JP4913671B2 - 遅延回路 - Google Patents

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Description

本発明は遅延回路に関し、特にドライバ回路によって出力される貫通電流を防止するための遅延回路に関する。
従来から、モータ等の負荷を駆動するためのドライバ回路には、ドライバ回路によって出力される貫通電流を防止するための遅延回路が設けられている。図4は、従来のドライバ回路400を示す図である。ドライバ回路400は、遅延回路402a、402b、インバータINV1、INV2によって構成される貫通電流防止回路401と、この貫通電流防止回路401に接続され、電源電位と接地電位との間に接続されたCMOSトランジスタ(PMOSトランジスタP1、NMOSトランジスタN1)を有している。そして、CMOSトランジスタの出力部OUTには、例えばモータ等の負荷が接続されている(不図示)。
遅延回路402aは、インバータINV1を介して入力される信号INの立上りに対して、遅延して立上る遅延信号を出力する(図5、遅延回路402a出力参照)。また、遅延回路402bは、入力信号INの立上りに対して、遅延して立上る遅延信号を出力する(図5、遅延回路402b出力参照)。インバータINV2を介して出力された"H"レベルの第1の遅延信号がPMOSトランジスタP1のゲートに入力されると、PMOSトランジスタP1はオフ状態となる。一方、NMOSトランジスN1のゲートには、"L"レベルの第2の遅延信号が入力されるため、NMOSトランジスタN1はオフ状態である。すなわち、ドライバ回路400は、遅延回路402a、402bによって、PMOSトランジスタP1とNMOSトランジスタN1が同時にオフ状態となる期間(図5、t1〜t2、t3〜t4参照)を作り出すことで、PMOSトランジスタP1とNMOSトランジスタN1が同時にオン状態となる場合に電源電位VDDから接地電位に流れる貫通電流を防止している。
図6は、従来の遅延回路402の内部構成を示す図である。遅延回路402は、立上りディレイ回路403を複数接続して構成されている。そして、この立上りディレイ回路403は、例えばPMOSトランジスタとNMOSトランジスタによって構成されるインバータを複数段接続させることによって、所望の遅延時間を作り出している(図7参照)。
また、特許文献1には、外部に設けられたクロック入力端子CKに入力されるクロック信号に基づいて、複数段接続されたフリップフロップ回路の動作を制御することで、所望の遅延時間を発生させる遅延回路(貫通電流防止回路)が開示されている(図8参照)。
特開平10−13207号公報
しかしながら、例えば、図6の遅延回路では、最終的な所望の遅延時間にばらつきが発生してしまう。すなわち、複数の立上りディレイ回路403a〜403n内部のトランジスタは、製造工程において製造ばらつきが生じている。このため、個々の立上りディレイ回路403それぞれの遅延時間にばらつきが発生する。従って、従来の遅延回路では、最終的な所望の遅延時間にばらつきが発生していた。
本発明の一態様による遅延回路は、入力信号に対して遅延信号を生成し、出力する遅延回路であって、基準パルス同士の時間的な間隔を決定する遅延部を含む帰還回路を有し、前記入力信号の入力に応じて、基準パルス列を生成する基準パルス生成回路と、前記基準パルス生成回路によって生成された基準パルス列を基準クロックとして入力し、当該基準クロックに基づいてカウント信号を出力するカウンタと、前記入力信号と前記カウント信号に基づいて、前記遅延信号を生成し、出力する遅延信号出力回路とを有する。
本発明の一態様による遅延回路によれば、基準パルス同士の時間的な間隔を決定する遅延部を含む基準パルス生成回路によって生成された基準パルス列を基準クロックとしてカウンタに入力することで、入力信号とカウント信号に基づいて生成された遅延信号を出力することができる。
本発明によれば、遅延時間のばらつきの発生を抑制することが可能な遅延回路を提供することができる。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に関わる遅延回路を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態の遅延回路100は、基準パルス生成回路10、カウンタ20、遅延信号出力回路30、リセット信号出力回路40を有している。
