JP4916049B2 - エチレン低重合体の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は不飽和二重結合を有する炭素数4〜24までのエチレン低重合体の製造方法に関し、詳しくは、高分子重合体、可塑剤、界面活性剤などの原料として有用なエチレン低重合体を製造する際、より純度の高い、高品質のエチレン低重合体を製造することのできる方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
炭素数4〜24までのα位に不飽和二重結合を有する線状エチレン低重合体は、オレフィン系重合体のモノマーとして、また各種高分子重合体のコモノマーとして、さらには可塑剤や界面活性剤などの原料として広く用いられている有用な物質である。このエチレン低重合体は、通常、エチレンを原料としてチーグラー系触媒を用いて重合し製造されているが、この製造プロセスは、一般に、重合反応系、未反応エチレン回収系、触媒の失活および脱灰系、反応溶媒および目的とするエチレン低重合体の分留系からなっている(例えば、特開平3−220135号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような製造プロセスからなる方法においては、最終的に分留系において得られた有機溶媒を再使用を目的として重合反応系にリサイクルした場合、リサイクルされる有機溶媒中に相当量の生成したエチレン低重合体のオレフィンが混入する。また、一般に、上記方法で製造されたエチレン低重合体には、パラフィン、内部オレフィン、分岐オレフィン等の不純物が含まれ、これらの不純物は最終製品であるポリエチレン樹脂等の著しい品質低下を招くこととなる。特に、有機溶媒を重合反応系にリサイクルし反応溶媒として使用する場合、この有機溶媒中のエチレン以外のオレフィンの存在により、上記のような望ましくない結果が著しいことがわかった。また、触媒は溶媒下で調合されるが、オレフィンの存在により触媒活性が低下したり、オレフィンの重合により触媒フィードラインに詰まりが生じる可能性がある。
すなわち、本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであり、チーグラー系触媒を使用し、かつ反応溶媒をリサイクルして使用するエチレン低重合体の製造において、不純物を含まないより高純度のエチレン低重合体を得ることのできる方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、反応系に存在するエチレン以外のオレフィン分、特に反応溶媒、とりわけリサイクルして使用される反応溶媒から反応系に導入される上記オレフィン分の量を低減することによって、本発明の上記目的を達成できることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて完成したものである。
すなわち、本発明は、チーグラー系触媒の存在下、有機溶媒中でエチレンの重合反応を行い、得られた重合反応生成物を蒸留することにより分離された有機溶媒を該重合反応に循環し使用するエチレン低重合体の製造方法であって、上記重合反応系における、特に、上記重合反応系に循環する有機溶媒中における炭素数3以上のオレフィンの濃度を2重量%以下とするエチレン低重合体の製造方法を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明においては、エチレン低重合体はチーグラー系触媒の存在下、エチレンを重合させることによって得られる。このチーグラー系触媒は、(A)遷移金属化合物、(B)有機アルミニウム及び所望に応じて用いられる(C)第三成分の組み合わせから成っており、(A)遷移金属化合物としては、一般式
MXx y z (I)
〔式中、Mはジルコニウム原子又はチタン原子、Xはハロゲン原子(塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子)であり、YはRO−、R2 N−、−OCOR、−OSO3 R、R−、−Cp(シクロペンタジエニル)(但しR、R’、R”は炭素数1〜20の直鎖または分岐アルキル基)、または(II) 式で表されるβジケトナートである。
【0006】
【化1】
Figure 0004916049
【0007】
