JP4921825B2 - 車両用駆動力伝達装置 - Google Patents

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本発明は、駆動源から車輪に駆動力を伝達する駆動力伝達経路に多板クラッチおよびギヤを同軸上に隣接して配置する車両用駆動力伝達装置に関する。
下記特許文献1には、エンジンおよびモータ・ジェネレータを駆動源とするハイブリッド車両が記載されている。このハイブリッド車両は、セカンダリシャフト2上に隣接して配置されたLOWドリブンギヤ33およびLOWクラッチ22を備えるとともに、カウンタシャフト3上に隣接して配置される前進ドリブンギヤ35および後進クラッチ23を備えている。
特開2004−245329号公報
ところで上記従来のものは、ギヤおよびクラッチを同軸上に隣接して配置する場合に、それらギヤおよびクラッチが軸線方向にオーバーラップしていないため、ギヤの軸線方向の幅とクラッチの軸線方向の幅との総和以上の幅がないとギヤおよびクラッチを配置することができず、トランスミッションの軸線方向の寸法を小型化できないという問題があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、同軸上に隣接して配置された多板クラッチおよびギヤの軸線方向の寸法を小型化する車両用駆動力伝達装置ことを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、駆動源から車輪に駆動力を伝達する駆動力伝達経路が、シャフトと、そのシャフト上に回転自在に支持されたギヤと、そのギヤの軸方向一方側に隣接配置されて該ギヤ及びシャフト間を接続可能な多板クラッチとを含み、前記多板クラッチが、前記シャフトに一体に回転するよう連結されたクラッチインナーと、このクラッチインナーを囲繞し且つ該クラッチインナーに対し結合・遮断可能であるクラッチアウターとを備え、前記ギヤの軸方向他方側には、前記シャフトをケーシングに回転自在に支持させるボールベアリングが隣接配置される車両用駆動力伝達装置であって、前記ギヤを前記クラッチアウターよりも大径に形成し、前記ギヤの前記軸方向一方側の側面に、軸方向に凹む第1凹部を形成して、この第1凹部に前記クラッチアウターの一端部を収納すると共に、該一端部及び前記ギヤ間を溶接し、また前記ギヤの前記軸方向他方側の側面には、前記第1凹部よりも軸方向内方側にオフセット配置されて前記ボールベアリングの一部を収納させる第2凹部を形成し、前記クラッチアウター前記一端部を、前記ギヤの歯部の径方向内側において該歯部と軸方向にオーバーラップさせたことを特徴とする車両用駆動力伝達装置が提案される。
また請求項に記載された発明によれば、請求項の構成に加えて、前記クラッチアウター内に形成された油室にオイルを供給する油路の少なくとも一部を、前記ギヤの壁面により構成したことを特徴とする車両用駆動力伝達装置が提案される。
また請求項に記載された発明によれば、請求項の構成に加えて、前記油路は、前記ギヤの歯部と軸方向にオーバーラップしない位置で該ギヤの、前記シャフトへの支持部を貫通することを特徴とする車両用駆動力伝達装置が提案される。
また請求項に記載された発明によれば、請求項の構成に加えて、前記油路は、前記ギヤの、前記シャフトへの支持部を軸方向に対して斜めに貫通することを特徴とする車両用駆動力伝達装置が提案される。
尚、実施の形態の第3モータギヤ38は本発明のギヤに対応し、実施の形態の第2油圧多板クラッチ39は本発明の多板クラッチに対応し、施の形態のモータ・ジェネレータMGは本発明の駆動源に対応する。
請求項1の構成によれば、ギヤの軸方向一方側に隣接して同軸上に配置される多板クラッチのクラッチアウターの一端部を、ギヤの歯部の径方向内側において該歯部と軸方向にオーバーラップさせたので、ギヤの歯部の径方向内側のデッドスペースをクラッチアウターの設置スペースに利用し、多板クラッチおよびギヤのトータルの軸方向寸法を小型化することができる。