基準パルス生成回路10は、基準パルス同士の時間的な間隔を決定する遅延部を含む帰還回路11を有し、入力信号の入力に応じて基準パルス列を生成する。また、帰還回路11は、基準パルス列を生成するために遅延部によって生成される遅延パルス列に基づいた信号及び、後述する遅延信号出力回路30によって出力される遅延信号に基づいて生成された信号と、入力信号とを演算し、演算結果を遅延部に入力する回路である。カウンタ20は、基準パルス生成回路10によって生成された基準パルス列を基準クロックとして入力し、この基準クロックに基づいてカウント信号を出力する。遅延信号出力回路30は、入力信号とカウンタ20によって出力されたカウント信号に基づいて遅延信号を生成し、出力する。リセット信号出力回路40は、遅延信号出力回路30によって出力された遅延信号に基づいて生成されたリセット信号をカウンタ20に出力する。以下、図1を参照して個々のブロックの詳細な構成について説明する。
基準パルス生成回路10は、帰還回路11、立上り1ショット回路4、立下り1ショット回路5を有している。また、帰還回路11は、インバータINV、NAND回路1、演算回路(以下、AND回路と称す)2、遅延部(以下、立上りディレイ回路と称す)3によって構成されている。
インバータINVは、後述する遅延信号出力回路30によって出力された遅延信号OUTのレベルを反転させてNAND回路1へと出力する。NAND回路1は、立上り1ショット回路4によって出力される信号DSとインバータINVを介して反転された遅延信号OUTとの否定論理積を演算して生成された信号を出力する回路である。AND回路2は、入力信号INとNAND回路1によって出力された信号との論理積を演算して生成された入力パルス列(以下、信号DINと称す)を出力する回路である。立上りディレイ回路3は、AND回路2によって出力された信号DINの立上りに対して遅延を持って立上る遅延パルス列(以下、信号DOUTと称す)を生成して、出力する回路である。
立上り1ショット回路4は、立上りディレイ回路3によって出力された信号DOUTの立上りに同期して立上り、所定のパルス幅を有する信号DSを生成する回路である。この信号DSは、NAND回路1及び、立下り1ショット回路5へと入力される。立下り1ショット回路5は、DSの立下りに同期して立上り、所定のパルス幅を有する信号DSBを生成する。
なお、本実施の形態では立上り1ショット回路4によって生成された信号DSをNAND回路1に入力しているが、立上りディレイ回路3によって生成される信号DOUTあるいは、信号DSBをNAND回路1に入力してもよい。また、本実施の形態では、立下り1ショット回路5によって生成された基準パルス列に相当する信号DSBを基準クロックとして後述するカウンタ20へ入力しているが、立上りディレイ回路3によって生成された信号DOUTあるいは立上り1ショット回路4によって生成された信号DSを基準クロックとしてカウンタ20に入力してもよい。
カウンタ20は、D型フリップフロップ回路DFF1〜DFF3を有している。D型フリップフロップ回路は、基準クロックとして、立下り1ショット回路5によって出力された信号DSBの入力時における入力値をそのまま出力値として出力する回路である。D型フリップフロップ(以下、DFFと称す)回路DFF1〜DFF3のクロック入力端子CKにはそれぞれ、立下り1ショット回路5によって生成された信号DSBが入力される。DFF回路DFF1の入力部Dには、常に"H"レベルの信号が入力される。また、DFF回路DFF1の出力部Qは、DFF回路DFF2の入力部Dに接続され、DFF回路DFF2の出力部QはDFF回路DFF3の入力部Dに接続されている。また、DFF回路DFF1〜DFF3の出力部Qからは、それぞれカウント信号D1〜D3が後述する遅延信号出力回路30へと出力される。また、DFF回路DFF1〜DFF3のリセット部Rにはそれぞれ、後述するリセット信号出力回路40の出力部が接続されている。
遅延信号出力回路30は、AND回路6によって構成されている。このAND回路6は、入力信号IN及びDFF回路DFF1〜DFF3によって出力されるカウント信号D1〜D3の論理積を演算して生成された遅延信号OUTを出力する回路である。
リセット信号出力回路40は、立下り1ショット回路7、OR回路ORを有している。立下り1ショット回路7は、AND回路6によって出力される遅延信号OUTの立下りに同期して立上り、所定のパルス幅を有するパルス信号をOR回路ORへ出力する。OR回路ORは、リセット端子RTに印加される信号と、立下り1ショット回路7によって出力される信号との論理和を演算して生成されたリセット信号を、DFF回路DFF1〜DFF3のリセット部Rへと出力する。
