JP4916340B2 - ルート提示装置、ルート提示方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

ルート提示装置、ルート提示方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、出発地から目的地までのルートを検索し提示する装置および方法などに関する。
非特許文献1に記載されるように、出発地から目的地までのルートをコンピュータによって検索するサービスが既に提供されている。様々な交通手段が存在するので、移動するのに利用する交通手段の組合せによって多数のルートを検索することができる。しかし、検索したすべてのルートをユーザに提示すると、ユーザは自分にとってどれが好適であるのかを判断するのが大変である。そこで、非特許文献1に記載されるサービスにおいては、移動時間が短いルートまたは運賃の安いルートを優先的にユーザに提示している。
また、特許文献1、2に記載されるような方法も提案されている。特許文献1に記載される方法によると、携帯端末によってユーザの現在位置を検知し、現在位置から出発駅までの移動時間を考慮して乗換えの案内を行う。
特許文献2に記載される方法によると、交通手段の運行の状況を考慮して乗換えの案内を行う。
特開2003−58663号公報 特開2003−323518号公報 "@nifty:路線検索",インターネットURL:http://www.nifty.com/rosen/?top5,ニフティ株式会社,2007年2月10日検索
ところで、従来の、検索された複数のルートのうち運賃の安いルートを優先的に提示する方法によると、特急列車および飛行機などの、短時間で移動できる交通手段を利用するルートは提示されにくくなる。つまり、時間が掛かるルートが優先的に提示されやすくなる。よって、移動の快適性に欠けることがある。
一方、移動時間が短いルートを優先的に提示する方法によると、特急列車および飛行機などを利用するルートが提示されやすくなるので、運賃の安いルートを優先的に提示する方法よりも、快適なルートをユーザに提示することができる。
しかし、移動時間が最短であるルートが最も快適であるとは、限らない。現に、最短の移動時間のルートを利用せず別のルートを利用するユーザが存在する。つまり、ユーザは移動時間が短いこと以外にも何らかの快適性を求めていると、考えられる。
本願発明は、このようなニーズに鑑み、移動時間が短いこと以外の快適性を有するルートをユーザに提示できるようにすることを、目的とする。
本発明に係るルート提示装置は、出発地から目的地までのルートを複数検索し、検索された複数の前記ルートの中から全体の所要時間が上限の時間以内であるものを候補ルートとして選出する候補ルート選出手段と、前記候補ルート選出手段によって選出された前候補ルートの中から、1つの乗物に乗っている時間が最長であるものを好適ルートとして選出する、好適ルート選出手段と、前記好適ルート選出手段によって選出された前記好適ルートを提示するルート提示手段と、を有することを特徴とする。
本発明に係る他の形態のルート提示装置は、出発地から目的地までのルートを複数検索し、検索された複数の前記ルートを全体の所要時間の短い順にソートするルート検索手段と、前記ルート検索手段によって検索された複数の前記ルートの全体の所要時間のうちの最短である所要時間に所定の時間を加えることによって上限所要時間を算出する上限所要時間算出手段と、前記ルート検索手段によって検索された複数の前記ルートのうち、全体の所要時間が前記上限所要時間以下であるものを選出する、ルート選出手段と、前記ルート選出手段によって選出された前記ルートを、1つの乗物に乗っている時間が最長であるものから順に提示する、ルート提示手段と、を有することを特徴とする。
好ましくは、前記ルート提示手段は、前記ルート提示手段は、前記ルート検索手段によって検索された前記ルートで利用する乗物に所定の設備が備わっている場合は、当該ルートとの全体の所要時間の差が所定の範囲内であれば、当該ルートを、所定の設備が備わっている乗物を利用しない他のルートよりも優先的に提示する。
または、前記ルート選出手段は、前記ルート検索手段によって検索された複数の前記ルートのうち所定の設備が備わっている乗物を利用するものについては、当該ルートの全体の所要時間が前記上限所要時間以下でなくても、その差が所定の時間以内であれば、選出する。