(但し、(II) 式中、R1 、R2 及びR3 はそれぞれ独立して、水素原子、炭素数1〜20のアルキル基またはハロゲン原子で置換された炭素数1〜20のアルキル基であり、R1 、R2 及びR3 のうち一つはハロゲン原子で置換された炭素数1〜20のアルキル基である。)また、x,y,zは0〜4の整数であり、x+y+z=4である。〕
で表される化合物が用いられる。このような化合物の具体例としては、
【0008】
ZrCl4 ,ZrBr4 ,ZrI4 ,ZrBrCl3 ,ZrBr2 Cl2 ,TiCl4 ,TiBr4 ,TiI4 ,TiBrCl3 ,TiBr2 Cl2 ,Zr(OC2 5 4 ,Zr(OC2 5 2 Cl2 ,Zr(O−n−C3 7 4 ,Zr(O−n−C3 7 2 Cl2 ,Zr(O−iso−C3 7 4 ,Zr(O−iso−C3 7 2 Cl2 ,Zr(O−n−C4 9 4 ,Zr(O−n−C4 9 2 Cl2 ,Zr(O−iso−C4 9 4 ,Zr(O−iso−C4 9 2 Cl2 ,Zr(O−tert−C4 9 4 ,Zr(O−tert−C4 9 2 Cl2 ,Zr((CH3 2 N)4 ,Zr((C2 5 2 N)4 ,Zr((n−C3 7 2 N)4 ,Zr((iso−C3 7 2 N)4 ,Zr((n−C4 9 2 N)4 ,Zr((tert−C4 9 2 N)4 ,Zr(OSO3 CH3 4 ,Zr(OSO3 2 5 4 ,Zr(OSO3 3 7 4 ,Zr(OSO3 4 9 4 ,ZrCp2 Cl2 ,ZrCp2 ClBr,Ti(OC2 5 4 ,Ti(OC2 5 2 Cl2 ,Ti(O−n−C3 7 4 ,Ti(O−n−C3 7 2 Cl2 ,Ti(O−iso−C3 7 4 ,Ti(O−iso−C3 7 2 Cl2 ,Ti(O−n−C4 9 4 ,Ti(O−n−C4 9 2 Cl2 ,Ti(O−iso−C4 9 4 ,Ti(O−iso−C4 9 2 Cl2 ,Ti(O−tert−C4 9 4 ,Ti(O−tert−C4 9 2 Cl2 ,Ti((CH3 2 N)4 ,Ti((C2 5 2 N)4 ,Ti((n−C3 7 2 N)4 ,Ti((iso−C3 7 2 N)4 ,Ti((n−C4 9 2 N)4 ,Ti((tert−C4 9 2 N)4 ,Ti(OSO3 CH3 4 ,Ti(OSO3 2 5 4 ,Ti(OSO3 3 7 4 ,Ti(OSO3 4 9 4 ,TiCp2 Cl2 ,TiCp2 ClBr,Zr(OCOC2 5 4 ,Zr(OCOC2 5 2 Cl2 ,Zr(OCOC3 7 4 ,Zr(OCOC3 7 2 Cl2 ,Zr(OCOC3 7 4 ,Zr(OCOC3 7 2 Cl2 ,Zr(OCOC4 9 4 ,Zr(OCOC4 9 2 Cl2 ,Ti(OCOC2 5 4 ,Ti(OCOC2 5 2 Cl2 ,Ti(OCOC3 7 4 ,Ti(OCOC3 7 2 Cl2 ,Ti(OCOC3 7 4 ,Ti(OCOC3 7 2 Cl2 ,Ti(OCOC4 9 4 ,Ti(OCOC4 9 2 Cl2 ,ZrCl2 (HCOCFCOF)2 ,ZrCl2 (CH3 COCFCOCH3 2
などを挙げることができる。
【0009】
(B)有機アルミニウムとしては、一般式
AlYa b c d (III)
〔式中、Xはハロゲン原子(塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子)であり、YはRO−、R2 N−、−OCOR、及びR−(但しRは炭素数1〜20の直鎖又は分岐アルキル基であり、a、b、c、dは0〜3の整数で、a+b+c+d=3である。)〕
で表される化合物、及び/又は一般式
Al2 a'b'c'd' (IV)
で表される化合物を挙げることができる。
〔式中、Xはハロゲン原子(塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子)であり、YはRO−、R2 N−、−OCOR、−RCOCR’COR”、およびR−(但しR、R’、R”は炭素数1〜20の直鎖又は分岐アルキル基であり、a’、b’、c’、d’は0〜6の整数で、a’+b’+c’+d’=6である。)〕
【0010】
前記の一般式(III)で表される化合物としては、例えば、
