JP4922026B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、乗り心地及び排水性能を損ねることなく操縦安定性を向上しうる空気入りタイヤに関する。
従来、トレッド外面のプロファイルが、タイヤ赤道から接地端側に向かって曲率半径が漸減する複数の円弧で形成された空気入りタイヤが提案されている(下記特許文献1参照。)。この種の空気入りタイヤは、スリップ角の変化による接地形状変化が非常に小さく、しかもトレッド部に荷重の増大時のみ接地しうる「潜在的接地領域」を設けて接地形状を相似的に変形させることによって、コーナリング時の限界を高め、操縦安定性を向上させることができる。
しかしながら、空気入りタイヤの乗り心地と操縦安定性とは二律背反事項であり、乗り心地を向上させるためには、上述のようなプロファイルに適したトレッドパターンの改良が必要となる。また、排水性についても十分に考慮する必要がある。
特許第2994989号公報
本発明は、以上のような実情に鑑み案出なされたもので、タイヤ外面のプロファイルをタイヤ赤道から接地端側に向かって曲率半径が漸減する複数の円弧で形成するとともに、それに改善された新規なトレッドパターンを組み合わせることにより、操縦安定性、乗り心地及び排水性をバランス良く向上しうる空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、トレッド部からサイドウォール部を経てビード部のビードコアで折り返されて係止された少なくとも1枚のカーカスプライを有するカーカスと、該カーカスの半径方向外側かつトレッド部の内部に配されたベルト層とを有し、かつ、車両への装着の向きが定められた空気入りタイヤであって、
正規リムにリム組みされかつ正規内圧が充填された無負荷である正規状態のタイヤ回転軸を含むタイヤ子午線断面において、タイヤ外面のプロファイルは、前記タイヤ外面とタイヤ赤道面との交点から接地端側に向かって曲率半径が漸減する複数の円弧で形成されてなり、かつ
前記トレッド部は、タイヤ周方向に連続してのびるとともに溝幅が15〜25mmの1本の中央縦溝と、その車両外側に設けられた外側パターン部と、前記中央縦溝の車両内側に設けられた内側パターン部とを含み、
前記外側パターン部は、タイヤ周方向にのびる1本の外側縦溝により、該外側縦溝と前記中央縦溝との間に設けられかつ大型ブロックがタイヤ周方向に並ぶ大型ブロック列と、前記外側縦溝と車両外側の接地端との間に設けられたリブとに区分され、
前記内側パターン部は、
タイヤ周方向に直線状でのびるとともに中央縦溝側に配された第1の内側縦溝と、
タイヤ周方向に直線状でのびるとともに車両内側の接地端側に配された第2の内側縦溝との2本の縦溝と、
前記第1の内側縦溝と前記第2の内側縦溝との間をタイヤ周方向に対して傾いてのびる第2の傾斜溝と、
第2の内側縦溝と車両内側の接地端との間をタイヤ周方向に対して傾いてのびる第3の傾斜溝とが設けられることにより、
中央縦溝と第1の内側縦溝との間に形成されたセンターリブ、
前記第1の内側縦溝と前記第2の内側縦溝との間に形成されかつ前記大型ブロックよりも幅及びタイヤ周方向長さがともに小さい小型ブロックがタイヤ周方向に並ぶ第1の小型ブロック列、及び
前記第2の内側縦溝と車両内側の接地端との間に形成されかつ前記大型ブロックよりも幅及びタイヤ周方向長さがともに小さい小型ブロックがタイヤ周方向に並ぶ第2の小型ブロック列の3つの陸部が区分されることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、前記大型ブロックのタイヤ周方向長さは、前記小型ブロックのタイヤ周方向長さの2.0〜4.0倍である請求項1記載の空気入りタイヤである。
また請求項3記載の発明は、前記第2及び第3の傾斜溝は、タイヤ周方向に対して30〜60゜で傾斜し、かつ、前記第2の傾斜溝と前記第3の傾斜溝との傾斜の向きが逆である請求項1又は2記載の空気入りタイヤである。
また請求項4記載の発明は、前記センターリブには、前記中央縦溝側に向かって凸となる円弧をタイヤ周方向に連ねることにより形成された波状細溝と、一端がこの波状細溝に連なるとともに他端が第1の内側縦溝で開口する複数本の第1の傾斜溝とが設けられ、
前記波状細溝と前記中央縦溝との間には実質的な溝やサイピングが設けられていないプレーンリブが形成される請求項1乃至3のいずれかに記載の空気入りタイヤである
