JP5175028B2 - デジタル信号の符号化方法及び装置ならびに復号化方法及び装置 - Google Patents

デジタル信号の符号化方法及び装置ならびに復号化方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5175028B2
JP5175028B2 JP2005154018A JP2005154018A JP5175028B2 JP 5175028 B2 JP5175028 B2 JP 5175028B2 JP 2005154018 A JP2005154018 A JP 2005154018A JP 2005154018 A JP2005154018 A JP 2005154018A JP 5175028 B2 JP5175028 B2 JP 5175028B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input signal
unit
frequency band
digital input
digital
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005154018A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005338850A (ja
Inventor
度 亨 金
重 會 金
時 和 李
尚 ▲ウク▼ 金
亮 錫 徐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samsung Electronics Co Ltd filed Critical Samsung Electronics Co Ltd
Publication of JP2005338850A publication Critical patent/JP2005338850A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5175028B2 publication Critical patent/JP5175028B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M7/00Conversion of a code where information is represented by a given sequence or number of digits to a code where the same, similar or subset of information is represented by a different sequence or number of digits
    • H03M7/30Compression; Expansion; Suppression of unnecessary data, e.g. redundancy reduction
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L19/00Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis
    • G10L19/02Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis using spectral analysis, e.g. transform vocoders or subband vocoders
    • G10L19/032Quantisation or dequantisation of spectral components
    • G10L19/035Scalar quantisation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Audiology, Speech & Language Pathology (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Description

