JP4915835B2 - 糊付機用スリッター - Google Patents

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Description

本発明は、壁紙糊付機に装着され、壁紙の両端を切断するスリッターに関するものである。
従来より、壁紙の貼り付け作業においては、重ね切り施工と突きつけ施工という2種類の施工方法が行われている。前者は、隣り合う壁紙を重ねて貼り、重なった部分に定規を当て上からカッターで切断する方法であり、後者は、壁紙の両端部を糊付時にスリッターで切断しておき、隣り合う壁紙の切断面を突き合わせて施工する方法である。この突きつけ施工方法では、スリッターによる壁紙の切断が行われるが、また、前者の重ね切り施工方法においても、壁紙の両端の紙だけの部分は予めスリッターで切断される。このようにどちらの施工方法においても壁紙の幅合わせが必要となり、壁紙の両端を切断して幅合わせするためのスリッターが使用されてきている。
図14を参照して、従来のスリッターについて説明する。
スリッターは糊付機本体のクロス原反側に取り付けられ、糊付機から歯車によって駆動力を受けて刃物が回転するようになっており、上刃51、下刃52、下刃用ボス53、上刃取付軸54、下刃取付軸55、押さえローラー56、下刃固定ステー57、上刃固定ステー58、等から構成されている。
壁紙糊付機用スリッターは互いに略平行で、壁紙送り方向に直行する位置にある取付軸に、壁紙の表面側と裏面側の各々について配置された上刃51と下刃52からなる一対の裁断刃を有し、壁紙の送り方向の両側において、この一対の上刃51と下刃52は食い違い状に圧接されており、下刃52の下刃取付軸55にはガイドローラー(図示せず)が設けられ、ブラケット(図示せず)によって、下刃取付軸55が下刃固定用ステー57に支持され、また、下刃52の近傍には押さえ手段としての押さえローラ56およびスプリング59が配置されている。そして、上刃51は上刃取付軸54に装着され、上刃取付軸54は両端のフレームと、ブラケットを介して上刃固定ステーに支持されている。
下刃52の下刃取付軸55は、糊付機側より数個の歯車を介して駆動され、上刃51の上刃取付軸54は、下刃取付軸55に連動する歯車を介して回転するようになっている。この従来のスリッターでは、押さえローラー56と下刃52との間に介在させたスプリング59により、下刃52を上刃51に圧接し、上刃51と下刃52の位置を変更することにより、壁紙の裁断幅を可変するようになっていた。
そして、上刃51と下刃52が接触し、回転している部分を壁紙が通過することによって、壁紙が裁断される。
このような従来例に対して、壁紙糊付機用スリッターとして、上下刃の移動・位置決めをやり易くするため、刃物軸と平行にレールを設けて、上下刃の位置決めを行う方法も提案されている。(特許文献1参照)
さらに、上下刃の振れを防ぐために、刃を固定するためのボス部材を刃物軸と一体に形成することも提案されている。(特許文献2参照)
一方、壁紙の裁断方法については、厚い壁紙を裁断する場合に、壁紙の裏紙が表面より表に出ることが無いように壁紙を傾斜して切断するため、裁断刃物の上部が外よりに傾くように構成されたスリッターも提案されている。(特許文献3参照)
特開2001−30699号公報(3〜4頁、図1参照) 特開2001−30699号公報(3〜5頁、図1参照) 特開平11−107197号公報(3頁、図1参照)
しかしながら、特許文献1に記載された壁紙糊付機では、上刃、下刃の位置決めをするためにレールを設け、刃物の回転軸は刃物の移動範囲の全区間にわたって設けられており、そのため、回転軸の曲がりに起因して刃物に振れが発生するという課題を有していた。
また、特許文献2に記載されたものでは、刃物軸が刃物の移動寸法分だけ長くなり、さらに、刃物軸が軸受けの外部に飛び出す構造であるため、軸そのものの振れや振動が大きくなり、さらに、スリッターの幅も大きくなり、取り扱いに支障を生ずるという課題を有していた。また、壁紙糊付機は使用するクロスの巾や、壁紙を貼り付ける壁等の巾に合わせるために、刃物を刃物軸に沿わせて移動するため、刃物軸がたわみ易く、回転刃が刃物軸の振れの影響を受けるという課題を有していた。
さらにまた、特許文献3に記載されたものでは、刃物軸を傾け・且つ、その傾いた刃物軸上を刃物が移動する構成であるため、刃物が軸方向の移動と共に軸と直角方向にも移動するため、切断幅を大幅に変えることが出来なかったり、スリッターに壁紙を送り込むとき、左右均等に送り込むことが難かしいという課題を有していた。
