JP4931288B2 - 画像検出装置と絞り装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光伝播時間測定法を用いて被写体の3次元形状等を検出する3次元画像検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、被計測物体(被写体)の3次元形状を計測する能動方式の3次元画像検出装置として、例えば「Measurement Science and Technology」(S. Christie 他、vol.6, p1301-1308, 1995 年)に記載された3次元画像検出装置や、国際公開WO 97/01111号公報に開示された3次元画像検出装置などが知られている。「Measurement Science and Technology」に記載された装置では、パルス変調されたレーザ光が被写体の全体に照射され、その反射光がイメージインテンシファイアが取付けられた2次元CCDセンサによって受光され、電気信号に変換される。イメージインテンシファイアはレーザ光のパルス発光に同期したゲートパルスによってシャッタ制御される。この構成によれば、遠い被写体からの反射光による受光量は近い被写体からの反射光による受光量に比べて小さいので、被写体の距離に応じた出力がCCDの各画素毎に得られる。一方、国際公開WO 97/01111号公報に記載された装置では、パルス変調されたレーザ光等の光が被写体の全体に照射され、その反射光がメカニカル又は液晶素子等から成る電気光学的シャッタと組み合わされた2次元CCDセンサによって受光され、電気信号に変換される。そのシャッタは、測距光のパルスとは異なるタイミングで制御され、距離情報がCCDの各画素毎に得られる。なお、CCDの画素毎に得られる距離情報に関する信号電荷は画像信号と考えることができるので、以下距離情報に対応する画像を3次元画像と呼び、CCDを通常方法で駆動して得られる視覚情報に対応する画像を2次元画像と呼ぶ。
【0003】
3次元画像は、通常同一視点から撮像される被写体の2次元画像とともに用いられる。例えば、3次元画像による距離情報を利用して2次元画像における背景処理を行ったり、距離情報から被写体の3次元形状データを算出し2次元画像をテクスチャーデータとして利用したりするために用いられる。このような場合、2次元画像と3次元画像とは、同一の撮像光学系を用いて撮像されることが好ましい。2次元画像と3次元画像を同一の撮像光学系を用いて撮像する方法としては、例えば2次元画像の撮像後に続けて3次元画像の撮像を行うというように、2つの撮像を時系列に行う方法などがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のように2次元画像と3次元画像とを時系列に非同時に撮像する方法では、移動している被写体の撮像を行うことは困難である。2次元画像と3次元画像とを同時に撮像する方法としては、撮像光学系に入射された光を2つに分岐し、分岐された光をそれぞれ別のCCDで同時に受光検出することが考えられる。3次元撮像を2次元撮像と同一の波長領域で行う場合、分岐(ハーフミラー)しても2次元画像に3次元撮像用パルス光の影響が出る。2次元画像と3次元画像の撮像波長が異なる場合、同一の照明の下で撮像が行われたとしても照明条件が異なることとなる。すなわち、同一撮像光学系を用いて同時に2次元画像と3次元画像とを撮像する場合、双方の撮像において同時に適正な露出を得ることは困難である。
【0005】
本発明は、1つの撮像系を用いて、異なる波長領域の光による被写体像をそれぞれ適正な露出により同一タイミングで検出できる絞り装置と、この絞り装置を用いた画像検出装置とを得ることを目的としている。より具体的には、本発明は、被写体の2次元画像と3次元画像とをそれぞれ適正な露出により同一のタイミングで検出可能な3次元画像検出装置を得ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像検出装置は、被写体を撮像するための撮影光学系と、撮影光学系を介して第1の波長領域の光を受光し、第1の波長領域の光により被写体を撮像する第1の撮像素子と、撮像光学系を介して第2の波長領域の光を受光し、第2の波長領域の光により被写体を撮像する第2の撮像素子と、第1及び第2の波長領域の光を透過する第1の領域と、第1または第2の波長領域の光のうち一方の波長領域の光のみを選択的に透過する第2の領域とを有することが可能な撮影光学系の絞り部とを備えたことを特徴としている。
【0007】