本発明は、デジタル信号の符号化及び復号化に係り、特に、複数のルックアップテーブルと区間別線形量子化及びフレーム長情報を含むビットストリームに符号化し、前記ビットストリームを復号化する、デジタル信号の符号化方法及び装置ならびに復号化方法及び装置に関する。
図1は、MPEG−1での聴覚心理モデルを利用した一般的なデジタル信号の符号化装置の構成を示すブロック図である。図示された符号化装置は、周波数マッピング部100、聴覚心理モデル110、ビット割り当て部120、量子化部130、ビットストリーム生成部140を含んでなる。
前記周波数マッピング部100は、帯域分解フィルターを利用して、時間領域の入力信号を所定の数の周波数帯域に変換させる。前記聴覚心理モデル110は、前記符号化装置で演算の複雑度が最も高い部分であり、周波数帯域別ビット割り当ての基準になるSMR(Signal−to−Mask Ratio)を計算して出力する。前記SMR値は、次のような一連のステップにより計算される。まず、高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform:FFT)により、時間領域のオーディオ信号を周波数領域に変換し、各帯域の音圧レベル及び絶対マスキングしきい値を計算する。次いで、オーディオ信号の有声音及び無声音成分とマスカーとを決定し、それぞれのマスキングしきい値と全体マスキングしきい値とを計算する。最後に、各帯域の最小マスキングしきい値を計算して、各帯域のSMR値を計算する。
前記ビット割り当て部120は、聴覚心理モデル110から受けたSMR値を基準に、次のような一連の過程を反復的に行って、各帯域のビット割り当て量を求める。まず、初期割り当てビットを0とし、各帯域についてMNR(Mask−to−Noise Ratio)値を求める。この時、MNR値は、SNR(Signal−to−Noise Ratio)値からSMR値を引いた値となる。次いで、各帯域別に求められたMNR値のうち最小MNRを持つ帯域を探して、割り当てビット数を1増加させ、要求されるビット数を超えない場合、残りの帯域について前記の過程を反復する。
前記量子化部130は、入力信号をスケールファクター及び割り当てられたビット数を利用して量子化する。前記ビットストリーム生成部140は、量子化された入力信号を利用して、ビットストリームを生成する。
前述したように、従来の聴覚心理モデルを利用したデジタル信号の符号化方法は、SMR値を求めるために複雑な処理過程を必要とし、したがって、演算の複雑度が高くなり、全体実行時間に大きい影響を及ぼす。また、このような方法で得られたSMR値を利用して再びMNRを計算し、MNRを基準に再びビット割り当てループを反復的に行うために、この過程でも時間遅延が発生する。
図2は、一つのルックアップテーブルを利用したデジタル信号の符号化装置の構成を示すブロック図である。前記符号化装置は、周波数マッピング部200、ルックアップテーブル210、割り当てビット数抽出部220、量子化部230、ビットストリーム生成部240を含んでなる。
前記周波数マッピング部200は、帯域分解フィルターを利用して、時間領域の入力信号を所定の数の周波数帯域に変換させる。前記ルックアップテーブル210は、周波数帯域を符号化するための割り当てビット数を、周波数帯域の特性に対応するアドレスに保存している。
前記割り当てビット数抽出部220は、入力信号の周波数帯域別アドレス値を計算し、ルックアップテーブル210から前記計算されたアドレス値をアドレスとして持つ割り当てビット数を抽出する。前記量子化部230は、入力信号を周波数帯域別に割り当てられたビット数を利用して量子化する。前記ビットストリーム生成部240は、量子化された入力信号を利用して、ビットストリームを生成する。
前述したように量子化単位に割り当てられたビット数を求めるために、従来の一つのルックアップテーブルを利用したデジタル信号の符号化方法は、ルックアップテーブルにあらかじめ保存された周波数帯域別割り当てビット数を抽出して符号化に利用することによって、聴覚心理モデルを利用することにより発生する演算の複雑度及び時間遅延を防止できる。しかし、特性の相異なる入力信号についても、一つのルックアップテーブルを使用して符号化することによって、入力信号の特性によって適応的に符号化するには限界がある。
一方、MPEG−1/2オーディオ符号化技術は、サブバンドフィルタリングを行った後、サブバンドサンプルを、心理音響で提示したビット割り当て情報を利用して線形量子化して、ビットパッキング過程を経て符号化を完了する。前記量子化過程で、線形量子化器は、データの分布が均一な場合に最適の性能を示す。しかし、実際データの分布は、均一な分布ではないガウスあるいはラプラス分布に近似した分布を示す。このような場合には、それぞれの分布に合わせて量子化器を設計することが望ましく、MSE(Mean Squared Error)側面で最適の結果を示すことができる。MPEG−2/4のAACなど一般のオーディオ符号化器は、x4/3の非線形量子化器を利用する。これは、MDCT(Modified Discrete Cosine Transform)のサンプル分布及び心理音響的側面を考慮して設計されたものである。しかし、符号化器の複雑度側面から見た時、非線形量子化器の特性上、高い複雑度を要求する。したがって、低い複雑度を要求するオーディオ符号化器では利用し難いという問題点がある。
また、MPEG−1及びMPEG−2で提案したオーディオ符号化時、固定ビット率である場合には、シンク情報を毎フレーム開始部分に位置させ、MPEG−4の場合、固定ビット率でない場合には、フレーム長情報を毎フレーム開始部分に位置させる。
オーディオ再生装置に衝撃が加えられれば、前記オーディオ再生装置内のバッファで、衝撃が加えられた部分は除いて、衝撃が加えられていない有効なデータを再生する必要がある。この時、符号化率が固定ビット率である場合には、各フレームの長さ、すなわち、バッファで占める領域が一定なために、衝撃が発生したフレーム以前のフレームが保存された領域を容易に探すことができる。ところが、符号化率が可変ビット率である場合には、各フレームの長さ、すなわち、バッファで占める領域のサイズが相異なるために、バッファで、各フレームの開始部分に記録されたフレーム長情報のみでは、衝撃が発生したフレーム以前のフレームが保存された領域を探せないという問題点がある。
本発明が解決しようとする技術的課題は、入力信号の特性による複数のルックアップテーブルを利用して、適応的にデジタル信号を符号化し、かつデジタルデータの分布を考慮して、一般的な線形量子化器より音質を改善しつつも非線形量子化器での量子化器の複雑度を大幅に低下させる、デジタル信号の符号化方法及び装置を提供することである。
本発明が解決しようとする他の技術的課題は、入力信号の特性による複数のルックアップテーブルを利用して、適応的にデジタル信号を符号化し、かつ可変ビット率に有用なフレーム長情報を持つビットストリームに符号化可能にする、デジタル符号化方法及び装置を提供することである。
本発明が解決しようとするさらに他の技術的課題は、デジタルデータの分布を考慮して、一般的な線形量子化器より音質を改善しつつも非線形量子化器での量子化器の複雑度を大幅に低下させ、かつ可変ビット率に有用なフレーム長情報を含むビットストリームに符号化する、デジタル符号化方法及び装置を提供することである。
本発明が解決しようとする技術的課題は、入力信号の特性による複数のルックアップテーブルを利用して、適応的にデジタル信号を符号化し、かつデジタルデータの分布を考慮して、一般的な線形量子化器より音質を改善しつつも非線形量子化器での量子化器の複雑度を大幅に低下させ、かつ可変ビット率に有用なフレーム長情報を含むビットストリームに符号化する、デジタル信号の符号化方法及び装置を提供することである。
本発明が解決しようとするさらに他の技術的課題は、入力信号の特性による複数のルックアップテーブルを利用して、適応的にデジタル信号を符号化し、かつデジタルデータの分布を考慮して、一般的な線形量子化器より音質を改善しつつも非線形量子化器での量子化器の複雑度を大幅に低下させるように、符号化されたビットストリームを復号化する、デジタル信号の復号化方法及び装置を提供することである。
本発明が解決しようとするさらに他の技術的課題は、入力信号の特性による複数のルックアップテーブルを利用して、適応的にデジタル信号を符号化し、かつフレーム長情報が含まれたビットストリームを復号化する、デジタル信号復号化方法及び装置を提供することである。
本発明が解決しようとするさらに他の技術的課題は、デジタルデータの分布を考慮して、一般的な線形量子化器より音質を改善しつつも非線形量子化器での量子化器の複雑度を大幅に低下させ、かつフレーム長情報が含まれたビットストリームを復号化する、デジタル信号復号化方法及び装置を提供することである。
本発明が解決しようとする技術的課題は、入力信号の特性による複数のルックアップテーブルを利用して、適応的にデジタル信号を符号化し、かつデジタルデータの分布を考慮して、一般的な線形量子化器より音質を改善しつつも非線形量子化器での量子化器の複雑度を大幅に低下させ、かつフレーム長情報が含まれたビットストリームを復号化する、デジタル信号の復号化方法及び装置を提供することである。
前記技術的課題を解決するための、本発明による複数のルックアップテーブル及び区間別線形量子化を利用したデジタル信号の符号化方法は、(a)デジタル入力信号を変換して、信号間の重複情報を除去するステップと、(b)所定の量子化単位ごとに割り当てられるビット数を、入力信号の特性によって異ならせる複数のルックアップテーブルが備えられた状態で、前記入力信号の特性によるルックアップテーブルを選択し、前記ルックアップテーブル内の該当量子化単位に割り当てられた割り当てビット数を獲得するステップと、(c)前記所定の量子化単位について、信号値の分布を所定の区間に分け、前記区間別に前記(a)ステップで変換されたデータを、前記(b)ステップで割り当てられたビット数によって線形量子化するステップと、(d)前記線形量子化されたデータ及び所定の付加情報でビットストリームを生成するステップと、を含むことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するための、本発明による複数のルックアップテーブルを利用して、フレーム長情報が含まれたビットストリームを生成するデジタル信号の符号化方法は、(a)デジタル入力信号を変換して、信号間の重複情報を除去するステップと、(b)所定の量子化単位ごとに割り当てられるビット数を、入力信号の特性によって異ならせる複数のルックアップテーブルが備えられた状態で、前記入力信号の特性によるルックアップテーブルを選択し、前記ルックアップテーブル内の該当量子化単位に割り当てられた割り当てビット数を獲得するステップと、(c)前記所定の量子化単位について、前記(b)ステップで割り当てられたビット数によって量子化するステップと、(d)最後の領域にフレーム長情報を具備する、前記量子化されたデータ及び所定の付加情報でフレーム単位のビットストリームを生成するステップと、を含むことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するための、本発明による区間別線形量子化を利用して、フレーム長情報が含まれたビットストリームを生成するデジタル信号の符号化方法は、(a)デジタル入力信号を変換して、信号間の重複情報を除去するステップと、(b)所定の量子化単位ごとに割り当てられるビット数を計算するステップと、(c)前記量子化単位について、信号値の分布を所定の区間に分け、前記区間別に前記(a)ステップで変換されたデータを、前記(b)ステップで割り当てられたビット数によって線形量子化するステップと、(d)最後の領域にフレーム長情報を具備する、前記線形量子化されたデータ及び所定の付加情報でフレーム単位のビットストリームを生成するステップと、を含むことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するための、本発明による複数のルックアップテーブル及び区間別線形量子化を利用して、フレーム長情報が含まれたビットストリームを生成するデジタル信号の符号化方法は、(a)デジタル入力信号を変換して、信号間の重複情報を除去するステップと、(b)所定の量子化単位ごとに割り当てられるビット数を、入力信号の特性によって異ならせる複数のルックアップテーブルが備えられた状態で、前記入力信号の特性によるルックアップテーブルを選択し、前記ルックアップテーブル内の該当量子化単位に割り当てられた割り当てビット数を獲得するステップと、(c)前記所定の量子化単位について、信号値の分布を所定の区間に分け、前記区間別に前記(a)ステップで変換されたデータを、前記(b)ステップで割り当てられたビット数によって線形量子化するステップと、(d)最後の領域にフレーム長情報を具備する、前記線形量子化されたデータ及び所定の付加情報でフレーム単位のビットストリームを生成するステップと、を含むことを特徴とする。
望ましくは、前記(a)ステップのデジタル信号変換は、MDCT、FFT、DCT(Discrete Cosine Transform)、サブバンドフィルタリングのうちいずれか一つにより行われる。望ましくは、前記(c)ステップの付加情報は、少なくとも量子化単位についてのスケールファクター及び割り当てビット数を含む。
望ましくは、複数のルックアップテーブルを利用するデジタル信号の符号化方法での前記(b)ステップの入力信号の特性は、入力信号の周波数帯域のうち、入力信号についての占有率が所定の基準値以上または以下である周波数帯域の数である。望ましくは、前記占有率は、周波数帯域のスケールファクターの自乗の占有率と、前記周波数帯域内の入力信号の平均パワーの占有率のうち大きい値、または周波数帯域のスケールファクター占有率と、前記周波数帯域内の入力信号の平均値の占有率のうち大きい値である。
望ましくは、前記(b)ステップの複数のルックアップテーブルのそれぞれは、量子化単位ごとに少なくとも一つのアドレスと、前記アドレスごとに所定のビット数とが割り当てられている。望ましくは、前記ルックアップテーブルのアドレスは、周波数帯域のスケールファクターまたはスケールファクターの自乗、周波数帯域内の入力信号の平均値または入力信号の平均パワー、周波数帯域のスケールファクターの占有率と、前記周波数帯域内の入力信号の平均値の占有率のうち大きい値、または、周波数帯域のスケールファクターの自乗の占有率と、前記周波数帯域内の入力信号の平均パワーの占有率のうち大きい値である。
望ましくは、前記区間別線形量子化を利用した符号化方法での前記(c)ステップは、(c1)前記量子化単位について、所定のスケールファクターを使用して、前記(a)ステップで変換されたデータを正規化して正規化値とするステップと、(c2)正規化値の範囲を所定の区間に分け、前記区間別に設定された線形関数を適用して、前記(c1)ステップで正規化されたデータを変換するステップと、(c3)前記(b)ステップの割り当てビット数を利用して、前記(c2)ステップで変換された値をスケーリングするステップと、(c4)前記(c3)ステップでスケーリングされた値を四捨五入して、量子化された値を求めるステップと、を含む。
望ましくは、前記(c1)ステップのスケールファクターは、前記量子化単位内のサンプル値のうち最も大きい絶対値を求めた後、前記絶対値より小さくない値に対して、所定の関数により定められる整数値である。
望ましくは、前記(c2)ステップの線形関数は、前記各区間別に複数の独立的な線形関数で表現される。望ましくは、前記(c2)ステップは、正規化値の範囲を2つの区間に分けるステップと、前記区間別に設定された線形関数を前記(c1)で正規化されたデータに適用して、前記データを変換するステップと、を具備し、前記線形関数のそれぞれは、y=ax/(a−2b)及びy=x/(1+2b)+2b/(1+2b)(ここで、aは、正規化された値の範囲、bは、前記aの中心点からの区間変位を表す)であることを特徴とする。望ましくは、前記(c2)ステップの区間別線形量子化は、連続性を満足する。