本発明の空気入りタイヤでは、旋回時に外側パターン部の大型ブロックをより多く接地させることにより操縦安定性を向上させ得る。また、通常走行時では、内側パターン部の小型ブロックを接地させることにより、乗り心地の悪化を防止できる。しかも本発明の空気入りタイヤのタイヤ外面のプロファイルは、その曲率半径が接地端側に向かって漸減するとともに、外側パターン部と内側パターン部との間には、溝幅が大きい中央縦溝が設けられる。これらにより、排水性能の低下を防止できる。このように、本発明の空気入りタイヤでは、乗り心地及び排水性能を損ねることなく操縦安定性を向上しうる。
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1には本実施形態の空気入りタイヤ1の正規状態における断面図が示される。ここで「正規状態」とは、タイヤの姿勢を一義的に定めるもので、正規リムJにリム組みしかつ正規内圧を充填した無負荷の状態とする。特に言及が無い場合、タイヤ各部の寸法などはこの正規状態での値が示される。
また「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim"とする。
さらに「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" とするが、タイヤが乗用車用である場合には一律に180kPaとする。
空気入りタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3を経てビード部4のビードコア5で折り返されて係止された少なくとも1枚のカーカスプライ6Aを有するカーカス6と、このカーカス6のタイヤ半径方向外側かつトレッド部2の内部に配置されたベルト層7と、該ベルト層7の外側に配されたバンド層8と、前記ビードコア5のタイヤ半径方向の外面から外側に先細状でのびるビードエーペックス9とを含む乗用車用のものが例示される。また、本実施形態の空気入りタイヤ1は、前記カーカス6の内側のサイドウォール領域に、断面略三日月状をなす一対のサイド補強ゴム層10が設けられたいわゆるランフラットタイヤとして構成される。
本実施形態の空気入りタイヤ1は、例えばタイヤ最大幅SWが245〜400mm、偏平率が20〜55%及びリム径が18〜25インチをなす大型かつ高出力の乗用車を対象として構成される。なお、タイヤ最大幅SWは、サイドウォール部3に設けられた文字やリムプロテクタを除いたタイヤ外面の最大幅とする。
前記カーカス6は、本実施形態では1枚のカーカスプライ6Aから形成される。該カーカスプライ6Aは、カーカスコードをトッピングゴムにて被覆して形成される。前記カーカスコードとしては、ナイロン、ポリエステル、レーヨン又は芳香族ポリアミドなどの有機繊維が好適に用いられ、本実施形態ではポリエステルコードが採用される。また、カーカスコードは、例えばタイヤ赤道Cに対して75〜90度、より好ましくは90度の角度で傾けて配列されるのが望ましい。
前記カーカスプライ6Aは、一対のビードコア5、5間をトロイド状に跨る本体部6aと、この本体部6aの両端に連なりかつ前記ビードコア5の周りをタイヤ軸方向内側から外側に折り返されかつ前記ビードエーペックス9のタイヤ軸方向外側面に沿ってのびる折返し部6bとを含む。この例では、折返し部6bの外端6beが、ベルト層7のタイヤ軸方向の外端7eをタイヤ軸方向内側に超えた位置で終端するものが示されている。
このようなカーカスプライ6Aは、少ない枚数でサイドウォール部3を効果的に補強しうる。また、耐久性の低い折返し部6bの外端6beは、ランフラット走行中の撓みが大きいサイドウォール部3から遠ざけられ、歪の小さいベルト層7とカーカスプライの本体部6aとの間へ位置する結果、該外端6beを起点としたセパレーション等の損傷が抑制され、ランフラット耐久性が高められる。
前記ビードエーペックス9は、ビードコア5の外面からタイヤ半径方向外側に先細状でのびており、例えばJISA硬さで65〜95度、より好ましくは70〜95度程度の硬質ゴムにより形成されるのが望ましい。これにより、ビード部4の曲げ剛性が高められ、操縦安定性を向上しうるとともに、ランフラット走行時のタイヤ1の縦撓みが抑制される。なお、本明細書において、JISA硬さは、JIS−K6253に基づくデュロメータータイプAによる硬さを意味する。
