JP4933393B2 - 通信装置及びその通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信システムにおける通信技術に関する。
WUSB1.0規格では、ホスト及びデバイスがWUSBクラスタを形成し、TDMAベースのスーパーフレームを用いて通信が行われる(例えば、非特許文献1参照)。このWUSBはWireless Universal Serial Busの略で、TDMAはTime Division Multiple Accessの略である。
スーパーフレームは、256μs単位のメディアアクセススロット(MAS)が256個で構成され、先頭16MASはBP(Beacon Period)としてビーコンが送信される。1MASにビーコンスロットは3つ割り当てられ、16MAS中に48ビーコンスロット存在するが、ビーコンスロット番号0及び1はBPの再配置に使用するために帯域予約を目的として使用することができない。
また、スーパーフレームにおけるBP以外の残り期間は、クラスタ毎に通信可能帯域であるDRP(Distributed Reservation Period)として使用される。このDRPはホスト或いはデバイスから送信されるビーコン内のDRP IE(DRP Information Element)によってその期間が示される。
各デバイスがネゴシエーションを行うことで、ビーコンを送信するビーコンスロットの番号が決定される。また、デバイスは、周辺デバイスが使用しているビーコンスロットの番号を自デバイスから隠れ端末になっているデバイスに伝えるために、ビーコン内のBPO IE(Beacon Period Occupancy IE)を使用する。
ホスト及びデバイスの同期管理は自立分散型で行われ、ホストはスーパーフレーム同期調整管理を行う機能を持つ。そして、ホスト又はデバイスはスーパーフレーム同期調整を自分以外のビーコンを受信することで行う。
デバイスは、自分自身がスーパーフレーム同期調整管理を行う機能を持つSBD、自分自身がスーパーフレーム同期調整管理を行う機能を持たないDBD、同期管理を行わずに更なる消費電力低減のためにビーコンの送受信を行わないNBDに大別される。ここで、SBDはSelf-Beaconing Deviceの略で、DBDはDirected Beaconing Deviceの略である。そして、NBDはNon Beaconing Deviceの略である。
次に、WUSB1.0規格が利用するMAC(Media Access Control)層のフレーム構成を、図1を用いて説明する。
この規格は、MAC層としてECMA−368規格を使用し、スーパーフレーム300と呼ばれるフレーム単位で通信時間が管理され、1スーパーフレームの期間は65536μsである(例えば、非特許文献2参照)。スーパーフレームの先頭16MASはBP400として割り当てられ、WUSBホストとSBDはBP400中にビーコンを送信することによりスーパーフレーム中の帯域をDRPとして予約する。スーパーフレームの開始時点、即ち、BP400の開始時点は、BPST(Beacon Period Start Time)と呼ばれている。ビーコン410はビーコングループパラメータ4110、DRP IE4120とBPO IE4130とその他のIE(Information Element)4140から構成される。
ビーコンを送信しているデバイスはDRP IE4120で、帯域を予約したMASの配置を通知し、BOP IE4130で自身が使用するビーコンスロットと周囲のデバイスのビーコンスロット番号及びBPの長さを通知する。
次に、WUSBチャネルとMAC層の関係を、図2を用いて説明する。図2の各DRP(420、430、440、450、460、470)はあるWUSBクラスタ内の通信帯域予約時間である。各DRPでは、データの入出力方向などを制御するMMC(Micro-scheduled Management Command)がWUSBホストによってブロードキャストされ、MMCはヘッダと複数のIEから構成される。
また、MMCから次のMMCの前までの区間はTG(Transaction Group)と呼ばれ、例えばMMC443に対してのTGは444である。MMC443には、WUSBホストからWUSBデバイスへの通信帯域、WUSBデバイスからWUSBホストへの通信帯域などが記述される。
WUSBホストがWUSBクラスタ内にSBDを持つ場合、周囲のデバイスとのスーパーフレーム同期調整管理はSBDを介してSBDの周囲で受信できるパケットを解析してBPSTの位置を移動することによって行う。
SBDはBP期間中、自身がビーコンを送信するだけでなく、他のビーコンスロット中において他のデバイスからのビーコンを受信し、どのビーコンスロットが使用できるかをBPO IEを参照することで解析する。
Wireless Universal Serial Bus Specification、 Revision 1.0 Standard ECMA-368 High Rate Ultra Wideband PHY and MAC Standard
