JP2002074346A - 3次元画像入力装置 - Google Patents

3次元画像入力装置

Info

Publication number
JP2002074346A
JP2002074346A JP2000268188A JP2000268188A JP2002074346A JP 2002074346 A JP2002074346 A JP 2002074346A JP 2000268188 A JP2000268188 A JP 2000268188A JP 2000268188 A JP2000268188 A JP 2000268188A JP 2002074346 A JP2002074346 A JP 2002074346A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dimensional image
image
ccd
light
subject
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000268188A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Tani
信博 谷
Shuzo Seo
修三 瀬尾
Shinichi Kakiuchi
伸一 垣内
Kiyoshi Yamamoto
山本  清
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP2000268188A priority Critical patent/JP2002074346A/ja
Publication of JP2002074346A publication Critical patent/JP2002074346A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Cameras In General (AREA)
  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
  • Blocking Light For Cameras (AREA)
  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1の被写体に対して、鮮明な2次元画像と、
撮像素子の高速駆動が必要な3次元画像とを検出する。 【解決手段】 撮像素子として2次元画像用CCD28
と3次元画像用CCD29とを設ける。2次元画像用C
CD28には多画素CCDを用いる。3次元画像用CC
D29には、2次元画像用CCD28と比較して画素数
が同じ、又は少なく、2次元画像用CCD28の画素ピ
ッチに対して整数倍の画素ピッチとなるCCDを用い
る。撮影レンズ11を介して入射した光はプリズムPに
より分割される。分割された光は2次元画像用CCD2
8、3次元画像用CCD29にそれぞれ受光されて、通
常の静止画像である2次元画像、および被写体までの距
離に対応した3次元画像が検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光伝播時間測定法を
用いて被写体の3次元形状等を検出する3次元画像入力
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パルス変調されたレーザ光を被写
体に照射し、被写体からの反射光をCCDにおいて受光
し、被写体までの距離に応じた信号電荷を画素毎に検出
する3次元画像入力装置が知られている。すなわち、こ
のような3次元画像入力装置で検出される3次元画像
は、CCDの各画素値が被写体まで距離に対応してい
る。
【0003】通常、上記3次元画像は被写体のテクスチ
ャを表す通常の画像である2次元画像と共に検出が行わ
る。2次元画像の検出には、より鮮明な画質を得るため
に高解像度のCCDを用いることが望ましい。一方、高
解像度の多画素CCDを用いると、浮遊容量が増大し、
高速な駆動が困難となる。したがって、CCDを高速に
駆動制御する必要がある3次元画像の検出に多画素CC
Dを用いることは困難である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の問題
点を解決するものであり、被写体の高精細な2次元画像
を検出すると共に、CCDの高速な駆動を必要とする3
次元画像の検出が可能な3次元画像入力装置を得ること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる3次元画
像入力装置は第1および第2撮像素子と、被写体の光学
像を第1撮像素子に結像して被写体の2次元画像を検出
する第1画像検出手段と、被写体に測距光を照射するこ
とにより被写体において反射された光を第2撮像素子に
