JP4927326B2 - 組合せ秤 - Google Patents

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Description

本発明は、組合せ秤に関する。より詳しくは、計量フィーダに保持された被計量物の重量の減少分を用いて計量重量を計算する組合せ秤に関する。
複数の計量ホッパと複数のメモリホッパを備える従来の組合せ秤として、以下のものがある。(例えば特許文献1参照)。図15は、この従来の組合せ秤の概略構成を示す。図15に示すように、従来の組合せ秤は、計量ホッパ、重量センサ、メモリホッパを同数備えている。前記重量センサは、計量ホッパと計量ホッパが保持する被計量物の重量の合計を検出する。そして、計量ホッパに被計量物を供給する前後における重量の検出値の増加分から、計量ホッパが保持する被計量物の重量が計算される。メモリホッパには、対応する計量ホッパから、その計量ホッパが保持していた被計量物が全量投入される。メモリホッパが保持する被計量物の重量は、投入前に計量ホッパが保持していた被計量物の全重量とする。そして、計量ホッパおよびメモリホッパがそれぞれ保持する被計量物の重量をさまざまに組合せて重量の合計を計算し、組合せ目標重量との関係で最も適した組合せを決定する。
特開2003−207383号公報
ここで、従来の組合せ秤においては、計量ホッパに被計量物が供給された後に、重量センサが計量ホッパと計量ホッパが保持する被計量物の重量の合計を検出する。被計量物が供給されると、計量ホッパは被計量物の衝突による衝撃を受ける。この衝撃のため、供給後しばらくの間、重量センサの検出値が不安定となる。このような、衝撃によって生じる見かけの荷重を衝撃荷重と呼ぶ。衝撃荷重が大きいと、重量の検出値が安定するのにも長い時間がかかることになる。よって、計量ホッパ中の被計量物の重量を正確に検出するためには、十分な時間を確保しなければならない(以下、重量の検出値が安定するまでの時間を安定時間とする)。このため、一回の計量サイクルに必要とする時間が長くなるという問題を有していた。
また、従来の組合せ秤においては、メモリホッパと同数の計量ホッパが必要である。よって、組合せに用いるホッパの数を増やすためには、多数の計量ホッパを設置する必要があり、装置が巨大化する。装置が巨大化すると、計量ホッパやメモリホッパから包装機までの距離が長くなる。したがって、計量ホッパやメモリホッパから被計量物が排出されてから、最終的に包装機に入るまでの時間が長くなる。このため、一回の計量サイクルに必要とする時間が長くなるという問題を有していた。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたものである。すなわち、本発明の解決しようとする第一の課題は、高い計量精度を保ちつつ、安定時間を短くすることで高速計量を可能とする組合せ秤を提供することにある。また、本発明の解決しようとする第二の課題は、高い計量精度を保ちつつ、装置を小型化することで高速計量を可能とする組合せ秤を提供することにある。
組合せ計量では、一般的に、最終的な排出量の目標値(以下、組合せ目標重量)の1/M(Mは整数)を目標に計量ホッパへ被計量物を供給する。次に、重量検出値の増加分から計量ホッパが保持する被計量物の重量を計算し、記憶する。下流のメモリホッパが空いている場合には、計量ホッパは、メモリホッパへと被計量物の全量を投入する。メモリホッパの保持する被計量物の重量は、直前に計量ホッパが保持していた被計量物の重量に等しいものとされ、記憶される。次に、各計量ホッパおよび各メモリホッパの中に保持されている被計量物の重量(以下、計量重量)をさまざまに組合せた重量の合計(以下、組合せ重量)を計算する。そして、組合せ目標重量との関係で最も適した組合せ重量(例えば、組合せ目標重量に最も近いもの、あるいは、組合せ目標重量を超える組合せ重量の中で組合せ目標受領に最も近いものなど)を与える計量ホッパおよびメモリホッパの組合せ(以下、最適組合せ)を決定する。最後に、最適組合せに参加する計量ホッパおよびメモリホッパから被計量物を排出する。
かかる動作において、組合せ重量の計算を行う前に、計量重量を検出する必要がある。従来の組合せ秤では、計量ホッパへ被計量物を供給した後、重量検出値の増加分を用いて計量重量が検出される。かかる方法では、被計量物の落下のために、計量ホッパに生じる衝撃荷重が大きくなる。よって、計量重量を精度よく検出するためには、十分な安定時間を取る必要がある。逆に、安定時間を経過せずに組合せ重量の計算を行うと、誤差が大きくなる。
本願発明者らは、重量検出値の「増加分」ではなく、「減少分」を用いて計量重量を計算すれば、必要な安定時間が極めて短くなることを発見した。すなわち、本発明に係る組合せ秤は、計量フィーダとメモリホッパを備える。計量フィーダは、上流から供給された被計量物の一部を下流のメモリホッパへと投入する。次に、投入前後における、計量フィーダと計量フィーダにより保持されている被計量物の重量の合計(以下、合計重量)の減少量を用いて、メモリホッパに投入された被計量物の重量、すなわち計量重量を計算する。そして、この計量重量を用いて、組合せ重量の計算を行う。
かかる構成および動作とすると、落下による衝撃はメモリホッパにのみ生じるため、計量フィーダにおける重量検出のための安定時間には影響しない。そして、計量フィーダには、ゲートの開閉などによる衝撃しか生じない。このため、計量フィーダに生じる衝撃荷重を極めて小さく抑えることが可能となる。よって、安定時間を小さくすることができる。したがって、高速計量が可能となる。
なお、計量フィーダは、上流から供給された被計量物の一部を下流のメモリホッパへと投入する。この点で、上流から供給された被計量物の全部を下流へと投入する従来の計量ホッパとは異なる。
上記課題を解決するために、本発明に係る組合せ秤は、被計量物を保持しその一部を投入する計量フィーダと、前記計量フィーダに保持された被計量物の重量と前記計量フィーダの重量の合計である合計重量を検出する重量センサと、前記計量フィーダから投入され
た被計量物を保持し排出するメモリホッパと、前記重量センサによる前記合計重量の検出値を受け取り、前記計量フィーダおよび前記メモリホッパを制御する制御基板とを備え、前記計量フィーダから前記メモリホッパへ被計量物を投入する前後における前記合計重量の減少分を用いて、前記メモリホッパに投入された被計量物の重量である計量重量を計算し、前記計量重量を用いて最適組合せに参加するメモリホッパを選択すると共に、対応する前記メモリホッパが空である前記計量フィーダが前記メモリホッパに被計量物を投入する間に、対応する前記メモリホッパが空でない前記計量フィーダに被計量物を供給する。
これにより、合計重量を検出する時点における計量フィーダへの衝撃荷重を減らすことができる。よって、安定時間を短くすることができる。また、メモリホッパへの被計量物の投入と、計量フィーダへの被計量物の供給とを、各計量フィーダについて独立に並行して行うことができる。したがって、一回の計量サイクルに必要とする時間を短くすることができる。すなわち、高速計量が可能となる。
また、前記計量フィーダから前記メモリホッパへ被計量物を投入する前の前記合計重量である投入前重量と、前記計量フィーダから前記メモリホッパへ被計量物を投入した後の前記合計重量である投入後重量との差分に補正値を加えた値を、前記計量重量としてもよい