Al(CH3 3 ,Al(C2 5 3 ,Al(C3 7 3 ,Al(iso−C3 7 3 ,Al(C4 9 3 ,Al(iso−C4 9 3 ,Al(C5 113 ,Al(C6 133 ,Al(C8 173 ,Al(C2 5 2 Cl,Al(C2 5 2 Br,Al(C2 5 2 I,Al(C2 5 )Cl2 ,Al(C2 5 )Br2 ,Al(C2 5 )I2 ,AlC2 5 (OC2 5 2 ,AlC2 5 (OC3 7 2 ,AlC2 5 (OC4 9 2 ,Al(OC2 5 2 Cl,Al(OC3 7 2 Cl,Al(OC4 9 2 Cl,Al(OC2 5 )Cl2 ,Al(OC3 7 )Cl2 ,Al(OC4 9 )Cl2 ,AlC2 5 (OCOC2 5 2 ,AlC2 5 (OCOC3 7 2 ,AlC2 5 (OCOC4 9 2 ,Al(OCOC2 5 2 Cl,Al(OCOC3 7 2 Cl,Al(OCOC4 9 2 Cl,Al(OCOC2 5 )Cl2 ,Al(OCOC3 7 )Cl2 ,Al(OCOC4 9 )Cl2 ,Al(C2 5 2 OC2 5 ,Al(C2 5 2 OC3 7 ,Al(C2 5 2 OC4 9 ,Al(C2 5 2 N(C2 5 2 ,Al(C2 5 2 N(C3 7 2 ,Al(C2 5 2 N(C4 9 2
などが挙げられ、前記一般式(IV)で表される化合物としては、例えば、
【0011】
Al2 (CH3 )Cl3 ,Al2 (CH3 3 Br3 ,Al2 (C2 5 3 Cl3 ,Al2 (C2 5 3 Br3 ,Al2 (C2 5 3 3 ,Al2 (C2 5 2 BrCl2 ,Al2 (C3 7 3 Cl3 ,Al2 (iso−C3 7 3 Cl3 ,Al2 (C4 9 3 Cl3 ,Al2 (iso−C4 9 3 Cl3 ,Al2 (C5 113 Cl3 ,Al2 (C8 173 Cl3 ,Al2 (C2 5 2 (CH3 )Cl3 ,Al2 (OC2 5 3 Cl3 ,Al2 (OC3 7 3 Cl3 ,Al2 (OC4 9 3 Cl3 ,Al2 (OCOC2 5 3 Cl3 ,Al2 (OCOC3 7 3 Cl3 ,Al2 (OCOC4 9 3 Cl3 などが挙げられる。
【0012】
さらに、所望に応じて用いられる(C)第三成分としては、イオウ化合物、リン化合物および窒素化合物の中から選ばれた少なくとも1種の化合物が使用できる。この第三成分は、製品であるエチレン低重合体の純度向上に寄与するものである。
イオウ化合物としては、有機イオウ化合物であればよく、特に制限はないが、例えば、硫化ジメチル、硫化ジエチル、硫化ジプロピル、硫化ジヘキシル、硫化ジシクロヘキシル、ジフェニルチオエーテルなどのチオエーテル類:二硫化ジメチル、二硫化ジエチル、二硫化ジプロピル、二硫化ジブチル、二硫化ジヘキシル、二硫化ジシクロヘキシル、二硫化エチルメチルなどの二硫化ジアルキル化合物;チオフェン、2−メチルチオフェン、3−メチルチオフェン、2,3 −ジメチルチオフェン、2−エチルチオフェン、ベンソチオフェンなどのチオフェン類やテトラヒドロチオフェン、チオピランなどのヘテロ環イオウ化合物;ジフェニルイオウ、二硫化ジフェニル、二硫化メチルフェニル、メチルフェニルイオウなどの芳香族イオウ化合物:チオ尿素;メチルスルフィド、エチルスルフィド、ブチルスルフィトなどのスルフィド類などが好ましく用いられる。
【0013】
リン化合物としては、有機リン化合物であればよく特に制限はないが、例えば、トリフェニルホスフィン、トリエチルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリプロピルホスフィン、トリオクチルオスフィン、トリシクロヘキシルホスフィンなどのホスフィン類が好ましく用いられる。
また、窒素化合物としては、有機窒素化合物であればよく、特に制限はないが、例えば、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ペンチルアイン、ヘキシルアミン、シクロヘキシルアミン、オクチルアミン、デシルアミン、アニリン、ベンジルアミン、ナフチルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジブチルアミン、ジフェニルアミン、メチルフェニルアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、トリフェニルアミン、ピリジン、ピコリンなどの有機アミン類が好ましく用いられる。
【0014】
