JP2000118900A - エレベータ監視装置 - Google Patents

エレベータ監視装置

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JP2000118900A
JP2000118900A JP10297023A JP29702398A JP2000118900A JP 2000118900 A JP2000118900 A JP 2000118900A JP 10297023 A JP10297023 A JP 10297023A JP 29702398 A JP29702398 A JP 29702398A JP 2000118900 A JP2000118900 A JP 2000118900A
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Japan
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car
detection signal
tracking
elevator
monitoring
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JP10297023A
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English (en)
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Yukio Masaki
幸男 正木
Toru Ishikawa
徹 石川
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Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】犯罪行為を正確に判別し、如何に犯罪行為を未
然に防げるか、また犯罪行為を阻止できるエレベータ監
視装置を提供すること。 【解決手段】エレベータのかご内に設けられ、かご内の
乗客の映像を追尾撮影する追尾監視カメラ3と、追尾監
視カメラ3の追尾動作検出信号を出力する追尾監視カメ
ラ動作検出手段7と、所定の基準追尾動作信号と前記追
尾動作検出信号を比較し、該追尾動作検出信号が大きい
場合は第1の異常検出信号を出力し、検出信号比較結果
が一定時間継続している場合は、第2の異常検出信号を
出力させる処理装置2を具備したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベータのか
ご内犯罪を未然に防ぐことが可能なエレベータ監視装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベータ監視装置の例として、
以下に述べる第1、第2、第3の例がある。第1の例
は、監視カメラをかご内に設け、かご内の状況を単純に
監視室等の監視モニターへ表示し映像録画装置にて録画
させる方式である。
【0003】第2の例は、かご内の異常を検出する異常
検出センサーを設け、異常検出後、外部監視室に自動的
に連絡する方式である。第3の例は、かご内の乗客を追
跡する装置を設け、乗客がエレベータ利用時に異常な行
動を行った場合に防犯用制御装置を作動させる方式であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた各従来の技
術では、以下のような問題がある。従来の第1の例で
は、エレベータのかご内で犯罪が発生した場合、監視室
の監視人が監視モニタを見ているだけですぐにかご内の
乗客に対して救出対応が執れない問題が生ずる。また、
犯罪行為現場を監視人が監視していなかった場合、被害
に有った乗客が外部に通報しないかぎり犯罪行為が有っ
たことがわからない。さらに、録画装置にてかご内状況
を録画していても犯罪行為の証拠を押さえるだけで乗客
に対しての安全性は確保されていない。
【0005】従来の第2の例では、即座に警察等に通報
しても、通報している間に犯罪者は乗客に危害を与えて
しまう。また、犯罪行為現場を監視人が監視していなか
った場合、被害に有った乗客が外部に通報しないかぎり
犯罪行為が有ったことがわからない。さらに、従来の第
2の例では、乗客が1人であった時でも、異常検出セン
サーが、乗客1人に対する異常行動を検出してしまう。
しかも、犯罪行為とは考えられない状況についても、異
