JP4915070B2 - 燃料電池用セパレータ - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池、特に、固体高分子型燃料電池に採用されるセパレータに関する。
固体高分子型燃料電池は、一般的に、電解質膜の一面側に形成されたアノード電極層と、他面側に形成されたカソード電極層とからなる膜−電極接合体を備えている。そして、アノード電極層とカソード電極層には、それぞれセパレータを介して、燃料ガス(例えば、水素ガスなど)と酸化剤ガス(例えば、空気など)が供給されるようになっている。このように、アノード電極層とカソード電極層に対して、燃料ガスと酸化剤ガスとが供給されることにより、膜−電極接合体にて電極反応が生じて電気が発電される。そして、この膜−電極接合体にて発電された電気は、セパレータを介して、外部に出力される。
このように、固体高分子型燃料電池は、膜−電極接合体、より詳しくは、アノード電極層およびカソード電極層に対して効率よく燃料ガスおよび酸化剤ガスを供給することによって、膜−電極接合体における電極反応が促進されて、効率よく発電することができる。また、膜−電極接合体にて発電された電気を効率よく集電することによって、発電された電気を外部に効率よく出力することができる。
このため、従来から、固体高分子型燃料電池は、気体を透過しない金属薄板に対して多数の筋状の凹凸を形成したセパレータが採用されている。ところが、この従来のセパレータにおいては、外部から供給された燃料ガスおよび酸化剤ガスは、セパレータの筋状の凹部(または凸部)を通過してアノード電極層およびカソード電極層に供給される。このため、供給された燃料ガスとアノード電極層、または、酸化剤ガスとカソード電極層とが接触する面積が制限されており、十分な燃料ガスおよび酸化剤ガスを供給できない場合がある。一方で、アノード電極層とセパレータとの接触面積、および、カソード電極層とセパレータとの接触面積は、必要以上に確保されており、セパレータは発電された電気を極めて効率よく集電することができる。
このように、従来から固体高分子型燃料電池に採用されているセパレータでは、ガスを効率よく供給する能力が劣る場合がある一方で、電気を効率よく集電する能力は極めて優れている。すなわち、ガス供給効率と集電効率とのバランスが適切でないと言うことができる。
この問題に対して、例えば、下記特許文献1には、ガス供給効率を改善した燃料電池のセパレータが示されている。この燃料電池のセパレータは、平板状の第1部材(カーボン)と、この第1部材に積層され、アノード電極層およびカソード電極層に弾発的に接触するとともにガス流路を形成する複数の突片が形成された第2部材(金属板)とから構成されている。そして、第2部材の複数の突片によって形成されたガス流路は、突片の周囲や内側に存在する空間とされていて、外部から供給された燃料ガスおよび酸化剤ガスがあらゆる方向に立体的に通過するようになっている。
これにより、燃料ガスおよび酸化剤ガスを良好に拡散させることができ、アノード電極層およびカソード電極層に対するガス供給効率を高めるようになっている。また、従来の燃料電池のセパレータでは、アノード電極層およびカソード電極層に対して、第2部材の突片が面接触する。これにより、発電された電気を効率よく集電することができ、第1部材を介して、外部に電気を出力するようになっている。
ところで、上記従来の燃料電池のセパレータにおいては、燃料ガスおよび酸化剤ガスを良好に拡散させることができるものの、アノード電極層およびカソード電極層と第2部材の突片とを弾性を利用して積極的に面接触させるようになっている。このため、拡散された燃料ガスおよび酸化剤ガスがアノード電極層およびカソード電極層と接触する面積が小さくなる。言い換えれば、第2部材によってアノード電極層およびカソード電極層の表面が覆われる面積が大きくなる。これにより、電極反応に必要なガス量をアノード電極層またはカソード電極層に供給できない可能性があり、改善する余地がある。
このことに対して、例えば、下記特許文献2には、よりガス供給効率を改善した燃料電池が示されている。この燃料電池においては、アノード電極層およびカソード電極層に対して、多孔質金属(ニッケル発泡体)を介して、燃料ガスおよび酸化剤ガスが供給されるようになっている。これにより、アノード電極層およびカソード電極層と、多孔質金属との接触面積をより小さくし、電極反応に必要なガス量が供給されるようになっている。一方、アノード電極層およびカソード電極層と多孔質金属の表面とが接触することにより、発電された電気を効率よく集電するために必要な接触面積は確保されるため、集電効率も良好となる。
しかしながら、一般的に、多孔質金属の製造コストは非常に高く、多孔質金属を採用して燃料電池を製造した場合の製造コストも増大する。したがって、ガス供給効率および集電効率をともに高めるとともに、製造コストが安価となるセパレータの開発が熱望されている。
特開2002−184422号公報 特開平7−22037号公報