またヤの軸方向一方側(即ち多板クラッチ側)の側面に形成した軸方向に凹む第1凹部にクラッチアウターの一端部を収納、結合したので、ギヤの上記第1凹部の空間にクラッチアウターの一端部を収納して多板クラッチおよびギヤのトータルの軸方向寸法を更に小型化することができる。
しかもクラッチアウターをギヤの軸方向一方側の側面に溶接により結合したので、クラッチアウターおよびギヤを相互に補強し合って剛性を高めることができる。
また請求項の構成によれば、クラッチアウターの油室に連なる油路の少なくとも一部をギヤの壁面により構成したので、クラッチアウターの内部に油路を穿設する場合に比べて多板クラッチの軸方向寸法の小型化に寄与することができる。
また請求項の構成によれば、クラッチアウターの油室に連なるようにギヤの支持部を貫通する油路が、ギヤの歯部と軸方向にオーバーラップしない位置に設けられているので、その油路を機械加工する際にギヤの歯部が邪魔になるのを防止して加工性を高めることができる。
また請求項の構成によれば、クラッチアウターの油室に連なるようにギヤの支持部を貫通する油路が軸方向に対して斜めになっているので、その油路を機械加工する際にギヤの歯部が邪魔になるのを防止して加工性を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2は本発明の第1の実施の形態を示すもので、図1はハイブリッド車両の駆動力伝達経路のスケルトン図、図2は図1の2部の詳細図である。
図1に示すように、ハイブリッド車両は左右の車輪W,Wを駆動するエンジンEおよびモータ・ジェネレータMGを備える。エンジンEのクランクシャフト11はフライホイール付きダンパー12を介してメインシャフト13に接続されており、メインシャフト13の外周にモータ・ジェネレータMGが同軸に配置される。モータ・ジェネレータMGはケーシング14に固定した環状のステータ15と、このステータ15の内周に回転自在に配置されたロータ16とを備えており、このロータ16はメインシャフト13の外周に相対回転自在に嵌合する中空のモータ出力軸17に固定される。メインシャフト13の外周には更に中空の駆動プーリ軸18が相対回転自在に嵌合しており、メインシャフト13と駆動プーリ軸18とは第1油圧多板クラッチ19により締結可能である。
メインシャフト13と、それに平行に配置されたカウンタシャフト20との間に配置されるベルト式無段変速機21は、駆動プーリ軸18に支持された固定側プーリ半体22および可動側プーリ半体23よりなる駆動プーリ24と、カウンタシャフト20に支持された固定側プーリ半体25および可動側プーリ半体26よりなる従動プーリ27と、駆動プーリ24および従動プーリ27に巻き掛けた金属ベルト28とを備える。
駆動プーリ24の可動側プーリ半体23を固定側プーリ半体22から離間させ、従動プーリ27の可動側プーリ半体26を固定側プーリ半体25に接近させるとベルト式無段変速機21の変速比がLOW側に無段階に変化し、逆に駆動プーリ24の可動側プーリ半体23を固定側プーリ半体22に接近させ、従動プーリ27の可動側プーリ半体26を固定側プーリ半体25から離間させるとベルト式無段変速機21の変速比がTOP側に無段階に変化する。
メインシャフト13およびカウンタシャフト20と平行にセカンダリシャフト29が配置されており、カウンタシャフト20に設けた第1減速ギヤ30がセカンダリシャフト29に設けた第2減速ギヤ31に噛合し、セカンダリシャフト29に設けたファイナルドライブギヤ32がディファレンシャルギヤ33に設けたファイナルドリブンギヤ34に噛合する。
モータ・ジェネレータMGのモータ出力軸17に設けた第1モータギヤ35がアイドラシャフト36に設けた第2モータギヤ37に噛合し、この第2モータギヤ37が噛合する第3モータギヤ38が、カウンタシャフト20に設けた第2油圧多板クラッチ39の外周部に設けられる。