常検出してしまうので、誤検出等により、エレベータの
運行を妨げる問題が起きる。
【0006】従来の第3の例では、前述の従来の第1お
よび第2の例と同様に犯罪行為とは考えられない状況に
ついても異常検出してしまう。また、エレベータのかご
が戸開中で、多数の乗客が乗降した場合についても、そ
の乗降中の動作を異常と見なして、誤検出してしまう問
題が発生してしまう。
【0007】そこで、本発明の目的は、前述した問題点
を解決するためになされたもので、犯罪行為を正確に判
別し、如何に犯罪行為を未然に防げるか、また犯罪行為
を阻止できるエレベータ監視装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1に対応する発明は、エレベータのかご内に設
けられ、かご内の乗客の映像を追尾撮影する監視手段
と、前記監視手段の追尾動作検出信号を出力する監視手
段動作検出手段と、所定の基準追尾動作信号と前記追尾
動作検出信号を比較し、該追尾動作検出信号が大きい場
合は第1の異常検出信号を出力し、前記検出信号比較結
果が一定時間継続している場合は、第2の異常検出信号
を出力させる制御手段を具備したエレベータ監視装置で
ある。
【0009】請求項1に対応する発明によれば、制御手
段を備えているので、かご内の異常を即座に検出でき、
犯罪行為を正確に判別できる。前記目的を達成するため
に請求項2に対応する発明は、前記第1の異常検出信号
に基づいて、かご内に警告メッセージを音声により出力
する警告出力手段と、前記警告メッセージを出力すると
同時に前記第1の異常検出信号を検出したことを監視
室、警備会社、警察等に通報可能な通報手段及び、前記
かご内の監視手段により得られたかご内の追尾映像を送
信させる送信手段をさらに備えた請求項1記載のエレベ
ータ監視装置である。
【0010】請求項2に対応する発明によれば、かご内
には警告メッセージが出力され、また警備会社、警察等
には第1の異常検出信号が検出されたこと、ならびに追
尾監視手段により撮像されたかご内の映像が警備会社に
送信されるので、乗客の安全性が確保され、かご内での
犯罪行為が有ったこと、ならびに犯罪行為の証拠を押さ
えることができる。
【0011】前記目的を達成するために請求項3に対応
する発明は、前記第2の異常検出信号に基づいて、監視
室側を撮影する監視手段をさらに備えた請求項1記載の
エレベータ監視装置である。
【0012】請求項3に対応する発明によれば、かご内
の乗客と監視人等が相手の表情を確認しながら通話が可
能となる。前記目的を達成するために請求項4に対応す
る発明は、前記エレベータのかご内の荷重を検出する荷
重検出手段を備え、一定値以下の荷重しか検出しない場
合は、前記監視手段動作検出手段に対して追尾動作信号
を出力させない制御手段をさらに備えたことを特徴とす
る請求項1記載のエレベータ監視装置である。
【0013】請求項4に対応する発明によれば、かご1
内に乗客が一人しかいなく犯罪行為と考えられない誤犯
罪検出がなくなり、エレベータの運行の妨げを防ぐこと
ができる。
【0014】前記目的を達成するために請求項5に対応
する発明は、前記エレベータのかごのドアが戸開してい
る場合は、前記監視手段動作検出手段からの追尾動作信
号を、出力させない制御手段をさらに備えた請求項1記
載のエレベータ監視装置である。
【0015】請求項5に対応する発明によれば、ドアが
戸開停止中に多数の乗客が乗降した場合等の犯罪行為と
考えられない状況における異常の検出を無くすことがで
きる。
【0016】前記目的を達成するために請求項6に対応
する発明は、前記エレベータのかご内、乗り場の少なく
とも一方に設け、警告を光により発する警告ランプ手段
と、前記制御手段からの異常検出信号が出力されたとき
前記警告ランプ手段を点灯させる制御手段をさらに備え
た請求項1記載のエレベータ監視装置である。
【0017】請求項6に対応する発明によれば、かご、
乗り場等に設置されている警告ランプ手段はかご内の第
1の異常検出信号により点灯するので、かご内で犯罪が
発生しても即座に警告を発することができ、乗客に危害
を与える前に未然に防止できる。
【0018】前記目的を達成するために請求項7に対応
する発明は、各乗り場に設けられ、前記制御手段から前
記第1および第2の異常検出信号が出力されたとき各乗
り場の乗客の有無を検出する人体検出手段と、前記人体
検出手段により検出された乗り場に乗客の居る階へ非常