本発明は前記課題を解決するため、 糊付機本体のクロス原反側に取着され、糊付機の駆動に連動して駆動する下刃と、下刃に圧接する上刃により、クロスを切断する糊付機用スリッターであって、下刃は、スリッターの左右フレーム端部にそれぞれ別体として軸受され、糊付機の駆動に連動し、左右両端に直線状面取り部を有する下刃駆動軸と、下刃駆動軸の軸径より僅かに大きい嵌合穴を有し、下刃駆動軸に嵌挿される下刃回転軸と、下刃駆動軸の直線状面取り部または直線状面取り部と曲線部より僅かに大きい穴幅の駆動穴を有し、下刃駆動軸に動作伝達可能に嵌挿される下刃駆動板を備え、下刃は、下刃回転軸と下刃駆動板間に挾装して固定され、下刃駆動軸の駆動に連動する下刃駆動板で駆動され、上刃は、バネ手段により下刃に圧接するようにしたことを特徴とする。
また、下刃は、下刃駆動軸に嵌挿される下刃回転軸と下刃駆動板間に挾装されて固定され、下刃駆動軸に対し、下刃駆動軸の軸径に対する下刃回転軸の嵌合穴の内径及び下刃駆動板の駆動穴の穴幅増加分だけ傾斜可能に装着されることを特徴とする。
また、下刃駆動軸は、下刃駆動板が嵌合する直線状面取り部を有し、下刃駆動板は、駆動軸に嵌合する駆動穴の中心の円周上に一定のピッチ間隔で駆動軸の直線状面取り部に対し直角方向に延びる長孔からなる取付穴を有し、下刃駆動軸に嵌合する駆動穴及び取付穴を介して、下刃駆動板を駆動軸に対して直角二方向に前記長孔間で変位可能に取着したことを特徴とする。
また、下刃駆動板は磁石体であり、下刃回転軸との間で下刃を挾装する取付板を設け、下刃駆動板を取付板に吸着し、下刃回転軸、下刃、取付板と下刃駆動板を一体固定したことを特徴とする。
また、下刃回転軸に、連結ピンを有する取付板を固設し、下刃駆動板に凹部を設け、下刃駆動板の凹部を取付板の連結ピンに嵌挿し、下刃回転軸、下刃、取付板と下刃駆動板を一体固定したことを特徴とする。
また、上刃及びバネ手段を上刃軸受けケースに装着したことを特徴とする。
また、糊付機本体のクロス原反側に取着され、糊付機の駆動に連動して駆動する上刃と、上刃に圧接する下刃により、クロスを切断する糊付機用スリッターであって、上刃は、スリッターの左右フレーム端部にそれぞれ別体として軸受され、糊付機の駆動に連動し、左右両端に直線状面取り部を有する上刃駆動軸と、上刃駆動軸の軸径より僅かに大きい嵌合穴を有し、上刃駆動軸に嵌挿される上刃回転軸と、上刃駆動軸の直線状面取り部または直線状面取り部と曲線部より僅かに大きい穴幅の駆動穴を有し、上刃駆動軸に動作伝達可能に嵌挿される上刃駆動板を備え、上刃は、刃回転軸と刃駆動板間に挾装して固定され、上刃駆動軸の駆動に連動する上刃駆動板で駆動され、下刃は、バネ手段により上刃に圧接するようにしたことを特徴とする。
また、上刃軸受けケースを下刃軸受けケースに固設し、上刃軸受けケースをスリッターフレームに横設されたガイド軸又はガイドステーにベアリングを介してスライド可能に取設したことを特徴とする。
また、下刃軸受けケースは、スリッターフレームに横設されるガイド軸又はガイドステーにガイド穴を介してスライド可能に取設され、さらにガイド軸から下方に傾斜する取付面を有するスライド部材の取付面に取付面に対して直角方向に螺着され、前記取付面は、下刃軸受けケースを螺着するネジ外径より僅か大きい穴径のネジ穴を有し、下刃軸受けケースは、穴径とネジ外径の差分スライド部材に回動することを特徴とする。
本発明によると、下刃を駆動する下刃駆動軸は、スリッターの左右両端部に別体として軸受された左右下刃駆動軸からなり、また、上刃は駆動軸を有せず、バネにより下刃に圧接するようにしたので、上刃駆動軸の曲がりに起因する上刃の振れの発生を防止することができるため、切断ぶれが生ぜずスムーズに壁紙の切断を行うことができ、また、上刃をバネに抗して下刃から離反する方向に移動させることにより、下刃の取り外しを容易に行うことができる効果を有する。
また、下刃駆動板及び下刃回転軸の嵌合穴の内径を下刃駆動軸の軸径より僅か大きく設定することで、下刃駆動軸が振動した場合であっても、下刃駆動板及び下刃回転軸は、下刃駆動軸に対して直角方向に移動できるため、下刃駆動軸の振動を吸収し、下刃を下刃駆動軸の影響を受けずに安定して回転することができる。従って下刃駆動軸の曲がりに起因する刃物の振れの発生を防止することができる。
さらにまた、下刃軸受けケースをガイド軸にスライド可能に取設されたスライド部材の取付面に回動可能に設け、下刃を下刃駆動軸に対して傾斜するようにしたことで、下刃軸受けケースに装着された下刃及び下刃軸受けケースに固設された上刃軸受けケースに装着された上刃を、下刃駆動軸に対して僅かに傾斜した状態に変位することができるため、クロスの切断端面を傾けて左右均等に裁断することができ、突きつけ施工時において、突き合わせ面に隙間を生じさせないスリッターを提供することができ、また、スライド部材をガイド軸に対してスライドするようにしたことで、裁断幅を容易に変更できるスリッターを提供することができる。
[実施の形態1]
