JP4927436B2 - 画像形成装置のスキャナ支持構造、画像形成装置、および画像形成装置のスキャナ支持方法 - Google Patents

画像形成装置のスキャナ支持構造、画像形成装置、および画像形成装置のスキャナ支持方法 Download PDF

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Description

この発明は、複写機、ファクシミリなどの、例えば電子写真方式を用いた画像形成装置に関する。および、そのような画像形成装置において、作像装置などを内蔵する画像形成装置本体上に、画像情報を読み取るスキャナを支持するスキャナ支持構造に関する。および、画像形成装置本体上にスキャナを支持するスキャナ支持方法に関する。
最近、例えば電子写真方式を用いた複写機やファクシミリなどの画像形成装置では、省設置スペースの要請から、図7に示すように、作像装置などを内蔵する画像形成装置本体1上に、胴内排紙空間2を形成して、画像情報を読み取るスキャナ3が支持されるものが多くなっている。
そして、スキャナ3で読み取った画像情報や、接続する電話回線を通じて受信した画像情報に基づき、作像装置で形成した画像が、画像形成装置本体1に備える給紙トレイ4から繰り出した記録媒体に転写され、記録済みの記録媒体pが胴内排紙空間2に排出されていた。
ところで、このような画像形成装置では、容易に歪みを生じないように、画像形成装置本体1内には、例えば図8に示すように板金材を組み立てた強固な構造体5が備えられ、その構造体5で作像装置や給紙トレイ4などが支持される構成となっていた。また、スキャナ3も、容易に歪みを生ずることがないように、画像形成装置本体1の構造体5に取り付けて支持される構成となっていた。
スキャナ3は、具体的には、例えば画像形成装置本体1上に左右に間隔をあけて設ける第一支持部材6と第二支持部材7を介して支持されていた。ここで、第一支持部材6は、前側板8と後側板9間に掛け渡して取り付けられ、例えば切り起こし片をスキャナ3の右側面にねじ止めしてスキャナ3を固定していた。他方、第二支持部材7は、後側板9でのみ支えて片持ちで支持され、例えば板面をスキャナ3の左側面に当ててねじ止めして固定していた。このようにして、胴内排紙空間2の左手前側の柱をなくすことにより、胴内排紙空間2からの記録済みの記録媒体pの取り出しを容易とすることができる。
特開2005−301181号公報 特開2001−051463号公報 特許第3621259号公報 特許第3602321号公報
しかし、上述したような従来のスキャナ支持構造では、輸送時や設置時などに、スキャナ3に、図8中矢印aで示すような水平方向の衝撃力が加わると、第二支持部材7が片持ちであることから、画像形成装置本体1の後側では第一支持部材6および第二支持部材7を介してその衝撃力を左右で受け止めるが、前側では第一支持部材6を介して右側でのみ受け止めることとなり、矢印b、cで示すようにスキャナ3の変動量は後側よりも前側の方が大きくなって第一支持部材6に大きな負荷が加わり、ときには第一支持部材6の、例えば切り起こし片などが変形することもあった。
また、画像形成装置本体1の側面には、両面ユニットが取り付けられることもあるが、その両面ユニットはスキャナ3の側面にまでは達しておらず、その両面ユニットにおいてスキャナ3の揺動を抑えることは難しく、衝撃を受けることによりスキャナ3がゆがみを生じて平衡度が失われ、精度の良い読み取りが困難となるおそれがあった。
そこで、この発明の第1の目的は、画像形成装置本体上に、前側と後側とで支持される第一支持部材と、後側のみで支持される片持ちの第二支持部材とが左右に間隔をあけて設けられ、それら第一支持部材と第二支持部材とでスキャナが支持される画像形成装置のスキャナ支持構造において、スキャナに水平方向の衝撃が加わっても、スキャナにゆがみが生ずるおそれのないスキャナ支持構造を提供することにある。
この発明の第2の目的は、スキャナに水平方向の衝撃が加わっても、スキャナにゆがみが生ずるおそれのないスキャナ支持構造を備える画像形成装置を提供することにある。
この発明の第3の目的は、画像形成装置本体上に、前側と後側とで支持される第一支持部材と、後側のみで支持される片持ちの第二支持部材とが左右に間隔をあけて設けられ、それら第一支持部材と第二支持部材とでスキャナが支持される画像形成装置のスキャナ支持構造において、スキャナに水平方向の衝撃が加わっても、スキャナにゆがみが生ずるおそれのないスキャナ支持方法を提供することにある。
このため、請求項1に記載の発明は、上述した第1の目的を達成すべく、画像形成装置本体上に、板材を折り曲げて外形が直方体形状につくられ、前側と後側とで支持される第一支持部材と、L形状の平板材を用いてつくられ、後側のみで支持される片持ちの第二支持部材とが左右に間隔をあけて設けられ、それら第一支持部材と第二支持部材とで画像形成装置本体上に胴内排紙空間を形成してスキャナが支持される、画像形成装置のスキャナ支持構造において、
画像形成装置本体内に備える構造体の前側板と後側板間に掛け渡して第一支持部材が支持され、後側板のみで支えて第二支持部材が支持され、
第二支持部材が、上下方向と平行な起立板部とこの起立板部の上部において前後方向と平行な腕板部とからなり、その腕板部の前端は前側板に支持されておらず、
