判断してエレベータ制御盤6、すなわちエレベータ側に暴れ検出運転を行うように指令を出す。暴れ度合いの強さは、大、中、小の3段階である。暴れ度合いの強さが小の場合は、アナウンスによる警告(ブザー鳴動や「異常な動きを検出しました」など)のみを行い、犯罪者に警告を行う。暴れ度合いの強さが中の場合は、アナウンスによる警告(ブザー鳴動や「異常な動きを検出しました」など)に加えて、走行中であれば最寄階に停止し、犯罪者への警告と密室状態の早期解除を行う。暴れ度合いの強さが大の場合は、防犯警報装置用の押釦を押下した場合と同様の動作を自動化して行う。また、通信装置5は暴れ度合いの強さを判断して保守会社監視センター7に暴れ検出の発報処理を行う。8は保守作業員が持ち運びできる携帯保守端末装置である。この携帯保守端末装置8は、保守端末通信回路及びデータ表示・解析機能等を内蔵しており、通信装置5を介して、エレベータ制御盤6、保守会社監視センター7、外部記録装置3、画像処理基板4等に接続されており、暴れ度合いの閾値を自由に設定・変更する機能、暴れ度合いの検出時に保守会社監視センター7へ発報を行うかの有無を設定・変更する機能、発報先の指定を設定・変更する機能を有している。なお、この発明の防犯運転装置は、暴れ度合いの閾値の学習機能を持ち、現場毎に適正値となる機能、暴れ検出時に外部記録装置3に記録中の防犯カメラ画像を高密度に切り替える機能を有している。
次に、図2によりエレベータの防犯運転装置の動作フロー説明する。
図2において、ステップS1でエレベータかご1内の防犯カメラ2から外部記録装置3の画像処理基板4に画像が入力され、ステップS2で画像処理基板4による画像処理が行われる。ステップS3で画像処理基板3により暴れ度合いを定量化して暴れを検出する。暴れを検出したらステップS4で通信装置5に暴れ度合いの検出結果を送信し、ステップS5で外部記録装置へ高密度記録を要求する。次に、ステップS6〜S8で暴れ度合いの強さを、大、中、小の3段階で判断する。暴れ度合いの強さが大の場合は、ステップS9のエレベータへアナウンス要求、ステップS10のエレベータへ暴れ運転大を要求、ステップS11の発報設定有無、ステップS12の保守会社監視センター7へ発報を行う。また、暴れ度合いの強さが中の場合は、ステップS13のエレベータへアナウンス要求、ステップS14のエレベータへ暴れ運転中を要求、ステップS15の発報設定有無、ステップS16の保守会社監視センター7へ発報を行う。また、暴れ度合いの強さが小の場合は、ステップS17のエレベータへアナウンス要求、ステップS18の発報設定有無、ステップS19の保守会社監視センター7へ発報を行う。
次に、図3によりエレベータ側の動作フロー説明する。
図3において、ステップS21でエレベータへの暴れ運転要求が有ると、ステップS22でエレベータの暴れ運転が可能かどうか判断される。暴れ運転が可能な場合、ステップS23で暴れ運転大が要求されているかを判断する。ステップS23で暴れ運転大が要求されている場合は、ステップS24で防犯警報装置動作指令を自動的に出力する。ステップS23で暴れ運転中が要求されている場合は、ステップS25でかご走行中かどうかを判断し、走行中であればステップS26で最寄階停止指令を出力する。
上記外部記録装置3内の画像処理基板4における暴れ度合いを定量化して暴れを検出する装置は、例えば図4に示すように構成されている。
すなわち、防犯カメラ2で撮影した画像を動き算出部31に出力する。動き算出部31は防犯カメラ2で撮影された撮影時刻が所定時間異なる2枚の画像から画像内の各点の動きの向き及び大きさを算出し、各点の動きの向き及び大きさから乗客の動きの向き又は大きさのうちの少なくとも一方の乗客の動きのばらつき量を算出する動き算出手段である。撮影時刻が所定時間異なる2枚の画像は、連続して撮影した前後2枚の画像となる。例えば、ビデオカメラを用いてNTSC方式で撮影した場合、撮影は1/30秒毎に行われる。この場合、所定時間異なる2枚の画像としては、連続した2枚の画像とすることもできるが、途中の画像を間引いたり、撮影間隔を変えたりすることで、1/10秒毎にしたり、1秒毎にしたりすることができる。また、動き算出部31は記憶領域を備えており、受け取った画像を適宜保存することができる。動き算出部31で算出された乗客の動きのばらつき量は補正部32に出力される。かご1内は閉空間であり、扉開閉判定部33は閉空間であるかご1の内外に通じる扉の開閉状態を判定する扉開閉判定手段である。