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ガスを良好に供給するとともに発電された電気を効率よく集電して、燃料電池の発電効率を向上させる燃料電池用セパレータを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の特徴は、燃料電池の電極構造体を構成する電極層に対して、燃料ガスと酸化剤ガスとをそれぞれ供給するとともに、前記電極層における電極反応によって発電された電気を集電する燃料電池用セパレータであって、導電性を有する素材から成形されて、前記燃料ガスと酸化剤ガスとを分離して混流を防止する平板状のセパレータ本体と、所定の開口形状を有する多数の貫通孔が網目状かつ階段状に形成されたラスメタルであって、前記網目状かつ階段状の貫通孔がラスメタルの形成方向に対して左右方向にて所定のピッチだけオフセットしながら連続的に形成されるラスメタルから成形されて、前記セパレータ本体と前記電極層との間にて、前記燃料ガスまたは酸化剤ガスを前記電極層に供給するためのガス流路を形成するとともに、前記電極層における電極反応によって発電された電気を集電するコレクタと、前記コレクタと前記電極層との間に設けられて導電性を有する繊維状のカーボン層とから構成したことにある。この場合、前記電極層と前記コレクタとが接触する部位の接触面積は、前記セパレータ本体と前記コレクタとが接触する部位の接触面積以上であるとよく、前記コレクタの所定の開口形状は、例えば、六角形状、五角形状あるいは四角形状であるとよい。また、前記コレクタは、前記供給される燃料ガスまたは酸化剤ガスの導通方向と、前記ラスメタルの形成方向とが一致した状態で、前記ガス流路を形成するとよい。
これらによれば、コレクタを、六角形状など所定の開口形状を有する貫通孔が網目状かつ階段状に形成されたラスメタルから成形することができる。これにより、電極層に対する燃料ガスまたは酸化剤ガスのガス供給効率を高めることができるとともに、電極層の電極反応によって発電された電気の集電効率を良好に確保することができる。
すなわち、所定の開口形状を有する貫通孔が網目状かつ階段状に形成されたラスメタルからコレクタを成形することによって、電極層(すなわち、アノード電極層とカソード電極層)とコレクタとの接触状態(態様)を略線状あるいは略点状の接触とすることができる。これにより、供給された燃料ガスまたは酸化剤ガスと電極層とが接触する面積(接触面積)を増加させることができ、電極層における電極反応に必要なガスを十分に供給することができる。
また、電極層にて発電された電気は、電極層の表面からコレクタへ流れ、さらにコレクタからセパレータ本体を介して外部に出力される。このとき、電極層およびセパレータ本体とコレクタとの接触状態(態様)が略線状あるいは略点状となるものの、電気の流れに対して必要十分な接触面積を確保することができる。これにより、発電された電気が流れるときの抵抗を小さくすることができ、電気を効率よく集電することができる。したがって、燃料電池は、外部に対して効率よく電気を出力することができる。
また、コレクタに対して、ガスを導通させるための、例えば、筋状の凹凸や突片などのガス導通路を成形する必要がない。このため、コレクタを極めて容易に成形することができ、生産性を高めることができる。また、ガス導通路を成形する必要がないため、コレクタの厚み寸法を小さくすることができる。これにより、燃料電池の基本構成である単セルの厚みを小さくすることができるため、燃料電池自体の小型化を達成することができる。
また、本発明の他の特徴は、前記ラスメタルを複数枚重ねて、前記コレクタを形成したことにもある。この場合、前記複数枚重ねる各ラスメタルの表面積に対する貫通孔の開口面積の比率がそれぞれ異なるとよい。
これらによれば、燃料ガスまたは酸化剤ガスを導通するための空間、言い換えれば、セパレータ本体と電極層との間の空間を大きくすることができるため、より多くの燃料ガスと酸化剤ガスを導通することができる。これにより、電極層における電極反応に必要なガスを効率よく供給することができる。この場合においても、電極層とセパレータ本体との接触面積を必要十分に確保できるため、効率よく発電された電気を集電することができる。
また、重ねられる各ラスメタルの表面積に対する貫通孔の開口面積の比率すなわち各コレクタの開口率をそれぞれ異ならせることができる。これにより、電極層とコレクタとの接触面積および燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給量を容易に変更することができる。したがって、要求される燃料電池の仕様に応じて、必要な接触面積およびガスの供給量を最適に調整することができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る燃料電池用セパレータ10(以下、単にセパレータ10という)を用いて構成された固体高分子型の燃料電池スタックの一部を概略的に示した断面図である。燃料電池スタックは、2つのセパレータ10と、これらセパレータ10間に配置されて積層されるフレーム20およびMEA30(Membrane-Electrode Assembly:膜−電極接合体)とからなる単セルが複数積層されて構成される。
そして、各単セルに対して、例えば、水素ガスなどの燃料ガスと空気などの酸化剤ガスとが燃料電池スタック外部から導入されると、MEA30にて電極反応が起こることによって電気が発電される。ここで、本明細書では、以下の説明において、燃料ガスと酸化剤ガスとをまとめて単にガスともいう。
セパレータ10は、図1に示すように、燃料電池スタック内に導入されたガスの混流を防ぐセパレータ本体11と、外部から供給されたガスをMEA30に対して一様に拡散するとともに電極反応によって発電された電気を集電するコレクタ12とから構成される。
セパレータ本体11は、金属製の薄板(例えば、板厚が0.1mm程度のステンレス板など)から形成されている。なお、金属製の薄板としては、他に、例えば、金めっきなどの防錆処理を施した鋼板などを採用することができる。また、セパレータ本体11を金属製の薄板から形成することに代えて、導電性を有する非金属材料(例えば、カーボンなど)から形成することも可能である。