または、前記ルート選出手段は、すべての区間が同一である複数の前記ルートについては、全体の所要時間が最短であるもののみを選出する。
本発明によると、移動時間が短いこと以外の快適性を有するルートをユーザに提示することができる。
図1はルート提示装置1の全体的な構成およびルート提示装置本体10のハードウェア構成の例を示す図、図2はルート提示装置1の機能的構成の例を示す図である。
図1(a)に示すルート提示装置1は、ルート提示装置本体10、ディスプレイ11、キーボード12、およびマウス13などによって構成される。ルート提示装置1として、パーソナルコンピュータまたはワークステーションなどが用いられる。
ルート提示装置本体10は、図1(b)に示すように、CPU10a、RAM10b、ROM10c、ハードディスク10d、画像インタフェース10e、入出力インタフェース10f、およびネットワークカード10gなどによって構成される。
画像インタフェース10eは、ディスプレイ11と接続するためのインタフェースであって、画面を表示するための映像信号をディスプレイ11に送出する。入出力インタフェース10fは、キーボード12およびマウス13と接続するために用いられ、ユーザの操作の信号をキーボード12およびマウス13から入力する。ネットワークカード10gは、LANまたはインターネットなどと接続するためのNIC(Network Interface Card)である。
ROM10cまたはハードディスク10dには、オペレーティングシステムのほか、ルート提示プログラム1CPがインストールされている。このルート提示プログラム1CPは、図2に示す出発地等指定受付処理部101、好適ルート検索部102、検索結果表示処理部103、およびダイヤ等データベース1TBなどの機能を実現するためのコンピュータプログラムである。
このルート提示プログラム1CPによると、ユーザは、出発地から目的地までの好適なルートの提示を受けることができる。オペレーティングシステムの各モジュールおよびルート提示プログラム1CPは、必要に応じてRAM10bにロードされ、CPU10aによって実行される。
図3は条件指定画面HG1の例を示す図、図4および図5は京橋から新子安までのルートの例を示す図、図6は検索結果画面HG2の例を示す図、図7は大阪から新横浜までのルートの例を示す図である。次に、図2の各部の処理内容などについて詳細に説明する。
図2において、ダイヤ等データベース1TBは、日本国内で運行されている列車、バス、飛行機、および船舶などの交通機関のダイヤグラム(運行予定表、時刻表)、複数の乗物間の乗換えに要する時間(いわゆる乗換え標準時間)、および徒歩で移動可能な駅、停留所、港、および空港に関する情報(つまり、同一であると取り扱える乗場の情報)などが記憶されている。
出発地等指定受付処理部101は、ルートの検索に関する条件をユーザに入力させその内容を受け付けるための処理を、次のような手順で実行する。
ユーザが所定のコマンドを入力すると、出発地等指定受付処理部101は、図3に示すような条件指定画面HG1をディスプレイ11に表示させる。ここで、ユーザは、キーボード12およびマウス13を操作することによって、自分の出発地、目的地、および出発時刻をテキストボックスTX11、TX12、TX13に指定し、検索ボタンBN1をクリックする。
そして、出発地等指定受付処理部101は、ユーザが指定した出発地、目的地、および出発時刻を示すデータを受け付ける。
好適ルート検索部102は、ルート候補検索部121、上限所要時間算出部122、好適ルート選出部123、およびルートソート部124などによって構成され、ユーザにとって好適なルートを選び出し最適と推測される順に並べ替える処理を行う。
ルート候補検索部121は、ユーザが指定した出発時刻、出発地、および目的地に応じたルートの検索を行う。つまり、その出発時刻にその出発地を出発しその目的地に到着するまでのルートの検索を行う。この際に、ダイヤ等データベース1TBが参照される。検索は、特開2003−58663号公報または特開2003−323518号公報などに記載されるような公知の方法を用いればよい。または、市販のルート検索用のソフトウェアまたはインターネット上のルート検索用のWebページなどと連携し、検索を行ってもよい。
