JP4925671B2 - デジタル信号の符号化/復号化方法及びその装置並びに記録媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、多チャンネル信号符号化/復号化方法及び装置に係り、特に多チャンネル信号のチャンネル間類似度により、左側チャンネル信号を符号化して第1信号を生成し、左側チャンネル信号と右側チャンネル信号との組み合わせを符号化して第2信号を生成する符号化方法及び符号化装置、それによる復号化方法及び復号化装置に関する。
今日の通信技術は、全てのことをアナログからデジタルに変化させていく趨勢である。かかる趨勢に相応し、全てのオーディオ機器、あるいはオーディオ伝送においても、デジタル伝送は、必須不可欠になった。かかるデジタルオーディオの伝送は、既存のアナログ伝送方式より周囲の雑音に強く、また音質もコンパクトディスク(CD)でのように非常にきれいに再生可能である。しかし、伝送するデータ量が増加するにつれて、保存せねばならないメモリの容量あるいは伝送ラインの容量などさまざまな問題を引き起こしている。
かかる問題点を解決するために必要な技術がデータ圧縮技術である。オーディオの場合、原音を圧縮して伝送した後、圧縮を解いて聞いたとき、原音とほぼ同じになるように再生させるのがオーディオ圧縮技術の目標である。すなわち、全く同じレベルの音質を再生しつつ、単位時間当たりさらに少ない量の情報伝送で済ませるようにする。
1つのチャンネルから提供されるオーディオ信号であるモノオーディオに比べ、複数個のチャンネルからそれぞれ提供されたオーディオ信号の組み合わせであるステレオオーディオは、聴取者に立体的なサウンドを鑑賞可能とさせるので、ステレオオーディオに対する聴取者の要求は、モノオーディオのそれに比べて非常に大きい。
従来のオーディオ信号処理方法のうちの一つとして、認識ノイズ置換(PNS:Perceptual Noise Substitution)法がある。かかる従来のオーディオ信号処理法は、MPEG−4オーディオコーディングツールでもって、64kbps(bit per second)/ステレオのように低いビット率では、オーディオ信号を効果的に処理可能であるが、高いビット率で音質を低下させてしまうという問題点を有する。特に、かかる従来のオーディオ信号処理法がトランジェント・オーディオ信号を処理する場合、音質をさらに低下させるという問題点を有する。
また、ステレオオーディオは、複数個のチャンネルからそれぞれ得られたモノオーディオが組み合わさったものであるので、ステレオオーディオを保存したり伝送するためには、モノオーディオに比べて多くの努力と費用とがかかる。複数個のチャンネルから得られたモノオーディオを各チャンネル別に独立的に符号化する場合、データの大きさがチャンネルの数ほど大きくなるためである。サンプリングレートを下げたり、または損失符号化を採用してデータを小さくすることは可能であるが、サンプリングレートは、聴取者が感じる音質に直接的な影響を及ぼし、損失符号化また音質低下をもたらすという要因になりうる。
従って、高いビット率を有するデジタル信号とトランジェント信号とに対しても音質が大きく低下せず、音質に直接的な影響なしにチャンネル間の重複情報を効果的に除去し、多チャンネル信号を符号化して復号化する方法が必要である。
本発明が解決しようとする技術的課題は、低いビット率でも周波数帯域幅を狭めずに、オーディオ信号を効率的に処理できる周波数帯域間の類似度を利用した多チャンネルデジタル信号符号化/復号化方法及びその装置を提供するところにある。
また、本発明が解決しようとする他の技術的課題は、多チャンネルデジタル信号を符号化/復号化するにあたり、チャンネル間の重複情報を効果的に除去するために、チャンネル間類似度によって符号化することにより、1つのチャンネル信号についての情報を有する第1信号と、前記チャンネル信号を含む2つのチャンネル信号についての情報を有する第2信号とを生成する符号化方法及び符号化装置とそれによる復号化方法及び復号化装置を提供することである。
前記した技術的課題を解決するために、本発明に係るデジタル信号の符号化方法は、2個以上の多チャンネルからなるデジタル信号を示す多チャンネル信号を符号化する方法において、前記多チャンネル信号を所定個数の周波数帯域に分割するステップと、前記分割された周波数帯域のうち所定周波数以上の高周波帯域それぞれに対し、前記所定周波数未満の低周波帯域のうち最も類似した低周波帯域である類似低周波帯域を検出するステップと、前記高周波帯域の所定の特徴値を求めるステップと、前記多チャンネル信号のうち第1チャンネル信号を利用して第1演算を行って第1信号を生成すると共に、前記第1チャンネル信号と、前記多チャンネル信号のうち第2チャンネル信号との組み合わせで第2演算を行って第2信号を生成するステップと、前記生成された第1信号と第2信号のうち、前記所定周波数未満の低周波帯域に属する低周波帯域信号と前記求められた高周波帯域の特徴値とを量子化するステップと、前記検出された類似低周波帯域に関する情報と、前記量子化された前記低周波帯域信号及び前記量子化された前記高周波帯域の特徴値とからビットストリームを生成するステップとを含むことを特徴とする。
また、デジタル信号の符号化方法は、望ましくは、前記類似低周波帯域を検出するステップが、前記高周波帯域それぞれに対し、前記低周波帯域との類似度を求めるステップと、前記求められた類似度が最も大きい低周波帯域を検出するステップと、前記検出された低周波帯域と前記高周波帯域との類似度が第1の所定値以上であるか否かを判断し、前記検出された低周波帯域と前記高周波帯域との類似度が前記第1の所定値以上である場合、前記検出された低周波帯域についての情報を生成するステップとを含む。
また、デジタル信号の符号化方法は、前記類似低周波帯域を検出するステップが、前記検出された低周波帯域と前記高周波帯域との類似度が前記第1の所定値未満である場合、前記類似低周波帯域が存在しないことを示す情報を生成するステップをさらに含むことが望ましい。
また、デジタル信号の符号化方法は、前記類似度が、前記高周波帯域に属する時間領域サンプルの値を連結した曲線の形態と前記低周波帯域に属する時間領域サンプルの値を連結した曲線の形態との類似度であることが望ましい。
また、デジタル信号の符号化方法は、前記所定の特徴値が、前記高周波帯域の電力とスケールファクタとのうち、少なくともいずれか一つであることが望ましい。
また、デジタル信号の符号化方法は、望ましくは、前記第1信号が、前記第1チャンネル信号と同じであり、前記第2信号が、前記第1チャンネル信号と前記第2チャンネル信号との差信号であることが望ましい。
また、デジタル信号の符号化方法は、前記第1信号及び前記第2信号を生成するステップが、前記第1チャンネル信号と前記第2チャンネル信号との類似度を計算するステップと、前記計算された類似度が第2の所定値以上である場合、前記多チャンネル信号を符号化して前記第1信号と前記第2信号とを生成するステップとを含み、前記第1信号は、前記第1チャンネル信号と前記第2チャンネル信号のうちいずれか一つを利用して演算され、前記第2信号は、前記第1チャンネル信号及び前記第2チャンネル信号の組み合わせを利用して演算されることが望ましい。
また、デジタル信号の符号化方法は、望ましくは、前記類似度を計算するステップが、前記第1チャンネル信号及び前記第2チャンネル信号の電力、スケールファクタ、マスキングスレショルド値のうちいずれか一つの比率を計算する。
また、デジタル信号の符号化方法は、前記多チャンネル信号を符号化して前記第1信号と前記第2信号とを生成するステップが、前記類似度を計算するステップで計算された比率が1を中心に所定の範囲内の値である場合、前記多チャンネル信号を符号化することが望ましい。
また、デジタル信号の符号化方法は、前記分割するステップで分割された周波数帯域に対して量子化ビット数を割り当てるステップをさらに含み、前記量子化するステップは、前記割り当てられた量子化ビット数によって、生成された前記第1信号と前記第2信号のうち、前記所定周波数未満の低周波帯域に属する信号を量子化することが望ましい。