そして、セパレータ本体11は、図2に示すように、略正方形の平板状に形成されており、その周縁部分には、ガス導入口11aと、同ガス導入口11aと対向する位置にガス導出口11bが2対形成されている。なお、各対は、互いに略直交するように形成されている。
ガス導入口11aは、略長楕円状の貫通孔に形成されていて、燃料電池スタックの外部から供給された燃料ガスまたは酸化剤ガスを単セル内に導入するとともに、積層された他の単セルに対して供給された燃料ガス又は酸化剤ガスを流通する。ガス導出口11bも、略長楕円状に形成されていて、単セル内に導入されたガスのうちMEA30にて未反応のガスを外部に排出するとともに、積層された他の単セルからの未反応のガスを流通する。
コレクタ12は、所定形状を有する多数の小径の貫通孔が網目状に形成された金属製の薄板(以下、この金属製の薄板をラスメタルRMという)から成形されている。このラスメタルRMは、例えば、板厚が0.1mm程度のステンレス板に対してラス加工を施すことにより、図3(a)に示すように、略六角形状の貫通孔(以下、この貫通孔を六角形貫通孔という)が網目状に成形されている。また、ラスメタルRMは、図3(b)にて図3(a)の側面を示すように、網目状の六角形貫通孔を形成している部分(以下、この部分をストランドという)が順次重なるように連結されて(以下、この連結部分をボンド部という)、その断面形状が階段状となっている。以下、このラスメタルRMを成形するラス加工について説明する。
ラスメタルRMは、例えば、図4(a)に概略的に示すラス加工装置Aを利用して成形される。ラス加工装置Aは、ステンレス板Sを順次供給するための送りローラORと、ステンレス板Sを順次せん断加工して網目状の六角形貫通孔を成形する刃型Hとを備えている。なお、ステンレス板Sは、所定の長さに予め切断された板材であってもよいし、コイル状に巻き取られたコイル材であってもよい。刃型Hは、図4(b)に示すように、上下動および左右動可能な上刃UHとベースに組み付けられた下刃SHとから構成される。そして、上刃UHおよび下刃SHは、せん断加工により千鳥配置に切れ目を形成するとともに、ステンレス板Sに対して階段状の六角形貫通孔を形成するための複数の略台形形状の刃を備えている。
このように構成されたラス加工装置Aにおいては、まず、送りローラORがステンレス板Sを所定の加工長さ(加工ピッチ)だけ刃型Hに送る。刃型Hの上刃UHは、送りローラORによってステンレス板Sが供給されると、下刃SH方向へ降下し、下刃SHとともに略台形形状の刃によってステンレス板Sの一部をせん断して切れ目を加工する。さらに続けて、上刃UHは最下点位置まで降下し、同上刃UHの刃と接触しているステンレス板Sを下方に曲げ伸ばす。これにより、曲げ延ばされた部分には、上刃UHの形状すなわち略台形形状が転写される。そして、上刃UHは、最下点位置から上方の原位置まで復帰する。
続いて、送りローラORが再び加工ピッチだけステンレス板Sを刃型Hに送る。このとき、上刃UHは、左右方向にて、半ピッチだけ移動(すなわち、オフセット)する。そして、上述したように、再び上刃UHが降下する。これにより、ステンレス板Sに対して、前回の降下によって形成した曲げ伸ばし部分から左右方向に半ピッチだけオフセットした位置に切れ目加工および曲げ伸ばし加工が施される。これにより、ステンレス板Sには、六角形貫通孔が形成される。
そして、これらの動作を繰り返すことにより、多数の網目状の六角形貫通孔が千鳥配置に形成されたラスメタルRMが連続的に成形される。ここで、上刃UHの刃が複数の略台形形状に形成されていることによって、上刃UHの降下に伴ってステンレス板Sに切れ目が加工されない部分を設けることができる。この切れ目が加工されない部分がラスメタルRMのボンド部となることにより、ストランドが順次重なるように連結されて、ラスメタルRMはその断面形状が図3(b)に示すような階段状に形成される。そして、ラスメタルRMを所定寸法に切断することにより、コレクタ12が形成される。
フレーム20は、図1および図5に示すように、同一の構造とされた2枚一対の樹脂板本体21,22から構成されていて、一面側にてMEA30に固着されるとともに、他面側にてセパレータ本体11に固着される。これらの樹脂板本体21,22は、セパレータ本体11の外形寸法と略同一の外形寸法とされるとともに、図3(b)に示したコレクタ12の成形高さLよりも僅かに小さい板厚とされている。そして、樹脂板本体21に対して、樹脂板本体22は、同一平面方向にて略90度回転して配置されて積層される。
また、樹脂板本体21,22には、その周縁部分にて、後述するように単セルを形成した状態でセパレータ本体11に形成されたガス導入口11aおよびガス導出口11bの各貫通孔に対応する位置に同各貫通孔の形状と略同一形状の貫通孔21a,21bおよび貫通孔22a,22bが形成されている。また、樹脂板本体21,22には、その略中央部分にて、コレクタ12を収容するための収容孔21c,22cが形成されている。この収容孔21c,22cは、積層されて固着されるセパレータ本体11に形成された一対のガス導入口11aおよびガス導出口11bと、積層される他方の樹脂板本体21または樹脂板本体22に形成された貫通孔21a,21bまたは貫通孔22a,22bとを収容するように形成されている。
このように、収容孔21c,22cを形成することにより、固着されるセパレータ本体11の下面(または上面)、収容孔21cまたは収容孔22cの内周面およびMEA30の上面(または下面)により空間(以下、この空間をガス導通空間という)が形成される。そして、ガス導通空間内に対して、例えば、燃料ガスを一方のガス導入口11aから導入することができるとともに、酸化剤ガスを他方のガス導入口11aおよび貫通孔21aから導入することができる。また、ガス導通空間を通過した未反応の燃料ガスは、一方のガス導出口11bから外部に導出することができるとともに、未反応の酸化剤ガスは、他方のガス導出口11bおよび貫通孔21bから外部に導出することができる。
