JP4924025B2 - 空調装置 - Google Patents

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Description

本発明は、浴室の天井等に設置されて、暖房や換気等の機能を有すると共に、スピーカ装置を備えて音楽等を出力できるようにした空調装置に関する。
従来より、浴室にスピーカを設置して、入浴中に音楽を楽しむことが出来るようにしたシステムが提案されている。また、近年は、浴室の暖房や換気、衣類の乾燥等を行う機能を有した空調装置を浴室に設置する例が多くなっている。そして、空調装置にスピーカを備えることで、施工性を向上させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
スピーカを備えた空調装置では、空調装置の本体部分とスピーカとを一体に覆うフロントパネルを備えることで、施工性を向上させると共に、見栄えが悪化しないようにしている。
特開2005−127688号公報
スピーカを装置本体と共にフロントパネルで覆う構成とした空調装置では、音を出力するための穴部がフロントパネルに開けられている。このため、空調装置で吸い込まれる空気が、音を出力するための穴部からも吸い込まれたり、空調装置で吹き出される空気が、音を出力するための穴部からも吹き出される虞があった。
また、このように音を出力するための穴部を通る空気の流れが発生すると、スピーカに埃等が付着することにより音質が低下する虞があった。更に、空気の流れが乱れることで、換気や空調の性能が低下する虞があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、スピーカを備えた空調装置で、空調装置としての性能を低下させず、かつ、音質も低下させない空調装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の空調装置は、空気が吸い込まれる吸込部と空気が吹き出される吹出部を有した装置本体部と、装置本体部の少なくとも一方の側部に配置されたスピーカ装置と、装置本体部に合わせて空気の吸込口と吹出口を有すると共に、スピーカ装置と対向して音出力穴を有し、装置本体部とスピーカ装置とを一体に覆う化粧パネルと、装置本体部とスピーカ装置とを一体に覆う化粧パネルの内側で吸込口とつながる装置本体部の吸込部及び吹出口とつながる装置本体部の吹出部と、音出力穴との間で空気の流れを遮る仕切り部材とを備え、音出力穴が形成された化粧パネルの内側で、スピーカ装置を覆うスピーカ収納部が、仕切り部材で装置本体部の吸込部及び吹出部と仕切られ、装置本体部の吸込部から吸い込まれる空気の流れによって、化粧パネルの吸込口から空気が吸い込まれ、吸込部と仕切り部材で仕切られた音出力穴から空気が吸い込まれないようにすると共に、装置本体部の吹出部から吹き出される空気が、化粧パネルの吹出口から吹き出され、吹出部と仕切り部材で仕切られた音出力穴から吹き出されないようにしたことを特徴とする
本発明の空調装置では、装置本体部の吸込部から吸い込まれる空気の流れによって、化粧パネルの吸込口から浴室等の空気が吸い込まれ、吸い込まれた空気を屋外に排気することで、浴室の換気等が行われる。
また、装置本体部の吹出部から吹き出される空気が、化粧パネルの吹出口から浴室に吹き出され、浴室の暖房等が行われる。
更に、スピーカ装置から出力される音楽等が、化粧パネルの音出力穴から浴室に流れる。ここで、化粧パネルの音出力穴と吸込口及び吹出口との間は、仕切り部材で空気の流れが遮られており、装置本体部の吸込部から吸い込まれる空気の流れによって、音出力穴からは空気が吸い込まれないようになっている。また、装置本体部の吹出部から吹き出される空気が、音出力穴からは吹き出されないようになっている。