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明のスリッターが装着された壁紙糊付機の平面図、図2は、図1のスリッター部分を示す部分拡大正面図、図3は、図1のスリッター部分の取付状態を示す側面図、図4は、下刃駆動軸と下刃駆動板を示す断面図、図5は、下刃軸受けケース及び下刃等を示す分解斜視図、図6は、図1のスリッター部分を示す正面図、図7は、図3のA−A断面図、図8は、図7の分解図、図9は、上刃、下刃を傾斜して装着した状態を示す正面図、図10は、歯車の噛合状態を示す説明図、図11、12は、下刃駆動板の他の形態を示す分解斜視図、図13は、上刃駆動軸を設けた形態を示す正面図である。
図において、1はスリッター、2は糊付機本体フレーム、3はスリッターの左右端部に設けたフレーム、4はスリッターのフレーム3の内側に設けられ、糊付機本体フレーム2,2間に横設された取付けステー5に係着し、スリッター1を糊付機本体に装着する取付けフック、5は取付けステー、6はスリッターのフレーム3,3に設けた軸受けに回転可能に軸受された駆動伝達軸、7,7は駆動伝達軸6の左右端部に固設され、糊付機の駆動に連動して回転する駆動伝達歯車、8は駆動伝達歯車7,7のどちらか一方の歯車と噛合するスリッター駆動歯車、9は駆動伝達歯車7,7と噛合し、下刃駆動軸12の端部に固設され、下刃駆動軸12を回転させる刃物駆動歯車、10は、フレーム3に設けられ、下刃駆動軸12を軸支する軸受け、11は固定用ステー13に取設され、軸受け10との間で下刃駆動軸12を軸受する1対のブラケット、12はブラケット11と軸受け10間に回転自在に軸支される下刃駆動軸、12aは下刃駆動軸12に設けられ、断面略小判形状となるように面取りされ、後記する下刃駆動板21が動力伝達可能に嵌合する直線状面取り部、13はフレーム3,3間に横設された固定用ステー、14,14はフレーム3,3の上部に横設され、後記するスライド部材16,16をガイドするガイド軸、15はスライド部材16に取設される下刃軸受けケース、15aは該ケースに設けたピン穴、15bはネジ穴、16はガイド軸14,14に嵌挿されるガイド穴16aを備え、ガイド軸14,14に沿って摺動し、ガイド軸14,14から下方に傾斜する取付面を備えたスライド部材、16aはガイド穴、16bはピン穴、16cはネジ穴、16dはガイド軸14,14から下方に傾斜する取付面、17はスライド部材16をガイド軸14,14の所定位置に固定する固定ボルト、18は下刃軸受けケース15の下刃駆動軸12と同芯位置に設けられた下刃軸穴、19は下刃軸穴18に嵌合され、下刃回転軸20を軸支するベアリング、20は下刃駆動軸12の外径より大きい内径を有し、下刃駆動軸12に嵌挿され、下刃駆動軸12に回転可能に装着される下刃回転軸、20aは後記する取付穴23と連通するように同間隔で設けられた取付穴、21は下刃駆動軸12に嵌挿される下刃駆動板、22は下刃駆動板21の中央に設けられ、図4に示すように、幅W2が下刃駆動軸12の面取り部12a間の幅W1より僅かに大きく、長さD2が下刃駆動軸12の長径D1より僅かに大きく、小判形状の直線部22aを有する駆動穴、23は駆動穴22の直線部22aに対して直角方向に設けられた長孔からなり、駆動穴22の中心の円周上に一定のピッチ間隔で設けられた取付穴、24は取付穴23に嵌合され下刃回転軸20との間で下刃25を固定する取付カラー、25は下刃回転軸20と取付カラー24間に装着される下刃、25aは前記取付穴23と連通するように同ピッチ間隔で下刃に設けられた取付穴、25bは下刃駆動軸20の突出部外径とガタなく嵌合する内径の嵌合穴、26は取付カラー24から下刃25の取付穴25aに嵌挿され、下刃回転軸20のネジ穴20aに螺着され、下刃回転軸20、下刃25、下刃駆動板21等を一体的にユニットとして組み合わせる取付ビスである。
また、27は下刃軸受けケース15の下刃側内側端面に係着される上刃軸受けケース、28は上刃軸で、上刃軸受けケース27に設けられたベアリング30a,30bで軸受され、下刃側端部には上刃29が嵌合固設される。28aは頭部、28bはベアリング30aが係合する段部、29は上刃で、上刃軸28の頭部28aと略同径の円筒体で形成されている。
30a、30bは上刃軸受けケース27に設けられたベアリングで、ベアリング30bは上刃軸受けケース27の上刃側の反対側に固装されており、ベアリング30aは上刃側にかつ軸方向に摺動可能に設けられている。ベアリング30aは上刃軸28の段部28bと当接し、コイルバネ31の付勢力で上刃軸28を上刃29が下刃25に圧接するように下刃側に付勢する。
31はベアリング30a、30b間で、上刃軸28に巻装されたコイルバネ、32は上刃軸28のベアリング30b側端部に設けられたロック穴である。
また、図7、8において、34は下刃軸受けケース15をスライド部材16に取設するための取付用センターピン、35はセンターピン34の両側に取着されるサイドネジ、36は下刃軸受けケース15をスライド部材16に取設する取付板である。