望ましくは、前記フレーム長情報が含まれたビットストリームを生成する符号化方法で、前記(d)ステップのフレーム単位のビットストリームは、前記フレームの開始を表すシンク情報を、フレーム単位の開始部分にさらに具備し、固定ビット率または可変ビット率で符号化されたものである。
前記技術的課題を解決するための、本発明による複数のルックアップテーブル及び区間別線形量子化を利用したデジタル信号の符号化装置は、デジタル入力信号を変換して、信号間の重複情報を除去するデータ変換部と、所定の量子化単位ごとに割り当てられるビット数を、入力信号の特性によって異ならせる複数のルックアップテーブルと、前記複数のルックアップテーブルから、前記入力信号の特性によるルックアップテーブルを選択するルックアップテーブル選択部と、前記選択されたルックアップテーブル内の該当量子化単位のアドレス値を得て、前記アドレス値に割り当てられたビット数を抽出するビット割り当て部と、前記所定の量子化単位について、信号値の分布を所定の区間に分け、前記区間別に前記変換されたデータを、前記割り当てられたビット数によって線形量子化する線形量子化部と、前記線形量子化されたデータ及び所定の付加情報でビットストリームを生成するビットパッキング部と、を含むことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するための、本発明による複数のルックアップテーブルを利用して、フレーム長情報が含まれたビットストリームを生成するデジタル信号の符号化装置は、デジタル入力信号を変換して、信号間の重複情報を除去するデータ変換部と、所定の量子化単位ごとに割り当てられるビット数を、入力信号の特性によって異ならせる複数のルックアップテーブルと、前記複数のルックアップテーブルから、前記入力信号の特性によるルックアップテーブルを選択するルックアップテーブル選択部と、前記選択されたルックアップテーブル内の該当量子化単位のアドレス値を得て、前記アドレス値に割り当てられたビット数を抽出するビット割り当て部と、前記所定の量子化単位について、前記ビット割り当て部で割り当てられたビット数によって量子化する量子化部と、最後の領域にフレーム長情報を具備する、前記量子化されたデータ及び所定の付加情報でフレーム単位のビットストリームを生成するビットストリーム生成部と、を含むことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するための、本発明による区間別線形量子化を利用して、フレーム長情報が含まれたビットストリームを生成するデジタル信号の符号化装置は、デジタル入力信号を変換して、信号間の重複情報を除去するデータ変換部と、所定の量子化単位ごとに割り当てられるビット数を計算する割り当てビット数計算部と、前記量子化単位について、信号値の分布を所定の区間に分け、前記区間別に前記変換されたデータを、前記割り当てられたビット数によって線形量子化する線形量子化部と、最後の領域にフレーム長情報を具備する、前記線形量子化されたデータ及び所定の付加情報でフレーム単位のビットストリームを生成するビットストリーム生成部と、を含むことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するための、本発明による複数のルックアップテーブル及び区間別線形量子化を利用して、フレーム長情報が含まれたビットストリームを生成するデジタル信号の符号化装置は、デジタル入力信号を変換して、信号間の重複情報を除去するデータ変換部と、所定の量子化単位ごとに割り当てられるビット数を、入力信号の特性によって異ならせる複数のルックアップテーブルと、前記複数のルックアップテーブルから、前記入力信号の特性によるルックアップテーブルを選択するルックアップテーブル選択部と、前記選択されたルックアップテーブル内の該当量子化単位のアドレス値を得て、前記アドレス値に割り当てられたビット数を抽出するビット割り当て部と、前記量子化単位について、信号値の分布を所定の区間に分け、前記区間別に前記変換されたデータを、前記割り当てられたビット数によって線形量子化する線形量子化部と、最後の領域にフレーム長情報を具備する、前記線形量子化されたデータ及び所定の付加情報でフレーム単位のビットストリームを生成するビットストリーム生成部と、を含むことを特徴とする。
望ましくは、複数のルックアップテーブルを利用する符号化装置での前記入力信号の特性は、入力信号の周波数帯域のうち、入力信号についての占有率が所定の基準値以上または以下である周波数帯域の数である。前記占有率は、周波数帯域のスケールファクターの自乗の占有率と、前記周波数帯域内の入力信号の平均パワーの占有率のうち大きい値、または、周波数帯域のスケールファクター占有率と、前記周波数帯域内の入力信号の平均値の占有率のうち大きい値であることが望ましい。
望ましくは、区間別線形量子化を利用した符号化装置での前記線形量子化部は、所定のスケールファクターを使用して、前記データ変換部で変換されたデータを正規化するデータ正規化部と、正規化値の範囲を所定の区間に分け、前記区間別に設定された線形関数を前記データ正規化部で正規化されたデータに適用する区間量子化部と、前記ビット割り当て部で割り当てられたビット数を利用して、前記区間量子化部で生成された値をスケーリングするスケーリング部と、前記割り当てられたビット数を利用して、前記スケーリングされた値を四捨五入して量子化された値を生成するラウンディング部と、を含む。前記区間量子化部の線形関数は、前記各区間別に互いに独立的な複数の線形関数であることが望ましい。
望ましくは、フレーム長情報が含まれたビットストリームを生成する符号化装置での前記(d)段階のフレーム単位のビットストリームは、前記フレームの開始を表すシンク情報を、フレーム単位の開始部分にさらに具備する。
前記技術的課題を解決するための、本発明による複数のルックアップテーブル及び区間別線形量子化を利用したデジタル信号の符号化方法に相応するデジタル信号の復号化方法は、(x)ビットストリームから、線形量子化されたデータ及び付加情報を抽出するステップと、(y)量子化時に設定された区間に相応する区間について、前記付加情報を利用して前記区間別線形量子化されたデータを逆量子化するステップと、(z)前記逆量子化されたデータを、符号化時に使用した変換の逆変換を使用してデジタル信号として生成するステップと、を含むことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するための、本発明による複数のルックアップテーブルを利用して、フレーム長情報が含まれたビットストリームを生成するデジタル信号の符号化方法に相応するデジタル信号の復号化方法は、(x)フレーム単位のビットストリームから量子化されたデータ、付加情報及びフレーム長情報を抽出するステップと、(y)前記付加情報を利用して、前記量子化されたデータを逆量子化するステップと、(z)前記逆量子化されたデータを、符号化時に使用した変換の逆変換を使用してデジタル信号として生成するステップと、を含むことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するための、本発明による区間別線形量子化を利用して、フレーム長情報が含まれたビットストリームを生成するデジタル信号の符号化方法、または、複数のルックアップテーブル及び区間別線形量子化を利用して、フレーム長情報が含まれたビットストリームを生成するデジタル信号の符号化方法に相応するデジタル信号の復号化方法は、(x)フレーム単位のビットストリームから量子化されたデータ、付加情報及びフレーム長情報を抽出するステップと、(y)量子化時に設定された区間に相応する区間について、前記付加情報を利用して前記区間別線形量子化されたデータを逆量子化するステップと、(z)前記逆量子化されたデータを、符号化時に使用した変換の逆変換を使用してデジタル信号として生成するステップと、を含むことを特徴とする。
望ましくは、前記(z)ステップの付加情報は、少なくとも量子化単位のスケールファクター及び割り当てビット数を含む。前記(x)ステップは、フレーム単位のビットストリームからシンク情報をさらに抽出することが望ましい。
望ましくは、前記区間別線形量子化を利用したデジタル信号の符号化方法に相応するデジタル信号の復号化方法での前記(y)ステップは、区間別に線形量子化されたデータを、ビット割り当て情報を利用して、量子化時に使用したスケーリングに相応して逆スケーリングするステップと、前記逆スケーリングされたデータを区間別に線形逆量子化するステップと、前記逆量子化されたデータを、量子化時に使用したスケーリングファクターに相応する逆スケーリングファクターを使用して逆正規化するステップと、を含む。望ましくは、前記(z)ステップの逆変換は、逆DCT、逆MDCT、逆FFT、サブバンド合成フィルタリングのうちいずれか一つである。
前記技術的課題を解決するための、本発明による複数のルックアップテーブル及び区間別線形量子化を利用したデジタル信号の符号化装置に相応するデジタル信号の復号化装置は、ビットストリームから線形量子化されたデータ及び付加情報を抽出するビットストリームアンパッキング部と、量子化時に設定された区間に相応する区間について、前記付加情報を利用して、前記区間別線形量子化されたデータを逆量子化する逆線形量子化部と、前記逆量子化されたデータを、符号化時に使用した変換の逆変換を使用して、デジタル信号として生成する逆変換部と、を含むことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するための、本発明による複数のルックアップテーブルを利用して、フレーム長情報が含まれたビットストリームを生成するデジタル信号の符号化装置に相応するデジタル信号の復号化装置は、フレーム単位のビットストリームから量子化されたデータ、付加情報及びフレーム長情報を抽出するビットストリーム解析部と、前記付加情報を利用して、前記量子化されたデータを逆量子化する逆量子化部と、前記逆量子化されたデータを、符号化時に使用した変換の逆変換を使用して、デジタル信号として生成する逆変換部と、を含むことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するための、本発明による区間別線形量子化を利用して、フレーム長情報が含まれたビットストリームを生成するデジタル信号の符号化装置、または、複数のルックアップテーブル及び区間別線形量子化を利用して、フレーム長情報が含まれたビットストリームを生成するデジタル信号の符号化装置に相応するデジタル信号の復号化装置は、フレーム単位のビットストリームから、量子化されたデータ、付加情報及びフレーム長情報を抽出するビットストリーム解析部と、量子化時に設定された区間に相応する区間について、前記付加情報を利用して、前記区間別線形量子化されたデータを逆線形量子化する逆線形量子化部と、前記逆量子化されたデータを、符号化時に使用した変換の逆変換を使用して、デジタル信号として生成する逆変換部と、を含むことを特徴とする。前記付加情報は、少なくとも量子化単位のスケールファクター及び割り当てビット数を含むことが望ましい。
フレーム長情報が含まれたビットストリームを生成するデジタル信号の符号化装置に相応するデジタル信号の復号化装置での前記ビットストリーム解析部は、フレーム単位のビットストリームからシンク情報をさらに抽出することが望ましい。
区間別に線形量子化を利用したデジタル信号の符号化装置に相応するデジタル信号の復号化装置での前記逆線形量子化部は、区間別に線形量子化されたデータを、前記ビットストリーム解析部の付加情報に含まれたビット割り当て情報を利用して、量子化時に使用したスケーリングに相応する逆スケーリングする逆スケーリング部と、前記逆スケーリングされたデータを、区間別に線形逆量子化する区間線形逆量子化部と、前記逆量子化されたデータを、量子化時に使用したスケーリングファクターに相応する逆スケーリングファクターを使用して逆正規化する逆正規化部と、を含むことが望ましい。
そして、前記の発明をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録した、コンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供する。
本発明によれば、複数のルックアップテーブルを利用してデジタル信号を符号化することによって、すなわち、入力信号の特性によって選択された最適のルックアップテーブルから周波数帯域別割り当てビット数を抽出することによって、入力信号の特性に適したビット量の制御が可能である。また、入力信号特性で、ルックアップテーブルのアドレスと同じ周波数帯域別占有率を使用して、別途の追加計算量を減らすことができる。
また、本発明によれば、区間別線形量子化を利用してデジタル信号を符号化することによって、オーディオデータの分布を考慮して、一般的な線形量子化器より音質を改善しつつも、非線形量子化器での量子化器の複雑度を大幅に低下させることができる。
また、フレーム長情報をフレーム単位のビットストリームの最後の領域に含む場合、衝撃発生時に有効なオーディオデータを再生するためのポイントを正確に探して符号化できる。したがって、符号化によって衝撃保護時間を延長できるだけでなく、衝撃発生時に符号化率に関係なく、衝撃保護時間以内には切れ目のないきれいなサウンドをユーザに提供できる。
以下、添付された図面を参照して、本発明によるデジタル信号の符号化方法及び装置ならびに復号化方法及び装置を詳細に説明する。
本発明は、データ変換部、ビット割り当て部、量子化部及びビットパッキング部で構成される一般的なデジタル信号の符号化装置において、前記ビット割り当て部と量子化部及びビットパッキング部を改善したところにその特徴がある。これを概略的に説明すれば、前記ビット割り当て部は、入力信号の特性による複数のルックアップテーブルを利用して、量子化単位ごとに割り当てるビット数を求める。そして、前記量子化部は、区間別線形量子化を行う。また、前記ビットパッキング部は、ビットストリームにフレーム長情報を含んでビットストリームを生成する。
したがって、本発明の実施形態による符号化装置は、前記3つのブロックの組合わせにより4つで構成できる。すなわち、i)ビット割り当て部と線形量子化部、ii)ビット割り当て部とビットパッキング部、iii)線形量子化部とビットパッキング部、iv)ビット割り当て部と線形量子化部及びビットパッキング部に特徴がある符号化装置である。
まず、前記ビット割り当て部及び線形量子化部に特徴があるデジタル信号の符号化装置を説明する。図3は、本発明による複数のルックアップテーブル及び区間別線形量子化を利用したデジタル信号の符号化装置の構成を示すブロック図である。前記符号化装置は、データ変換部300、ルックアップテーブル選択部310、複数のルックアップテーブル320、330、340、ビット割り当て部350、線形量子化部360、ビットパッキング部370を含んでなる。
前記データ変換部300は、デジタル入力信号を変換して、信号間の重複情報を除去する。望ましい一実施形態には、デジタル信号としてPCM(Pulse−Code Modulation)サンプリングされた信号を使用し、前記PCM信号を、サブバンドフィルターを利用して、時間領域の入力信号を所定の数の周波数帯域別信号に変換させる。そして、量子化は、前記周波数帯域別に行われる。以下では、サブバンドフィルターを使用して生成された周波数帯域を、量子化単位の一例として使用する。前記デジタル信号の変換、例えば、PCM信号の変換は、サブバンドフィルター以外にも、DCT、MDCT、FFTなどを使用してデータ間の重複情報を除去できる。
前記複数のルックアップテーブル320、330、340は、入力信号の特性によって生成される。前記ルックアップテーブルは、入力信号の量子化単位、例えば、サブバンドフィルターである場合には、各周波数帯域を符号化するための割り当てビット数を所定数のアドレスに保存している。前記入力信号の特性は、入力信号の周波数帯域のうち、占有率が所定の基準値以下または以上である周波数帯域の数で設定できるということである。そして、前記各周波数帯域の占有率は、周波数帯域のスケールファクターの自乗の占有率と、平均パワーの占有率のうち大きい値に設定できる。また、前記ルックアップテーブルのアドレスは、入力信号の周波数帯域の特性を表す値に設定される。例えば、前記ルックアップテーブルのアドレスは、各周波数帯域の分散、スケールファクター、スケールファクターの自乗、各周波数帯域内の入力信号の平均値、各周波数帯域内の入力信号の平均パワーになりうる。また、前記アドレスは、各周波数帯域のスケールファクターの占有率と、各周波数帯域内の入力信号の平均値の占有率のうち大きい値、各周波数帯域のスケールファクターの自乗の占有率と、各周波数帯域内の入力信号の平均パワーの占有率のうち大きい値に設定されることもできる。