本発明においては、前記種々のイオウ化合物、リン化合物、窒素化合物中でも、例えば、二硫化ジメチル、チオフェン、チオ尿素、トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリオクチルホスフィン、アニリンなどから選ばれた1種または2種以上の化合物を好適に使用することができる。
このエチレンの重合反応は、通常、有機溶媒中において行われる。この有機溶媒としては、例えば、シクロヘキサンやデカリンなどの脂環式化合物類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、エチルベンゼン、ジクロロベンゼン、クロロトルエンなどの芳香族炭化水素類やそのハロゲン化合物、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカンなどの脂肪族炭化水素類、ジクロロエタン、ジクロロブタンなどの脂肪族炭化水素のハロゲン化物などを使用することができる。
【0015】
本発明における、前記(A)成分、(B)成分、(C)成分および前記有機溶媒の配合割合は、有機溶媒250ミリリットル当たり、通常(A)成分を0.01〜5ミリモル、好ましくは、0.03〜1ミリモル、(B)成分を通常、0.05〜15ミリモル、好ましくは0.06〜3ミリモル、(C)成分を通常、0.05〜20ミリモル、(C)成分として前記イオウ化合物を用いる場合には、好ましくは0.1〜10ミリモル、(C)成分として窒素化合物またはリン化合物を用いる場合には好ましくは0.05〜5ミリモルである。
また、前記(A)成分と(B)成分との配合比に関しては、Al/Zr又はTi(モル比)を1〜15の範囲に設定することによって、さらに好ましい結果を得ることができる。
【0016】
本発明におけるエチレンの重合反応は、通常100〜150℃の温度において、30〜90kg/cm2・G(2.94〜8.82MPa)の加圧下で行われる。また反応時間は、温度や圧力によって左右され一律に決めることができないが、通常10分ないし60分程度で十分である。
本発明の製造方法において、原料としてエチレンが用いられ、また、得られるエチレン低重合体は、炭素数4〜24、特に4〜18のα位に不飽和二重結合を有する線状の各種低重合体で、具体的には、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン等であり、このエチレン低重合体はそれらの混合物として生成する。
【0017】
本発明においては、エチレンを重合して得られた反応生成液について、続いて未反応エチレンの回収、触媒の失活および脱灰処理を行う。ここにおいては、重合反応終了後の反応生成液の温度を90℃以上に保持することが必要である。該温度は90℃以上であれば特に制限はないが、通常は90〜150℃、好ましくは100〜130℃である。該温度を高温にしすぎると製品純度の低下を招くことがあるので好ましくない。
重合反応によって副生するポリマーの量は反応条件によって一律ではないが、通常は300〜500ppmであり、反応生成液を90℃以上に保持することによって溶解し、重合反応に使用する有機溶媒の種類に関わらず安定した運転を続行することができる。
【0018】
本発明においては、次いで、処理系を4kg/cm2・G(0.39MPa)程度の圧力として失活剤を導入して、触媒の失活処理を行う。この際、用いる失活剤としては、塩基性窒素化合物、水、アルコール、カルボン酸、フェノール類が挙げられ、このうち、塩基性窒素化合物としては、例えば、アンモニアまたはメチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ペンチルアミン、ヘキシルアミン、シクロヘキシルアミン、オクチルアミン、デシルアミン、アニリン、ベンジルアミン、ナフチルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジブチルアミン、ジフェニルアミン、メチルアフェニルアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、トリフェニルアミン、ピリジン、ピコリンなどのアミン類を挙げることができる。
【0019】
上記失活処理の後、脱灰処理を行い、更に有機溶媒および未反応エチレンを蒸留によって分離回収する。回収された未反応エチレンおよび有機溶媒は重合反応系にリサイクルされる。