これにより、安定時間が経過する前に、安定重量を予測できる。よって、安定時間を経過せずに、かつ計量重量の精度を落とさずに、組合せ重量の計算をすることができる。したがって、一回の計量サイクルに必要とする時間を短くすることができる。すなわち、高速計量が可能となる。
また、前記計量フィーダから前記メモリホッパへ被計量物を投入した後に一定時間を経過した後の前記合計重量である安定重量を用いて前記補正値を計算してもよい
また、前記重量センサの検出値の時間変化から予測される前記安定重量との差分を前記補正値としてもよい。
これにより、安定重量を反映した補正値を得られる。このため、安定時間が経過する前に、安定重量を正確に予測できる。よって、安定時間を経過せずに、かつ計量重量の精度を落とさずに、組合せ重量の計算をすることができる。したがって、一回の計量サイクルに必要とする時間を短くすることができる。すなわち、高速計量が可能となる。
また、前記投入後重量と前記安定重量との差分を前記補正値としてもよい
これにより、簡便な方法で安定重量を反映した補正値を得られる。このため、安定時間が経過する前に、安定重量を正確に予測できる。よって、安定時間を経過せずに、かつ計量重量の精度を落とさずに、組合せ重量の計算をすることができる。したがって、一回の計量サイクルに必要とする時間を短くすることができる。すなわち、高速計量が可能となる。
また、前記投入後重量と前記安定重量との差分の平均値を前記補正値としてもよい
これにより、正確に計量重量を予測できる。よって、安定時間を経過せずに、かつ計量重量の精度を落とさずに、組合せ重量の計算をすることができる。したがって、一回の計量サイクルに必要とする時間を短くすることができる。すなわち、高速計量が可能となる。
また、前記計量フィーダから前記メモリホッパへ被計量物を投入する前の前記合計重量である投入前重量と、前記計量フィーダから前記メモリホッパへ被計量物を投入した後に一定時間を経過した後の前記合計重量である安定重量との差分を、前記計量重量としてもよい
これにより、精度よく計量重量を実測できる。また、合計重量の減少分を計量重量とするため、安定時間が短い。よって、組合せ計量の精度を落とさずに、一回の計量サイクルに必要とする時間を短くすることができる。すなわち、高速計量が可能となる。
また、1個の前記計量フィーダに対し、複数個の前記メモリホッパを備えてもよい
これにより、メモリホッパの数に対して計量フィーダの数を大幅に削減できる。よって、装置を小型化できる。これにより、メモリホッパから包装機までの距離が短くなる。したがって、一回の計量サイクルに必要とする時間を短くすることができる。すなわち、高速計量が可能となる。
また、前記計量フィーダに被計量物を供給する投入ホッパを備え、前記合計重量が一定重量以下である前記計量フィーダである残量不足計量フィーダからは前記メモリホッパに被計量物を投入せず、前記投入ホッパが前記残量不足計量フィーダへ被計量物を供給してもよい
これにより、メモリホッパに対する被計量物の投入量が不足しなくなる。よって、組合せ計量の精度が向上する。
また、前記計量フィーダが前記メモリホッパに被計量物を投入する際に、前記計量フィーダから前記メモリホッパへ投入された被計量物の量である既投入量が、前記計量フィーダから前記メモリホッパへ投入する被計量物の量の制御目標値である投入目標量に近づくに従って、前記計量フィーダが前記メモリホッパへ投入する被計量物の時間当たりの量である投入速度を減らしてもよい
これにより、合計重量を検出する時点における計量フィーダへの衝撃荷重を大幅に減らすことができる。よって、安定時間をさらに短くすることができる。したがって、一回の計量サイクルに必要とする時間をさらに短くすることができる。すなわち、高速計量が可能となる。
また、前記計量フィーダが前記メモリホッパに被計量物を投入する際に、前記計量フィーダから前記メモリホッパへ投入された被計量物の量である既投入量と前記計量フィーダから前記メモリホッパへ投入する被計量物の量の制御目標値である投入目標量との差がゼロに近づいた場合には、投入速度を一定に保ってもよい。
また、前記計量フィーダの内部、または前記計量フィーダと対応する前記メモリホッパの間、または前記メモリホッパの上部に、障害物を設けてもよい
これにより、投入されるべきメモリホッパと異なるメモリホッパへ被計量物が混入することを防ぐことができる。よって、計量重量を正確に把握できるようになる。よって、組合せ計量の精度が向上する。
また、前記計量フィーダと前記メモリホッパの間に、可動式流路を設けてもよい
これにより、投入されるべきメモリホッパと異なるメモリホッパへ被計量物が混入することを防ぐことができる。よって、計量重量を正確に把握できるようになる。よって、組合せ計量の精度が向上する。
また、前記計量フィーダがゲートを備え、前記計量フィーダが前記メモリホッパに被計量物を投入する時に、ゲートを開く部分を半分より小さくしてもよい

以上
これにより、投入されるべきメモリホッパと異なるメモリホッパへ被計量物が混入することを防ぐことができる。よって、計量重量を正確に把握できるようになる。よって、組合せ計量の精度が向上する。
本発明は、以上に説明したような構成を有し、高い計量精度を保ちつつ、安定時間を短くすることで高速計量を可能とする組合せ秤を提供することができるという効果を奏する。また、高い計量精度を保ちつつ、装置を小型化することで高速計量を可能とする組合せ秤を提供することができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る組合せ秤の鉛直方向の断面における概略構成の一例を示す図である。図中の矢印は被計量物の移動方向を示す。以下、図1を参照しながら、本実施の形態に係る組合せ秤の概略構成を説明する。この組合せ秤は、上端に投入ホッパ1を有している。投入ホッパ1の下部は外周下方に向かう複数の経路16に分岐している。投入ホッパ1の底面は、被計量物が重力に従って経路16に落下するように、鉛直上方向に凸のゆるやかな円錐面を有している。経路16の下端には出口17が設けられている。出口17には、カットゲート2が配設されている。カットゲート2は、出口17から下流へと供給される被計量物の量を調節可能にすべく、開度および開時間を調整可能な扉を有している。カットゲート2の下方には、出口17から供給される被計量物を受容可能な位置に、計量フィーダ3が配設されている。各計量フィーダ3は、計量フィーダ3と計量フィーダ3に保持された被計量物の重量の合計(以下、合計重量)を検出する重量センサ4に連結されている。計量フィーダ3は、経路16から供給された被計量物を必要に応じて保持し、下流へと投入できるように構成されている。計量フィーダ3の下方には、計量フィーダ3から投入される被計量物を受容可能な位置に、メモリホッパ5が配設されている。メモリホッパ5の下方には、メモリホッパ5から排出される被計量物を集合して排出する集合シュート6が配設されている。集合シュート6は、下方に向けて半径が小さくなる中空の円錐台状に形成されており、下端には排出口18を有している。集合シュート6の下側には、排出口18から排出される被計量物を受容し包装可能なように、図示しない包装機が設けられている。投入ホッパ1の中心部は、鉛直方向に延びる中空のセンターコラム7によって支持されている。センターコラム7はその下部に、接地するための脚部7aを有している。重量センサ4は、センターコラム7の内部に収容されている。