本発明の空調装置によれば、化粧パネルに形成された音出力穴を通る空気の流れが発生しないようにすることで、音出力穴及びスピーカ装置への埃等の付着による音質の低下や、汚れを抑制することができる。
また、化粧パネルの吸込口以外から吸い込まれる空気の流れ及び吹出口以外から吹き出される空気の流れが発生せず、空気の流れが乱れないので、換気や空調性能の低下を抑制することができると共に、空気の流れが乱れることによる騒音の発生を抑制することができる。
以下、図面を参照して本発明の空調装置の一例としての浴室空調装置の実施の形態について説明する。
<本実施の形態の浴室空調装置の構成例>
図1は、本実施の形態の浴室空調装置の内部構成の一例を示す断面図、図2は、フロントパネルを外した状態の浴室空調装置の平面図、図3は、浴室空調装置の斜視図、図4は、浴室空調装置に取り付けられるフロントパネルの構成の一例を示す斜視図、図5は、浴室空調装置の設置例を示す構成図である。
本実施の形態の浴室空調装置1Aは、図5に示す浴室101の天井パネル102に設置され、浴室101内の空気を吸い込んで、循環風により温風や送風を吹き出す機能及び吸い込んだ空気を屋外に排出する機能を有した装置本体部2と、音楽等が出力されるスピーカ装置3と、装置本体部2とスピーカ装置3を覆うフロントパネル4とを備える。
浴室空調装置1Aは、浴室101に面した装置本体部2の下面にファン吸込口20aと吹出口20bが形成されたファン部21を備える。
ファン部21は送風手段の一例で、回転駆動される多翼のファン22と、ファン22を回転駆動するファンモータ22aと、ファン22の軸方向から空気を吸い込んで、ファン22の接線方向に吹き出す風路を形成するファンケース23とを備える。
ファン吸込口20aは吸込部の一例で、ファン22の軸方向に沿ってファンケース23の下面に形成され、ファン22が回転駆動されると、ファン吸込口20aから空気が吸い込まれる。
また、吹出口20bは吹出部の一例で、ファン22の接線方向に沿った風路とつながってファンケース23の下面に形成され、ファン22が回転駆動されて、ファン吸込口20aから吸い込まれた空気が吹き出される。
更に、ファン部21は、ファン22の接線方向に沿った風路とつながって、ファンケース23の一の側面に排出口20cが形成され、ファン吸込口20aから吸い込まれた空気を、吹出口20bから浴室101に吹き出すか、排出口20cから屋外に排出するかを切り換える風路切換ダンパ24を備える。
風路切換ダンパ24は風路切換手段の一例で、図示しないダンパモータの駆動力がカム24aを介して伝達され、軸24bを支点に回転して開閉動作が行われ、風路切換ダンパ24を図1に実線で示す循環位置とすると、排出口20cへの風路が遮断され、ファン吸込口20aから吹出口20bへ連通した循環風路25aが形成される。
また、風路切換ダンパ24を図1に二点鎖線で示す換気位置とすると、吹出口20bへの風路が遮断され、ファン吸込口20aから排出口20cへ連通した換気風路25bが形成される。
更に、風路切換ダンパ24を図1に破線で示す分流位置とすると、ファン吸込口20aから吹出口20bへ連通した循環風路25aと、ファン吸込口20aから排出口20cへ連通した換気風路25bの双方が形成される。
ここで、浴室空調装置としては、循環ファン部と換気ファン部を別に備えて循環風路と換気風路が独立した構成等でも良い。
浴室空調装置1Aは、吹出口20bにヒータ26を備える。ヒータ26は加熱手段の一例で、吹出口20bにPTCヒータ等の電気ヒータを備えて構成される。
また、浴室空調装置1Aは、吹出口20bに電動ルーバ27を備えても良い。電動ルーバ27は風向切換手段の一例で、複数枚の整流板27aがルーバモータ27bで駆動されて、整流板27aの向きを変えることで、空気の吹き出し方向が切り換えられる。
浴室空調装置1Aは、ファンケース23を覆う本体ケース28を備える。本体ケース28は、ファンケース23のファン吸込口20aと吹出口20bが形成された下面を除く4側面と上面を覆う形状で、ファンケース23の排出口20cと対向する位置に形成された開口部に排出ダクトジョイント28aが取り付けられる。