第一支持部材とその上に載せるスキャナのいずれか一方の前側に嵌合凸部が、他方にその嵌合凸部がはまり込む嵌合凹部が形成されており、スキャナに水平方向の衝撃が加わったときに、その衝撃により嵌合凸部に加わるせん断方向の力をその嵌合凸部で受けるようにするとともに、
第一支持部材に切り起こし片が形成され、その切り起こし片がスキャナの側面にねじ止めされている一方、スキャナの左側面が第二支持部材の腕板部にねじ止めされていることを特徴とする。
嵌合凸部は、例えばピンなどを立てて形成したり、エンボス加工やバーリング加工などで一体に形成したりする。また、嵌合凹部は、貫通孔を形成したり、同じくエンボス加工やバーリング加工などで一体に凹部を形成したりする。そして、画像形成装置本体上に、上方からスキャナが取り付けられ、そのスキャナと第一支持部材のいずれか一方に備える嵌合凸部が、他方に備える嵌合凹部にはめ込まれ、第一支持部材と片持ちの第二支持部材とでスキャナが支持される。
請求項に記載の発明は、上述した第1の目的を達成すべく、請求項1に記載の画像形成装置のスキャナ支持構造において、第一支持部材が、板金を折り曲げて、載置面部と、その周囲から下向きに形成される側面部とで、外形がほぼ直方体形状につくられていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、上述した第1の目的を達成すべく、請求項1または2に記載の画像形成装置のスキャナ支持構造において、第二支持部材の外周に絞り形状が形成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、上述した第1の目的を達成すべく、請求項1ないしのいずれか1に記載の画像形成装置のスキャナ支持構造において、嵌合凸部が、第一支持部材またはスキャナにピンを固定することにより形成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、上述した第1の目的を達成すべく、請求項1ないしのいずれか1に記載の画像形成装置のスキャナ支持構造において、嵌合凸部の先端が、テーパ形状として先細に形成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、上述した第1の目的を達成すべく、請求項1ないしのいずれか1に記載の画像形成装置のスキャナ支持構造において、嵌合凹部が、第一支持部材またはスキャナに全周絞り形状で形成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、上述した第1の目的を達成すべく、請求項1ないしのいずれか1に記載の画像形成装置のスキャナ支持構造において、第一支持部材とスキャナのいずれか一方に形成される嵌合凸部と、他方に形成される嵌合凹部とが、複数組備えられていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、上述した第2の目的を達成すべく、画像形成装置において、上記請求項1ないしのいずれか1に記載のスキャナ支持構造を備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、上述した第2の目的を達成すべく、請求項またはに記載の画像形成装置において、スキャナの上に自動原稿搬送装置を備えることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、上述した第3の目的を達成すべく、画像形成装置のスキャナ支持方法であって、
画像形成装置本体上に胴内排紙空間を形成して上方からスキャナが取り付けられ、
そのスキャナと、
板材を折り曲げて外形が直方体形状につくられ、画像形成装置本体内に備える構造体の前側板と後側板との間に掛け渡して画像形成装置本体上で前側と後側とで支持して設ける第一支持部材と、
のいずれか一方の前側に備える嵌合凸部が、他方に備える嵌合凹部にはめ込まれ、
スキャナに水平方向の衝撃が加わったときに、その衝撃により嵌合凸部に加わるせん断方向の力をその嵌合凸部で受けるようにし、
第一支持部材と、それと左右に間隔をあけて設け、L形状の平板材板材を用いてつくられ、上下方向と平行な起立板部とこの起立板部の上部において前後方向と平行な腕板部とからなり、その腕板部の前端は前側板に支持されておらず、後側板のみで支えて支持される片持ちの第二支持部材とでスキャナが支持されるとともに、
第一支持部材に形成されている切り起こし片がスキャナの側面にねじ止めされている一方、スキャナの左側面が第二支持部材の腕板部にねじ止めされる、ことを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、上述した第3の目的を達成すべく、請求項10に記載の画像形成装置のスキャナ支持方法において、第一支持部材が、板金を折り曲げて、載置面部と、その周囲から下向きに形成する側面部とで、外形がほぼ直方体形状につくられ、その第一支持部材の載置面部に、コ字状の穴をカットし、曲げ起こした切り起こし片が形成され、その切り起こし片がスキャナの側面にねじ止めされることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、上述した第3の目的を達成すべく、請求項10ないし11のいずれか1に記載の画像形成装置のスキャナ支持方法において、