絞り部は、第1の絞りと第2の絞りとを備え、第1の絞りが、絞りの開口の大きさを変化させることができる可変絞りであることが好ましい。このとき第1の絞りは、第1の波長領域の光を透過し、かつ第2の波長領域の光を遮光する素材からなり、第1の領域は、第1の絞りが形成する開口に対応し、第2の領域はこの開口を取囲み、かつ第2の絞りが形成する開口に含まれる領域に対応することが好ましい。これにより第1及び第2の絞りの間で、その開口の大きさを相対的に変化させることが可能となる。また、この場合において、絞り部の構成を簡略かつ小型化が容易な構成とするには、第2の絞りを第1及び第2の波長領域の光を透過しない素材からなる固定絞りで構成することが好ましい。
【0008】
第1及び第2の波長領域の光に対する絞りの設定をより自由に行うには、第2の絞りは、少なくとも第1の波長領域の光を遮光する素材からなり、第2の絞りは絞りの開口の大きさを変化させることができる可変絞りであることが好ましい。このとき、第1及び第2の絞りは、例えばアイリス絞りである。
【0009】
画像検出装置が被写体までの距離情報に対応する3次元画像を検出可能な3次元画像検出装置の場合、画像検出装置は被写体に第1の波長領域の測距光を照射する光源を備え、第1の撮像素子における撮像動作が、この光源から所定のタイミングで照射される測距光に連動して制御され、第1の撮像素子において撮像される画像の各画素値が被写体までの距離に対応する。
【0010】
例えばカラー静止画像である2次元画像と被写体の距離情報に対応する3次元画像とを撮像するような場合、第2の波長領域は可視光領域であることが必要であり、第1の波長領域はこれとなるべく重複しない例えば赤外光領域であることが好ましい。通常2次元画像の撮像に比べ3次元画像の撮像では信号出力が小さいので、より大きい3次元画像の出力を得るには、第2の領域を透過する光は第1の波長領域の光であることが好ましい。
【0011】
第1の撮像素子に、第1の波長領域の光のみを選択的に透過する光学フィルタを設け、第2の撮像素子に、第2の波長領域の光のみを選択的に透過する光学フィルタを設けることが好ましい。これにより、検出対象外の波長領域からの影響を各撮像素子において排除することができる。
【0012】
撮影光学系に入射された光は、例えば第1又は第2の波長領域の光を反射するダイクロイックミラーにより分岐され、分岐された第1及び第2の波長領域の光はそれぞれ第1及び第2の撮像素子に導かれる。
【0013】
また、本発明の絞り装置は、第1及び第2の絞りとを備え、第1の絞りが開口の大きさを変化させることができる可変絞りであり、可変絞りが形成する開口の大きさを調整することにより、第1及び第2の波長領域の光を透過する第1の領域と、第1または第2の波長領域の光のうち一方の波長領域の光のみを選択的に透過する第2の領域とを形成可能なことを特徴としている。
【0014】
第1の絞りは例えば、第1の波長領域の光を透過し、かつ第2の波長領域の光を遮光する素材からなる。また絞り装置の構成をより簡略・小型にするとともにコストを削減するには、第2の絞りは、第1及び第2の波長領域の光を遮光する固定絞りであることが好ましい。
【0015】
第1及び第2の波長領域の光に対して、より自由な絞り設定を行うには、第2の絞りは、第1の長領域の光を遮光し、第2の波長領域の光を透過する可変絞りであることが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態であるカメラ型の3次元画像検出装置の斜視図である。図1を参照して本実施形態において用いられるカメラ型の3次元画像検出装置について説明する。
【0017】
カメラ本体10の前面において、撮影レンズ11の左上にはファインダ窓(対物部)12が設けられ、右上にはストロボ13が設けられている。カメラ本体10の上面において、撮影レンズ11の真上には、測距光であるレーザ光を照射する発光装置(光源)14が配設されている。発光装置14の左側にはレリーズスイッチ15及び液晶表示パネル16が設けられ、また右側にはモード切替ダイヤル17が設けられている。カメラ本体10の側面には、ICメモリカード等の記録媒体を挿入するためのカード挿入口19が形成され、またビデオ出力端子20、インターフェースコネクタ21が設けられている。
【0018】
図2は、図1に示すカメラの回路構成を示すブロック図である。
撮影レンズ11の中には絞り部25が設けられており、絞り部25は絞り(第2の絞り)25a及び絞り(第1の絞り)25bからなる。絞り25aは例えば固定式の絞りであり、絞り25bは例えば可動式のアイリス絞りである。絞り25bの開度はアイリス駆動回路26によって調整される。撮影レンズ11の焦点調節動作及びズーミング動作はレンズ駆動回路27によって制御される。なお、絞り部25については後に詳述する。
【0019】