図2は、本発明の実施の形態1に係る組合せ秤のハードウェアの構成の一例を示すブロック図である。また、図3は、本発明の実施の形態1に係る組合せ秤の制御系統の構成の一例を示すブロック図である。以下、図2および図3を参照しながら、本実施の形態に係る組合せ秤のハードウェアと制御系統について、分説する。
最初に、ハードウェアについて以下に説明する。図2に示す通り、本実施の形態に係る組合せ秤のハードウェアは、上流から来る被計量物の流れをN個(Nは2以上の自然数)に分けて下流へ供給する投入ホッパ1と、投入ホッパ1から供給される被計量物を適宜下流へ通過させるN個のカットゲート2〜2と、カットゲート2〜2を通じて供給された被計量物を受け取り、下流へと投入するN個の計量フィーダ3〜3と、計量フィーダ3〜3に対応する合計重量をそれぞれ検出するN個の重量センサ4〜4と、計量フィーダ3〜3から投入された被計量物をそれぞれ受け取り下流へと排出するN個のメモリホッパ5〜5と、メモリホッパ5〜5から排出された被計量物を集合させ、図示しない包装機へと排出する集合シュート6とを備えている。なお、図中の矢印は被計量物の流れる方向を示す。
本実施の形態では、投入ホッパ1は、1個の入口とN個の出口17を有し、各出口17にカットゲート2〜2が設けられている。カットゲート2〜2および計量フィーダ3〜3には、個別に開度および開時間を調整可能なように、扉がそれぞれ設けられている。また、メモリホッパ5〜5には、選択されたもののみが下流に被計量物を排出することができるように、扉がそれぞれ設けられている。
ここで、本実施の形態における計量フィーダ3〜3は、扇型ゲート13を設けることで下流への投入量を調整可能に構成されている。しかし、計量フィーダとしては必ずしも扇型ゲート13を備えたフィーダである必要はなく、例えばベルトフィーダ、ディスクフィーダ、スクリューフィーダ、ロータリーフィーダ、オーガ、ピンチバルブ、ウイングフィーダ、スラットバルブ、ロールフィーダ、容量式フィーダ等であってもよい。計量フィーダとしては、中に保持された被計量物の重量を重量センサにより検出可能な構成であり、かつ、下流への投入量を調整可能なものであれば、いかなるフィーダであってもよい。
次に、制御系統について以下に説明する。図3に示す通り、本実施の形態に係る組合せ秤の制御系統は、各計量フィーダ3〜3に対応する合計重量をそれぞれ検出するN個の重量センサ4〜4と、制御基板8と、入力手段9と、出力手段10とを備えている。また、制御基板8からは、カットゲート2〜2、計量フィーダ3〜3およびメモリホッパ5〜5にも信号を送信できるようになっている。なお、図中の矢印は、信号の送信される方向を示す。
本実施の形態では、重量センサ4〜4には、例えばロードセルが用いられる。制御基板8には、例えばマイコンが用いられる。入力手段9には、例えばキーボード等が用いられる。出力手段10には、例えば液晶ディスプレイ等が用いられる。なお、タッチパネル等により、入力手段9および出力手段10を一つの入出力手段として構成してもよい。
以下、制御基板8の構成について説明する。図4は、制御基板8の概略構成を示すブロック図である。制御基板8は、制御部11および記憶部12を有している。制御部11には、例えばCPUが用いられる。記憶部12には、例えば内部メモリが用いられる。制御部11と記憶部12は相互に接続されている。また、制御部11は、重量センサ4〜4および入力手段9から信号を受信し、カットゲート2〜2、計量フィーダ3〜3およびメモリホッパ5〜5に信号を送信する。なお、図中の矢印は、各信号の送信される方向を示す。
次に、図4を参照しながら、制御基板8の動作について説明する。制御部11に対し、入力手段9から、最適組合せの選択に用いる条件等を示すパラメータや、演算に使用するプログラム等が入力される。制御部11は、受け取ったパラメータやプログラム等を記憶部12に記憶させる。記憶されたパラメータやプログラム等は、必要に応じて出力手段10に表示され、操作者によって確認される。また、制御部11は、重量センサ4〜4から重量の検出信号を受け取る。制御部11は、記憶部12に記憶されたソフトウェアを用いて、受け取った検出信号を処理し、その結果に基づいて、カットゲート2〜2、計量フィーダ3〜3およびメモリホッパ5〜5に対して制御信号を送信する。以上の動作により、制御基板8はカットゲート2〜2、計量フィーダ3〜3およびメモリホッパ5〜5がそれぞれ供給、投入、排出する被計量物の重量を検出、制御し、組合せ秤を運転する。
以上のような構成を有する本実施の形態に係る組合せ秤について、次に、図1を参照しつつ、動作の概略を説明する。組合せ目標重量は、操作者により、入力手段10を介して制御基板8へと入力される。また、入力された組合せ目標重量は、出力手段8に表示され、操作者によって確認される。
被計量物は上流から供給され、図示されないレベルセンサによって適切な量が投入ホッパ1に確保される。投入ホッパ1内の被計量物は、経路16に沿いながら重力に従って落下し、N個の出口17へと導かれる。出口17からの被計量物の供給は、カットゲート2により調整される。被計量物は、カットゲート2から計量フィーダ3を経て、メモリホッパへ5と投入される。次に、複数のメモリホッパ5を組合せた場合のメモリホッパ5の中の被計量物の重量(以下、計量重量)の合計(以下、組合せ重量)が計算される。次に、前記組合せ重量を用いて、最適組合せとなるメモリホッパの組合せが選ばれ、最適組合せに参加するメモリホッパから被計量物が排出される。被計量物は、その後、集合シュート6を経て、包装機へと排出される。
なお、空になったメモリホッパには、計量フィーダ3から被計量物が投入される。計量フィーダ3中の被計量物が不足しないように、投入ホッパ1から計量フィーダ3へと、被計量物が随時供給される。すなわち、計量フィーダ3の中の被計量物の重量はゼロにならない。
以上のような概略動作を行う本実施の形態に係る組合せ秤において、特徴となるのは、組合せ重量の計算に用いる計量重量を、合計重量の減少分を用いて計算するところにある。これにより、計量サイクルにおいて、安定時間を取る必要がなくなり、計量速度を大幅に上げることができる。
図5は、本実施の形態における制御基板8の動作プログラムの一例を示すフローチャートである。以下、図5を参照しながら、本実施の形態に係る組合せ秤の特徴となる動作について、動作の流れに沿って説明する。
まず、重量センサ4により、各計量フィーダ3について合計重量が検出され、これが一定重量を下回っているか否かの判定が行われる(ステップS1)。
ステップS1において、合計重量が一定重量を下回っていないと判定された計量フィーダ3については、対応するメモリホッパ5が空になっているか否かの判定が行われる(ステップS2)。
ステップS2において、対応するメモリホッパ5が空になっていると判定された計量フィーダ3については、合計重量の検出値により、投入前重量Wpreの値が更新される(ステップS3)。
次に、計量フィーダ3に保持されている被計量物の一部が、対応するメモリホッパ5へ投入される(ステップS4)。
次に、重量センサ4により、合計重量が検出され、投入後重量Wpostとして記憶される(ステップS5)。