また、前記した技術的課題を解決するために、本発明に係るデジタル信号の復号化方法は、入力された第1ビットストリーム及び第2ビットストリームを復号化して第1チャンネル及び第2チャンネルからなるデジタル信号を生成するデジタル信号の復号化方法において、前記第1ビットストリーム及び前記第2ビットストリームから、量子化された低周波帯域信号、量子化された高周波帯域の特徴値、および前記高周波帯域に類似した低周波帯域である類似低周波帯域に関する情報を抽出するステップと、抽出された、前記量子化された低周波帯域信号と前記量子化された高周波帯域の特徴値とを逆量子化するステップと、前記第1ビットストリームの逆量子化された前記低周波帯域信号を利用して第1演算を行って前記第1チャンネルの低周波帯域信号を生成すると共に、前記第1ビットストリームの逆量子化された前記低周波帯域信号及び前記第2ビットストリームの逆量子化された前記低周波帯域信号の組み合わせを利用して第2演算を行って前記第2チャンネルの低周波帯域信号を生成するステップと、生成された前記第1チャンネルの低周波帯域信号及び前記第2チャンネルの低周波帯域信号、前記逆量子化された前記高周波帯域の特徴値、および抽出された前記類似低周波帯域に関する情報を利用して、前記第1チャンネルの高周波帯域信号及び前記第2チャンネルの高周波帯域信号を生成するステップとを含むことを特徴とする。
また、デジタル信号の復号化方法は、生成された前記第1チャンネルの低周波帯域信号が、前記第1ビットストリームの逆量子化された前記低周波帯域信号と同じであり、生成された前記第2チャンネルの低周波帯域信号が、前記第1ビットストリームの逆量子化された前記低周波帯域信号と、前記第2ビットストリームの逆量子化された前記低周波帯域信号との差信号であることが望ましい。
また、デジタル信号の復号化方法は、前記高周波帯域信号を生成するステップが、各高周波帯域に対し、前記高周波帯域に対応する前記類似低周波帯域の逆量子化された信号を複製するステップと、前記複製された信号を前記逆量子化された特徴値を有する高周波帯域信号に変換するステップとを含むことが望ましい。
また、デジタル信号の復号化方法は、望ましくは、前記高周波帯域信号を生成するステップが、前記高周波帯域に対応する前記類似低周波帯域のない場合、前記逆量子化された高周波帯域の特徴値だけを利用して前記高周波帯域信号を生成する。
また、デジタル信号の復号化方法は、前記高周波帯域の特徴値が、前記高周波帯域の電力とスケールファクタとのうち、少なくともいずれか一つであることが望ましい。
また、デジタル信号の復号化方法は、望ましくは、前記逆量子化するステップが、前記第1ビットストリーム及び前記第2ビットストリームから、各周波数帯域に割り当てられた量子化ビット数を抽出するステップと、前記抽出された量子化ビット数を利用して、前記低周波帯域信号を抽出するステップで抽出された、前記量子化された低周波帯域信号を逆量子化するステップとを含む。
また、前記した技術的課題を解決するために、本発明に係るデジタル信号の符号化装置は、2個以上の多チャンネルからなるデジタル信号を示す多チャンネル信号を符号化するデジタル信号の符号化装置において、前記多チャンネル信号を所定個数の周波数帯域に分割する周波数帯域分割部と、前記分割された周波数帯域のうち所定周波数以上の高周波帯域それぞれに対し、前記所定周波数未満の低周波帯域のうち最も類似した低周波帯域である類似低周波帯域を検出し、前記検出された類似低周波帯域に関する情報を生成し、前記高周波帯域の所定の特徴値を求める類似度分析部と、前記多チャンネル信号のうち第1チャンネル信号を利用して第1演算を行って第1信号を生成すると共に、前記第1チャンネル信号と、前記多チャンネル信号のうち第2チャンネル信号との組み合わせで第2演算を行って第2信号を生成するLS符号化部と、前記生成された第1信号と第2信号のうち、前記所定周波数未満の低周波帯域に属する低周波帯域信号と前記求められた高周波帯域の特徴値とを量子化する量子化部と、前記生成された類似低周波帯域に関する情報と、前記量子化された前記低周波帯域信号及び前記量子化された前記高周波帯域の特徴値とからビットストリームを生成するビットストリーム生成部とを備えることを特徴とする。
また、デジタル信号の符号化装置は、望ましくは、前記類似度分析部が、前記高周波帯域それぞれに対し、前記低周波帯域との類似度を求める帯域類似度計算部と、前記求められた類似度が最も大きい低周波帯域を検出する帯域検出部と、前記検出された低周波帯域と前記高周波帯域との類似度が第1の所定値以上であるか否かを判断する帯域類似度判断部と、前記検出された低周波帯域と前記高周波帯域との類似度が、前記第1の所定値以上である場合、前記検出された低周波帯域についての情報を生成すると共に、前記第1の所定値未満である場合、前記類似低周波帯域が存在しないことを示す情報を生成する類似情報生成部とを備える。
また、デジタル信号の符号化装置は、前記類似度が、前記高周波帯域に属する時間領域サンプルの値を連結した曲線の形態と前記低周波帯域に属する時間領域サンプルの値を連結した曲線の形態との類似度であることが望ましい。
また、デジタル信号の符号化装置は、前記所定の特徴値が、前記高周波帯域の電力とスケールファクタとのうち少なくともいずれか一つであることが望ましい。
また、デジタル信号の符号化装置は、前記第1信号が、前記第1チャンネル信号と同じであり、前記第2信号が、前記第1チャンネル信号と前記第2チャンネル信号との差信号であることが望ましい。
また、デジタル信号の符号化装置は、前記第1チャンネル信号と前記第2チャンネル信号との類似度を求め、前記求められた類似度が第2の所定値以上である場合、前記LS符号化部を動作させる信号を生成して出力するチャンネル類似度分析部をさらに備えることが望ましい。
また、デジタル信号の符号化装置は、望ましくは、前記第1チャンネル信号と前記第2チャンネル信号との類似度が、前記第1チャンネル信号及び前記第2チャンネル信号の電力、スケールファクタ、マスキングスレショルド値のうちいずれか一つの比率で計算される。
また、デジタル信号の符号化装置は、前記周波数帯域分割部で分割された周波数帯域に対して量子化ビット数を割り当てる量子化制御部をさらに備え、前記量子化部は、前記割り当てられた量子化ビット数によって、生成された前記第1信号と前記第2信号のうち、前記所定周波数未満の低周波帯域に属する信号を量子化することが望ましい。
また、前記した技術的課題を解決するために、本発明に係るデジタル信号の復号化装置は、入力された第1ビットストリーム及び第2ビットストリームを復号化して第1チャンネル及び第2チャンネルからなるデジタル信号を生成するデジタル信号の復号化装置において、前記第1ビットストリーム及び前記第2ビットストリームから、量子化された低周波帯域信号、量子化された高周波帯域の特徴値、および前記高周波帯域に類似した低周波帯域である類似低周波帯域に関する情報を抽出するビットストリーム解釈部と、抽出された前記量子化された低周波帯域信号と前記量子化された高周波帯域の特徴値とを逆量子化する逆量子化部と、前記第1ビットストリームの逆量子化された前記低周波帯域信号を利用して第1演算を行って前記第1チャンネルの低周波帯域信号を生成すると共に、前記第1ビットストリームの逆量子化された前記低周波帯域信号及び前記第2ビットストリームの逆量子化された前記低周波帯域信号の組み合わせを利用して第2演算を行って前記第2チャンネルの低周波帯域信号を生成するLS復号化部と、生成された前記第1チャンネルの低周波帯域信号及び前記第2チャンネルの低周波帯域信号、前記逆量子化された前記高周波帯域の特徴値、および抽出された前記類似低周波帯域に関する情報を利用して、前記第1チャンネルの高周波帯域信号及び前記第2チャンネルの高周波帯域信号を生成する高周波信号生成部とを備えることを特徴とする。
また、デジタル信号の復号化装置は、前記LS復号化部で生成された前記第1チャンネルの低周波帯域信号が、前記第1ビットストリームの逆量子化された前記低周波帯域信号と同一であり、前記LS復号化部で生成された前記第2チャンネルの低周波帯域信号が、前記第1ビットストリームの逆量子化された前記低周波帯域信号と、前記第2ビットストリームの逆量子化された前記低周波帯域信号との差信号であることが望ましい。