撮影レンズ11の光軸上には、赤外領域の光を反射し可視光を透過するダイクロイックミラー18が光軸と例えば45°の傾きをもって配置されている。ダイクロイックミラー18を透過した可視光は赤外カットフィルタ28fを介して2次元画像用CCD(第2の撮像素子)28に達する。2次元画像用CCD28の撮像面には、可視光による被写体像(2次元画像に対応)が撮影レンズ11により形成される。2次元画像用CCD28の撮像面ではこの被写体像に対応した電荷が発生する。2次元画像用CCD28における電荷の蓄積動作、電荷の読出動作等の動作は、システムコントロール回路35からCCD駆動回路30へ出力されるCCD駆動用のパルス信号によって制御される。2次元画像用CCD28から読み出された電荷信号、すなわち2次元画像の画像信号はそれぞれアンプ31において増幅され、A/D変換器32においてアナログ信号からデジタル信号に変換される。デジタルの画像信号は撮像信号処理回路33においてガンマ補正等の処理を施され、画像メモリ34に一時的に格納される。
【0020】
一方、ダイクロイックミラー18で反射された赤外光は可視光カットフィルタ28f’を介して3次元画像用CCD(第1の撮像素子)28’に達する。3次元画像用CCD28’の撮像面には、赤外光による被写体像(3次元画像に対応)が撮像レンズ11により形成される。3次元画像用CCD28’の撮像面ではこの被写体像に対応した電荷が発生する。3次元画像用CCD28’における電荷の蓄積動作、電荷の読出動作等の動作は、システムコントロール回路35からCCD駆動回路30へ出力されるCCD駆動用のパルス信号によって制御される。3次元画像用CCD28’から読み出された電荷信号、すなわち3次元画像の画像信号はそれぞれアンプ31’において増幅され、A/D変換器32’においてアナログ信号からデジタル信号に変換される。デジタルの画像信号は撮像信号処理回路33においてガンマ補正等の処理を施され、画像メモリ34に一時的に格納される。
【0021】
レンズ駆動回路27及び撮像信号処理回路33はシステムコントロール回路35によって制御される。2次元画像または3次元画像の画像信号は画像メモリ34から読み出され、LCD駆動回路36に供給される。LCD駆動回路36は画像信号に応じて動作し、これにより画像表示LCDパネル37には、画像信号に対応した画像が表示される。
【0022】
また画像メモリ34から読み出された画像信号はTV信号エンコーダ38に送られ、ビデオ出力端子20を介して、カメラ本体10の外部に設けられたTVモニタ39に伝送可能である。システムコントロール回路35はインターフェース回路40に接続され、インターフェース回路40はインターフェースコネクタ21に接続されている。したがって画像メモリ34から読み出された2次元画像及び3次元画像の画像信号は、インターフェースコネクタ21に接続されたコンピュータ41に伝送可能であり、コンピュータ41において例えば3次元画像の演算処理等を行うことができる。またシステムコントロール回路35は、記録媒体制御回路42を介して画像記録装置43に接続されている。したがって画像メモリ34から読み出された2次元画像及び3次元画像の画像信号は、画像記録装置43に装着されたICメモリカード等の記録媒体Mに記録可能である。また記録媒体Mに一旦記録された画像信号は必要に応じて記録媒体Mから読み出され、システムコントロール回路35を介してLCDパネル37に表示することができる。
【0023】
システムコントロール回路35には、発光素子制御回路44が接続されている。発光装置14には発光素子14aと照明レンズ14bが設けられ、発光素子14aの発光動作は発光素子制御回路44によって制御される。発光素子14aは測距光である赤外波長領域(例えば約770nm〜約950nm)のレーザ(またはLED)光を照射するものであり、このレーザ光は照明レンズ14bを介して被写体の全体に照射される。被写体において反射した赤外光は撮影レンズ11に入射し、ダイクロイックミラー18において3次元画像用CCD28’の方向へ反射され、3次元画像用CCD28’において3次元画像の画像信号として検出される。後述するように、この画像信号から3次元画像用CCD28’の各画素に対応した被写体までの距離が算出される。
【0024】
システムコントロール回路35には、レリーズスイッチ15、モード切替ダイヤル17から成るスイッチ群47と、液晶表示パネル(表示素子)16とが接続されている。
【0025】
次に図3及び図4を参照して、CCDを用いた本実施形態における距離測定の基本的な原理について説明する。なお図4において横軸は時間tである。
【0026】
距離測定装置Bから出力された測距光は被写体Sにおいて反射し、図示しないCCDによって受光される。測距光は所定のパルス幅Hを有するパルス状の光であり、したがって被写体Sからの反射光も、同じパルス幅Hを有するパルス状の光である。また反射光のパルスの立ち上がりは、測距光のパルスの立ち上がりよりも時間δ・t(δは遅延係数)だけ遅れる。光源から射出された測距光が、被写体で反射され距離測定装置Bにおいて反射光として検出されるまでに進む距離R(ここでは距離測定装置Bと被写体Sとの往復の距離2r)は
