JP4914648B2 - 半導体装置用クランプ装置 - Google Patents

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Description

本発明は半導体装置用クランプ装置に関し、より詳細には、はんだボール等の接続端子と半導体ウエハや基板等のワークとをクランプするようにして接続端子を接合する際に使用する半導体装置用クランプ装置に関する。
半導体装置には、BGA(Ball Grid Array)基板や、フリップチップ接続に用いられる半導体チップのように、基板あるいは半導体ウエハ等のワークに接続端子としてはんだボールを接合して製造される製品がある。配線基板あるいは半導体ウエハにはんだボールを接合する方法として一般的になされている方法は、配線基板あるいは半導体ウエハに形成された接続電極にフラックスを塗布しておき、吸着板により接続電極の平面配置に合わせてはんだボールを吸着支持し、接続電極に位置合わせしてはんだボールを接続電極に押接させ、一括してはんだボールを接続電極に接合する方法である。
なお、接続電極にあらかじめフラックスを塗布するかわりに、吸着板にはんだボールを吸着支持した後、フラックスがコーティングされているフラックス供給板にはんだボールを接触させ、はんだボールの外面にフラックスを付着させた後、配線基板あるいは半導体ウエハに形成されている接続電極に位置合わせして、はんだボールを一括して接合する方法もある。
特開平11−87902号公報 特開2001−284382号公報
ところで、フリップチップ接続に用いる半導体チップは、半導体ウエハに一括してはんだボールを接合し、半導体ウエハから個片にチップを切り出しして切断して形成する。したがって、半導体ウエハのサイズが大きくなり、個々の半導体チップが高集積化されて半導体チップに形成される接続電極の数が多くなると、1枚の半導体ウエハに接合されるはんだボールの数はきわめて多くなる。最近の半導体ウエハ製品には、はんだボールが接合される接続電極のピッチが200μm以下、はんだボールの径が100μm以下といった製品があり、1枚の半導体ウエハに搭載されるはんだボールの数が数百万個にもなる。
このように、たとえば半導体ウエハにはんだボールを接合するといった操作では、きわめて多数個のはんだボールを扱うから、これらの多数個のはんだボールを半導体ウエハに正確に接合することが問題となる。はんだボールは半導体ウエハの接続電極に位置合わせして接合することはもちろん、はんだボールを接合した状態でのボールの高さ位置についても正確に制御する必要がある。フリップチップ接続では実装基板の接続パッドにはんだボールを当接させるようにして実装するから、はんだボールの高さにばらつきがあると、接続パッドとはんだボールとの接続が不確実になって信頼性が問題となるからである。半導体チップが高集積化されて、チップに接合されるはんだボールの数が増えれば増えるほど、はんだボールを接合した際の平面位置精度、高さ精度が厳しく求められる。
また、半導体ウエハは徐々に大径となっており、1枚の半導体ウエハに接合されるはんだボールの数はますます増大する。また、はんだボールを高密度に配置するためにはんだボールは小径となるから、大径の半導体ウエハに均一にはんだボールを接合する条件がさらに難しくなり、さらに高精度ではんだボールを接合することが求められる。
半導体ウエハにはんだボールを接合する場合の他に配線基板にはんだボールを接合する場合にもまったく同様のことが求められる。はんだボールの接合数が増えるとともにより高精度ではんだボールを接合できる装置が求められる。
本発明は、上述した半導体ウエハにはんだボールを接合する場合のように、多数個の接続端子を高さ方向のばらつきなく確実に、かつ正確にワークに接合することを可能にする半導体装置用クランプ装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため次の構成を備える。