前記周波数帯域のスケールファクターの占有率SRscf、各周波数帯域内の入力信号の平均値の占有率SRmean、各周波数帯域のスケールファクターの自乗の占有率SRsquared#scf及び各周波数帯域内の入力信号の平均パワーの占有率SRmean#powerは、次の数式1により計算できる。
Figure 0005175028
前記数式1で、scfは、スケールファクターを意味し、meanは、平均値を意味し、chは、オーディオ信号で占有率を計算する左右チャンネルを意味し、sbは、前記占有率を持つ周波数帯域を意味する。
前記ルックアップテーブル選択部310は、入力信号の特性によって、前記複数のルックアップテーブルのうち一つを選択する。前記入力信号の特性は、前記複数のルックアップテーブル320、330、340の生成時に考慮した入力信号の特性である。
前記ビット割り当て部350は、入力信号の各量子化単位、例えば、サブバンドフィルターを使用する場合には周波数帯域のアドレス値を計算して、各周波数帯域について、前記選択されたルックアップテーブルから、前記計算されたアドレスに対応する割り当てビット数を抽出して、各周波数帯域に割り当てる。前記周波数帯域のアドレスは、前記ルックアップテーブル320、330、340の生成時に設定されたアドレスである。したがって、前記ビット割り当て部350は、入力信号の周波数帯域の特性を表す値を、アドレス値として計算する。
前記線形量子化部360は、前記量子化単位について、サンプルデータ値の分布を所定の区間に分け、前記データ変換部300で重複情報が除去されたサンプルデータを、前記ビット割り当て部350で量子化単位に割り当てられたビット数を利用して線形量子化する。前記線形量子化部360は、データ正規化部400、区間量子化部420、スケーリング部440及びラウンド部460を具備する。
図4は、前記線形量子化部360のさらに細部的な構成を示すブロック図である。前記データ正規化部400は、所定のスケールファクターを使用して、前記データ変換部300で変換されたサンプルデータを正規化する。前記スケールファクターは、前記量子化単位内のサンプル値のうち最も大きい絶対値を求めた後、前記絶対値より小さくない値について、所定の関数により定められる整数値であることが望ましい。前記区間量子化部420は、正規化値の範囲を所定の区間に分け、前記区間別に設定された線形関数を、前記データ正規化部400で正規化されたデータに適用する。前記スケーリング部440は、前記ビット割り当て部350で割り当てられたビット数を利用して、前記区間量子化部420で生成された値をスケーリングする。前記ラウンド部460は、前記スケーリングされた値について、前記割り当てられたビット数を利用して前記スケーリングされたサンプル値を四捨五入し、量子化されたサンプルデータを生成する。
前記ビットパッキング部370は、前記線形量子化されたデータを符号化してビットストリームを生成する。前記符号化には、ハフマンコーディングを使用できる。
そして、前記本発明による複数のルックアップテーブルを利用したデジタル信号の符号化装置は、ビット数調整部(図示せず)をさらに具備できる。前記ビット数調整部は、前記ビット割り当て部350で各周波数帯域に割り当てたビット数の和である入力信号全体の割り当てビット数を計算し、符号化装置に要求される符号化率により定められる入力信号全体の要求ビット数と、前記計算された割り当てビット数とを比較して、比較結果によって、各周波数帯域に割り当てられたビット数を調整する。
図5は、本発明による複数のルックアップテーブル及び区間別線形量子化を利用したデジタル信号の符号化方法を示すフローチャートである。図5に図示された符号化方法を参照して、図3に図示された符号化装置の動作を説明する。先ず、入力デジタル信号は、データ変換部300により変換されて信号間の重複情報が除去される(500ステップ)。一例として、帯域分解フィルターのサブバンドフィルターを利用して、時間領域のデジタル入力信号を所定数の周波数帯域に変換させる。
量子化単位に該当する前記周波数帯域のアドレス値がビット割り当て部350で計算される(520ステップ)。前記周波数帯域のアドレス値は、ルックアップテーブル320、330、340の生成時にアドレスとして設定された周波数帯域の特性を表す値であり、前記アドレス値は、各周波数帯域の分散、スケールファクター、スケールファクターの自乗、各周波数帯域内の入力信号の平均値、各周波数帯域内の入力信号の平均パワー、各周波数帯域のスケールファクターの占有率と、各周波数帯域内の入力信号の平均値の占有率のうち大きい値、各周波数帯域のスケールファクターの自乗の占有率と、各周波数帯域内の入力信号の平均パワーの占有率のうち大きい値になる。
前記アドレス値として設定できる周波数帯域の特性と、周波数帯域別割り当てビット数との関係について説明する。分散特性は、入力信号の分布がどの程度平均に近く分布されているかを知らせるために用いられる。前記分散が大きい場合には、入力信号に対する動的領域が大きくなるので、量子化ノイズを低減するためにはビット割り当てを多くする必要があり、相対的に分散が小さな場合には、ビット割り当て量を少なくしても量子化ノイズがあまり発生しない。前記平均パワーの特性は平均と類似した概念であるが、一般的に入力信号についての平均を求めれば、正弦波曲線の場合には平均値が0になるので、平均パワー値を周波数帯域の特性として使用し、平均パワー値の大きい周波数帯域にビットを多く割り当てる。スケールファクターは、各周波数帯域別に最も大きいサンプル値に相応する所定の値で定義され、スケールファクターの大きい周波数帯域にビットを多く割り当てる。
入力デジタル信号の特性によって、ルックアップテーブル選択部310により、前記複数のルックアップテーブル320、330、340のうち一つが選択される(520ステップ)。ルックアップテーブル選択の基準になる入力信号の特性は、前記複数のルックアップテーブル320、330、340の生成時に考慮した入力信号の特性であり、入力信号の周波数帯域のうち占有率が所定の基準値以下または以上である周波数帯域の数で設定できる。前記各周波数帯域の占有率は、前記数式1のように計算された周波数帯域のスケールファクターの占有率と、周波数帯域内の入力信号の平均値の占有率のうち大きい値、または周波数帯域のスケールファクターの自乗の占有率と、周波数帯域内の入力信号の平均パワーの占有率のうち大きい値に設定できる。
図6は、図5の複数のルックアップテーブルのうち一つを選択する方法についての実施形態を詳細に示すフローチャートである。図6に示すように、各周波数帯域のスケールファクター及び周波数帯域内の入力信号の平均パワーを計算し(600ステップ)、前記数式1のように、各周波数帯域のスケールファクターの自乗の占有率及び平均パワーの占有率を計算する(610ステップ)。
前記610ステップで計算された二つの占有率のうち大きい値を、各周波数帯域の占有率として選択する(620ステップ)。前記620ステップで選択された占有率が所定の基準占有率以下である周波数帯域の数LP、または所定の基準占有率以上である周波数帯域の数HPを計算する(630ステップ)。前記630ステップで計算された周波数帯域の数LP、HPが、複数のルックアップテーブルのうち一つを選択する基準になる入力信号の特性を表す値となる。
前記計算された入力信号の特性を表す周波数帯域の数LP、HPによって、複数のルックアップテーブルのうち一つを選択する(640ステップ)。前記640ステップでは、占有率が所定の基準占有率以下である周波数帯域の数LPが大きいほど、特定周波数帯域に入力信号が集中的に分布しているので、入力信号が分布される周波数帯域にさらに大きいビット数を割り当てたルックアップテーブルを選択する。また、占有率が所定の基準占有率以上である周波数帯域の数HPが小さいほど、特定周波数帯域に入力信号が集中的に分布しているので、入力信号が分布される周波数帯域にさらに大きいビット数を割り当てたルックアップテーブルを選択する。
図7A及び図7Bは、入力信号の周波数帯域別占有率を示すグラフである。図7Aは、一般的な特性を持つ入力信号としてLPは小さく、HPは大きいために、各周波数帯域に均一に分布された割り当てビット数を持つルックアップテーブルが選択される。
図7Bは、特定周波数帯域に集中している特性を持つ入力信号としてLPは大きく、HPは小さいために、特定周波数帯域に多くの割り当てビット数が保存されたルックアップテーブルが選択される。
入力デジタル信号特性によってルックアップテーブルが選択されれば、ビット割り当て部350により、前記各周波数帯域別アドレス値に相応する割り当てビット数を得て、各周波数帯域に割り当てる(図5の540ステップ)。
ここで、前記説明された方法により符号化された入力信号の全体割り当てビット数を、圧縮率により要求される要求ビット数に合せるために、前記540ステップを行った後、入力信号全体の要求ビット数と前記計算された割り当てビット数とを比較して、比較結果によって、各周波数帯域に割り当てられたビット数を調整するステップを行うことができる。
図8は、図5の540ステップで各周波数帯域に割り当てビット数を割り当てた後、割り当てビット数及び要求ビット数を調整する方法を示すフローチャートである。図8に示すように、図5の540ステップで、ルックアップテーブルから得られた各周波数帯域の割り当てビット数を各周波数帯域に割り当てた後、前記割り当てられたビット数を合せて、入力信号全体に実際に割り当てられたビット数を計算する(810ステップ)。
前記810ステップで計算された割り当てビット数と、符号化に要求される圧縮率により決定される要求ビット数、例えば、入力信号の全体ビット数が100ビットであり、圧縮率が50%である場合には、50ビットの要求ビット数と同じかどうかを確認して(820ステップ)、同じ場合には、前記540ステップで割り当てられたビット数通りに、各周波数帯域にビットを割り当てる。
しかし、割り当てビット数が要求ビット数と異なる場合には、割り当てビット数が要求ビット数より大きいかどうかを確認して(830ステップ)、例えば、大きい場合には、割り当てビット数が要求ビット数と同じになるまで、特定帯域別に1ビットずつ所定の基準により減少させる(840ステップ)。一方、割り当てビット数が要求ビット数より小さい場合には、割り当てビット数が要求ビット数と同じになるまで、特定帯域別に1ビットずつ所定の基準により増加させる(850ステップ)。
一方、周波数帯域別にビット数が割り当てられれば、前記所定の量子化単位について、例えばサブバンドフィルターを使用する場合には、各周波数帯域についてデジタル信号値の分布を所定の区間に分け、前記区間別に前記変換されたデータを、前記割り当てられたビット数を利用して線形量子化する(図5の560ステップ)。
図9は、前記560ステップをさらに詳細に示すフローチャートであり、図4を参照して、区間別線形量子化を説明する。まず、前記データ正規化部400を通じて、前記量子化単位、すなわち、サブバンドフィルターを適用する場合には、前記周波数帯域別に、所定のスケールファクターを使用して、前記データ変換部300で変換されたサンプルデータを正規化する(900ステップ)。例えば、データ変換部300でサブバンドフィルターを使用した結果、サブバンドフィルタリングされた出力サンプル値が24、−32、4、10であると仮定する。それにより、前記出力サンプル値について絶対値を取れば、そのうち最大値は32となる。前記最大値32に相応するスケールファクター値を利用して、前記サンプル値を正規化すれば、前記サンプル値は0.75、−1、0.125、0.3125となる。ここで、前記スケールファクターは、例えば、次の通り定めることができる。所定の式2x/4でx値をスケールファクターとし、前記xが0から31まで1ずつ増加する時、32個のx値によって前記式2x/4値が定められる。すなわち、x=0であれば、前記式2x/4値は1となり、x=1であれば、前記式2x/4値は1.18、x=2であれば、前記式2x/4値は1.414、x=3であれば、前記式2x/4値は1.68、x=4であれば、前記式2x/4値は2となる。このようにして、x=31まであらゆる32個の整数xについて前記式2x/4値を定めれば、x値が1増加する度に、式2x/4値は1.5dBずつ増加する。もし、前記例で最大値32に該当する式2x/4値を32とすれば、スケールファクターxは20となる。したがって、各サブバンドでは、一つのスケールファクター値が決定される。
図10は、前記サンプルデータを正規化したサブバンドサンプルの分布を示す図面である。図10に示すように、正規化されたサンプルは均一な分布ではないので、線形量子化器を使用しては最適に量子化できない。
したがって、区間量子化部420で正規化値の範囲を所定の区間に分け、前記区間別に設定された線形関数を前記サンプルデータに適用して、前記900ステップで正規化されたサンプルデータを変換する(920ステップ)。例えば、図10で正規化された値の範囲は、0.0〜1.0となる。そして、図11は、前記正規化値の範囲を2つの区間に分けたものを図示している。図11で、y=xと表現される線形関数グラフで、x軸上の中間値であるx=0.5に該当するy=x上の点Aをx軸にβほど移動させた点をBとする。もし、前記β値を0.1とすれば、x軸上の区間は、0〜0.6に該当する区間(区間I)と、0.6〜1.0に該当する区間(区間II)とに分けられる。前記2つの区間には、区間ごとに一つずつの2つの線形関数がある。前記βは、それぞれサンプルの分布によってその値を異に選択できる。前記β値は、x軸を基準に正規化値範囲の中心からどの程度大きく偏っているかを表す。さらに他の形態で、β値がy軸を基準に中心からどの程度大きく偏っているかを表すことができる。
前記線形関数のそれぞれは、一般的にy=ax/(a−2b)及びy=x/(1+2b)+2b/(1+2b)で表現できる。ここで、aは、正規化された値の範囲、bは、前記aの中心点からの区間変位を表す。前記例でβ値を0.1とすれば、区間Iでは、線形関数y=f1(x)は、y=5/6*xとなり、区間IIでは、線形関数y=f2(x)は、y=5/4*x−1/4となる。前記各区間で、サンプル値について線形関数を適用する。引続き、前記例を適用すれば、前記サンプル値0.125及び0.3125は区間Iに属し、第1の線形関数y=f1(x)を適用してマッピングされ、前記サンプル値0.75、−1は区間IIに属し、第2の線形関数y=f2(x)を適用してマッピングされる。
前記ビット割り当て部350で割り当てられたビット数を利用して、スケーリング部440で前記マッピングされた値をスケーリングする(940ステップ)。例えば、ビット割り当て情報が3であれば、0〜7の表現が可能なので、区間別線形関数を適用してマッピングされたサンプルの値に8を乗算する。
前記940ステップで、スケーリングされたサンプル値を四捨五入して量子化されたサンプル値を求める(960ステップ)。前記四捨五入された値は常に整数となる。例えば、ビット割り当て情報が3であれば、四捨五入された値は0〜7の整数のうちいずれか一つになり、これは3ビットで表現されて、最終量子化されたサンプル値になる。
図12は、図10の分布を利用して、Lloyd−Maxアルゴリズムを利用して設計された量子化器を示す図面である。図12に示すように、線形関数と比較してみる時、下方にふくらんでいる形態になっている。
結局、前述したように線形量子化されたデータは、所定の付加情報と共にハフマン符号化などデータ符号化方法を利用して、ビットパッキング部370によりビットストリームに生成される(図5の580ステップ)。前記所定の付加情報には、スケールファクター及び帯域別に割り当てられたビット数が含まれることが望ましい。
