JP4913961B2 - 回転テーブル装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、ロータリジョイントを内装している回転テーブル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、今までに回転テーブル装置の流体圧を使用したクランプ機構に関して特開平4−105832号公報などの出願をしている。
これに対し、近年テーブル本体にロータリジョイントを内装するタイプの需要が増えている。このロータリジョイントを内装した出願としては、実公平6−39864号公報、特許第2930889号公報がある。
その実公平6−39864号公報によると、テーブル本体の下面にはテーブル表面に向けてデストリビュータが垂設され、該デストリビュータはテーブル本体に対しベアリングを介してテーブルと一体的に回転するスピンドルに挿通され、テーブル本体に設けられた空・油圧投入用開口部とテーブル面の所定の位置に形成された回路口とを連通する通路がデストリビュータとスピンドルに設けられると共に、デストリビュータとスピンドルによってロータリジョイントが形成されている。
このように、テーブル本体の下面からテーブル表面に向けてデストリビュータが垂設されているため、ロータリジョイントのメンテナンス時において、ロータリジョイントを分解する場合、使用状態の回転テーブル装置は装着されている工作機械から取外す必要があり、さらに、スピンドルがロータリジョイントの一部を構成しているため、テーブルとスピンドルをも分解する必要があった。
【0003】
もうひとつの技術が特許第2930889号公報であり、テーブル本体下面から挿入される筒形のデストリビュータとテーブルの中央孔に上面から挿入されテーブルに固定されるセンターシャフトとを備え、デストリビュータの内周面とセンターシャフトの外周面とによってロータリジョイントを構成し、ロータリジョイントを介してテーブル本体に設けられた空・油圧投入用開口部とテーブル面所定の位置に形成された回路口とが連通されており、回転テーブル装置上面のテーブルを分解することなく、デストリビュータとセンターシャフトの組付けを可能としている。
このロータリジョイントは、センターシャフトがテーブルの上面から挿入されテーブルに固定されており、回転テーブル装置を装着している工作機械から取外すことなく分解することができる。しかし、テーブル本体の下面から挿入される筒形のデストリビュータを分解する場合は、前記同様に回転テーブル装置全体を工作機械から取外す必要があった。
しかし、これらはクランプ機構を除外した出願であり、実状の装置においては、ロータリジョイントとクランプ機構の両方においてシール部材などの交換等メンテナンスが必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、クランプ機構もしくはロータリジョイントを分解するためには回転テーブル装置全体を工作機械から取外す必要があったことから、メンテナンス作業時には、広い作業区域やクレーン等が必要となったり、装着した工作機械から取外すことによる基準位置精度の再現の手間、また、ロータリジョイントだけが単体で分解できないことによるシール部品交換作業等の作業性の悪さなどが問題であった。
これらの問題を検討してみると、その原因はロータリジョイントの組み込みがテーブル表面と回転テーブル装置裏面の両面から行われていることに起因するものであることに気づいたのである。そこで本発明は、クランプ機構もしくはロータリジョイントのメンテナンス作業が簡便な回転テーブル装置を得ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、流体圧投入用開口部を有するテーブル本体と、該テーブル本体に回転可能に支承され中心穴を有するテーブルと、該テーブルの中心穴に挿入され且つ流体圧の出口を有するロータリシャフトと、該ロータリシャフトと前記テーブル本体との間に挿通されるデストリビュタを備え、前記ロータリシャフトとデストリビュタとでテーブル本体に供給される流体圧をロータリシャフトの出口に導くロータリジョイントを形成し、該ロータリジョイントがテーブル本体の上面または下面のどちらか一つの方向から挿入され、挿入されたロータリジョイントが同じ方向からのボルトによって固定されることにより、該ロータリジョイントがテーブル本体の上面または下面のどちらか一つの方向から組み込まれる構成になされ、前記テーブルの回転を拘束するクランプ機構を備え、該クランプ機構がロータリジョイントに固定され、ロータリジョイントと同じ方向から組み込まれていることであり、さらに加えてクランプ機構がテーブルの半径方向におけるロータリジョイントの範囲内に配設されていることである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明は、回転テーブル装置におけるロータリジョイントもしくはクランプ機構のメンテナンスを行なう際の作業性を改善する発明であって、ロータリシャフトデストリビュタからなるロータリジョイントの回転テーブル装置への組み込み方向を上面または下面のどちらか同じ方向にすること、さらに、クランプ機構もロータリジョイントも同じ方向から組み込むこと、および、クランプ機構をテーブルの半径方向においてロータリジョイントの範囲内に配設するものである。これによって、消耗部品となるオイルシール、Oリングなどの交換時、回転テーブル装置の上面または下面のどちらかの片面からすべて分解することができ、作業効率が大幅に向上される。
【0007】
【第一実施例】
第一実施例を図面に基づいて説明する。
図1はデイストリビュータ19とロータリシャフト22をテーブル4の上面から組み込む回転テーブル装置であり、流体圧投入用開口部1aを有するテーブル本体1は、テーブル本体1の内部にベアリング2を介して回転可能に且つ貫通穴3aを有するスピンドル3を支持しており、スピンドル3の上方端に中心穴4aを有するテーブル4がボルト5で固定されると共に、外周はウオームホイール6が同心状にボルト7で固定されている。
また、テーブル本体1にはテーブル4の駆動用のウオーム8が回転駆動自在に支持されており、該ウオーム8はサーボモーター、ステップモーター等図示しない駆動源に連動連結し、前記ウオームホイール6に噛み合っている。
【0008】
さらに、前記テーブル4の中心穴4aの上方から挿入され、且つ、テーブル本体1の流体圧投入用開口部1aと導通する流路19aを持つ中空のデストリビュタ19がスピンドル3の貫通穴3a内で、且つ、底蓋10にボルト20で固定されると共に、流体圧の出口21aを有するロータリシャフト21の軸承部21bが、デストリビュタ19の中空部にテーブル4の上面から挿入されると共に、軸承部21bの外周面とデストリビュタ19の内周面とでテーブル本体1の流体圧投入用開口部1aから供給排出される圧力流体をロータリシャフト21の流体圧の出口21aに導くロータリジョイント22を形成すると共に、ロータリシャフト21のフランジ部21cがボルト23でテーブル4に固定されている。
【0009】
前記テーブル4の回転を拘束するためのクランクピストン12、デイスクプレート14などから形成されるクランプ機構15について説明する。テーブル本体1と該テーブル本体1にボルト9により固定される底蓋10の間に設けられるシリンダ室11には、クランプ面12aを形成し、シール材16・17・18を有するクランプピストン12が挿入されシリンダ室11a・1bに分離形成されると共に、シリンダ室11a・11bは、夫々圧力流体が外部から供給排出できるようテーブル本体1或いは底蓋10に流路11c,11dが設けられている。
テーブル本体1のクランプ面1bと前記クランプピストン12のクランプ面12aは対向しており、それらの間にボルト13によりスピンドル3の内方端に固定された円盤状のディスクプレート14が設けられ、クランプピストン12の移動により、クランプ面1b・12a及びディスクプレート14とでスピンドル3(テーブル4)の回転を拘束するクランプ機構15が設けられている。
【0010】
次に、このように構成された回転テーブル装置を使用する場合について説明する。