また、浴室空調装置1Aは、ファンケース23と本体ケース28との間に配線導入部23aが形成される。配線導入部23aは、ファンケース23の下面を貫通して形成された配線取り出し口23bと、本体ケース28の例えば上面を貫通して形成された配線取り出し口28bとの間をつなぎ、本体ケース28の外部から、本体ケース28内を通して装置本体部2の下側に配線30を引き出せるようになっている。
ここで、少なくとも配線取り出し口23bは、図示しないシール部材等でシールされて防水構造を有し、浴室101内の湿気が配線導入部23aを通り漏れないようにしている。
浴室空調装置1Aは、装置本体部2の外周にフランジ部29を備える。フランジ部29は、例えばファンケース23と一体に形成され、本体ケース28の4側面の下端側から、外側に向けて突出している。そして、装置本体部2の長手方向の両側のフランジ部29に、スピーカ取り付け部29aが形成される。
スピーカ装置3は、スピーカ31とスピーカボックス32とを備える。スピーカ31は、浴室101に面して下側を向くように、スピーカボックス32の正面に取り付けられる。
スピーカボックス32は、スピーカ31を露出させる部位以外が囲われた密閉型で、更に、複数の部材で構成されるスピーカボックス32の合わせ面や、スピーカ31と接続される配線33の引き出し部32a等が図示しないシール部材でシールされて防水構造を有している。また、スピーカ31も防水構造を有しており、スピーカボックス32内に湿気が浸入しない構成である。
スピーカ装置3は、スピーカボックス32に形成された取り付け凸部32bを介して、ネジ32cにより装置本体部2のスピーカ取り付け部29aに取り付けられる。これにより、スピーカ装置3は、浴室空調装置1Aの長手方向に沿った左右両側のフランジ部29に取り付けられた形態となる。なお、スピーカ装置3の取り付け形態としては、取り付け金具等を利用してフランジ部29に取り付けるようにしても良い。
スピーカ装置3のスピーカ31と接続された配線33は、ファン吸込口20aや吹出口20bを避けた経路でファンケース23の下面に沿わせて、図示しない固定部材でファンケース23に固定される。そして、スピーカ31と接続された配線33は、配線導入部23aを通して配線取り出し口23bから引き出された配線30と接続される。これにより、スピーカ装置3のスピーカ31は、配線30と配線33により、例えば図5に示すように本体ケース28の外部に設置されたオーディオアンプや電源等のオーディオ装置50と接続される。
ここで、配線33と配線30は、本例では着脱可能なコネクタ34を介して接続されている。なお、配線33と配線30を直結した形態でも良いし、本体ケース28の配線取り出し口28bから引き出された側の配線30にコネクタを備えても良い。
フロントパネル4は化粧パネルの一例で、装置本体部2の下面を覆うグリル形成部40と、左右両側のスピーカ装置3をそれぞれ覆うスピーカ収納部41が一体に形成され、グリル形成部40に吸込口グリル40aと吹出口グリル40bを備える。
吸込口グリル40aは吸込口の一例で、フロントパネル4が装置本体部2に取り付けられると、ファン吸込口20aとつながる。また、吹出口グリル40bは吹出口の一例で、フロントパネル4が装置本体部2に取り付けられると、吹出口20bとつながる。なお、フロントパネル4は、吸込口グリル40aの裏側にフィルタ40cが交換可能に取り付けられる。
また、フロントパネル4は、スピーカ収納部41に、スピーカ装置3のスピーカ31と対向して音出力穴41aが形成される。
更に、フロントパネル4は、グリル形成部40とスピーカ収納部41を仕切る仕切り板42が内側に形成される。仕切り板42は仕切り部材の一例で、フロントパネル4の内側を短手方向に横切る板状部材を一体に形成して構成される。
