JP3972759B2 - 燃料電池用セパレータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は燃料電池用セパレータに関する。
【0002】
【従来の技術】
固体高分子電解質型燃料電池は、膜−電極アッセンブリ(MEA:Membrane-Electrode Assembly )とセパレータとの積層体からなる。膜−電極アッセンブリは、イオン交換膜からなる電解質膜とこの電解質膜の一面に配置された触媒層からなる電極(アノード、燃料極)および電解質膜の他面に配置された触媒層からなる電極(カソード、空気極)とからなる。膜−電極アッセンブリとセパレータとの間には、アノード側、カソード側にそれぞれ拡散層が設けられる。セパレータには、アノードに燃料ガス(水素)を供給するための燃料ガス流路が形成され、カソードに酸化ガス(酸素、通常は空気)を供給するための酸化ガス流路が形成されている。また、セパレータには冷媒(通常、冷却水)を流すための冷媒流路も形成されている。膜−電極アッセンブリとセパレータを重ねてセルを構成し、少なくとも1つのセルからモジュールを構成し、モジュールを積層してセル積層体とし、セル積層体のセル積層方向両端に、ターミナル、インシュレータ、エンドプレートを配置し、セル積層体をセル積層方向に締め付け、セル積層体の外側でセル積層方向に延びる締結部材(たとえば、テンションプレート)、ボルト・ナットにて固定して、スタックを構成する。
各セルの、アノード側では、水素を水素イオン(プロトン)と電子にする反応が行われ、水素イオンは電解質膜中をカソード側に移動し、カソード側では酸素と水素イオンおよび電子(隣りのMEAのアノードで生成した電子がセパレータを通してくる、またはセル積層方向一端のセルのアノードで生成した電子が外部回路を通して他端のセルのカソードにくる)から水を生成するつぎの反応が行われる。
アノード側:H2 →2H+ +2e-
カソード側:2H+ +2e- +(1/2)O2 →H2
図4にモデル化して示すように、たとえば特開2000−82482は、ガス入口(たとえば、酸化ガス入口28a)とガス出口(たとえば、酸化ガス出口28b)がセパレータ18の同じ側(矩形状セパレータの同じ辺側)に位置し、ガス流路(たとえば、酸化ガス流路28)が複数の折り返し部(たとえば、酸化ガス流路の折り返し部28c)を有するサーペンタイン流路から構成された燃料電池を開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のサーペンタインガス流路を有する燃料電池には、つぎの課題がある。
(i) ガス流路が長いため、ガス入口とガス出口間のガス濃度差が大きく、下流側でガス濃度が低下し発電状態が低下する。特開2000−82482では、これを中間マニホールドを設けることにより解決しているが、中間マニホールドを設けると燃料電池をコンパクト化できない。
(ii)高電流密度域で燃料電池のIV特性(電流−電圧特性)が急激に低下する。その原因は、水の大量生成によるフラッディングとガス供給不足と考えられている。
本発明の目的は、サーペンタインガス流路を有する燃料電池における、ガス流路の下流側でのガス濃度低下を抑制できる燃料電池用セパレータを提供することにある。
本発明のもう一つの目的は、燃料電池における、高電流密度域で大量に生成される水を速やかに系外に排出できる燃料電池用セパレータを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) 複数の折り返し部と折り返し部で連通された複数の段をもつガス流路を有する燃料電池用セパレータであって、最上流の段の折り返し部と最下流の段とを連通するバイパス通路を設けバイパス通路を流通したガスと水を最下流の段を通した後ガス出口から流出させるようにし、前記セパレータは重力方向に平行に配置され、ガス入口がセパレータの下部に、ガス出口がセパレータの上部に位置しており、バイパス通路の入口は最上流の折り返し部の下部に位置しており、バイパス通路の出口は最下流の折り返し部の仕切りリブの先端より下流側に位置している燃料電池用セパレータ。
(2) ガス入口とガス出口がセパレータの同じ側に位置し、ガス流路が複数の折り返し部と折り返し部で連通された複数の段をもつ燃料電池用セパレータであって、最上流の折り返し部と最下流の折り返し部とを連通するバイパス通路を設けバイパス通路を流通したガスと水を最下流の段を通した後ガス出口から流出させるようにし、前記セパレータは重力方向に平行に配置され、ガス入口がセパレータの下部に、ガス出口がセパレータの上部に位置しており、バイパス通路の入口は最上流の折り返し部の下部に位置しており、バイパス通路の出口は最下流の折り返し部の仕切りリブの先端より下流側に位置している燃料電池用セパレータ。