また、デジタル信号の復号化装置は、前記高周波信号生成部が、前記逆量子化された前記低周波帯域信号と、前記高周波帯域に対応する前記逆量子化された類似低周波帯域に関する情報とを入力され、各高周波帯域に対して類似した逆量子化された低周波帯域信号を複製する信号複製部と、前記複製された低周波帯域信号と前記逆量子化された高周波帯域の特徴値とを入力され、各高周波帯域に対して前記複製された低周波帯域信号を、前記入力された特徴値を有する高周波帯域信号に変換する信号変換部とを備えることが望ましい。
また、デジタル信号の復号化装置は、望ましくは、前記高周波信号生成部が、前記高周波帯域に対応する前記類似低周波帯域に関する情報と前記逆量子化された高周波帯域の特徴値とを入力され、前記高周波帯域に対応する前記類似低周波帯域に関する情報のない場合、前記逆量子化された高周波帯域の特徴値だけを利用して前記高周波帯域信号を生成する。
また、デジタル信号の復号化装置は、前記高周波帯域の特徴値が、前記高周波帯域の電力とスケールファクタとのうち、少なくともいずれか一つであることが望ましい。
また、デジタル信号の復号化装置は、前記ビットストリーム解釈部が、前記第1ビットストリーム及び前記第2ビットストリームから、量子化された低周波帯域信号、量子化された高周波帯域の特徴値、および前記高周波帯域に類似した低周波帯域である類似低周波帯域に関する情報、並びに各周波数帯域に割り当てられた量子化ビット数を抽出し、前記逆量子化部が、前記抽出された量子化ビット数を利用して、前記抽出された前記量子化された低周波帯域信号を逆量子化することが望ましい。
前記デジタル信号の符号化方法/復号化方法は、望ましくは、コンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体で具現可能である。
本発明によると、多チャンネルデジタル信号を符号化/復号化する場合、周波数帯域間の類似度とチャンネル間の類似度とを利用することにより、一定レベルの音質を保持しつつ符号化装置から復号化装置に伝送される信号を小さくでき、高周波信号を効率的に符号化及び復号化させることができ、安定しており、かつ自然な音質を提供できる。
[デジタル信号の符号化方法及び装置]
以下、添付された図面を参照しつつ、本発明に係るデジタル信号の符号化方法及び装置について詳細に説明する。図1は、本発明に係る多チャンネルデジタル信号を符号化する符号化装置の全体的な構成をブロック図で図示したものであり、図示された符号化装置は、周波数帯域分割部100、類似度分析部110、LS符号化部120、量子化部130、ビットストリーム生成部140、及び量子化制御部150を備えてなる。図1に図示された符号化装置の動作を、図10に図示された符号化方法を表すフローチャートに結び付けて説明する。
周波数帯域分割部100は、入力される時間領域のデジタル信号を所定個数の周波数領域に分けられた周波数帯域に分割して出力する(ステップ1100)。望ましい一実施形態としては、デジタル信号にパルス符号変調(PCM)サンプリングされた信号(PCM信号)を使用し、このPCM信号をサブバンドフィルタを利用して時間領域の入力信号を所定個数の周波数帯域別信号に変換させる。ステップ1100の周波数帯域への分割は、サブバンドフィルタ以外にも、離散コサイン変換(DCT)、変形離散コサイン変換(MDCT)、高速フーリエ変換(FFT)などを使用することもある。
類似度分析部110は、ステップ1100で分割された周波数帯域のうち所定の基準周波数以上の高周波帯域それぞれに対し、当該高周波帯域と最も類似した所定の基準周波数未満の低周波帯域である類似低周波帯域を検出し、検出された類似低周波帯域に関する情報(類似低周波帯域情報)を出力する(ステップ1110:類似低周波帯域検出ステップ)。前記所定の基準周波数は、ユーザにより変更もされ、事前に設定されもする。前記した類似低周波帯域情報は、類似低周波帯域のインデックスを当該高周波帯域のインデックスと対応させて生成されることが望ましい。
類似度分析部110は、当該高周波帯域それぞれに対し、所定の特徴値を計算する(ステップ1120:特徴値計算ステップ)。ここで、所定の特徴値は、各高周波帯域に属するサンプル値の大きさを表す値であり、当該高周波帯域に属するサンプルの平均電力または当該高周波帯域のスケールファクタであることが望ましい。
LS符号化部(Left/Side Encoder)120は、周波数帯域に分割された多チャンネルデジタル信号、例えば、左側チャンネル信号と右側チャンネル信号とからなるデジタル信号を、第1信号及び第2信号にLS符号化する(ステップ1130)。図5は、LS符号化法についての実施形態を図示した図面であり、次の式(2)の行列式を計算して左側チャンネル信号Lと右側チャンネル信号Rとを第1信号(first signal)と第2信号(second signal)とに符号化可能である。
Figure 0004925671
式(2)で、x,y,zは定数である。式(2)によれば、第1信号は、左側チャンネル信号Lだけで演算され、左側チャンネル信号についての情報だけを有しており、第2信号は、左側チャンネル信号Lと右側チャンネル信号Rとの組み合わせで演算され、左側チャンネル信号Lと右側チャンネル信号Rとについての情報である。具体的に、ステレオデジタル信号(左側チャンネル信号L、右側チャンネル信号R)は、次の式(3)のように計算(符号化)され、第1信号と第2信号とが生成されることが望ましい。
Figure 0004925671
式(3)によれば、LS符号化部120により符号化された第1信号は、左側チャンネル信号Lと同一であり、第2信号は、左側チャンネル信号Lと右側チャンネル信号Rとの差信号を2で割った信号である。
前記の説明では、左側チャンネル信号と右側チャンネル信号とを符号化して第1信号及び第2信号を生成する場合を一実施形態とし、LS符号化法を説明したが、3個以上のチャンネルを有するデジタル信号の場合にも、3個以上のチャンネルのうち第1チャンネルの信号と第2チャンネルの信号とをLS符号化法によって符号化して第1信号及び第2信号を生成可能である。
LS符号化部120は、周波数帯域に分割された多チャンネルデジタル信号のうち、低周波帯域信号だけを符号化することが望ましい。また、LS符号化法(ステップ1130)は、前記した類似低周波帯域検出ステップ(ステップ1110)及び特徴値計算ステップ(ステップ1120)と同時に行われることが望ましい。
量子化部130は、類似度分析部110から高周波帯域の特徴値を入力されて量子化し、LS符号化部120から入力された第1信号及び第2信号の低周波帯域信号を周波数帯域別に量子化する(ステップ1140)。
量子化制御部150は、前記各周波数帯域を量子化するために割り当てられる量子化ビット数(割当てビット数)を決定する。これに基づき、量子化部130は、量子化制御部150で決定された量子化ビット数によって各周波数帯域を量子化する。
量子化制御部150は、分割された各周波数帯域に対して聴覚の敏感度を分析し、分析した結果によって割当てビット数を決定することが望ましい。
量子化制御部150についての一実施形態を以下に述べる。この量子化制御部150は、聴覚心理モデル(図示せず)とビット割当て部(図示せず)とを備えることが望ましい。聴覚心理モデル(図示せず)は、人間の聴覚特性により、周波数帯域別ビット割当ての基準になる信号対マスクレベル比(SMR:Signal-to-Mask Ratio)を計算して出力するものである。ビット割当て部(図示せず)は、聴覚心理モデル(図示せず)から受けたSMR値を基に各周波数帯域の割当てビット数を求めるものである。
また、量子化制御部150についての他の実施形態を以下に述べる。この量子化制御部150は、割当てビット数抽出部(図示せず)及びルックアップテーブル(図示せず)を備えることが望ましい。ルックアップテーブル(図示せず)は、周波数帯域を量子化するための割当てビット数を保存しており、この割当てビット数は、各周波数帯域の特性を表す特徴値がアドレスと対応して保存されている。この周波数帯域の特徴値は、周波数帯域に属するサンプルの平均電力、周波数帯域のスケールファクタまたは周波数帯域のマスキングスレショルド値であることが望ましい。ここで、スケールファクタは、各周波数帯域に属するサンプルのうち最も大きい絶対値を有するサンプルの値である。また、マスキングスレショルド値とは、オーディオ信号の相互作用により人間が聞いても感じれない信号の最大サイズをいい、オーディオ信号符号化において、一般的に使われる聴覚心理モデルにおいてオーディオ信号のうち、相互間の干渉によりある信号が他の信号をマスキングすることにより、人間が聞くのに全く感じれないマスキング現象と関連した値である。また、割当てビット数抽出部(図示せず)は、入力される信号の周波数帯域別の特徴値をアドレス値として計算し、ルックアップテーブル(図示せず)から、計算されたアドレス値に対応する割当てビット数を抽出するものである。このルックアップテーブル(図示せず)に保存された割当てビット数は、量子化が適切に行われるように聴覚心理モデル(図示せず)に立脚して周波数帯域の特徴値によってあらかじめ計算されて保存されることが望ましい。