本発明における目的生成物であるエチレン低重合体は、多段形式の蒸留処理によって所望の各種エチレン低重合体混合生成物として得ることができる。この混合生成物は反応条件を適宜選択することによって、所望の炭素数のエチレン低重合体をより多量に取得することもできる。
【0020】
本発明においては、上記蒸留工程により、分離回収された有機溶媒を重合反応系にリサイクルし、反応溶媒として使用するが、その際、その溶媒中の炭素数3以上のオレフィン、例えば、炭素数4、8等のオレフィンの濃度を2重量%以下とすることが必要である。上記濃度が2重量%を超える場合は、製造されたエチレン低重合体中の不純物が増大し、最終製品のポリエチレン樹脂等の品質低下を招くこととなる。このため、本発明においては、リサイクルする有機溶媒中の上記オレフィン濃度を、好ましくは1重量%以下、更に好ましくは0.5重量%以下とする。
【0021】
本発明においては、分離回収された有機溶媒中の炭素数3以上のオレフィン濃度を2重量%以下とすべく、下記のような方法で蒸留することが好ましい。
蒸留装置としては、2以上の複数の蒸留塔からなるものが好ましい。蒸留装置のフローとして、例えば2塔の蒸留塔で溶媒を分離回収する場合、第1蒸留塔で溶媒より軽質なオレフィン及び水分を塔頂から分離し、塔底液を第2蒸留塔に導入し、第2蒸留塔塔頂から溶媒を回収することが可能である。この場合、各々の蒸留塔の理論段数は30段以上、還流比は4以上とすることが好ましい。
本発明においては、上記重合反応系に循環する有機溶媒中の水分濃度が8重量ppm以下であることが更に好ましい。上記水分濃度が8重量ppmを超える場合は、使用する触媒の活性が低下し、高活性を維持出来ない。このため、本発明においては、リサイクルする溶媒中の水分濃度を、好ましくは5重量ppm以下とする。
【0022】
次に、本発明の好適な態様を添付図面に従って説明する。第1図は、本発明を実施するための工程図の1例であって、反応器1において得られた、チーグラー系触媒、溶媒、未反応エチレンおよびエチレン低重合体を含有する反応生成液は、制御弁2を介して1段目フラッシュ槽3へ、さらに制御弁5を介して2段目フラッシュ槽6へ供給される。なお、1段目フラッシュ後の生成液は所定温度以上に保つために2段目フラッシュ槽に供給される前に熱交換器4で加熱される。これらのフラッシュ槽において、反応生成液中に溶存している未反応エチレンが回収される。次に、この反応生成液は、失活機8に送られ、失活剤13により触媒が失活される。また回収エチレン中に僅かに同伴する軽質α−オレフィンはポット10で回収され失活機8に送られる。次に、脱灰機9に送られ、洗浄水14により洗浄後、分離槽15に送られる。この分離槽15において油槽と水槽とに分離され、水槽は排水16として系外に廃棄されると共に、油槽は熱交換器17およびポンプ18を備えた溶解槽19に送られ、加熱されて、その中のポリマーが再び完全に溶解されたのち蒸留系に送られ、溶媒およびエチレン低重合体が分留される。
本発明においては、分離回収された有機溶媒中の炭素数3以上のオレフィン濃度を2重量%以下とするとともに、それぞれのエチレン低重合体を分離するには複数の蒸留塔を用いて蒸留することが好ましい。蒸留系のフローは種々のものが挙げられるが、例として第3図及び第4図に示す2つの方法を挙げることができる。
【0023】
蒸留フロー例1(第3図)
脱灰処理後の液は第1蒸留塔30に導入され、塔頂からはC6以下のエチレン低重合体であるα−オレフィンを主成分とする液が抜出され、塔底からはC8以上のエチレン低重合体であるα−オレフィンと有機溶媒を主成分とする液が得られる。
第1蒸留塔30塔頂液は、第2蒸留塔31に導入され、塔頂よりオフガスと水を抜出し、塔底より得られたC4以上のα−オレフィンは第3蒸留塔32へ導入され、塔頂よりC4、塔底よりC6のα−オレフィンが得られる。
第1蒸留塔30塔底液は第4蒸留塔33へ導入され塔頂から有機溶媒を得て、塔底液としてC8以上のエチレン低重合体であるα−オレフィンを主成分とする液が得られる。また、本発明においては、ここで得られる有機溶媒を再度反応溶媒として重合反応系にリサイクルする。第4蒸留塔33塔底液は、上記と同様に蒸留塔34,35,36,37,38,39へ順次導入し、塔頂よりC8、C10、C12、C14、C16、C18のエチレン低重合体であるα−オレフィンを得て、最終蒸留塔39の塔底からは、C20以上のエチレン低重合体であるα−オレフィンを主成分とする液が得られる。