なお、この段階では、ユーザの利便性を十分に考慮する必要はなく、取り得るルートを数多く検索する。例えば、市販のルート検索用のソフトウェアと連携するのであれば、検索数(回答数)を多数に設定すればよい。もちろん、公知の方法および市販のソフトウェアで適用されているように、所定の要件を満たさない不合理なルートは、検索結果から除外してもよい。
例えば、ユーザが出発地、目的地、および出発日時として、それぞれ、「京橋」、「新子安」、および「9時」を指定した場合は、ルート候補検索部121によって、図4、図5に示すような複数のルートの検索結果が得られる。
検索結果には、そのルートに沿って移動する際に使用する交通手段ごとの名称(乗物名または路線名)、その乗物に乗車する区間、区間の起点の出発時刻および終点への到着時刻および所要時間、ある乗物から次の乗物への乗換えの際の所要時間、およびそのルート全体の所要時間(以下、「全体所要時間」と記載する。)などが示される。
また、ルート候補検索部121は、検索したルートを、全体所要時間の短い順に並べ替える。
上限所要時間算出部122は、ユーザが指定した出発地から目的地まで移動するのに掛かる時間として許容し得る値を算出する。つまり、移動時間が何時間までであれば、ユーザに提示することができるかを求める。上限所要時間算出部122は、次のようにして、許容し得る移動時間を算出する。
ルート候補検索部121によって検索されたルートの全体所要時間の中から、最も短い全体所要時間に注目する。注目した全体所要時間に所定の係数α(ただし、α>1)を掛ける。そして、それによって求められた値(積)を、許容し得る移動時間とする。以下、この許容し得る移動時間を「上限所要時間」と記載する。または、最も短い全体所要時間と所定の時間βとの和を、上限所要時間としてもよい。係数αおよび所定の時間βは任意に設定することができる。
好適ルート選出部123は、ルート候補検索部121によって検索された複数のルートの中から、ユーザにとって好適なルートを、上限所要時間算出部122によって算出された上限所要時間に基づいて選出する。すなわち、ルート候補検索部121によって検索された複数のルートの中から全体所要時間が上限所要時間以内であるものを、ユーザにとって好適なルートとして選出する。
ルートソート部124は、好適ルート選出部123によって選出されたルートを、好適な順にソートする(並べ替える)。ここでは、1回の乗車時間が長い乗物を含むルートほど好適であると判定する。つまり、所要時間が長い乗物を含むルートの順にソートする。
検索結果表示処理部103は、図6のような、ルートソート部124によってソートされた順にルートの情報を配置した検索結果画面HG2を、ディスプレイ11に表示させる。
すべての情報が一度に検索結果画面HG2に表示されない場合は、ユーザは、検索結果画面HG2をスクロールさせて情報を確認することができる。また、ユーザは、ルートに関する詳細な情報を確認することができる。この場合は、そのルートに対応する詳細ボタンBN2をクリックすればよい。すると、検索結果表示処理部103は、図4などに示すような、そのルートに含まれる区間および乗換えなどに関する詳細な情報を、ダイアログボックスなどによって表示する。
なお、出発地、目的地、および出発時刻以外にも、ルートに関する条件をユーザに指定させてもよい。例えば、利用したくない乗物の種類を指定させてもよい。または、深夜から明け方までの所定の時間帯(いわゆる有効時間)における乗換えを認めるか否かを指定させてもよい。出発地、目的地、および出発時刻以外の条件が指定された場合は、ルート候補検索部121によって検索されたルートのうちその条件に適さないルートを、上限所要時間算出部122による処理の前に除外しておく。
また、含まれる区間がすべて同一である複数のルートがルート候補検索部121によって検索された場合は、好適ルート選出部123は、全体所要時間が最も短いルートのみを残し、それ以外は、上限所要時間算出部122による処理の前に除外しておく。
例えば、図7に示すような、すべて同一の区間からなる3つのルート(第一ルートないし第三ルート)がルート候補検索部121によって検索された場合は、全体所要時間が最も短い第二ルートを残し、第一および第三ルートを上限所要時間算出部122による処理の前に除外する。または、料金が最も安いルートのみを残すようにしてもよい。