戸開停止させ、また各乗り場に乗客が存在しない場合は
最寄り階へ非常戸開停止させる運転制御手段をさらに備
えた請求項1記載のエレベータ監視装置である。
【0019】請求項7に対応する発明によれば、エレベ
ータかご内で犯罪が発生しても、即座に警告を発し、乗
客に危害を与える前に犯罪行為を未然に防ぐことが可能
であり、監視人等が居ない場合でも犯罪者に対して威嚇
行為が可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。はじめに、本発明の実施の形態の全
体について、図面を参照して説明する。図1は本発明の
実施の形態の全体構成図である。図2は図1の処理装置
を示すブロック図である。図3、図4、図5は追尾監視
カメラ動作異常の検出時における処理フローチャートを
示す図である。
【0021】図1に於いて、1はエレベータのかご、2
はかご1の上部に設置された処理装置であり、これは図
2に示すように構成され、例えば所定の基準追尾動作信
号と追尾動作検出信号を比較し、該追尾動作検出信号が
大きい場合は第1の異常検出信号を出力し、該検出信号
比較結果が一定時間継続している場合は、第2の異常検
出信号を出力するものである。
【0022】3は監視手段例えば追尾監視カメラであ
り、エレベータのかご1内に設けられ、かご1内の乗客
を追尾撮影するものである。4は警告出力手段例えば音
声出力手段、5はかご内通話手段、6はかご内モニター
である。7は監視手段動作検出手段例えば追尾監視カメ
ラ動作検出手段であり、追尾監視カメラ3の追尾動作検
出信号を出力するものである。
【0023】8は映像送信通信手段、9は映像受信通信
手段である。10は監視室側監視手段例えば監視室側監
視カメラであり、処理装置2からの第2の異常検出信号
に基づいて、監視室側を撮影するものである。11は監
視室モニター、12は監視室通話手段、13は外部通報
手段、14は運転制御手段であり、かご1を乗客の居る
階へ非常戸開停止させるものである。
【0024】15は荷重検出手段であり、エレベータの
かご内の荷重を検出するもので、例えば乗客一人分の荷
重を検出する。16は警告ランプ手段で、エレベータの
かご内、乗り場等に設けたものであり、処理装置2から
異常信号が出力されたとき点灯する。
【0025】17は警備会社又は警察等の外部連絡先モ
ニター、18はエレベータ主制御ケーブルである。19
は乗り場に設けた乗客検出用の人体検出手段であり、処
理装置2はかご1内の異常検出した場合、各乗り場の乗
客の有無を検出する。20はドアである。
【0026】図2に於いては、処理装置2の構成を示す
ブロック図であり、21はCPU(中央演算処理装
置)、22はROM、RAM等を含むメモリ、23はか
ご内モニター分割表示制御手段、24は音声合成制御手
段、25は荷重制御手段、26は通話制御手段、27は
通話制御接点手段、28はドア制御手段、29は警告ラ
ンプ制御手段、30は乗り場乗客検出用の人体検出制御
手段である。
【0027】以上のような構成の作用効果は次のように
なる。すなわち、CPU21は、かご1のドア20が戸
開中かどうかが判断され(ステップ101)、ここで戸
閉中であると判断された場合には、エレベータのかご内
の荷重検出手段15からの検出信号を荷重制御手段25
にて一定量(xkg)以下かどうかの判断が行われる
(ステップ102)。ステップ102の判断は、乗客1
人分の荷重しか検出しない場合等である。
【0028】ステップ102において、荷重検出信号が
一定量(xkg)以上と判断された場合には、基準追尾
動作値(動作基準値:追尾監視カメラ動作検出手段7の
基準となる出力レベルの値)と現段階の追尾監視カメラ
動作検出手段7より出力される値とを比較処理を行う
(ステップ103)。ステップ103において、基準追
尾動作値より追尾監視カメラ動作検出手段7に検出され
た値が小さい値の場合は随時比較処理(ステップ10
3:“NO”)を行う。
【0029】ステップ103において、基準追尾動作値
以上と判断された場合には、処理装置2、具体的にはC
PU21は第1の異常検出信号を出力する(ステップ1
04)。
【0030】CPU21は第1の異常検出信号が出力さ
れたことから、音声合成制御手段24を起動させ、かご
内の音声出力手段4より警告メッセージを出力させた
り、又、音声合成制御手段24を起動させると同時に、
運転制御手段14に有する映像送信通報手段8および映
像受信通報手段9を介して監視室、警備会社、警察等の