しかしながら、BPが最大長に達しており、BPに収容できるビーコンスロットが占有されている場合、SBDは起動時にビーコンを送信できなくなり、WUSBホストと接続できない、という問題があった。
本発明は、ビーコンを送受信することによってタイミング同期を確立する期間のビーコンスロットの占有状態に応じた動作を行い、他の通信装置との接続を効率的に行うことを目的とする。
本発明は、通信装置であって、他の通信装置とビーコンを相互に送受信することによりタイミング同期を確立する同期手段と、前記同期手段で前記ビーコンを送信するためのビーコンスロットが占有されているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定に応じて、前記ビーコンを送信することなく、他の通信装置と接続する接続手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、通信装置の通信方法であって、同期手段が、他の通信装置とビーコンを相互に送受信することによりタイミング同期を確立する同期工程と、判定手段が、前記同期工程で前記ビーコンを送信するためのビーコンスロットが占有されているか否かを判定する判定工程と、接続手段が、前記判定工程における判定に応じて、前記ビーコンを送信することなく、他の通信装置と接続する接続工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、ビーコンを送受信することによってタイミング同期を確立する期間のビーコンスロットの占有状態に応じて、機能を切替えることにより、他の通信装置との接続を効率的に行うことができる。
以下、図面を参照しながら発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態における通信装置の構成を、図3を用いて説明する。通信装置は単一の通信装置で実現しても良いし、必要に応じた複数の機能を追加した形態で実現しても良い。この通信装置の構成は、WUSBホスト及びWUSBデバイスに適用される。
図3は、第1の実施形態における通信装置の構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、通信装置100は、基本的に通信装置全体を制御するCPU110、外部装置などから供給されるプログラムやデータを一時記憶するRAM120、CPU110の制御プログラムや各種パラメータなどを格納するROM130を含む。更に、通信装置100は、無線通信機能を実現する無線通信インターフェース140、アンテナ150を含む。また、通信装置100は、上述の構成で実現しても良いし、必要に応じて記憶装置、表示装置などの機能を追加した形態で実現しても良い。
ここで、通信装置100は、複数の通信装置が相互にビーコンを送信することによってタイミング同期を確立する機能を有する。このタイミング同期確立の手順を、図4に示すシステム構成図及び図5に示すタイミングチャートを用いて説明する。
図4は、複数の通信装置で構成される通信システムの構成の一例を示す図である。図4に示す例では、210はWUSBクラスタ200においてホストとして機能するWUSBホストである。220はデバイスとして機能するWUSBデバイスである。尚、図4では、WUSBホスト210が制御するWUSBデバイス220が一台だけであるが、必要に応じてWUSBデバイスが複数存在しても良い。
ここで、通信システムは、WUSBホストとWUSBデバイスとで構成されるWUSBクラスタが2つ存在することによって実現される。つまり、別のMAC層デバイス211がビーコングループ201を形成し、WUSBデバイス220はWUSBクラスタ200及び201の通信可能範囲に位置する。
図5は、2つのWUSBクラスタ間でスーパーフレーム同期調整を行う際のタイミングチャートを示す図である。ここでは、図4に示すWUSBデバイス220がSBDであり、WUSBホスト210がWUSBデバイス220とWUSBクラスタ200を既に形成しているものとする。そして、WUSBデバイス220を介してMAC層デバイス211とスーパーフレーム同期調整を行う。
スーパーフレーム300において、WUSBホスト210及びWUSBデバイス220は共に、BP404の自分のビーコンスロットでビーコンを送信し、DRP500を予約している場合に、WUSBデバイス220がチャネルスキャンを行う。その際にMAC層デバイス211がスーパーフレーム300期間中に送信したビーコンを受信したとする。スーパーフレーム301において、WUSBデバイス220はBP405中のビーコンにBP Switch IEを入れることによってWUSBホスト210にBPSTの開始時点の変更を伝える。