R=2r=δ・t・C ・・・(1)
により得られる。ただしCは光速である。
【0027】
例えば測距光のパルスの立ち下がりから反射光を検知可能な状態に定め、反射光のパルスが立ち下がった後に検知不可能な状態に切り換えるように反射光検知期間Tを設ける。すなわち、反射光検知期間Tは、反射光の立ち上がりが、反射光検知期間Tが開始する前にCCDにおいて受光され、その立下りが反射光検知期間内にCCDにおいて受光されるように定められる。図4に示されるように、この反射光検知期間Tにおける受光量Aは距離rに相関する。すなわち受光量Aは、距離rが大きくなるほど(時間δ・tが大きくなるほど)大きくなるため、受光量Aから被写体までの距離が算定される。
【0028】
本実施形態における距離情報検出動作では、上述した原理を利用して3次元画像用CCD28’に設けられ、2次元的に配列された複数のフォトダイオードにおいてそれぞれ受光量Aを検出することにより行われる。すなわち、各フォトダイオード(各画素)において検出された受光量Aに基づいて、カメラ本体10から3次元画像用CCD28’の各フォトダイオードに対応する被写体S上の各点までの距離情報をフォトダイオード(画素)毎に画像信号(3次元画像)として検出する。距離情報検出動作では、この画像信号から被写体Sの表面形状を表わす距離データがフォトダイオード(画素)毎に算出される。
【0029】
本実施形態において用いられる2次元画像用CCD28はカラー単板式のCCDであり、3次元画像用CCD28’は赤外領域の光を検知するモノクロのCCDである。2次元画像用CCDと3次元画像用CCD28’とでは、カラー画像を撮影するための色フィルタアレイが搭載されているか否かの違いはあるが、その他の構造に関しては略同一である。したがって、図5、図6を参照して3次元画像用CCD28’についてのみ説明し、2次元画像用CCD28の説明は割愛する。
【0030】
図5は、3次元画像用CCD28’に設けられるフォトダイオード51と垂直転送部52の配置を示す図である。図6は、3次元画像用CCD28’を基板53に垂直な平面で切断して示す断面図である。この3次元画像用CCD28’は従来公知のインターライン型CCDであり、不要電荷の掃出しにVOD(縦型オーバーフロードレイン)方式を用いたものである。
【0031】
フォトダイオード51と垂直転送部(信号電荷保持部)52はn型基板53の面に沿って形成されている。フォトダイオード51は2次元的に格子状に配列され、垂直転送部52は所定の方向(図5において上下方向)に1列に並ぶフォトダイオード51に隣接して設けられている。垂直転送部52は、1つのフォトダイオード51に対して4つの垂直転送電極52a、52b、52c、52dを有している。したがって垂直転送部52では、4つのポテンシャルの井戸が形成可能であり、従来公知のように、これらの井戸の深さを制御することによって、信号電荷を3次元画像用CCD28’から出力することができる。なお、垂直転送電極の数は目的に応じて自由に変更できる。
【0032】
基板53の表面に形成されたp型井戸の中にフォトダイオード51が形成され、p型井戸とn型基板53の間に印加される逆バイアス電圧によってp型井戸が完全空乏化される。この状態において、入射光(被写体からの反射光)の光量に応じた電荷がフォトダイオード51において蓄積される。基板電圧Vsub を所定値以上に大きくすると、フォトダイオード51に蓄積した電荷は、基板53側に掃出される。これに対し、転送ゲート部54に電荷転送信号(電圧信号)が印加されたとき、フォトダイオード51に蓄積した電荷は垂直転送部52に転送される。すなわち電荷掃出し信号によって電荷を基板53側に掃出した後、フォトダイオード51に蓄積した信号電荷が、電荷転送信号によって垂直転送部52側に転送される。このような動作により、いわゆる電子シャッタ動作が実現される。
【0033】
2次元画像用CCD28を用いて2次元画像を撮像する場合には、この電子シャッタ動作により適正な露光時間が得られる。しかし、3次元画像用CCD28’を用いて3次元画像を撮像し、被写体までの距離を図3、図4を参照して説明した原理により測定する場合には、極めて高速な電子シャッタ動作が要求されるため、1回のシャッタ動作では十分な信号出力を得られない。したがって、本実施形態の距離情報検出動作では、3次元画像用CCD28’において上述の電子シャッタ動作を繰り返し行うことにより、垂直転送部52において信号電荷を積分し、より大きな信号出力を得ている。
【0034】
図7は、垂直転送部52において信号電荷の積分を行う本実施形態の距離情報検出動作のタイミングチャートである。また、図8はこの距離情報検出動作のフローチャートである。図1、図2、図5〜図8を参照して本実施形態における3次元画像用CCD28’を用いた距離情報検出動作について説明する。
【0035】