嵌合凸部が嵌合凹部にはめ込まれるとき、テーパ形状として先細に形成されている嵌合凸部の先端が嵌合凹部内に案内されることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、上述した第3の目的を達成すべく、請求項10ないし12のいずれか1に記載の画像形成装置のスキャナ支持方法において、画像形成装置本体上にスキャナが取り付けられたとき、複数組の嵌合凸部が嵌合凹部にはめ込まれることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、画像形成装置本体上に上方からスキャナが取り付けられたとき、そのスキャナと第一支持部材のいずれか一方に備える嵌合凸部が、他方に備える嵌合凹部にはめ込まれ、第一支持部材と第二支持部材とでスキャナが支持されるので、嵌合凸部と嵌合凹部とのはめ合わせによって、スキャナに水平方向の衝撃が加わったときにも、その衝撃により嵌合凸部に加わるせん断方向の力を高強度の嵌合凸部で受けて、スキャナにゆがみが生ずるおそれのないスキャナ支持構造を提供することができる。
また、請求項に記載の発明によれば、画像形成装置本体内に備える構造体の前側板と後側板間に掛け渡して第一支持部材が支持され、また後側板のみで支えて第二支持部材が支持されているので、第一の支持部材および第二の支持部材がともに板金材を組み立てた強固な構造体で支持されることとなり、スキャナにゆがみが生ずるおそれのないスキャナ支持構造を提供することができる。
請求項に記載の発明によれば、第一支持部材が、板金を折り曲げて、載置面部と、その周囲から下向きに形成される側面部とで、外形がほぼ直方体形状につくられているので、第一支持部材自体が強固につくられ、スキャナにゆがみが生ずるおそれのないスキャナ支持構造を提供することができる。
請求項に記載の発明によれば、さらに、第一支持部材の載置面部に、コ字状の穴をカットし、曲げ起こした切り起こし片が形成され、その切り起こし片がスキャナの側面にねじ止めされるので、簡単な構成で確実にスキャナが第一支持部材に取り付けられ、スキャナにゆがみが生ずるおそれのないスキャナ支持構造を提供することができる。
さらに、請求項に記載の発明によれば、第二支持部材が、板材を用いて、起立板部と、その上部から板面方向に直角に曲げて形成される腕板部とで、ほぼL形状につくられているので、第二支持部材の板面がスキャナの側面に重ね合わされて、ねじ止め等により簡単な構成で確実にスキャナが第二支持部材に取り付けられ、スキャナにゆがみが生ずるおそれのないスキャナ支持構造を提供することができる。
請求項に記載の発明によれば、第二支持部材の外周に絞り形状が形成されているので、第二支持部材自体が強固につくられ、スキャナにゆがみが生ずるおそれのないスキャナ支持構造を提供することができる。
請求項に記載の発明によれば、嵌合凸部が、第一支持部材またはスキャナにピンを固定することにより形成されているので、簡単な構成で確実に形成され、スキャナにゆがみが生ずるおそれのないスキャナ支持構造を提供することができる。
請求項に記載の発明によれば、嵌合凸部の先端が、テーパ形状として先細に形成されているので、テーパ形状によりガイドして嵌合凸部と嵌合凹部とのはめ合わせが容易とされるとともに、嵌合凸部と嵌合凹部とのはめ合いにより、スキャナにゆがみが生ずるおそれのないスキャナ支持構造を提供することができる。
請求項に記載の発明によれば、加えて、嵌合凸部と嵌合凹部が、画像形成装置本体の前側に形成されているので、水平方向の衝撃に弱い前側で嵌合凸部と嵌合凹部とがはめ合わされて、スキャナに水平方向の衝撃が加わったとき、その衝撃により嵌合凸部に加わるせん断方向の力を高強度の嵌合凸部で受けて、スキャナにゆがみが生ずるおそれのないスキャナ支持構造を提供することができる。
請求項に記載の発明によれば、嵌合凹部が、第一支持部材またはスキャナに全周絞り形状で形成されているので、全周絞り形状によりガイドして嵌合凹部と嵌合凸部とのはめ合わせが容易とされるとともに、嵌合凹部の周囲の強度を増大して変形が防止され、衝撃により嵌合凹部に加わる力を嵌合凹部で確実に受けて、スキャナにゆがみが生ずるおそれのないスキャナ支持構造を提供することができる。
請求項に記載の発明によれば、嵌合凸部と嵌合凹部とが複数組備えられているので、複数組の嵌合凸部と嵌合凹部とのはめ合わせによって、スキャナに水平方向の衝撃が加わったときにも、その衝撃により嵌合凸部に加わるせん断方向の力を複数の高強度の嵌合凸部で受けて、一層スキャナにゆがみが生ずるおそれのないスキャナ支持構造を提供することができる。
請求項に記載の発明によれば、画像形成装置において、請求項1ないしのいずれか1に記載のスキャナ支持構造を備えるので、嵌合凸部と嵌合凹部とのはめ合わせによって、スキャナに水平方向の衝撃が加わったときにも、その衝撃により嵌合凸部に加わるせん断方向の力を高強度の嵌合凸部で受けて、スキャナにゆがみが生ずるおそれのないスキャナ支持構造を備える画像形成装置を提供することができる。
請求項に記載の発明によれば、さらに加えて、画像形成装置本体とスキャナとの間に胴内排紙空間を備え、水平方向の衝撃力が加わったときに前側が弱い画像形成装置にあって、嵌合凸部と嵌合凹部とのはめ合わせによって、スキャナに水平方向の衝撃が加わったときにも、その衝撃により嵌合凸部に加わるせん断方向の力を高強度の嵌合凸部で受けて、スキャナにゆがみが生ずるおそれのないスキャナ支持構造を備える画像形成装置を提供することができる。