更に、WUSBデバイス220は、DRP500をスーパーフレーム同期調整が行われていないMAC層デバイスが使用しているDRPとして予約する。ある期間後、スーパーフレーム302においてWUSBクラスタ200内のデバイス全てがBPSTを移動し、MAC層デバイス211のBPSTと同じになり、スーパーフレーム同期調整が行われる。
以上説明した基本的な通信システムで通信装置が起動時にBPが占有されている場合の処理を、図6〜図9を用いて説明する。
図6は、第1の実施形態における通信システムの構成の一例を示す図である。210はWUSBクラスタ202においてホストとして機能するWUSBホストである。220はデバイスとして機能するWUSBデバイスである。250はWUSBの下層MACを使用するMAC層デバイスであり、WUSBデバイスであっても良い。
図6では、WUSBホストが制御するWUSBデバイスが2台だけであるが、複数存在しても良い。また、WUSBデバイス220はMAC層デバイス250の通信範囲203に位置するものとする。
図7は、図6に示すWUSBデバイス220がSBDである場合の起動時のタイミングチャートを示す図である。図中、横軸は時間軸を表す。WUSBホスト210はWUSBクラスタ202を形成する際に、BP400中にビーコン送信を行い、同様に、MAC層デバイス250と不図示のその他のデバイスもBP400中にビーコン送信を行う。この例では、WUSBホスト210がDRP560を予約帯域とし、MAC層デバイス250がDRP550を予約帯域としている。
ここで、WUSBデバイス220はスーパーフレーム310中では受信モードになり、ビーコンを傍受してBPSTと、ビーコンのIEを解析し、自身が送信することができるビーコンスロット番号とDRPを検出する。更に、WUSBデバイス220は接続しようとするWUSBホスト210のMMCを検出する。
次に、WUSBデバイス220はスーパーフレーム311のBP411中にビーコンを送信し、WUSBホスト210が予約しているDRP561中にDN_CONNECT:Device Notification Connectコマンドを送信する。そして、スーパーフレーム312で、WUSBデバイス220は引き続きビーコンを送信する。
一方、WUSBホスト210はDRP562中のMMCにConnect Ack IEを入れることで接続応答を行い、WUSBホスト210とWUSBデバイス220でデータ通信に必要な処理を開始する。
尚、図7において、WUSBデバイス220周囲のデバイスによってBPが最大長まで占有されていると、WUSBデバイス220はBP411中にビーコンを送信することができない。更に、SBDとして起動することもできず、WUSBホスト210と接続することができない。例えば、BPの最大長が16MASの時、ビーコンスロットは48存在するが、その何れも使用することができない場合にはWUSBデバイス220はWUSBホスト210と接続することができないという問題があった。
図8は、図6に示すWUSBデバイス220がWUSBデバイスとして起動する場合のタイミングチャートを示す図である。図中、横軸は時間軸を表す。WUSBホスト210はWUSBクラスタ202を形成する際に、BP415中にビーコン送信を行い、同様に、MAC層デバイス250と不図示のその他のデバイスもBP415中にビーコン送信を行う。この例では、WUSBホスト210がDRP660を予約帯域とし、MAC層デバイス250がDRP650を予約帯域としている。
ここで、WUSBデバイス220はスーパーフレーム320中では受信モードになり、ビーコンを傍受してBPSTと、ビーコンのIEを解析し、自身が送信することができるビーコンスロット番号とDRPを検出する。更に、WUSBデバイス220は接続しようとするWUSBホスト210のMMCを検出する。
次に、WUSBデバイス220は次のスーパーフレーム321開始前迄にBPが最大長まで使われており、ビーコンスロットも占有されているかを判定する。WUSBデバイス220はビーコンスロットが占有されていると判定した場合には以下の動作を行う。
WUSBデバイス220は、スーパーフレーム321のBP416中にビーコンを送信せずに、WUSBホスト210が予約しているDRP661中にDN_CONNECT:Device Notification Connectを送信する。そして、スーパーフレーム322においてもWUSBデバイス220は引き続きビーコンを送信しない。
一方、WUSBホスト210はDRP662中のMMCにConnect Ack IEを入れることで接続応答を行い、WUSBホスト210とWUSBデバイス220でデータ通信に必要な処理を開始する。
図9は、第1の実施形態におけるWUSBデバイス220の動作を示すフローチャートである。この処理手順はWUSBデバイス220のROM130上に保存され、起動時にCPU110によって読み出され、実行される。
まず、ステップS910において、WUSBデバイス220は、少なくとも1スーパーフレーム期間チャネルをスキャンし、他のデバイスが送信しているビーコンを解析する。次に、ステップS920において、BPの最大長までビーコンスロットが占有されているか否かを判定する。判定した結果、「偽」であれば、WUSBデバイス220は自分自身をSBDとして設定する(ステップS930)。