すなわち、接続電極が形成されたワークを支持するワーク支持プレートと、前記接続電極の平面配置に一致する配置に接続端子を支持する端子支持プレートとを備え、ワーク支持プレートと端子支持プレートにワークと接続端子を支持し、前記ワークと前記接続端子とを対向させてクランプすることにより前記接続電極に前記接続端子を接合するクランプ機構部を備えた半導体装置用クランプ装置において、前記クランプ機構部が、基盤と、基盤に立設されたタイバーと、タイバーの上部に固定された固定盤と、タイバーにガイドされて移動する可動盤と、該可動盤を昇降駆動する少なくとも3個の押動手段を備えた昇降機構と、前記固定盤と可動盤との離間間隔を検知する間隔検知手段を備え、前記ワーク支持プレートが前記固定盤と可動盤の一方に、前記端子支持プレートが前記固定盤と可動盤の他方に固定支持され、前記昇降機構により前記可動盤を昇降駆動する際に、前記間隔検知手段による検出値に基づいて前記押動手段を個別に制御して、前記可動盤の面方向を前記固定盤に対して平行に昇降駆動する制御部が設けられていることを特徴とする。
また、前記ワーク支持プレートに、ワークと接続端子とをクランプした際の荷重を検知する荷重センサが設けられ、該荷重センサによる検出値に基づいて、前記ワークに作用する荷重を均一にするよう前記押動手段を制御する制御部が設けられていることを特徴とする。このようにワークに作用する圧力を検知することによって、ワークに接続端子を接合する際にワーク全体に作用する圧力が所定圧力になるように制御することができ、ワークに作用する圧力を均一として、より確実にワークに接続端子を接合することができる。
また、前記押動手段が、ボールねじとボールねじを回動駆動するサーボモータからなるものは、正確に可動盤を押動制御することができ、高精度に接続端子を接合することができる。
また、前記ワーク支持プレートの前記ワークを支持するセット面に、ワークをエア吸着して支持するエア吸着孔が開口して設けられ、該エア吸着孔に接続するエア吸引機構が設けられていることにより、ワーク支持プレートにワークを精度よく位置決めしてセットすることができる。
また、前記端子支持プレートの端子の吸着面に、前記ワークの接続電極の配置位置に一致する配置に端子吸着孔が開口して設けられ、該端子吸着孔に接続してエア吸引機構が設けられていることにより、接続端子が容易に端子支持プレートに吸着支持される。
また、前記間隔検知手段として、前記固定盤と可動盤の一方にリニアスケールを取り付け、前記固定盤と可動盤の他方に前記リニアスケールの目盛りを読み取る測定子を取り付けたことを特徴とする。
本発明に係る半導体装置用クランプ装置によれば、固定盤と可動盤の一方と他方にワーク支持プレートと端子支持プレートを固定し、各々ワークと接続端子を支持してクランプすることによりワークに接続端子を接合する構成としたことにより、ワークの接続電極に正確に位置合わせして接続端子を接合することができ、また制御部により可動盤の面方向と固定盤に平行にしてクランプすることによって、ワークに対して高さ方向のばらつきなく接続端子を接合することが可能になる。
図1は本発明に係る半導体装置用クランプ装置の実施の形態として、半導体ウエハにはんだボールを接合する装置として構成した例を示す。
(ボール接合装置の全体構成)
本実施の形態の装置は、半導体ウエハ5の接続電極に、はんだボール6を位置合わせして接合するクランプ機構部として、基盤10と、基盤10に立設したタイバー12と、タイバー12の上端に固定した固定盤14と、タイバー12に可動に支持された可動盤16と、可動盤16を昇降駆動する昇降機構30とを備える。
可動盤16には半導体ウエハ5を支持するワーク支持プレートとしての支持プレート18が固定され、固定盤14には、端子支持プレートとしてはんだボール6を吸着して支持するボール支持プレート20が固定される。
支持プレート18には半導体ウエハ5を位置決めして支持するセット凹部が設けられ、セット凹部の半導体ウエハ5を支持するセット面には半導体ウエハ5をエア吸着して支持するエア吸着孔が開口する。エア吸着孔は支持プレート18の外部に設けられたエア吸引機構22に連通する。半導体ウエハ5を支持するセット面は半導体ウエハ5を平らに支持するために平坦面に形成される。