量子化制御部150に係るさらに他の実施形態を説明する。この量子化制御部150は、複数のルックアップテーブル(図示せず)、ルックアップテーブル選択部(図示せず)、及び割当てビット数抽出部(図示せず)を備えることが望ましい。複数のルックアップテーブル(図示せず)は、入力されるデジタル信号の特性によって相異なる割当てビット数を保存している。ルックアップテーブル選択部(図示せず)は、入力されるデジタル信号の特性を計算し、複数のルックアップテーブル(図示せず)のうち、計算された特性に合うルックアップテーブル(図示せず)を選択するものである。また、割当てビット数抽出部(図示せず)は、デジタル信号の周波数帯域別の特徴値をアドレス値として計算し、選択されたルックアップテーブル(図示せず)から、計算されたアドレス値に対応する割当てビット数を抽出するものである。入力されるデジタル信号の特性は、周波数帯域に分割されたサンプルの分布図であることが望ましい。
図1に示した符号化装置の説明を続ける。ビットストリーム生成部140は、量子化部130で量子化された低周波帯域信号と、類似度分析部110から計算された高周波帯域の特性値及び類似度分析部110で生成された各高周波帯域に対応する類似低周波帯域情報とから、ビットストリームを生成して伝送する(ステップ1150)。このビットストリーム生成部140は、入力される信号を無損失符号化及びビットパッキングした後、ビットパッキングされた結果をビットストリーム形態に変換することが望ましく、無損失符号化のために、ハフマン符号化を使用することが望ましい。
図2は、図1の類似度分析部110についての実施形態をブロック図で図示したものであり、図示された類似度分析部110は、帯域類似度計算部200、帯域検出部210、帯域類似度判断部220、及び類似情報生成部230を備えてなる。図2に図示された類似度分析部110の動作を図11に図示されたフローチャートに結び付けて説明する。
帯域類似度計算部200は、高周波帯域それぞれに対し、全ての低周波帯域との類似度を計算する(ステップ1200)。この帯域類似度計算部200は、高周波帯域に属する時間領域サンプルの値がなす曲線の形態と、低周波帯域に属する時間領域サンプルの値がなす曲線の形態とが互いに類似した程度を数値で表現して計算することが望ましい。
図3Aから図3Dは、高周波帯域と低周波帯域との間の類似度を求める方法についての実施形態を説明するために、周波数帯域に属するサンプルの値をグラフで図示したものである。図3Aは、6番目から9番目の帯域についてのサンプル値、図3Bは、10番目から13番目の帯域についてのサンプル値、図3Cは、14番目から17番目の帯域についてのサンプル値、図3Dは、18番目から21番目の帯域についてのサンプル値を表す図面である。図3Aから図3Dでは、横軸は時間を表し、縦軸はサンプル値を表し、図3Aから図3Dに図示された各図面に表示された1から16は、時間領域上のインデックスを表す。
図3Bに図示された10番目の帯域(10th)以上の周波数帯域を高周波帯域と仮定する。この場合には、高周波帯域のうち図3Cに図示された14番目の帯域(14th)に属するサンプルがなす曲線の形態と、低周波帯域のうち図3Aに図示された7番目の帯域(7th)に属するサンプルがなす曲線の形態とは、ピーク位置が類似しているということが分かる。このような場合、低周波帯域の7番目の帯域と高周波帯域の14番目の帯域との類似度が高いと言える。ここで、高周波帯域と低周波帯域との類似度は、次の式(1)により求めることが望ましい。
Figure 0004925671
式(1)で、abs()は()の絶対値を意味し、sb1は低周波帯域のインデックスであって0からk−1のうちの一つであり、kは低周波帯域の個数を意味し、sb2は高周波帯域のインデックスを表し、Iは低周波帯域と高周波帯域とに属する時間領域サンプルの個数を表し、samp[sb1][i]はsb1番目の低周波帯域にあるi番目の時間領域サンプル値を表し、samp[sb2][i]はsb2番目の高周波帯域にあるi番目の時間領域サンプル値を表す。
帯域検出部210は、帯域類似度計算部200から高周波帯域と低周波帯域との類似度を入力され、各高周波帯域に対して最も大きい類似度を有する低周波帯域を検出する(ステップ1210)。
各高周波帯域に対し、帯域類似度判断部220は、ステップ1210で検出された類似低周波帯域との類似度が所定の類似度値a(第1の所定値)以上であるか否かを判断して判断結果を出力する(ステップ1220)。類似度がa以上である場合、類似情報生成部230は、高周波帯域に対して類似した低周波帯域が存在することを示す情報を生成し、高周波帯域のインデックスと検出された類似低周波帯域のインデックスとを対応させて類似低周波帯域情報を生成する(ステップ1230)。一方、類似度がa未満である場合、類似情報生成部230は、高周波帯域に対して類似した低周波帯域が存在しないことを示す情報を生成する(ステップ1240)。類似低周波帯域の存否についての情報は、高周波帯域別に1ビットのモードビットをおき、類似した低周波帯域が存在する場合、モードビットを1に生成し(mode=1)、類似した低周波帯域が存在しない場合、モードビットを0に生成することが望ましい(mode=0)。
図4は、図1のLS符号化部120の動作についての実施形態をブロック図で図示したものであり、図示されているように、LS符号化部120は、チャンネル類似度分析部400をさらに備えることが望ましい。図4に図示されたLS符号化部120の動作を図12に図示されたフローチャートに結び付けて説明する。
チャンネル類似度分析部400は、左側チャンネル信号と右側チャンネル信号との類似度を計算する(ステップ1300)。このチャンネル類似度分析部400は、周波数帯域分割部100で分割された周波数帯域別の左側チャンネル信号と右側チャンネル信号との類似度を計算することが望ましい。
左側チャンネル信号と右側チャンネル信号との類似度は、2つのチャンネル信号の平均パワーの比率、スケールファクタの比率またはマスキングスレショルド値の比率で計算されることが望ましい。平均パワーは、チャンネル信号の各周波数帯域に属するサンプルの平均パワーである。
計算された左側チャンネル信号と右側チャンネル信号との平均パワーの比率、スケールファクタの比率またはマスキングスレショルド値の比率が1に近いほど2つのチャンネルの類似度が高いと言える。
チャンネル類似度分析部400は、計算された類似度が所定のチャンネル類似度値b(第2の所定値)以上であるか否かを判断し(ステップ1310)、b以上である場合(ステップ1310:はい)、LS符号化部120に左右のチャンネル信号のLS符号化を行わせる信号を生成して出力する(ステップ1320)。
望ましくは、チャンネル類似度分析部400は、計算された左側チャンネル信号と右側チャンネル信号との平均パワーの比率、スケールファクタの比率またはマスキングスレショルド値の比率が1を中心に所定の範囲に属する場合に、LS符号化部120に符号化を行わせる。例えば、計算された比率の値が1を中心に±0.1以内の範囲に属する場合、すなわち計算された比率が0.9から1.1の間に属する場合、チャンネル類似度分析部400は、LS符号化部120に符号化を行わせる。
チャンネル類似度分析部400は、計算された類似度が所定のチャンネル類似度値b未満である場合には(ステップ1310:いいえ)、LS符号化を行わずに、チャンネル別にそのまま出力し、その後、符号化ステップでチャンネル別にそれぞれ処理させる。