また、ステップS920で判定した結果が「真」であれば、接続しようとするWUSBホスト210のDRPと他のデバイスのDRPが衝突するか否かを判定する(ステップS940)。ここで、判定した結果が「真」の場合、ステップS910に戻り、接続動作は行わない。ステップS940で判定した結果が「偽」の場合は、自分自身をNBDとして設定する(ステップS950)。そして、ステップS960において、WUSBデバイス220は自分自身が設定したデバイスとしてWUSBホスト210と接続する。
図10は、図9に示すS920でBPの最大長までビーコンスロットが占有されているかを判定する処理を説明するための図である。説明を簡単にするために、ここではBPの最大長は11ビーコンスロットとする。BPの最初のスロット2つはBP長を延ばす目的に使われるので、占有されていると判定する。
1001〜1005は直接デバイスが受信できるビーコンを示す。1011〜1014は直接ビーコンを受信することはできないが、他のビーコンスロットのBPO IEによって占有されていることが宣言されているビーコンを示す。
図10に示すような場合、BPの最大長までビーコンが占有されていると判定するが、このビーコンスロットの何れかがBPO IEでスロットの占有が宣言されていなければ、空きビーコンスロットがあると判定する。
図11は、第1の実施形態におけるWUSBデバイスがNBDとして動作する場合のタイミングチャートを示す図である。スーパーフレーム1100において、WUSBデバイス220はチャネルスキャンを行う。WUSBデバイス220はビーコン期間が占有されていると判定すると、スーパーフレーム1101において、DRP1200中のMMCに記述されたDevice Notificationタイムスロットを検出する。WUSBデバイス220はNBDとしてWUSBホスト210にConnect Notificationを送信する。
一方、WUSBホスト210はDRP1201のMMC内でConnect Acknowledgementを返信し、WUSBデバイス220はNBDとして接続される。そしてスーパーフレーム1102以降において、WUSBデバイス220はBP期間中、他のデバイスのビーコンを聞かず、自身がビーコンを送信することも無い。
第1の実施形態によれば、WUSBデバイスがWUSBホストに接続する時にビーコンスロットの全てが占有されていれば、NBDとして起動することにより、WUSBホストと接続することができる。
また、WUSBデバイス周辺デバイスとWUSBホストと通信予約帯域が衝突する時にはWUSBホストと接続させない機能を持たせることにより、通信障害を回避することができる。
[第2の実施形態]
次に、図面を参照しながら本発明に係る第2の実施形態を詳細に説明する。尚、第2の実施形態における通信装置の構成は、第1の実施形態で説明した図3に示す構成と同様であり、その説明は省略する。また、第2の実施形態における通信システムの構成も、第1の実施形態で説明した図6に示す構成と同様であり、その説明は省略する。
図12は、第2の実施形態におけるWUSBデバイス220の動作を示すフローチャートである。この処理手順はWUSBデバイス220のROM130上に保存され、起動時にCPU110によって読み出され、実行される。
まず、ステップS1210において、WUSBデバイス220は、少なくとも1スーパーフレーム期間チャネルをスキャンし、他のデバイスが送信しているビーコンを解析する。次に、ステップS1220において、BPが最大長であり、その最後のビーコンスロットが占有されているか否かを判定する。判定した結果、「偽」であれば、WUSBデバイス220は自分自身をSBDとして設定する(ステップS1230)。
また、ステップS1220で判定した結果が「真」の場合、接続しようとするWUSBホストのDRPと他のデバイスのDRPが衝突するか否かを判定する(ステップS1240)。ここで、判定した結果が「真」の場合、ステップS1210に戻り、接続動作は行わない。ステップS1240で判定した結果が「偽」の場合は、自分自身をNBDとして設定する(ステップS1250)。そして、ステップS1260において、WUSBデバイス220は自分自身が設定したデバイスとしてWUSBホスト210と接続をする。
図13は、図12に示すS1220でBPの最大長で、最後のビーコンスロットが占有されているかを判定する処理を説明するための図である。説明を簡単にするために、ここではBPの最大長は11ビーコンスロットとする。BPの最初のスロット2つはBP長を延ばす目的に使われるので、占有されていると判定する。
1301〜1305は直接デバイスが受信できるビーコンを示す。1311〜1313は直接ビーコンを受信することはできないが、他のビーコンスロットのBPO IEによって占有されていることが宣言されているビーコンを示す。ビーコンスロット番号10番はBPの最後のスロットであり、この場合、空きスロットである。