次に、図2に基づいて第2油圧多板クラッチ39の周辺の構造を説明する。
第2油圧多板クラッチ39が設けられるカウンタシャフト20はボールベアリング41およびローラベアリング42を介してケーシング14に回転自在に支持される。第3モータギヤ38は、円筒状の支持部38aと、この支持部38aの一端から径方向外側に延びる円板状の本体部38bと、この本体部38bの外周に形成された歯部38cとで構成されており、本体部38bの軸方向一方側の側面に環状の第1凹部38dが形成される。
また本体部38bの軸方向他方側の側面には、前記第1凹部38dよりも軸方向内方側にオフセット配置されて前記ボールベアリング41の一部を収納させる第2凹部38eが形成される。
第3モータギヤ38の支持部38aはカウンタシャフト20の外周にニードルベアリング43を介して相対回転自在に支持されており、その支持部38aの一端がスラストベアリング44を介して前記ボールベアリング41のインナーレースに支持されるとともに、他端がカウンタシャフト20にスプライン結合した第1減速ギヤ30の側面にスラストベアリング45を介して支持される。
第2油圧多板クラッチ39のクラッチアウター46は、第3モータギヤ38よりも小径に形成される円筒状の周壁部46aと、その周壁部46aから径方向内側に延びる側壁部46bとを備えており、側壁部46bの径方向内端が第3モータギヤ38の凹部38dの径方向内端の上面に溶接により固定される。これにより、クラッチアウター46の側壁部46bは第3モータギヤ38の凹部38dに収納された状態になり、その結果、クラッチアウター46は第3モータギヤ38の歯部38cの径方向内側において、図2に示すAの範囲で軸方向にオーバーラップする。
一方、円筒状のクラッチインナー47が第1減速ギヤ30からクラッチアウター46の径方向内側に向けて一体に延びており、クラッチアウター46およびクラッチインナー47間に複数のクラッチディスク48…およびクラッチプレート49…が交互に重ね合わされた状態で、軸方向摺動自在にスプライン結合される。最も第1減速ギヤ30側のクラッチディスク48の軸方向外側にはエンドプレート50が重ね合わされ、クラッチアウター46の周壁部46aに設けたクリップ51で抜け止めされる。
最も第3モータギヤ38寄りのクラッチプレート49の軸方向外側に、外周がクラッチアウター46の周壁部46aの内周にシール部材52を介して摺接し、内周が第3モータギヤ38の支持部38aの外周にシール部材53を介して摺接するクラッチピストン54が配置される。クラッチピストン54に内周部は、第3モータギヤ38の支持部38aに設けたスプリングシート55との間に縮設したクラッチスプリング64で第3モータギヤ38に向けて付勢される。
クラッチアウター46の側壁部46bおよび第3モータギヤ38の本体部38bの一部と、クラッチピストン54との間にクラッチ油室56が区画される。カウンタシャフト20の内部に2本のパイプ57,58が同軸に配置されており、外側のパイプ58の外周から供給されるオイルが油路59を通ってボールベアリング41を潤滑するとともに、内側のパイプ57の内周にから供給されるオイルが油路60を通ってニードルベアリング43を潤滑する。また両パイプ57,58の間からのオイルが油路61〜63を通ってクラッチ油室56に供給・排出される。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
車両の発進時には低回転で高トルクが得られるモータ・ジェネレータMGの駆動力が利用される。この場合、第1油圧多板クラッチ19を係合解除してメインシャフト13と駆動プーリ軸18とを切り離し、エンジンEの駆動力がベルト式無段変速機21に伝達されないようにした状態で、第2油圧多板クラッチ39を係合する。その結果、図2において油路61,62,63を介して油室56に油圧が供給されるため、クラッチピストン54がクラッチスプリング64を圧縮しながら移動し、クラッチピストン54に押されたクラッチディスク48…およびクラッチプレート49…が密着することでクラッチアウター46およびクラッチインナー47が一体化され、第3モータギヤ38が第2油圧多板クラッチ39を介して第1減速ギヤ30に締結される。