請求項に記載の発明によれば、スキャナの上に自動原稿搬送装置を備え、画像形成装置本体上にスキャナだけでなく自動原稿搬送装置の荷重まで加わっている画像形成装置にあっても、嵌合凸部と嵌合凹部とのはめ合わせによって、スキャナに水平方向の衝撃が加わったときにも、その衝撃により嵌合凸部に加わるせん断方向の力を高強度の嵌合凸部で受けて、スキャナにゆがみが生ずるおそれのないスキャナ支持構造を備える画像形成装置を提供することができる。
請求項10に記載の発明によれば、画像形成装置本体上に上方からスキャナが取り付けられたとき、そのスキャナと第一支持部材のいずれか一方に備える嵌合凸部が、他方に備える嵌合凹部にはめ込まれ、第一支持部材と第二支持部材とでスキャナが支持されるので、嵌合凸部と嵌合凹部とのはめ合わせによって、スキャナに水平方向の衝撃が加わったときにも、その衝撃により嵌合凸部に加わるせん断方向の力を高強度の嵌合凸部で受けて、スキャナにゆがみが生ずるおそれのないスキャナ支持方法を提供することができる。
請求項10に記載の発明によれば、また、画像形成装置本体内に備える構造体の前側板と後側板間に掛け渡して第一支持部材が支持され、また後側板のみで支えて第二支持部材が支持されているので、第一の支持部材および第二の支持部材がともに板金材を組み立てた強固な構造体で支持されることとなり、スキャナにゆがみが生ずるおそれのないスキャナ支持方法を提供することができる。
請求項11に記載の発明によれば、第一支持部材が、板金を折り曲げて、載置面部と、その周囲から下向きに形成される側面部とで、外形がほぼ直方体形状につくられているので、第一支持部材自体が強固につくられ、第一支持部材の載置面部に、コ字状の穴をカットし、曲げ起こした切り起こし片が形成され、その切り起こし片がスキャナの側面にねじ止めされるので、簡単な構成で確実にスキャナが第一支持部材に取り付けられ、スキャナにゆがみが生ずるおそれのないスキャナ支持方法を提供することができる。
請求項10に記載の発明によれば、さらに、第二支持部材が、上下方向と平行な起立板部とこの起立板部の上部において前後方向と平行な腕板部とからなるL形状の平板でつくられているので、第二支持部材の板面がスキャナの側面に重ね合わされて、ねじ止め等により簡単な構成で確実にスキャナが第二支持部材に取り付けられ、スキャナにゆがみが生ずるおそれのないスキャナ支持方法を提供することができる。
請求項12に記載の発明によれば、嵌合凸部が嵌合凹部にはめ込まれるとき、テーパ形状として先細に形成されている嵌合凸部の先端が嵌合凹部内に案内されるので、テーパ形状によりガイドして嵌合凸部と嵌合凹部とのはめ合わせが容易とされるとともに、嵌合凸部と嵌合凹部とのはめ合いにより、スキャナにゆがみが生ずるおそれのないスキャナ支持方法を提供することができる。
請求項13に記載の発明によれば、画像形成装置本体上にスキャナが取り付けられたとき、複数組の嵌合凸部が嵌合凹部にはめ込まれるので、複数組の嵌合凸部と嵌合凹部とのはめ合わせによって、スキャナに水平方向の衝撃が加わったときにも、その衝撃により嵌合凸部に加わるせん断方向の力を複数の高強度の嵌合凸部で受けて、一層スキャナにゆがみが生ずるおそれのないスキャナ支持方法を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の最良形態につき説明する。
図1には、複写機能とファクシミリ機能とプリンタ機能を併せて備える複合機であるカラー画像形成装置の外観を示す。
図中符号100は画像形成装置の画像形成装置本体、200はその上に胴内排紙空間300を形成して取り付けられるスキャナである。図2に示すように、スキャナ200の上には、自動原稿搬送装置(ADF)400が、装置後方の回動軸を中心として装置正面側が上下に開閉可能に取り付けられるが、図1ではそれが取り除かれて示されている。また、画像形成装置本体100の右側面には、両面ユニット500が左右に開閉可能に取り付けられている。
画像形成装置本体100の正面には、上段に正面カバー10が前後に開閉自在に備えられ、下段に給紙トレイ12が手前側に引き出し自在に二段に備えられている。また、スキャナ200の手前には、操作パネル14が設けられている。そして、この画像形成装置では、画像形成装置本体100とスキャナ200との間に胴内排紙空間300を形成することにより、設置スペースを小さくしている。また、正面カバー10や両面ユニット500を開閉することにより、部品交換や保守点検などのメンテナンスを可能としている。
図2には、図1に示すカラー画像形成装置のスキャナ200上に自動原稿搬送装置400が取り付けられ、給紙テーブル600上に載置して設置された状態が示されている。
画像形成装置本体100内には、作像装置16が備えられている。作像装置16には、シアン、マゼンタ、イエロ、ブラックの4つの作像ステーション20c、20m、20y、20bがタンデム式に並べて設けられる。各作像ステーション20c、20m、20y、20bには、それぞれドラム状の像担持体として、感光体21c、21m、21y、21bが備えられている。