【0005】
上記(1)、(2)の燃料電池用セパレータでは、バイパス通路を設けたので、上流側の濃度の高いガスがバイパス通路を通して下流側に導かれ、下流側のガス濃度低下が抑制されて発電状態が向上する。
また、高電流密度時に、水生成の多い上流側で生成された水がバイパス通路を通して下流側に流れるので速やかに系外に排出され、従来の、生成水がセル内部を通過する場合のように生成水が電極へのガスの供給を阻害して発電性能を低下させることを防止することができる。また、セパレータは重力方向に平行に配置され、ガス入口が下、ガス出口が上に位置する場合、上流側で生成した水はバイパス通路を通して、ガス流で、下流側に流される。
上記(2)の燃料電池用セパレータでは、ガス入口とガス出口がセパレータの同じ側に位置するので、最上流側の折り返し部と最下流側の折り返し部もセパレータの同じ側でガス入口とガス出口と反対側に位置する。その結果、バイパス通路を、発電領域の縁部に、ガス流路領域および発電領域をほとんど狭めないように、配置することができ、燃料電池の発電性能をほとんど低下させずに、かつ、燃料電池のコンパクト化をほとんど妨げずに、配置することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の燃料電池を図1〜図3を参照して説明する。
本発明の燃料電池は固体高分子電解質型燃料電池10である。該燃料電池10は、たとえば燃料電池自動車に搭載される。ただし、自動車以外に用いられてもよい。
【0007】
固体高分子電解質型燃料電池10は、図1、図2に示すように、膜−電極アッセンブリ(MEA:Membrane-Electrode Assembly )とセパレータ18との積層体からなる。膜−電極アッセンブリは、イオン交換膜からなる電解質膜11と、この電解質膜の一面に配置された触媒層12からなる電極(アノード、燃料極)14および電解質膜11の他面に配置された触媒層15からなる電極(カソード、空気極)17とからなる。膜−電極アッセンブリとセパレータ18との間には、アノード側、カソード側にそれぞれ拡散層13、16が設けられる。
膜−電極アッセンブリとセパレータ18を重ねてセル19を構成し、少なくとも1つのセルからモジュールを構成し、モジュールを積層してセル積層体とし、セル積層体のセル積層方向両端に、ターミナル20、インシュレータ21、エンドプレート22を配置し、セル積層体をセル積層方向に締め付け、セル積層体の外側でセル積層方向に延びる締結部材(たとえば、テンションプレート24)、ボルト・ナット25にて固定して、スタック23を構成する。
【0008】
セパレータ18には、アノード14に燃料ガス(水素)を供給するための燃料ガス流路27が形成され、カソード17に酸化ガス(酸素、通常は空気)を供給するための酸化ガス流路28が形成されている。また、セパレータには冷媒(通常、冷却水)を流すための冷媒流路26も形成されている。冷媒流路26はセル毎に、または複数のセル毎に(たとえば、モジュール毎に)設けられている。
ガス流路27、28を流れるガスは、発電により消費されるので下流側ほど濃度が薄くなるが、流速を維持するために、下流側ほどガス流路27、28の幅は段階状に小さくしてある。
【0009】
図3に示すように、燃料ガス流路27は、ガス入口27aと、ガス出口27bと、1以上の折り返し部27cと、折り返し部27c同士または折り返し部27cとガス入口27aまたはガス出口27bを結ぶ複数の(直線状流路部である)段27dを有する。同様に、酸化ガス流路28は、ガス入口28aと、ガス出口28bと、1以上の折り返し部28cと、折り返し部28c同士または折り返し部28cとガス入口28aまたはガス出口28bを結ぶ複数の(直線状流路部である)段28dを有する。
【0010】
セパレータ18には、入口側および出口側の冷媒マニホールド29a、29b、入口側および出口側の燃料ガスマニホールド30a、30b、入口側および出口側の酸化ガスマニホールド31a、31bが形成されている。入口側冷媒マニホールド29aは冷媒流路26の冷媒入口に連通しており、出口側冷媒マニホールド29bは冷媒流路26の冷媒出口に連通している。
入口側燃料ガスマニホールド30aは燃料ガス流路27の燃料ガス入口27aに連通しており、出口側燃料ガスマニホールド30bは燃料ガス流路27の燃料ガス出口27bに連通している。