おいて受光し、その受光量に応じて被写体の3次元画像
を検出する第2画像検出手段とを具備し、第2撮像素子
の画素ピッチが第1撮像素子の画素ピッチと同じ又は、
第1撮像素子の画素ピッチより大きいことを特徴とす
る。
【0006】好ましくは、第2撮像素子の画素ピッチ
が、前記第1撮像素子の画素ピッチの整数倍である。
【0007】例えば、1つの撮影レンズと、撮影レンズ
に入射した光を分解する入射光分割部材を有し、第1画
像検出手段と第2画像検出手段とが入射光分割部材によ
り分割された光を受光して画像を検出する。
【0008】例えば、第1および第2撮影レンズを有
し、第1画像検出手段が第1撮影レンズを介して被写体
の2次元画像を検出し、第2画像検出手段が第2撮影レ
ンズを介して被写体の3次元画像を検出する。
【0009】好ましくは、第1画像検出手段が第1光学
フィルタを有し、第2画像検出手段が第2光学フィルタ
を有する。
【0010】例えば、第1光学フィルタが赤外線カット
フィルタであり、第2光学フィルタが赤外線透過フィル
タである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態である
3次元画像入力装置を備えたカメラの斜視図である。
【0012】カメラ本体10の前面において、撮影レン
ズ11の左上にはファインダ窓12が設けられ、右上に
はストロボ13が設けられている。カメラ本体10の上
面において、撮影レンズ11の真上には、測距光である
レーザ光を照射する発光装置(光源)14が配設されて
いる。発光装置14の左側にはレリーズスイッチ15と
液晶表示パネル16が設けられ、また右側にはモード切
替ダイアル17、V/Dモード切替スイッチ18が設け
られている。カメラ本体10の側面には、ICメモリカ
ード等の記録媒体を挿入するためのカード挿入口19が
形成され、また、ビデオ出力端子20とインターフェー
スコネクタ21が設けられている。
【0013】図2は図1に示すカメラの回路構成を示す
ブロック図である。撮影レンズ11の中には絞り25が
設けられている。絞り25の開度はアイリス駆動回路2
6によって調整される。撮影レンズ11の焦点調整動作
およびズーミング動作はレンズ駆動回路27によって制
御される。
【0014】撮影レンズ11の光軸上にはプリズムPが
配設されている。プリズムPは撮影レンズ11から入射
した光のうち半分の光を透過し、半分の光を反射して別
の面から出射するように構成されている。プリズムPに
よって2つに分割された光は光学フィルタ22aおよび
22bを通って、通常の画像を検出する2次元画像用C
CD28、および被写体の3次元形状を表す距離情報を
検出するための3次元画像用CCD29に入射する。入
射した光は2次元画像用CCD28、3次元画像用CC
D29の各フォトダイオードにおいて光電変換され、受
光量に応じた信号電荷が各フォトダイオード毎に発生す
る。
【0015】2次元画像用CCD28、3次元画像用C
CD29における電荷の蓄積動作、電荷の読出動作等の
動作はCCD駆動回路30によって制御される。2次元
画像用CCD28から読み出された電荷信号、すなわち
画像信号はアンプ31aにおいて増幅され、A/D変換
器32aにおいてアナログ信号からデジタル信号に変換
される。デジタルの画像信号は2次元画像用撮像信号処
理回路33aにおいてガンマ補正等の処理を施され、2
次元画像メモリ34aに一時的に格納される。同様に、
3次元画像用CCD29から読み出された電荷信号、す
なわち距離情報の電荷信号はアンプ31b、A/D変換
器32bを介して3次元画像用撮像信号処理回路33b
に入力され、3次元画像メモリ34bに一時的に格納さ
れる。
【0016】アイリス駆動回路26、レンズ駆動回路2
7、CCD駆動回路30、2次元画像用撮像信号処理回
路33a、3次元画像用撮像信号処理回路33bはシス
テムコントロール回路35によって制御される。
【0017】画像信号は2次元画像メモリ34aから読
み出され、LCD駆動回路36に供給される。LCD駆
動回路36は画像信号に応じて動作し、これにより画像
表示LCDパネル37には、画像信号に応じた画像が表
示される。
【0018】距離情報の電荷信号は、3次元画像用メモ
リ34bから読み出され、LCD駆動回路36に供給さ
れて、3次元画像として画面表示LCDパネル37に表
示される。
【0019】さらに、画像メモリ34a、34bから読
み出された画像信号および距離情報の電荷信号はTV信
号エンコーダ38に送られ、ビデオ出力端子20を介し
て、カメラ本体10の外部に設けられたモニタ装置39
に伝送可能である。システムコントロール回路35はイ
ンターフェース回路40に接続されており、インターフ
ェース回路40はインターフェースコネクタ21に接続
されている。したがって、画像メモリ34a、34bか
ら読み出された画像信号および距離情報の電荷信号は、