ボール支持プレート20には、半導体ウエハ5に形成されているはんだボール6の接続電極の平面配置に一致する配置に、多数個のボール吸着孔が設けられ、各々のボール吸着孔はボール支持プレート20の外部に設けられたエア吸引機構24に連通する。ボール支持プレート20のはんだボール6が吸着される吸着面は、すべてのはんだボール6が同一平面上に支持されるように形成されている。
可動盤16を昇降駆動する昇降機構30は、基盤10と可動盤16との間を連結する3本のボールねじ30a、30b、30cと、ボールねじ30a、30b、30cを各々回転駆動するサーボモータ32a、32b、32cとを備える。ボールねじ30a、30b、30cは、軸線方向をタイバー12の軸線方向と平行になるように基盤10から突出して設けられ、固定盤14から下方に延出するナット部34に各々螺合する。ボールねじ30a、30b、30cおよびサーボモータ32a、32b、32cは可動盤16を押動する押動手段を構成する。なお、可動盤16を昇降駆動する押動手段としてはボールねじとサーボモータによる他、駆動源として油圧機構等を利用することも可能である。
支持プレート18の下面には、半導体ウエハ5にはんだボール6を押接して接合する際に支持プレート18に作用する加圧力を検知する圧力検知手段として荷重センサ40が設けられている。本実施形態では、ボールねじ30a、30b、30cが配置されている上方に位置合わせして荷重センサ40を配置した。この荷重センサ40の出力はA/D変換器42に入力され、A/D変換器42の出力がサーボアンプ44に入力される。
荷重センサ40としては、圧電センサ等の適宜センサを使用することができる。荷重センサ40はボールねじ30a、30b、30cの配置位置に位置合わせする方法に限らず、設置位置および設置数は適宜設定可能である。
可動盤16の外側面には、タイバー12の軸線方向に平行にリニアスケール60a、60b、60cが取り付けられている。固定盤14には各々のリニアスケール60a、60b、60cに対向してリニアスケール60a、60b、60cの目盛りを読みとる測定子62が取り付けられる。リニアスケール60a、60b、60cと測定子62は、可動盤16が昇降する際に可動盤16と固定盤14との離間間隔を検知する間隔検知手段を構成する。
なお、可動盤16にリニアスケール60a、60b、60cを取り付けるかわりに、固定盤14にリニアスケール60a、60b、60cを取り付け、可動盤16に測定子62を取り付ける構成としてもよい。また、可動盤16と固定盤14との離間間隔を検知する間隔検知手段は、リニアスケールと測定子を使用する方法に限るものではなく、可動盤16と固定盤14間でレーザ光の反射光をみるといった他の方法によることもできる。
図3は、ボールねじ30a、30b、30cとタイバー12の平面配置例を示す。本実施形態では、図3(a)に示すように、ボールねじ30a、30b、30cを周方向に均等(120度間隔)に配置し、ボールねじ30a、30b、30cと同一配置にタイバー12を配置している。また、各々のタイバー12の位置にリニアスケール60a、60b、60cを配置している。なお、基盤10と固定盤14と可動盤16は円形の平面形状とし、支持プレート18とボール支持プレート20については正方形の平面形状とした。もちろん、基盤10、固定盤14、可動盤16を正方形の平面形状とし、各盤のコーナー部にタイバー12を配置して4本のタイバーにより盤間を連結支持し、4本のボールねじ、ボールねじの配置にあわせて4個の荷重センサを配置する構成とすることもできる。
図3(b)、(c)は、ボールねじ30a、30b、30cの配置とタイバー12の配置を逆方向の配置とした例である。図3(b)と図3(c)は、リニアスケール60a、60b、60cの配置が異なる例である。
また、図3(a)、(b)では荷重センサ40をボールねじ30a、30b、30cの平面配置位置に一致させて配置した例を示す。図3(c)は、ボールねじ30a、30b、30cの配置位置の近傍に配置した例である。
図1において、クランプ機構部の一方の側方には、半導体ウエハ5を支持プレート18に供給するローダー50と、ボール支持プレート20にはんだボール6を供給するボール供給部54が配置される。ボール供給部54は皿状に形成されたはんだボール6の収容部と、収容部に振動を与える加振部54aとを備え、ローダー機構(不図示)により、クランプ機構部の外側に退避した位置とクランプ機構部のボール支持プレート20の下方に進入した位置との間で進退動可能に支持される。