図2は、図1に示された遅延回路100における各部の波形を示すタイミングチャートである。以下、図1及び図2を参照して本実施の形態の遅延回路100の動作についてより詳細に説明する。
まず、基準パルス生成回路10の動作を説明する。遅延回路100が動作を開始すると、NAND回路1には、"L"レベルの遅延信号OUTがインバータINVを介して"H"レベルとなる信号及び、立上り1ショット回路4によって出力される"L"レベルの信号DSが入力される。よって、NAND回路1からは、"H"レベルの信号が出力される。従って、"H"レベルの入力信号INが入力されると、AND回路2は、"H"レベルの信号DINを立上りディレイ回路3へと出力する(図2、t1参照)。
立上りディレイ回路3は、入力された信号DINの立上りに対して、遅延して立上る信号DOUTを出力する(図2、t2参照)。なお、この時の遅延量が、立上りディレイ回路3によって生成される基準パルス同士の時間的な間隔を決定している。この"H"レベルの信号DOUTは、立上り1ショット回路4へと入力される。立上り1ショット回路4は、立上りディレイ回路3によって出力される信号DOUTの立上りに同期して立上る信号DSを生成する(図2、t2参照)。
"H"レベルの信号DSは、NAND回路1へと入力される。すなわち、NAND回路1には、この"H"レベルの信号DSと、インバータINVを介して"H"レベルとなる遅延信号OUTが入力される。従って、NAND回路1は、"L"レベルの信号をAND回路2へと出力する。このため、信号DINは、信号DSの立上りに対して、NAND回路1とAND回路2とに内在する回路遅延分遅延して、"L"レベル状態となる(図2、t3参照)。そして、立上りディレイ回路3によって出力される信号DOUTは、入力される"L"レベルの信号DINに同期して立下る(図2、t3参照)。
そして、"H"レベルの信号DSは、予め設定された所定の期間が経過すると"L"レベル状態となる(図2、t4参照)。この"L"レベルの信号DSは、NAND回路1へ入力される。すなわち、NAND回路には、"L"レベルの信号DS及びインバータINVを介して"H"レベルとなる遅延信号OUTが入力される。従って、NAND回路1は、"H"レベルの信号をAND回路2へと出力する。このため、AND回路2からは、信号DSの立下りに対して、NAND回路1とAND回路2とに内在する回路遅延分遅延して、"H"レベルの信号DINが出力される(図2、t5参照)。そして、"H"レベルの信号DINが入力されると、立上りディレイ回路3は、入力信号DINの立上りに対して、遅延して立上る信号DOUTを出力する(図2、t6参照)。立上り1ショット回路4は、遅延信号DOUTの立上りに同期して立上る信号DSを生成する。
立下り1ショット回路5は、立上り1ショット回路4によって生成される信号DSの立下りに同期して立上り、予め設定された所定の期間が経過すると立下る。以上のように、立下り1ショット回路5によって生成された信号DSBは、基準クロックとしてDFF回路DFF1〜DFF3それぞれのクロック入力端子CKへと入力される。
このような動作を繰り返すことによって、基準パルス生成回路10は、基準パルス列を生成することができる。また、この基準パルス同士の間隔は、立上りディレイ回路3によって決定される。すなわち、立上りディレイ回路3によって生成される信号DOUTのDINに対する遅延量が大きければ大きい程、基準パルス同士の間隔は大きくなる。この基準パルス同士の間隔が大きくなると、後述するカウンタによって出力されるカウント信号の出力されるタイミングが遅くなるため、遅延回路100は、入力信号INに対してより遅延を持った遅延信号OUTを出力することができる。
続いて、カウンタ20の動作を説明する。DFF回路DFF1の入力部Dには、常に"H"レベルの信号が入力されている。このため、立下り1ショット回路5によって出力された信号DSBがクロック入力端子CKに入力されると、DFF回路DFF1の出力部Qからは"H"レベルのカウント信号D1が出力される(図2、t4参照)。"H"レベルのカウント信号D1は、DFF回路DFF2の入力部Dへと入力される。よって、信号DSBがクロック入力端子CKに入力されると、DFF回路DFF2の出力部Qからは"H"レベルのカウント信号D2が出力される(図2、t7参照)。