次に、投入前重量Wpreと投入後重量Wpostとの差分に補正値Cを足した値(Wpre−Wpost+C)が、対応するメモリホッパ5の計量重量Wとして記憶される(ステップS6)。
また、ステップS1において、合計重量が一定重量を下回っていると判定された計量フィーダ3には、被計量物が供給される(ステップS13)。そして、その計量フィーダ3は、組合せ重量の演算(ステップS7)まで待機させる。
また、ステップS2において、対応するメモリホッパ5が空になっていないと判定された計量フィーダ3へは、対応するメモリホッパ5への被計量物の投入が行われない。そして、その計量フィーダ3はそのままの状態で、組合せ重量の演算(ステップS7)まで待機させる。
次に、各計量重量Wを用いて組合せ重量が計算され、最適組合せが決定される(ステップS7)。
次に、最適組合せに参加するメモリホッパ5(以下、選択メモリホッパ)から、被計量物が排出され、対応する計量重量Wがゼロとされる(ステップS8)。排出された被計量物は集合シュート6を通じて、包装機へと排出される。
次に、各計量フィーダ3について合計重量が検出され、安定重量Wstabとして記憶される(ステップS9)。
次に、各計量フィーダ3について、今回の計量サイクルにおいて、投入ホッパ1から被計量物が供給されたか否か(ステップS13を経由したか否か)が判定される(ステップS10)。
ステップS10において否と判定された計量フィーダ3については、安定重量Wstabと投入後重量Wpostとの差分(Wstab−Wpost)により補正値Cが更新される(ステップS11)。
次に、投入前重量Wpreと安定重量Wstabとの差分(Wpre−Wstab)により、対応するメモリホッパ5の計量重量Wが更新される(ステップS12)。
その後、次の計量サイクルが開始される(ステップS1)。
なお、ステップS10において是と判定された計量フィーダ3については、補正値Cおよび計量重量Wの更新を行わずに、そのまま次の計量サイクル(ステップS1)まで待機させる。
また、本実施の形態において、制御基板8は、各計量フィーダ3に対応するメモリホッパ5が、最後に被計量物を排出した後に、被計量物の投入を受けたか否かを記憶する。そして、その記憶に基づいて、ステップS2の判定を行う。
なお、本実施の形態において、ステップS1から次のステップS1までの動作を一回の計量サイクルと呼ぶ。
各計量サイクルにおいて、ステップS1からステップS13までの動作は、それぞれの計量フィーダ3について独立かつ並行に、同期して行われる。すなわち、ステップS1における判定およびステップS7からステップS9に至る動作は、全ての計量フィーダ3について並行して行われる。
以上の動作により、本実施の形態に係る組合せ秤は、各計量フィーダ3に対応する合計重量の減少分を計量重量Wとして組合せ計量を行う。被計量物を下流へと投入することで生じる衝撃は、落下してきた被計量物を受容する衝撃に比べてはるかに小さい。よって、安定時間を設けなくても、あるいは短くしても、誤差の少ない計量重量を得ることが可能となる。したがって、一回の計量サイクルに必要とする時間を大幅に削減することができる。よって、高速計量が可能となる。
図6は、図5のフローチャートに従って本実施の形態の組合せ秤を運転した場合の各ステップのタイミングを示す図である。ここで図6中のAは、計量フィーダ3に被計量物が十分に入っている一方、前回の計量サイクルにおいて対応するメモリホッパ5が選択されたため空になっている場合を示す。図6中のBは、計量フィーダ3に被計量物が十分に入っていないため、被計量物の供給が行われる場合を示す。図6中のCは、計量フィーダ3に被計量物が十分に入っており、かつ前回の計量サイクルにおいて対応するメモリホッパ5が選択されず中に被計量物が入っている場合を示す。
図6に示すように、各回の計量サイクルにおいては、まず、各計量フィーダ3について、A、B、Cのいずれに属するのかの判定(ステップS1およびステップS2)が行われる。その後に、Aの計量フィーダ3においては、メモリホッパへの被計量物の投入が行われる(ステップS3〜ステップS6)。このステップの開始時刻をt1とする。Bの計量フィーダ3に対しては、投入ホッパ1から被計量物が供給される(ステップS13)。Cの計量フィーダ3は、特定の動作を行わずに待機する。
次に、組合せ重量の演算(ステップS7)が行われる。このステップの開始時刻をt3とする。さらに、選択メモリホッパから被計量物が排出される(ステップS8)。このステップの開始時刻をt4とする。また、安定重量Wstabが検出され、計量重量W、補正値Cが更新される(ステップS9〜ステップS12)。その後、次の計量サイクルが開始される。このように、ステップS3〜ステップS6までの動作とステップS13の動作を各計量フィーダ3について独立に並行して行うことで、一回の計量サイクルの必要な時間を短くすることができる。
ここで、補正値Cについて説明する。図7は、計量フィーダ3からメモリホッパ5への投入時におけるメモリホッパ5の中の被計量物の重量および対応する重量センサ4の検出値の変化を示す模式図である。図7(a)はメモリホッパ5が選択されない場合、図7(c)はメモリホッパ5が選択される場合である。また、図7(b)は図7(a)に対応する重量センサ4の検出値、図7(d)は図7(c)に対応する重量センサ4の検出値を示す。
t1は、計量フィーダ3からメモリホッパ5への被計量物の投入が開始される時点を指す。t2は、制御基板8から計量フィーダ3へと投入停止の指令が送られる時点を指す。この時点での重量センサ4の検出値がWpostとなる。t3は、計量フィーダ3からの投入が完全に停止する時点を指す。t4は、選択メモリホッパから被計量物が排出される時点を指す。t5は、重量センサ4の検出値が安定する時点を指す。この時点での重量センサ4の検出値がWstabとなる。t6は、空になったメモリホッパ5へ計量フィーダ3が被計量物の投入を開始する時点を指す。ここで、t2とt3とが一致しないのは、制御基板8から計量フィーダ3へ信号を送ってから実際に計量フィーダ3のゲートが閉まり、被計量物の投入が完全に止まるまでに時間的なずれが生じるためである。また、t3からt5までの時間が、いわゆる安定時間である。
制御基板8は、計量フィーダ3へ投入停止の指令を出した時点、すなわちt2での重量センサ4の検出値を投入後重量Wpostとし、投入前における重量センサ4の検出値である投入前重量Wpreとの差分(Wpre−Wpost)を計量重量Wとするのが簡便である。しかしながら、t2においては、依然として計量フィーダ3から被計量物が流出している。このため、実際にメモリホッパ5に投入される量はさらに増加することになる。よって、WpreとWpostとの差分をそのまま計量重量Wとしてしまうと、誤差が大きくなる。一方、WstabをWpostの代わりに用いれば計量重量Wの精度を上げることはできる。しかし、この場合には、一回の計量サイクルに必要とする時間が長くなってしまう。よって、WstabとWpostとの差分を補正値Cとし、あらかじめWpreとWpostとの差分にCを加えた値(Wpre−Wpost+C)を計量重量Wとしてもよい。これにより、t2の時点でWpostからWstabを精度よく予測できる。したがって、計量重量Wの誤差を小さくすることができる。よって、組合せ計量の精度が向上する。