インターフェースコネクタ21に接続されたコンピュー
タ41に伝送可能である。また、システムコントロール
回路35は、記録媒体制御回路42を介して画像記録装
置43に接続されている。したがって読み出された画像
信号および距離情報の電荷信号は、画像記録装置43に
装着されたICメモリカード等の記録媒体Mに記録可能
である。
【0020】システムコントロール回路35には、発光
素子制御回路44が接続されている。発光装置14には
発光素子14aと照明レンズ14bが設けられ、発光素
子14aの発光動作は発光素子制御回路44によって制
御される。発光素子14aは測距光であるレーザ光を照
射するものであり、このレーザ光は照明レンズ14bを
介して被計測物体に照射される。被計測物体において反
射した光は撮影レンズ11に入射する。この光をCCD
29によって検出することにより、被計測物体の3次元
画像が計測される。
【0021】システムコントロール回路35には、レリ
ーズスイッチ15、モード切替スイッチ17、V/Dモ
ード切替スイッチ18から成るスイッチ群45と液晶表
示パネル(表示素子)16とが接続されている。
【0022】次に図3および図4を参照して、本実施形
態における距離測定の原理について説明する。なお図4
において横軸は時間tである。
【0023】距離測定装置Bから出力された測距光は被
写体Sにおいて反射し、図示しないCCDによって受光
される。測距光は所定のパルス幅Hを有するパルス状の
光であり、したがって被写体Sからの反射光も、同じパ
ルス幅Hを有するパルス状の光である。また反射光のパ
ルスの立ち上がりは、測距光のパルスの立ちあがりより
も時間δ・t(δは遅延係数)だけ遅れる。測距光と反
射光は距離測定装置Bと被写体Sの間の2倍の距離rを
進んだことになるから、その距離rはr=δ・t・C/
2により得られる。ただしCは光速である。
【0024】例えば測距光のパルスの立ち上がりから反
射光を検知可能な状態に定め、反射光のパルスが立ち下
がる前に検知不可能な状態に切換えるようにすると、す
なわち反射光検知期間Tを設けると、この反射光検知期
間Tにおける受光量Aは距離rの関数である。すなわち
受光量Aは、距離rが大きくなるほど(時間δ・tが大
きくなるほど)小さくなる。
【0025】本実施形態では上述した原理を利用して、
3次元画像用CCD29に設けられ、2次元的に配列さ
れた複数のフォトダイオードにおいてそれぞれ受光量A
を検出することにより、カメラ本体10から被写体Sの
表面の各点までの距離をそれぞれ検出し、被写体Sの3
次元形状を示す3次元画像のデータを一括して入力して
いる。
【0026】次に図5、図6のフローチャートを用いて
本実施形態の2次元画像および3次元画像の検出動作に
ついて説明する。
【0027】ステップ101においてレリーズスイッチ
15が全押しされていることが確認されるとステップ1
02が実行され、ビデオモード(V)と距離測定モード
(D)のいずれが選択されているかが判定される。これ
らのモード間における切替はV/Dモード切替スイッチ
18を操作することによって行われる。
【0028】Dモードが選択されているとき、ステップ
103において垂直同期信号が出力されるとともに測距
光制御が開始される。すなわち発光装置14が駆動さ
れ、パルス状の測距光が断続的に出力される。次いでス
テップ104が実行され、3次元画像用CCD29によ
る検知制御が開始される。すなわち距離情報検出動作が
開始され、電荷掃出し信号と電荷転送信号が交互に出力
されて、距離情報の信号電荷が垂直転送部において積分
される。
【0029】ステップ105では、距離情報検出動作の
開始から1フィールド期間が終了したか否かが判定され
る。1フィールドの期間が終了するとステップ106へ
進み、距離情報の信号電荷が3次元画像用CCD29か
ら出力される。この信号電荷はステップ107において
3次元画像メモリ34bに一時的に記憶される。ステッ
プ108では測距光制御がオフ状態に切換えられ、発光
装置14の発光動作が停止する。
【0030】ステップ109〜112では距離補正情報
の検出動作が行われる。まずステップ109では、垂直
同期信号が出力されるとともに3次元画像用CCD29
の検知制御が開始される。すなわち発光装置14の発光
動作が行われることなく、光源が消灯された状態で、電
荷掃出し信号と電荷転送信号が交互に出力される。電荷
蓄積時間は距離情報検出動作と同じであるが、被計測物
体に測距光が照射されないため、反射光は存在せず、し
たがって、距離情報の信号電荷は発生しないが、3次元
画像用CCD29には外光等の外乱成分が入射するた
め、この外乱成分に対応した信号電荷が発生する。この
信号電荷は、外乱成分が距離情報に及ぼす影響を補正す
るための、電荷蓄積時間に対する距離補正情報に対応し
ている。