テーブル4の面上に固定して取付けられた図示しないクランプ治具を備えた治具Aにワークを取付ける為に、圧力流体がテーブル本体1に設けられた流体圧投入用開口部1aから図示しない外部圧力流体源によって流路10aを経由しロータリジョイント22の流路19a・21dを経由し流体圧の出口21aに導かれ、さらに、流体圧の出口21aに対応して設けられる図示しない流路を経由してテーブル4の面上に固定して取付けられた治具Aのクランプ治具に導かれワークを治具Aに固定するためにクランプ治具を作動させる。クランプ治具のワークを開放すするために圧力流体を前記クランプ治具に導くための前記同様な流路が前記流路とは別に設けられ、図示しない外部に設けられる切替弁を切り替え、圧力流体の供給排出を交互に行う事によりワークの脱着が行われる。
治具Aのクランプ治具の数量に対応して、前記同様のクランプ治具、流路が同様に設けられる。
【0011】
テーブル4の面上に固定して取付けられた治具Aに取付けられたクランプ治具にワークを取付けた後、図示しない駆動源によりウオーム8が回転させられる事によりウオーム8に噛み合うウオームホイール6、スピンドル3、ロータリシャフト21、テーブル4、治具Aが一体的に回転し、設定された回転角度を回った時点で駆動源が停止しテーブル4も停止する。
その後、クランプ機構15を形成しているシリンダ室11bに流路11cを経由して圧力流体が供給されることにより、クランプピストン12がテーブル本体1のクランプ面1b側へ移動し、クランプピストン12のクランプ面12aでディスクプレート14がクランプ面1bに押圧され、クランプ面1b・12a、ディスクプレート14で発生する摩擦力により、ディスクプレート14の回転が、強いてはテーブル4の回転が拘束される。この状態で、テーブル4の面上に取付けられたクランプ治具を備えた治具Aに取付けられたワークの加工が開始される。
【0012】
加工が終了すると、図示しない外部の圧力流体源からの配管途中に設けられた図示しない切替弁を切替ることにより、流路11dからシリンダ室11aへ圧力流体を供給し、シリンダ室11bの流体は流路11cを経由し排出することにより、クランプピストン12はディスクプレート14の押圧を開放する方向へ移動し、ディスクプレート12のクランプは開放され、テーブル4の回転ができ状態となる。これにより図示しない駆動源によりウオーム8を回転させる事によりテーブル4を、元の位置に戻し、ワークを固定しているクランプ治具への圧力流体を図示しない圧力流体源からの配管途中に設けられた図示しない切替弁を切り替えワークをクランプ治具から開放する事により、加工したワークを治具Aから取外す事ができる。
ワークの他の位置での加工がある場合は、図示しない駆動源により順次、テーブル4の回転、回転拘束(クランプ)、ワーク加工、回転拘束開放、テーブル4回転を繰り返すことにより、ワーク加工が行なわれる。
【0013】
回転テーブル装置はこのような操作の繰り返しであるが、ロータリジョイント22を構成しているロータリシャフト21の軸承部21bの流路21dとディストリビュータ19の流路19a間に圧力流体を導通させ、且つ圧力流体の漏れがないようにするために、ディストリビュータ19の内周側にO−リング、樹脂等によるシール材24を装着することにより、各流路間を分離・シールしているが、使用頻度或いは経年変化によって、前記シール材21が摩耗したり損傷したりしてシールの役割が薄れ、圧力流体がシール材21を通過して漏れることにより、クランプ治具への圧力流体の確実な制御ができなくなり、ワークの確実なクランプが損なわれ、加工精度、安全性への問題が発生する事になる。
このため、シール材の補修・交換が必要となるが、生産状況によっては、短時間で、しかも、生産現場での補修・交換のメンテナンスを強いられる事が多い。このため、これらの補修・交換のメンテナンス作業は、簡単で容易にできる事が要求される。このためには、回転テーブル装置自身の精度維持に関係するテーブル4、スピンドル3を取外すことなく行なう事で、更に、ロータリジョイントを構成しているロータリシャフト21、ディストリビュータ19を共にテーブル4の上面から取出すことができ、飛躍的に短時間でしかも、簡単にメンテナンス時での作業を行なう事ができる。
【0014】