そして、その各感光体21c、21m、21y、21bの図中時計まわりの回転にともない、各作像ステーション20c、20m、20y、20bでは、まず各帯電装置でバイアス電圧を印加して表面が一様に帯電される。次いで、スキャナ200による読取信号に基づき共通の書込み装置23から、それぞれレーザ光を照射することにより書込みが行われ、感光体21c、21m、21y、21b上に静電潜像が形成される。その後、各現像装置で、粉体であるトナーを付着してその静電潜像が可視像化され、感光体21c、21m、21y、21b上に各々各色単色画像が形成される。
感光体21c、21m、21y、21bの回転とともに、それらの感光体21c、21m、21y、21bに接触して複数のローラに掛けまわす無端ベルト状の中間転写体25が図中反時計まわりに走行される。そして、各一次転写装置26c、26m、26y、26bにより、感光体21c、21m、21y、21b上の各色単色画像がシアンから順に中間転写体25上に一次転写され、転写画像を重ね合わせて中間転写体25上にフルカラー画像が形成される。
一方、適宜タイミングで給送ローラ28の1つが選択的に回転され、画像形成装置本体100内の、対応する給紙トレイ12から記録媒体Pが繰り出され、または給紙テーブル600の給送ローラ29の1つが選択的に回転され、給紙テーブル600内の、対応する給紙トレイ30から記録媒体Pが繰り出され、記録媒体搬送路31を通して搬送して一対のレジストローラ32間に突き当てて止められる。
そして、中間転写体25上のフルカラー画像にタイミングを合わせて一対のレジストローラ32が回転され、二次転写装置33によりそのフルカラー画像が記録媒体Pに二次転写される。その後、フルカラー画像転写後の記録媒体Pは、記録媒体搬送路31を通してそのまま上方へと搬送され、定着装置34の定着ニップを通過するとき未定着転写トナーが定着され、排出ローラ35で排出して画像形成装置本体100上の胴内排紙空間300にある排紙トレイ36上にスタックされる。
一次転写終了後の各感光体21c、21m、21y、21bは、各作像ステーション20c、20m、20y、20bの一次クリーニング装置でクリーニングして転写残トナーが除去されて初期化される。また、二次転写終了後の中間転写体25は、二次クリーニング装置38でクリーニングして転写残トナーが除去されて初期化される。図中符号39c、39m、39y、39bは、それぞれ各色現像装置にトナーを補給する各色トナーボトルである。
スキャナ200には、スキャナフレーム40と、これの上部に固定された大判の第1コンタクトガラス41、細長な第2コンタクトガラス42とで構成した筐体を備えてなる。筐体内には、光源44や第1ミラー45を有する不図示の第1走行体と、第2ミラー47や第3ミラー48を有する第2走行体49とが、後者が前者の1/2の速度で第1コンタクトガラス41に沿って走行して第1コンタクトガラス41上の原稿面を光走査する公知の光学系が備えられている。
そして、光源44から発せられて原稿面で反射した走査光は、第1ミラー45、第2ミラー47、第3ミラー48上で順次反射して、固定レンズ50で結像された後、固体撮像素子(CCD)51に取り込まれる。取り込まれた結像データは、デジタル信号として適宜処理され、ファクシミリ機能によって電話回線を介して遠隔地へ送られたり、作像装置16の書込み装置23に読取信号として送られたりする。
次に、自動原稿搬送装置400には、第1コンタクトガラス41、第2コンタクトガラス42に向けて原稿を押さえ付ける第1圧板53、第2圧板54を有している。そして、図示しない回動軸を中心に回動せしめられることで、コンタクトガラスを境にしてスキャナ200から見開かれるようになっている。閉じられた状態では、本のような厚い原稿でも第1圧板53によって第1コンタクトガラス41に密着せしめることができる。本のように綴じられていないシート状の原稿Sについては、複数重ねた束の状態で、原稿積載部55の可動板56上に原稿面を上にしてセットすることができる。
そして、スキャン開始命令が操作者の操作によって入力されると、最上部のシート状原稿Sに当接している給送ローラ57が図中矢印方向に回転し、そのシート状原稿Sが原稿給送部58に送られる。このシート状原稿給送部58では、2枚以上重なった状態でシート状原稿Sが送られてきても、分離ローラ対によって確実に1枚ずつ分離されて搬送される。そして、搬送用ローラ対60、搬送ローラ61、62、排出ローラ対63を順次経て図中矢印方向に排出され、原稿排出トレイ64上に原稿面を下にしてスタックされる。
また、この排出に至るまでの間に、シート状原稿Sが第2圧板54と第2コンタクトガラス42の間を通過しているとき、その裏面の画像情報もイメージセンサ65により読み取ることができる。このとき、スキャナ200は、第1走行体、第2走行体49を移動させることなく、光走査を行うことができる。なお、第1圧板53のシート状原稿Sに接する部分には、白色シートが貼り付けてある。これは、シート状原稿Sが、裏面が透けるほどに薄い場合には、第1圧板53の色がスキャナ200により背景として読み取られてしまうからである。同じ理由で、搬送ローラ61、第2圧板54も白色にしてある。