【0024】
蒸留フロー例2(第4図)
脱灰処理後の液は第1蒸留塔40に導入され、塔頂からはC8以下のエチレン低重合体であるα−オレフィンと有機溶媒を主成分とする液が抜出され、塔底からはC10以上のエチレン低重合体であるα−オレフィンを主成分とする液が得られる。塔頂液は、第2蒸留塔41に導入され、塔頂よりオフガスと水を抜出し、塔底より得られたC4以上のα−オレフィンと有機溶媒は、第3蒸留塔42、第4蒸留塔43、第5蒸留塔44へ順次導入され、塔頂よりC6、有機溶媒を得て、44塔底液としてC8が得られる。ここで得られた有機溶媒は、本発明においては、再度反応溶媒として重合反応系にリサイクルする。蒸留塔40より得られた塔底液は、上記と同様に蒸留塔45,46,47,48,49を順次導入し、塔頂よりC10、C12、C14、C16、C18のエチレン低重合体であるα−オレフィンを得て、最終蒸留塔49の塔底からは、C20以上のエチレン低重合体であるα−オレフィンを主成分とする液が得られる。
【0025】
【実施例】
以下に、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明はこれらの例によってなんら制限されるものではない。
実施例1
〔触媒の調製〕
500ミリリットルの攪拌機付フラスコに、アルゴン雰囲気下で25ミリモルの無水四塩化ジルコニウムと乾燥したシクロヘキサン250ミリリットルを導入し、10分間室温で攪拌した。これにトリエチルアルミニウム[(C2H5)3Al ]を添加し、次いでエチルアルミニウムセスキクロライド[(C2H5)3Al2Cl3 ]を添加した。トリエチルアルミニウムとエチルアルミニウムセスキクロライドの量は、(C2H5)3Al2Cl3/(C2H5)3Al =3.5(モル比)、[(C2H5)3Al2Cl3 +(C2H5)3Al ]/ZrCl4 =7(モル比)になるようにした。全て加え終わったらアルゴン雰囲気下で70℃、2時間加熱、攪拌し、錯体を形成させ触媒液を調製した。
【0026】
〔重合反応〕
反応は完全混合槽タイプ(内容積1リットル)反応器を用いて連続的に行った。触媒液は前記触媒液とアルゴン雰囲気下で乾燥したシクロヘキサンを混合し、四塩化ジルコニウムの濃度を0.08ミリモル/l−シクロヘキサンに調整し、さらにチオフェンを四塩化ジルコニウムに対して3倍モルになるように添加したものを反応器に一定量(700cc/ 時間)供給した。反応器のレベルは500ccとして滞留時間は溶媒基準で約43分とした。反応は120℃、65kg/cm2・G(6.4MPa)で行い、500rpmの攪拌回転数とした。また、高純度のエチレンガスを反応圧力を65kg/cm2・Gに維持するように連続的に供給した。条件と結果を第1表に示す。
【0027】
【表1】
Figure 0004916049
【0028】
〔触媒の失活処理〕
上記重合反応において得られた反応生成液をシクロヘキサン546g/時間 (700cc/時間) 、エチレン低重合体225g/時間、合計量771g/時間で、連続的に失活槽に供給し、触媒の失活処理を行った。失活剤は10重量%濃度のアンモニア水を用い28g/時間で供給した。失活槽は圧力4kg/cm2・G(0.39MPa)、温度100℃とし、700rpm で攪拌した。この操作は第2図に示す装置を用いて行った。失活処理後の生成液は、ろ紙でワックス分をろ別した。ろ液は2倍量のイオン交換水で2回洗浄し、次いで無水炭酸カリウムで乾燥した。このようにして得られた無色透明の反応生成液をガスクロマトグラフィーで分析し、製品エチレン低重合体の分布と純度を求めた。製品分布は操作上の損失からC10以上のガスクロマトグラフィーの分析結果からSchultz・ Flory分布より計算により求めた。
【0029】
〔蒸留操作〕
以上のようにして得た触媒失活済の重合反応液を以下のような方法で蒸留分離し、シクロヘキサンを回収した。
重合反応液を360g/時間の流量で内径40mmφのオルダーショウ蒸留装置(第1蒸留塔)に導入した。第1蒸留塔の理論段数はおよそ濃縮部15段、回収部15段である。塔頂圧力は常圧とし、塔頂温度66.1℃、塔底温度90.7℃、還流比5で運転した。塔頂からはC6以下のエチレン低重合体とシクロヘキサンを主成分とする液が47g/時間の流量で抜き出され、塔底からはシクロヘキサンの大部分とC8以上のエチレン低重合体を主成分とする液が313g/時間の流量で得られた。