次いで、前記ビット割り当て部及びビットパッキング部に特徴があるデジタル信号の符号化装置を説明する。図13は、前記ビット割り当て部及びビットパッキング部に特徴があるデジタル信号の符号化装置の構成を示すブロック図であり、データ変換部1300、ルックアップテーブル選択部1310、複数のルックアップテーブル1320、1330、1340、ビット割り当て部1350、量子化部1360、ビットストリーム生成部1370を含んでなる。
前記データ変換部1300、ルックアップテーブル選択部1310、複数のルックアップテーブル1320、1330、1340及びビット割り当て部1350は、前述した図3のデータ変換部300、ルックアップテーブル選択部310、複数のルックアップテーブル320、330、340及びビット割り当て部350とそれぞれ相応し、その機能及び動作が同一であるので、説明を省略する。
前記量子化部1360は一般的な量子化器であり、量子化単位、すなわち、サブバンドフィルターの場合には、周波数帯域別に割り当てられたビット数によって量子化する。
前記ビットストリーム生成部1370は、前記量子化されたデータ及び所定の付加情報で、フレーム単位のビットストリームを生成する。前記フレーム単位のビットストリームの最後の領域には、フレーム長情報が位置する。前記所定の付加情報には、スケールファクター及び帯域別に割り当てられたビット数が含まれることが望ましい。
図14は、前記ビットストリームのフレーム構造についての一実施形態を図示したものであり、各フレームの第1領域1410に位置する符号化されたデータ、第2領域1420に位置する符号化されたフレーム長情報からなる。ここで、前記第2領域1420の大きさは、あらゆるフレームに対して一定であり、第1領域1410の大きさは、可変ビット率である場合、フレームの符号化率によって変わる。図15は、前記ビットストリームのフレーム構造についての他の実施形態を示したものであり、各フレームの第1領域1510に位置するシンク情報、第2領域1520に位置する符号化されたデータ、第3領域1530に位置する符号化されたフレーム長情報からなる。ここで、前記第1領域1510及び第3領域1530の大きさは、あらゆるフレームに対して一定であり、第2領域1520の大きさは、可変ビット率である場合に、フレームの符号化率によって変わる。このように、シンク情報を含めてフレーム構造を生成する場合、デジタル信号再生装置がデジタル信号を再生する中に外部から衝撃を受けた場合、有効なデータを再生可能にする逆方向探索の信頼度及び正確度をさらに向上させることができる。
そして、前記本発明による複数のルックアップテーブルを利用したデジタル信号の符号化装置は、ビット数調整部(図示せず)をさらに具備できる。前記ビット数調整部は、前記ビット割り当て部1350で各周波数帯域に割り当てたビット数の和である入力信号全体の割り当てビット数を計算し、符号化装置に要求される符号化率により定められる入力信号全体の要求ビット数と、前記計算された割り当てビット数とを比較し、比較結果によって各周波数帯域に割り当てられたビット数を調整する。
図16は、本発明による複数のルックアップテーブルを利用して、フレーム長情報を含むビットストリームを生成するデジタル信号の符号化方法を示すフローチャートである。図16に図示された符号化方法を参照して、図13に図示された符号化装置の動作を説明する。
まず、1600ステップないし1640ステップは、前述した図5の500ステップないし540ステップと同一であるので、その説明を省略する。
ここで、前記符号化された入力信号の全体割り当てビット数を、圧縮率により要求される要求ビット数に合せるために、前記1640ステップを行った後、入力信号全体の要求ビット数と前記計算された割り当てビット数とを比較して、比較結果によって、各周波数帯域に割り当てられたビット数を調整するステップを行うことができる。
一方、1640ステップで周波数帯域別にビット数が割り当てられた後、または、必要に応じてビット数調整ステップを経てビット数が調整された後には、前記所定の量子化単位について、例えば、サブバンドフィルターを使用する場合には、各周波数帯域について、前記データ変換部1300で変換されたデータを、前記割り当てられたビット数を利用して量子化する(1660ステップ)。
次いで、前記量子化されたデータ及び所定の付加情報は、前記ビットストリーム生成部1370によりフレーム単位のビットストリームで生成される(1680ステップ)。前記フレーム単位のビットストリームの最後の領域には、図14に示すように、フレーム長情報が位置し、付加的に、図15に示すように、フレームの開始部分に、フレーム間の同期のためのシンク情報をさらに具備できる。そして、前記所定の付加情報には、スケールファクター及び帯域別に割り当てられたビット数が含まれることが望ましい。
次いで、前記線形量子化部及びビットパッキング部に特徴があるデジタル信号の符号化装置を説明する。
図17は、前記線形量子化部及びビットパッキング部に特徴があるデジタル信号の符号化装置の構成を示すブロック図であり、データ変換部1700、割り当てビット数計算部1710、線形量子化部1720及びビットストリーム生成部1730を含んでなる。
前記データ変換部1700及び線形量子化部1720は、前述した図3のデータ変換部300及び線形量子化部360とそれぞれ相応し、前記ビットストリーム生成部1730は、前述した図13のビットストリーム生成部1370と相応し、その機能及び動作が同一であるので、その説明を省略する。
前記割り当てビット数計算部1710は、一般的なデジタル信号の符号化装置のビット割り当て部と同一である。すなわち、前記割り当てビット数計算部1710は、信号の重要度を考慮して所定の量子化単位ごとに割り当てられるビット数を計算する。また、前記割り当てビット数計算部1710は、人間の聴覚特性を利用して感度の低い細部情報を省略し、かつ符号量を低減できるように周波数別にビット割り当て量を異ならせ、望ましくは、心理音響的な側面を考慮して、ビット割り当て情報を計算する。
図18は、本発明による区間別線形量子化を利用して、フレーム長情報を含むビットストリームを生成するデジタル信号の符号化方法を示すフローチャートである。図18に図示された符号化方法を参照して、図17に図示された符号化装置の動作を説明する。
まず、1800ステップ及び1840ステップは、前述した図5の500ステップ及び540ステップと同一であり、1860ステップは、前述した図16の1680ステップと同一であるので、詳細な説明は省略する。一方、1800ステップで、デジタル信号が変換されて信号間の重複情報が除去されれば、割り当てビット数計算部1710では、オーディオ信号の重要度を考慮して、所定の量子化単位ごとに割り当てられるビット数を計算する(1820ステップ)。例えば、サブバンドフィルターを使用する場合には、各サブバンドごとに割り当てられるビット数を計算する。そして、前記デジタル信号、特にオーディオ信号の重要度は、人間の聴覚特性を利用して心理音響的な側面を考慮して決定する。したがって、人間の聴覚感度の高い周波数はビットを多く割り当て、そうでない周波数はビットを少なく割り当てることができる。
1820ステップで、周波数帯域別にビット数が割り当てられれば、区間別線形量子化を行い(1840ステップ)、フレーム長情報が含まれたビットストリームを生成する(1860ステップ)。
最後に、前記複数のルックアップテーブル、ビット割り当て部及びビットパッキング部すべてに特徴があるデジタル信号の符号化装置を説明する。
図19は、前記複数のルックアップテーブル、ビット割り当て部及びビットパッキング部に特徴があるデジタル信号の符号化装置の構成を示すブロック図であり、データ変換部1900、ルックアップテーブル選択部1910、複数のルックアップテーブル1920、1930、1940、ビット割り当て部1950、線形量子化部1960、ビットストリーム生成部1970を含んでなる。
前記データ変換部1900、ルックアップテーブル選択部1910、複数のルックアップテーブル1920、1930、1940、ビット割り当て部1950及び線形量子化部1960は、前述した図3のデータ変換部300、ルックアップテーブル選択部310、複数のルックアップテーブル320、330、340、ビット割り当て部350及び線形量子化部360とそれぞれ相応し、前記ビットストリーム生成部1970は、前述した図13のビットストリーム生成部1370と相応し、その機能及び動作が同一であるので、説明を省略する。
そして、前記本発明による前記デジタル信号の符号化装置は、前述したビット数調整部(図示せず)をさらに具備できる。前記ビット数調整部は、前記ビット割り当て部1950から各周波数帯域に割り当てたビット数の和である、入力信号全体の割り当てビット数を計算し、符号化装置に要求される符号化率により定められる入力信号全体の要求ビット数と、前記計算された割り当てビット数とを比較して、比較結果によって、各周波数帯域に割り当てられたビット数を調整する。
図20は、本発明による複数のルックアップテーブル、区間別線形量子化を利用してフレーム長情報を含むビットストリームを生成するデジタル信号の符号化方法を示すフローチャートである。図20に図示された符号化方法を参照して、図13に図示された符号化装置の動作を説明する。ところが、図20の2000ステップないし2060ステップは、前述した図5の500ステップないし560ステップと同一であり、2080ステップは、図16の1680ステップと同一であるので、詳細な説明を省略する。また、ここで、前記符号化された入力信号の全体割り当てビット数を、圧縮率により要求される要求ビット数に合せるために、前記2040ステップを行った後、入力信号全体の要求ビット数と前記計算された割り当てビット数とを比較して、比較結果によって、各周波数帯域に割り当てられたビット数を調整するステップを行うことができる。
前述した複数のルックアップテーブルを生成する方法について説明する。図21は、本発明による複数のルックアップテーブルを生成する方法についての第1実施形態を示すフローチャートである。図21に示すように、いろいろな信号特性を持って同じ特性を持つ信号に区分された所定の数の入力信号を具備する(2100ステップ)。前記入力信号の特性は、前述したルックアップテーブル説明と同一である。
前記入力信号の特性のうち一つの特性を選択して、選択された特性を持つ入力信号のうち一つを周波数帯域に分割する(2110ステップ)。前記入力信号について、聴覚心理モデルを利用して各周波数帯域の割り当てビット数を計算する(2120ステップ)。前記2120ステップで割り当てビット数を計算する方法は、前記図1に図示された聴覚心理モデル110の動作と同一であるので、ここでは省略する。
前記入力信号について、各周波数帯域のアドレス値を計算する(2130ステップ)。前記アドレス値は、入力信号の周波数帯域の特性を表す値として設定され、前記アドレス値は、前述したルックアップテーブル説明と同一である。
前記2130ステップで計算された各周波数帯域のアドレス値をアドレスとして、前記2120ステップで計算された割り当てビット数を保存し、保存された割り当てビット数が計算されて出る頻度数を記録する(2140ステップ)。
前記2110ステップで選択された特性を持つあらゆる入力信号について、前記2110ステップから2140ステップまで行われたかを確認した後(2150ステップ)、選択された特性を持つあらゆる入力信号について行われるまで、前記2110ステップから2140ステップまでを反復する。
選択された特性を持つあらゆる入力信号について前記2110ステップから2140ステップまで行われた場合、各周波数帯域の各アドレスに保存された割り当てビット数のうち頻度数の最も大きい値を割り当てビット数として保存して、ルックアップテーブルを生成する(2160ステップ)。前記2160ステップを行った後に、前記生成されたルックアップテーブルのうち割り当てビット数が0であるアドレスをルックアップテーブルから除外するか、連続するアドレスの割り当てビット数が同じ場合、割り当てビット数が変更されるアドレスのみをルックアップテーブルに保存して、ルックアップテーブルを小さくできる。
前記2100ステップで備えられた入力信号のあらゆる特性について、ルックアップテーブルが生成されていないかを確認し(2170ステップ)、ルックアップテーブルがいずれも生成されていない場合には、入力信号のあらゆる特性について、ルックアップテーブルが生成されるまで、前記2110ステップから2160ステップまでを反復する。
図22は、本発明による複数のルックアップテーブルを生成する方法についての第2実施形態を示すフローチャートである。図22に示すように、いろいろな信号特性を持つ所定の数の入力信号を具備する(2200ステップ)。前記入力信号を、所定の数の入力信号の特性によって区分する(2210ステップ)。前記入力信号の特性は、前述したルックアップテーブルの説明と同一である。以下、図22の2220ステップ〜2280ステップは、図21の2110ステップ〜2170ステップと同一である。
図23は、ルックアップテーブルのアドレスを設定する方法についての実施形態を示す表である。図23に図示された設定方法は、各周波数帯域のスケールファクターの自乗の占有率と、平均パワーの占有率のうち大きい値を選択して、ルックアップテーブルのアドレスとして使用したものである。前記ルックアップテーブルのアドレスとなる占有率は、いずれも0と1間の値を持ち、0と1間の占有率を127個のアドレスに分けて設定した。
図24は、ルックアップテーブルを生成する方法についての実施形態を示す表である。図24に図示された生成方法は、図21の2160ステップまたは図22の2270ステップで、割り当てビット数の頻度数を利用してルックアップテーブルを生成する方法であり、一つの周波数帯域について、アドレス別割り当てビット数をルックアップテーブルに保存する場合を示す図面である。ルックアップテーブルでアドレス5の場合、最も頻度数の高い8ビットを割り当てビット数として保存し、アドレス30には7ビット、アドレス61には0ビットが最終割り当てビット数として保存される。ルックアップテーブルを小さくするために、割り当てビット数が0であるアドレスをルックアップテーブルから除外するか、連続するアドレスの割り当てビット数が同じ場合、割り当てビット数が変更されるアドレスのみを保存できる。
一方、前述した本発明の実施形態による4つの符号化装置、すなわち、i)ビット割り当て部と線形量子化部、ii)ビット割り当て部とビットパッキング部、iii)線形量子化部とビットパッキング部、iv)ビット割り当て部と線形量子化部及びビットパッキング部に特徴がある符号化装置それぞれについての復号化装置を説明する。
図25は、複数のルックアップテーブルを利用して区間別線形量子化するデジタル符号化装置に相応するデジタル復号化装置の構成を示すブロック図であり、ビットストリームアンパッキング部2500、線形逆量子化部2520及び逆変換部2540を含んでなる。
前記ビットストリームアンパッキング部2500は、デジタル信号についてのビットストリームから線形量子化されたデータ及び付加情報を抽出する。一例として、前記ビットストリームがオーディオ信号ビットストリームであれば、量子化されたサンプルデータ及び付加情報を抽出する。
前記線形逆量子化部2520は、量子化時に設定された区間に相応する区間について、前記ビットストリームアンパッキング部2500から抽出された付加情報を利用して、前記区間別線形量子化されたデータを逆量子化する。前記区間は、符号化時に図11に図示されたinput軸に対して分けられれば、復号化時にはoutput軸に対して分けられる。
前記逆変換部2540は、前記線形逆量子化部2520で逆量子化されたデータを、符号化時に使用した変換の逆変換を使用して、デジタル信号、望ましくは、PCMデータとして生成する。前記逆変換部2540は、変換時に、サブバンドフィルターとして帯域分割フィルターを使用したならば、復号化装置では帯域合成フィルターが使われる。
図26は、前記線形逆量子化部2520についてのさらに詳細な構成を示すブロック図であり、前記線形逆量子化部2520は、逆スケーリング部2600、区間線形逆量子化部2610及び逆正規化部2620を含んでなる。