この状態でモータ・ジェネレータMGを駆動すると、そのモータ出力軸17の回転が第1モータギヤ35、第2モータギヤ37、第3モータギヤ38、第1減速ギヤ30、第2減速ギヤ31、セカンダリシャフト29、ファイナルドライブギヤ32、ファイナルドリブンギヤ34およびディファレンシャルギヤ33を介して後輪W,Wに伝達され、低回転で高トルクが得られるモータ・ジェネレータMGの駆動力で車両をスムーズに発進させることができる。
車両の発進が完了すると、第1油圧多板クラッチ19を係合してメインシャフト13に駆動プーリ軸18を締結するとともに、第2油圧多板クラッチ39を係合解除して第3モータギヤ38を第1減速ギヤ30から(つまりカウンタシャフト20から)切り離す。この状態でエンジンEのクランクシャフト11の回転はフライホイール付きダンパー12、メインシャフト13、第1油圧多板クラッチ19、駆動プーリ軸18、駆動プーリ24、金属ベルト28、従動プーリ27、カウンタシャフト20、第1減速ギヤ30、第2減速ギヤ31、セカンダリシャフト29、ファイナルドライブギヤ32、ファイナルドリブンギヤ34およびディファレンシャルギヤ33を介して後輪W,Wに伝達されるため、エンジンEの負荷および回転数に応じてベルト式無段変速機21の変速比を制御することで、エンジンEの燃料消費量を節減しながら中・高速領域での走行を可能にすることができる。
またエンジンEでの走行時に第2油圧多板クラッチ39を締結してモータ・ジェネレータMGを駆動すれば、エンジンEの駆動力をモータ・ジェネレータMGの駆動力でアシストすることができ、またモータ・ジェネレータMGをジェネレータとして機能させればエンジンEの駆動力で発電することができる。更に、車両の減速時に第1油圧多板クラッチ19を係合解除してエンジンEを駆動輪W,Wから切り離し、第2油圧多板クラッチ39を係合してモータ・ジェネレータMGを駆動輪W,Wに接続すれば、駆動輪W,Wから逆伝達される駆動力でモータ・ジェネレータMGを回生制動して車体の運動エネルギーを電気エネルギーとして回収することができる。
以上のように、カウンタシャフト20上に第2油圧多板クラッチ39および第3モータギヤ38を相互に隣接して配置する際に、第2油圧多板クラッチ39のクラッチアウター46の側壁部46bが、第3モータギヤ38の本体部38bの側面に形成した凹部38d内に収納されるように該凹部38dの径方向内縁に溶接されるので、つまりクラッチアウター46は第3モータギヤ38の歯部38cの径方向内側において、図2のAの範囲で軸方向にオーバーラップするので、第3モータギヤ38の歯部38cの径方向内側のデッドスペースをクラッチアウター46の設置スペースに利用し、第2油圧多板クラッチ39および第3モータギヤ38のトータルの軸方向寸法を小型化することができる。
またクラッチアウター46を第3モータギヤ38の側面に溶接により結合したので、ククラッチアウター46および第3モータギヤ38が相互に補強し合って剛性を高めることができる。更に、第2油圧多板クラッチ39のクラッチ油室56に連なる油路63を第3モータギヤ38の本体部38bの壁面により構成したので、クラッチアウター46の内部に油路を穿設する場合に比べて第2油圧多板クラッチ39の軸方向寸法を小型化することができる。
図3は本発明の第2の実施の形態を示すものである。第2の実施の形態は、第3モータギヤ38の支持部38aを径方向に貫通する油路62を、第3モータギヤ38の歯部38cの軸方向端部よりも距離αだけ外側に形成したものである。この構成により、前記油路62をドリル加工するとき、第3モータギヤ38の歯部38cが邪魔になるのを防止して加工性を高めることができる。