前記ベルト層7は、例えばスチールからなるベルトコードをタイヤ赤道Cに対して例えば10〜35゜程度で傾けて配列した2枚のベルトプライ7A、7Bから構成されている。前記ベルトコードは、スチール材料以外にも、アラミド、レーヨン等の高弾性の有機繊維材料を必要に応じて用い得る。
前記バンド層8は、例えば有機繊維コードをタイヤ周方向に沿って(タイヤ赤道Cに対し5度以下の角度で)配列した少なくとも1枚のバンドプライから形成される。これにより、ベルト層7のリフティングなどが効果的に抑制される。
前記サイド補強ゴム層10は、図2に示されるように、断面略三日月状をなすとともに、厚肉の中央部分からタイヤ半径方向の内端10i及び外端10oに向かってそれぞれ厚さが徐々に減じられた全体として断面略三日月状で形成される。前記内端10iは、ビードエーペックス9の外端9Tよりもタイヤ半径方向内側かつビードコア5よりもタイヤ半径方向外側に位置するのが好ましい。またサイド補強ゴム層10の外端10oは、トレッド部2の内腔側に至ってのび、ベルト層7の外端7eよりもタイヤ軸方向内側の位置で終端させるのが望ましい。
このようなサイド補強ゴム層10は、サイドウォール部3の全領域でタイヤの剛性を補強することができる。従って、タイヤの空気が抜けたランフラット状態でさえ、タイヤの縦撓み量を抑制し、ある程度の高速速度(例えば60km/H)で継続した走行(以下、このような走行を「ランフラット走行」ということがある。)を可能とする。
ランフラット走行時におけるタイヤの縦撓みを効果的に抑えるために、サイド補強ゴム層10のJISA硬さは、好ましくは65度以上、より好ましくは70度以上、さらに好ましくは74度以上が望ましい。他方、サイド補強ゴム層10のJISA硬さが大きすぎると、タイヤの縦バネが大きくなり、通常走行時の乗り心地を著しく悪化させる傾向があるので、好ましくは99度以下、より好ましくは90度以下が望ましい。
また、本実施形態のサイド補強ゴム層10は、そのタイヤ内腔側を向く内面を凹ませた複数個の凹部11がタイヤ周方向に隔設されている。このようなランフラットタイヤ1は、凹部11によってサイド補強ゴム層10のボリュームが減じられ、従来のランフラットタイヤに比べてサイド補強ゴム層10を軽量化しうる。これにより、車両の燃費性能及び通常走行時の乗り心地を高めるのに役立つ。
図3には、正規状態のタイヤ回転軸を含むタイヤ子午線断面におけるタイヤ外面のプロファイルTLが示される。該プロファイルTLはトレッド部2の溝がないと仮定して特定される。該プロファイルTLは、タイヤ外面とタイヤ赤道面との交点CPから接地端側に向かって曲率半径RCが漸減する複数の円弧、好ましくは、曲率半径RCが連続的に変化する円弧曲線で形成される。ただし、前記曲率半径RCは、段階的に減少させることもできる。
なお前記「接地端」とは、前記正規状態に正規荷重を負荷してタイヤをキャンバー角0度で平面に押し付けたときの接地面の最もタイヤ軸方向外側の位置とする。また、前記正規荷重とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY" であるが、タイヤが乗用車用の場合には前記荷重の88%に相当する荷重とする。
このようなプロファイルTLは、トレッド部2の外面を丸く形成しうるため、その接地形状は、接地幅が小さく、また接地長さが大きくなる。これは、走行中のタイヤノイズを減らし、かつ、ハイドロプレーニング性能の向上をもたらす。また、このようなプロファイルTLは、トレッド部2において撓みやすい領域を増大させる反面、サイドウォール部3の領域を短くする。このため、該プロファイルTLを具えた空気入りタイヤ1は、タイヤを大幅に軽量化しうる。従って、慣例的なトレッドプロファイルを有する空気入りタイヤに比べ、実質的なタイヤ質量の増加が抑制される。
好ましい具体的なプロファイルTLとしては、タイヤ外面とタイヤ赤道面との交点CPからタイヤ最大幅SWの45%の距離SPを隔てるタイヤ外面上の点をPとするとき、前記交点CPから前記点Pまでの区間においてタイヤ外面の曲率半径RCがタイヤ軸方向外側に向かって徐々に減少するとともに、次の関係を満足することが望ましい。
0.05< Y60 /H ≦0.1
0.1< Y75 /H ≦0.2
0.2< Y90 /H ≦0.4
0.4< Y100 /H ≦0.7