図2はロータリジョイント22とクランプ機構15を共にテーブル4の下面から組み込む実施例で有り、組込み手順を説明する。まず、テーブルの下面からデイスクプレート14、クランクピストン12などのクランプ機構15を組み込む。次に、ロータリシャフト21がテーブル本体1にボルト9で固定された底蓋10の中心穴10bから挿入され、テーブル本体1の流体圧投入用開口部1aと導通するロータリシャフト21の出口21aがテーブル4の上方側に位置するようにテーブル4の中心穴4aを貫通してロータリシャフト21をテーブル4の内方側からボルト23でテーブル4に固定する
、
さらに、底蓋10の中心穴10bからデストリビュタ19を挿入し、ロータリシャフト21の軸承部21bにデストリビュタ19の中空部を挿通すると共に、軸承部21bの外周面とデストリビュタ19の内周面とでテーブル本体1の流体圧投入用開口部1aに供給される圧力流体をロータリシャフト21の出口21aに導くロータリジョイント22を形成し、デストリビュタ19のフランジ部19bがボルト25で底蓋10に固定されている。
これにより、テーブル4をスピンドル3から取外すことなく、ロータリジョイント22及びクランプ機構15をテーブル4の下面から取外す事ができ、ロータリジョイント22及びクランプ機構15のシール材のメンテナンスが容易となる。即ち、テーブル4、スピンドル3を取外すことなくテーブル4の下面である一方向から取り外すことにより、テーブル表面に取り付けてある多くの治具Aを取外すことなくメンテナンス作業が行なう事が可能であることは言うまでもない。図1、図2では、テーブル4と連動するロータリシャフト21の外周面と静止体であるデストリビュタ19の内周面とでロータリジョイント22を構成しているが、デストリビュタの外周面と、ロータリシャフトの内周面とでロータリジョイントを構成することもできる。
【0015】
図3はロータリジョイント22とクランプ機構15を共にテーブル4の上面から組み込む実施例で有り、デストリビュタ19は大径と小径とからなり、この小径部にはクランプ機構15が設けられクランプ面12aを持つクランプピストン12が貫入され、クランプピストン12が作動可能となるようクランプピストンカバー26をボルト27でデストリビュタ19の大径部の側壁に固定されている。また、デストリビュタ19は、シリンダ室11a・11bに圧力流体を供給排出する流路19c・19dを有し、テーブル本体1に設けられているクランプ作動接続口1e・1fと連通するようにテーブル4の中心穴4aの上方から挿入し、ボルト20でテーブル本体1に取付けられている。なお、ピン28はデストリビュタ19がテーブル本体1と強固に固定させるため設けたものである。
デストリビュタ19の大径部にはテーブル4の上面側から円環状の窪み29が設けられ、この窪み29に、テーブル4の中心穴4aに向けて組み込まれる流体圧の出口21a・21dが設けられたロータリシャフト21を挿入し、ボルト23でテーブル4に固定してある。これにより窪み29の内周面とロータリーシャフト21の外周面、窪み29の外周面とロータリーシャフト21の内周面とで、テーブル本体1の複数の流体圧投入用開口部1aと各々の開口部1aと連通した流路1cを経由しデストリビュタ19の流路19aとロータリシャフト21の流体圧の出口21aに連通する流路21dが連通するようロータリジョイント22を構成している。
【0016】
テーブル4の回転拘束は、クランプ作動接続口1e・1fから圧力流体が供給・排出される事により、クランプピストン12を作動させ、スピンドル3の内方端にボルト13で固定されたディスクプレート14をクランプピストン12のクランプ面12aがテーブル本体1のクランプ面1bに押圧・解放する事によって行われる。
テーブル4の面上に取付けられた治具Aのワーク固定用クランプ治具へのワーク取付け、取外しは、圧力流体をテーブル本体1に設けた複数の流体圧投入用開口部1aから供給排出する事により行われる事は前述の通りである。
この場合、クランプ機構15及びロータリジョイント22のシール材のメンテナンスは、テーブル4をスピンドル3から取外すことなくテーブル4の上面側からデストリビュタ19、ロータリシャフト21を一方向から取外す事により、容易に行なう事ができる。
【0017】
図4はロータリジョイント22とクランプ機構15を共にテーブル4の下面から組み込む実施例であり、図3の実施例が、クランプ機構15、ロータリジョイント22をテーブル4の中心穴4aから挿入、組付け取外しをする構成であるのに対し、テーブル本体1の底面側である中心穴10bから挿入、組付け取外しをする構成としたものである。