フロントパネル4は、装置本体部2のフランジ部29に、図示しないネジ等により着脱可能に取り付けられ、フロントパネル4が装置本体部2に取り付けられると、図5に示す浴室101に露出した装置本体部2の下面と、装置本体部2の左右両側のスピーカ装置3が覆われる。
また、フロントパネル4が装置本体部2に取り付けられると、フロントパネル4内の仕切り板42が、装置本体部2の下面側に突き当たる形態となって、フロントパネル4内のスピーカ収納部41は、仕切り板42によってファン吸込口20a及び吹出口20bと仕切られる。これにより、フロントパネル4の音出力穴41aは、ファン吸込口20a及び吹出口20bとつながらない構成である。
なお、スピーカ装置3と接続された配線33を通すため、仕切り板42または装置本体部2に図示しない溝部等が形成される。また、配線33が通る溝部に空気が流れないようにするため、シール部材を備えても良い。
<本実施の形態の浴室空調装置の設置例>
次に、上述した浴室空調装置1Aの設置例について、各図を参照して説明する。浴室空調装置1Aは、図5に示す浴室101の天井パネル102に形成された開口部に装置本体部2が挿入され、フランジ部29が天井パネル102に突き当てられて、天井パネル102に固定される形態、または、図示しない吊り下げ金具で天井裏に吊り下げられる形態で設置される。なお、浴室空調装置1Aの設置位置は、浴槽101aの上側である。
浴室101の天井パネル102に設置された浴室空調装置1Aは、装置本体部2のフランジ部29に、図示しないネジ等によりフロントパネル4が取り付けられ、装置本体部2の下面と、装置本体部2の左右両側のスピーカ装置3がフロントパネル4で覆われる。
フロントパネル4が装置本体部2に取り付けられると、ファン吸込口20aがフロントパネル4の吸込口グリル40aとつながり、吹出口20bが吹出口グリル40bとつながる。これにより、フロントパネル4の吸込口グリル40aからファン吸込口20aへ浴室101内の空気が吸い込まれ、吹出口グリル40bから浴室101内へ空気が吹き出される。
また、上述したように、フロントパネル4内のスピーカ収納部41は、仕切り板42によってファン吸込口20a及び吹出口20bと仕切られて、フロントパネル4の音出力穴41aは、ファン吸込口20a及び吹出口20bとつながらない。
更に、浴室101の天井パネル102に設置された浴室空調装置1Aは、排出ダクトジョイント28aに排気ダクト103が接続される。
排気ダクト103は、図示しない建物の外壁104に取り付けられた屋外グリル103aに接続され、浴室空調装置1Aで浴室101等から吸い込んだ空気を、排気ダクト103を介して屋外に排気できる構成となっている。
ここで、例えば浴室101の天井パネル102上にオーディオ装置50が設置され、浴室空調装置1Aの装置本体部2から引き出された配線30が、オーディオ装置50に接続される。
また、浴室101に浴室扉105を介して隣接した洗面脱衣所106の壁面に、オーディオ装置50を操作するオーディオ操作部51が設置され、オーディオ装置50と例えば有線で接続されている。
更に、洗面脱衣所106の壁面には、浴室空調装置1Aの操作部52が設置され、浴室空調装置1Aの図示しない制御部と例えば有線で接続されている。
<本実施の形態の浴室空調装置の動作例>
次に、上述した浴室空調装置1Aの動作例について、各図を参照して説明する。浴室空調装置1Aでは、ファンモータ22aによりファン22が回転駆動されると、フロントパネル4の吸込口グリル40aからファン吸込口20aに浴室101の空気RAが吸い込まれる。
風路切換ダンパ24の位置が、図1に実線で示す循環位置であると、ファン吸込口20aから吹出口20bへの循環風路25aが形成されるので、吸込口グリル40aから吸い込まれた空気RAは、循環風路25aを通ってフロントパネル4の吹出口グリル40bから吹き出される。