ここで、Y60、Y75、Y90及びY100 は、タイヤ赤道Cからタイヤ軸方向にタイヤ最大幅の半幅(SW/2)の60%、75%、90%及び100%のタイヤ軸方向距離をそれぞれ隔てるタイヤ外面上の各点P60、P75、P90及びP100 と、前記交点CPとのタイヤ半径方向の各距離である。また、前記”H”はタイヤ断面高さである。
また、RY60=Y60/H
RY75=Y75/H
RY90=Y90/H
RY100 =Y100 /H
として上記関係を満足する範囲を図4にグラフとして示す。従って、好ましいプロファイルTLは、このグラフで示された範囲を通ることになる。
図5には、本実施形態の空気入りタイヤ1のトレッド部2の展開図が示される。該空気入りタイヤ1は、車両への装着の向きが定められる。即ち、図5において、右側が車両装着時に車両外側に、かつ、左側が車両内側に位置するように装着される。このような空気入りタイヤは、その性能を確実に発揮させるために、サイドウォール部3などに、車両への装着の向きを示す表示(例えば"INSIDE"又は"OUTSIDE")が設けられる。なお、タイヤの回転方向は特に定められていない。
前記トレッド部2には、タイヤ周方向に連続してのびるとともに1本の中央縦溝13が設けられ、これにより、その車両外側に設けられた外側パターン部Poと、前記中央縦溝13の車両内側に設けられた内側パターン部Piとが区分される。
本実施形態において、中央縦溝13は、タイヤ赤道C上を直線状でのびるとともに、その溝幅GW1が15〜25mm、より好ましくは15〜20mmで形成される。このような中央縦溝13を接地圧の高い領域に設けることにより、タイヤ赤道付近に存在する水膜を効果的に走行方向後方へと排水できる。なお、中央縦溝13は、ジグザグ状や波状に形成されても良いが、本実施形態のように排水抵抗を最も小さくする直線状のものが特に望ましい。
また、中央縦溝13の溝幅GW1は15〜25mmであり、一般的な縦溝に比べると大きく設定される。これは、大きなサイズの乗用車用タイヤにとっても幅広である。本発明の空気入りタイヤ1では、このような幅広の中央縦溝13によって、十分な排水性が確保される。好ましくは、前記溝幅GW1は、トレッド接地幅TW(前記接地端Ei、Eo間のタイヤ軸方向距離)の3〜15%程度が望ましい。なお、中央縦溝13の溝深さについては慣例に従って定めることができるが、十分な排水性を確保しつつトレッド部2のパターン剛性の著しい低下を防止するために、好ましくは6mm以上、より好ましくは8 mm以上が望ましい一方、好ましくは12mm以下、より好ましくは10mm以下が望ましい。
また、中央縦溝13の配設位置は、旋回時及び直進時ともに接地する可能性が高いタイヤ赤道C上、即ち中央縦溝13内にタイヤ赤道Cが存在する態様が最も好ましい。しかし、旋回時に大きな横力が作用する外側パターン部Poの剛性を高めるために、該中央縦溝13を車両内側に寄せて配することもできる。この際、旋回時でも中央縦溝13を接地させるために、中央縦溝13の溝中心線とタイヤ赤道Cとのタイヤ軸方向の距離は20mm以下が望ましい。
前記外側パターン部Poは、前記中央縦溝13よりも車両外側の部分であって、本実施形態では、タイヤ周方向にのびる1本の外側縦溝14が設けられることにより、中央縦溝13と外側縦溝14との間に形成された大型ブロック列20と、外側縦溝14と車両外側の接地端Eoとの間に形成されたショルダーリブ21とに区分される。
前記外側縦溝14は、効果的な排水性能を得るために、タイヤ周方向に直線状でのびるものが例示される。また、外側縦溝14は、外側パターン部Poのタイヤ軸方向幅OWのほぼ中間の位置、具体的には該幅OWの40〜60%を中央縦溝13の車両外側の溝縁から隔てる領域内に設けられる。これは、外側パターン部Poの剛性をバランスさせ、偏摩耗等の発生を抑制するのに役立つ。
特に限定されるものではないが、旋回走行時の操縦安定性と排水性とをバランスさせるために、外側縦溝14の溝幅GW2は、好ましくは中央縦溝13の溝幅GW1よりも小、より好ましくは1mm以上、さらに好ましくは2mm以上が望ましい一方、好ましくは15mm以下、より好ましくは10mm以下が望ましい。同様に、外側縦溝14の溝深さは、好ましくは6mm以上、より好ましくは8mm以上が望ましい一方、好ましくは12mm以下、より好ましくは10mm以下が望ましい。
また、前記大型ブロック列20は、中央縦溝13、外側縦溝14及びこれらの間を横切るようにのびかつタイヤ周方向に隔設されたミドル横溝17で区分された大型ブロックB1がタイヤ周方向に並べられて形成される。