ロータリシャフト21をテーブル本体1の中心穴10bから挿入し、テーブル4の中心穴4aに流体圧の出口21aがテーブル4の上面に在るようボルト23でテーブル4に固定すると共に、クランプ機構15を取付けたデストリビュタ19をテーブル本体1の中心穴10bから挿入し、ロータリシャフト21とでロータリジョイント22を構成すると共に、スピンドル3の内方端面にボルト13でディスクプレート14を固定した後、位置決め用、且つ強固に取付けるためのピン28を利用しボルト20で底蓋10に固定すると共に、ボルト25でテーブル本体1の中心穴10bに固定する。この場合、ディスクプレート14は、クランプピストン12のクランプ面12aと底蓋10のクランプ面1bの間に設けられることになり、クランプピストン12の作動により、クランプ、アンクランプが行われる。これらの作動は、図3における実施例で記載したとおりである。この場合、テーブル4、テーブル4の面上に取付けられた治具を取り外すことなくロータリジョイント22、クランプ機構15をテーブル本体1の底面側である中心穴10bから取り外すことができるので、容易且つ短時間でシール部のメンテナンスができる。
【発明の効果】
請求項1によると、ロータリジョイントの組み込みがテーブル本体の一つの方向から組み込まれる構成になされており、メンテナンス時においてテーブル本体の一つの方向のみ分解すればメンテナンスすることができ、メンテナンスを効率よく迅速に行なうことができる。
請求項2によると、ロータリジョイントとクランプ機構がテーブル本体の一つの方向から組み込まれており、回転テーブル装置においてメンテナンスを必要とする主な部分はすべてテーブル本体の一つの方向のみ分解すれば処理でき、従来に比べて大幅に工数削減が可能となる。
請求項3によるとロータリジョイントがテーブル本体の一つの方向から組み込まれると共にクランプ機構がテーブルの半径方向におけるロータリジョイントの範囲内に配設されており、消耗品の交換部分が極めてコンパクトになされ回転テーブル装置全体を小型に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示すロータリジョイントをテーブルの表面側から組み込むテーブル装置の縦断面図。
【図2】本発明の第二実施例を示すロータリジョイントをテーブル本体の裏面側から組み込むテーブル装置の縦断面図。
【図3】本発明の第三実施例を示すロータリジョイントおよびクランプ機構をテーブルの表面側から組み込むテーブル装置の縦断面図。
【図4】本発明の第四実施例を示すロータリジョイントおよびクランプ機構をテーブル本体の裏面側から組み込むテーブル装置の縦断面図。
【符号の説明】
1 テーブル本体
4 テーブル
15 クランプ機構
19 デイストリビュタ
21 ロータリシャフト
22 ロータリジョイント
Claims (2)
- 流体圧投入用開口部を有するテーブル本体と、
該テーブル本体に回転可能に支承され中心穴を有するテーブルと、
該テーブルの中心穴に挿入され且つ流体圧の出口を有するロータリシャフトと、
該ロータリシャフトと前記テーブル本体との間に挿通されるデストリビュタと、
前記テーブルの回転とを拘束するクランプ機構を備え、
前記ロータリシャフトデストリビュタとでテーブル本体に供給された流体圧をロータリシャフトの出口に導くロータリジョイントを形成し、
該ロータリジョイントがテーブル本体の上面または下面のどちらか一つの方向から挿入され、挿入されたロータリジョイントが同じ方向からのボルトによって固定されることにより、
該ロータリジョイントがテーブル本体の上面または下面のどちらか一つの方向から組み込まれる構成になされていると共に
クランプ機構がロータリジョイントに固定され、ロータリジョイントと同じ方向から組み込まれていること
を特徴とする回転テーブル装置。 - 前記クランプ機構がテーブルの半径方向におけるロータリジョイントの範囲内に配設されていることを特徴とする請求項1記載の回転テーブル装置。
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