【0030】
第1蒸留塔からの塔底液をもう一つの内径40mmφのオルダーショウ蒸留装置(第2蒸留塔)に導入した。第2蒸留塔の理論段数もおよそ濃縮部15段、回収部15段である。塔頂圧力は常圧とし、塔頂温度80.0℃、塔底温度170.9℃、還流比5で運転した。塔頂からはシクロヘキサンを主成分とする液が170g/時間の流量で抜き出され、塔底からはシクロヘキサンとC8以上のエチレン低重合体を主成分とする液が143g/時間の流量で得られた。第2蒸留塔塔頂から得られた液の組成を第2表に示す。C3以上のオレフィン濃度は0.33重量%であった。この蒸留操作は第5図に示す装置を用いて行った。
次に、上記の方法で第2蒸留塔塔頂から得たシクロヘキサンを主成分とする液を反応溶媒とした以外は上記と同じ方法で重合反応を行った。その結果、触媒活性および製品分布は第1表に示したものと同等であった。また、C18純度を第3表に示す。なお、C18純度とは、C18全生成量中の目的生成物である1−オクタデセンの生成割合である。
【0031】
実施例2、3及び比較例1
実施例1における蒸留条件を第4表に示すように変えた以外は同様にして実施例2、3及び比較例1を行った。各例において触媒活性および製品分布は第1表に示すものと同等であった。第2蒸留塔塔頂から得られた液の組成を第2表に示す。また、第2蒸留塔塔頂から得たシクロヘキサンを主成分とする液を反応溶媒として重合反応を行った場合のC18純度を第3表に示す。
【0032】
【表2】
Figure 0004916049
【0033】
【表3】
Figure 0004916049
【0034】
【表4】
Figure 0004916049
【0035】
【発明の効果】
本発明によれば、チーグラー系触媒を使用し、かつ反応溶媒をリサイクル使用するエチレン低重合体の製造において、不純物を含まないより高純度のエチレン低重合体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための工程を示す概略工程図。
【図2】本発明の方法において触媒の失活処理を行う工程を示す概略工程図。
【図3】本発明の方法において蒸留を行う工程の一例を示す概略工程図。
【図4】本発明の方法において蒸留を行う工程の一例を示す概略工程図。
【図5】本発明の実施例における蒸留を行なう工程を示す概略工程図。
【符号の説明】
1: 反応器
3,6: フラッシュ槽
4,7,11,18,27,28,50,55,60: ポンプ
8: 失活機
9: 脱灰機
10,24,61: ポット
17: 熱交換器
19: 溶解槽
25: 失活槽
26: アンモニア水槽
30〜49: 蒸留塔
51: 第1蒸留塔
52,57: コンデンサ
53、58: レシーバー
54、59: オイルバス
56: 第2蒸留塔

Claims (5)

  1. チーグラー系触媒の存在下、有機溶媒中でエチレンの重合反応を行い、得られた重合反応生成物を蒸留することにより分離された有機溶媒を該重合反応に循環し使用するエチレン低重合体の製造方法であって、該蒸留が、2以上の複数の蒸留塔からなる蒸留装置を用い、第1蒸留塔で有機溶媒より軽質なエチレン低重合体及び水分を塔頂から分離し、塔底液を第2蒸留塔に導入し、第2蒸留塔塔頂から有機溶媒を回収することで行われ、該有機溶媒が、脂環式化合物、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素及びこれらのハロゲン化合物から選択されるものであり、上記重合反応系に循環する有機溶媒中に含まれる炭素数3以上のオレフィンの濃度を2重量%以下とするエチレン低重合体の製造方法。
  2. チーグラー系触媒が、Zrを含有するものである請求項1に記載の製造方法。
  3. 炭素数3以上のオレフィンが、炭素数4〜8のオレフィンである請求項1又は2に記載の製造方法。
  4. 上記重合反応系に循環する有機溶媒中の水分濃度が8重量ppm以下である請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
  5. 蒸留塔の理論段数が30段以上、還流比が4以上である、請求項1〜4のいずれかに記載の製造方法。
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