電極構造体としてのMEA30は、図1および図5に示すように、電解質膜EFと、同電解質膜EF上にて所定の触媒を層状に積層することにより形成されて、燃料ガスが導入されるガス導通空間側に配置されるアノード電極層AEと、酸化剤ガスが導入されるガス導通空間側に配置されるカソード電極層CEとを主要構成部品としている。なお、これら電解質膜EF、アノード電極層AEおよびカソード電極層CEの作用(電極反応)については、本発明に直接関係しないため、その詳細な説明を省略する。
電解質膜EFは、フレーム20の樹脂板本体21,22を積層した際に形成される略正方形の開口部分に比して大きく、かつ、樹脂板本体21,22を積層した状態で貫通孔21a,21bおよび貫通孔22a,22bを塞がない大きさに形成されている。このように、電解質膜EFを形成することにより、ガス導通空間の導入されたガスが他側に形成されたガス導通空間に漏れること(所謂、クロスリーク)が防止される。電極層としてのアノード電極層AEおよびカソード電極層CEは、その大きさがフレーム20の樹脂板本体21,22を積層した際に形成される略正方形の開口部分に比して僅かに小さい外形寸法とされている。
また、アノード電極層AEおよびカソード電極層CEは、それぞれの表面側が導電性を有した繊維から形成されたカーボンクロスCCで覆われて構成される。このカーボンクロスCCは、ガス導通空間内に供給される燃料ガスまたは酸化剤ガスを各電極層に対して均一に供給するものであるとともに、電極反応によって発電された電気をコレクタ12に効率よく供給するものである。すなわち、カーボンクロスCCは繊維状であるため、この繊維間を導通することによって、供給されたガスは一様に拡散される。また、カーボンクロスCCは導電性を有しているため、発電された電気を効率よくコレクタ12に流すことができる。なお、必要に応じて、カーボンクロスCCを省略して実施することもできる。
そして、単セルは、セパレータ本体11、コレクタ12、フレーム20およびMEA30を順次積層することによって形成される。具体的に説明すると、図5に示したように、互いに同一平面内にて略90度回転されて配置される上下2枚のフレーム20間にMEA30を配置し、例えば、接着剤などを塗布することによって各フレーム20間にてMEA30の電解質膜EFを狭持した状態で一体的に固着する。
この一体的に固着したフレーム20およびMEA30に対して、各フレーム20の収容孔21c,22c内にコレクタ12を収容する。このとき、コレクタ12は、積層されるセパレータ本体11に形成された一対のガス導入口11aおよびガス導出口11bの配置方向すなわち導入されたガスの流通方向と、コレクタ12(より詳しくは、ラスメタルRM)の成形方向とが一致するように、フレーム20の収容孔21c,22c内に収容される。
そして、フレーム20の収容孔21c,22c内にコレクタ12を収容した状態で、上下2枚のセパレータ本体11を、例えば、接着剤などを塗布することにより、一体的に固着する。このとき、樹脂板本体21,22の板厚がコレクタ12の成形高さLよりも僅かに小さい寸法であるため、コレクタ12がセパレータ本体11によってMEA30側に若干押圧された状態で組み付けられる。これにより、コレクタ12とMEA30(より詳しくは、カーボンクロスCC)との接触状態を良好に保つとともに、コレクタ12とセパレータ本体11との接触状態も良好に保つことができる。そして、このように形成された単セルは、要求出力に応じて複数積層されることによって、燃料電池スタックを構成する。
このように構成された燃料電池スタックにおいては、図1に示すように、積層された単セル間でセパレータ本体11のガス導入口11a同士およびガス導出口11b同士がフレーム20の貫通孔21a,21bおよび貫通孔22a,22bを介してすべて連通した状態となる。このため、本明細書中の以下の説明においては、各単セルのガス導入口11aおよびフレーム20の貫通孔21a,22aによって形成される連通路をガス供給インナーマニホールド、ガス導出口11bおよびフレーム20の貫通孔21b,22bによって形成される連通路をガス排出インナーマニホールドという。
このガス供給インナーマニホールドを介して燃料ガスまたは酸化剤ガスがそれぞれ外部から供給されると、供給された燃料ガスまたは酸化剤ガスは、ガス導通空間内に導入される。このように導入された燃料ガスまたは酸化剤ガスは、コレクタ12によって、ガス導通空間内を均一に拡散して導通する。
すなわち、供給インナーマニホールドからガス導通空間内に導入されたガスは、ガス導通空間内に配置されたコレクタ12に接触しながらガス排出インナーマニホールドに向けて流れる。ここで、コレクタ12は、上述したように、多数の六角形貫通孔が網目状かつ階段状に形成されたラスメタルRMから成形されている。さらに詳しくは、ガスの流れる方向に対して、ラスメタルRMの多数の六角形貫通孔は千鳥配置に形成されている。
このため、ガス導通空間内におけるガスの流れは、コレクタ12すなわちラスメタルRMに形成された千鳥配置の六角形貫通孔を通過することによって乱流となる。これにより、供給マニホールドから導入されたガスは、ガス導通空間内において均一に拡散した状態、言い換えれば、ガス濃度勾配が均一化される。このように、ガス導通空間内のガス濃度勾配が均一化され、さらに、ガスがカーボンクロスCCを通過することにより、アノード電極層AEとカソード電極層CEに対して、燃料ガスまたは酸化剤ガスが均一に供給される。