ヒータ26は、循環風路25aの吹出口20bに配置されるので、ヒータ26が通電されることで、循環風路25aを通る空気が温められて、温風HAが吹出口グリル40bから吹き出す。
これにより、暖房運転モードでは、風路切換ダンパ24を循環位置に移動させて、ファン部21を駆動すると共に、ヒータ26に通電することで、浴室101の空気を循環させながら、浴室101内に温風HAが吹き出される。
また、涼風運転モードでは、風路切換ダンパ24を循環位置に移動させて、ヒータ26は非通電でファン部21を駆動することで、浴室101の空気を循環させながら、浴室101内に室温に応じた送風が吹き出される。
風路ダンパ24の位置が、図1に二点鎖線で示す換気位置であると、ファン吸込口20aから排出口20cへの換気風路25bが形成されるので、フロントパネル4の吸込口グリル40aから吸い込まれた空気は、換気風路25bを通って排出口20cから排気される。
これにより、換気運転モードでは、風路切換ダンパ24を換気位置に移動させて、ファン部21を駆動することで、浴室101内の湯気や湿気が排気される。
風路切換ダンパ24の位置が、図1に破線で示す分流位置であると、ファン吸込口20aから吹出口20bへの循環風路25aと、ファン吸込口20aから排出口20cへの換気風路25bの双方が形成されるので、フロントパネル4の吸込口グリル40aから吸い込まれた空気は、一部は循環風路25aを通って吹出口グリル40bから浴室101内に吹き出される。
また、吸込口グリル40aから吸い込まれた空気の残部は、換気風路25bを通って排出口20cから排気される。
これにより、乾燥運転モードでは、風路切換ダンパ24を分流位置に移動させて、ファン部21を駆動すると共に、ヒータ26に通電することで、浴室101の空気の一部を循環させて浴室101内に温風HAを吹き出しながら、浴室101内の湯気や湿気が排気される。
なお、涼風運転モードとして、風路切換ダンパ24を分流位置に移動させ、ヒータ26は非通電でファン部21を駆動することで、浴室101の空気の一部を循環させて浴室101内に室温に応じた送風を吹き出しながら、浴室101内の湯気や湿気が排気されるようにしても良い。
さて、浴室空調装置1Aは、上述したようにスピーカ装置3が備えられており、スピーカ装置3がオーディオ装置50と接続されることで、入浴中に音楽等を楽しむことができる。
そして、浴室空調装置1Aでは、装置本体部2の両側にスピーカ装置3を配置したことで、ステレオ効果を得ることができる。すなわち、図1等に示すように、装置本体部2の長手方向に対して両側にスピーカ装置3を配置することにより、スピーカ装置3の間隔を離すことができ、ステレオ感を得ることができる。
また、図示しないが、装置本体部の短手方向に対して両側にスピーカ装置を配置することにより、通常、浴槽の長手方向に対して左右両側にスピーカ装置が配置されることになって、浴槽内で入浴者がより高いステレオ感を得ることができる。
スピーカ装置3は、浴室空調装置1Aのフランジ部29に取り付けられており、浴室空調装置1Aを浴室101の天井パネル102に設置することで、スピーカ装置3が一体に浴室101に設置されるので、施工性が良い。
また、スピーカ装置3は、浴室空調装置1Aのフロントパネル4で一体に覆われるので、浴室101内における見栄えが悪くなることがない。そして、フロントパネル4内でスピーカ装置3が収納されるスピーカ収納部41は、仕切り板42によってファン吸込口20a及び吹出口20bと仕切られて、フロントパネル4の音出力穴41aは、ファン吸込口20a及び吹出口20bとつながらない。
これにより、上述した各運転モードで、ファン部21が駆動されることによってファン吸込口20aから空気が吸い込まれると、浴室101に面したフロントパネル4の吸込口グリル40aからは浴室101の空気が吸い込まれるが、仕切り板42でファン吸込口20aと仕切られた音出力穴41aからは空気が吸い込まれないようになっている。