【0031】ステップ110では、距離補正情報の検出
動作の開始から1フィールド期間が終了したか否か、す
なわち新たに垂直同期信号が出力されたか否かが判定さ
れる。1フィールド期間が終了するとステップ111に
おいて距離補正情報の信号電荷はステップ112におい
て3次元画像メモリ34bに一時的に記憶される。
【0032】ステップ113〜117では、反射率情報
の検出動作が行われる。ステップ113では垂直同期信
号が出力されるとともに測距光制御が開始され、パルス
状の測距光が断続的に出力される。ステップ114で
は、3次元画像用CCD29による検知制御が開始さ
れ、電荷掃出し信号と電荷転送信号が交互に出力され
る。この反射率情報の検出動作は、電荷掃出し信号が出
力されてから電荷転送信号が出力されるまでの電荷蓄積
時間内に、反射光の全てが受光されるように制御され
る。すなわち、3次元画像用CCD29の各フォトダイ
オードに蓄積される信号電荷のパルス幅は測距光のパル
ス幅と同じである。
【0033】したがって信号電荷は、被計測物体まで距
離と関係せず、被計測物体の表面の反射率に依存する反
射率情報に対応している。
【0034】ステップ115では、反射率情報検出動作
の開始から1フィールド期間が終了したか否か、すなわ
ち新たに垂直同期信号が出力されたか否かが判定され
る。1フィールド期間が終了するとステップ116へ進
み、反射率情報の信号電荷が3次元画像用CCD29か
ら出力される。この信号電荷はステップ117において
3次元画像メモリ34bに一時的に記憶される。ステッ
プ118では測距制御がオフ状態に切替えられ、発光装
置14の発光動作が停止する。
【0035】ステップ119〜122では、反射率補正
情報の検出動作が行われる。ステップ119では、垂直
同期信号が出力されるとともに3次元画像用CCD29
による検知制御が開始される。すなわち発光装置14の
発光動作が行われることなく、光源が消灯された状態
で、電荷掃出し信号と電荷転送信号が交互に出力され
る。電荷蓄積時間は反射率情報検出動作と同じである
が、被計測物体に測距光が照射されないため、反射光は
存在せず、したがって、反射率情報の信号電荷は発生し
ないが、3次元画像用CCD29には外光等の外乱成分
に対応した信号電荷が発生する。この信号電荷は、外乱
成分が電荷蓄積時間内に対する反射率情報に及ぼす影響
を補正するための反射率補正情報に対応している。
【0036】ステップ120では、反射率補正情報の検
出動作の開始から1フィールド期間が終了したか否か、
すなわち新たに垂直同期信号が出力されたか否かが判定
される。1フィールド期間が終了するとステップ121
において、反射率補正情報の信号電荷が3次元画像用C
CD29から出力され、ステップ122において3次元
画像メモリ34bに一時的に記憶される。
【0037】ステップ123〜124では、2次元画像
の検出動作が行われる。ステップ123では2次元画像
用CCD28による通常の撮影動作(CCDビデオ制
御)がオン状態に定められ、ステップ124において2
次元画像の電荷信号、すなわち画像信号が2次元画像メ
モリ34aに一時的に記憶される。
【0038】ステップ125では、ステップ103〜1
22において得られた距離情報、距離補正情報、反射率
情報および反射率補正情報を用いて距離測定(D)デー
タの演算処理が行われ、ステップ126においてDデー
タが出力されてこの検出動作は終了する。一方ステップ
102においてVモードが選択されてと判定されたと
き、ステップ127において測距光制御がオフ状態に切
替えられるとともに、ステップ128において2次元画
像用CCD28による通常の撮影動作がオン状態に定め
られ、この検出動作は終了する。
【0039】次に、図7を用いて、本実施形態において
使用する2次元画像用CCD28および3次元画像用C
CD29について説明する。本実施形態の装置には2つ
のCCD28、29が設けられている。それぞれのCC
Dは、被写体の2次元画像を検出する2次元画像用CC
D28、および上述の距離測定の原理によって被写体の
3次元画像を検出する3次元画像用CCD29として配
置されている。
【0040】一般に、2次元画像は鮮明な画像が望まし
く、その検出には画素数が多く高解像度のCCDを用い
る必要がある。したがって本実施形態においては2次元
画像用CCD28には、画素数が多く、画素ピッチの小
さいCCDが用いられる。
【0041】一方、3次元画像の検出には、1フィール
ド期間に渡る信号電荷の積分動作を高速に行う必要があ
る。しかし、3次元画像用CCD29に画素数の多いC
CDを用いると、CCD回路内の浮遊容量が増大するた
め、CCDの駆動速度が低下し、3次元画像を検出する
ための高速な駆動が行えない。また、一般的に、3次元
画像を形成するデータには、2次元画像のように精細な