前記ミドル横溝17は、操縦安定性と排水性とを確保するために、タイヤ周方向に対して例えば20〜80度程度で傾いてのびるものが望ましい。また、本実施形態のミドル横溝17は、タイヤ周方向に対する傾斜角度θ1が中央縦溝13側から外側縦溝14側に向かって漸増するように滑らかな円弧状で湾曲するものが例示される。このようなミドル横溝17は、接地圧の高い中央縦溝13側において排水抵抗を減じ排水性を高める一方、旋回走行時に大きな横力が作用しやすい外側縦溝14側ではブロック剛性の横剛性を高め、操縦安定性を向上させるのに役立つ。
前記ミドル横溝17のタイヤ周方向の配設ピッチは、比較的大きく設定される。これにより、接地面積が大きい大型ブロックB1が区画される。外側パターン部Poにおいて、十分な剛性を確保するとともに排水性の低下を防止するために、大型ブロックB1のタイヤ周方向の長さBL1は、好ましくは20mm以上、より好ましくは25mm以上が望ましい一方、好ましくは40mm以下、より好ましくは35mm以下が望ましい。同様に、大型ブロックB1のタイヤ軸方向の幅BW1は、好ましくは40mm以上、より好ましくは45mm以上が望ましい一方、好ましくは60mm以下、より好ましくは55mm以下が望ましい。
また、本実施形態の大型ブロックB1には、外側縦溝14からタイヤ軸方向内側にのびるとともに先細状で中央縦溝13に連通することなくその手前で終端する補助傾斜溝18が設けられる。補助傾斜溝18は、1つの大型ブロックB1当たり2本設けられており、該ブロックB1のタイヤ周方向長さBL1を実質的に3等分する位置に設けられる。さらに、補助傾斜溝18は、ミドル横溝17と実質的に平行にのびている。このような補助傾斜溝18は、蓄熱しやすい大型ブロックB1の放熱性を高め耐久性を確保するとともに、ブロック剛性を適度に和らげて偏摩耗を抑制するのに役立つ。
また、補助傾斜溝18は、先細状で大型ブロックB1の内部で終端することにより、接地圧が大きくなる該大型ブロックB1の中央縦溝13側にタイヤ周方向に連続した陸部分を残す。これは、直進走行時の安定性はもとより、旋回時の操縦安定性の低下を防止できる。なお、補助傾斜溝18の溝幅は、ミドル横溝17よりも小さいことが望ましい。
前記ショルダーリブ21には、車両外側の接地端Eoからタイヤ軸方向内側にのびるとともに外側縦溝14に連通することなくその手前で終端するショルダーラグ溝19が隔設される。このようなショルダーリブ21は、そのタイヤ軸方向内側にタイヤ周方向に連続する部分を有するため、横剛性及びタイヤ周方向剛性を高く維持できる。従って、旋回走行時に大きな横力を発生させて操縦安定性を確保するのに役立つ。
ここで、前記ショルダーラグ溝19のタイヤ軸方向の内端19Tと、外側縦溝14との距離(言い換えると、ショルダーリブ21の最小幅)Sは、特に限定されるものではないが、大きすぎると排水性能が悪化するおそれがある。このような観点より、前記距離Sは、好ましくは20mm以下、より好ましくは10mm以下が望ましい。
他方、前記距離Sを零とすること、即ちショルダーラグ溝19を外側縦溝14に連通させることもできる。しかし、このような実施態様では、走行時に外側縦溝14で圧縮された空気がショルダーラグ溝19を介して外部に排出されるため、パターンノイズないしポンピングノイズが生じやすい。従って、タイヤノイズを抑制するためには、前記距離Sは、好ましくは1mm以上、より好ましくは2mm以上が望ましい。
また、本実施形態のショルダーラグ溝19は、溝幅が大きい第1のショルダーラグ溝19aと、この第1のショルダーラグ溝19aよりも溝幅の小さい第2のショルダーラグ溝19bとからなる。この実施形態では、第1のショルダーラグ溝19aは、大型ブロックB1のタイヤ周方向の長さBL1にほぼ等しいタイヤ周方向のピッチでタイヤ周方向に隔設される(第1のショルダーラグ溝19aの本数と、ミドル横溝17の本数とは等しい。)。
また、タイヤ周方向で隣り合う第1のショルダーラグ溝19a、19aの間には、2本の第2のショルダーラグ溝19bが配置される。幅の大きい第1のショルダーラグ溝19aを大きなピッチで分散配置することでショルダーリブ21の剛性低下を防止でき。かつ、幅の小さい第2のショルダーラグ溝19bを小さいピッチで設けることにより、接地面内により多くのショルダーラグ溝19を含ませて十分な排水性能を確保できる。