なお、t3での重量センサ4の検出値を投入後重量Wpostとしてもよい。あるいは、t2からt5までの間のいずれかの時点での重量センサ4の検出値を投入後重量Wpostとしてもよい。いずれの時点であれ、安定時間を経過するt5より前の時点であれば、いかなる時点における重量センサ4の検出値を投入後重量Wpostとしてもよい。これにより、安定時間を経過する前に計量重量Wを予測できる。よって、一回の計量サイクルに必要とする時間を短くすることができる。
なお、安定時間経過後の重量センサ4の検出値を投入後重量Wpostとし、計量重量Wの予測を行わなくてもよい。これは、安定時間が短い場合に特に有用である。これにより、補正値Cを加えずにWpreとWpostの差分のみにより、計量重量を計算できる。
また、各計量フィーダ3に関する合計重量の判定を、一定重量1を下回っているか否かと、一定重量2を下回っているか否か(一定重量1>一定重量2)の2段階に分けてもよい。合計重量が一定重量1と一定重量2の間にある場合には、対応するメモリホッパ5に被計量物が入っている状態にのみ、計量フィーダ3へ被計量物を供給する。合計重量が一定重量2を超えない場合には、たとえ対応するメモリホッパ5が空であってもメモリホッパ5への投入を行わず、計量フィーダ3へ被計量物を供給する。かかる動作を行うことにより、投入を行わない時間を利用して計量フィーダ3へ被計量物を供給できる。よって、計量フィーダ3の中の被計量物が少ないために被計量物を投入できなくなるという事態が発生しにくくなる。すると、組合せ重量を計算する時点でメモリホッパ5が空である確率が少なくなり、組合せ計量の精度が向上する。
また、本実施の形態では、メモリホッパ5への投入(ステップS3〜ステップS6)と、計量フィーダ3への被計量物の供給(ステップS13)のタイミングを重ねている。しかし、選択メモリホッパから被計量物が排出され、包装機へ排出されるまでの時間(t4からt5までの間)や、包装機への排出が終わってから次回のメモリホッパ5への投入が始まるまでの時間に、計量フィーダ3へ被計量物の供給(ステップS13)を行うこととしてもよい。これにより、メモリホッパ5に対する被計量物の投入量が不足しなくなる。よって、組合せ計量の精度が向上する。また、これにより、組合せ計量の精度に影響を与えないタイミングで計量フィーダ3に被計量物を供給できる。よって、一回の計量サイクルに必要とする時間をより短くすることが可能となる。
合計重量を監視しながらメモリホッパ5へ被計量物を投入することにより、メモリホッパ5への投入量を微調整してもよい。これにより、計量重量の変動幅を小さくすることができる。したがって、組合せ計量の精度が向上する。
計量フィーダ3からメモリホッパ5へ被計量物を投入する際には、投入された被計量物の量(以下、既投入量)が、計量フィーダ3からメモリホッパ5への投入量の制御目標値(以下、投入目標量)に近づくに従って、時間当たりの投入量(以下、投入速度)を減らしてもよい。これにより、投入を停止する時点(以下、投入停止時)での計量フィーダ3内部での被計量物やゲート部品の運動量が小さくなる。よって、投入停止時において計量フィーダ3が受ける衝撃が少なくなり、安定時間を短くできる。また、投入停止時の直前では投入速度が小さいため、投入前重量Wpreと安定重量Wstabとの差も小さくなり、補正値Cを小さくできる。その結果、組合せ計量の精度が向上する。
既投入量が投入目標量に近づくに従って、投入速度を減らす方法としては、例えば、既投入量と投入目標量との差分(以下、残量)と投入速度を比例させてもよい。図8はこの場合の各要素の時間変化を模式的に示す図である。図8(a)に既投入量、図8(b)に重量センサ4の検出値、図8(c)に投入速度を示す。図8におけるWrは、時刻tにおける残量を指す。図8(c)に示すように、残量が少なくなるに従い投入速度も小さくなることが分かる。かかる動作を行うことにより、簡便な計算方法で、投入停止時において計量フィーダ3が受ける衝撃を減らすことが可能となる。
既投入量が投入目標量に近づくに従って、投入速度を減らす別の方法としては、残量のべき乗と投入速度を比例させてもよい。これにより、残量が少なくなるに従って投入速度が急激に減少する。よって、投入開始時の投入速度を大きくでき、一回の計量サイクルに必要とする時間をより短くすることが可能となる。
既投入量が投入目標量に近づくに従って、投入速度を減らす方法は、上述のものに限られず、投入時間に反比例させる方法や投入時間のべき乗に反比例させる方法などであってもよい。いずれの方法であれ、投入停止時における計量フィーダ3が受ける衝撃を小さくするものであれば、いかなるものでも構わない。
既投入量が投入目標量に近づくに従って、投入速度を減らすと、残量がゼロに近づいたときに投入速度が低下して、ごくわずかの残量分を投入するのに長い時間がかかってしまう場合がある。よって、残量がゼロに近づいた場合には、図8(d)ように、投入速度を一定に保つこととしてもよい。これにより、残量がゼロに近づくときに投入速度も同時にゼロに近づくことを防ぐことができる。よって、メモリホッパ5への投入に要する時間が長くなるのを防ぐことができる。
また、本実施の形態では、安定重量Wstabと投入後重量Wpostとの差分により補正値Cを更新した。しかし、投入後重量Wpostと安定重量Wstabとの差分を、直前の複数回分の計量サイクルについて平均し、これを補正値Cとしてもよい。あるいは、重量センサによる検出値の時間変化から安定重量Wstabを予測し、これによりWpostを補正してもよい。いずれにせよ、重量センサ4の検出値を用いて、投入後重量Wpostから安定重量Wstabを予測するものであれば、如何なる補正であってもよい。
投入後重量Wpostと安定重量Wstabの差が小さい場合には、計量重量Wの補正を行わなくてもよい。すなわち、Wpost−Wpre+Cではなく、Wpost−Wpreを計量重量Wとしてもよい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2は、実施の形態1における構成において、計量フィーダ1個に対応するメモリホッパの個数を、1から複数に増やしたものである。これにより、装置のさらなる小型化、動作のさらなる高速化が可能となる。
図9は、本実施の形態に係る組合せ秤を鉛直方向の断面で切ったときの概略構成の一例を示す図である。図中の矢印は被計量物の移動方向を示す。以下、図9を参照しながら、本実施の形態に係る組合せ秤の概略構成を説明する。図9において、図1と相同する構成要素には、同一符号が付されている。本実施の形態は、実施の形態1(図1)において、1個の計量フィーダ3に対応するメモリホッパ5の個数を1から2に増やし、メモリホッパ5Aおよびメモリホッパ5Bとしたものである。よって、本実施の形態に係る組合せ秤において、計量フィーダ3およびメモリホッパ5A、5B以外の構成要素については、実施の形態1においてすでに説明されているため、説明を省略する。
ここで、本実施の形態に係る組合せ秤の特徴である、計量フィーダ3とメモリホッパ5A、5Bについて説明する。計量フィーダ3は、上流から供給された被計量物を、必要に応じて保持および下流へと投入可能なように構成されている。さらに、計量フィーダ3は、対応する2つのメモリホッパ5A、5Bのそれぞれに選択的に被計量物を投入可能な構成となっている。本実施の形態では、計量フィーダ3は扇型ゲート13を備えている。本実施の形態では、扇型ゲート13の回転軸は、前記組合せ秤の鉛直中心軸に対して接線方向(前記鉛直中心軸を切る水平面において、前記鉛直中心軸と前記水平面の交点を中心とする円を描いたときの、前記円の接線方向)を向いている。そして、図10に示すように、扇型ゲート13は、内側または外側を開くことによって、いずれのメモリホッパ5A、5Bに被計量物を投入するかを選択可能となっている。