図6は、左側チャンネル信号と右側チャンネル信号との平均パワー比率についての1つの実施形態をグラフで図示したものである。図6に図示された2チャンネル間の平均パワー比率は、1から小さい方へ遠く離れた「0に近い値」や、1から大きい方へ遠く離れた「8に近い値」を有するので、図示された左側チャンネル信号と右側チャンネル信号との類似度が低いということが分かる。従って、図示されたステレオ信号(左側チャンネル信号と右側チャンネル信号)は、ステレオ成分が多く含まれているので、左側チャンネル信号と右側チャンネル信号とを各チャンネルに対して量子化することが望ましい。
図7は、左側チャンネル信号と右側チャンネル信号との平均パワー比率についての別の実施形態をグラフで図示したものである。図7に図示された2チャンネル間の平均パワー比率は、1に近い値を有するので、図示された左側チャンネル信号と右側チャンネル信号との類似度が高いということが分かる。従って、図示されたステレオ信号は、モノ成分が多く含まれているので、左側チャンネル信号と右側チャンネル信号とを前記したLS符号化法により符号化して第1信号と第2信号とを生成して重複成分を除去した後、量子化することが望ましい。
図8は、LS符号化による左側チャンネル信号と第1信号の分布図変化を図示したグラフであり、1つの周波数帯域について左側チャンネル信号と第1信号のSR_Index(図では第1信号と表記)とを求めたものである。求めたSR_Indexが大きいほど全体信号に対して該当周波数帯域に属する信号が占める比重が小さくなる。従って、左側チャンネル信号をLS符号化して第1信号を生成する場合、該当周波数帯域の比重が増加するということが分かる。
図9は、LS符号化による右側チャンネル信号と第2信号の分布図変化を図示したグラフであり、1つの周波数帯域について右側チャンネル信号と第2信号のSR_Index(図では第1信号と表記)とを求めたものである。図示されたところによれば、右側チャンネル信号と左側チャンネル信号との組み合わせを利用してLS符号化して第2信号を生成する場合、右側チャンネル信号より第2信号の該当周波数帯域の比重が非常に減少するということが分かる。
前記した図8と図9とに図示されたところを合わせて判断すれば、左側チャンネル信号と右側チャンネル信号との類似度が高い場合、LS符号化を行うことにより、チャンネル間の重複情報を除去して信号のビット数を減少させることができることが分かる。
[デジタル信号の復号化方法及び装置]
以下、添付された図面を参照しつつ、本発明に係るデジタル信号の復号化方法及び装置について詳細に説明する。図13は、本発明に係る多チャンネルデジタル信号の復号化装置の全体的な構成をブロック図で図示したものであり、図示された復号化装置は、ビットストリーム解釈部1400、逆量子化部1410、LS復号化部1420、高周波信号生成部1430、及び帯域合成部1440を備えてなる。図示された復号化装置の動作を図15に図示された本発明に係る復号化方法を表すフローチャートに結び付けて説明する。
ビットストリーム解釈部1400は、復号化しようとする多チャンネルデジタル信号についての情報が含まれた複数個のビットストリームを入力され、それぞれのビットストリームから量子化された低周波帯域信号、量子化された高周波帯域の特徴値、及び高周波帯域に対応する類似低周波帯域情報を抽出する(ステップ1600)。ビットストリームに周波数帯域それぞれの量子化のための割当ビット数情報(量子化ビット数)が含まれた場合、ビットストリーム解釈部1400は、ビットストリームから割当てビット数情報を抽出することが望ましい。
逆量子化部1410は、ビットストリーム解釈部1400でそれぞれ抽出された量子化された低周波帯域信号と、量子化された高周波帯域の特徴値とを逆量子化する(ステップ1610)。1600ステップで、ビットストリームから割当ビット数情報が抽出された場合、逆量子化部1410は、各周波数帯域の割当ビット数情報(量子化ビット数)を利用し、量子化された低周波帯域信号を逆量子化することが望ましい。
LS復号化部1420は、逆量子化部1410で逆量子化された各ビットストリームの低周波帯域信号を入力され、これをLS復号化することにより、多チャンネル低周波信号(左側チャンネル信号と右側チャンネル信号)を生成する(ステップ1620)。以下では、LS復号化法について、一実施形態として第1ビットストリーム及び第2ビットストリーム信号を入力されて左側チャンネル信号と右側チャンネル信号とに復号化する方法について説明する。
第1ビットストリーム及び第2ビットストリーム信号が前記した式(2)によりLS符号化された場合、LS復号化部1420は、次の式(4)の行列計算により、第1ビットストリーム及び第2ビットストリーム信号を入力され、LS復号化により、左側チャンネル信号と右側チャンネル信号とを生成する。
Figure 0004925671
第1ビットストリーム及び第2ビットストリーム信号が前記した式(3)によりLS符号化された場合、LS復号化部1420は、次の式(5)の行列計算により第1ビットストリーム及び第2ビットストリーム信号を入力され、LS復号化により、左側チャンネル信号と右側チャンネル信号とを生成する。
Figure 0004925671
3個以上のビットストリームを入力される場合にも、3個以上のビットストリームのうち第1所定ビットストリーム信号と第2所定ビットストリーム信号とを前記したLS復号化法によって、第1チャンネル信号と第2チャンネル信号とを生成することにより、複数のビットストリーム信号を、複数のチャンネルを有する多チャンネル信号に復号化可能である。
高周波信号生成部1430は、ビットストリーム解釈部1400から入力された各高周波帯域についての類似低周波帯域情報、逆量子化部1410から入力された各高周波帯域の特徴値、LS復号化部1420から入力された低周波帯域信号(左側チャンネル信号と右側チャンネル信号)を利用して高周波帯域信号を生成する(ステップ1630)。この高周波信号生成部1430は、各チャンネル別に1630ステップを行い、全てのチャンネルに対して高周波帯域信号を生成する。
帯域合成部1440は、LS復号化部1420から入力された低周波帯域信号と、高周波信号生成部1430から入力された高周波帯域信号とを合成し、復号化されたデジタル信号を生成する(ステップ1640)。この帯域合成部1440は、各チャンネル別に1640ステップを行い、多チャンネルデジタル信号を生成する。
図14は、図13の高周波信号生成部1430の構成例をブロック図で図示したものであり、図示された高周波信号生成部1430は、類似検査部1500、信号複製部1510、信号変換部1520、及びランダムノイズ生成部1530を備えてなる。図14に図示された高周波信号生成部1430の動作を図16に図示されたフローチャートに結び付けて説明する。
類似検査部1500は、信号を生成しようとする高周波帯域に類似低周波帯域の存否を確認する(ステップ1700)。ここで、各高周波帯域の類似低周波帯域の存否についての情報がビットストリームに含まれている場合、ビットストリーム解釈部1400は、ビットストリームから各高周波帯域の類似低周波帯域の存否についての情報を抽出する。そのため、類似検査部1500は、この抽出された情報を利用し、各高周波帯域に類似低周波帯域の存否を確認することが望ましい。例えば、類似検査部1500は、高周波帯域についてのモードを示すビット値(モードビット)が1である場合には、高周波帯域と類似した低周波帯域が存在すると判断し、高周波帯域についてのモードビットが0である場合には、高周波帯域と類似した低周波帯域が存在しないと判断することが望ましい。
信号複製部1510は、信号を生成しようとする高周波帯域に類似低周波帯域がある場合、類似低周波帯域についての情報(類似低周波帯域情報)を入力され、類似低周波帯域情報に対応する低周波帯域信号を複製する(ステップ1710)。
信号変換部1520は、高周波帯域の特徴値に合わせ、ステップ1710で複製された低周波帯域信号を変換し、高周波帯域信号を生成する(ステップ1720)。例えば、特徴値が高周波帯域の電力である場合、電力値を有するように、複製された信号を変換する。また、特徴値が高周波帯域のスケールファクタである場合、スケールファクタ値を有するように、複製された信号を変換する。
ランダムノイズ生成部1530は、生成しようとする高周波帯域に類似低周波帯域のない場合、ランダムノイズ置換方式(RNS:Random Noise Substitution)を利用し、高周波帯域信号を生成する(ステップ1730)。RNSは、高周波帯域信号を高周波帯域の特徴値だけを利用してランダムするように生成する方法である。