また、ファン部21が駆動されることによって吹出口20bから吹き出される空気は、フロントパネル4の吹出口グリル40bから浴室101に吹き出されるが、仕切り板42で吹出口20bと仕切られた音出力穴41aからは吹き出されないようになっている。
従って、フロントパネル4の音出力穴41aを通る空気の流れが発生しないようにすることができるので、音出力穴41a及びスピーカ装置3への埃等の付着による音質の低下や、汚れを抑制することができる。
また、浴室空調装置1Aのファン吸込口20aから吸い込まれる空気及び吹出口20bから吹き出される空気が、所定の風路で流れるので、換気、暖房、乾燥性能等の低下を抑制することができると共に、空気の流れが変わることによる異音の発生を抑制することができる。
更に、ファン部21の送風による空気の流れがスピーカ収納部41で発生しないようにすることで、スピーカ装置3から発生される音の音質低下を抑制または防止することができる。
なお、スピーカ装置3を備えていない従来の浴室空調装置に比較して、フロントパネル4は大型化するが、フロントパネル4の内側に仕切り板42が一体に形成されることで、フロントパネル4の剛性を増やすことができる。
ここで、スピーカ装置3の取り付け形態としては、浴室空調装置1Aのフランジ部29の正面側に取り付けて、天井パネル102から突出した形態の他、装置本体部2の側部に取り付けて、天井パネル102に埋め込むような形態としても良い。また、スピーカ装置3を浴室空調装置1Aとは独立させて、装置本体部2の両側の天井パネル102に取り付け、独立した構成の装置本体部2とスピーカ装置3を、一体のフロントパネル4で覆うようにしても良い。
なお、スピーカ装置3の数は、上述した例では2個としたが、1個、または2個以上でも良い。
図6は、本実施の形態の浴室空調装置の変形例を示す要部構成図である。フロントパネル4内において、グリル形成部40とスピーカ収納部41を仕切る仕切り板42は、図6(a)に示すように、フロントパネル4の内側に突き当たる所定の高さの線状のリブをファンケース23の下面に一体に形成する等により、装置本体部2側に備える構成としても良い。
また、図6(b)に示すように、フロントパネル4に形成された仕切り板42の装置本体部2と対向する端部にゴム等のシール部材42aを備え、フロントパネル4を装置本体部2に取り付けたときに、シール部材42aが装置本体部2に密着して、仕切り板42と装置本体部2との間に隙間が形成されないようにしても良い。なお、シール部材42aは、装置本体部2側に取り付けるようにしても良い。
同様に、図6(c)に示すように、装置本体部2に形成された仕切り板42のフロントパネル4と対向する端部にシール部材42aを備え、フロントパネル4を装置本体部2に取り付けたときに、シール部材42aがフロントパネル4に密着して、仕切り板42とフロントパネル4との間に隙間が形成されないようにしても良い。なお、シール部材42aは、フロントパネル4側に取り付けるようにしても良い。
図6(b),図6(c)に示すように、仕切り板42と、装置本体部2またはフロントパネル4との間の密着性を高めることで、隙間を通る空気の流れを無くし、所謂風切り音の発生をより確実に抑制または防止することができる。
浴室空調装置の他の変形例としては、ファン部を有した装置本体部と、吸込口及び吹出口の双方、または、吸込口と吹出口のどちらか一方を独立して設け、ダクトで接続する形態として、装置本体部と独立した吸込口グリルまたは吹出グリルに、スピーカ装置を備える構成としても良い。
本発明は、浴室等に設置され、浴室の暖房や換気等の機能を有すると共に、入浴中に音楽を聴けるようにした浴室暖房換気乾燥機に適用される。