センターピン34は取付板36に固設されており、スライド部材16のピン穴16b、下刃軸受けケース15のピン穴15aに密嵌される。サイドネジ35は取付板36に設けた取付穴36aから、スライド部材16に設けたネジ穴16cに嵌挿され、下刃軸受けケース15のネジ穴15bに螺着される。
スライド部材16のネジ穴16cはサイドネジ35の軸径より僅か大きく形成され、両者間に図7に示す隙間42が存しており、ネジ穴16cとサイドネジ35間の隙間42分だけ、センターピン34を中心に下刃軸受けケース15をスライド部材16に対して回動することができる。
このように構成することにより、予め下刃軸受けケース15を上記隙間42の範囲内でセンターピン34を中心に回動しておき、サイドネジ35,35を下刃軸受けケース15のネジ穴15bに螺着することで、下刃軸受けケース15をスライド部材16に対して、傾いた状態で固定することができる。
本実施例においては、前記した通り、下刃駆動板21に設けた駆動穴22の穴幅、下刃回転軸20の内径は、下刃駆動軸12の径に対して、上記下刃軸受けケース15の傾斜に伴う下刃駆動軸12の断面の増加分だけ大きく設定されているので、下刃軸受けケース15がスライド部材16に対して僅かに回動した状態で固定され、図9に示すように、下刃軸受けケース15が下刃駆動軸に対して僅か傾いた状態で取り付けられても、この傾斜に伴う下刃駆動軸12の断面長さの増加分は、前記した通り、予め駆動穴22の穴幅、下刃回転軸20の内径をその増加分だけ大きくしておくことで、下刃軸受けケース15をスライド部材16の取付面16dで僅か回動し、下刃25を下刃駆動軸12に対して傾斜して取着しても、下刃駆動軸12の回転を下刃25に正確に伝達することができる。
図11、図12は下刃駆動板21の他の形態を示す。
図11において、37は図5に示す下刃回転軸20のボス部20bとの間で下刃21を装着する取付板で、ネジ41により下刃回転軸20、下刃25を一体的に固定する。
取付板37の嵌合穴37aは図4、5に示す下刃回転軸20の嵌挿穴と同じ構成で、下刃駆動軸12の外径より僅か大きい内径を有する。下刃駆動板21は磁石体であり、図4、5に示す下刃駆動板21の駆動穴22と同じ構成の駆動穴を有し、下刃駆動板21を取付板37に吸着することで、下刃駆動軸12の回転を下刃25に伝達し、下刃25を回転する。
また、図12において、取付板37は外側に連結ピン38を有し、下刃駆動板21は、連結ピン38が嵌入する連結凹部39を有する。他の構成は図11の形態と同じである。下刃駆動板21の凹部39を取付板37のピン38に嵌挿し、ピン38と下刃駆動板21を取付ビス26で固定することで、下刃駆動板21を介して、下刃駆動軸12の回転を下刃回転軸20及び下刃25に伝達し、下刃25を回転する。
以上説明した通り、スリッター1は、図3に示すように、スリッターのフレーム3,3の内側に取り付けられたフック4,4を糊付機本体の左右フレーム2,2間に横設された取り付けステー5に係着することで、糊付機本体フレーム2に取設される。スリッター1の左右フレーム3,3は該フレーム3,3の上部に設けた、2本のガイド軸14,14および下部に設けた固定用ステー13によって互いに向き合った状態に連結固定されている。駆動伝達軸6はスリッター1の左右のフレーム3,3に取り付けられた軸受けに回転自在に支承され、駆動伝達歯車7,7の一方は、図10に示すように、糊付機本体に横設されたスリッター駆動歯車8と噛み合って、糊付機本体の運転に同期して駆動伝達歯車7,7が回転し、スリッター1を駆動回転させる構成となっている。また、左右の駆動伝達歯車7,7はそれぞれ駆動伝達軸6に固定されており、片方の駆動歯車7が回転すると他方も同時に回転する。また、スリッター1の左右のフレーム3,3に取り付けられた軸受け10,10と固定用ステー13の中央よりに取り付けられた左右のブラケット11,11との間に、下刃駆動軸12,12が回転自在に支承されている。下刃駆動軸12,12のフレーム側の軸端には、刃物駆動歯車9,9が取り付けられており、それぞれ駆動伝達歯車7,7と噛み合って、糊付機本体の運転に同期して下刃駆動軸12,12を回転させる。
スライド部材16,16は2個のガイド穴16a,16aを有し、該ガイド穴16a,16aはフレーム3,3間に横設された2本のガイド軸14,14に嵌挿されて、スライド部材16,16をガイド軸14,14に沿って摺動移動できるように構成されており、該スライド部材16,16に下刃軸受けケース15,15が取設されている。また、下刃軸受けケース15,15には、下刃駆動軸12と同軸上に下刃軸穴18が設けられており、下刃軸穴18の内部には、図2に示すように、ベアリング19,19が嵌装され、下刃回転軸20を軸支している。下刃回転軸20の内径は下刃駆動軸12の外径より僅かに大きく形成されており、下刃回転軸20は下刃駆動軸12の周りを下刃駆動軸12に接することなく回転することが出来る。