また、本発明は、本発明に係るデジタル信号の符号化方法または復号化方法をコンピュータで実行させるために、コンピュータに読み取り可能な記録媒体にコンピュータで読み取り可能なコード(またはプログラム)として具現することが可能である。コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、コンピュータシステムによって読み取り可能なできるデータが保存される全種の記録装置を含む。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例としては、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Radon Access Memory)、CD−ROM、磁気テープ、フレキシブルディスク、光データ記録装置などがあり、またキャリアウェーブ(例えば、インターネットを介した伝送)の形態で具現されるものも含む。
以上、本発明の望ましい実施形態について詳細に記述したが、本発明が属する技術分野において当業者ならば、特許請求の範囲に定義された本発明の精神及び範囲を外れずに、本発明をさまざまに変形または変更して実施できるということが分かるであろう。従って、本発明の今後の実施形態の変更は、本発明の技術思想を外れるものではないのである。
本発明のデジタル信号符号化/復号化方法及び装置は、例えばオーディオ関連の技術分野に効果的に適用可能である
本発明に係る多チャンネルデジタル信号の符号化装置の全体的な構成を表すブロック図である。 図1の類似度分析部についての実施形態を表すブロック図である。 低周波帯域と高周波帯域との類似度を求める方法についての実施形態を説明するために、帯域の信号値を図示したグラフである。 低周波帯域と高周波帯域との類似度を求める方法についての実施形態を説明するために、帯域の信号値を図示したグラフである。 低周波帯域と高周波帯域との類似度を求める方法についての実施形態を説明するために、帯域の信号値を図示したグラフである。 低周波帯域と高周波帯域との類似度を求める方法についての実施形態を説明するために、帯域の信号値を図示したグラフである。 図1のLS符号化部の構成例を説明するためのブロック図である。 LS符号化法を表す図面である。 左側オーディオ信号と右側オーディオ信号との平均パワー比率についての一例を図示したグラフである。 左側オーディオ信号と右側オーディオ信号との平均パワー比率についての他の一例を図示したグラフである。 L/S符号化による左側オーディオ信号と第1信号の分布図変化を図示したグラフである。 L/S符号化による右側オーディオ信号と第2信号の分布図変化を図示したグラフである。 本発明に係る多チャンネルデジタル信号の符号化方法を表すフローチャートである。 図10の類似低周波帯域検出ステップについての詳細を表すフローチャートである。 図10のLS符号化法についての実施形態を表すフローチャートである。 本発明に係る多チャンネルデジタル信号の復号化装置の全体的な構成を表すブロック図である。 図13の高周波信号生成部についての構成例を表すブロック図である。 本発明に係る多チャンネルデジタル信号の復号化方法を表すフローチャートである。 図15の高周波信号生成ステップについての詳細を表すフローチャートである。
符号の説明
100 周波数帯域分割部
110 類似度分析部
120 LS符号化部
130 量子化部
140 ビットストリーム生成部
150 量子化制御部
200 帯域類似度計算部
210 帯域検出部
220 帯域類似度判断部
230 類似情報生成部
400 チャンネル類似度分析部
1400 ビットストリーム解釈部
1410 逆量子化部
1420 LS復号化部
1430 高周波信号生成部
1440 帯域合成部
1500 類似検査部
1510 信号複製部
1520 信号変換部
1530 ランダムノイズ生成部

Claims (41)

  1. 2個以上の多チャンネルからなるデジタル信号を示す多チャンネル信号を符号化する方法において、
    前記多チャンネル信号を所定個数の周波数帯域に分割するステップと、
    前記分割された周波数帯域のうち所定周波数以上の複数の高周波帯域それぞれに対し、前記所定周波数未満の複数の低周波帯域のうち最も類似した低周波帯域である類似低周波帯域を検出するステップと、
    前記高周波帯域それぞれの所定の特徴値を求めるステップと、
    前記多チャンネル信号のうち第1チャンネル信号を利用して第1演算を行って第1信号を生成すると共に、前記第1チャンネル信号と、前記多チャンネル信号のうち第2チャンネル信号との組み合わせで第2演算を行って第2信号を生成するステップと、
    前記生成された第1信号及び第2信号の前記所定周波数未満の低周波帯域に属する低周波帯域信号と前記求められた高周波帯域の特徴値とを量子化するステップと、
    前記検出された類似低周波帯域に関する情報と、前記量子化された前記低周波帯域信号及び前記量子化された前記高周波帯域の特徴値とからビットストリームを生成するステッ
    プと、
    を含むことを特徴とするデジタル信号の符号化方法。
  2. 前記類似低周波帯域を検出するステップは、
    前記高周波帯域それぞれに対し、前記低周波帯域との類似度を求めるステップと、
    前記求められた類似度が最も大きい低周波帯域を検出するステップと、
    前記検出された低周波帯域と前記高周波帯域との類似度が第1の所定値以上であるか否かを判断し、前記検出された低周波帯域と前記高周波帯域との類似度が前記第1の所定値以上である場合、前記検出された低周波帯域についての情報を生成するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のデジタル信号の符号化方法。
  3. 前記類似低周波帯域を検出するステップは、
    前記検出された低周波帯域と前記高周波帯域との類似度が前記第1の所定値未満である場合、前記類似低周波帯域が存在しないことを示す情報を生成するステップ、
    をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載のデジタル信号の符号化方法。
  4. 前記類似度は、
    前記高周波帯域に属する時間領域サンプルの値を連結した曲線の形態と前記低周波帯域に属する時間領域サンプルの値を連結した曲線の形態との類似度であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のデジタル信号の符号化方法。
  5. 前記類似度は、式(1)により求められることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のデジタル信号の符号化方法。
    Figure 0004925671
    前記した式(1)で、abs()は()の絶対値を意味し、sb1は前記低周波帯域のインデックスであって0からk−1のうちの一つであり、kは前記低周波帯域の個数を意味し、sb2は前記高周波帯域のインデックスを表し、Iは前記低周波帯域と高周波帯域とに属する時間領域サンプルの個数を表し、samp[sb1][i]はsb1番目の低周波帯域にあるi番目の時間領域サンプルを表し、samp[sb2][i]はsb2番目の高周波帯域にあるi番目の時間領域サンプルを表す。
  6. 前記所定の特徴値は、
    前記高周波帯域の電力とスケールファクタとのうち、少なくともいずれか一つであることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のデジタル信号の符号化方法。
  7. 前記第1信号は、
    前記第1チャンネル信号と同じであることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載のデジタル信号の符号化方法。
  8. 前記第2信号は、
    前記第1チャンネル信号と前記第2チャンネル信号との差信号であることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載のデジタル信号の符号化方法。
