JP4926569B2 - 注出栓 - Google Patents

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Description

本発明は、容器の口部に装着される注出栓に関するものであり、該注出栓に起因した内容物の品質低下を確実に回避しようとするものである。
近年、ソースや食用油、醤油、飲料等を入れる容器には、商品の流通段階での不正な開封を防ぐため、破断予定線に沿って閉塞壁を引きちぎることによって開封を可能とするプルトップタイプの注出栓を装着したものが多用されてきており、この点に関する先行技術としては、注出口体を液体の種類に応じて簡単に変更することを可能とし、しかも、注出口体の構造の簡素化を図ることができるように、キャップ本体に反転ヒンジでカバーキャップを一体に設け、キャップ本体に着脱自在に取り付けられる注出口体に、薄肉破断線の破断により開口可能な閉塞体を一体に設け、注出口体に液体案内用のつば部を設けた構成になるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開平6-25151号公報
ところで、この種の注出栓は、破断予定線が薄肉の切欠溝からなっているのが普通であるところ、その部位から内容物の風味(フレバー)が逃げてしまうことが最近明らかとなってきており、その解決が求められていた。
本発明の課題は、プルトップタイプの注出栓において従来懸念されていた上記の如き不具合を解消するところにある。
本発明は、容器の内部につながる開口を有し該容器の口部に着脱可能に保持されるベースと、このベースの天壁に一体連結し該開口を取り囲んで内容物の注出経路を形成する注出筒と、破断予定線に沿う引きちぎりを可能とする壁部を有し前記開口に嵌合保持される閉塞壁と、この閉塞壁を注出筒とともに内側に収めベースに着脱自在又は開閉可能に配置される蓋体とを備え、注出筒を通しての注出が前記壁部の引きちぎりにより可能になる注出栓において、
前記天壁から垂下させた周壁の内側に、前記開口を形成するとともに、つなぎ壁を介して間隔を置いてつなぎ壁から前記周壁に沿って上方に伸延する環状壁部を設け、
前記閉塞壁に、破断予定線をその外側及び内側からそれぞれ挟み込む外筒と内筒からなり、その相互間に環状壁部の嵌合空間を形成する二重筒体を設けたことを特徴とする注出栓である。
上記の構成になる注出栓において、前記閉塞壁は、引きちぎりを可能とする壁部にプルリングを一体的に備えるものが望ましく、前記閉塞壁には、開口の周壁に設けられた凹部又は凸部に適合して組込みの際の位置合わせを行なう凸部又は凹部を設けておくのがよい。
閉塞壁に形成された破断予定線は、二重筒体の外筒と内筒とによって形成された嵌合空間に位置しており、かつ、該嵌合空間には環状壁部が入り込むため、破断予定線が容器の内部空間に曝されることがなくなり、破断予定線の薄肉部分を通して内容物の風味が逃げることがない。
以下、図面を参照して本発明をより具体的に説明する。
図1(a)(b)は本発明にしたがう注出栓の実施の形態を示したものである。図における1は容器の口部にアンダーカットあるいはねじによって着脱可能に係合、保持されるベースである。このベース1は容器の口部を取り囲む側壁1aと、この側壁1aの上端に一体連結する天壁1bからなっており、天壁1bの中央部分には該天壁1bにおいて垂下させた周壁1cによって開口hが形成されている。
また、2はベース1の天壁1bに形成された開口hを取り囲んで内容物の注出経路を形成する注出筒、3はベース1の開口hに嵌合保持される閉塞壁である。この閉塞壁3は破断予定線L(破断予定線はV字状に切り欠いた溝によって形成される)に沿う引きちぎりを可能とする壁部3aを有している。4は閉塞壁3を注出筒2とともに内側に収める蓋体である。この蓋体4はねじによってベース1に着脱自在に固定保持することができるが、図示の如く、ヒンジ4aを介して開閉可能に保持してもよく、その裏面には蓋体4を閉じた時に注出筒2の内面に当接してその相互間をシールするシール筒4bが設けられている。
また、5は開口hの周壁1cに沿って伸延する環状壁部である。この環状壁部5はその下端に設けられた水平配置になるつなぎ壁5aによって周壁1cに一体連結している。
6は閉塞壁3の下面に一体的に垂下保持された二重筒体である。この二重筒体6は破断予定線Lをそれぞれ外側及び内側から挟み込むとともにその相互間に環状壁部5の嵌合空間を形成する外筒6a、内筒6bからなっている。
さらに、7は閉塞壁3の壁部3aに一体成形されそれを把持して引っ張ることによって該壁部3aを破断予定線Lに沿って引きちぎるプルリングである。
閉塞壁3の下面に設けられた二重筒体6の嵌合空間に環状壁部5を入れ込み、アンダーカットの如き手段にて係合させることで該閉塞壁3はベース1に固定保持されることになる。その状態で破断予定線Lは環状壁部5の突端面に位置し、該破断予定線Lが容器の内部空間に直接曝されることがなくなり、容器の開封前に該破断予定線Lの薄肉部分を通して内容物の風味が逃げることがなくなる。
かかる構成の注出栓においてプルリング7を引っ張ると、図2に示す如く、壁部3aは破断予定線Lに沿って引きちぎりられ、注出筒2を通して内容物の注出が可能となる。
閉塞壁3の上端縁部に例えば図3に示すような凸部3bを設け、周壁1cに該凸部3bに適合する凹部1c′を設けることで該閉塞壁3をセットする際の位置決めが容易となる。なお、図示した凸部を周壁1cに設け、この凸部に適合する凹部を閉塞壁3に設けてもよい。
本発明の実施の形態では、ベース1の側壁1aは、その下端で一体連結して該側壁1aに沿って立ち上げた外層1a′を有する二重壁として示したが、該側壁1aは単一の壁であってもよく、この点についても限定はされない。
注出栓は、合成樹脂を射出成形することによって製造することができる。
容器内の内容物の品質を安定保持できる注出栓が提供できる。
(a)(b)は本発明に従う注出栓の実施の形態を示した図である。 図1に示した注出栓を開封した状態を示した図である。 図1に示した注出栓の要部拡大図である。
符号の説明
1 ベース
1a 側壁
1b 天壁
1c 周壁
2 注出筒
3 閉塞壁
3a 壁部
4 蓋体
4a ヒンジ
4b シール筒
5 環状壁部
5a つなぎ壁
6 二重筒体
6a 外筒
6b 内筒
7 プルリング
L 破断予定線
h 開口