また、前記した通り、下刃駆動軸12は円形の軸の両側が直線状で平面状に面取りされ、略小判状の断面形状を呈する面取り部12aを有している。また、下刃回転軸20との間で下刃25を挾装し、下刃駆動軸12の回転を下刃25に伝える下刃駆動板21は、その中央にその巾W2が下刃駆動軸12の面取り部間の巾W1よりやや広く小判形状となる直線部22aを有し、また、長さD2も下刃駆動軸12の直径D1より広く作られた駆動穴22が設けられている。このように、駆動穴22は下刃駆動軸12との間に僅かの隙間を有する。さらに、下刃駆動板21には駆動穴22の直線状面取り部22aに対して直角方向で、かつ駆動穴22の中心に対して円周上に等ピッチで3カ所の長穴が取付穴23、23,23として設けられている。下刃回転軸20にはこのピッチで取付ビス26が螺着されるネジ穴20aが設けられ、さらに、下刃25にこのピッチで取付ビス26が嵌合する取付穴25aが設けられている。さらに、図5に示すように、取付カラー24はその胴部の外形Eが下刃駆動板21の取付穴23、23,23の巾よりやや小さく、さらに胴部の長さFが下刃駆動板21の巾より広く作られている。
下刃回転軸20、下刃25、下刃駆動板21は、下刃回転軸20、下刃25、下刃駆動板21の順序で下刃駆動軸12に嵌装され、取付カラー24、取付ビス26で螺設されて下刃軸受けケース15に内設される。
下刃軸受けケース15に内設される下刃駆動軸12、下刃回転軸20、下刃25、下刃駆動板21、取付カラー24、24,24、取付ビス26、26,26の組み付け順序を図5に示し、断面を図2に示す。下刃25は工具鋼、高速度鋼等の刃物用材料で作られ、刃先は鋭利に研磨されている。
また、本実施例において、取付穴23は3個設けているが、等ピッチで上下に2個設けてもよい。
また、スライド部材16に取設された下刃軸受けケース15は、2本のガイド軸14,14に沿って移動し、移動後は固定ボルト17を締めることでその位置が固定され、下刃回転軸20も下刃駆動軸12と同芯で設けられているから、下刃軸受けケース15に設けたベアリング19内で下刃25、下刃駆動板21、取付カラー24、24,24、取付ビス26、26等と共に回転することが出来る。このとき、下刃駆動軸12に振動が発生しても、下刃駆動板21に設けた駆動穴22と下刃駆動軸12間の隙間分の範囲で、下刃駆動板21は下刃駆動軸12の面取り部12aと平行に、また取付穴23、23,23と取付カラー24、24,24が互いに直角方向にスライドすることが出来るため、下刃駆動軸12の振れを吸収し、下刃回転軸20、下刃25は下刃駆動軸12の振れの影響を受けずに安定して回転することが出来る。
下刃軸受けケース15の内側側面には上刃軸受ケース27が取り付けられている。上刃軸受けケース27内には2個のベアリング30a,30bが距離を置いて取り付けられており、ベアリング30a,30b間で上刃軸28にコイルバネ31が巻装されている。ベアリング30bは上刃軸受けケース15に固着されており、移動不可であり、一方、ベアリング30aは軸方向にスライド可能に装着され、コイルバネ31でベアリング30aを上刃軸28の段部28bに当接するように付勢することで、上刃軸28を下刃25側に付勢する。上刃軸28の他端には上刃29が嵌合固定されている。上刃29は内径を上刃軸28の頭部28aの径に合わせた円筒状をなしており、セラミック等の材料で作られている。このとき上刃29はコイルバネ31の付勢力で下刃25に一定圧で食い違い状に接触し、下刃25の回転に追従して回転する。
図2に示すように、上刃軸28の反上刃側の端近くに上刃29の位置を固定するためのロック穴32が設けられている。下刃25を交換する場合等に、上刃29を図6のブラケット11側に押し、上刃軸28を軸方向にスライド移動させる。この軸の移動により、上刃軸受ケース27内に収まっていたロック穴32が軸受ケース27の外に現れる。このとき、この穴にピン等を通すと上刃軸28をこの位置に固定し、上刃29を下刃25から離れた状態に固定することが出来る。これにより、下刃25の取り替え時に、上刃29により、下刃25の刃先を痛めることが無くかつ安全に、下刃の取り替えを行うことが出来る。
また、下刃軸受けケース15をスライド部材16に対して、センターピン34を中心に僅か回動、例えば0.2〜1.0度程度回動し、図9に示すように、軸12に対して傾けた状態でサイドネジ35で下刃軸受けケース15をスライド部材16に固定することで、下刃25、上刃29を下刃駆動軸12に対して傾斜した状態で固定することができ、切断するクロスの両端の端面を傾けて裁断することが可能になり、クロスを突きつけて貼った場合に、突き合わせ面に隙間の発生を防ぐことが出来る。ガイド軸14は断面円形のものを使用したり、断面六角形など種々の断面形状のものを使用することが出来る。
次に、図7、8を参照して、スライド部材16に下刃軸受けケース15を取着する方法について説明する。