本実施の形態における計量フィーダ3は、扇型ゲート13を設けることで下流への投入量を調整可能に構成されている。しかし、計量フィーダ3としては必ずしも扇型ゲート13を備えたフィーダである必要はなく、例えば、ベルトフィーダ、ディスクフィーダ、スクリューフィーダ、ロータリーフィーダ、オーガ、ピンチバルブ、ウイングフィーダ、スラットバルブ、ロールフィーダ、容量式フィーダ等であってもよい。計量フィーダ3としては、重量センサ4により計量フィーダ3と計量フィーダ3に保持された被計量物の重量の合計(以下、合計重量)を検出可能であり、かつ、下流への投入量を調整可能なものであれば、いかなるフィーダであってもよい。
ここで、計量フィーダ3が扇型ゲート13を備えず、被計量物の投入方向を選択できない場合もある。よって、計量フィーダ3とメモリホッパ5の間に可動式流路14を備えてもよい。図13は、可動式流路14を備える場合における計量フィーダ3からメモリホッパ5に至る被計量物の流れを示す模式図である。図13に示すように、可動式流路14の方向を変化させることにより、被計量物が投入されるメモリホッパ5を選択できる。かかる構成によれば、1個の計量フィーダに対し3個以上のメモリホッパを備える場合においても、容易に被計量物が投入されるメモリホッパを選択できるという効果も有する。
なお、扇型ゲート13を備える場合においても可動式流路14を備えることができることは言うまでもない。かかる構成により、異なるメモリホッパへの被計量物の混入をより確実に防ぐことができる。
本発明では合計重量の減少分により計量重量を計算する。その前提として、各計量サイクルの排出において、計量フィーダ3から投入された被計量物の全部が、一方のメモリホッパ5Aあるいは5Bに入る必要がある。しかし、対応する2つのメモリホッパ5A、5Bが近接している場合などにおいて、片方のメモリホッパ5Aあるいは5Bに被計量物を投入する際に、もう一方のメモリホッパ5Bあるいは5Aにも被計量物が混入することがある。すると、正確な計量重量を得ることができなくなる。かかる事態を防ぐために、計量フィーダ3の内部、メモリホッパ5A、5Bの上部、あるいは計量フィーダ3とメモリホッパ5A、5Bの間に、障害物15を配設してもよい。障害物15の形状は、例えば三角柱であってもよく(図11)、あるいは、板状のものであってもよい(図12)。障害物15の位置、形状、大きさは、被計量物を投入されるべきメモリホッパ5A、5Bと異なるメモリホッパ5B、5Aへ被計量物が混入することを防ぐものであれば、いかなるものであってもよい。かかる構成とすることにより、メモリホッパ5A、5Bへの被計量物の混入を防ぐことができる。
また、メモリホッパ5A、5Bは、計量フィーダ3の下方に、計量フィーダ3から投入される被計量物を受容可能な位置に配設されている。本実施の形態では、メモリホッパ5Aが計量フィーダ3の真下よりやや外側に、メモリホッパ5Bが計量フィーダ3の真下よりやや内側に配設されている。これにより、扇型ゲート13が外側を開いた時には、メモリホッパ5Aが計量フィーダ3により投入される被計量物の全量を受容することができる。また、扇型ゲート13が内側を開いた時には、メモリホッパ5Bが計量フィーダ3により投入される被計量物の全量を受容することができる。
次に、本実施の形態に係る組合せ秤の動作について説明する。なお、被計量物の流れや動作の概略は実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。図14は、本実施の形態における制御基板8の動作プログラムの一例を示すフローチャートである。以下、図14を参照しながら、本実施の形態に係る組合せ秤の特徴となる動作について、動作の流れに沿って説明する。
まず、重量センサ4により、各計量フィーダ3について合計重量が検出され、これが一定重量を下回っているか否かの判定が行われる(ステップS1)。
ステップS1において、合計重量が一定重量を下回っていないと判定された計量フィーダ3について、対応するメモリホッパ5Aが空になっているか否かの判定が行われる(ステップS2)。
ステップS2において、対応するメモリホッパ5Aが空になっていると判定された計量フィーダ3については、合計重量の検出値によりWpreの値を更新する(ステップS3)。
次に、計量フィーダ3に保持されている被計量物の一部が、対応するメモリホッパ5Aへ投入される(ステップS4)。
次に、重量センサ4により、合計重量が検出され、投入後重量Wpostとして記憶される(ステップS5)。
次に、投入前重量Wpreと投入後重量Wpostとの差分に補正値Cを足した値(Wpre−Wpost+C)が、対応するメモリホッパ5Aの計量重量Wとして記憶される(ステップS6)。
また、ステップS1において、合計重量が一定重量を下回っていると判定された場合には、その計量フィーダ3へ被計量物が投入される(ステップS13)。そして、その計量フィーダ3は、組合せ重量の演算(ステップS7)まで待機させる。
また、ステップS2において、対応するメモリホッパ5Aが空になっていないと判定された計量フィーダ3について、対応するメモリホッパ5Bが空になっているか否かの判定が行われる(ステップS14)。
ステップS14において、対応するメモリホッパ5Bが空になっていると判定された計量フィーダ3については、空のメモリホッパ5Aに対して行った(ステップS3〜ステップS6)のと同様の動作により、メモリホッパ5Bへの被計量物の投入および計量重量Wの計算が行われる(ステップS15〜ステップS18)。そして、組合せ重量の演算(ステップS7)が行われる。
ステップS14において、対応するメモリホッパ5Bが空になっていないと判定された場合には、計量フィーダ3からメモリホッパ5A、5Bへの被計量物の投入は行われない。そして、その計量フィーダ3はそのままの状態で、組合せ重量の演算(ステップS7)まで待機させる。
次に、各計量重量Wを用いて組合せ重量が計算され、最適組合せが決定される(ステップS7)。
次に、最適組合せに参加するメモリホッパ5A、5B(以下、選択メモリホッパ)から、被計量物が排出され、対応する計量重量Wがゼロとされる(ステップS8)。排出された被計量物は集合シュート6を通じて、包装機へと投入される。
次に、各計量フィーダ3について合計重量が検出され、安定重量Wstabとして記憶される(ステップS9)。
次に、各計量フィーダ3について、今回の計量サイクルにおいて、投入ホッパ1から被計量物が供給されたか否かが判定される(ステップS10)。
ステップS10において、供給を受けていないと判定された計量フィーダ3について、安定重量Wstabと投入後重量Wpostとの差分(Wstab−Wpost)により、補正値Cが更新される(ステップS11)。
次に、投入前重量Wpreと安定重量Wstabとの差分(Wpre−Wstab)により、対応するメモリホッパ5A、5Bの計量重量Wが更新される(ステップS12)。