ただし、西明石から新横浜までのルートとして、西明石から新横浜まで1本の新幹線ひかり号のみを利用するルートと、西明石から新大阪まで1本の新幹線こだま号を利用し新大阪から新横浜まで1本の新幹線のぞみ号を利用するルートとが検索された場合は、好適ルート選出部123は、両者を、相違する区間を有するルートとして、取り扱う。
図8はルート提示装置1におけるルートの提示の処理の流れの例を説明するフローチャートである。
次に、ルート提示装置1の全体的な処理の流れを、図8のフローチャートなどを参照しながら説明する。
ユーザは、条件指定画面HG1(図3参照)をルート提示装置1に予め表示させておく。そして、自分の知りたいルートの出発地、目的地、および出発時刻を指定する。
ルート提示装置1は、それらの指定を受け付けると(図8の#1)、その出発時刻にその出発地を出発しその目的地に到着するまでのルートを、所定の数だけ検索する(#2)。検索したルートを、全体所要時間の短い順にソートする(#3)。
例えば、ユーザが出発地、目的地、および出発日時として、それぞれ、「京橋」、「新子安」、および「9時」を指定した場合は、新幹線、飛行機、または高速バスなどの乗物を利用した様々なルートが検索される。以下、京橋から新子安までの好適なルートを提示する場合を例に説明する。
ルート提示装置1は、ステップ#2で検索したルートのうち全体所要時間が一番短いルート(1件目のルート)に注目し、そのルートの検索結果のデータを読み込む(#4、#7)。ここでは、図4(a)に示す第一ルートが注目されたものとする。
そのルートの全体所要時間に係数αを掛けることによって、上限所要時間を算出する(#9)。係数αとして「1.2」が設定されている場合は、第一ルートの全体所要時間「3時間6分」に「1.2」を掛けることによって(つまり、第一ルートの全体所要時間に、その2割を加算することによって)、「3時間43分」という上限所要時間が算出される。
現在注目しているルートの全体所要時間が上限所要時間を超えていないか否かをチェックし、超えていなければ(#10でNo)、ユーザに対して提示する候補としてそのルートを選出する(#11)。超えていれば(#10でYes)、選出しない。
2件目以降のルートについても順次注目し、1件目のルートに対する処理と同様の処理を行う(#7〜#12)。ただし、2件目以降のルートについては(#8でNo)ステップ#9の上限所要時間を算出する処理は行わない。
ステップ#2で検索したルートすべてに注目し提示の候補とするルートを選出したら(#5でYes)、選出したルートを、1回の乗車時間が長い乗物を含む順にソートする(#13)。
例えば、図4、図5に示す第一ルートないし第四ルートの4つのルートが選出された場合は、次のようにソートする。まず、第一ルートないし第四ルートそれぞれの中から、最長の乗車時間(所要時間)を抽出する。つまり、第一、第二、第三、および第四ルートそれぞれの中から「2時間17分」、「1時間10分」、「1時間15分」、および「1時間17分」を抽出する。
これら4つの所要時間のうちの最長の所要時間を有するルートつまり第一ルートを、1番目に配置する。2番目に長い所要時間を有するルートつまり第四ルートを2番目に配置する。以下、同様に、長い所要時間を有する順に、第三ルート、第二ルートをそれぞれ3、4番目に配置する。
フローチャートに戻って、ルート提示装置1は、ソートの結果に応じて各ルートの情報を配置した検索結果画面HG2(図6参照)を生成し表示する(#14)。
図9は京橋から由布院までのルートの例を示す図である。次に、出発地、目的地、および出発時刻以外の条件が指定された場合の、ルート提示装置1の処理の流れについて、説明する。
ユーザは、出発地、目的地、および出発時刻としてそれぞれ「京橋」、「由布院」、および「16時30分」を指定し、目的地への到着の時期として「出発日の翌朝」を指定したとする。
ルート提示装置1は、前に説明した京橋から新子安までのルートの検索の場合と同様に、それらの指定を受け付けると(図8の#1)、その出発時刻にその出発地を出発しその目的地に到着するまでのルートを、所定の数だけ検索し(#2)、全体所要時間の短い順にソートする(#3)。
全体所要時間が一番短いルート(1件目のルート)に注目し、そのルートの検索結果のデータを読み込む(#4、#7)。ここでは、図9(c)に示す第三ルートが注目されたものとする。