スライド部材16は、図3、図8に示すように、ガイド軸14,14から下方に傾斜する取付面16dを有し、取付板36に設けたセンターピン34を取付面16dに対して直角方向に嵌挿し、さらに下刃軸受けケース15に設けたピン穴15aに嵌挿し、サイドネジ35を下刃軸受けケース15のネジ穴15bに螺着することで、スライド部材16に下刃軸受けケース15を一体的に取設する。
スライド部材16のピン穴16b、下刃軸受けケース15のピン穴15aの穴径は、センターピン34の外径とほぼ同径であり、取付板36の取付穴36aはサイドネジ35の外径と同径であり、スライド部材16のネジ穴16cはサイドネジ35の外径より僅か大きく形成されている。42はネジ穴16cとサイドネジ35間の隙間である。
このように、下刃軸受けケース15はスライド部材16の傾斜した取付面16dに対して、直角方向に嵌挿されるセンターピン34でスライド部材16に取設され、かつ、スライド部材16のネジ穴16cの穴径は、図7に示すように、サイドネジ35の外径より僅か大きく形成されているため、穴径とネジ外径の隙間42分だけ、下刃軸受けケース15をセンターピン34を中心に僅か回動し、スライド部材16に取設することができる。
下刃軸受けケース15をセンターピン34を中心としてスライド部材16に対して僅かに回動して、スライド部材16に固定して取設することで、図9に示すように、下刃軸受けケース15及び上刃軸受けケース27と、下刃25及び上刃29を下刃駆動軸12に対して傾斜した状態で取着することができる。
なお、本実施の形態では、下刃駆動板21の穴径及び下刃回転軸20の内径は、図4に示すように、下刃駆動軸12の径より僅か大きく、下刃25の傾斜に伴う下刃駆動軸12の断面長さの増加分だけ大きく形成されているので、下刃軸受けケース15が僅か傾斜しても、下刃駆動軸12の回転を、下刃駆動板21を介して下刃25に正確に伝達することが可能である。
また、本実施の形態において、図13に示すように、刃駆動歯車9に噛合する上刃駆動歯車9aと、上刃駆動歯車9aにより駆動する上刃駆動軸40を設け、上刃駆動軸40で上刃29を駆動する2軸駆動型式とすることもできる。
[実施の形態2]
本発明の実施の形態2を、図面14〜17を参照して説明する。
図14は、本発明の実施の形態2のスリッター部分を示す正面図、図15は、図14のA−A断面側面図、図16は、B−B断面側面図、図17は他の形態を示す正面図である。
以下の説明において、実施の形態1において説明した駆動伝達歯車7、スリッター駆動歯車8は、下記に説明する刃物駆動歯車9aか刃物駆動歯車9bのいずれかと適宜連動する構成とすればよいため図においては説明を省略する。そして下刃軸受ケース15は、実施の形態1と同様に上刃軸受ケース(符号27)が一体に設けられている構成は実施の形態2においても同様である。
図において、1はスリッター、2は糊付機本体フレーム、3はスリッターの左右端部に設けたフレーム、4はスリッターのフレーム3の内側に設けられ、糊付機本体フレーム2,2間に横設された取付けステー5aに係着し、スリッター1を糊付機本体に装着する取付けフック、5aは取付けステー、9aは上刃駆動軸12bの端部に固設され、上刃駆動軸12bを回転させる刃物駆動歯車、9bは駆動歯車9aと噛合し、下刃駆動軸12を駆動する駆動歯車、12はブラケット11aとフレーム3の軸受け間に回転自在に軸支される下刃駆動軸、12bはフレーム3,3間に回転自在に軸支され、又スリッター1の中央付近においてはブラケット11b,11bにて軸支されて、実施の形態1で説明した駆動伝達歯車7等からの駆動を受けて連動する上刃駆動軸、15は上刃軸受ケース27が一体的に設けられた下刃軸受けケース、15cは該ケースに設けたスライドガイド、17は下刃軸受けケース15をガイドステー14aに固定する固定ボルト、18aは上刃軸受けケース27の上刃駆動軸12bと同芯位置に設けられた上刃軸穴、30a,30bは上刃軸穴18aに嵌合され、上刃回転軸20cを軸支するベアリング、20cは上刃駆動軸12bの外径より大きい内径を有し、上刃軸受ケース27に嵌挿され、上刃駆動軸12bに回転可能に装着される上刃回転軸、21aは上刃駆動軸12bに嵌挿される上刃駆動板、19a,19bは下刃回転軸20を軸支するベアリング、20は下刃駆動軸12に嵌挿される下刃回転軸、21は下刃駆動軸12に嵌挿される下刃駆動板、25は下刃駆動板21と下刃回転軸20間に装着される下刃である。
本実施の形態では、下刃軸受けケース15には、スライドガイド15cが固設され、スライドガイド15cがガイドステー14aの溝部14bに嵌合されてスライド自在に取り付けられ、固定ボルト17で任意の位置に固定できるようになっている。
また、下刃25は下刃駆動板21と下刃回転軸20に挟まれてネジ等により固定されて一体に回転する構成となっている。また、下刃駆動軸12を嵌挿する下刃駆動板21の穴は、下刃駆動軸12よりも若干大きくなっており、下刃駆動軸12の回転が下刃駆動板21に伝達されるようにしている。