ボール供給部50が配置された側とは反対側のクランプ機構部の他方側には、半導体ウエハ5にはんだボール6が接合された製品を搬出するアンローダー52を備えた搬出部が配置される。
(ボール接合装置の作用)
続いて、上述した装置の作用について説明する。
上記装置では、荷重センサ40からA/D変換器42を介してサーボアンプ44に入力される荷重値と、測定子62からサーボアンプ44への入力値に基づいてシーケンサー46によりサーボアンプ44を介してサーボモータ32a、32b、32cの駆動を制御することによって半導体ウエハ5へのはんだボール6の接合操作がなされる。本実施形態ではA/D変換器42、サーボアンプ44、シーケンサー46が制御部を構成する。
まず、サーボモータ32a、32b、32cが駆動制御され、可動盤16が下位置、すなわち支持プレート18とボール支持プレート20とが型開きする。この状態で、ローダー50により半導体ウエハ5が支持プレート18上に供給される。半導体ウエハ5は支持プレート18のセット凹部に位置合わせしてセットされ、エア吸引機構によりセット凹部のセット面に位置決めしてエア吸着される。
一方、ボール供給部54がボール支持プレート20の下方に送入され、エア吸引機構24が作動してボール支持プレート20のボール吸着孔にはんだボール6がエア吸着される。ボール供給部54をボール支持プレート20のボールの吸着面に近づけ、加振部54aによりボール収容部を振動させることによって、すべてのボール吸着孔にはんだボール6がエア吸着される。
図4に、支持プレート18に半導体ウエハ5をエア吸着し、ボール支持プレート20にはんだボール6をエア吸着した状態を拡大して示す。半導体ウエハ5が支持プレート18のセット面に開口するエア吸着孔18aからエア吸引されて支持プレート18に支持され、はんだボール6がボール支持プレート20に設けられたボール吸着孔20aにエア吸着されている。半導体ウエハ5は支持プレート18にエア吸着されることによって位置決めされ、はんだボール6は個々のボール吸着孔20aにエア吸着されて位置決めされる。ボール吸着孔20aの吸着面は、はんだボール6の外形に合わせて球面状の凹面に形成されている。
この状態からサーボモータ32a、32b、32cにより支持プレート18を押し上げ、半導体ウエハ5の接続電極5aにはんだボール6を接合する。はんだボール6は、半導体ウエハ5の接続電極5aにあらかじめ塗布されているフラックスにより接合される。
半導体ウエハ5にはんだボール6を接合した後、可動盤16が下位置に下降し、型開きしたところで、アンローダ52により製品が搬出される。
本実施形態の装置では半導体ウエハ5にはんだボール6を接合する際に、支持プレート18の半導体ウエハ5のセット面とボール支持プレート20のはんだボール6の吸着面とを正確に平行面にすること、はんだボール6を接合する際に支持プレート18に作用する荷重(加圧力)を検知して、半導体ウエハ5に均一に荷重が作用するように制御してはんだボール6を接合する。
この制御は、可動盤16を昇降動作させる際に、固定盤14に取り付けた測定子62の検出値を監視し、シーケンサー46により、可動盤16と固定盤14とが正確に平行になるようにサーボモータ32a、32b、32cを制御することによって行われる。
図2に、サーボモータ32a、32b、32cを駆動して可動盤16を押し上げた際に可動盤16が傾いた状態を説明的に示す。このように可動盤16が傾いた状態で押し上げられると、半導体ウエハ5に対してボール支持プレート20が傾いた状態ではんだボール6が押接されることになり、半導体ウエハ5に接合されたはんだボール6の高さがばらつくことになる。
本実施形態では、可動盤16が昇降する際には、可動盤16と固定盤14との平行度を常時検知し、常に平行度が維持されるようにフィードバック制御することによって、支持プレート18とボール支持プレート20との平行度を高精度に保った状態ではんだボール6を接合することにより、はんだボール6の高さのばらつきを最小限に抑えて接合することが可能になる。