注目したルートが、出発地、目的地、および出発時刻以外の条件を満たしているか否かをチェックする(#6)。ここでは、出発日の翌朝に目的地に到着するか否かをチェックする。第三ルートは、この条件を満たさないので、ユーザに対して提示する対象から除外する(#6でNo)。
ルート提示装置1は、その次に全体所要時間の短いルートに注目する。ここでは、図9(b)に示す第二ルートに注目したとする。
第二ルートは出発日の翌朝に目的地に到着するという条件を満たしている最初のルートなので(#6でYesかつ#8でYes)、第二ルートの全体所要時間に基づいて上限所要時間を算出する(#9)。係数αとして「1.2」が設定されている場合は、第二ルートの全体所要時間「13時間10分」に「1.2」を掛けることによって、「15時間48分」という上限所要時間が算出される。
現在注目しているルートの全体所要時間が上限所要時間を超えていないか否かをチェックし、超えていなければ(#10でNo)、ユーザに対して提示する候補としてそのルートを選出する(#11)。超えていれば(#10でYes)、選出しない。
他のルートについても、順次注目し、ユーザが指定した条件を満たしかつ全体所要時間が上限所要時間を超えていなければ(#6でYesかつ#10でNo)、提示の候補として選出する。
前に説明した京橋から新子安までのルートの検索の場合と同様に、選出したルートをソートする(#13)。図9(a)(b)それぞれ示される第一ルートおよび第二ルートが選出された場合は、1回の乗車時間が長い乗物を含む順に、第一ルート、第二ルートとソートされる。そして、ルート提示装置1は、ソートしたルートの情報を配置した検索結果画面HG2を表示する(#14)。
図10は京橋から道後温泉までのルートの例を示す図、図11は検索結果画面HG2の例を示す図である。
ユーザが、出発地、目的地、および出発時刻としてそれぞれ「京橋」、「道後温泉」、および「19時45分」を指定し、目的地への到着の時期として「出発日の翌朝」を指定したとする。この場合も、ルート提示装置1は、上述の由布院の例と同様に、図8のフローチャートの手順で処理を行う。
図10(a)〜(c)に示す第一ルートないし第三ルートがステップ#2において検索され、かつ、係数αが「1.2」である場合は、上限所要時間は「8時間6分×1.2=9時間43分」なので、ステップ#11において第三ルートだけが選出される。
上記の条件に加え、夜行バスを利用しないという条件をユーザが指定した場合は、第三ルートはステップ#6で除外される。よって、上限所要時間は「10時間11分×1.2=12時間13分」となり、ステップ#11において第一ルートおよび第二ルートが選出される。
または、特定の要件を有するルートに対して加点を行うようにしてもよい。例えば、ユーザの好みの設備(ベッド、シャワー、大浴場、または食堂など)を備える乗物を利用するルートに対して行うようにしてもよい。
加点は、ステップ#10において上限所要時間とそのルートの全体所要時間との比較を行う前に、そのルートの全体所要時間から所定の時間を減らすことによって行えばよい。
例えば、大浴場を備える乗物を利用するルートに対して2時間分の加点(アドバンテージ)を与える旨が設定されている場合において、関西汽船およびオレンジフェリーに大浴場が備えられている場合は、第一ルートおよび第二ルートそれぞれの全体所要時間を2時間ずつ減らし、「9時間27分」および「8時間11分」とする。よって、夜行バスを利用しないという条件が指定されていなければ、上限所要時間は「8時間6分×1.2=9時間43分」となり、前述の場合とは異なり、ステップ#11において第三ルートだけでなく第一ルートおよび第二ルートの両方が選出される。
また、ルート提示装置1は、ユーザの好みの設備を備える乗物を利用するルートを選出した場合は、図11のように、その設備の存在を知らせるメッセージをそのルートと対応付けるように配置した状態で、検索結果画面HG2を表示する。
なお、乗物の設備の情報は、交通会社のサーバなどから適宜ダウンロードすることによって取得してもよいし、ルート提示装置1自身のデータベースに予め蓄積しておいてもよい。また、ユーザの好みは、検索を行うごとにユーザに指定させてもよいし、予め登録しておいてもよい。