前記逆スケーリング部2600は、区間別に線形量子化されたサンプルデータを、前記ビットストリームアンパッキング部2500の付加情報に含まれたビット割り当て情報を利用して、量子化時に使用したスケーリングに相応する逆スケーリングを行う。例えば、符号化時に割り当てられたビット数が4であり、サンプルデータに15を乗算したならば、復号化時にはサンプルデータを15で割る。
前記区間線形逆量子化部2610は、前記逆スケーリングされたデータを区間別に線形逆量子化する。前記逆正規化部2620は、前記区間線形逆量子化部2610で逆量子化されたデータを、量子化時に使用したスケールファクターに相応する逆スケーリングファクターを使用して逆正規化する。
図27は、複数のルックアップテーブルを利用して、区間別線形量子化するデジタル符号化方法に相応するデジタル復号化方法を示すフローチャートである。図27を参照して、図25に図示されたデジタル信号の復号化装置の動作を説明する。
まず、デジタル信号に対するビットストリーム、望ましくは、オーディオビットストリームがビットストリームアンパッキング部2500に入力されれば、前記オーディオビットストリームから量子化されたサンプルデータ及び付加情報を抽出する(2700ステップ)。
量子化時に設定された区間に相応する区間について、例えば、図11に図示されているinput軸に対して区間を分けたならば、復号化時には、output軸に対して分けられた区間に対して、前記線形逆量子化部2520では、前記付加情報を利用して、前記区間別線形量子化されたサンプルデータを逆量子化する(2720ステップ)。次いで、前記逆量子化されたデータを、符号化時に使用した変換の逆変換を使用してデジタル信号、望ましくは、PCMデータとして生成する(2740ステップ)。
図28は、前記サンプルデータ逆量子化する過程(2720ステップ)をさらに詳細に説明するフローチャートである。図28を参照して、前記2720ステップを詳細に説明する。前記区間別に線形量子化されたサンプルデータは、前記逆スケーリング部2600を通じてビット割り当て情報を利用して、量子化時に使用したスケーリングに相応する逆スケーリングを行う(2800ステップ)。次いで、区間線形逆量子化部2610で前記逆スケーリングされたデータは、区間別に線形逆量子化される(2820ステップ)。前記逆量子化されたデータは、逆正規化部2620で量子化時に使用したスケーリングファクターに相応する逆スケーリングファクターを使用して、逆正規化される(2840ステップ)。
図29は、複数のルックアップテーブルを利用して、フレーム長情報が含まれたビットストリームを生成するデジタル符号化装置に相応するデジタル復号化装置の構成を示すブロック図であり、ビットストリーム解析部2900、逆量子化部2920及び逆変換部2940を含んでなる。前記ビットストリーム解析部2900は、デジタル信号に対するビットストリームから、付加情報、量子化されたデータ及びフレーム長情報を抽出する。一例として、前記ビットストリームがオーディオ信号ビットストリームであれば、量子化されたサンプルデータと付加情報及びフレーム長情報を抽出する。また、前記ビットストリーム解析部2900は、前記ビットストリームがシンク情報をさらに具備していれば、シンク情報も抽出する。
図30は、前記ビットストリーム解析部2900のさらに細部的な構成を示すブロック図であり、シンク情報解析部3000、付加情報解析部3020、量子化データ解析部3040及びフレーム長情報解析部3060を含んでなる。
前記シンク情報解析部3000は、デジタル信号に対するビットストリームからシンク情報を抽出し、付加情報解析部3020は、ビットストリームから付加情報を抽出し、量子化データ解析部3040は量子化データを、フレーム長情報解析部3060はフレーム長情報を抽出する。
前記逆量子化部2920は、前記ビットストリーム解析部2900から抽出された付加情報を利用して、量子化されたデータを逆量子化する。
前記逆変換部2940は、前記逆量子化部2920で逆量子化されたデータを、符号化時に使用した変換の逆変換を使用して、デジタル信号、望ましくは、PCMデータとして生成する。前記逆変換部2940は、変換時にサブバンドフィルターとして帯域分割フィルターを使用したならば、復号化装置では、帯域合成フィルターが使われる。
図31は、複数のルックアップテーブルを利用して、フレーム長情報が含まれたビットストリームを生成するデジタル符号化方法に相応するデジタル復号化方法を示すフローチャートである。図31を参照して、図29に図示されたデジタル信号の復号化装置の動作を説明する。
まず、デジタル信号に対するビットストリーム、望ましくは、オーディオビットストリームがビットストリーム解析部2900に入力されれば、前記オーディオビットストリームから量子化されたサンプルデータと付加情報及びフレーム長情報を抽出する(3100ステップ)。前記ビットストリームにシンク情報が含まれていれば、シンク情報も抽出する。
前記逆量子化部2920では、前記付加情報を利用して量子化されたサンプルデータを逆量子化する(3120ステップ)。次いで、前記逆量子化されたデータを、符号化時に使用した変換の逆変換を使用して、デジタル信号、望ましくは、PCMデータとして生成する(3140ステップ)。
図32は、複数のルックアップテーブル及び区間別線形量子化を利用して、フレーム長情報が含まれたビットストリームを生成するデジタル符号化装置及び、区間別線形量子化を利用して、フレーム長情報が含まれたビットストリームを生成するデジタル符号化装置に相応するデジタル復号化装置の構成を示すブロック図であり、ビットストリーム解析部3200、線形逆量子化部3220及び逆変換部3240を含んでなる。
前記ビットストリーム解析部3200は、デジタル信号に対するビットストリームから付加情報、量子化されたデータ及びフレーム長情報を抽出する。一例として、前記ビットストリームがオーディオ信号ビットストリームであれば、量子化されたサンプルデータと付加情報及びフレーム長情報を抽出する。また、前記ビットストリーム解析部3200は、前記ビットストリームがシンク情報をさらに具備していれば、シンク情報も抽出する。
図30は、前記ビットストリーム解析部3200のさらに細部的な構成を示すブロック図であり、シンク情報解析部3000、付加情報解析部3020、量子化データ解析部3040及びフレーム長情報解析部3060を含んでなる。
前記シンク情報解析部3000は、デジタル信号に対するビットストリームからシンク情報を抽出し、付加情報解析部3020は、ビットストリームから付加情報を抽出し、量子化データ解析部3040は量子化データを、フレーム長情報解析部3060はフレーム長情報を抽出する。
前記線形逆量子化部3220は、量子化時に設定された区間に相応する区間について、前記ビットストリーム解析部3200から抽出された付加情報を利用して、前記区間別線形量子化されたデータを逆量子化する。前記区間は、符号化時に、図11に図示されたinput軸に対して分けられれば、復号化時には、output軸に対して分けられる。
図26は、前記線形逆量子化部3220についてのさらに詳細な構成を示すブロック図であり、前記線形逆量子化部2520は、逆スケーリング部2600、区間線形逆量子化部2610及び逆正規化部2620を含んでなる。前記逆スケーリング部2600は、区間別に線形量子化されたサンプルデータを、前記ビットストリームアンパッキング部2500の付加情報に含まれたビット割り当て情報を利用して、量子化時に使用したスケーリングに相応する逆スケーリングを行う。例えば、符号化時に割り当てられたビット数が4であり、サンプルデータに15を乗算したならば、復号化時には、サンプルデータを15で割る。
前記区間線形逆量子化部2610は、前記逆スケーリングされたデータを区間別に線形逆量子化する。前記逆正規化部2620は、前記区間線形逆量子化部2610で逆量子化されたデータを、量子化時に使用したスケールファクターに相応する逆スケーリングファクターを使用して、逆正規化する。
前記逆変換部3240は、前記線形逆量子化部3220で逆量子化されたデータを、符号化時に使用した変換の逆変換を使用して、デジタル信号、望ましくは、PCMデータとして生成する。前記逆変換部3240は、変換時に、サブバンドフィルターとして帯域分割フィルターを使用したならば、復号化装置では、帯域合成フィルターが使われる。
図33は、複数のルックアップテーブル及び区間別線形量子化を利用して、フレーム情報が含まれたビットストリームを生成するデジタル符号化方法、または、区間別線形量子化を利用して、フレーム情報が含まれたビットストリームを生成するデジタル符号化方法に相応するデジタル復号化方法を示すフローチャートである。図33を参照して、図32に図示されたデジタル信号の復号化装置の動作を説明する。
まず、デジタル信号に対するビットストリーム、望ましくは、オーディオビットストリームがビットストリーム解析部3200に入力されれば、前記付加情報解析部3020、量子化データ解析部3040、フレーム長情報解析部3060を通じてオーディオビットストリームから付加情報、量子化されたサンプルデータ及びフレーム長情報を抽出する(3300ステップ)。前記ビットストリームがシンク情報を含んでいれば、シンク情報解析部3000を通じてシンク情報も抽出する。
量子化時に設定された区間に相応する区間について、例えば、図11に図示されたinput軸に対して区間を分けたならば、復号化時には、output軸に対して分けられた区間について、前記線形逆量子化部3220では、前記付加情報を利用して、前記区間別線形量子化されたサンプルデータを逆量子化する(3320ステップ)。次いで、前記逆量子化されたデータを、符号化時に使用した変換の逆変換を使用してデジタル信号、望ましくは、PCMデータとして生成する(3340ステップ)。
図28は、前記サンプルデータ逆量子化する過程(3320ステップ)をさらに詳細に説明するフローチャートである。図28を参照して、前記3320ステップを詳細に説明する。前記区間別に線形量子化されたサンプルデータを、前記逆スケーリング部2600を通じてビット割り当て情報を利用して、量子化時に使用したスケーリングに相応する逆スケーリングを行う(2800ステップ)。次いで、区間線形逆量子化部2610で、前記逆スケーリングされたデータは、区間別に線形逆量子化される(2820ステップ)。前記逆量子化されたデータは、逆正規化部2620で、量子化時に使用したスケーリングファクターに相応する逆スケーリングファクターを使用して、逆正規化される(2840ステップ)。
本発明は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に、コンピュータ(情報処理機能を持つ装置をいずれも含む)で読み取り可能なコードとして具現できる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、コンピュータシステムによって読み取られるデータが保存されるあらゆる記録装置を含む。コンピュータで読み取り可能な記録装置の例には、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フレキシブルディスク、光データ保存装置などがある。
本発明は、図面に図示された実施形態を参考して説明されたが、これは例示的なものに過ぎず、当業者ならば、これより多様な変形及び均等な他の実施形態が可能であるという点を理解できるであろう。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、特許請求の範囲の技術的思想により定められねばならない。
本発明は、デジタル信号の符号化方法及び装置ならびに復号化方法及び装置に係る技術分野に好適に利用される。
MPEG−1での聴覚心理モデルを利用した一般的なデジタル信号の符号化装置の構成を示すブロック図である。 一つのルックアップテーブルを利用したデジタル信号の符号化装置の構成を示すブロック図である。 本発明による複数のルックアップテーブル及び区間別線形量子化を利用したデジタル信号の符号化装置の構成を示すブロック図である。 線形量子化部のさらに細部的な構成を示すブロック図である。 本発明による複数のルックアップテーブル及び区間別線形量子化を利用したデジタル信号の符号化方法を示すフローチャートである。 図5の複数のルックアップテーブルのうち一つを選択する方法についての実施形態を示す詳細フローチャートである。 入力信号の周波数帯域別占有率を示すグラフである。 入力信号の周波数帯域別占有率を示すグラフである。 図5の各周波数帯域に割り当てビット数を割り当てる方法についての実施形態を示す詳細フローチャートである。 図5の560ステップをさらに詳細に示すフローチャートである。 サンプルデータを正規化したサブバンドサンプルの分布を示す図面である。 正規化値の範囲を2つの区間に分けたことを示す図面である。 図10の分布を利用して、Lloyd−Maxアルゴリズムを利用して設計された量子化器を示す図面である。 ビット割り当て部及びビットパッキング部に特徴があるデジタル信号の符号化装置の構成を示すブロック図である。 ビットストリームのフレーム構造についての一実施形態を示す図面である。 ビットストリームのフレーム構造についての他の実施形態を示す図面である。 本発明による複数のルックアップテーブルを利用して、フレーム長情報を含むビットストリームを生成するデジタル信号の符号化方法を示すフローチャートである。 線形量子化部及びビットパッキング部に特徴があるデジタル信号の符号化装置の構成を示すブロック図である。 本発明による区間別線形量子化を利用して、フレーム長情報を含むビットストリームを生成するデジタル信号の符号化方法を示すフローチャートである。 複数のルックアップテーブル、ビット割り当て部及びビットパッキング部に特徴があるデジタル信号の符号化装置の構成を示すブロック図である。 本発明による複数のルックアップテーブル、区間別線形量子化を利用して、フレーム長情報を含むビットストリームを生成するデジタル信号の符号化方法を示すフローチャートである。 本発明による複数のルックアップテーブルを生成する方法についての第1実施形態を示すフローチャートである。 本発明による複数のルックアップテーブルを生成する方法についての第2実施形態を示すフローチャートである。 ルックアップテーブルのアドレスを設定する方法についての実施形態を示す表である。 ルックアップテーブルを生成する方法についての実施形態を示す表である。 複数のルックアップテーブルを利用して、区間別線形量子化するデジタル符号化装置に相応するデジタル復号化装置の構成を示すブロック図である。 前記線形逆量子化部2520についてのさらに詳細な構成を示すブロック図である。 複数のルックアップテーブルを利用して、区間別線形量子化するデジタル符号化方法に相応するデジタル復号化方法を示すフローチャートである。 サンプルデータの逆量子化過程(2720ステップ)をさらに詳細に説明するフローチャートである。 複数のルックアップテーブルを利用して、フレーム長情報が含まれたビットストリームを生成するデジタル符号化装置に相応するデジタル復号化装置の構成を示すブロック図である。 ビットストリーム解析部のさらに細部的な構成を示すブロック図である。 複数のルックアップテーブルを利用して、フレーム長情報が含まれたビットストリームを生成するデジタル符号化方法に相応するデジタル復号化方法を示すフローチャートである。 複数のルックアップテーブル及び区間別線形量子化を利用して、フレーム長情報が含まれたビットストリームを生成するデジタル符号化装置、及び区間別線形量子化を利用して、フレーム長情報が含まれたビットストリームを生成するデジタル符号化装置に相応するデジタル復号化装置の構成を示すブロック図である。 複数のルックアップテーブル及び区間別線形量子化を利用して、フレーム情報が含まれたビットストリームを生成するデジタル符号化方法、または区間別線形量子化を利用して、フレーム情報が含まれたビットストリームを生成するデジタル符号化方法に相応するデジタル復号化方法を示すフローチャートである。
符号の説明
1900 データ変換部
1910 ルックアップテーブル選択部
1920、1930、1940 ルックアップテーブル
1950 ビット割り当て部
1960 線形量子化部
1970 ビットストリーム生成部