モニタ17、あるいは外部通報手段13に音声信号を通
報する。
【0031】該音声合成制御手段24からの信号(基準
値以上の追尾動作値)が一定時間継続しているかどうか
を判断し(ステップ106)、該信号が一定時間継続し
ていると判断した(ステップ106において、“YE
S”)場合には、図5に示すような処理が行われる。
【0032】すなわち、第2の異常検出信号が出力され
た後(ステップ301)、第2の異常検出信号(ステッ
プ301)は、かご内モニター6に表示し、かご内モニ
ター分割表示手段23を起動させ、監視室内の画面表示
及び警告メッセージ画面表示へと表示切り換えを行う
(ステップ302)。
【0033】その後、通話制御手段26により通話制御
接点手段27を閉じて、かご内通話手段5を起動させ、
監視室等の外部へ接続し、監視室に設けた監視カメラ1
0と監視室モニター11で監視室通話手段12により、
かご1内の乗客と監視人等が相手の表情を確認しながら
通話が可能となる。
【0034】乗り場に乗客が居る場合は、乗客が居る階
へかご1を非常停止(ステップ303)させて、ドア戸
開させる(ステップ202)。一定時間y秒経過後(ス
テップ203)に、ドア戸閉し、通常運転を開始させる
(ステップ204)。
【0035】又、乗り場に乗客が検出されない場合は、
かご1を最寄り階へ非常停止させる(ステップ20
1)。ドア戸開後(ステップ202)一定時間y秒経過
後(ステップ203)に、ドア戸閉し通常運転を開始さ
せる(ステップ204)。
【0036】ステップ106において、該信号が一定時
間継続していないと判断した(ステップ106におい
て、“NO”)場合、またはステップ107において、
乗り場の乗客が無と判断したときには、図4に示すよう
な処理が行われる。
【0037】次に、各請求項に対応する実施形態につい
て説明する。 <第1の実施形態(請求項1に対応)>図1、図2、図
3及び図5を参照して第1の実施の形態について説明す
る。
【0038】かご1内の乗客を監視している追尾監視カ
メラ3の動作異常を検出する追尾監視カメラ動作検出手
段7の基準となる追尾動作出力レベル値は処理装置2の
メモリ22に記憶されている。
【0039】CPU21はこの出力レベル値と現段階の
追尾監視カメラ動作検出手段7より出力される値とを比
較処理し(ステップ103)、基準追尾動作より小さい
値の場合は随時比較処理(ステップ103:“NO”)
を行う。基準追尾動作より大きい値の場合は(ステップ
103:“YES”)CPU21より第1の異常検出信
号(ステップ104)を出力する。又、検出信号比較結
果が一定時間継続(ステップ106:“YES”)して
いる場合は、第2の検出信号(ステップ301)を出力
させる。
【0040】以上述べた第1の実施形態によれば、制御
手段を構成しているCPU21を備えているので、かご
1内の異常を即座に検出でき、犯罪行為を正確に判別で
きる。
【0041】<第2の実施形態(請求項2に対応)>図
1、図2及び図3を参照して第2の実施形態について説
明する。第1の実施の形態において、CPU21から第
1の異常検出信号が出力される(ステップ104)と、
CPU21は音声合成制御手段24を起動させ、かご1
内の音声出力手段4から警告メッセージを出力させる
(ステップ105)。
【0042】又、CPU21はこれと同時に、警備会
社、警察側モニタ17に自動的に表示させると共に、外
部通報手段13へ自動的に通報し、更にCPU21はか
ご1内の追尾監視カメラ3の映像を、監視室モニタ11
および通報手段8,9を介して警備会社、警察側モニタ
17に自動的に表示される。
【0043】このように第2の実施形態によれば、かご
内には警告メッセージが出力され、また警備会社、警察
等には第1の異常検出信号が検出されたこと、ならびに
追尾監視カメラ3により撮像されたかご内の映像が警備
会社、警察側モニタ17および監視室モニタ11に送信
されるので、乗客の安全性が確保され、かご内での犯罪
行為が有ったこと、ならびに犯罪行為の証拠を押さえる
ことができる。
【0044】<第3の実施形態(請求項3に対応)>図
1、図2、図3及び図5を参照して、第3の実施の形態
について説明する。第1の実施の形態において、CPU
21により検出された第2の検出信号(ステップ30
1)は、かご内モニター分割表示制御手段23を起動さ
せ監視室モニタ11及び警告メッセージ画面表示へと表