どの設備がある場合にどれくらいの加点を行うのかを示す情報も、サーバからダウンロードしてもよいし、ルート提示装置1自身のデータベースに予め蓄積しておいてもよい。
または、所定の設備を備える乗物を利用するルートを、そのルートとの全体所要時間の差が所定の範囲内であれば、他のルートよりも優先的に(上の順位で)提示してもよい。例えば、大浴場を備える乗物を利用するルートの全体所要時間が10時間であって、大浴場を備える乗物を一切利用しないルートの全体所要時間が9時間30分であって、所定の範囲が1時間である場合においては、前者を後者よりも上の順位に配置して提示してもよい。
図12および図13は道後温泉から京橋までのルートの例を示す図である。早朝に終点に到着する乗物は、到着後しばらくの間、寝台または座席などの設備の利用を引き続き認めるサービス(いわゆるレイトチェックアウトサービス)を提供することがある。
ルート提示装置1は、このサービスのある乗物を利用するルートをも検索し、ユーザに提示してもよい。しかし、このサービスを利用すると、全体所要時間が増えて上限所要時間を超えてしまい、そのルートが選出されず漏れてしまうことがある。
そこで、このようなルートをユーザに提示できるようにするための方法を、ユーザが出発地、目的地、および出発時刻としてそれぞれ「道後温泉」、「京橋」、および「21時」を指定し、かつ、目的地への到着の時期として「出発日の翌朝」を指定した場合を例に、説明する。
この場合も、ルート提示装置1は、原則として、図8のフローチャートの手順で処理を行う。ステップ#2において、図12、S2に示す第一ルートないし第四ルートの4つのルートを検索したとする。
ルート提示装置1は、ステップ#10において、レイトチェックアウトサービスを提供するルートの全体所要時間をそのまま上限所要時間と比較するのではなく、レイトチェックアウトサービスの利用時間を全体所要時間から引いた値を上限所要時間と比較する。例えば、図13(a)に示す第三ルートの場合は、レイトチェックアウトサービスの利用時間「2時間10分」をその全体所要時間から減算した値を、上限所要時間と比較する。そして、その結果、上限所要時間を超えない場合は、そのルートを提示の候補として選出する(#11)。
または、レイトチェックアウトサービスも、前述の大浴場などの設備と同様に取り扱い、レイトチェックアウトサービスを利用するルートに対して加点を行うようにしてもよい。乗物のサービスの情報は、交通会社のサーバなどから適宜ダウンロードすることによって取得してもよいし、ルート提示装置1自身のデータベースに予め蓄積しておいてもよい。
または、次のような手順で処理を行ってもよい。ステップ#2において、レイトチェックアウトサービスを考慮せず、ルートの検索を行う。そうすると、この時点では、図13(a)の第三ルートは得られない。
ステップ#2で検索したルートの中から提示の候補を選出したら(#5でYes)、さらにその中から、レイトチェックアウトサービスを提供する乗物を利用するルートを検索する。すると、図12(b)に示すルートが見つかる。
そして、そのルートにレイトチェックアウトサービスの利用の工程を追加することによって、図13(a)のような新たなルートを生成し、このルートを、前に選出したルートとともに、ユーザに提示する(#14)。
本実施形態によると、出発地から目的地までの所要時間がある程度の範囲内であれば、1回の乗車時間が長い乗物を含むルートの順に、優先的にユーザに対して提示する。よって、移動時間が短いこと以外の快適性を有するルートをユーザに提示することができる。
本実施形態では、1台のルート提示装置1のみによる、いわゆるスタンドアロン型のシステムを例に説明したが、好適なルートの選出およびソートなどをサーバに実行させ、その結果の表示を端末装置に実行させるように、構成してもよい。
その他、ルート提示装置1の全体または各部の構成、処理内容、処理順序、データベースの構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