入口側酸化ガスマニホールド31aは酸化ガス流路28の酸化ガス入口28aに連通しており、出口側酸化ガスマニホールド31bは酸化ガス流路28の酸化ガス出口28bに連通している。
【0011】
セパレータ18は、カーボン、または金属、または金属と樹脂、または導電性を付与された樹脂、の何れか、またはその組み合わせ、からなる。ガス流路27、28は、セパレータ18に形成された溝、凹部、縞状凸部間のスペースなどの何れかからなり、通常、段27d、28dは複数の流路群からなる。そして、サーペンタイン流路の場合、段27d、28dと段27d、28dとの間にはガスの仕切線となるリブ27e、28eが設けられている。このリブ27e、28eはセパレータの発電領域の一辺から対向辺に向かって対向辺近傍まで延びており、対向辺とリブ27e、28e先端との間は流路の折り返し部の流路幅を構成している。
【0012】
燃料ガス流路27および酸化ガス流路28の少なくとも一方のガス流路27、28(たとえば、図3では、酸化ガス流路28)には、上流側の段27d、28dからそれより下流側の段27d、28dとの間にわたって延びるバイパス通路32が設けられており、バイパス通路32を通ったガスはその下流側の段27d、28dを通過した後、ガス出口27b、28bから流出するようになっている。図3の例では、上流側の段27d、28dは、最上流の段であり、それより下流側の段27d、28dは、最下流の段である
【0013】
バイパス通路32は、セパレータ18に形成されており、セルの発電領域(電解質膜11とガス供給流路があって発電をする領域)にある。
バイパス通路32の入口32aは、上流側の段27d、28dのうち最も生成水が溜まりやすい部位(セパレータ面が重力方向と平行である時は、段の下に重力で水が溜まりやすいので、段の下部)に開口している。
バイパス通路32の出口32bは、下流側の段27d、28dのうち上流端近傍にあって、バイパス通路32から流出した水が下流側の段27d、28d(およびそれより下流側の段がある場合はその段も含む)を通過しその段27d、28dをガスリッチにし発電状態を向上させ、その後ガス出口27b、28bから排出されるようになっている。また、バイパス通路32の出口32bは、セパレータ面が重力方向と平行である時は、バイパス通路32の出口32bから垂れた水が下流側の段27d、28dの仕切リブ27e、28eで受けられるように、仕切リブ27e、28e先端より下流側にあることが望ましい。
【0014】
図3の例では、ガス流路27、28の少なくとも一方のガス流路(たとえば、酸化ガス流路28)において、ガス入口27a、28aとガス出口27b、28bがセパレータ18の同じ側(同じ辺側)に位置している。ただし、ガス入口27a、28aとガス出口27b、28bがセパレータ18の同じ側に位置していなくてもよい。
図3に示すように、ガス入口27a、28aとガス出口27b、28bがセパレータ18の同じ側に位置する場合、最上流側の折り返し部27c、28cと最下流側の折り返し部27c、28cもセパレータ18の同じ側でガス入口とガス出口と反対側に位置する。その結果、バイパス通路32を、発電領域(発電領域内であってもよいし、発電領域外の発電領域に沿った位置でもよい)の縁部に、ガス流路領域および発電領域を狭めないかまたはほとんど狭めないように、配置することができ、燃料電池の発電性能をほとんど低下させずに、かつ、燃料電池のコンパクト化をほとんど妨げずに、配置することができる。
【0015】
セパレータ18は重力方向に平行に配置されている。
セパレータ18が重力方向に平行に配置される場合は、上下関係が生じるが、図3の例では、ガス入口28aがセパレータの下部、ガス出口28bがセパレータの上部に位置している。セパレータ18が重力方向に平行に配置される場合でガス出口が上にある場合は、ガス流で、バイパス通路32を通して重力に抗して下流側の段に流すようにする。バイパス通路32は発電領域の縁部にあって、ガス流路に比べて通路幅が狭く、ガス流速が大きいので、ガス流で、重力に抗して、水を下流側に流すことができる。
【0016】
つぎに、本発明の作用を説明する。
ガス流路27、28の上流側の段27d、28dからそれより下流側の段27d、28dに連通するバイパス通路32を設けたので、上流側の段のガス濃度(燃料ガスの場合は水素濃度、酸化ガスの場合は酸素濃度)の高いガスがバイパス通路32を通して下流側の段27d、28dに流れ、下流側の段27d、28dを通った後、ガス出口27b、28bから排出され、下流側の段27d、28dのガス濃度低下が抑制される。その結果、従来は濃度低下により低下していた下流側の段27d、28dの発電状態が上がり、全体としての発電特性が向上する。