"H"レベルのカウント信号D2は、DFF回路DFF3の入力部Dへと入力される。よって、信号DSBがクロック入力端子CKに入力されると、DFF回路DFF3の出力部Qからは"H"レベルのカウント信号D3が出力される(図2、t8参照)。
続いて、遅延信号出力回路30の動作を説明する。DFF回路DFF1〜DFF3によって出力されたカウント信号D1〜D3は、AND回路6へと入力される。すなわち、AND回路6には、入力信号IN及びカウント信号D1〜D3が入力される。AND回路6は、入力される信号の論理積を演算して遅延信号OUTを生成する。従って、AND回路6は、カウント信号D3の立上りに同期して立上り、入力信号INの立下りに同期して立下る遅延信号OUTを出力する(図2、t8〜t9参照)。このようにして、遅延回路100は、入力信号INの立上りに対して遅延して立上る遅延信号OUTを出力することができる(図2、t1〜t8参照)。なお、AND回路6には、カウント信号D1〜D3の替わりにカウント信号D3のみを入力してもよい。
そして、遅延信号OUTは、リセット信号出力回路40内部の立下り1ショット回路7へと入力される。立下り1ショット回路は、遅延信号OUTの立下りに同期して立上る(不図示)。立下り1ショット回路によって出力される"H"レベルの信号は、OR回路ORへと入力される。よって、OR回路ORからは、DFF回路DFF1〜DFF3それぞれのリセット端子Rにリセット信号が出力される。このリセット信号の入力に基づいて、DFF回路DFF1〜DFF3はリセットされる。また、リセット信号入力端子RTに例えば"H"レベルの信号を入力することで、リセット信号出力回路40はリセット信号を生成することもできる。
以上に示したように、本実施の形態では、立上りディレイ回路3は、入力信号IN及びNAND回路1によって出力される信号の入力に基づいて生成された信号DINの立上りに対して、遅延して立ち上がる信号DOUTを生成する。そして、この信号DOUTに応じて生成された信号DSBは、カウンタ20の動作を制御する基準クロック信号としてカウンタ内部のフリップフロップ回路に入力される。フリップフロップ回路は、基準クロックとしてクロック入力端子CKに入力される信号DSBの入力時に、"H"レベル状態となるカウント信号D1〜D3を出力する。このカウント信号D1〜D3と入力信号INの論理積を演算することで、遅延信号出力回路30は、入力信号INに対して遅延を持って遷移する遅延信号OUTを出力することが可能である。すなわち、本実施の形態では、基準パルス同士の時間的な間隔を決定する立上りディレイ回路3を含む基準パルス生成回路10によって生成された基準パルス列を基準クロックとしてカウンタに入力することで、遅延回路100は、入力信号INに対して遅延を持って遷移する遅延信号OUTを出力することが可能である。また、立上り1ショット回路4によって生成された信号DSを帰還回路11にフィードバックさせることで、1個の立上りディレイ回路3で3倍(フリップフロップ回路の個数分)の遅延時間を発生させることが可能である。また、本実施の形態では、カウンタ20は、3つのフリップフロップ回路によって構成されているが、さらに複数のフリップフロップ回路を設けることで、更なる遅延時間を設けることが可能である。
また、本実施の形態における遅延回路100では、1つの立上りディレイ回路3の単位遅延時間は一定である。このため、最終的な遅延時間のばらつきを抑制することが可能である。
また、従来の遅延回路では、大きな遅延時間が必要な場合、立上りディレイ回路を複数段接続させて遅延を作り出している。このため、従来は、遅延回路のレイアウト面積が増大し、さらにチップサイズが大きくなっていた。一方、本実施の形態における遅延回路100では、1つの立上りディレイ回路3で数倍の遅延時間を発生させることができる。このため、レイアウト面積を抑制することが可能となる。従って、チップサイズを小さくすることが可能である。また、本実施の形態における遅延回路100では、1つの立上りディレイ回路で所望の遅延時間(遅延量のN倍(倍数)の遅延時間)を得ることが可能である。よって、従来の図5に示すt1〜t2、あるいはt3〜t4のオフ状態を確実に作り出すことができる。従って、例えばこの遅延回路100をCMOSトランジスタに接続させた場合に、CMOSトランジスタのPMOSトランジスタ及びNMOSトランジスタが同時にオフ状態となる期間を確実に作り出すことが可能である。このため、PMOSトランジスタとNMOSトランジスタが同時にオン状態となったときに電源電位から接地電位に出力される貫通電流を確実に防止することが可能である。