その後、次の計量サイクルが開始される(ステップS1)。
なお、ステップS10において、供給を受けたと判定された計量フィーダ3については、補正値Cおよび計量重量Wの更新を行わずに、そのまま次の計量サイクルが開始される(ステップS1)。
また、本実施の形態において、制御基板8は、各計量フィーダ3に対応するメモリホッパ5Aあるいは5Bが、最後に被計量物を排出した後に、被計量物の投入を受けたか否かを記憶する。そして、その記憶に基づいて、ステップS2およびステップS14の判定を行う。
なお、両方のメモリホッパ5A、5Bに順次に被計量物を投入すると、一回の計量サイクルに必要とする時間が長くなる。さらに、他の計量フィーダ3やメモリホッパ5A、5Bの待機時間も長くなり、時間的な効率が低下する。よって、本実施の形態では、対応するメモリホッパ5A、5B両方が空になっている場合には、メモリホッパ5Aにのみ被計量物が投入され、メモリホッパ5Bについては空のままの状態で組合せ重量の計算が行われる。しかし、組合せ計量の精度を優先するような場合においては、両方ともに被計量物を投入してから組合せ重量の計算に移行してもよい。これにより、組合せ重量を計算する時点でメモリホッパ5A、5Bが空である確率が少なくなり、組合せ計量の精度が向上する。
なお、本実施の形態において、ステップS1から次のステップS1までの動作を一回の計量サイクルと呼ぶ。
各計量サイクルにおいて、ステップS1からステップS18までの動作は、それぞれの計量フィーダ3について独立かつ並行に、同期して行われる。すなわち、ステップS1における判定およびステップS7からステップS9に至る動作は、全ての計量フィーダ3について並行して行われる。
以上の動作により、本実施の形態に係る組合せ秤は、各計量フィーダ3に対応する合計重量の減少分を計量重量Wとして組合せ計量を行う。被計量物を下流へと投入することで計量フィーダに生じる衝撃は、落下してきた被計量物を受容する衝撃に比べてはるかに小さい。よって、安定時間を短くできる。あるいは、安定時間を経過しないで計量重量を検出しても、誤差の少ない計量重量を得ることが可能となる。したがって、一回の計量サイクルに必要とする時間を削減することができる。さらに、本実施の形態に係る組合せ秤は、計量フィーダ3を1個に対し2個のメモリホッパ5A、5Bを備える。これにより、メモリホッパ5A、5Bの数に対して計量フィーダ3の数を少なくすることができる。したがって、装置を大幅に小型化することができる。よって、一回の計量サイクルに必要とする時間をさらに削減できる。以上により、本実施の形態に係る組合せ秤では、高速計量が可能となる。
なお、各計量フィーダ3に関する合計重量の判定を、一定重量1を下回っているか否かと、一定重量2を下回っているか否か(一定重量1>一定重量2)の2段階に分けてもよい。この場合に、合計重量が一定重量1と一定重量2の間にある場合には、対応するメモリホッパ5A、5Bの全てに被計量物が入っている状態にのみ、計量フィーダ3へ被計量物を供給する。そして、合計重量が一定重量2を超えない場合には、たとえ対応するメモリホッパ5A、5Bのいずれかが空であってもメモリホッパ5A、5Bへの投入を行わず、計量フィーダ3へ被計量物を供給する。かかる動作を行うことにより、投入を行わない時間を利用して計量フィーダ3へ被計量物を供給できる。よって、計量フィーダ3の中の被計量物が少ないためにメモリホッパ5A、5Bへ被計量物を投入できなくなるという事態が発生しにくくなる。すると、組合せ重量を計算する時点でメモリホッパ5A、5Bが空である確率が少なくなり、組合せ計量の精度が向上する。
また、選択メモリホッパから被計量物が排出され、包装機へ排出されるまでの時間や、包装機への排出が終わってからメモリホッパ5A、5Bへの投入が始まるまでの時間に、計量フィーダ3へ被計量物の供給を行うこととしてもよい。これにより、メモリホッパ5A、5Bに対する被計量物の投入量が不足しなくなる。よって、組合せ計量の精度が向上する。また、これにより、組合せ計量の精度に影響を与えないタイミングで計量フィーダ3に被計量物を供給できる。よって、一回の計量サイクルに必要とする時間をより短くすることが可能となる。
また、本実施の形態では、1個の計量フィーダ3に対応するメモリホッパの個数は2個とした。しかし、1個の計量フィーダ3に対応するメモリホッパの数は3個以上であっても構わない。これにより、計量フィーダ3の数をさらに少なくすることができる。よって、装置を小型化できる。
合計重量を監視しながらメモリホッパ5A、5Bへ被計量物を投入することにより、メモリホッパ5A、5Bへの投入量を微調整してもよい。これにより、計量重量の変動幅を小さくすることができる。したがって、組合せ計量の精度が向上する。
計量フィーダ3からメモリホッパ5A、5Bへ被計量物を投入する際には、既投入量が、投入目標量に近づくに従って、投入速度を減らしてもよい。これにより、投入停止時での計量フィーダ3内部での被計量物やゲート部品の運動量が小さくなる。よって、投入停止時において計量フィーダ3が受ける衝撃が少なくなり、安定時間を短くできる。よって、高速計量が可能となる。また、投入停止時の直前では投入速度が小さいため、投入前重量Wpreと安定重量Wstabとの差も小さくなり、補正値Cを小さくできる。その結果、組合せ計量の精度が向上する。
既投入量が投入目標量に近づくに従って、投入速度を減らす方法としては、例えば、残量と投入速度を比例させてもよい。あるいは、残量のべき乗と投入速度を比例させてもよい。既投入量が投入目標量に近づくに従って、投入速度を減らす方法は、上述のものに限られず、投入時間に反比例させる方法や投入時間のべき乗に反比例させる方法などであってもよい。いずれの方法であれ、投入停止時における計量フィーダ3が受ける衝撃を小さくするものであれば、いかなるものでも構わない。これにより、残量が少なくなるに従って投入速度が減少する。よって、投入開始時の投入速度を大きくでき、一回の計量サイクルに必要とする時間をより短くすることが可能となる。
また、残量がゼロに近づいた場合には、図8のDのように、投入速度を一定に保つこととしてもよい。これにより、残量がゼロに近づくときに投入速度も同時にゼロに近づくことを防ぐことができる。よって、メモリホッパ5A、5Bへの投入に要する時間が長くなるのを防ぐことができる。
また、投入後重量Wpostと安定重量Wstabとの差分を、直前の複数回分の計量サイクルについて平均し、これを補正値Cとしてもよい。あるいは、重量センサ4による検出値の時間変化から安定重量Wstabを予測し、これによりWpostを補正してもよい。いずれにせよ、重量センサ4の検出値を用いて、投入後重量Wpostから安定重量Wstabを予測するものであれば、如何なる補正であってもよい。
投入後重量Wpostと安定重量Wstabの差が小さい場合には、計量重量Wの補正を行わなくてもよい。すなわち、Wpost−Wpre+Cではなく、Wpost−Wpreを計量重量Wとしてもよい。
本発明に係る組合せ秤は、計量フィーダの中の被計量物の重量の減少分を計量重量とし、計量重量を用いて組合せ重量を計算することが可能な組合せ秤として有用である。