データは必要でない。したがって本実施形態においては
3次元画像用CCD29には、2次元画像用CCD28
と比べ、相対的に画素数が少なく、画素ピッチの大きい
CCDが用いられる。
【0042】すなわち、本実施形態において、2次元画
像の検出に用いられるCCD28と3次元画像の検出に
用いられるCCD29とを比較すると、3次元画像用C
CD29の画素ピッチAと2次元画像用CCD28の画
素ピッチBとの間にはA≧Bの関係がある。
【0043】被写体までの距離を表示する3次元画像
と、被写体のテクスチャを表示する2次元画像とを合成
することにより、被写体を立体的に表現することができ
る。この合成を行うには、2つの画像の間において画素
同士の対応づけを行う画素合わせが必要となる。本実施
形態では画素合わせを容易にかつ、高速に処理可能とす
るために、3次元画像用CCD29の画素ピッチは、2
次元画像用CCD28の画素ピッチの整数倍に成るよう
に設定されている。すなわち、ここで2次元画像用CC
D28の画素ピッチAと3次元画像用CCD29の画素
ピッチBとの間には、A=α×B(αは1以上の整数)
の関係があり、3次元画像用CCD29の1画素に対応
する2次元画像用CCD28の画素はちょうど整数倍の
画素数となる。
【0044】もし、それぞれのCCDの画素ピッチが整
数倍の関係でないと、検出された画像同士の画素合わせ
において、2次元画像の画像の1つの画素が、3次元画
像の画像の複数の画素に対応する場合が生じ、この場合
の調整処理が煩雑である。2つのCCD28、29の画
素ピッチを上述のように設定することにより、画素合わ
せは容易に行うことができ、高速に合成処理可能とな
る。
【0045】更に、本実施形態ではCCDを2つ設ける
ことにより、それぞれのCCDに個別に光学フィルタを
設けることが可能である。すなわち、2次元画像用CC
D28には光学フィルタ22a、3次元画像用CCD2
9には光学フィルタ22bがそれぞれ設けられている
(図2参照)。
【0046】2次元画像の光学フィルタ22aには、画
像の色かぶりを防止するために赤外線カットフィルタが
用いられる。これに対し、3次元画像用の光学フィルタ
22bには赤外線を選択的に透過するフィルタが用いら
れる。これは赤外線が測距光として用いられた場合に可
視光など、赤外線以外の外光成分が3次元画像用CCD
29に検知されると、S/N比が悪化するとともに、信
号のダイナミックレンジも狭くなることを防止するため
である。
【0047】各CCDに個別に光学フィルタを設けるこ
とにより、2次元画像用CCD28、3次元画像用CC
D29に対応して、それぞれ適切な光学フィルタを用い
ることが可能である。すなわち1つのCCDにより2次
元画像および3次元画像の検出を行う装置では、検出に
応じて光学フィルタの切替等の操作を行う必要がある
が、本実施形態においてはかかる操作は不要である。
【0048】以上のように本実施形態では、2次元画像
用CCD28と3次元画像用CCD29を具備する2板
式を採用することにより、2次元画像と3次元画像それ
ぞれの検出に適切なCCDを設置することができる。ま
た、それぞれのCCDに個別に光学フィルタが配置可能
なため、検出動作に応じた適切な光学フィルタ個別に設
置することが可能である。
【0049】3次元画像用CCD29の画素ピッチAと
2次元画像用CCD28の画素ピッチBは対応付けが行
いやすいようにAがBの整数倍に設定されていたため、
検出された画像の画素合わせが簡単に行うことができ
る。すなわち、2つのCCDの間において、2次元画像
用CCD28の1つの画素が3次元画像用CCD29の
2つの画素に対応する場合の処理が必要ないため、簡単
に2次元画像と3次元画像の合成を行うことが可能であ
る。
【0050】次に図8および図9を用いて第2の実施形
態を説明する。第1の実施形態と共通する部分には第1
の実施形態と同じ番号を付している。以下第1の実施形
態と異なる部分を説明する。図8は、第2の実施形態で
ある3次元画像入力装置を備えたカメラの斜視図であ
る。カメラ本体10の前面には2次元画像用撮影レンズ
11aが設けられており、その下に3次元画像用撮影レ
ンズ11bが設けられている。すなわち本実施形態では
2次元画像の撮影レンズと3次元画像の撮影レンズには
異なる撮像光学系が用られている。2次元画像用撮影レ
ンズ11aおよび3次元画像用撮影レンズ11bの光軸
は、例えば所定の距離においてそれぞれの光軸が交わる
ように、その光軸の角度が調節されており、被写体はこ
の所定距離に配置されて撮影される。
【0051】図9は図8に示すカメラの回路構成を示す
ブロック図である。2次元画像用撮影レンズ11aおよ
び3次元画像用撮影レンズ11bの中にはそれぞれ絞り
25a、25bが設けられ、アイリス駆動回路26によ
って調整される。
【0052】2次元画像用撮影レンズ11aおよび3次