Claims (41)

  1. (a)デジタル入力信号を変換して、信号間の重複情報を除去するステップと、
    (b)所定の量子化単位ごとに割り当てられるビット数をデジタル入力信号の特性によって異ならせるための複数のルックアップテーブルの中から、前記デジタル入力信号の特性に対応するルックアップテーブルを選択し、該ルックアップテーブルにおいて該当する量子化単位に割り当てられている割り当てビット数を獲得するステップと、
    (c)前記所定の量子化単位により信号値の分布を所定の区間に分け、前記区間別に前記(a)ステップで変換されたデータを、前記(b)ステップで獲得した割り当てビット数によって線形量子化するステップと、
    (d)線形量子化されたデータ及び所定の付加情報でビットストリームを生成するステップと、
    を含み、前記デジタル入力信号の特性は、前記デジタル入力信号の周波数帯域のうち、デジタル入力信号についての占有率が所定の基準値以上または以下である周波数帯域の数であり、前記占有率は、周波数帯域のスケールファクターの自乗の占有率と、前記周波数帯域内のデジタル入力信号の平均パワーの占有率のうち大きい値、または周波数帯域のスケールファクターの占有率と、前記周波数帯域内のデジタル入力信号の平均値の占有率のうち大きい値である、ことを特徴とするデジタル信号の符号化方法。
  2. (a)デジタル入力信号を変換して、信号間の重複情報を除去するステップと、
    (b)所定の量子化単位ごとに割り当てられるビット数をデジタル入力信号の特性によって異ならせるための複数のルックアップテーブルの中から、前記デジタル入力信号の特性に対応するルックアップテーブルを選択し、該ルックアップテーブルにおいて該当する量子化単位に割り当てられている割り当てビット数を獲得するステップと、
    (c)前記所定の量子化単位について、前記(b)ステップで獲得した割り当てビット数によって量子化するステップと、
    (d)最後の領域にフレーム長情報を具備し、量子化されたデータ及び所定の付加情報を含むフレーム単位のビットストリームを生成するステップと、
    を含み、前記デジタル入力信号の特性は、前記デジタル入力信号の周波数帯域のうち、デジタル入力信号についての占有率が所定の基準値以上または以下である周波数帯域の数であり、前記占有率は、周波数帯域のスケールファクターの自乗の占有率と、前記周波数帯域内のデジタル入力信号の平均パワーの占有率のうち大きい値、または周波数帯域のスケールファクターの占有率と、前記周波数帯域内のデジタル入力信号の平均値の占有率のうち大きい値である、ことを特徴とするデジタル信号の符号化方法。
  3. (a)デジタル入力信号を変換して、信号間の重複情報を除去するステップと、
    (b)所定の量子化単位ごとに割り当てられるビット数を計算するステップと、
    (c)前記量子化単位について、信号値の分布を所定の区間に分け、前記区間別に前記(a)ステップで変換されたデータを、前記(b)ステップで割り当てられたビット数によって線形量子化するステップと、
    (d)最後の領域にフレーム長情報を具備する、前記線形量子化されたデータ及び所定の付加情報でフレーム単位のビットストリームを生成するステップと、を含むことを特徴とするデジタル信号の符号化方法。
  4. (a)デジタル入力信号を変換して、信号間の重複情報を除去するステップと、
    (b)所定の量子化単位ごとに割り当てられるビット数をデジタル入力信号の特性によって異ならせるための複数のルックアップテーブルの中から、前記デジタル入力信号の特性に対応するルックアップテーブルを選択し、該ルックアップテーブルにおいて該当する量子化単位に割り当てられている割り当てビット数を獲得するステップと、
    (c)前記所定の量子化単位について、信号値の分布を所定の区間に分け、前記区間別に前記(a)ステップで変換されたデータを、前記(b)ステップで獲得した割り当てビット数によって線形量子化するステップと、
    (d)最後の領域にフレーム長情報を具備し、線形量子化されたデータ及び所定の付加情報を含むフレーム単位のビットストリームを生成するステップと、
    を含み、前記デジタル入力信号の特性は、前記デジタル入力信号の周波数帯域のうち、デジタル入力信号についての占有率が所定の基準値以上または以下である周波数帯域の数であり、前記占有率は、周波数帯域のスケールファクターの自乗の占有率と、前記周波数帯域内のデジタル入力信号の平均パワーの占有率のうち大きい値、または周波数帯域のスケールファクターの占有率と、前記周波数帯域内のデジタル入力信号の平均値の占有率のうち大きい値である、ことを特徴とするデジタル信号の符号化方法。
  5. 前記(a)ステップのデジタル信号変換は、MDCT、FFT、DCT、サブバンドフィルタリングのうちいずれか一つにより行われることを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれか一項に記載のデジタル信号の符号化方法。
  6. 前記(c)ステップの付加情報は、少なくとも量子化単位についてのスケールファクター及び割り当てビット数を含むことを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれか一項に記載のデジタル信号の符号化方法。
  7. 前記(b)ステップの複数のルックアップテーブルのそれぞれは、量子化単位ごとに少なくとも一つのアドレスと、前記アドレスごとに所定のビット数とが割り当てられていることを特徴とする請求項1、2又は4に記載のデジタル信号の符号化方法。
  8. 前記ルックアップテーブルのアドレスは、周波数帯域のスケールファクターまたはスケールファクターの自乗であることを特徴とする請求項7に記載のデジタル信号の符号化方法。
  9. 前記ルックアップテーブルのアドレスは、周波数帯域内のデジタル入力信号の平均値またはデジタル入力信号の平均パワーであることを特徴とする請求項7に記載のデジタル信号の符号化方法。
  10. 前記ルックアップテーブルのアドレスは、周波数帯域のスケールファクターの占有率と、前記周波数帯域内のデジタル入力信号の平均値の占有率のうち大きい値、または、周波数帯域のスケールファクターの自乗の占有率と、前記周波数帯域内のデジタル入力信号の平均パワーの占有率のうち大きい値であることを特徴とする請求項7に記載のデジタル信号の符号化方法。
  11. 前記(b)ステップの後に、デジタル入力信号全体に実際に割り当てられたビット数と、デジタル入力信号全体に要求されるビット数とを比較して、比較結果によって割り当てビット数を調整するステップをさらに具備することを特徴とする請求項1、2又は4に記載のデジタル信号の符号化方法。
  12. 前記(c)ステップは、
    (c1)前記量子化単位について、所定のスケールファクターを使用して、前記(a)ステップで変換されたデータを正規化して正規化値とするステップと、
    (c2)正規化値の範囲を所定の区間に分け、前記区間別に設定された線形関数を適用し、前記(c1)ステップで正規化されたデータを変換するステップと、
    (c3)前記(b)ステップの割り当てビット数を利用して、前記(c2)ステップで変換された値をスケーリングするステップと、
    (c4)前記(c3)ステップでスケーリングされた値を四捨五入して、量子化された値を求めるステップと、を含むことを特徴とする請求項1、3又は4に記載のデジタル信号の符号化方法。
  13. 前記(c1)ステップのスケールファクターは、前記量子化単位内のサンプル値のうち最も大きい絶対値を求めた後、前記絶対値より小さくない値に対して、所定の関数により定められる整数値であることを特徴とする請求項12に記載のデジタル信号の符号化方法。
  14. 前記(c2)ステップの線形関数は、前記各区間別に複数の独立的な線形関数で表現されることを特徴とする請求項12に記載のデジタル信号の符号化方法。
  15. 前記(c2)ステップは、
    正規化値の範囲を2つの区間に分けるステップと、
    前記区間別に設定された線形関数を前記(c1)で正規化されたデータに適用して、前記データを変換するステップと、
    を具備し、前記線形関数のそれぞれは、
    y=ax/(a−2b)及びy=x/(1+2b)+2b/(1+2b)
    (aは、正規化された値の範囲を表し、bは、前記aの中心点からの区間変位を表す)であることを特徴とする請求項14に記載のデジタル信号の符号化方法。
  16. 前記(c2)ステップの区間別線形量子化は、連続性を満足することを特徴とする請求項12に記載のデジタル信号の符号化方法。
  17. 前記(d)ステップのフレーム単位のビットストリームは、前記フレームの開始を表すシンク情報を、フレーム単位の開始部分にさらに具備することを特徴とする請求項2ないし4のいずれか一項に記載のデジタル信号の符号化方法。
  18. 前記(d)ステップのフレーム単位のビットストリームは、固定ビット率または可変ビット率で符号化されたものであることを特徴とする請求項17に記載のデジタル信号の符号化方法。
  19. 前記(d)ステップのフレーム単位のビットストリームは、固定ビット率または可変ビット率で符号化されたものであることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか一項に記載のデジタル信号の符号化方法。
  20. デジタル入力信号を変換して、信号間の重複情報を除去するデータ変換部と、
    所定の量子化単位ごとに割り当てられるビット数を、デジタル入力信号の特性によって異ならせるための複数のルックアップテーブルと、
    前記複数のルックアップテーブルから、前記デジタル入力信号の特性に対応するルックアップテーブルを選択するルックアップテーブル選択部と、
    選択されたルックアップテーブルにおいて該当する量子化単位のアドレス値を取得し、該アドレス値に割り当てられているビット数を抽出するビット割り当て部と、
    前記所定の量子化単位について、信号値の分布を所定の区間に分け、前記区間別に前記変換されたデータを、前記割り当てられているビット数によって線形量子化する線形量子化部と、
    線形量子化されたデータ及び所定の付加情報でビットストリームを生成するビットパッキング部と、
    を含み、前記デジタル入力信号の特性は、前記デジタル入力信号の周波数帯域のうち、デジタル入力信号についての占有率が所定の基準値以上または以下である周波数帯域の数であり、前記占有率は、周波数帯域のスケールファクターの自乗の占有率と、前記周波数帯域内のデジタル入力信号の平均パワーの占有率のうち大きい値、または周波数帯域のスケールファクターの占有率と、前記周波数帯域内のデジタル入力信号の平均値の占有率のうち大きい値である、ことを特徴とするデジタル信号の符号化装置。
  21. デジタル入力信号を変換して、信号間の重複情報を除去するデータ変換部と、
    所定の量子化単位ごとに割り当てられるビット数を、デジタル入力信号の特性によって異ならせるための複数のルックアップテーブルと、
    前記複数のルックアップテーブルから、前記デジタル入力信号の特性に対応するルックアップテーブルを選択するルックアップテーブル選択部と、
    選択されたルックアップテーブルにおいて該当する量子化単位のアドレス値を取得し、該アドレス値に割り当てられているビット数を抽出するビット割り当て部と、
    前記所定の量子化単位について、前記ビット割り当て部で抽出したビット数によって量子化する量子化部と、
    最後の領域にフレーム長情報を具備し、量子化されたデータ及び所定の付加情報を含むフレーム単位のビットストリームを生成するビットストリーム生成部と、
    を含み、前記デジタル入力信号の特性は、前記デジタル入力信号の周波数帯域のうち、デジタル入力信号についての占有率が所定の基準値以上または以下である周波数帯域の数であり、前記占有率は、周波数帯域のスケールファクターの自乗の占有率と、前記周波数帯域内のデジタル入力信号の平均パワーの占有率のうち大きい値、または周波数帯域のスケールファクターの占有率と、前記周波数帯域内のデジタル入力信号の平均値の占有率のうち大きい値である、ことを特徴とするデジタル信号の符号化装置。
  22. デジタル入力信号を変換して、信号間の重複情報を除去するデータ変換部と、
    所定の量子化単位ごとに割り当てられるビット数を計算する割り当てビット数計算部と、
    前記量子化単位について、信号値の分布を所定の区間に分け、前記区間別に前記変換されたデータを、前記割り当てられたビット数によって線形量子化する線形量子化部と、
    最後の領域にフレーム長情報を具備する、前記線形量子化されたデータ及び所定の付加情報でフレーム単位のビットストリームを生成するビットストリーム生成部と、を含むことを特徴とするデジタル信号の符号化装置。
  23. デジタル入力信号を変換して、信号間の重複情報を除去するデータ変換部と、
    所定の量子化単位ごとに割り当てられるビット数を、デジタル入力信号の特性によって異ならせるための複数のルックアップテーブルと、
    前記複数のルックアップテーブルから、前記デジタル入力信号の特性によるルックアップテーブルを選択するルックアップテーブル選択部と、
    選択されたルックアップテーブルにおいて該当する量子化単位のアドレス値を取得し、該アドレス値に割り当てられているビット数を抽出するビット割り当て部と、
    前記量子化単位について、信号値の分布を所定の区間に分け、前記区間別に前記変換されたデータを、前記割り当てられているビット数によって線形量子化する線形量子化部と、
    最後の領域にフレーム長情報を具備し、線形量子化されたデータ及び所定の付加情報を含むフレーム単位のビットストリームを生成するビットストリーム生成部と、
    を含み、前記デジタル入力信号の特性は、前記デジタル入力信号の周波数帯域のうち、デジタル入力信号についての占有率が所定の基準値以上または以下である周波数帯域の数であり、前記占有率は、周波数帯域のスケールファクターの自乗の占有率と、前記周波数帯域内のデジタル入力信号の平均パワーの占有率のうち大きい値、または周波数帯域のスケールファクターの占有率と、前記周波数帯域内のデジタル入力信号の平均値の占有率のうち大きい値である、ことを特徴とするデジタル信号の符号化装置。
  24. 前記ルックアップテーブルのアドレスは、周波数帯域のスケールファクターまたはスケールファクターの自乗であることを特徴とする請求項20、21又は23に記載の複数のデジタル信号の符号化装置。
  25. 前記ルックアップテーブルのアドレスは、周波数帯域内のデジタル入力信号の平均値またはデジタル入力信号の平均パワーであることを特徴とする請求項20、21又は23に記載のデジタル信号の符号化装置。
  26. 前記ルックアップテーブルのアドレスは、周波数帯域のスケールファクターの占有率と、前記周波数帯域内のデジタル入力信号の平均値の占有率のうち大きい値、または、周波数帯域のスケールファクターの自乗の占有率と、前記周波数帯域内のデジタル入力信号の平均パワーの占有率のうち大きい値であることを特徴とする請求項20、21又は23に記載のデジタル信号の符号化装置。
  27. 前記ビット割り当て部でデジタル入力信号全体に割り当てたビット数と、デジタル入力信号全体に要求されるビット数とを比較し、比較結果によって、各周波数帯域に割り当てられたビット数を調整するビット数調整部をさらに具備することを特徴とする請求項20、21又は23に記載のデジタル信号の符号化装置。
  28. 前記線形量子化部は、
    所定のスケールファクターを使用して、前記データ変換部で変換されたデータを正規化するデータ正規化部と、
    正規化値の範囲を所定の区間に分け、前記区間別に設定された線形関数を前記データ正規化部で正規化されたデータに適用する区間量子化部と、
    前記ビット割り当て部で割り当てられたビット数を利用して、前記区間量子化部で生成された値をスケーリングするスケーリング部と、
    前記割り当てられたビット数を利用して、前記スケーリングされた値を四捨五入して量子化された値を生成するラウンディング部と、を含むことを特徴とする請求項20、22又は23に記載のデジタル信号の符号化装置。
  29. 前記区間量子化部の線形関数は、前記各区間別に互いに独立的な複数の線形関数であることを特徴とする請求項28に記載のデジタル信号の符号化装置。
  30. (x)フレーム単位のビットストリームから量子化されたデータ、付加情報及びフレーム長情報を抽出するステップと、
    (y)前記付加情報を利用して、前記量子化されたデータを逆量子化するステップと、
    (z)前記逆量子化されたデータを、符号化時に使用した変換の逆変換を使用してデジタル信号として生成するステップと、を含み、
    前記フレーム長情報は、前記フレーム単位のビットストリームの毎フレームの最後の領域から抽出する、ことを特徴とするデジタル信号の復号化方法。
  31. (x)フレーム単位のビットストリームから量子化されたデータ、付加情報及びフレーム長情報を抽出するステップと、
    (y)量子化時に設定された区間に相応する区間について、前記付加情報を利用して前記区間別線形量子化されたデータを逆量子化するステップと、
    (z)前記逆量子化されたデータを、符号化時に使用した変換の逆変換を使用してデジタル信号として生成するステップと、を含み、
    前記フレーム長情報は、前記フレーム単位のビットストリームの毎フレームの最後の領域から抽出する、ことを特徴とするデジタル信号の復号化方法。
  32. 前記(z)ステップの付加情報は、
    少なくとも量子化単位のスケールファクター及び割り当てビット数を含むことを特徴とする請求項30又は31に記載のデジタル信号の復号化方法。
  33. 前記(x)ステップは、
    フレーム単位のビットストリームからシンク情報をさらに抽出することを特徴とする請求項30又は31に記載のデジタル信号の復号化方法。
  34. 前記(y)ステップは、
    区間別に線形量子化されたデータを、ビット割り当て情報を利用して、量子化時に使用したスケーリングに相応して逆スケーリングするステップと、
    前記逆スケーリングされたデータを区間別に線形逆量子化するステップと、
    前記逆量子化されたデータを、量子化時に使用したスケーリングファクターに相応する逆スケーリングファクターを使用して逆正規化するステップと、を含むことを特徴とする請求項31に記載のデジタル信号の復号化方法。
  35. 前記(z)ステップの逆変換は、
    逆DCT、逆MDCT、逆FFT、サブバンド合成フィルタリングのうちいずれか一つであることを特徴とする請求項30又は31に記載のデジタル信号の復号化方法。
  36. フレーム単位のビットストリームから量子化されたデータ、付加情報及びフレーム長情報を抽出するビットストリーム解析部と、
    前記付加情報を利用して、前記量子化されたデータを逆量子化する逆量子化部と、
    前記逆量子化されたデータを、符号化時に使用した変換の逆変換を使用して、デジタル信号として生成する逆変換部と、を含み、
    前記フレーム長情報は、前記フレーム単位のビットストリームの毎フレームの最後の領域から抽出する、ことを特徴とするデジタル信号の復号化装置。
  37. フレーム単位のビットストリームから、量子化されたデータ、付加情報及びフレーム長情報を抽出するビットストリーム解析部と、
    量子化時に設定された区間に相応する区間について、前記付加情報を利用して、前記区間別線形量子化されたデータを逆線形量子化する逆線形量子化部と、
    前記逆量子化されたデータを、符号化時に使用した変換の逆変換を使用して、デジタル信号として生成する逆変換部と、を含み、
    前記フレーム長情報は、前記フレーム単位のビットストリームの毎フレームの最後の領域から抽出する、ことを特徴とするデジタル信号の復号化装置。
  38. 前記付加情報は、
    少なくとも量子化単位のスケールファクター及び割り当てビット数を含むことを特徴とする請求項36又は37に記載のデジタル信号の復号化装置。
  39. 前記ビットストリーム解析部は、
    フレーム単位のビットストリームからシンク情報をさらに抽出することを特徴とする請求項36または37に記載のデジタル信号の復号化装置。
  40. 前記逆線形量子化部は、
    区間別に線形量子化されたデータを、前記ビットストリーム解析部の付加情報に含まれたビット割り当て情報を利用して、量子化時に使用したスケーリングに相応する逆スケーリングする逆スケーリング部と、
    前記逆スケーリングされたデータを、区間別に線形逆量子化する区間線形逆量子化部と、
    前記逆量子化されたデータを、量子化時に使用したスケーリングファクターに相応する逆スケーリングファクターを使用して逆正規化する逆正規化部と、を含むことを特徴とする請求項37に記載のデジタル信号の復号化装置。
  41. 請求項1ないし19のうちいずれか一項に記載の発明をコンピュータに実行させるプログラムを記録した、コンピュータで読み取り可能な記録媒体。
JP2005154018A 2004-05-28 2005-05-26 デジタル信号の符号化方法及び装置ならびに復号化方法及び装置 Active JP5175028B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020040038212A KR100695125B1 (ko) 2004-05-28 2004-05-28 디지털 신호 부호화/복호화 방법 및 장치
KR10-2004-0038212 2004-05-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005338850A JP2005338850A (ja) 2005-12-08
JP5175028B2 true JP5175028B2 (ja) 2013-04-03