本実施の形態の浴室空調装置の内部構成の一例を示す断面図である。 本実施の形態の浴室空調装置においてフロントパネルを外した状態を示す平面図である。 本実施の形態の浴室空調装置の外観斜視図である。 本実施の形態の浴室空調装置に取り付けられるフロントパネルの構成の一例を示す斜視図である。 本実施の形態の浴室空調装置の設置例を示す構成図である。 本実施の形態の浴室空調装置の変形例を示す要部構成図である。
符号の説明
1A・・・浴室空調装置、2・・・装置本体部、20a・・・ファン吸込口、20b・・・吹出口、20c・・・排出口、21・・・ファン部、22・・・ファン、22a・・・ファンモータ、23・・・ファンケース、23a・・・配線導入部、23b・・・配線取り出し口、24・・・風路切換ダンパ、24a・・・カム、24b・・・軸、25a・・・循環風路、25b・・・換気風路、26・・・ヒータ、27・・・電動ルーバ、27a・・・整流板、27b・・・ルーバモータ、28・・・本体ケース、28a・・・排出ダクトジョイント、28b・・・配線取り出し口、29・・・フランジ部、29a・・・スピーカ取り付け部、3・・・スピーカ装置、30・・・配線、31・・・スピーカ、32・・・スピーカボックス、32a・・・引き出し部、32b・・・取り付け凸部、33・・・配線、34・・・コネクタ、4・・・フロントパネル、40・・・グリル形成部、40a・・・吸込口グリル、40b・・・吹出口グリル、41・・・スピーカ収納部、41a・・・音出力穴、42・・・仕切り板、50・・・オーディオ装置、51・・オーディオ操作部、52・・・操作部、101・・・浴室、102・・・天井パネル、103・・・排気ダクト、104・・・外壁、105・・・浴室扉、106・・・洗面脱衣所

Claims (5)

  1. 空気が吸い込まれる吸込部と空気が吹き出される吹出部を有した装置本体部と、
    前記装置本体部の少なくとも一方の側部に配置されたスピーカ装置と、
    前記装置本体部に合わせて空気の吸込口と吹出口を有すると共に、前記スピーカ装置と対向して音出力穴を有し、前記装置本体部と前記スピーカ装置とを一体に覆う化粧パネルと、
    前記装置本体部と前記スピーカ装置とを一体に覆う前記化粧パネルの内側で、 前記吸込口とつながる前記装置本体部の前記吸込部及び前記吹出口とつながる前記装置本体部の前記吹出部と、前記音出力穴との間で空気の流れを遮る仕切り部材とを備え、
    前記音出力穴が形成された前記化粧パネルの内側で、前記スピーカ装置を覆うスピーカ収納部が、前記仕切り部材で前記装置本体部の前記吸込部及び前記吹出部と仕切られ、
    前記装置本体部の前記吸込部から吸い込まれる空気の流れによって、前記化粧パネルの前記吸込口から空気が吸い込まれ、前記吸込部と前記仕切り部材で仕切られた前記音出力穴から空気が吸い込まれないようにすると共に、
    前記装置本体部の前記吹出部から吹き出される空気が、前記化粧パネルの前記吹出口から吹き出され、前記吹出部と前記仕切り部材で仕切られた前記音出力穴から吹き出されないようにした
    ことを特徴とする空調装置。
  2. 前記仕切り部材は、前記化粧パネルと一体に形成され、前記装置本体部と前記スピーカ装置とを一体に覆う前記化粧パネルの内側で、前記装置本体部の下面側に突き当てられる
    ことを特徴とする請求項1記載の空調装置。
  3. 前記仕切り部材は、前記装置本体部に形成され、前記装置本体部と前記スピーカ装置とを一体に覆う前記化粧パネルの内側で、前記化粧パネルの内側に突き当てられる
    ことを特徴とする請求項1記載の空調装置。
  4. 前記仕切り部材と前記装置本体部または前記化粧パネルとの間にシール部材を備えた
    ことを特徴とする請求項1,2または3記載の空調装置。
  5. 前記スピーカ装置は、前記装置本体部の両側部に取り付けられた
    ことを特徴とする請求項1,2,3または4記載の空調装置。
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