また、従来における図8に示す貫通電流防止回路80では、クロック入力端子CKに入力されるクロック信号に基づいて、複数段接続されたフリップフロップ回路の動作を制御している。従って、従来の貫通電流防止回路80では、クロック入力端子CKに入力するクロック信号を生成するためのクロック発生回路を外部に設ける必要がある。一方、本実施の形態では、入力信号INの入力に応じて生成される基準パルス列を基準クロックとしている。よって、遅延回路100では、外部からクロック信号を入力する必要がないため、クロック発生回路を設ける必要がない。
また、リセット信号出力回路40は、遅延信号出力回路30によって出力される遅延信号OUTの立下りに同期して生成されたリセット信号をDFF回路それぞれのリセット端子に入力する。このため、"H"レベル状態である遅延信号OUTが"L"レベルになると同時に、カウンタ内部の複数のフリップフロップ回路をリセットすることが可能である。また、リセット信号入力端子RTに例えば"H"レベルの信号を入力することで、DFF回路のリセットを実行することも可能である。
実施の形態2
図3は、本実施の形態2の遅延回路200を示す図である。なお、図3において、図1と共通する構成に関しては、同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。実施の形態1では、カウンタ20は、DFF回路DFF1〜DFF3によって構成されている。一方、本実施の形態における遅延回路200では、カウンタ50は、複数のDFF回路DFF1〜DFFn(n>1の整数)によって構成されている。また、遅延回路200では、実施の形態1における遅延回路100に示すカウンタ20と遅延信号出力回路30との間にセレクタ8が接続されている。なお、本実施の形態における遅延回路200の構成及び動作については、カウンタ50と追加されたセレクタ8の構成及び動作を除いて、実施の形態1における遅延回路100の動作と同一である。従って、ここではカウンタ50と、新たに追加されたセレクタ8の構成及び動作についてのみ説明する。
カウンタ50は、複数のDFF回路DFF1〜DFFnによって構成されている。DFF回路DFF1〜DFFnにはそれぞれ、立下り1ショット回路5によって生成された信号DSBが基準クロックとして入力される。DFF回路DFF1の入力部Dには、常に"H"レベルの信号が入力される。また、DFF回路DFF1の出力部Qは、DFF回路DFF2の入力部Dに接続され、DFF回路DFF2の出力部QはDFF回路DFF3の入力部Dに接続されている。そして、DFF回路DFF(n−1)の出力部QはDFF回路DFFnの入力部Dに接続されている。また、DFF回路DFF1〜DFFnの出力部Qからはそれぞれ、カウント信号D1〜Dnが後述するセレクタ8へと入力される。また、DFF回路DFF1〜DFFnのリセット部Rにはそれぞれ、リセット信号出力回路40の出力部が接続されている。
セレクタ8は、複数のDFF回路DFF1〜DFFnによって出力されるカウント信号D1〜Dnを入力する。そして、セレクタ8は、セレクタ8に入力されるセレクト信号に基づいて、入力されるカウント信号D1〜Dnのうちの1つのカウント信号を選択して遅延信号出力回路30へと出力する。このようにして、遅延回路200は、入力信号INの立上りに対して遅延して立上る遅延信号OUTを出力することができる。
以上に示したように、本実施の形態では、複数のDFF回路DFF1〜DFFnによって構成されたカウンタ50と遅延信号出力回路30との間にセレクタ8を設ける。そして、セレクタ8はセレクト信号に基づいて、複数のDFF回路DFF1〜DFFnによって出力されるカウント信号D1〜Dnのうちの1つのカウント信号を選択して遅延信号出力回路30へと出力する。従って、遅延信号出力回路30では、入力信号INとセレクタ8によって選択された1つのカウント信号の論理積演算によって、遅延信号OUTを生成することが可能である。すなわち、本実施の形態における遅延回路200では、1つの立上りディレイ回路で、1〜n倍の遅延時間を選択することが可能である。