図4は本発明の第3の実施の形態を示すものである。第3の実施の形態は、第3モータギヤ38の支持部38aを径方向に貫通する油路62の方向を、カウンタシャフト20の軸線に対して角度βだけ傾斜させたものである。この構成により、前記油路62をドリル加工するとき、第3モータギヤ38の歯部38cが邪魔になるのを防止して加工性を高めることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態ではエンジンEおよびモータ・ジェネレータMGを備えたハイブリッド車両を例示したが、本発明はエンジンだけを備えた通常の車両やモータ・ジェネレータだけを備えた電動車両に対しても適用することができる。
また本発明の多板クラッチは油圧多板クラッチに限定されず、電磁多板クラッチであっても良い。
第1の実施の形態に係るハイブリッド車両の駆動力伝達経路のスケルトン図 図1の2部の詳細図 第2の実施の形態に係る、前記図2に対応する図 第3の実施の形態に係る、前記図2に対応する図
14 ケーシング
20 カウンタシャフト(シャフト)
38 第3モータギヤ(ギヤ) 38a 支持部
38c 歯部
38d 第1凹部
38e 第2凹部
39 第2油圧多板クラッチ(多板クラッチ)
46 クラッチアウタ
47 クラッチインナー
56 油室
62 油路
63 油路
MG モータ・ジェネレータ(駆動源)
W 車輪

Claims (4)

  1. 駆動源(MG)から車輪(W)に駆動力を伝達する駆動力伝達経路が、シャフト(20)と、そのシャフト(20)上に回転自在に支持されたギヤ(38)と、そのギヤ(38)の軸方向一方側に隣接配置されて該ギヤ(38)及びシャフト(20)間を接続可能な多板クラッチ(39)とを含み、
    前記多板クラッチ(39)が、前記シャフト(20)に一体に回転するよう連結されたクラッチインナー(47)と、このクラッチインナー(47)を囲繞し且つ該クラッチインナー(47)に対し結合・遮断可能であるクラッチアウター(46)とを備え、
    前記ギヤ(38)の軸方向他方側には、前記シャフト(20)をケーシング(14)に回転自在に支持させるボールベアリング(41)が隣接配置される車両用駆動力伝達装置であって、
    前記ギヤ(38)を前記クラッチアウター(46)よりも大径に形成し、
    前記ギヤ(38)の前記軸方向一方側の側面に、軸方向に凹む第1凹部(38d)を形成して、この第1凹部(38d)に前記クラッチアウター(46)の一端部を収納すると共に、該一端部及び前記ギヤ(38)間を溶接し、
    また前記ギヤ(38)の前記軸方向他方側の側面には、前記第1凹部(38d)よりも軸方向内方側にオフセット配置されて前記ボールベアリング(41)の一部を収納させる第2凹部(38e)を形成し、
    前記クラッチアウター(46)の前記一端部を、前記ギヤ(38)の歯部(38c)の径方向内側において該歯部(38c)と軸方向にオーバーラップさせたことを特徴とする、車両用駆動力伝達装置。
  2. 前記クラッチアウター(46)内に形成された油室(56)にオイルを供給する油路(62,63)の少なくとも一部を、前記ギヤ(38)の壁面により構成したことを特徴とする、請求項に記載の車両用駆動力伝達装置
  3. 前記油路(62)は、前記ギヤ(38)の歯部(38c)と軸方向にオーバーラップしない位置で該ギヤ(38)の、前記シャフト(20)への支持部(38a)を貫通することを特徴とする、請求項に記載の車両用駆動力伝達装置
  4. 前記油路(62)は、前記ギヤ(38)の、前記シャフト(20)への支持部(38a)を軸方向に対して斜めに貫通することを特徴とする、請求項に記載の車両用駆動力伝達装置
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