扉開閉判定部33は防犯カメラ2によって撮影された画像から扉の開閉状態を判定し、動き算出部31及び補正部32にその結果を出力する。なお、動き算出部31は、かご1内への乗客の入退場データを除いて乗客の動きのばらつき量を算出する。補正部32は、扉開閉状態毎に分類された乗客の動きのばらつき量の平均値及び分散値のデータベースから構成される統計モデルに基づき、暴れ判定手段で用いる乗客の動きのばらつき量又は乗客の暴れ判定閾値を補正する補正手段である。補正部32は、統計モデルデータベース34に記憶されている統計モデルを用いて乗客の動きのばらつき量を補正し、その結果を暴れ判定部35に出力する。暴れ判定部35は、乗客の動きのばらつき量と乗客の暴れ判定閾値とを比較して乗客の暴れを判定する暴れ判定手段である。暴れ判定部35は、補正された乗客の動きのばらつき量に対し、閾値処理を施して、乗客の暴れの有無を判定する。統計モデルを構成するデータベースの内容については、閉空間の種類毎に分類された乗客の動きのばらつき量の平均値及び分散値でもよい。閉空間の種類としては、壁がガラス張りである場合、壁に窓が付いている場合、壁の色が違う場合、模様が違う場合などがある。また、データベースの内容については、防犯カメラ2のアングル毎に分類された乗客の動きのばらつき量の平均値及び分散値のデータベースでもよい。このようなデータベースから構成される統計モデルに基づき、補正部32で乗客の動きのばらつき量又は乗客の暴れ判定閾値を補正し、暴れ判定部35に出力する。
図5は暴れを検出する装置の動作を示すフローチャートである。ステップS31で防犯カメラ2により画像が撮影され、画像が入力される。ステップS32で扉開閉判定部33はとびらの開閉状態を判定する。次に、ステップS33で動き算出部31は撮影時刻が所定時間異なる2枚の画像からオプティカルフローを算出する。このオプティカルフローは、画像の各点における動きの向きと動きの大きさを表わした見掛けの速度分布である。このように、暴れ動作と相関のある乗客の動作のばらつき量に着目し、ばらつきが大きい場合に暴れありと判断しているため、ばらつきの小さい通常の乗客の動作等は誤判定されず、安定した暴れ検出が実現できる。続いて、ステップS34で動き算出部31はオプティカルフローから乗客の動きのばらつき量を算出する。乗客の動きのばらつき量は、例えば、乗客の動きの向きのばらつき又は乗客の動きの大きさのばらつきであり、画像の各点で求められた動きの向き、動きの大きさの分散値又は標準偏差として求められる。更に、ステップS35で補正部32は統計モデルデータベース34に記憶されている統計モデルを用いて乗客の動きのばらつき量を補正し、防犯カメラ2の設置条件、環境への依存度を軽減した値に修正する。統計モデルは、監視エリア(かご内)毎、扉の開閉状態毎に予め用意しておく。例えば、防犯カメラ2の設置後に、通常の乗客の動作に対して、乗客の動きのばらつき量を試験的に算出し、その時間的な平均値Mと分散値σとを統計モデルとして記憶する。ステップS34で算出した乗客の動きのばらつき量をVとすると、ステップS35では補正値V´を式(1)から算出する。
V´=(V−M)÷σ (1)
最後に、ステップS36で暴れ判定部35は補正値V´を閾値処理し、乗客の暴れの有無を判定する。ここでは、補正値V´が閾値以上である場合に暴れ有りと判断する。以上のステップS31〜S36までの処理が所定の時間間隔で繰り返し実行される。
この発明の実施の形態1におけるエレベータの防犯運転装置を示すシステム構成図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータの防犯運転装置の動作フローを示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ側の動作フローを示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1におけるエレベータの防犯運転装置に用いられる暴れ検出装置を示すブロック図である。 暴れ検出装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 エレベータのかご
2 防犯カメラ
3 外部記録装置
4 画像処理基板
5 通信装置
6 エレベータ制御盤
7 保守会社監視センター
8 携帯保守端末装置
31 動き算出部
32 補正部
33 扉開閉判定部
34 統計モデルデータベース
35 暴れ判定部

Claims (4)