Claims (3)

  1. 容器の内部につながる開口を有し該容器の口部に着脱可能に保持されるベースと、このベースの天壁に一体連結し該開口を取り囲んで内容物の注出経路を形成する注出筒と、破断予定線に沿う引きちぎりを可能とする壁部を有し前記開口に嵌合保持される閉塞壁と、この閉塞壁を注出筒とともに内側に収めベースに着脱自在又は開閉可能に配置される蓋体とを備え、注出筒を通しての注出が前記壁部の引きちぎりにより可能になる注出栓において、
    前記天壁から垂下させた周壁の内側に、前記開口を形成するとともに、つなぎ壁を介して間隔を置いてつなぎ壁から前記周壁に沿って上方に伸延する環状壁部を設け、
    前記閉塞壁に、破断予定線をその外側及び内側からそれぞれ挟み込む外筒と内筒からなり、その相互間に環状壁部の嵌合空間を形成する二重筒体を設けたことを特徴とする注出栓。
  2. 前記閉塞壁は、引きちぎりを可能とする壁部にプルリングを一体的に備える請求項1記載の注出栓。
  3. 前記閉塞壁は、開口の周壁に設けられた凹部又は凸部に適合して位置合わせを行なう凸部又は凹部を有する、請求項1又は2に記載の注出栓。
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