また、遅延回路200では、セレクタ8に入力されるセレクト信号に基づいて、所望の遅延時間を得ることが可能であるため、回路の変更を行なう必要がなく、設計の自由度を持たせることが可能である。また、セレクト信号は、例えばシリアルインターフェース等、外部から設定することが可能である。このため、外部から最適な遅延時間を設定することが可能である。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない限り種々の変形が可能である。例えば、本実施の形態では、基準パルス列は、立上りディレイ回路3によって生成されたが、入力される信号DINの立下りに対して遅延して立上る立下りディレイ回路を用いて生成してもよい。
本実施の形態1に関わる遅延回路100を示す図である。 本実施の形態1に関わる遅延回路100における各点での波形を示すタイミングチャートである。 本実施の形態2に関わる遅延回路200を示す図である。 従来の遅延回路401によって構成される貫通電流防止回路401を示す図である。 従来の貫通電流防止回路401における各点のタイミングチャートを示す図である。 従来の遅延回路402の内部構成を示す図である。 従来の遅延回路402における立上りディレイ回路403の内部構成を示す図である。 従来の遅延回路を示す図である。
符号の説明
100、200 遅延回路
10 基準パルス生成回路
20、50 カウンタ
30 遅延信号出力回路
40 リセット信号出力回路
1 NAND回路
2、6 AND回路
3 立上りディレイ回路
4 立上り1ショット回路
5、7 立下り1ショット回路
8 セレクタ
INV インバータ
OR OR回路
DFF1〜DFF3、DFFn D型フリップフロップ回路
RT リセット信号入力端子

Claims (8)

  1. 入力信号に対して遅延信号を生成し、出力する遅延回路であって、
    基準パルス同士の時間的な間隔を決定する遅延部を含む帰還回路を有し、前記入力信号の入力に応じて、基準パルス列を生成する基準パルス生成回路と、
    前記基準パルス生成回路によって生成された基準パルス列を基準クロックとして入力し、当該基準クロックに基づいてカウント信号を出力するカウンタと、
    前記入力信号と前記カウント信号に基づいて、前記遅延信号を生成し、出力する遅延信号出力回路とを有する遅延回路。
  2. 前記遅延部は、当該遅延部に入力される信号と当該遅延部から出力する信号の遅延量に基づいて、前記基準パルス同士の時間的な間隔を決定することを特徴とする請求項1に記載の遅延回路。
  3. 前記遅延部は、前記基準パルス列を生成するための遅延パルス列を生成し、
    前記帰還回路は、さらに
    前記遅延パルス列及び前記遅延信号に基づいて生成された信号と、前記入力信号との論理積を前記遅延部へ出力する演算回路を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の遅延回路。
  4. 前記遅延部は、前記演算回路から入力される信号に対して前記時間的な間隔遅延させた遅延パルスを前記演算回路へフィードバックして、前記時間的な間隔を有する入力パルス列を前記演算回路に生成させ、前記入力パルス列を遅延させた前記遅延パルス列を出力することを特徴とする請求項3に記載の遅延回路。
  5. 前記カウンタは、第1の論理値及び前記第1の論理値とは異なる第2の論理値から構成される前記カウント信号を生成する複数のフリップフロップ回路を有し、
    前記複数のフリップフロップ回路は、前記基準パルス列の入力時に、前記第1の論理値から前記第2の論理値に、それぞれ異なるタイミングで遷移する前記カウント信号を前記遅延信号出力回路に出力することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遅延回路。
  6. 前記遅延信号出力回路は、前記入力信号及び前記カウント信号の論理積に基づいて、前記遅延信号を生成することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の遅延回路。
  7. 前記遅延信号に基づいてリセット信号を生成し、生成した前記リセット信号を前記カウンタへ出力するリセット信号出力回路をさらに有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の遅延回路。
  8. セレクト信号に基づいて、前記カウンタによって出力される複数の前記カウント信号のうちの1つの信号を選択して前記遅延信号出力回路に出力するセレクタをさらに有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の遅延回路。
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