示切り換えを行う(ステップ302)。又、通話制御手
段26より通話制御接点27を閉じて、かご内通話手段
5を起動させ、監視室等の外部へ接続し、監視室に設け
た監視カメラ10と監視室モニター11で監視室通話手
段12により、かご内の乗客と監視人等が相手の表情を
確認しながら通話が可能となる。
【0045】<第4の実施形態(請求項4に対応)>図
1、図2、図3、図4及び5を参照して第4の実施の形
態について説明する。
【0046】エレベータのかご内の荷重検出手段15か
らの検出信号を荷重制御手段25にて一定量(xkg)
以下の荷重しか検出しない場合は(ステップ102:
“NO”)第1の実施の形態にて、追尾監視カメラ動作
検出手段7より第1の異常検出信号(ステップ104)
及び第2の異常検出信号(ステップ301)を出力させ
ない制御を行う。例えば、乗客1人分の荷重しか検出し
ない場合等である。
【0047】又、荷重検出手段15からの検出信号を荷
重制御手段25にて一定量(xkg)以上の荷重を検出
した場合は、第1の実施の形態の如く処理を行う。以上
述べた第4の実施形態によれば、かご1内に乗客が一人
しかいなく犯罪行為と考えられない誤犯罪検出がなくな
り、エレベータの運行の妨げを防ぐことができる。
【0048】<第5の実施形態(請求項5に対応)>図
1、図2及び図3を参照して第5の実施の形態について
説明する。エレベータのかご1のドア20が戸開停止
(ステップ101)しているかをドア制御手段28にて
検出し、ドア20が戸開停止している場合は(ステップ
101:“YES”)、第1の実施の形態にて、追尾監
視カメラ動作検出手段7からの、第1の異常検出信号
(ステップ104)及び、第2の異常検出信号(ステッ
プ301)を出力させない制御を行う。
【0049】以上述べた第5の実施形態によれば、ドア
20が戸開停止中に多数の乗客が乗降した場合等の犯罪
行為と考えられない状況における異常の検出を無くすこ
とができる。
【0050】<第6の実施形態(請求項6に対応)>図
1、図2及び図3を参照して第6の実施の形態について
説明する。エレベータのかご内、乗り場等に設けた警告
ランプ手段16について、第1の実施の形態より出力さ
れた第1の異常検出信号(ステップ104)が、警告ラ
ンプ制御手段29に入力されると共に起動し、警告ラン
プ手段16を点灯させる(ステップ105)。
【0051】以上述べた第6の実施形態によれば、かご
1、乗り場等に設置されている警告ランプ手段16はか
ご1内の第1の異常検出信号により点灯するので、かご
1内で犯罪が発生しても即座に警告を発することがで
き、乗客に危害を与える前に未然に防止できる。
【0052】<第7の実施形態(請求項7に対応)>図
1、図2、図3、図4及び図5を参照して第7の実施の
形態について説明する。
【0053】第1の実施の形態に於いて、第1の異常検
出信号(ステップ104)及び第2の異常検出信号(ス
テップ301)を出力された後、乗り場乗客を検出する
ための人体検出制御手段30を起動させ、乗り場の乗客
の有無を各乗り場へ設けた人体検出手段19により検出
を行う(ステップ107)。乗り場に乗客が居る場合
は、乗客が居る階へかご1を非常停止(ステップ30
3)させて、ドア戸開させる(ステップ202)。一定
時間y秒経過後(ステップ203)に、ドア戸閉し、通
常運転を開始させる(ステップ204)。
【0054】又、乗り場に乗客が検出されない場合は、
かご1を最寄り階へ非常停止させる(ステップ20
1)。ドア戸開後(ステップ202)一定時間y秒経過
後(ステップ203)に、ドア戸閉し通常運転を開始さ
せる(ステップ204)。
【0055】以上述べた第7の実施形態によれば、エレ
ベータかご内で犯罪が発生しても、即座に警告を発し、
乗客に危害を与える前に犯罪行為を未然に防ぐことが可
能であり、監視人等が居ない場合でも犯罪者に対して威
嚇行為が可能である。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、犯罪行為を正確に判別
し、如何に犯罪行為を未然に防げるか、また犯罪行為を
阻止できるエレベータ監視装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の全体構成図。
【図2】図1の処理装置を示すブロック図。
【図3】図1の追尾監視カメラ動作異常の検出時の処理
を示すフローチャート。
【図4】図1の追尾監視カメラ動作異常の検出時の処理