特に限定されるものではないが、ショルダーリブ21の剛性と排水性とをバランスさせるために、第1のショルダーラグ溝19aの溝幅GW3は、好ましくは3mm以上、さらに好ましくは5mm以上が望ましい一方、好ましくは15mm以下、より好ましくは10mm以下が望ましい。同様に、第2のショルダーラグ溝19bの溝幅GW4は、第1のショルダーラグ溝19aの溝幅GW3の好ましくは20%以上、より好ましくは30%以上が望ましい一方、好ましくは80%以下、より好ましくは70%以下が望ましい。さらに、各ショルダーラグ溝19aないし19bの溝深さは、好ましくは5mm以上、より好ましくは6mm以上が望ましい一方、好ましくは10mm以下、より好ましくは9mm以下が望ましい。
なお、本実施形態のショルダーラグ溝19は、ミドル横溝17とは逆方向に傾斜するとともに、タイヤ周方向に対する角度θ2がミドル横溝17の傾斜角度θ1よりも大きく設定される。特に後者の構成は、ショルダーリブ21の横剛性をさらに向上させるのに役立つ。
本実施形態において、前記内側パターン部Piには、タイヤ周方向に直線状でのびるとともに前記中央縦溝13側に配された第1の内側縦溝15と、タイヤ周方向に直線状でのびるとともに車両内側の接地端Ei側に配された第2の内側縦溝16との2本の縦溝が設けられる。これにより、内側パターン部Piは、中央縦溝13側から順にセンターリブ22、第1の小型ブロック列23及び第2の小型ブロック列24の3つの陸部が区分される。
前記センターリブ22は、中央縦溝13と第1の内側縦溝15との間に形成され、そこには中央縦溝13側に向かって凸となる円弧をタイヤ周方向に連ねることにより形成された波状細溝25と、一端がこの波状細溝25に連なるとともに他端が第1の内側縦溝15で開口する複数本の第1の傾斜溝26とが設けられる。
前記波状細溝25は、センターリブ22の幅方向の略中間位置をタイヤ周方向に連続してのびている。この波状細溝25は、中央縦溝13や各縦溝14ないし16に比べて溝幅GW5が非常に小さく形成されている。具体的には、センターリブ22の剛性低下を防止するために、波状細溝25の溝幅GW5は、好ましくは0.5〜3mm程度の小幅で形成されるのが望ましい。また、波状細溝25と中央縦溝13との間には実質的な溝やサイピングが設けられていないプレーンリブ27が形成される。これは、接地圧の大きいトレッド中央領域の剛性を向上させて直進安定性を高める。また、プレーンリブ27は、その幅がタイヤ周方向で増減を繰り返すため、接地面内におけるトレッド剛性の緩和に役立つ。
前記第1の傾斜溝26は、波状細溝25のタイヤ周方向ピッチのほぼ1/2のピッチで設けられる。これにより、トレッドクラウン部の水膜を第1の内側縦溝15へと効果的に排水する。第1の傾斜溝26の溝幅GW6は、特に限定されないが、好ましくは1mm以上、より好ましくは2mm以上が望ましい一方、好ましくは7mm以下、より好ましくは5mm以下が望ましい。
前記第1の小型ブロック列23は、第1の内側縦溝15、第2の内側縦溝16及びこれらの間をタイヤ周方向に対して傾いてのびる第2の傾斜溝29により区分された小型ブロックB2がタイヤ周方向に並べられて形成される。同様に、前記第2の小型ブロック列24は、第2の内側縦溝16、車両内側の接地端Ei及びこれらの間をタイヤ周方向に対して傾いてのびる第3の傾斜溝30により区分された小型ブロックB3がタイヤ周方向に並べられて形成される。
前記小型ブロックB2及びB3は、そのタイヤ軸方向の幅BW2、BW3が大型ブロックB1のタイヤ軸方向の幅BW1よりも小さく形成される。また小型ブロックB2及びB3は、そのタイヤ軸方向の長さBL2、BL3が大型ブロックB1のタイヤ軸方向の長さBL1よりも小さく形成される。
内側パターン部Piにおいて、操縦安定性を大幅に低下させることなく乗り心地を高めるために、小型ブロックB2及びB3の前記タイヤ周方向の長さBL2及びBL3は、好ましくは10mm以上、より好ましくは15mm以上が望ましい一方、好ましくは30mm以下、より好ましくは25mm以下に設定されるのが望ましい。同様に、小型ブロックB2及びB3のタイヤ軸方向の幅BW2及びBW3は、好ましくは10mm以上、より好ましくは15mm以上が望ましい一方、好ましくは45mm以下、より好ましくは40mm以下が望ましい。
