JP4911176B2 - 作業機械のアタッチメント及びその載置方法 - Google Patents

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Description

本発明は、作業機械のアタッチメント及びその載置方法に関し、特にその載置時の安定性の向上に関するものである。
従来より、作業機械本体に起伏自在に連結されたメインブームにピン結合されるアタッチメントを備えた作業機械が用いられている。このアタッチメントとしては、破砕機などの先端アタッチメントが連結されるアームと、このアームとメインブームとの間に連結されるフロントブームとを備えた、いわゆるセパレートタイプのものや、複数のブームが連結され、ビル解体等に用いられる超ロングアタッチメントや、バケットが先端に連結されたバックホウアタッチメントなどがある。これらのメインブームにピン結合されるアタッチメントを組み替えることにより、1台の作業機械本体で、建造物の解体や土砂の掘削作業に兼用することが知れている。また、輸送制限の問題から、メインブームとアタッチメントとを切り離し、さらに、アタッチメントの構成要素同士を切り離して輸送する必要がある場合も出てくる。
例えば、特許文献1のように、作業機械本体に起伏自在に連結されたメインブームにピン結合されるアタッチメントを分解して輸送する際に使用される作業機械のアタッチメントの分解輸送用架台が知られている。
このようなアタッチメント全体を支持する大がかりな架台ではなく、例えば、脱着されたアタッチメントの一部を専用のブーム支持台に支持すると共に、アタッチメントの先端を地面等に載置することが行われている。ブーム支持台に支持されたアタッチメントのシリンダは取り外されたり、ブーム支持台に固定されたりしているが、近年、セパレート仕様機などのジブシリンダは、その組立性を考慮してメインフロントアタッチメントに固定されたままでアタッチメントごと脱着されることがある。
特開平11−193543号公報
しかしながら、従来の作業機械のアタッチメントでは、ブーム支持台にアタッチメントを置いたときにアタッチメントの姿勢によっては、その自重によってシリンダが伸び縮みする方向に力がかかる姿勢となり、配管を脱着する際にシリンダにこもった圧力の影響で配管を接続できない場合がある。また、輸送中にシリンダが伸び縮みしてアタッチメントの姿勢が変わったり、場合によってはアタッチメントが倒れてしまったりするという問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、安定した静止姿勢でアタッチメントを保持し、構成ブームを屈伸させるシリンダに圧がこもらないようにしてアタッチメントの脱着及び運搬作業を安全かつ簡素化することができるようにすることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、シリンダを最伸長状態又は最縮小状態で保持してブーム支持台に載置できるようにした。
具体的には、第1の発明では、第1ブームと、
基端が上記第1ブームの先端に第1水平軸回りに相対回動可能に結合される第2ブームと、
基端が上記第2ブームの先端に第2水平軸回りに相対回動可能に結合される第3ブームと、
一端が上記第1ブームの腹面側に回動可能に接続され、他端が上記第2ブームの腹面側に回動可能に接続された第1シリンダと、
一端が上記第2ブームの背面側に回動可能に接続され、他端が上記第3ブームの背面側に回動可能に接続された第2シリンダとを備えた作業機械のアタッチメントを前提とする。
そして、上記作業機械のアタッチメントは、
上記第1ブーム又は上記第2ブームに左右に突出して設けられたブーム支持ピンを有し、
上記ブーム支持ピンは、上記第3ブームの先端を載置面に載置した状態で、
上記第1シリンダが最伸長状態かつ上記第2シリンダを最縮小状態とした状態で、上記第1シリンダが伸張方向に力を受け、かつ第2シリンダが縮小方向に力を受けるように、上記第1ブーム、第2ブーム及び第3ブームを支持可能に構成されている。
上記の構成によると、ブーム支持台にブーム支持ピンを支持して第1シリンダが伸張方向に力を受け、かつ第2シリンダが縮小方向に力を受けるように第3ブームの先端を地面等に載置した状態では、第2シリンダが最縮小状態のために第2シリンダが縮小方向に力を受けてもそれ以上縮まらないので、第3ブームは第2ブームに対してそれ以上広がる方向に回動せず、また、第1シリンダが最伸長状態のために第1シリンダが伸張方向に力を受けても第1シリンダはそれ以上伸張せず、第1ブームが第2ブームに対してそれ以上広がる方向に回動しない。このため、アタッチメントが静止した姿勢でブーム支持台に載置され、また、第1シリンダ及び第2シリンダがそれ以上伸縮しないので、内部に圧がこもらない。
第2の発明では、上記前提において、上記第1ブーム又は上記第2ブームに左右に突出して設けられたブーム支持ピンを有し、
上記ブーム支持ピンは、上記第3ブームの先端を載置面に載置した状態で、
上記第1シリンダが最縮小状態かつ上記第2シリンダを最縮小状態とした状態で、上記第1シリンダが縮小方向に力を受け、かつ第2シリンダが縮小方向に力を受けるように、上記第1ブーム、第2ブーム及び第3ブームを支持可能に構成されている。