また、下刃回転軸20は下刃軸受けケース15に設けられたベアリング19aと下刃軸受けケース15内をスライド可能に設置されたベアリング19bに軸受けされ、バネ31aによって下刃25・下刃回転軸20・ベアリング19bを上刃29側へ付勢する構造となっている。
上刃29は、上刃駆動板21aと上刃回転軸20cとで挟まれてネジ等により固定されて一体に回転する構成となっている。上刃回転軸20cは下刃軸受けケース15に一体に設けられた上刃軸受けケース27内でベアリング30a,30bにて軸受けされている。上刃駆動板21aには上刃29と同径の円筒状の壁紙ガイド29aが設けられ、搬送する壁紙43をガイドする。
上記した本実施の形態では、壁紙43の経路を図15に示すように、ステー13のガイド部13aとフィードローラ44間でS字状にガイドされ、上刃29側へテンションが加わった状態で壁紙43を搬送するようにすることができる。また、下刃軸受けケース15はガイドステー14aにスライド自在に取り付けられており、下刃25は上刃29にバネ31aで押圧されている。
また、下刃25、上刃29の駆動板21,21a及び上刃回転軸20cは、実施の形態1の長穴の取付穴23と同じ構成とすることもできるが、12aの面取り部を有した駆動軸12,12bの径より僅かに大きい径の穴を設けたり、又、駆動軸12,12bを円形断面ではなく四角形断面や六角形断面などの多角形とした断面形状として、その多角形断面形状の外径寸法より僅かに大きいほぼ相似形の穴を設けて、駆動軸12,12bの振動や振れを吸収するようにすることもできる。
また、図14〜16に示す実施例は、下刃25をバネ31aにより上刃29に付勢する形態として説明したが、図17に示すように、上刃29をバネ31bにより、下刃25に付勢するようにすることもできる。図17の実施例において、前記構成以外の構成は図14〜16に示す実施例と同一であり説明を省略する。
本実施の形態では、壁紙43は、ステー13のガイド部13aとフィードローラ44間でS字状にガイドし、上刃29を押圧する形態で、壁紙43にテンションが加わる状態でガイドすることができるため、壁紙43は上刃29の側面を押さえつけながら下刃25との間で切断されるので、この実施の形態では壁紙を裏面から安定した状態で裁断することができる。
上記においては実施の形態1で説明したスライド部材16を使用していない構造として説明したが、下刃軸受ケース15を実施の形態2においても実施の形態1と同様にスライド部材16に取り付ける構成とし、ガイド穴16a、ピン穴16b、ネジ穴16c、取付面16dを設けて実施の形態1と同様に下刃及び上刃をそれぞれの駆動軸に対して傾斜させることができる。
また本実施の形態1、2では、下刃駆動軸12の駆動方法として、糊付機本体のスリッター駆動歯車8を駆動源とし、駆動伝達歯車7及び駆動伝達軸6及び刃物駆動歯車9を介して下刃駆動軸12を駆動する方法を示した。しかし、糊付機本体に駆動歯車8が装備されていない場合等においては、別に1個又は2個のスリッター駆動用のモーターを設け、駆動伝達軸6又は直接下刃駆動軸12を駆動するようにし、このモーターを糊付機の駆動と連動して駆動するようにしても良い。
他の構成は、上記実施の形態で説明したものと同じであり、説明を省略する。
本発明の壁紙機用スリッターは、上刃、下刃の振れの発生を防止し、刃が安定して回転するスリッターを提供することができ、かつ、クロスの切断面を傾斜した状態で切断できるスリッターを提供できるため、特に壁紙糊付機に好適に利用可能である。
本発明の実施の形態1のスリッターが装着された壁紙糊付機の平面図。 図1のスリッター部分を示す部分断面正面図。 図1のスリッター部分を示す側面図。 下刃駆動軸と下刃駆動板を示す断面図。 下刃軸受けケース及び下刃等を示す分解斜視図。 図1のスリッター部分を示す正面図。 図3のA−A断面図。 図7の分解図。 スリッターを傾斜して装着した壁紙糊付機の正面図。 歯車の噛合状態を示す説明図。 下刃駆動板の他の形態を示す説明図。 下刃駆動板の他の形態を示す説明図。 本発明の他の形態のスリッターが装着された壁紙糊付機の部分正面図。 本発明の実施の形態2のスリッター部分を示す正面図。 図14のA−A断面側面図。 図14のB−B断面側面図。 他の形態を示す正面図。 従来例を示す説明図。
符号の説明
1 スリッター
2 糊付機本体フレーム
3 フレーム
4 フック
5 ステー
6 駆動伝達軸
7 駆動伝達歯車
8 スリッター駆動歯車
9 刃物駆動歯車
10 軸受け
11 ブラケット
12 下刃駆動軸
12a 面取り部
12b 上刃駆動軸
13 固定用ステー
13a ガイド部
14 ガイド軸
14a ガイドステー
14b ガイド溝
15 下刃軸受けケース
15a ピン穴
15b ネジ穴
15c スライドガイド
16 スライド部材
16a ガイド穴
16b ピン穴
16c ネジ穴
16d 取付面
17 固定ボルト
18 下刃軸穴
18a 上刃軸穴
19,19b,19c ベアリング