図7に示すように、垂直同期信号S1の出力に同期して一定のパルス幅TSを有するパルス状の測距光S3が出力される。測距光S3の出力から所定時間経過後、電荷掃出し信号(パルス信号)S2が出力され、これによりフォトダイオード51に蓄積していた不要電荷が基板53の方向に掃出される。電荷掃出し信号S2は、測距光S3の立下りに略同期してその出力を終了し、電荷掃出し信号S2の出力の終了によりフォトダイオード51における電荷蓄積が開始する。すなわち、フォトダイオード51における電荷蓄積動作は、測距光S3の立下りに略同期して開始される。一方、垂直同期信号S1の出力に同期して出力された測距光S3は、被写体において反射され、δ・t時間経過後CCD28において反射光S4として受光される。測距光S3の出力が終了してから一定時間が経過したとき、すなわち、電荷蓄積期間が開始してから一定時間が経過したとき、電荷転送信号(パルス信号)S5が出力され、これによりフォトダイオード51に蓄積された電荷が垂直転送部52に転送され、フォトダイオード51における電荷蓄積動作が終了する。なお、電荷転送信号S5は、反射光の立下りが電荷蓄積期間T内に検知されるように、電荷掃出し信号S2の出力から十分時間が経過した後に出力される。
【0036】
このように電荷掃出し信号S2の出力の終了から電荷転送信号S5の出力開始までの期間Tの間、フォトダイオード51には、被写体までの距離に対応した信号電荷が蓄積される。すなわち反射光S4は被写体までの距離に応じて測距光S3に比べてδ・t時間だけ遅れ3次元画像用CCD28’において受光され、フォトダイオード51では、反射光S4の一部のみが検知される。検知される光は、光が伝播するのにかかる時間(δ・t)に相関し、この光によって生じる信号電荷S6は被写体までの距離に対応している。この信号電荷S6は、電荷転送信号S5によって垂直転送部52に転送される。なお電荷蓄積期間Tは、測距光S3の立下りに同期して開始される必要はなく、計測される被写体の距離に応じてそのタイミングは調整される。
【0037】
電荷転送信号S5の出力から一定時間が経過した後、再び電荷掃出し信号S2が出力され、垂直転送部52への信号電荷の転送後にフォトダイオード51に蓄積された不要電荷が基板53の方向へ掃出される。すなわち、フォトダイオード51において新たに信号電荷の蓄積が開始する。そして、上述したのと同様に、電荷蓄積期間Tが経過したとき、信号電荷は垂直転送部52へ転送される。
【0038】
このような信号電荷S6の垂直転送部52への転送動作は、次の垂直同期信号S1が出力されるまで、繰り返し実行される。これにより垂直転送部52において、信号電荷S6が積分され、1フィールドの期間(2つの垂直同期信号S1によって挟まれる期間)に積分された信号電荷S6は、その期間被写体が静止していると見做せれば、被写体までの距離情報に対応している。なお、このような信号電荷の積分処理は、例えばフィールドの整数倍の期間であればよく、1フィールドに限定されるものではない。
【0039】
以上説明した信号電荷S6の検出動作は1つのフォトダイオード51に関するものであり、全てのフォトダイオード51においてこのような検出動作が行なわれる。1フィールドの期間にわたる検出動作の結果、各フォトダイオード51に隣接した垂直転送部52の各部位には、そのフォトダイオード51によって検出された距離情報が保持される。この距離情報は垂直転送部52における垂直転送動作および図示しない水平転送部における水平転送動作によって3次元画像用CCD28’から出力される。
【0040】
次に本実施形態の3次元画像検出装置において実行される撮像処理動作について図8を参照して説明する。図8は、本実施形態の3次元画像検出装置において実行される撮像処理動作のフローチャートである。距離情報検出動作は、図8のフローチャートに従って2次元画像(スチルビデオ)を撮像するための2次元画像撮像動作とともに実行される。
【0041】
ステップ101においてレリーズスイッチ18が全押しされたことが確認されるとステップ102が実行される。ステップ102では、2次元画像用CCD28に対して通常のスチルビデオ撮影のための検知制御が開始されるとともに、3次元画像用CCD28’に対しては垂直同期信号S1が出力されるとともに測距光制御が開始される。すなわち2次元画像用CCD28において、可視光による被写体の静止画像が撮像されるのと並行して、光源装置14が駆動され、パルス状の測距光S3が断続的に出力される。2次元画像用CCD28において撮像された静止画像は、画像信号処理回路33を経て画像メモリ34に記憶される。次いでステップ103が実行され、3次元画像用CCD28’における検知制御が開始される。すなわち図7を参照して説明した距離情報検出動作が開始され、電荷掃出し信号S2と電荷転送信号S5が交互に出力されて、距離情報の信号電荷S6が垂直転送部52において積分される。