本発明の実施の形態1に係る組合せ秤を鉛直方向の断面で切ったときの概略構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る組合せ秤のハードウェアの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る組合せ秤の制御系統の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る組合せ秤の制御基板8の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る組合せ秤の制御基板8の動作プログラムの一例を示すフローチャートである。 図5のフローチャートに従って本発明の実施の形態1に係る組合せ秤を運転した場合の各ステップのタイミングを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る組合せ秤において、計量フィーダ3からメモリホッパ5への投入時におけるメモリホッパ5の中の被計量物の重量および対応する重量センサ4の検出値の変化を示す模式図であって、図7(a)および図7(b)は、メモリホッパ5が選択されない場合のメモリホッパ5の中の被計量物の重量および重量センサ4の検出値、図7(c)および図7(d)は、メモリホッパ5が選択される場合のメモリホッパ5の中の被計量物の重量および重量センサ4の検出値を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態1に係る組合せ秤において、残量と投入速度を比例させた場合の、既投入量(a)、重量センサの検出値(b)、投入速度(c)の時間変化、残量がゼロに近づいた場合に投入速度を一定に保つ場合の投入速度の時間変化(d)を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態2に係る組合せ秤を鉛直方向の断面で切ったときの概略構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る組合せ秤における、扇型ゲート13の概略構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態2に係る組合せ秤において、障害物15が三角柱の形状を持つ場合の、被計量物の流れを示す模式図である。 本発明の実施の形態2に係る組合せ秤において、障害物15が板状の形状を持つ場合の、被計量物の流れを示す模式図である。 本発明の実施の形態2に係る組合せ秤における、可動式流路14の概略構成および動作を示す模式図である。 本発明の実施の形態2に係る組合せ秤の制御基板8の動作プログラムの一例を示すフローチャートである。 特許文献1に記載された組合せ秤の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 投入ホッパ
2 カットゲート
3 計量フィーダ
4 重量センサ
5 メモリホッパ
6 集合シュート
7 センターコラム
7a 脚部
8 制御基板
9 入力手段
10 出力手段
11 制御部
12 記憶部
13 扇型ゲート
14 可動式流路
15 障害物
16 経路
17 出口
18 排出口

Claims (13)

  1. 被計量物を保持しその一部を投入する計量フィーダと、
    前記計量フィーダに保持された被計量物の重量と前記計量フィーダの重量の合計である合計重量を検出する重量センサと、
    前記計量フィーダから投入された被計量物を保持し排出するメモリホッパと、
    前記重量センサによる前記合計重量の検出値を受け取り、前記計量フィーダおよび前記メモリホッパを制御する制御基板とを備え、
    個々の計量フィーダに対応して複数のメモリホッパが設けられており、
    前記計量フィーダから前記メモリホッパへ被計量物を投入する前後における前記合計重量の減少分を用いて、
    前記メモリホッパに投入された被計量物の重量である計量重量を計算し、
    前記計量重量を用いて最適組合せに参加するメモリホッパを選択すると共に、
    合計重量が一定重量1を上回りかつ対応する少なくとも一つの前記メモリホッパが空である前記計量フィーダ、および、合計重量が一定重量1と一定重量1よりも小さい一定重量2との間にありかつ対応する少なくとも一つの前記メモリホッパが空である前記計量フィーダが前記メモリホッパに被計量物を投入する間に、合計重量が一定重量1と一定重量2との間にありかつ対応するいずれの前記メモリホッパも空でない前記計量フィーダ、および、合計重量が一定重量2を下回る前記計量フィーダに被計量物を供給する、組合せ秤。
  2. 前記計量フィーダから前記メモリホッパへ被計量物を投入する前の前記合計重量である投入前重量と、前記計量フィーダから前記メモリホッパへ被計量物を投入した後の前記合計重量である投入後重量との差分に補正値を加えた値を、前記計量重量とする、請求項1に記載の組合せ秤。
  3. 前記計量フィーダから前記メモリホッパへ被計量物を投入した後に一定時間を経過した後の前記合計重量である安定重量を用いて前記補正値を計算する、請求項2に記載の組合せ秤。
  4. 前記重量センサの検出値の時間変化から予測される前記安定重量との差分を前記補正値とする、請求項3に記載の組合せ秤。
  5. 前記投入後重量と前記安定重量との差分を前記補正値とする、請求項3に記載の組合せ秤。
  6. 前記投入後重量と前記安定重量との差分の平均値を前記補正値とする、請求項3に記載の組合せ秤。
  7. 前記計量フィーダから前記メモリホッパへ被計量物を投入する前の前記合計重量である投入前重量と、前記計量フィーダから前記メモリホッパへ被計量物を投入した後に一定時間を経過した後の前記合計重量である安定重量との差分を、前記計量重量とする、請求項1に記載の組合せ秤。
  8. 前記計量フィーダに被計量物を供給する投入ホッパを備え、前記合計重量が一定重量以下である前記計量フィーダである残量不足計量フィーダからは前記メモリホッパに被計量物を投入せず、前記投入ホッパが前記残量不足計量フィーダへ被計量物を供給する、請求項1に記載の組合せ秤。
  9. 前記計量フィーダが前記メモリホッパに被計量物を投入する際に、前記計量フィーダから前記メモリホッパへ投入された被計量物の量である既投入量が、前記計量フィーダから前記メモリホッパへ投入する被計量物の量の制御目標値である投入目標量に近づくに従って、前記計量フィーダが前記メモリホッパへ投入する被計量物の時間当たりの量である投入速度を減らす、請求項1に記載の組合せ秤。
  10. 前記計量フィーダが前記メモリホッパに被計量物を投入する際に、前記計量フィーダから前記メモリホッパへ投入された被計量物の量である既投入量と前記計量フィーダから前記メモリホッパへ投入する被計量物の量の制御目標値である投入目標量との差がゼロに近づいた場合には、投入速度を一定に保つ、請求項1に記載の組合せ秤。
  11. 前記計量フィーダの内部、または前記計量フィーダと対応する前記メモリホッパの間、または前記メモリホッパの上部に、障害物を設けた、請求項に記載の組合せ秤。
  12. 前記計量フィーダと前記メモリホッパの間に、可動式流路を設けた、請求項に記載の組合せ秤。
  13. 前記計量フィーダがゲートを備え、前記計量フィーダが前記メモリホッパに被計量物を投入する時に、ゲートを開く部分を半分より小さくする、請求項に記載の組合せ秤。
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