20 下刃回転軸
20a ネジ穴
20b ボス部
20c 上刃回転軸
21 下刃駆動板
21a 上刃駆動板
22 駆動穴
22a 直線部
23 取付穴
24 取付カラー
25 下刃
25a 取付穴
25b 嵌合穴
26 取付ビス
27 上刃軸受けケース
28 上刃軸
28a 頭部
28b 段部
29 上刃
29a 壁紙ガイド
30a,b ベアリング
31,31a,31b コイルバネ
32 ロック穴
34 センターピン
35 サイドネジ
36 取付板
36a 取付穴
37 取付板
37a 嵌合穴
38 連結ピン
39 連結凹部
40 上刃駆動軸
41 ネジ
42 隙間
43 壁紙
44 フィードローラ

Claims (10)

  1. 糊付機本体のクロス原反側に取着され、糊付機の駆動に連動して駆動する下刃と、下刃に圧接する上刃により、クロスを切断する糊付機用スリッターであって、下刃は、スリッターの左右フレーム端部にそれぞれ別体として軸受され、糊付機の駆動に連動し、左右両端に直線状面取り部を有する下刃駆動軸と、下刃駆動軸の軸径より僅かに大きい嵌合穴を有し、下刃駆動軸に嵌挿される下刃回転軸と、下刃駆動軸の直線状面取り部または直線状面取り部と曲線部より僅かに大きい穴幅の駆動穴を有し、下刃駆動軸に動作伝達可能に嵌挿される下刃駆動板を備え、下刃は、下刃回転軸と下刃駆動板間に挾装して固定され、下刃駆動軸の駆動に連動する下刃駆動板で駆動され、上刃は、バネ手段により下刃に圧接するようにしたことを特徴とする糊付機用スリッター。
  2. 下刃は、下刃駆動軸に嵌挿される下刃回転軸と下刃駆動板間に挾装されて固定され、下刃駆動軸に対し、下刃駆動軸の軸径に対する下刃回転軸の嵌合穴の内径及び下刃駆動板の駆動穴の穴幅増加分だけ傾斜可能に装着されることを特徴とする請求項1記載の糊付機用スリッター。
  3. 下刃駆動軸は、下刃駆動板が嵌合する直線状面取り部を有し、下刃駆動板は、駆動軸に嵌合する駆動穴の中心の円周上に一定のピッチ間隔で駆動軸の直線状面取り部に対し直角方向に延びる長孔からなる取付穴を有し、下刃駆動軸に嵌合する駆動穴及び取付穴を介して、下刃駆動板を駆動軸に対して直角二方向に前記長孔間で変位可能に取着したことを特徴とする請求項2記載の糊付機用スリッター。
  4. 下刃駆動板は磁石体であり、下刃回転軸との間で下刃を挾装する取付板を設け、下刃駆動板を取付板に吸着し、下刃回転軸、下刃、取付板と下刃駆動板を一体固定したことを特徴とする請求項1または2記載の糊付機用スリッター。
  5. 下刃回転軸に、連結ピンを有する取付板を固設し、下刃駆動板に凹部を設け、下刃駆動板の凹部を取付板の連結ピンに嵌挿し、下刃回転軸、下刃、取付板と下刃駆動板を一体固定したことを特徴とする請求項1または2記載の糊付機用スリッター。
  6. 下刃回転軸、下刃、下刃駆動板を下刃軸受けケースに装着したことを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載の糊付機用スリッター。
  7. 上刃及びバネ手段を上刃軸受けケースに装着したことを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載の糊付機用スリッター。
  8. 糊付機本体のクロス原反側に取着され、糊付機の駆動に連動して駆動する上刃と、上刃に圧接する下刃により、クロスを切断する糊付機用スリッターであって、上刃は、スリッターの左右フレーム端部にそれぞれ別体として軸受され、糊付機の駆動に連動し、左右両端に直線状面取り部を有する上刃駆動軸と、上刃駆動軸の軸径より僅かに大きい嵌合穴を有し、上刃駆動軸に嵌挿される上刃回転軸と、上刃駆動軸の直線状面取り部または直線状面取り部と曲線部より僅かに大きい穴幅の駆動穴を有し、上刃駆動軸に動作伝達可能に嵌挿される上刃駆動板を備え、上刃は、刃回転軸と刃駆動板間に挾装して固定され、上刃駆動軸の駆動に連動する上刃駆動板で駆動され、下刃は、バネ手段により上刃に圧接するようにしたことを特徴とする糊付機用スリッター。
  9. 上刃軸受けケースを下刃軸受けケースに固設し、上刃軸受けケースをスリッターフレームに横設されたガイド軸又はガイドステーにベアリングを介してスライド可能に取設したことを特徴とする請求項1〜8いずれかに記載の糊付機用スリッター。
  10. 下刃軸受けケースは、スリッターフレームに横設されるガイド軸又はガイドステーにガイド穴を介してスライド可能に取設され、さらにガイド軸から下方に傾斜する取付面を有するスライド部材の取付面に取付面に対して直角方向に螺着され、前記取付面は、下刃軸受けケースを螺着するネジ外径より僅か大きい穴径のネジ穴を有し、下刃軸受けケースは、穴径とネジ外径の差分スライド部材に回動することを特徴とする請求項5〜7いずれかに記載の糊付機用スリッター。
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