【0042】
ステップ104では、距離情報検出動作の開始から1フィールド期間が終了したか否か、すなわち新たに垂直同期信号S1が出力されたか否かが判定される。1フィールド期間が終了するとステップ105へ進み、距離情報の信号電荷S6が3次元画像用CCD28’から出力される。この信号電荷S6はステップ106において画像メモリ34に一時的に記憶される。ステップ107では測距光制御がオフ状態に切り換えられ、光源装置14の発光動作が停止する。その後ステップ108において画像メモリ34に一時的記憶されている2次元画像及び3次元画像が記録媒体Mに保存され、この撮影処理動作は終了する。
【0043】
以上のように本実施形態では、被写体の例えばカラーの静止画である2次元画像と、各画素値が被写体までの距離に対応した3次元画像とが同時に撮像される。しかし、2次元画像は可視光による画像であり3次元画像は赤外光による画像であるためCCD28、28’において検出される波長領域はそれぞれに異なり、同一の照明の下でもそれぞれの画像に対する照明条件は異なることとなる。すなわち、本実施形態のように同一の撮影レンズ11を用いて同時に2つの画像を撮像する場合、従来の絞りを2次元及び3次元画像の撮像で共用すると、各CCD28、28’において露光量が異なることとなる。したがって、一方の画像の露出が適正に設定されているときに、他方の画像の露出が適正に設定されないという問題がある。
【0044】
図9〜図11を参照して本実施形態の3次元画像検出装置で用いられる絞り部25(図2参照)の構造について説明する。
【0045】
図9は絞り部25の平面図を模式的に例示したものであり、図10はその断面図を模式的に例示したものである。図9は、絞り部25を図10のP方向からQ方向に見たときのものであり、図10の線分PQは撮像光学系(撮像レンズ系)の光軸に対応し、光はP方向からQ方向へ入射する。絞り25a及び絞り25bは、それぞれ光軸PQと垂直な面内に、光軸PQに沿って所定の間隔をおいて平行して配置されている。円環領域60は、固定絞りである絞り25aに対応しており、斜線が施された円環領域(第2の領域)61は、絞り25bの一部の領域、すなわち固定絞り25aの開口を通して見える領域(絞り25aよりも内側の領域)を示している。絞り25bは、開口の大きさを変化させることができる絞り(可変絞り)であり、例えばアイリス絞りである。中央の円形領域(第1の領域)62は、絞り25bにより形成される開口である。
【0046】
絞り25aは光を全く透さない不透明な材質からなる。一方、絞り25bの絞り羽は、発光装置14から照射されるレーザ光の波長波長領域である赤外波長領域(例えば約770nm〜約950nm)の光を選択的に透過し、可視光領域(約380nm〜約770nm)の光を遮光する赤外透過フィルタ(例えばのアクリル系樹脂など)からなる。なお、図11に絞り羽に用いられる赤外透過フィルタの透過率特性の一例を示す。図11において横軸は光の波長であり、縦軸は光の透過率である。波長λ0、λ1、λ2は本実施形態の場合、例えばλ0=380nm、λ1=770nm、λ2=950nmである。
【0047】
以上のように、第1の実施形態によれば、入射光のうち赤外領域の光に対しては絞り25aが開口絞りとしての役割を果たし、可視光領域の光に対しては絞り25bが開口絞りとしての役割を果たす(なお、絞り25aは可視光領域の光に対しては開放絞りに対応する)。すなわち、本実施形態の構成によれば、1つの撮像光学系において、赤外光と可視光とに対し、それぞれ別個に絞りを設定できるので、赤外光を検出する3次元画像用CCD及び可視光を検出する2次元画像用CCDにおいて、それぞれ同時に適正な露出を得ることができる。これにより、同一撮像系を用いて異なる2つの波長領域の光による画像(例えば2次元画像と3次元画像)をそれぞれ適正な露出により同時に撮像することができる。
【0048】
なお、第1の実施形態では、アイリス絞り25bの絞り羽に赤外波長領域の光を選択的に透過し、可視光領域の光を遮光する赤外透過フィルタを用いたが、これとは逆に、アイリス絞り25bの絞り羽として、可視光領域の光を選択的に透過し、赤外波長領域の光を遮光する赤外カットフィルタを用いてもよい。この場合、入射光のうち可視光領域の光に対しては絞り25aが絞りとしての役割を果たし、赤外領域の光に対しては絞り25bが絞りとしての役割を果たす(なお、絞り25aは可視光領域の光に対しては開放絞りに対応する)。図12に、このとき絞り羽に用いられる赤外カットフィルタの透過率特性の一例を示す。
【0049】
なお、第1の実施形態において、固定絞りとアイリス絞りは、光の入射する方向(P方向)から、光軸に沿って固定絞り、アイリス絞りの順で配置されているが、アイリス絞り、固定絞りの順であってもよい。また、第1の実施形態において、固定絞りは不透明な素材から作られていたが、赤外波長領域の光を遮光し、可視光領域の光を透過する赤外カットフィルタで構成されていてもよい。