次に、両面ユニット500には、フレーム70の内部にスイッチバック路71と再給送路72が備えられ、記録媒体の搬送路に片面記録済みの記録媒体Pを戻すように、切り換えガイド73、74や反転可能なローラ75や反転可能なローラ76などが備えられている。反転可能な駆動ローラ76には、2つのローラ77、78が当接しており、このローラ76が時計方向に回転するときは、ローラ78と協働して手差し給送トレイ79からの手差し記録媒体の搬送を行い、反時計方向に回転するときは、ローラ77と協働してレジストローラ32の方向に片面記録済みの記録媒体Pを再給送させる。
いま、図示画像形成装置で記録媒体Pの表裏両面に画像を記録するときには、切り換えガイド73が図示の状態から時計方向に回動され、定着装置22を通過した片面記録済みの記録媒体Pが、ローラ対80により搬送路81に案内されて両面ユニット500に送り込まれ、切り換えガイド74で切り換えられてローラ対82で搬送され、いったんスイッチバック路71に送り込まれる。
それから、後端を挟んだ状態で、ローラ対82が逆向きに回転され、かつ切り換えガイド74が反時計方向に回動されることで、記録媒体Pは、スイッチバック路71でスイッチバックして表裏反転されてから再給送路72に送り込まれる。そして、いくつかのローラ対により順次搬送されて後、最後にローラ対76、77により再び画像形成装置本体100に入れられて搬送され、レジストローラ対32に突き当てて止められる。その後、適宜のタイミングで再び二次転写位置へと再給紙され、別途中間転写体25上に形成した画像が転写されて裏面にも画像を記録して後、再び定着装置34で定着して排出ローラ35で排紙トレイ36上に排出される。
図3には、上にスキャナ200が取り付けられた、図1および図2に示す画像形成装置本体100内に備えられる構造体84の外観を示す。
構造体84は、歪みを生じないように、板金材を組み立てて強固につくられ、それによって図2に示す作像装置16や給紙トレイ12などをはじめとする各種の部品やユニットが支持されている。
具体的には、構造体84は、矩形板状の本体ベース85と、その本体ベース85上に前縁に沿って起立して配置され、本体ベース85にねじ止めされる前側板86と、本体ベース85上に後縁に沿って起立して配置され、同様に本体ベース85にねじ止めされる後側板87と、それらの前側板86と後側板87との間に掛け渡して取り付けられ、それらの前後側板86、87間の距離を維持する何枚かのステー材88と、後側板87の左に後方に向けてねじ止めされる左フレーム89と、後側板87の右に取り付けられて電源ユニットなどが固定される右フレーム90とで構成されている。
このような構造体84には、前後側板86、87の右上間に掛け渡してねじ止め等で固定され、画像形成装置本体100上に前側と後側とで支持して第一支持部材91が設けられる。第一支持部材91は、板材を折り曲げて、後述する図4に示すように、載置面部91aと、その載置面部91aの左右縁および手前縁からそれぞれ下向きに形成してなる側面部91bとで構成され、外形がほぼ直方体形状につくられている。
他方、構造体84の後側板87に取り付けられる左フレーム89には、重ね合わせてねじ止め等で固定されることで、画像形成装置本体100上に後側のみで支持して片持ちの第二支持部材92が設けられる。第二支持部材92は、板材を用いて、起立板部92aと、その上部から板面方向に直角に折り曲げて形成される腕板部92bとで、ほぼL形状につくられており、剛性を保つために外周に絞り形状92cが形成されている。
図4には、構造体84上に、上方からスキャナ200を取り付ける状態が示される。
図示するとおり、第一支持部材91の載置面部91aには、コ字状の穴をカットし、曲げ起こした2つの切り起こし片91cが前後に間隔をあけて形成される。装置後方の切り起こし片91cは、第二支持部材92のブラケット95に対向する位置に設けられているとともに、第二支持部材92の起立板部92a面に対向した位置に設けられている。他方、装置前方の切り起こし片91cは、第二支持部材92の腕板部92bに対向した位置に設けられている。
また、その手前側の切り起こし片91cの近傍にかしめや圧入などによりピン93を堅固に固定し、上向きに突出する嵌合凸部94が形成される。ピン93は、先端がテーパ形状として先細とされている。このピン93は、第二支持部材92のブラケット95の先端に対向する位置に設けることが好ましいが、そこには切り起こし片91cを曲げ起こすことにより形成された孔があけられている。よって、スキャナ200の水平方向に力が加わったときにピン93に衝撃が加わっても、ピン93が破損しない程度に、切り起こし片91cを曲げ起こすことにより形成された孔から離して設けることが好ましい。他方、第二支持部材92の内面には、ブラケット95が前後に間隔をあけて取り付けられる。
そして、上方からスキャナ200が取り付けられ、スキャナ200の筐体の底面左側が、第二支持部材92の2つの前後ブラケット95で保持される一方、筐体の底面右側が、第一支持部材91の載置面部91a上に載置される。このとき、スキャナ200の筐体の底面に設ける嵌合凹部97に、第一支持部材91に形成した嵌合凸部94がはめ込まれるようになっている。
図5には、スキャナ200の筐体の底面96に設ける嵌合凹部97と、第一支持部材91に形成した嵌合凸部94との嵌合状態が示される。
図示するように、スキャナ200の筐体の底面96には、エンボスやバーリングなどにより絞り加工を行い、全周に絞り形状98を設けた貫通孔が形成されて嵌合凹部97が形成されている。