  9. 前記第1信号及び前記第2信号を生成するステップは、
    前記第1チャンネル信号と前記第2チャンネル信号との類似度を計算するステップと、
    前記計算された類似度が第2の所定値以上である場合、前記多チャンネル信号から前記第1信号と前記第2信号とを生成するステップとを含み、
    前記第1信号は、前記第1チャンネル信号と前記第2チャンネル信号のうちいずれか一つを利用して演算され、前記第2信号は、前記第1チャンネル信号及び前記第2チャンネル信号の組み合わせを利用して演算されることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載のデジタル信号の符号化方法。
  10. 前記類似度を計算するステップは、
    前記第1チャンネル信号及び前記第2チャンネル信号の電力、スケールファクタ、マスキングスレショルド値のうちいずれか一つの比率を計算することを特徴とする請求項9に記載のデジタル信号の符号化方法。
  11. 前記多チャンネル信号を符号化して前記第1信号と前記第2信号とを生成するステップは、
    前記類似度を計算するステップで計算された比率が1を中心に所定の範囲内の値である場合、前記多チャンネル信号を符号化することを特徴とする請求項10に記載のデジタル信号の符号化方法。
  12. 前記分割するステップで分割された周波数帯域に対して量子化ビット数を割り当てるステップをさらに含み、
    前記量子化するステップは、
    前記割り当てられた量子化ビット数によって、生成された前記第1信号及び前記第2信号の前記所定周波数未満の低周波帯域に属する信号を量子化することを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれか一項に記載のデジタル信号の符号化方法。
  13. 入力された第1ビットストリーム及び第2ビットストリームを復号化して第1チャンネル及び第2チャンネルからなるデジタル信号を生成するデジタル信号の復号化方法において、
    前記第1ビットストリーム及び前記第2ビットストリームから、量子化された複数の低周波帯域信号、量子化された複数の高周波帯域の特徴値、および前記高周波帯域に類似した低周波帯域である複数の類似低周波帯域に関する情報を抽出するステップと、
    抽出された、前記量子化された低周波帯域信号と前記量子化された高周波帯域の特徴値とを逆量子化するステップと、
    前記第1ビットストリームの逆量子化された前記低周波帯域信号を利用して第1演算を行って前記第1チャンネルの低周波帯域信号を生成すると共に、前記第1ビットストリームの逆量子化された前記低周波帯域信号及び前記第2ビットストリームの逆量子化された前記低周波帯域信号の組み合わせを利用して第2演算を行って前記第2チャンネルの低周波帯域信号を生成するステップと、
    生成された前記第1チャンネルの複数の低周波帯域信号及び前記第2チャンネルの複数の低周波帯域信号、前記逆量子化された前記複数の高周波帯域の特徴値、および抽出された前記複数の類似低周波帯域に関する情報を利用して、前記第1チャンネルの高周波帯域信号及び前記第2チャンネルの高周波帯域信号を生成するステップと、
    を含むことを特徴とするデジタル信号の復号化方法。
  14. 生成された前記第1チャンネルの低周波帯域信号は、
    前記第1ビットストリームの逆量子化された前記低周波帯域信号と同じであることを特徴とする請求項13に記載のデジタル信号の復号化方法。
  15. 生成された前記第2チャンネルの低周波帯域信号は、
    前記第1ビットストリームの逆量子化された前記低周波帯域信号と、前記第2ビットストリームの逆量子化された前記低周波帯域信号との差信号であることを特徴とする請求項13または請求項14に記載のデジタル信号の復号化方法。
  16. 前記高周波帯域信号を生成するステップは、
    各高周波帯域に対し、
    前記高周波帯域に対応する前記類似低周波帯域の逆量子化された信号を複製するステップと、
    前記複製された信号を前記逆量子化された特徴値を有する高周波帯域信号に変換するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項13ないし請求項15のいずれか一項に記載のデジタル信号の復号化方法。
  17. 前記高周波帯域信号を生成するステップは、
    前記高周波帯域に対応する前記類似低周波帯域のない場合、
    前記逆量子化された高周波帯域の特徴値だけを利用して前記高周波帯域信号を生成することを特徴とする請求項13ないし請求項16のいずれか一項に記載のデジタル信号の復号化方法。
  18. 前記高周波帯域の特徴値は、
    前記高周波帯域の電力とスケールファクタとのうち、少なくともいずれか一つであることを特徴とする請求項13ないし請求項17のいずれか一項に記載のデジタル信号の復号化方法。
  19. 前記逆量子化するステップは、
    前記第1ビットストリーム及び前記第2ビットストリームから、各周波数帯域に割り当てられた量子化ビット数を抽出するステップと、
    前記抽出された量子化ビット数を利用して、前記低周波帯域信号を抽出するステップで抽出された、前記量子化された低周波帯域信号を逆量子化するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項13ないし請求項18のいずれか一項に記載のデジタル信号の復号化方法。
  20. 請求項1ないし請求項12のいずれか一項に記載のデジタル信号の符号化方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
  21. 請求項13ないし請求項19のいずれか一項に記載のデジタル信号の復号化方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
  22. 2個以上の多チャンネルからなるデジタル信号を示す多チャンネル信号を符号化するデジタル信号の符号化装置において、
    前記多チャンネル信号を所定個数の周波数帯域に分割する周波数帯域分割部と、
    前記分割された周波数帯域のうち所定周波数以上の複数の高周波帯域それぞれに対し、前記所定周波数未満の複数の低周波帯域のうち最も類似した低周波帯域である類似低周波帯域を検出し、前記検出された類似低周波帯域に関する情報を生成し、前記高周波帯域それぞれの所定の特徴値を求める類似度分析部と、
    前記多チャンネル信号のうち第1チャンネル信号を利用して第1演算を行って第1信号を生成すると共に、前記第1チャンネル信号と、前記多チャンネル信号のうち第2チャンネル信号との組み合わせで第2演算を行って第2信号を生成するLS符号化部と、
    前記生成された第1信号及び第2信号の前記所定周波数未満の低周波帯域に属する低周波帯域信号と前記求められた高周波帯域の特徴値とを量子化する量子化部と、
    前記生成された類似低周波帯域に関する情報と、前記量子化された前記低周波帯域信号及び前記量子化された前記高周波帯域の特徴値とからビットストリームを生成するビットストリーム生成部と、
    を備えることを特徴とするデジタル信号の符号化装置。
  23. 前記類似度分析部は、
    前記高周波帯域それぞれに対し、前記低周波帯域との類似度を求める帯域類似度計算部と、
    前記求められた類似度が最も大きい低周波帯域を検出する帯域検出部と、
    前記検出された低周波帯域と前記高周波帯域との類似度が第1の所定値以上であるか否かを判断する帯域類似度判断部と、
    前記検出された低周波帯域と前記高周波帯域との類似度が、前記第1の所定値以上である場合、前記検出された低周波帯域についての情報を生成すると共に、前記第1の所定値未満である場合、前記類似低周波帯域が存在しないことを示す情報を生成する類似情報生成部と、
    を備えることを特徴とする請求項22に記載のデジタル信号の符号化装置。
  24. 前記類似度は、
    前記高周波帯域に属する時間領域サンプルの値を連結した曲線の形態と前記低周波帯域に属する時間領域サンプルの値を連結した曲線の形態との類似度であることを特徴とする請求項23に記載のデジタル信号の符号化装置。