ところで、単セルを形成するコレクタ12は、カーボンクロスCCに対して、ラスメタルRMのボンド部、より詳しくは、階段状に形成された六角形貫通孔の一辺を構成する各ボンド部で接触する(以下、カーボンクロスCCと接触する側のボンド部を図3(a)に示すように第1ボンド部という)。これにより、図6に示すように、コレクタ12とカーボンクロスCCとの接触態様が略線状となり、コレクタ12とカーボンクロスCCとが接触する部分の面積(接触面積)を必要最小限の大きさとすることができる。
このように、コレクタ12とカーボンクロスCCとの接触面積を必要最小限とすることにより、ガス導通空間内に一様に拡散した燃料ガスまたは酸化剤ガスとカーボンクロスCCとが接触する面積(ガス接触面積)を大きくすることができる。すなわち、コレクタ12を積層したときに、接触部分によって塞がれるカーボンクロスCCの表面積を小さくすることができる。
これにより、カーボンクロスCCを通過してアノード電極層AEまたはカソード電極層CEに供給される燃料ガス量または酸化剤ガス量が多くすることができる。このため、ガス供給効率が向上し、MEA30における電極反応の効率を向上させることができる。また、ガスを効率よく供給することができるため、MEA30に供給されることなく外部に排出される未反応ガスを減少させることができる。したがって、燃料電池は、効率よく電気を発電することができる。
ここで、コレクタ12とカーボンクロスCCとの接触面積は、MEA30における電極反応によって発電される電気を集電する際の抵抗(以下、この抵抗を集電抵抗という)を小さくして集電効率が向上するように設定される。すなわち、接触面積をより小さく設定した場合には、カーボンクロスCCのガス接触面積が大きくなって燃料電池の発電効率が向上するものの、カーボンクロスCCからコレクタ12への電気の流れが阻害されて集電抵抗が大きくなり、集電効率が低下する。逆に、接触面積をより大きく設定した場合には、集電抵抗が小さくなって集電効率が向上するものの、カーボンクロスCCのガス接触面積が小さくなって燃料電地の発電効率が低下する。
したがって、コレクタ12とカーボンクロスCCとの接触面積は、燃料電池の発電効率と集電効率とがバランスよく両立できるように設定される。なお、接触面積は、例えば、ラスメタルRM(すなわちコレクタ12)の第1ボンド部の長さを適宜変更することによって、容易に調整することができる。
また、コレクタ12は、セパレータ本体11に対して、第1ボンド部の他側に形成されたラスメタルRMのボンド部(以下、セパレータ本体11と接触する側のボンド部を図3(b)に示すように第2ボンド部という)で接触する。このため、図6に示したように、コレクタ12とセパレータ本体11との接触態様も略線状となる。
ここで、コレクタ12とセパレータ本体11とは、ともに導電性の良好なステンレスの薄板から形成される。このため、コレクタ12とセパレータ本体11とが略線状に接触することによって接触面積を必要十分に確保でき、この結果、コレクタ12からセパレータ本体11に電気が流れる際の抵抗(以下、この抵抗を接触抵抗という)を十分に小さくすることができる。したがって、コレクタ12によって集電された電気を効率よくセパレータ本体11に供給することができる。これにより、例えば、セパレータ本体11に接続された図示しない外部回路に対して、発電された電気を効率よく出力することができる。
以上の説明からも理解できるように、この実施形態によれば、コレクタ12を、六角貫通孔を網目状かつ階段状に形成したラスメタルRMから成形することができる。これにより、MEA30に対する燃料ガスまたは酸化剤ガスのガス供給効率を高めることができるとともに、MEA30の電極反応によって発電された電気の集電効率を良好に確保することができる。
すなわち、六角形貫通孔が形成されたラスメタルRMからコレクタ12を成形することによって、アノード電極層AEとカソード電極層CE、より詳しくは、カーボンクロスCCとコレクタ12との接触態様を略線状の接触とすることができる。これにより、供給されたガスとカーボンクロスCCとのガス接触面積を増加させることができ、アノード電極層AEとカソード電極層CEにおける電極反応に必要なガスを十分に供給することができる。さらに、カーボンクロスCCとコレクタ12との必要十分な接触面積を確保できるため、集電抵抗を低減することもできる。
また、MEA30にて発電された電気は、カーボンクロスCCからコレクタ12へ流れ、さらにコレクタ12からセパレータ本体11を介して外部に出力される。このとき、カーボンクロスCCおよびセパレータ本体11と、コレクタ12との接触態様が略線状となるため、必要十分な接触面積を確保でき、接触抵抗を低減することができる。これにより、電気を効率よく集電することができて効率よく電気を出力することができる。
また、カーボンクロスCCおよびセパレータ本体11と、コレクタ12との接触面積を適切に確保することができるため、導電性を改善する金めっきなどを施す必要がない。これにより、コレクタ12を極めて安価に成形(製造)することができて、燃料電池の製造コストを低減することができる。
また、コレクタ12に対して、ガスを導通させるための、例えば、筋状の凹凸などのガス導通路を成形する必要がない。このため、コレクタ12(すなわち、ラスメタルRM)を極めて容易に成形することができ、生産性を高めることができる。また、ガス導通路を成形する必要がないため、コレクタ12の厚み寸法を小さくすることができる。これにより、単セルの厚みを小さくすることができるため、燃料電池自体の小型化を達成することができる。