また、車両内側での十分な乗り心地の向上と、車両外側での操縦安定性の向上とを両立するために、各ブロック1個当たりの接地面積の比を規定することが望ましい。例えば、前記各ブロックのタイヤ周方向の長さBLiと、タイヤ軸方向の巾BWiとの積(BLi×BWi)で得られる値を近似的にブロック接地面積Aiとみなすと、大型ブロックB1のブロック接地面積A1と、小型ブロックB2(又はB3)のブロック接地面積A2(又はA3)との比A1/A2(又はA1/A3)は、好ましくは2.2以上、より好ましくは2.4以上が望ましい一方、好ましくは3.8以下、より好ましくは3.6以下が望ましい。前記比A1/A2(又はA1/A3)が2.2未満又は3.8を超える場合、いずれの態様においても操縦安定性又は乗り心地の一方が犠牲になる傾向がある。
前記第2及び第3の傾斜溝29、30は、例えばタイヤ周方向に対して30〜60゜で傾斜させることが望ましい。これにより、小型ブロックB2及びB3は、略平行四辺形状に形成される。また、第2の傾斜溝29と第3の傾斜溝30との傾斜の向きを逆とすることにより、パターン形状に依存した片流れ等を効果的に防止しうる。なお、各傾斜溝29、30の溝幅GW9及びGW10は、好ましくは1.0〜3.0mm程度が望ましい。
以上のような空気入りタイヤは、例えばネガティブキャンバーで車両に装着された場合により顕著な効果を発揮できる。なお、キャンバーとは四輪自動車を正面から見たときのタイヤの倒れ角度を表し、タイヤの上側が車両内側へ倒れているいわゆるハの字状をなす車両への取付状態をネガティブキャンバーと言う。
ネガティブキャンバーで本実施形態の空気入りタイヤが四輪自動車に装着された場合、通常の走行時では、内側パターン部Piが外側パターン部Poよりも多く路面に接地する。このため、小型ブロックB2、B3によってトレッド部2の柔軟な衝撃吸収能力が得られるとともに、剛性の高い大型ブロックB1の接地面積を減らすことにより、乗り心地がより一層向上する。また、タイヤ外面のプロファイルTLが、タイヤ赤道から接地端側に向かって曲率半径が漸減する複数の円弧で形成されているため、接地端Ei、Eo側での接地圧を低減させ、その部分での排水性能をも向上させ得る。また、このような効果は、他の縦溝の溝深さを小さくすることを可能とし、ひいては気柱共鳴ノイズなどを低減させるのにも役立つ。
また旋回時、遠心力に伴う荷重移動により、小型ブロックB2、B3の接地面積が減少するとともに、外側パターン部Poに設けられた剛性の高い大型ブロックB1及びショルダーリブ21の接地面積を増加させ得る。これにより、旋回時の操縦安定性が高められる。なお、タイヤ赤道C上にある幅の広い中央縦溝13は、直進走行時及び旋回時ともに路面に接地させることができるので、十分な排水性能を確保しうる。
以上本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、種々変形して実施しうるのは言うまでもない。
本発明の効果を確認するために、図5のパターン及び表1の仕様に基づきサイズ275/40R20の空気入りタイヤを複数種類試作し、旋回性能、乗り心地、ノイズ性能及び排水性能をテストした。なお表1に示されるパラメータ以外は同一である。また、ブロックの幅を変化させたものについては、
また、タイヤ外面のプロファイルは、以下の2種類a、bが採用された。
<プロファイルa>
RY60=0.06
RY75=0.08
RY90=0.19
RY100=0.57
<プロファイルb>
RY60=0.09
RY75=0.14
RY90=0.37
RY100=0.57
テスト方法は、次の通りである。
<旋回性能及び乗り心地>
各テストタイヤが、リム(20×9.0J)及び内圧(220kPa)の条件で車両(排気量4800ccの欧州製の4WD車)の4輪に装着された。そして、ドライバー1名乗車にてドライアスファルト路面のテストコースを旋回走行を含む種々の態様で走行させた。操縦安定性及び乗り心地の評価は、それぞれドライバーの官能によるものとし、比較例1を100とする評点で示す。指数の大きい方が良好である。
<ノイズ性能>
前記と同一条件の車両を用い、スムース路面を速度50km/Hにて走行させ、ドライバーのフィーリングにより、パターンノイズの大きさが評価された。結果は、従来例1を100とする評点であり、数値が大きいほどパターンノイズが小さいことを示す。
<排水性能>