  1. エレベータかご内に設置され、かご内の乗客を撮影するカメラと、前記カメラが撮影した記録画像を解析することにより乗客の暴れ度合いを定量化して暴れを検出する画像処理基板を含む外部記録装置とを備え、前記画像処理基板は、かごの扉の開閉状態を判定する扉開閉判定手段と、前記カメラで撮影された撮影時刻が所定時間異なる2枚の画像から画像内の各点の動きの向き及び大きさを表わした見掛けの速度分布であるオプティカルフローを算出し、前記オプティカルフローの画像内の各点の動きの向き、動きの大きさの分散値又は標準偏差から乗客の動きの向き又は大きさのうちの少なくとも一方で乗客の動きの向き又は大きさのばらつき量を算出する動き算出手段と、乗客の動きの向き又は大きさのばらつき量と乗客の暴れ判定閾値とを比較して乗客の暴れを判定する暴れ判定手段と、扉の開閉状態毎に分類された乗客の動きの向き又は大きさのばらつき量の平均値及び分散値のデータベースから構成される統計モデルに基づき前記暴れ判定手段で用いる乗客の動きの向き又は大きさのばらつき量又は乗客の暴れ判定閾値を補正する補正手段とを有するものにおいて、
    前記画像処理基板が乗客の暴れを検出した時、その検出結果が通知されて暴れ度合いの強さを判断する通信装置と、
    前記画像処理基板が乗客の暴れを検出した時、前記通信装置より乗客の暴れ度合いの強さの程度に応じたエレベータの暴れ運転を要求されるエレベータ制御盤と、
    前記画像処理基板が乗客の暴れを検出した時、前記通信装置より乗客の暴れ度合いの強さの程度に応じて発報するか否かを設定される保守会社監視センターと、
    前記通信装置を介して前記エレベータ制御盤、保守会社監視センター、画像処理基板に接続され、前記暴れ度合いの閾値を設定・変更できる機能を有する携帯保守端末装置と、
    を備えたことを特徴とするエレベータの防犯運転装置。
  2. 携帯保守端末装置は、保守端末通信回路及びデータ表示・解析機能を内蔵しており、更に暴れ度合いの検出時に保守会社監視センターへ発報を行うかの有無を設定・変更できる機能を有することを特徴とする請求項1記載のエレベータの防犯運転装置。
  3. エレベータかご内に設置され、かご内の乗客を撮影するカメラと、前記カメラが撮影した記録画像を解析することにより乗客の暴れ度合いを定量化して暴れを検出する画像処理基板を含む外部記録装置とを備え、前記画像処理基板は、かごの扉の開閉状態を判定する扉開閉判定手段と、前記カメラで撮影された撮影時刻が所定時間異なる2枚の画像から画像内の各点の動きの向き及び大きさを表わした見掛けの速度分布であるオプティカルフローを算出し、前記オプティカルフローの画像内の各点の動きの向き、動きの大きさの分散値又は標準偏差から乗客の動きの向き又は大きさのうちの少なくとも一方で乗客の動きの向き又は大きさのばらつき量を算出する動き算出手段と、乗客の動きの向き又は大きさのばらつき量と乗客の暴れ判定閾値とを比較して乗客の暴れを判定する暴れ判定手段と、扉の開閉状態毎に分類された乗客の動きの向き又は大きさのばらつき量の平均値及び分散値のデータベースから構成される統計モデルに基づき前記暴れ判定手段で用いる乗客の動きの向き又は大きさのばらつき量又は乗客の暴れ判定閾値を補正する補正手段とを有するものにおいて、
    前記画像処理基板が乗客の暴れを検出した時、その検出結果が通知されて暴れ度合いの強さを判断する通信装置と、
    前記画像処理基板が乗客の暴れを検出した時、前記通信装置より乗客の暴れ度合いの強さの程度に応じたエレベータの暴れ運転を要求されるエレベータ制御盤と、
    前記画像処理基板が乗客の暴れを検出した時、前記通信装置より乗客の暴れ度合いの強さの程度に応じて発報するか否かを設定される保守会社監視センターと、
    前記通信装置を介して前記エレベータ制御盤、保守会社監視センター、画像処理基板に接続され、前記暴れ度合いの閾値を設定・変更できる機能を有する携帯保守端末装置とを備え、
    携帯保守端末装置は、現場毎に持ち運ばれて当該現場のエレベータに接続されて、各エレベータの暴れ度合いの閾値をそれぞれの現場において任意に設定・変更することを特徴とするエレベータの防犯運転設定変更方法。
  4. 携帯保守端末装置は、保守端末通信回路及びデータ表示・解析機能を内蔵しており、更に暴れ度合いの検出時に保守会社監視センターへ発報を行うかの有無をそれぞれの現場において任意に設定・変更することを特徴とする請求項3記載のエレベータの防犯運転設定変更方法。
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