元画像撮影レンズ11bの光軸上にはそれぞれ2次元画
像用CCD28、3次元画像用CCD29が設けられて
いる。2次元画像用撮影レンズ11aを介して入射され
た光は光学フィルタ22aを通過して2次元画像用CC
D28に入射する。3次元画像用撮影レンズ11bを介
して入射された光は光学フィルタ22bを通過して3次
元画像用CCD29に入射する。
【0053】第2の実施形態においても第1の実施形態
と同様、2次元画像および3次元画像の検出に適したC
CDが用いられる。すなわち、2次元画像用CCD28
には高解像度の多画素CCDが用いられ、3次元画像用
CCD29には相対的に画素数の少ないCCDが用いら
れる。したがって第2実施形態の装置においても、鮮明
な2次元画像を得ることができ、かつ3次元画像を検出
可能となる。また、それぞれのCCDに個別に光学フィ
ルタを設置することができるため、2次元画像の光学フ
ィルタ22aには色かぶりを防止するために赤外線カッ
トフィルタを設置し、3次元画像の光学フィルタ22b
には雑音となる測距光以外の外光成分をカットするた
め、赤外線を選択的に透過するフィルタを用いることが
できる。
【0054】また、第1の実施形態と同様に、3次元画
像用CCD29の画素ピッチが2次元画像用CCD28
の画素ピッチの整数倍になるように設定することによ
り、画像の合成の際の画素合わせが容易に実行できる。
【0055】実施形態においては、3次元画像の検出後
に2次元画像の検出を行うが、2次元画像および3次元
画像を同時に検出してもよい。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、被写体の
高精細な2次元画像を検出すると共に、CCDの高速な
駆動を必要とする3次元画像を検出することができる3
次元画像入力装置を得ることができる。また3次元画像
を検出するCCDとして、2次元画像を検出するCCD
の画素ピッチに対して、1以上の整数倍の画素ピッチの
ものを用いることにより高速合成処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の3次元画像入力装置を備えたカ
メラの斜視図である。
【図2】第1実施形態のカメラの回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】測距光による距離測定の原理を説明するための
図である。
【図4】測距光、反射光、ゲートパルス、およびCCD
が受光する光量分布を示す図である。
【図5】画像検出動作を示すフローチャートの前半部で
ある。
【図6】画像検出動作を示すフローチャートの後半部で
ある。
【図7】2次元画像用CCDおよび3次元画像用CCD
の画素の構成を示す図である。
【図8】第2実施形態の3次元画像入力装置を備えたカ
メラの斜視図である。
【図9】第2実施形態のカメラの回路構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
10 カメラ本体 11 撮影レンズ 11a 2次元画像用撮影レンズ 11b 3次元画像用撮影レンズ 28 2次元画像用CCD 29 3次元画像用CCD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 11/00 G03B 15/00 H 2H104 15/00 Z 5B047 15/02 F 5C022 17/48 5C024 15/02 19/02 5C054 17/48 19/06 5C061 19/02 19/07 5J084 19/06 35/12 19/07 H04N 5/225 F 35/12 Z H04N 5/225 5/30 5/335 V 5/30 7/18 K 5/335 Z 7/18 13/02 G01B 11/24 K 13/02 G01S 17/88 Z (72)発明者 垣内 伸一 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 山本 清 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA04 AA06 AA53 BB05 DD03 DD06 FF12 FF32 GG04 HH04 JJ03 JJ26 LL12 LL21 QQ03 QQ21 QQ24 QQ32 2F112 AA09 BA05 BA06 CA02 CA08 CA12 DA25 FA03 FA21 FA45 2H054 AA01 BB00 BB04 BB05 BB07 2H059 AA09 2H083 AA04 AA26 AA32 AA51 2H104 AA16 5B047 AA07 AB02 BA03 BB04 BC04 BC05 BC07 BC11 CB11 DB01 DC07 DC20 5C022 AA13 