【0050】
次に図13、図14を参照して本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、絞り部の構成を除いて第1の実施形態と略同様であるので、その構成が異なる部分についてのみ説明する。
【0051】
図13、図14は、第2の実施形態における絞り部25’の断面図であり、第1の実施形態における図10に対応する。絞り部25’は、2つのアイリス絞り25a’と25b’とを有する。アイリス絞り25a’の絞り羽は、例えば赤外波長領域(例えば約770nm〜約950nm)の光を選択的に透過し、可視光領域(約380nm〜約770nm)の光を遮光する赤外透過フィルタ(例えばのアクリル系樹脂など)からなる。一方、アイリス絞り25b’の絞り羽は、可視光領域の光を選択的に透過し、赤外波長領域の光を遮光する赤外カットフィルタからなる。図13は、絞り25a’の方が、絞り25b’よりも大きく開いているときの様子を表しており、図14は、絞り25b’の方が、絞り25a’よりも大きく開いているときの様子を表している。なお、赤外透過フィルタ及び赤外カットフィルタの透過率特性は、例えば図11、図12にそれぞれ示される。
【0052】
図13、図14において、実線の矢印は可視光線を表し、破線の矢印は赤外線を表している。図13において、領域A(第1の領域)は絞り25a’、25b’が作るいずれの開口よりも内側の領域なので、入射した可視光線、赤外線ともに絞り部25’を通過することができる。領域B(第2の領域)では、絞り25b’の絞り羽が赤外カットフィルタであるため、可視光線のみが絞り部25’を透過することができる。領域Cでは、可視光線は絞り25a’の絞り羽により遮られるため絞り25b’に達するのは赤外線のみである。しかし、赤外線は絞り25b’の絞り羽によって遮られる。すなわち、領域Cでは、可視光線・赤外線ともに絞り25’を透過することはできない。以上により、可視光領域の光に対しては、絞り25a’が形成する開口(領域A、Bに対応)が絞りとしての役割を果たし、赤外領域の光に対しては、絞り25b’が形成する開口(領域Aに対応)が絞りとしての役割を果たす。
【0053】
図14の領域A’は、図13の領域Aと同様に、可視光線及び赤外線が通ることができる。領域B’では、可視光線は絞り25a’により遮られ赤外線のみが絞り25a’を透過することができる。また、領域C’では、可視光線は絞り25a’で遮られ、赤外線は絞り25b’で遮られる。すなわち領域C’では図13の領域Cと同様に可視光線・赤外線ともに絞り25’を透過することはできない。以上により、可視光領域の光に対しては、絞り25a’が形成する開口(領域A’に対応)が絞りとしての役割を果たし、赤外領域の光に対しては、絞り25b’が形成する開口(領域A’、B’に対応)が絞りとしての役割を果たす。
【0054】
以上のように、第2の実施形態においても第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第2の実施形態では、2つの絞り25a’、25b’がともにアイリス絞りなので、2つの異なる波長領域の光のそれぞれに対し、より適切な露出を設定することができる。
【0055】
本実施形態では、絞りの開口を変化させることができる可変絞りとしてアイリス絞りを用いたが、アイリス絞り以外の可変絞りを用いてもよい。また、第2の実施形態において、アイリス絞りの一方の絞り羽に不透明な材質を用いることも可能である。
【0056】
なお、本実施形態では、絞り25に用いる光学フィルタとして、それぞれ可視光領域の光を選択的に透過するフィルタ(赤外カットフィルタ)と、赤外領域の光を選択的に透過するフィルタ(赤外透過フィルタ)とを用いたが、2次元画像としてカラー画像を必要としない場合などは、これらの波長領域を別の領域に定めてもよく、3次元画像の撮像に赤外領域以外の光を用いてもよい。
【0057】
本実施形態では赤外領域の光を反射し、その他の光を透過するダイクロイックミラーを用いるとともに2次元画像用CCDには赤外カットフィルタを設け、3次元画像用CCDには可視光カットフィルタを設けたが、ダイクロイックミラーを単なるハーフミラーに置き換えてもよい。また、ダイクロイックミラーのみを用い赤外カットフィルタ及び可視光カットフィルタを設けなくともよい。
【0058】
本実施形態では、2次元画像と3次元画像を同時に撮像する3次元画像検出装置について説明を行ったが、例えば通常のカラー静止画像と、被写体までの距離とは関係のない通常の赤外線画像とを同一撮像光学系で同時に撮像するような画像検出装置に本実施形態の絞りを適用してもよい。