【0017】
また、高電流密度域には、ガス濃度の高い上流側の段27d、28dで水が比較的大量に生成されるが、その水は、バイパス通路32を通して下流側の段27d、28dに流れ、速やかに系外に排出される。最上流段が最も生成水が多く水が溜まりやすいので、それをバイパス通路32を通して下流側の段27d、28dに流し、速やかに系外に排出することは、生成水による発電阻害の防止する上において、効果が大きい。従来のように上流側の段で生成された水が内部の流路(サーペンタインガス流路の、バイパス通路と並列な部分)を通過すれば水が存在する部分は発電に寄与できないため、発電性能が低下してしまうが、本発明ではそれを抑制、または防止できる。
【0018】
【発明の効果】
請求項1、請求項2の燃料電池用セパレータによれば、バイパス通路を設けたので、上流側の濃度の高いガスがバイパス通路を通して下流側に流れ、下流側のガス濃度低下を抑制でき、発電状態を向上できる。
また、高電流密度時に、水生成の多い上流側で生成された水がバイパス通路を通して下流側に流れるので速やかに系外に排出でき、生成水が電極へのガスの供給を阻害することを防止でき、発電性能の低下を抑制することができる。
また、セパレータが重力方向に平行に配置され、ガス入口が下、ガス出口が上に位置する場合でも、上流側で生成した水をバイパス通路を通して、ガス流で、下流側に流すことができる。
請求項2の燃料電池用セパレータによれば、ガス入口とガス出口がセパレータの同じ側に位置するので、最上流側の折り返し部と最下流側の折り返し部もセパレータの同じ側でガス入口とガス出口と反対側に位置することとなり、バイパス通路を、発電領域の縁部に、ガス流路領域および発電領域をほとんど狭めないように、配置することができ、燃料電池の発電性能をほとんど低下させずに、かつ、燃料電池のコンパクト化をほとんど妨げずに、配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 燃料電池のスタックの一例の側面図である。
【図2】 図1の一部拡大断面図である。
【図3】 本発明の燃料電池用セパレータの正面図である。
【図4】 従来の燃料電池用セパレータの正面図である。
【符号の説明】
10 (固体高分子電解質型)燃料電池
11 電解質膜
12、15 触媒層
13、16 拡散層
14 電極(アノード、燃料極)
17 電極(カソード、空気極)
18 セパレータ
19 セル
20 ターミナル
21 インシュレータ
22 エンドプレート
23 スタック
24 締結部材(テンションプレート)
25 ボルト
26 冷媒流路(冷却水流路)
27 燃料ガス流路
27a ガス入口
27b ガス出口
27c 折り返し部
27d 段部
27e 仕切リブ
28 酸化ガス流路
28a ガス入口
28b ガス出口
28c 折り返し部
28d 段部
28e 仕切リブ
29a 入口側冷媒マニホールド
29b 出口側冷媒マニホールド
30a 入口側燃料ガスマニホールド
30b 出口側燃料ガスマニホールド
31a 入口側酸化ガスマニホールド
31b 出口側酸化ガスマニホールド
32 バイパス通路
32a バイパス通路入口
32b バイパス通路出口

Claims (2)

  1. 複数の折り返し部と折り返し部で連通された複数の段をもつガス流路を有する燃料電池用セパレータであって、最上流の段の折り返し部と最下流の段とを連通するバイパス通路を設けバイパス通路を流通したガスと水を最下流の段を通した後ガス出口から流出させるようにし、前記セパレータは重力方向に平行に配置され、ガス入口がセパレータの下部に、ガス出口がセパレータの上部に位置しており、バイパス通路の入口は最上流の折り返し部の下部に位置しており、バイパス通路の出口は最下流の折り返し部の仕切りリブの先端より下流側に位置している燃料電池用セパレータ。
  2. ガス入口とガス出口がセパレータの同じ側に位置し、ガス流路が複数の折り返し部と折り返し部で連通された複数の段をもつ燃料電池用セパレータであって、最上流の折り返し部と最下流の折り返し部とを連通するバイパス通路を設けバイパス通路を流通したガスと水を最下流の段を通した後ガス出口から流出させるようにし、前記セパレータは重力方向に平行に配置され、ガス入口がセパレータの下部に、ガス出口がセパレータの上部に位置しており、バイパス通路の入口は最上流の折り返し部の下部に位置しており、バイパス通路の出口は最下流の折り返し部の仕切りリブの先端より下流側に位置している燃料電池用セパレータ。
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