図13に示すような場合、新たに起動するデバイスはこのビーコンスロットにビーコンを送信することができる。
しかしながら、このスロットが占有されていると、他に空きビーコンスロットがあったとしても、他のデバイスがビーコンを送信しようとする可能性があるので、ビーコンスロットが再配置されてビーコンスロットが空いてからビーコンを送信する。
第2の実施形態によれば、WUSBデバイスがWUSBホストに接続する時にビーコンスロットの最後が占有されていれば、NBDとして起動することにより、WUSBホストと接続することができる。
また、WUSBデバイス周辺デバイスとWUSBホストと通信予約帯域が衝突する時にはWUSBホストと接続させない機能を持たせることにより、通信障害を回避することができる。
[第3の実施形態]
次に、図面を参照しながら本発明に係る第3の実施形態を詳細に説明する。尚、第3の実施形態における通信装置の構成は、第1の実施形態で説明した図3に示す構成と同様であり、その説明は省略する。また、第3の実施形態における通信システムの構成も、第1の実施形態で説明した図6に示す構成と同様であり、その説明は省略する。第3の実施形態は、第1の実施形態又は第2の実施形態に動作を追加したものである。
図14は、第3の実施形態におけるWUSBデバイス220の動作を示すフローチャートである。この処理手順はWUSBデバイス220のROM130上に保存され、起動時にCPU110によって読み出され、実行される。
WUSBデバイス220はWUSBホスト210と接続した後、ステップS1410において、ビーコンを受信し、DRPとビーコンスロットの占有状況を解析する。そして、ステップS1420において、WUSBデバイス220はBP中に空きビーコンスロットが存在するかを判定する。判定した結果が「真」の場合には、ステップS1410に戻り、判定した結果が「偽」の場合には、ステップS1430へ進む。
このように、ステップS1420の判定結果だけで空きスロットにビーコンを送信してしまうと、他のデバイスがビーコンスロットを変更する場合に衝突してしまう。この問題を回避するために、ECMA−368規格では、新たにビーコンを送信するデバイスは、BPの最後のビーコンスロット後にビーコンを送信する。
即ち、ステップS1430において、WUSBデバイス220はBPの最後のビーコンスロットが占有されているかを判定し、ビーコンを送信できるか否かを判定する。ここで、判定結果が「偽」の場合には、ステップS1410に戻り、判定結果が「真」の場合には、ステップS1440へ進む。このステップS1440では、WUSBデバイス220がSBDで動作しているかを判定し、判定結果が「真」の場合には、この処理を終了する。しかし、判定結果が「偽」の場合には、ステップS1450において自分自身をNBDに設定する。そして、ステップS1460において、WUSBデバイス220はスーパーフレーム同期調整を行うことができることを通知するために、WUSBホスト210に再接続を行うことによってSBDになったことを通知する。
上述したように、ビーコンを送受信することによってタイミング同期を確立する期間のビーコンスロットの占有状態に応じて、SBD、NBDを選択的に切替えて動作(機能)することにより、他の通信装置との接続を効率的に行うことができる。具体的には、通常はSBDとして機能するデバイスであっても、ビーコンスロットが占有されている場合、NDBとして機能するようにすることにより、ビーコンを送信できなくても、他の通信装置との接続を行うことができる。
尚、本発明は複数の機器(例えば、ホストコンピュータ,インターフェース機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
また、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行する。これによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、コンピュータ読み取り可能な記録媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
このプログラムコードを供給するための記録媒体として、例えばフレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、次の場合も含まれることは言うまでもない。即ち、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理により前述した実施形態の機能が実現される場合である。
更に、記録媒体から読出されたプログラムコードがコンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込む。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理により前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
WUSB1.0規格が利用するMAC(Media Access Control)層のフレーム構成を示す図である。 WUSBチャネルとMAC層の関係を説明するための図である。 第1の実施形態における通信装置の構成の一例を示すブロック図である。 複数の通信装置で構成される通信システムの構成の一例を示す図である。 2つのWUSBクラスタ間でスーパーフレーム同期調整を行う際のタイミングチャートを示す図である。 第1の実施形態における通信システムの構成の一例を示す図である。 図6に示すWUSBデバイス220がSBDである場合の起動時のタイミングチャートを示す図である。 図6に示すWUSBデバイス220がWUSBデバイスとして起動する場合のタイミングチャートを示す図である。 第1の実施形態におけるWUSBデバイス220の動作を示すフローチャートである。 図9に示すS920でBPの最大長までビーコンスロットが占有されているかを判定する処理を説明するための図である。 第1の実施形態におけるWUSBデバイスがNBDとして動作する場合のタイミングチャートを示す図である。 第2の実施形態におけるWUSBデバイス220の動作を示すフローチャートである。 図12に示すS1220でBPの最大長で、最後のビーコンスロットが占有されているかを判定する処理を説明するための図である。 第3の実施形態におけるWUSBデバイス220の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
100 通信装置
110 CPU
120 RAM
130 ROM
140 無線通信インターフェース
150 アンテナ

Claims (10)

  1. 通信装置であって、
    他の通信装置とビーコンを相互に送受信することによりタイミング同期を確立する同期手段と、
    前記同期手段で前記ビーコンを送信するためのビーコンスロットが占有されているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定に応じて、前記ビーコンを送信することなく、他の通信装置と接続する接続手段とを有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記判定手段は、他の通信装置が送信したビーコンを解析し、前記ビーコンスロットが占有されているか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記判定手段は、前記ビーコンスロットが全て使用されていると解析すると、前記ビーコンスロットが占有されていると判定することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記判定手段は、前記ビーコンスロットの最後のビーコンスロットが使用されていると解析すると、前記ビーコンスロットが占有されていると判定することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  5. 前記ビーコンスロットが占有されている場合、前記他の通信装置が予約した予約帯域と前記他の通信装置とは異なる他の通信装置が予約した予約帯域が衝突していれば、接続を行わないことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の通信装置。
  6. 前記ビーコンは、帯域の予約のためにも使用されることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の通信装置。
  7. 前記同期手段により他の通信装置とタイミング同期を確立する通信装置として機能するか、ビーコンの送信を行わない通信装置として機能するかを選択的に設定する設定手段を有し、
    前記設定手段は、前記判定手段により前記ビーコンスロットが占有されていないと判定された場合には、他の通信装置とタイミング同期を確立する通信装置として機能するよう設定することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の通信装置。
  8. 通信装置の通信方法であって、
    同期手段が、他の通信装置とビーコンを相互に送受信することによりタイミング同期を確立する同期工程と、
    判定手段が、前記同期工程で前記ビーコンを送信するためのビーコンスロットが占有されているか否かを判定する判定工程と、
    接続手段が、前記判定工程における判定に応じて、前記ビーコンを送信することなく、他の通信装置と接続する接続工程とを有することを特徴とする通信装置の通信方法。
  9. 請求項8に記載の通信装置の通信方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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