ルート提示装置の全体的な構成およびルート提示装置本体のハードウェア構成の例を示す図である。 ルート提示装置の機能的構成の例を示す図である。 条件指定画面の例を示す図である。 京橋から新子安までのルートの例を示す図である。 京橋から新子安までのルートの例を示す図である。 検索結果画面の例を示す図である。 大阪から新横浜までのルートの例を示す図である。 ルート提示装置におけるルートの提示の処理の流れの例を説明するフローチャートである。 京橋から由布院までのルートの例を示す図である。 京橋から道後温泉までのルートの例を示す図である。 検索結果画面の例を示す図である。 道後温泉から京橋までのルートの例を示す図である。 道後温泉から京橋までのルートの例を示す図である。
符号の説明
1 ルート提示装置
103 検索結果表示処理部(ルート提示手段)
121 ルート候補検索部(ルート検索手段)
122 上限所要時間算出部(上限所要時間算出手段)
123 好適ルート選出部(ルート選出手段)

Claims (7)

  1. 出発地から目的地までのルートを複数検索し、検索された複数の前記ルートの中から全体の所要時間が上限の時間以内であるものを候補ルートとして選出する候補ルート選出手段と、
    前記候補ルート選出手段によって選出された前候補ルートの中から、1つの乗物に乗っている時間が最長であるものを好適ルートとして選出する、好適ルート選出手段と、
    前記好適ルート選出手段によって選出された前記好適ルートを提示するルート提示手段と、
    を有することを特徴とするルート提示装置。
  2. 出発地から目的地までのルートを複数検索し、検索された複数の前記ルートを全体の所要時間の短い順にソートするルート検索手段と、
    前記ルート検索手段によって検索された複数の前記ルートの全体の所要時間のうちの最短である所要時間に所定の時間を加えることによって上限所要時間を算出する上限所要時間算出手段と、
    前記ルート検索手段によって検索された複数の前記ルートのうち、全体の所要時間が前記上限所要時間以下であるものを選出する、ルート選出手段と、
    前記ルート選出手段によって選出された前記ルートを、1つの乗物に乗っている時間が最長であるものから順に提示する、ルート提示手段と、
    を有することを特徴とするルート提示装置。
  3. 前記ルート提示手段は、前記ルート検索手段によって検索された前記ルートで利用する乗物に所定の設備が備わっている場合は、当該ルートとの全体の所要時間の差が所定の範囲内であれば、当該ルートを、所定の設備が備わっている乗物を利用しない他のルートよりも優先的に提示する、
    請求項2記載のルート提示装置。
  4. 前記ルート選出手段は、前記ルート検索手段によって検索された複数の前記ルートのうち所定の設備が備わっている乗物を利用するものについては、当該ルートの全体の所要時間が前記上限所要時間以下でなくても、その差が所定の時間以内であれば、選出する、
    請求項2または請求項3に記載のルート提示装置。
  5. 前記ルート選出手段は、すべての区間が同一である複数の前記ルートについては、全体の所要時間が最短であるもののみを選出する、
    請求項2ないし請求項4のいずれかに記載のルート提示装置。
  6. コンピュータに、
    出発地から目的地までのルートを複数検索し、検索した複数の前記ルートの中から全体の所要時間が上限の時間以内であるものを候補ルートとして選出する第一の処理と、
    前記第一の処理で選出た前候補ルートの中から、1つの乗物に乗っている時間が最長であるものを好適ルートとして選出する第二の処理と、
    前記第二の処理で選出した前記好適ルートを提示する処理と、
    を実行させることを特徴とするルート提示方法。
  7. 出発地から目的地までのルートを検索し提示するコンピュータのために用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    1組の出発地および目的地について前記ルートを複数検索し、検索した複数の前記ルートの中から全体の所要時間が上限の時間以内であるものを候補ルートとして選出する第一の処理と、
    前記第一の処理で選出た前候補ルートの中から、1つの乗物に乗っている時間が最長であるものを好適ルートとして選出する第二の処理と、
    前記第二の処理で選出した前記好適ルートを提示する処理と、
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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