  25. 前記類似度は、式(1)により求められることを特徴とする請求項23に記載のデジタル信号の符号化装置。
    Figure 0004925671
    前記した式(1)で、abs()は()の絶対値を意味し、sb1は前記低周波帯域のインデックスであって0からk−1のうちの一つであり、kは前記低周波帯域の個数を意味し、sb2は前記高周波帯域のインデックスを表し、Iは前記低周波帯域と高周波帯域とに属する時間領域サンプルの個数を表し、samp[sb1][i]はsb1番目の低周波帯域にあるi番目の時間領域サンプルを表し、samp[sb2][i]はsb2番目の高周波帯域にあるi番目の時間領域サンプルを表す。
  26. 前記所定の特徴値は、
    前記高周波帯域の電力とスケールファクタとのうち少なくともいずれか一つであることを特徴とする請求項22ないし請求項25のいずれか一項に記載のデジタル信号の符号化装置。
  27. 前記第1信号は、
    前記第1チャンネル信号と同じであることを特徴とする請求項22ないし請求項26のいずれか一項に記載のデジタル信号の符号化装置。
  28. 前記第2信号は、
    前記第1チャンネル信号と前記第2チャンネル信号との差信号であることを特徴とする請求項22ないし請求項27のいずれか一項に記載のデジタル信号の符号化装置。
  29. 前記第1チャンネル信号と前記第2チャンネル信号との類似度を求め、前記求められた類似度が第2の所定値以上である場合、前記LS符号化部を動作させる信号を生成して出力するチャンネル類似度分析部をさらに備えることを特徴とする請求項22ないし請求項28のいずれか一項に記載のデジタル信号の符号化装置。
  30. 前記第1チャンネル信号と前記第2チャンネル信号との類似度は、
    前記第1チャンネル信号及び前記第2チャンネル信号の電力、スケールファクタ、マスキングスレショルド値のうちいずれか一つの比率であることを特徴とする請求項29に記載のデジタル信号の符号化装置。
  31. 前記周波数帯域分割部で分割された周波数帯域に対して量子化ビット数を割り当てる量子化制御部をさらに備え、
    前記量子化部は、
    前記割り当てられた量子化ビット数によって、生成された前記第1信号及び前記第2信号の前記所定周波数未満の低周波帯域に属する信号を量子化することを特徴とする請求項22ないし請求項30のいずれか一項に記載のデジタル信号の符号化装置。
  32. 入力された第1ビットストリーム及び第2ビットストリームを復号化して第1チャンネル及び第2チャンネルからなるデジタル信号を生成するデジタル信号の復号化装置において、
    前記第1ビットストリーム及び前記第2ビットストリームから、量子化された複数の低周波帯域信号、量子化された複数の高周波帯域の特徴値、および前記高周波帯域に類似した低周波帯域である複数の類似低周波帯域に関する情報を抽出するビットストリーム解釈部と、
    抽出された前記量子化された低周波帯域信号と前記量子化された高周波帯域の特徴値とを逆量子化する逆量子化部と、
    前記第1ビットストリームの逆量子化された前記低周波帯域信号を利用して第1演算を行って前記第1チャンネルの低周波帯域信号を生成すると共に、前記第1ビットストリームの逆量子化された前記低周波帯域信号及び前記第2ビットストリームの逆量子化された前記低周波帯域信号の組み合わせを利用して第2演算を行って前記第2チャンネルの低周波帯域信号を生成するLS復号化部と、
    生成された前記第1チャンネルの複数の低周波帯域信号及び前記第2チャンネルの複数の低周波帯域信号、前記逆量子化された前記複数の高周波帯域の特徴値、および抽出された前記複数の類似低周波帯域に関する情報を利用して、前記第1チャンネルの複数の高周波帯域信号及び前記第2チャンネルの複数の高周波帯域信号を生成する高周波信号生成部と、
    を備えることを特徴とするデジタル信号の復号化装置。
  33. 前記LS復号化部で生成された前記第1チャンネルの低周波帯域信号は、
    前記第1ビットストリームの逆量子化された前記低周波帯域信号と同じであることを特徴とする請求項32に記載のデジタル信号の復号化装置。
  34. 前記LS復号化部で生成された前記第2チャンネルの低周波帯域信号は、
    前記第1ビットストリームの逆量子化された前記低周波帯域信号と、前記第2ビットストリームの逆量子化された前記低周波帯域信号との差信号であることを特徴とする請求項32または請求項33に記載のデジタル信号の復号化装置。
  35. 前記高周波信号生成部は、
    前記逆量子化された前記低周波帯域信号と、前記高周波帯域に対応する前記逆量子化された類似低周波帯域に関する情報とを入力され、各高周波帯域に対して類似した逆量子化された低周波帯域信号を複製する信号複製部と、
    前記複製された低周波帯域信号と前記逆量子化された高周波帯域の特徴値とを入力され、各高周波帯域に対して前記複製された低周波帯域信号を、前記入力された特徴値を有する高周波帯域信号に変換する信号変換部と、
    を備えることを特徴とする請求項32ないし請求項34のいずれか一項に記載のデジタル信号の復号化装置。
  36. 前記高周波信号生成部は、
    前記高周波帯域に対応する前記類似低周波帯域に関する情報と前記逆量子化された高周波帯域の特徴値とを入力され、前記高周波帯域に対応する前記類似低周波帯域に関する情報のない場合、前記逆量子化された高周波帯域の特徴値だけを利用して前記高周波帯域信号を生成することを特徴とする請求項32ないし請求項35のいずれか一項に記載のデジタル信号の復号化装置。
  37. 前記高周波帯域の特徴値は、
    前記高周波帯域の電力とスケールファクタとのうち、少なくともいずれか一つであることを特徴とする請求項32ないし請求項36のいずれか一項に記載のデジタル信号の復号化装置。
  38. 前記ビットストリーム解釈部は、
    前記第1ビットストリーム及び前記第2ビットストリームから、量子化された複数の低周波帯域信号、量子化された複数の高周波帯域の特徴値、および前記高周波帯域に類似した低周波帯域である複数の類似低周波帯域に関する情報、並びに各周波数帯域に割り当てられた量子化ビット数を抽出し、
    前記逆量子化部は、
    前記抽出された量子化ビット数を利用して、前記抽出された前記量子化された低周波帯域信号を逆量子化することを特徴とする請求項32ないし請求項37のいずれか一項に記載のデジタル信号の復号化装置。
  39. 前記LS復号化部から入力された低周波帯域信号と、前記高周波信号生成部から入力された高周波帯域信号とを合成する帯域合成部をさらに備えることを特徴とする請求項32ないし請求項38のいずれか一項に記載のデジタル信号の復号化装置。
  40. 前記高周波信号生成部は、
    ランダムノイズ交換法を利用して前記高周波帯域信号を生成することを特徴とする請求項36に記載のデジタル信号の復号化装置。
  41. 入力されたビットストリームを復号化して第1チャンネル及び第2チャンネルからなるデジタル信号を生成するデジタル信号の復号化方法において、
    前記ビットストリームから、量子化された複数の低周波帯域信号、量子化された複数の高周波帯域の特徴値、および前記高周波帯域に類似した低周波帯域である複数の類似低周波帯域に関する情報を抽出するステップと、
    抽出された前記量子化された低周波帯域信号と前記量子化された高周波帯域の特徴値とを逆量子化するステップと、
    前記逆量子化された低周波帯域信号を復号化し、前記第1チャンネルの低周波帯域信号及び前記第2チャンネルの低周波帯域信号を生成するステップと、
    前記第1チャンネルの低周波帯域信号及び前記第2チャンネルの低周波帯域信号の組み合わせを利用して前記第2チャンネルの低周波帯域信号を生成するステップと、
    生成された前記第1チャンネルの複数の低周波帯域信号及び前記第2チャンネルの複数の低周波帯域信号、前記逆量子化された前記複数の高周波帯域の特徴値、および抽出された前記複数の類似低周波帯域に関する情報を利用し、前記第1チャンネルの高周波帯域信号及び前記第2チャンネルの高周波帯域信号を生成するステップと、
    を含むことを特徴とするデジタル信号の復号化方法。


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