AB15 AB61 AC03 AC32 AC42 AC74 5C024 BX01 CY15 CY17 CY50 DX04 DX06 EX13 EX17 EX42 EX47 EX51 GY01 GZ01 HX23 HX31 HX58 HX60 JX02 5C054 AA05 CA06 CC02 EA01 EA07 EH07 FA02 FC15 FD01 FE26 GA04 GB06 HA17 5C061 AA20 AB04 AB06 5J084 AA05 AD01 AD05 BA04 BA36 BB02 BB11 BB20 CA03 CA31 CA34 CA49 CA65 CA67 CA70 EA04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2撮像素子と、 被写体の光学像を前記第1撮像素子に結像して前記被写
    体の2次元画像を検出する第1画像検出手段と、 前記被写体に測距光を照射することにより前記被写体に
    おいて反射された光を前記第2撮像素子において受光
    し、その受光量に応じて前記被写体の3次元画像を検出
    する第2画像検出手段とを具備し、 前記第2撮像素子の画素ピッチが前記第1撮像素子の画
    素ピッチと同じ、又は前記第1撮像素子の画素ピッチよ
    り大きいことを特徴とする3次元画像入力装置。
  2. 【請求項2】 前記第2撮像素子の画素ピッチが、前記
    第1撮像素子の画素ピッチの整数倍であることを特徴と
    する請求項1に記載の3次元画像入力装置。
  3. 【請求項3】 1つの撮影レンズと、前記撮影レンズに
    入射した光を分割する入射光分割部材とを有し、前記第
    1画像検出手段と前記第2画像検出手段とが前記入射光
    分割部材により分割された光を受光して画像を検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の3次元画像入力装
    置。
  4. 【請求項4】 第1および第2撮影レンズを有し、前記
    第1画像検出手段が前記第1撮影レンズを介して前記被
    写体の2次元画像を検出し、前記第2画像検出手段が前
    記第2撮影レンズを介して前記被写体の3次元画像を検
    出することを特徴とする請求項1に記載の3次元画像入
    力装置。
  5. 【請求項5】 前記第1画像検出手段が第1光学フィル
    タを有し、前記第2画像検出手段が第2光学フィルタを
    有することを特徴とする請求項1に記載の3次元画像入
    力装置。
  6. 【請求項6】 前記第1光学フィルタが赤外線カットフ
    ィルタであり、前記第2光学フィルタが赤外線透過フィ
    ルタであることを特徴とする請求項5に記載の3次元画
    像入力装置。
JP2000268188A 2000-09-05 2000-09-05 3次元画像入力装置 Pending JP2002074346A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000268188A JP2002074346A (ja) 2000-09-05 2000-09-05 3次元画像入力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000268188A JP2002074346A (ja) 2000-09-05 2000-09-05 3次元画像入力装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002074346A true JP2002074346A (ja) 2002-03-15

Family

ID=18754996

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000268188A Pending JP2002074346A (ja) 2000-09-05 2000-09-05 3次元画像入力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002074346A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20130114313A (ko) * 2012-04-09 2013-10-18 엘지전자 주식회사 3차원 영상 카메라
JP2014137291A (ja) * 2013-01-17 2014-07-28 Bridgestone Corp 外観画像生成方法及び外観画像生成装置
JP2015045804A (ja) * 2013-08-29 2015-03-12 キヤノン株式会社 焦点検出装置および撮像装置並びに焦点検出方法、プログラム