図6には、第一支持部材91上へのスキャナ200の載置状態を示す。
スキャナ200の嵌合凹部97に、第一支持部材91の嵌合凸部94をはめ込んで、スキャナ200を第一支持部材91の載置面部91a上に載置して後、図示するごとく切り起こし片91cがスキャナ200の筐体の右側面にねじ止めされる。
なお、筐体の底面96左側が、第二支持部材92の2つの前後ブラケット95で保持されたスキャナ200は、図3に示すようにその左側面に第二支持部材92の腕板部92bが重ね合わされ、h、i、jの3ヶ所でねじ止めされる。これにより、スキャナ200は、構造体84上に、第一支持部材91と、それと左右に間隔をあけて設け、後側のみで支持する片持ちの第二支持部材92とを介して取り付けられ、画像形成装置本体100上に支持される。
ところで、図示例では、第一支持部材91に嵌合凸部94が形成され、スキャナ200に嵌合凹部97が形成されたが、いうまでもなく逆に第一支持部材91に嵌合凹部が形成され、スキャナ200に嵌合凸部が形成されるようにしてもよい。スキャナ200に嵌合凸部が形成される場合には、その嵌合凸部を、第一支持部材91の載置面部91aにあけた、切り起こし片91cを曲げ起こすことにより形成された孔にはめ合わすようにすれば、より強固とし、スキャナ200に加わる水平方向の衝撃に対して、スキャナ200の移動を防止することができる。
上述した例では、ピン93が円筒形状である場合について説明したが、ピン93は、円筒形状に限定されるものではなく、例えば角柱形状にして第一支持部材91の載置面部91aにあけた、切り起こし片91cを曲げ起こすことにより形成された孔にはめ合わすようにしてもよく、そのようにすれば、第一支持部材91の載置面部91aに、ピン93の形状に合わせた孔を設ける必要がなくなり、作業性を向上することができる。
以上のような構成とすると、画像形成装置本体100上に上方からスキャナ200が取り付けられたとき、そのスキャナ200と第一支持部材91のいずれか一方に備える嵌合凸部94が、他方に備える嵌合凹部97にはめ込まれ、第一支持部材91と第二支持部材92とでスキャナ200が支持されるので、嵌合凸部94と嵌合凹部97とのはめ合わせによって、スキャナ200に水平方向の衝撃が加わっても、水平方向の衝撃により嵌合凸部94に加わるせん断方向の力を高強度の嵌合凸部94で受け、第一支持部材91の切り起こし片91cが力を受けてたわむなどによりスキャナ200にゆがみが生ずるおそれをなくすことができる。
すなわち、装置後方の切り起こし片91cと第二支持部材92のブラケット95とは、装置上方から見たとき、対角線上になるように配置されている。これにより、スキャナ200に水平方向の衝撃が加わったときに、装置後方の切り起こし片91cと第二支持部材92のブラケット95とを回動軸として回動したとしても、スキャナ200の先端がピン93により第一支持部材91の載置面部91aに固定されるため、スキャナ200の移動を防止することができる。
このとき、第一支持部材91とスキャナ200に、嵌合凸部94と嵌合凹部97とが複数組形成され、画像形成装置本体100上にスキャナ200が取り付けられたとき、複数組の嵌合凸部94が嵌合凹部97にはめ込まれるようにすると、一層強固となり、スキャナ200のゆがみ防止効果を高めることができる。
さて、以上説明した例では、この発明が電子写真方式を用いたカラー画像形成装置に適用される場合について説明したが、この発明が適用される画像形成装置は、必ずしも電子写真方式を用いたものに限るものではなく、またカラーに限るものでもない。さらに、画像形成装置が、複写機能とファクシミリ機能とプリンタ機能を併せて備える複合機である場合について説明したが、複写機能のみを有するいわゆる複写機であっても、ファクシミリ機能のみを有するいわゆるファクシミリであってもよい。
そして、第一支持部材91の載置面部91aには、ピン93をかしめや圧入により堅固に固定して、上向きに突出する嵌合凸部94が形成されるが、ピンを用いずに、載置面部にエンボスやバーリングなどを行うことにより絞り加工を行って、上向きに突出する嵌合凸部が一体に形成されるようにしてもよい。また、嵌合凹部も、嵌合凸部がはまり込むものであれば、貫通孔に限らず、貫通しない凹みなどでもよい。
カラー画像形成装置の外観斜視図である。 図1に示すカラー画像形成装置のスキャナ上に自動原稿搬送装置が取り付けられ、給紙テーブル上に載置して設置された状態における内部構成図である。 上にスキャナが取り付けられた、図1および図2に示す画像形成装置本体内に備えられる構造体の外観斜視図である。 その構造体上に、上方からスキャナを取り付ける状態を示す斜視図である。 そのスキャナの筐体の底面に設ける嵌合凹部と、第一支持部材に形成した嵌合凸部との嵌合状態を示す説明図である。 その第一支持部材上へのスキャナの載置状態を示す部分斜視図である。 従来の画像形成装置の斜視図である。 上にスキャナが取り付けられた、図7に示す画像形成装置本体内に備えられる構造体の外観斜視図である。
符号の説明
100 画像形成装置本体
200 スキャナ
300 胴内排紙空間
400 自動原稿搬送装置
84 構造体
86 前側板
87 後側板
91 第一支持部材
91a 載置面部
91b 側面部
91c 切り起こし片
92 第二支持部材
92a 起立板部
92b 腕板部
92c 絞り形状