上記実施形態においては、六角形貫通孔が網目状かつ階段状に形成されたラスメタルRMを用いてコレクタ12を成形して実施した。ところで、ラスメタルに形成される貫通孔の形状は、ガス供給効率を高めるとともに集電抵抗および接触抵抗を低減できる形状であれば、六角形貫通孔に限定されるものではない。以下、貫通孔形状を変更したラスメタルを採用した変形例について具体的に説明する。なお、各変形例の説明においては、上記実施形態と同一部分に同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
ラスメタルに形成される貫通孔の形状としては、図7(a)に示すように、例えば、菱形(四角形)を採用することができる。以下、貫通孔の形状として菱形を採用した場合の第1変形例を説明する。菱形の貫通孔(以下、この貫通孔を菱形貫通孔という)を有するラスメタルRM’も、例えば、上記実施形態のラス加工装置Aを用いて成形される。ただし、ラスメタルRM’を成形する場合には、刃型Hを構成する上刃UHの刃形状が上記実施形態の場合と異なる。
すなわち、この第1変形例における上刃UHの刃形状は、形成する菱形貫通孔の形状に合わせて複数の山谷形状(略三角形状)に変更されている。そして、この第1変形例においても、ラス加工装置Aは、送りローラORによって加工ピッチだけステンレス板Sを送り、左右上下動する上刃UHによって、一部をせん断して千鳥配置の切れ目を加工するするとともにステンレス板Sを曲げ伸ばし、この曲げ延ばした部分に略三角形状を転写する。そして、これらの動作を繰り返すことにより、多数の網目状かつ階段状の菱形貫通孔を千鳥配置に成形したラスメタルRM’が連続的に形成される。
また、この第1変形例においては、上刃UHの刃形状が複数の山谷形状に形成されていることによって、谷形状部分にてボンド部が形成される。すなわち、ラスメタルRM’の菱形貫通孔の頂点部分にボンド部が形成される。これにより、ストランドが順次重なるように連結されて、ラスメタルRM’はその断面形状が図7(b)に示すような階段状に成形される。そして、ラスメタルRM’は、所定寸法に切断されることによって、コレクタ12’に成形される。このように成形されたコレクタ12’も、上記実施形態と同様にフレーム20の収容孔21c,22c内に収容されて、単セルを構成する。
この第1変形例においても、ガス供給インナーマニホールドを介してガス導通空間内にガスが供給されると、供給されたガスは、コレクタ12’によって一様に拡散して導通する。すなわち、供給されたガスは、上記実施形態と同様に、コレクタ12’に接触しながらガス導通空間内を流れる。このため、ガス導通空間内におけるガスの流れがコレクタ12’に形成された千鳥配置の菱形貫通孔を通過することによって乱流となり、ガスは、ガス導通空間内にて一様に拡散した状態となる。したがって、上記実施形態と同様に、カーボンクロスCCを通過したガスは、アノード電極層AEとカソード電極層CEに対して、均一に供給される。
さらに、この第1変形例におけるコレクタ12’は、カーボンクロスCCに対してラスメタルRM’の第1ボンド部、すなわち、図7(a)に示すように、階段状に形成された菱形貫通孔の頂点部分を構成する各ボンド部で接触する。これにより、図8に示すように、コレクタ12’とカーボンクロスCCとの接触態様が略点状となり、コレクタ12’とカーボンクロスCCとの接触面積が、上記実施形態に比してより小さくなる。
このように、接触面積がより小さくなることによって、ガス導通空間内に一様に拡散したガスと接触するカーボンクロスCCのガス接触面積はより大きくなる。このため、カーボンクロスCCを通過してアノード電極層AEまたはカソード電極層CEに供給されるガスのガス供給効率が大幅に向上する。これにより、MEA30における電極反応の効率を向上させることができるとともに、排出される未反応ガスを減少させることができる。したがって、燃料電池は、極めて効率よく電気を発電することができる。
ただし、上記実施形態において説明したように、コレクタ12’とカーボンクロスCCとの接触面積が小さくなると、集電抵抗が増大する。このため、第1変形例においては、コレクタ12’とカーボンクロスCC間の集電抵抗を低減するために、コレクタ12’の接触部位には、例えば、金めっきなどが施される。これにより、カーボンクロスCCとコレクタ12’間の導電性が大幅に改善され、その結果、集電抵抗を大幅に低減することができる。したがって、発電された電気を効率よく外部に出力することができる。
また、図7(a)に示したコレクタ12’とセパレータ本体11との第2ボンド部における接触状態も略点状となって、接触抵抗が増大することが懸念される。しかしながら、コレクタ12’とセパレータ本体11とは、ともに導電性の良好なステンレス板から成形されるため、コレクタ12’のセパレータ本体11との接触部位については、金めっきなどを施すことを省略して実施することが可能である。なお、この場合には、より接触抵抗を低減するために、例えば、コレクタ12’とセパレータ本体11とを接合することも可能である。
したがって、コレクタ12’を採用した第1変形例においても、上記実施形態と同様に、ガス供給効率と集電効率をバランスよく両立することができる。これにより、上記実施形態と同様の効果が期待できる。なお、この第1変形例においては、コレクタ12’に導電性を改善するための、例えば、金めっきを施す必要があるため、上記実施形態の場合に比して燃料電池の製造コストが上昇する可能性がある。しかし、例えば、従来の燃料電池のように多孔質金属を採用した場合と比較すると、コレクタ12’の製造コストは大幅に低減することが可能であるため、燃料電池を安価に製造することができる。