【0059】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、1つの撮像系を用いて、異なる波長領域の光による被写体像をそれぞれ適正な露出により同一タイミングで検出できる絞り装置と、この絞り装置を用いた画像検出装置とを得ることができる。また本発明によれば、被写体の2次元画像と3次元画像とをそれぞれ適正な露出により同一のタイミングで検出可能な3次元画像検出装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1の実施形態であるカメラ型の3次元画像検出装置の斜視図である。
【図2】図1に示すカメラの回路構成を示すブロック図である。
【図3】測距光による距離測定の原理を説明するための図である。
【図4】測距光、反射光、ゲートパルス、及びCCDが受光する光量分布を示す図である。
【図5】CCDに設けられるフォトダイオードと垂直転送部の配置を示す図である。
【図6】CCDを基板に垂直な平面で切断して示す断面図である。
【図7】被写体までの距離に関するデータを検出する距離情報検出動作のタイミングチャートである。
【図8】本実施形態において実行される撮影処理動作のフローチャートである。
【図9】第1の実施形態の絞り部の平面的な構成を模式的に示す図である。
【図10】図9の絞り部の断面を模式的に示す図である。
【図11】図10の絞り羽に用いられる光学フィルタの透過率特性の一例を示す図である。
【図12】図10の絞り羽に用いられる光学フィルタの透過率特性の一例を示す図である。
【図13】本発明における第2の実施形態の絞り部の断面図である。
【図14】本発明における第2の実施形態の絞り部の断面図である。
【符号の説明】
11 撮影レンズ(撮影レンズ系)
25 絞り部
25a 固定絞り
25b、25a’、25b’ アイリス絞り
28 CCD(第2の撮像素子)
28’ CCD(第1の撮像素子)
Claims (7)
- 被写体を撮像するための撮影光学系と、
前記撮影光学系を介して第1の波長領域の光のみを選択的に受光し、前記第1の波長領域の光により前記被写体を撮像する第1の撮像素子と、
前記撮像光学系を介して第2の波長領域の光のみを選択的に受光し、前記第2の波長領域の光により前記被写体を撮像する第2の撮像素子と、
前記第1及び第2の波長領域の光を透過する第1の領域と、前記第1または第2の波長領域の光のうち一方の波長領域の光のみを選択的に透過する第2の領域とを形成可能な前記撮影光学系の絞り部とを備え、
前記絞り部は、前記第1の波長領域の光を透過するとともに前記第2の波長領域の光を遮光する素材から絞り羽が形成される第1のアイリス絞りと、前記第1の波長領域の光を遮光するとともに前記第2の波長領域の光を透過する素材から絞り羽が形成される第2のアイリス絞りとを備え、
前記第1の領域と前記第2の領域は、前記第1および第2のアイリス絞りが形成する開口の大きさを調整することにより形成される
ことを特徴とする画像検出装置。 - 前記画像検出装置が、前記被写体に前記第1の波長領域の測距光を照射する光源を備え、前記第1の撮像素子における撮像動作が、前記光源から所定のタイミングで照射される前記測距光に連動して制御され、前記第1の撮像素子において撮像される画像の各画素値が前記被写体までの距離に対応することを特徴とする請求項1に記載の画像検出装置。
- 前記第1の波長領域が赤外領域であり、前記第2の波長領域が可視光領域であることを特徴とする請求項2に記載の画像検出装置。
- 前記第1の撮像素子に、前記第1の波長領域の光のみを選択的に透過する光学フィルタを設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の画像検出装置。
- 前記第2の撮像素子に、前記第2の波長領域の光のみを選択的に透過する光学フィルタを設けたことを特徴とする請求項4に記載の画像検出装置。
- 前記撮影光学系に入射された光が前記第1又は第2の波長領域の光を反射するダイクロイックミラーにより分岐され、分岐された前記第1及び第2の波長領域の光がそれぞれ前記第1及び第2の撮像素子に導かれることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の画像検出装置。
- 第1の波長領域の光を透過するとともに第2の波長領域の光を遮光する素材から絞り羽が形成される第1のアイリス絞りと、
前記第1の波長領域の光を遮光するとともに前記第2の波長領域の光を透過する素材から絞り羽が形成される第2のアイリス絞りとを備え、
前記第1および第2のアイリス絞りが形成する開口の大きさを調整することにより、第1及び第2の波長領域の光を透過する第1の領域と、前記第1または第2の波長領域の光のうち一方の波長領域の光のみを選択的に透過する第2の領域とを形成可能なことを特徴とする絞り装置。
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