本実施形態において、可動盤16を3本のボールねじ30a、30b、30cにより支持して昇降駆動しているのは、可動盤16の3点での高さを制御することによって可動盤16の面方向が規定されるからである。もちろん、可動盤16を3点以上で支持し、各点での高さを制御して可動盤16の面方向を制御することも可能である。ただし、3点支持による場合は、高さバランスを補正する制御が容易で装置構成上も簡素化できるという利点がある。
前述したように、リニアスケール60a、60b、60cは、可動盤16を昇降駆動する際に可動盤16と固定盤14との離間間隔を検知して可動盤16が固定盤14に対して平行に移動するように制御するためのものであるから、可動盤16の移動高さ位置を検知できる方法であればリニアスケール60a、60b、60c以外の方法を利用することが可能であり、それら検知手段の検出値に基づいてサーボモータ32a、32b、32cを制御することによって半導体ウエハ5に高さばらつきのない状態ではんだボール6を接合することができる。
また、本実施形態の装置では、基盤10にタイバー12を固設し、タイバー12に固定盤14を固定するとともにタイバー12により可動盤16をガイドして可動盤16を昇降させるから、固定盤14と可動盤16との相互位置精度もきわめて高精度に維持できる。したがって、可動盤16に支持された支持プレート18に半導体ウエハ5を位置決めしてセットし、固定盤14に支持されたボール支持プレート20にはんだボール6を吸着支持することによって半導体ウエハ5の接続電極5aに正確に位置合わせしてはんだボール6を接合することができる。本装置によれば、はんだボール6が小径になり、半導体ウエハ5に数十万個以上のきわめて多数のはんだボール6を接合する場合であっても、正確にはんだボール6を接合することが可能である。
また、本装置においては、支持プレート18に取り付けた荷重センサ40の検出値を常時モニターしこの検出値に基づいてサーボモータ32a、32b、32cを制御し、半導体ウエハ5に作用する全体の加圧力と、半導体ウエハ5に作用する加圧力が均一になるように制御している。シーケンサー46では、A/D変換器42からサーボアンプ44に入力される圧力値を検知し、半導体ウエハ5に作用する全加圧力を制御するとともに、半導体ウエハ5に作用する加圧力が均一になるように制御する。
このように、はんだボール6を半導体ウエハ5に接合する際に半導体ウエハ5に作用する加圧力を制御することにより、はんだボール6を所要の加圧力で半導体ウエハ5に接合することができ、はんだボール6を変形させずに所要の接合力で半導体ウエハ5に接合することができる。また、半導体ウエハ5に作用する圧力を均一にすることによって、はんだボール6をばらつきなく接合することが可能になる。半導体ウエハ5が大径になるにしたがって半導体ウエハ5の全面に均一にばらつきなくはんだボール6を接合することが難しくなる。本装置の場合には半導体ウエハ5に作用する加圧力を検知してフィードバック制御するから、大径の半導体ウエハ5にはんだボール6を接合する場合も、ばらつきなく高精度に接合することができる。
なお、上記実施形態においては、固定盤14にはんだボール6を支持するボール支持プレート20を固定し、可動盤16に半導体ウエハ5を支持する支持プレート18を固定する構成としているが、固定盤14に半導体ウエハ5を支持する支持プレート18を固定し、可動盤16にはんだボール6を支持するボール支持プレート20を固定する構成とすることも可能である。
また、クランプ機構部に半導体ウエハ5とはんだボール6を供給して接合する構成とせず、半導体ウエハ5にはんだボール6を仮付けしたワークをクランプ機構部でクランプして、はんだボール6を最終的に本付けするように構成することもできる。この場合にはボール支持プレート20にはボール吸着孔20aを設ける必要はなく、ボール支持プレート20の押圧面は平坦面、あるいははんだボール6を位置決めするために各はんだボール6の配置位置に凹部を設けるようにしておけばよい。