Family

ID=34941464

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005154018A Active JP5175028B2 (ja) 2004-05-28 2005-05-26 デジタル信号の符号化方法及び装置ならびに復号化方法及び装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7752041B2 (ja)
EP (2) EP1998321B1 (ja)
JP (1) JP5175028B2 (ja)
KR (1) KR100695125B1 (ja)
CN (1) CN1702974B (ja)
DE (1) DE602005017700D1 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100723400B1 (ko) * 2004-05-12 2007-05-30 삼성전자주식회사 복수의 룩업테이블을 이용한 디지털 신호 부호화 방법 및장치
KR100695125B1 (ko) * 2004-05-28 2007-03-14 삼성전자주식회사 디지털 신호 부호화/복호화 방법 및 장치
KR100738109B1 (ko) * 2006-04-03 2007-07-12 삼성전자주식회사 입력 신호의 양자화 및 역양자화 방법과 장치, 입력신호의부호화 및 복호화 방법과 장치
KR20080072223A (ko) * 2007-02-01 2008-08-06 삼성전자주식회사 파라메트릭 부/복호화 방법 및 이를 위한 장치
KR100889750B1 (ko) 2007-05-17 2009-03-24 한국전자통신연구원 오디오 신호의 무손실 부호화/복호화 장치 및 그 방법
WO2009038422A2 (en) * 2007-09-20 2009-03-26 Lg Electronics Inc. A method and an apparatus for processing a signal
CN102449689B (zh) * 2009-06-03 2014-08-06 日本电信电话株式会社 编码方法、编码装置、编码程序、以及它们的记录介质
US8386266B2 (en) * 2010-07-01 2013-02-26 Polycom, Inc. Full-band scalable audio codec
CN102142844A (zh) * 2010-01-29 2011-08-03 上海卫星工程研究所 遥测信号量化方法
US8607132B1 (en) * 2010-05-03 2013-12-10 Sk Hynix Memory Solutions Inc. Matching signal dynamic range for turbo equalization system
KR20120018061A (ko) * 2010-08-19 2012-02-29 한국전자통신연구원 방송 데이터를 이용한 채널 정보 획득 장치 및 방법
CN102013879B (zh) * 2010-09-10 2014-09-03 建荣集成电路科技(珠海)有限公司 Mp3音乐均衡调节装置及方法
CN102741831B (zh) 2010-11-12 2015-10-07 宝利通公司 多点环境中的可伸缩音频
WO2012157931A2 (en) 2011-05-13 2012-11-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Noise filling and audio decoding
CN107025909B (zh) 2011-10-21 2020-12-29 三星电子株式会社 能量无损编码方法和设备以及能量无损解码方法和设备
US20140142955A1 (en) * 2012-11-19 2014-05-22 Apple Inc. Encoding Digital Media for Fast Start on Digital Media Players
CA3003695C (en) * 2015-10-29 2020-10-27 Google Llc Removing leakage in a quantum bit
FI20185602A1 (fi) * 2018-06-29 2019-12-30 Nokia Technologies Oy Epäjatkuva nopeaan konvoluutioon perustuva suodatinprosessointi
US10802908B2 (en) * 2018-07-31 2020-10-13 Western Digital Technologies, Inc. Data dependent allocation of error correction resources
CN110518915B (zh) * 2019-08-06 2022-10-14 福建升腾资讯有限公司 一种比特位计数编码以及解码方法

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR0155784B1 (ko) * 1993-12-16 1998-12-15 김광호 영상데이타의 적응형 가변장 부호화/복호화방법
US5764698A (en) * 1993-12-30 1998-06-09 International Business Machines Corporation Method and apparatus for efficient compression of high quality digital audio
TW295747B (ja) * 1994-06-13 1997-01-11 Sony Co Ltd
JPH08186504A (ja) * 1994-12-27 1996-07-16 Nippon Columbia Co Ltd 符号化データの復号化方法及び復号化装置
JPH08307281A (ja) * 1995-04-28 1996-11-22 Sony Corp 非線形量子化方法及び非線形逆量子化方法
JPH08321828A (ja) * 1995-05-25 1996-12-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 符号化信号伝送装置
DE19638997B4 (de) * 1995-09-22 2009-12-10 Samsung Electronics Co., Ltd., Suwon Digitales Toncodierungsverfahren und digitale Toncodierungsvorrichtung
KR100300957B1 (ko) 1995-09-22 2001-11-22 윤종용 룩업테이블을이용한디지탈오디오부호화방법및장치
KR0181488B1 (ko) * 1996-07-29 1999-04-15 삼성전자주식회사 비트 할당 테이블의 규칙성을 이용한 엠피이쥐 오디오복호 장치 및 방법
KR100261254B1 (ko) * 1997-04-02 2000-07-01 윤종용 비트율 조절이 가능한 오디오 데이터 부호화/복호화방법 및 장치
JPH11195995A (ja) * 1997-12-26 1999-07-21 Hitachi Ltd 画像音声圧縮伸長装置
US6195633B1 (en) * 1998-09-09 2001-02-27 Sony Corporation System and method for efficiently implementing a masking function in a psycho-acoustic modeler
JP3352406B2 (ja) * 1998-09-17 2002-12-03 松下電器産業株式会社 オーディオ信号の符号化及び復号方法及び装置
TW477119B (en) * 1999-01-28 2002-02-21 Winbond Electronics Corp Byte allocation method and device for speech synthesis
JP2000268510A (ja) * 1999-03-19 2000-09-29 Victor Co Of Japan Ltd 符号化装置
JP2002027472A (ja) 2000-07-10 2002-01-25 Fuji Xerox Co Ltd 画像符号化装置および画像復号化装置、ならびに画像符号化方法および画像復号化方法
JP2002165216A (ja) 2000-11-27 2002-06-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd クラス分け回路装置および映像信号高能率符号化装置
US6882976B1 (en) * 2001-02-28 2005-04-19 Advanced Micro Devices, Inc. Efficient finite length POW10 calculation for MPEG audio encoding
JP3957589B2 (ja) * 2001-08-23 2007-08-15 松下電器産業株式会社 音声処理装置
CN1485849A (zh) 2002-09-23 2004-03-31 上海乐金广电电子有限公司 数字音频编码器及解码方法
KR100723400B1 (ko) 2004-05-12 2007-05-30 삼성전자주식회사 복수의 룩업테이블을 이용한 디지털 신호 부호화 방법 및장치
KR100695125B1 (ko) * 2004-05-28 2007-03-14 삼성전자주식회사 디지털 신호 부호화/복호화 방법 및 장치
US7292163B1 (en) * 2006-04-14 2007-11-06 Xilinx, Inc. Circuit for and method of encoding a data stream

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005338850A (ja) 2005-12-08
EP1998321A1 (en) 2008-12-03
US20050270195A1 (en) 2005-12-08
US7752041B2 (en) 2010-07-06
CN1702974A (zh) 2005-11-30
DE602005017700D1 (de) 2009-12-31
EP1600946A1 (en) 2005-11-30
EP1600946B1 (en) 2009-11-18
KR20050112796A (ko) 2005-12-01
CN1702974B (zh) 2012-01-25
KR100695125B1 (ko) 2007-03-14
EP1998321B1 (en) 2013-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5175028B2 (ja) デジタル信号の符号化方法及び装置ならびに復号化方法及び装置
US7392176B2 (en) Encoding device, decoding device and audio data distribution system
KR101765740B1 (ko) 오디오 신호 코딩 및 디코딩 방법 및 장치
JP4922296B2 (ja) 低ビット率オーディオ信号の符号化/復号化方法及び装置
TWI585749B (zh) 無損編碼方法
KR100310214B1 (ko) 신호인코딩또는디코딩장치와레코딩매체
KR100707177B1 (ko) 디지털 신호 부호화/복호화 방법 및 장치
JP2006011456A (ja) 低ビット率符号化/復号化方法及び装置並びにコンピュータ可読媒体
JP4628861B2 (ja) 複数のルックアップテーブルを利用したデジタル信号の符号化方法、デジタル信号の符号化装置及び複数のルックアップテーブル生成方法
RU2505921C2 (ru) Способ и устройство кодирования и декодирования аудиосигналов (варианты)
KR20080053131A (ko) 음성 부호화 장치 및 그 방법
US8149927B2 (en) Method of and apparatus for encoding/decoding digital signal using linear quantization by sections
JP2000151413A (ja) オーディオ符号化における適応ダイナミック可変ビット割り当て方法
JP4191503B2 (ja) 音声楽音信号符号化方法、復号化方法、符号化装置、復号化装置、符号化プログラム、および復号化プログラム
JP4024185B2 (ja) デジタルデータ符号化装置
JP3146121B2 (ja) 符号化復号化装置
JP2842275B2 (ja) 信号蓄積方法および信号再生方法
JP2004233570A (ja) デジタルデータの符号化装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050906

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20061114

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20061114

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080507

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120507

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120510

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5175028

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250