93 ピン
94 嵌合凸部
96 スキャナの筐体の底面
97 嵌合凹部
98 絞り形状

Claims (13)

  1. 画像形成装置本体上に、板材を折り曲げて外形が直方体形状につくられ、前側と後側とで支持される第一支持部材と、L形状の平板材を用いてつくられ、後側のみで支持される片持ちの第二支持部材とが左右に間隔をあけて設けられ、それら第一支持部材と第二支持部材とで前記画像形成装置本体上に胴内排紙空間を形成してスキャナが支持される、画像形成装置のスキャナ支持構造において、
    前記画像形成装置本体内に備える構造体の前側板と後側板間に掛け渡して前記第一支持部材が支持され、前記後側板のみで支えて前記第二支持部材が支持され、
    前記第二支持部材が、上下方向と平行な起立板部とこの起立板部の上部において前後方向と平行な腕板部とからなり、その腕板部の前端は前記前側板に支持されておらず、
    前記第一支持部材とその上に載せるスキャナのいずれか一方の前側に嵌合凸部が、他方にその嵌合凸部がはまり込む嵌合凹部が形成されており、前記スキャナに水平方向の衝撃が加わったときに、その衝撃により前記嵌合凸部に加わるせん断方向の力をその嵌合凸部で受けるようにするとともに、
    前記第一支持部材に切り起こし片が形成され、その切り起こし片が前記スキャナの側面にねじ止めされている一方、前記スキャナの左側面が前記第二支持部材の腕板部にねじ止めされていることを特徴とする、画像形成装置のスキャナ支持構造。
  2. 前記第一支持部材が、板金を折り曲げて、載置面部と、その周囲から下向きに形成される側面部とで、外形がほぼ直方体形状につくられていることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置のスキャナ支持構造。
  3. 前記第二支持部材の外周に絞り形状が形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置のスキャナ支持構造。
  4. 前記嵌合凸部が、前記第一支持部材または前記スキャナにピンを固定することにより形成されていることを特徴とする、請求項1ないしのいずれか1に記載の画像形成装置のスキャナ支持構造。
  5. 前記嵌合凸部の先端が、テーパ形状として先細に形成されていることを特徴とする、請求項1ないしのいずれか1に記載の画像形成装置のスキャナ支持構造。
  6. 前記嵌合凹部が、前記第一支持部材または前記スキャナに全周絞り形状で形成されていることを特徴とする、請求項1ないしのいずれか1に記載の画像形成装置のスキャナ支持構造。
  7. 前記第一支持部材と前記スキャナのいずれか一方に形成される前記嵌合凸部と、他方に形成される前記嵌合凹部とが、複数組備えられていることを特徴とする、請求項1ないしのいずれか1に記載の画像形成装置のスキャナ支持構造。
  8. 請求項1ないしのいずれか1に記載のスキャナ支持構造を備えることを特徴とする、画像形成装置。
  9. スキャナの上に自動原稿搬送装置を備えることを特徴とする、請求項またはに記載の画像形成装置。
  10. 画像形成装置本体上に胴内排紙空間を形成して上方からスキャナが取り付けられ、
    そのスキャナと、
    板材を折り曲げて外形が直方体形状につくられ、前記画像形成装置本体内に備える構造体の前側板と後側板との間に掛け渡して前記画像形成装置本体上で前側と後側とで支持して設ける第一支持部材と、
    のいずれか一方の前側に備える嵌合凸部が、他方に備える嵌合凹部にはめ込まれ、
    前記スキャナに水平方向の衝撃が加わったときに、その衝撃により前記嵌合凸部に加わるせん断方向の力をその嵌合凸部で受けるようにし、
    前記第一支持部材と、
    それと左右に間隔をあけて設け、L形状の平板材を用いてつくられ、上下方向と平行な起立板部とこの起立板部の上部において前後方向と平行な腕板部とからなり、その腕板部の前端は前記前側板に支持されておらず、前記後側板のみで支えて支持される片持ちの第二支持部材と、
    で前記スキャナが支持されるとともに、
    前記第一支持部材に形成されている切り起こし片が前記スキャナの側面にねじ止めされている一方、前記スキャナの左側面が前記第二支持部材の腕板部にねじ止めされている
    ことを特徴とする、画像形成装置のスキャナ支持方法。
  11. 前記第一支持部材が、板金を折り曲げて、載置面部と、その周囲から下向きに形成する側面部とで、外形がほぼ直方体形状につくられ、その第一支持部材の載置面部に、コ字状の穴をカットし、曲げ起こした切り起こし片が形成され、その切り起こし片が前記スキャナの側面にねじ止めされることを特徴とする、請求項10に記載の画像形成装置のスキャナ支持方法。
  12. 前記嵌合凸部が前記嵌合凹部にはめ込まれるとき、テーパ形状として先細に形成されている前記嵌合凸部の先端が前記嵌合凹部内に案内されることを特徴とする、請求項10または11に記載の画像形成装置のスキャナ支持方法。
  13. 前記画像形成装置本体上に前記スキャナが取り付けられたとき、複数組の前記嵌合凸部が前記嵌合凹部にはめ込まれることを特徴とする、請求項10ないし12のいずれか1に記載の画像形成装置のスキャナ支持方法。
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