JP2018514748A (ja) * 2015-02-06 2018-06-07 ザ ユニバーシティ オブ アクロンThe University of Akron 光学撮像システムおよびその方法
JP2020057924A (ja) * 2018-10-01 2020-04-09 株式会社リコー 撮像装置および撮像処理方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20130114313A (ko) * 2012-04-09 2013-10-18 엘지전자 주식회사 3차원 영상 카메라
JP2014137291A (ja) * 2013-01-17 2014-07-28 Bridgestone Corp 外観画像生成方法及び外観画像生成装置
JP2015045804A (ja) * 2013-08-29 2015-03-12 キヤノン株式会社 焦点検出装置および撮像装置並びに焦点検出方法、プログラム
JP2018514748A (ja) * 2015-02-06 2018-06-07 ザ ユニバーシティ オブ アクロンThe University of Akron 光学撮像システムおよびその方法
JP2020057924A (ja) * 2018-10-01 2020-04-09 株式会社リコー 撮像装置および撮像処理方法
JP7131268B2 (ja) 2018-10-01 2022-09-06 株式会社リコー 撮像装置および撮像処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100534144C (zh) 图像拾取设备、其照相机主体、以及可互换式透镜
US6933962B2 (en) Electronic endoscope with three-dimensional image capturing device
JP4931288B2 (ja) 画像検出装置と絞り装置
EP2311251B1 (en) Rolling shutter camera system and method
CN102611846B (zh) 摄像装置
EP0846972B1 (en) Focus detecting device and camera utilizing the same
US6907139B2 (en) Three-dimensional image capturing device
JP4010779B2 (ja) 画像検出装置と絞り装置
US6456368B2 (en) Three-dimensional image capturing device
JP3986748B2 (ja) 3次元画像検出装置
JP4391643B2 (ja) 3次元画像入力装置
JP4398562B2 (ja) 3次元画像検出装置の焦点調節機構
US20010022653A1 (en) Three-dimensional image capturing device
US6630951B1 (en) Apparatus for detecting hand movement of an optical device
US6721007B1 (en) Three-dimensional image capturing device
US6812964B1 (en) Three-dimensional image capturing device
JP2002074346A (ja) 3次元画像入力装置
CN101253763A (zh) 摄像装置
JP2000341720A (ja) 3次元画像入力装置および記録媒体
JP2002022425A (ja) 3次元画像入力装置
JP4451968B2 (ja) 3次元画像入力装置
US6778219B1 (en) Three-dimensional image capturing device
JP3905696B2 (ja) 3次元画像入力装置
US6982761B1 (en) Device for capturing three-dimensional images with independently controllable groups of photoelectric conversion elements
JP2001045520A (ja) 3次元画像検出装置および光通信受信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070821

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080425

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100416

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100629