を示すフローチャート。
【図5】図1の追尾監視カメラ動作異常の検出時の処理
を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…エレベータのかご 2…処理装置 3…追尾監視カメラ 4…音声出力手段 5…かご内通話手段 6…かご内モニター 7…追尾監視カメラ動作検出手段 8…映像送信通信手段 9…映像受信通信手段 10…監視室側監視カメラ 11…監視室モニター 12…監視室通話手段 13…外部通報手段 14…運転制御手段 15…荷重検出手段 16…警告ランプ手段 17…警備会社又は警察等の外部連絡先モニター 18…エレベータ主制御ケーブル 19…乗客検出用の人体検出手段 20…ドア 21…CPU 22…メモリ 23…かご内モニター分割表示制御手段 24…音声合成制御手段 25…荷重制御手段 26…通話制御手段 27…通話制御接点手段 28…ドア制御手段 29…警告ランプ制御手段 30…乗り場乗客検出用の人体検出制御手段
フロントページの続き (72)発明者 石川 徹 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 Fターム(参考) 3F304 CA16 EA00 EA11 EB05 EB06 EB21 ED16 3F306 AA09 CB05 CB34

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータのかご内に設けられ、かご内
    の乗客の映像を追尾撮影する監視手段と、 前記監視手段の追尾動作検出信号を出力する監視手段動
    作検出手段と、 所定の基準追尾動作信号と前記追尾動作検出信号を比較
    し、該追尾動作検出信号が大きい場合は第1の異常検出
    信号を出力し、前記検出信号比較結果が一定時間継続し
    ている場合は、第2の異常検出信号を出力させる制御手
    段と、 を具備したことを特徴とするエレベータ監視装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の異常検出信号に基づいて、か
    ご内に警告メッセージを音声により出力する警告出力手
    段と、前記警告メッセージを出力すると同時に前記第1
    の異常検出信号を検出したことを監視室、警備会社、警
    察等に通報可能な通報手段及び、前記かご内の監視手段
    により得られたかご内の追尾映像を送信させる送信手段
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載のエレベ
    ータ監視装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の異常検出信号に基づいて、監
    視室側を撮影する監視手段をさらに備えたことを特徴と
    する請求項1記載のエレベータ監視装置。
  4. 【請求項4】 前記エレベータのかご内の荷重を検出す
    る荷重検出手段を備え、一定値以下の荷重しか検出しな
    い場合は、前記監視手段動作検出手段に対して追尾動作
    信号を出力させない制御手段をさらに備えたことを特徴
    とする請求項1記載のエレベータ監視装置。
  5. 【請求項5】 前記エレベータのかごのドアが戸開して
    いる場合は、前記監視手段動作検出手段からの追尾動作
    信号を、出力させない制御手段をさらに備えたことを特
    徴とする請求項1記載のエレベータ監視装置。
  6. 【請求項6】 前記エレベータのかご内、乗り場の少な
    くとも一方に設け、警告を光により発する警告ランプ手
    段と、前記制御手段からの異常検出信号が出力されたと
    き前記警告ランプ手段を点灯させる制御手段をさらに備
    えた請求項1記載のエレベータ監視装置。
  7. 【請求項7】 各乗り場に設けられ、前記制御手段から
    前記第1および第2の異常検出信号が出力されたとき各
    乗り場の乗客の有無を検出する人体検出手段と、前記人
    体検出手段により検出された乗り場に乗客の居る階へ非
    常戸開停止させ、また各乗り場に乗客が存在しない場合
    は最寄り階へ非常戸開停止させる運転制御手段をさらに
    備えたことを特徴とする請求項1記載のエレベータ監視
    装置。
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