半径100mのアスファルト路面に、水深5mm、長さ20mの水たまりを設けたコース上を、速度を段階的に増加させながら前記車両を進入させ、横加速度(横G)を計測し、50〜80km/hの速度における前輪の平均横Gを算出した。結果は、比較例1を100とする指数で表示し、数値が大きい程良好である。
テストの結果等を表1に示す。
Figure 0004922026
Figure 0004922026
テストの結果、実施例のタイヤは、乗り心地及び排水性能を損ねることなく操縦安定性を向上していることが確認できた。
本発明の実施形態を示す空気入りタイヤの断面図である。 そのサイドウォール部の部分斜視図である。 タイヤ外面のプロファイルを示す線図である。 タイヤ外面の各位置におけるRYiの範囲を示す線図である。 トレッド部の展開図である。
符号の説明
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
7 ベルト層
13 中央縦溝
20 大型ブロック列
23 第1の小型ブロック列
24 第2の小型ブロック列
B1 大型ブロック
B2、B3 小型ブロック
Po 外側パターン部
Pi 内側パターン部

Claims (4)

  1. トレッド部からサイドウォール部を経てビード部のビードコアで折り返されて係止された少なくとも1枚のカーカスプライを有するカーカスと、該カーカスの半径方向外側かつトレッド部の内部に配されたベルト層とを有し、かつ、車両への装着の向きが定められた空気入りタイヤであって、
    正規リムにリム組みされかつ正規内圧が充填された無負荷である正規状態のタイヤ回転軸を含むタイヤ子午線断面において、タイヤ外面のプロファイルは、前記タイヤ外面とタイヤ赤道面との交点から接地端側に向かって曲率半径が漸減する複数の円弧で形成されてなり、かつ
    前記トレッド部は、タイヤ周方向に連続してのびるとともに溝幅が15〜25mmの1本の中央縦溝と、その車両外側に設けられた外側パターン部と、前記中央縦溝の車両内側に設けられた内側パターン部とを含み、
    前記外側パターン部は、タイヤ周方向にのびる1本の外側縦溝により、該外側縦溝と前記中央縦溝との間に設けられかつ大型ブロックがタイヤ周方向に並ぶ大型ブロック列と、前記外側縦溝と車両外側の接地端との間に設けられたリブとに区分され、
    前記内側パターン部は、
    タイヤ周方向に直線状でのびるとともに中央縦溝側に配された第1の内側縦溝と、
    タイヤ周方向に直線状でのびるとともに車両内側の接地端側に配された第2の内側縦溝との2本の縦溝と、
    前記第1の内側縦溝と前記第2の内側縦溝との間をタイヤ周方向に対して傾いてのびる第2の傾斜溝と、
    第2の内側縦溝と車両内側の接地端との間をタイヤ周方向に対して傾いてのびる第3の傾斜溝とが設けられることにより、
    中央縦溝と第1の内側縦溝との間に形成されたセンターリブ、
    前記第1の内側縦溝と前記第2の内側縦溝との間に形成されかつ前記大型ブロックよりも幅及びタイヤ周方向長さがともに小さい小型ブロックがタイヤ周方向に並ぶ第1の小型ブロック列、及び
    前記第2の内側縦溝と車両内側の接地端との間に形成されかつ前記大型ブロックよりも幅及びタイヤ周方向長さがともに小さい小型ブロックがタイヤ周方向に並ぶ第2の小型ブロック列の3つの陸部が区分されることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記大型ブロックのタイヤ周方向長さは、前記小型ブロックのタイヤ周方向長さの2.0〜4.0倍である請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記第2及び第3の傾斜溝は、タイヤ周方向に対して30〜60゜で傾斜し、かつ、前記第2の傾斜溝と前記第3の傾斜溝との傾斜の向きが逆である請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記センターリブには、前記中央縦溝側に向かって凸となる円弧をタイヤ周方向に連ねることにより形成された波状細溝と、一端がこの波状細溝に連なるとともに他端が第1の内側縦溝で開口する複数本の第1の傾斜溝とが設けられ、
    前記波状細溝と前記中央縦溝との間には実質的な溝やサイピングが設けられていないプレーンリブが形成される請求項1乃至3のいずれかに記載の空気入りタイヤ
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