上記第1変形例においては、菱形貫通孔を網目状かつ階段状に形成したラスメタルRM’からコレクタ12’を成形して実施した。これに代えて、貫通孔形状を略五角形としたラスメタルRM’’を採用して実施することも可能である。以下、この第2変形例を説明する。
この第2変形例におけるラスメタルRM’’は、図9(a)に示すように、網目状かつ階段状に形成される貫通孔の形状が略五角形(以下、この五角形の貫通孔を五角形貫通孔という)とされている。そして、このラスメタルRM’’も、例えば、ラス加工装置Aを用いて成形される。ただし、ラスメタルRM’’を成形する場合には、刃型Hを構成する上刃UHの刃形状が上記実施形態および第1変形例の場合と異なる。
すなわち、この第2変形例における上刃UHの刃形状は、形成する五角形貫通孔の形状に合わせて変更されている。具体的に説明すると、例えば、上刃UHの刃形状は、上記実施形態と同様に複数の略台形形状または上記第1変形例と同様に複数の略三角形状とされる。
そして、この第2変形例においても、ラス加工装置Aは、送りローラORによって加工ピッチだけステンレス板Sを送り、左右上下動する上刃UHによって、一部をせん断して千鳥配置の切れ目を加工するとともにステンレス板Sを曲げ伸ばし、この曲げ伸ばした部分に略台形形状を転写する。なお、上刃UHの刃形状を略三角形状とした場合には、上記第1変形例の場合に比して、ステンレス板Sの曲げ伸ばし量が小さく設定される。そして、これらの動作を繰り返すことにより、多数の網目状かつ階段状の五角形貫通孔を千鳥配置に成形したラスメタルRM’’が連続的に形成される。
また、この第2変形例においては、上刃UHの刃形状が複数の略台形形状または略三角形状に形成されていることによって、これら形状の谷形状部分にてボンド部が形成される。具体的に説明すると、この第2変形例においては、図9(a)に示すように、形成された五角形貫通孔の一辺と、同辺に対向する頂点とがそれぞれボンド部となる。これにより、ストランドが順次重なるように連結されて、ラスメタルRM’’はその断面形状が図9(b)に示すような階段状に成形される。そして、ラスメタルRM’’は、所定寸法に切断されることによって、コレクタ12’’に成形される。このように成形されたコレクタ12’’も、上記実施形態と同様にフレーム20の収容孔21c,22c内に収容されて、単セルを構成する。
そして、この第2変形例においても、ガス供給インナーマニホールドを介してガス導通空間内にガスが供給されると、供給されたガスは、コレクタ12’’によって一様に拡散して導通する。すなわち、供給されたガスは、上記実施形態と同様に、コレクタ12’’に接触しながらガス導通空間内を流れる。このため、ガス導通空間内におけるガスの流れがコレクタ12’’に形成された千鳥配置の五角形貫通孔を通過することによって乱流となり、ガスは、ガス導通空間内にて一様に拡散した状態となる。したがって、上記実施形態と同様に、カーボンクロスCCを通過したガスは、アノード電極層AEとカソード電極層CEに対して、均一に供給される。
また、この第2変形例のコレクタ12’’においては、カーボンクロスCCに接触するラスメタルRM’’の第1ボンド部を、図9(a)に示すように、五角形貫通孔を形成する一辺側とすることができる。すなわち、コレクタ12’’とカーボンクロスCCとの接触態様を略線状とすることができる。これにより、上記実施形態と同様に、コレクタ12’’とカーボンクロスCCとの接触面積を適切に確保することができ、集電抵抗を低減することができる。より詳しくは、五角形貫通孔の開口形状(メッシュサイズ)を、例えば、六角形貫通孔と同程度のメッシュサイズとした場合には、コレクタ12’’の第1ボンド部の線長がコレクタ12の第1ボンド部の線長よりも長くなる。したがって、コレクタ12’’とカーボンクロスCCとの間の接触面積をより大きく確保することができる。
一方、このようにカーボンクロスCCと五角形貫通孔の一辺側で接触するコレクタ12’’においては、セパレータ本体11に接触するラスメタルRM’’の第2ボンド部が、図9(a)に示すように、五角形貫通孔を形成する頂点側となる。この場合、コレクタ12’’(すなわちラスメタルRM’’)とセパレータ本体11とは、ともに導電性が良好なステンレス板から成形されている。これにより、コレクタ12’’とセパレータ本体11との接触態様が略点状となっていても、接触抵抗の上昇を抑制することができ、導電性を改善するために、例えば、高価な金めっきなどを施す必要がない。なお、この場合にも、より接触抵抗を低減するために、例えば、コレクタ12’とセパレータ本体11とを接合することも可能である。したがって、ガス供給効率を良好に確保するとともに、集電効率を良好に確保することができる。さらに、導電性を改善するための金めっきなどを省略することができるため、上記実施形態と同様に、極めて安価にコレクタ12’’を成形することができる。このため、燃料電池の製造コストを大幅に低減することができる。
ここで、第2変形例においては、ラスメタルRM’’として略五角形の貫通孔である五角形貫通孔を形成するように実施した。これに対して、図10に示すように、ラスメタルRM’’の第1ボンド部の線長を長くした多角形の貫通孔を形成して実施することも可能である。この場合には、コレクタ12’’とカーボンクロスCCとの接触面積を極めて大きく確保することができるため、より集電抵抗を低減することができる。