なお、上記実施形態では半導体ウエハにはんだボールを接合する装置について説明したが、本発明は半導体ウエハとはんだボールとを接合する場合に限らず、配線基板の接続電極にはんだボールを接合するといった場合にもまったく同様に適用することができる。また、接続端子として、はんだボールを使用する場合の他に、銅ボールを芯材とするはんだボールや、円柱状に形成された接続端子を使用する場合にも適用することが可能である。また、接続端子を接合する基板も半導体ウエハや回路基板に限定されるものではない。
半導体装置用クランプ装置の構成を示す説明図である。 固定盤に対して可動盤が傾いた状態を示す説明図である。 ボールねじとタイバーの平面配置を示す説明図である。 支持プレートに半導体ウエハが支持され、ボール支持プレートにはんだボールが吸着支持された状態を示す断面図である。
符号の説明
5 半導体ウエハ
5a 接続電極
6 はんだボール
10 基盤
12 タイバー
14 固定盤
16 可動盤
18 支持プレート
18a エア吸着孔
20 ボール支持プレート
20a ボール吸着孔
22、24 エア吸引機構
30a、30b、30c ボールねじ
32a、32b、32c サーボモータ
40 荷重センサ
42 A/D変換器
50 ローダー
52 アンローダー
54 供給容器
60a、60b、60c リニアスケール
62 測定子

Claims (6)

  1. 接続電極が形成されたワークを支持するワーク支持プレートと、前記接続電極の平面配置に一致する配置に接続端子を支持する端子支持プレートとを備え、ワーク支持プレートと端子支持プレートにワークと接続端子を支持し、前記ワークと前記接続端子とを対向させてクランプすることにより前記接続電極に前記接続端子を接合するクランプ機構部を備えた半導体装置用クランプ装置において、
    前記クランプ機構部が、基盤と、基盤に立設されたタイバーと、タイバーの上部に固定された固定盤と、タイバーにガイドされて移動する可動盤と、該可動盤を昇降駆動する少なくとも3個の押動手段を備えた昇降機構と、前記固定盤と可動盤との離間間隔を検知する間隔検知手段を備え、
    前記ワーク支持プレートが前記固定盤と可動盤の一方に、前記端子支持プレートが前記固定盤と可動盤の他方に固定支持され、
    前記昇降機構により前記可動盤を昇降駆動する際に、前記間隔検知手段による検出値に基づいて前記押動手段を個別に制御して、前記可動盤の面方向を前記固定盤に対して平行に昇降駆動する制御部が設けられていることを特徴とする半導体装置用クランプ装置。
  2. 前記ワーク支持プレートに、ワークと接続端子とをクランプした際の荷重を検知する圧力検知手段が設けられ、
    該圧力検知手段による検出値に基づいて、前記ワークに作用する荷重を均一にするよう前記押動手段を制御する制御部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置用クランプ装置。
  3. 前記押動手段が、ボールねじとボールねじを回動駆動するサーボモータからなることを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置用クランプ装置。
  4. 前記ワーク支持プレートの前記ワークを支持するセット面に、ワークをエア吸着して支持するエア吸着孔が開口して設けられ、
    該エア吸着孔に接続するエア吸引機構が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の半導体装置用クランプ装置。
  5. 前記端子支持プレートの端子の吸着面に、前記ワークの接続電極の配置位置に一致する配置に端子吸着孔が開口して設けられ、
    該端子吸着孔に接続してエア吸引機構が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の半導体装置用クランプ装置。
  6. 前記間隔検知手段として、前記固定盤と可動盤の一方にリニアスケールを取り付け、前記固定盤と可動盤の他方に前記リニアスケールの目盛りを読み取る測定子を取り付けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の半導体装置用クランプ装置。
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