本発明の実施にあたっては、上記実施形態および第1、第2変形例に限定されることなく、本発明の目的を逸脱しない限り、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態および第1、第2変形例においては、1枚のラスメタルRM,RM’,RM’’からコレクタ12,12’,12’’をそれぞれ成形し、これらのコレクタ12,12’,12’’をフレーム20の収容孔21c,22c内に収容するように実施した。これに対して、ラスメタルRM,RM’,RM’’を複数枚重ねて、コレクタ12,12’,12’’を成形して実施することも可能である。なお、この場合には、ラスメタルRM,RM’,RM’’を重ねる枚数に応じて、フレーム20の板厚が変更されることはいうまでもない。
このように、コレクタ12,12’,12’’を成形した場合には、ガス導通空間の高さ方向寸法が大きくなるため、供給インナーマニホールドからガス導通空間内に供給する燃料ガス量および酸化剤ガス量を増大することができる。そして、このように供給される燃料ガス量および酸化剤ガス量が増大した場合であっても、コレクタ12,12’,12’’によって、ガス導通空間内におけるガスの流れを乱流とすることができる。これにより、ガス供給効率をより高めることができて、燃料電池の発電効率を良好に確保することができる。
また、ラスメタルRM,RM’,RM’’を複数枚重ねて、コレクタ12,12’,12’’を成形した場合であっても、コレクタ12,12’,12’’と、カーボンクロスCCまたはセパレータ本体11との接触態様が上述した実施形態および各変形例と同様となる。これにより、集電効率を良好に確保できる。したがって、この場合においても、ガス供給効率と集電効率とをバランスよく両立して実施することができる。
また、このように複数枚のラスメタルRM,RM’,RM’’を重ねてコレクタ12,12’,12’’を形成する場合には、ラスメタルRM,RM’,RM’’の表面積に対する貫通孔の開口面積比率(すなわち開口率)を異ならせて重ねることも可能である。このように、ラスメタルRM,RM’,RM’’の開口率を異ならせて重ねることによって、アノード電極層AEおよびカソード電極層CE(より詳しくは、カーボンクロスCC)とコレクタ12,12’,12’’との接触面積およびガス供給量を容易に変更することができる。これにより、要求される燃料電池の仕様に応じて、必要な接触面積およびガス供給量を最適に調整することができる。
本発明の実施形態に係る燃料電池用セパレータを用いて構成した燃料電池スタックの一部を示した概略図である。 図1のセパレータを構成するセパレータ本体を示した概略的な斜視図である。 (a),(b)は、コレクタを形成するラスメタルを説明するための図である。 (a)は、図3のラスメタルを成形するラス加工装置を概略的に示した概略図であり、(b)は、(a)の刃型の形状を説明するための図である。 図1に示したフレームおよびMEAの組み付け状態を説明するための概略的な分解斜視図である。 MEAおよびセパレータ本体とコレクタとの接触態様を説明するための図である。 (a),(b)は、図1に示した実施形態の第1変形例に係るコレクタを形成するラスメタルを説明するための図である。 第1変形例におけるMEAおよびセパレータ本体とコレクタとの接触態様を説明するための図である。 (a),(b)は、図1に示した実施形態の第2変形例に係るコレクタを形成するラスメタルを説明するための図である。 図1に示した実施形態の第2変形例をさらに変形したコレクタを形成するラスメタルを説明するための図である。
符号の説明
10…セパレータ、11…セパレータ本体、12…コレクタ、20…フレーム、30…MEA、RM…ラスメタル

Claims (6)

  1. 燃料電池の電極構造体を構成する電極層に対して、燃料ガスと酸化剤ガスとをそれぞれ供給するとともに、前記電極層における電極反応によって発電された電気を集電する燃料電池用セパレータであって、
    導電性を有する素材から成形されて、前記燃料ガスと酸化剤ガスとを分離して混流を防止する平板状のセパレータ本体と、
    所定の開口形状を有する多数の貫通孔が網目状かつ階段状に形成されたラスメタルであって、前記網目状かつ階段状の貫通孔がラスメタルの形成方向に対して左右方向にて所定のピッチだけオフセットしながら連続的に形成されるラスメタルから成形されて、前記セパレータ本体と前記電極層との間にて、前記燃料ガスまたは酸化剤ガスを前記電極層に供給するためのガス流路を形成するとともに、前記電極層における電極反応によって発電された電気を集電するコレクタと
    前記コレクタと前記電極層との間に設けられて導電性を有する繊維状のカーボン層とから構成したことを特徴とする燃料電池用セパレータ。
  2. 請求項1に記載した燃料電池用セパレータにおいて、
    前記電極層と前記コレクタとが接触する部位の接触面積は、前記セパレータ本体と前記コレクタとが接触する部位の接触面積以上であることを特徴とする燃料電池用セパレータ。
  3. 前記ラスメタルを複数枚重ねて、前記コレクタを形成した請求項1または請求項2に記載した燃料電池用セパレータ。
  4. 前記複数枚重ねる各ラスメタルの表面積に対する貫通孔の開口面積の比率がそれぞれ異なる請求項3に記載した燃料電池用セパレータ。
  5. 前記コレクタは、前記供給される燃料ガスまたは酸化剤ガスの導通方向と、前記ラスメタルの形成方向とが一致した状態で、前記ガス流路を形成する請求項1または請求項2に記載した燃料電池用セパレータ。
  6. 前記コレクタの所定の開口形状は、六角形状である請求項1または請求項2に記載した燃料電池用セパレータ。
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