上記の構成によると、ブーム支持台にブーム支持ピンを支持して第1シリンダが縮小方向に力を受け、かつ第2シリンダが縮小方向に力を受けるように第3ブームの先端を地面等に載置した状態では、第2シリンダが最縮小状態のために縮小方向に力を受けそれ以上縮まらないので、第3ブームは第2ブームに対してそれ以上広がる方向に回動せず、また、第1シリンダが最縮小状態のために第1シリンダが縮小方向に力を受けても第1シリンダがそれ以上縮まらないので、第1ブームが第2ブームに対してそれ以上互いに近付く方向に回動しない。このため、アタッチメントが静止した姿勢でブーム支持台に載置され、また、第1シリンダ及び第2シリンダがそれ以上伸縮しないので、内部に圧がこもらない。
また、第3の発明では、作業機械のアタッチメントの載置方法を前提とし、
メインブームの先端に結合された第1ブームの先端に、第1水平軸回りに相対回動可能に第2ブームを結合し、該第2ブームの先端に第2水平軸回りに第3ブームを相対回動可能に結合し、第1シリンダの一端を上記第1ブームの腹面側に回動可能に接続し、他端を上記第2ブームの腹面側に回動可能に接続し、第2シリンダの一端を上記第2ブームの背面側に回動可能に接続し、他端を上記第3ブームの背面側に回動可能に接続した作業機械と、上記第1ブーム、第2ブーム及び第3ブームを支持するブーム支持台とを用意し、
上記第3ブームの先端を載置面に載置した状態で、上記第1ブーム又は上記第2ブームに左右に突出して設けたブーム支持ピンを上記ブーム支持台に載置すると共に、
上記第1シリンダが最伸長状態又は最縮小状態かつ上記第2シリンダが最縮小状態で、上記第3ブームの先端を載置した静止姿勢を保持して上記ブーム支持台でブーム支持ピンを支持する。
上記の構成によると、ブーム支持台にブーム支持ピンを支持して第3ブームの先端を地面等に載置した状態では、第2シリンダが最縮小状態でそれ以上縮まらないので、第3ブームは第2ブームに対してそれ以上広がる方向に回動せず、また、第1シリンダが最伸長状態のときには、第1ブームが第2ブームに対してそれ以上広がる方向に回動しない。同様に、第1シリンダが最縮小状態のときには、第1シリンダがそれ以上縮まらないので、第1ブームが第2ブームに対してそれ以上互いに近付く方向に回動しない。このため、いずれの場合もアタッチメントが静止した姿勢でブーム支持台に載置され、また、第1シリンダ及び第2シリンダがそれ以上伸縮しないので、内部に圧がこもらない。
第4の発明では、第3の発明において、
上記第1シリンダが最伸長状態かつ上記第2シリンダが最縮小状態となった状態で、上記第1ブームに設けられたブーム支持ピンを上記ブーム支持台に支持する。
上記の構成によると、ブーム支持ピンをブーム支持台に支持すると、アタッチメントの重心は第3ブーム先端とブーム支持ピンとの間にあり、さらにアタッチメントを広げようとするが、第1〜第3ブームが最も広がった状態で第1シリンダはそれ以上伸びず、かつ第2シリンダはそれ以上縮まないので、アタッチメントは安定して保持されると共に、第1シリンダ及び第2シリンダの内部に圧がこもらない。
第5の発明では、第3の発明において、
上記ブーム支持ピンは、上記第2ブームに設けられ、
上記第1シリンダが最縮小状態かつ上記第2シリンダが最縮小状態となった状態で、上記第2ブームに設けられたブーム支持ピンを上記ブーム支持台に支持する。
上記の構成によると、アタッチメントの重心が第1ブーム側にあるので、第1ブームはその自重により第1水平軸回りに回動して第1シリンダを縮めようとするが、すでに第1シリンダは最縮小状態なのでそれ以上縮まらないことから、アタッチメントは安定して保持されると共に、第1シリンダ及び第2シリンダに圧がこもらない。
第6の発明では、第3乃至第5のいずれか1つの発明において、
上記第1ブームとして、上記作業機械に起伏可能に接続されたメインブームに結合されるメインフロントブームを用意する。
上記の構成によると、メインブームよりも先端を脱着する作業機械のアタッチメントとして、脱着及び運搬作業が容易となる。
以上説明したように、本発明によれば、第1シリンダを最伸長状態又は最縮小状態かつ第2シリンダを最縮小状態にしてブーム支持台でブーム支持ピンを支持し、第3ブームの先端を載置することにより、安定した静止姿勢でアタッチメントを保持し、構成ブームを屈伸させるシリンダに圧がこもらないようにしてアタッチメントの脱着及び運搬作業を安全かつ簡素化することができる。
また、ブーム支持ピンを第1ブーム及び第2ブームのいずれに設けた場合であっても、第1シリンダを最伸長状態又は最縮小状態かつ第2シリンダを最縮小状態にした静止姿勢とすることにより、アタッチメントの脱着及び運搬作業を安全かつ簡素化することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図2は本発明の実施形態にかかる作業機械のブームを備えた、作業機械としての油圧ショベル1を示し、この油圧ショベル1は、クローラ2を有する下部走行体3と、この下部走行体3に旋回自在に支持される上部旋回体4と、この上部旋回体4に支持されるアタッチメント30とを備えている。
上部旋回体4のブームフット5には、アタッチメント30の一部である、メインブーム6の下端と、このメインブーム6をブームフットピン5aを中心に起伏させるメインブームシリンダ7の下端とが支持されている。メインブーム6の先端には、種々のブームが連結可能となっている。本実施形態では、第1ブームとしてのメインフロントブーム8が回動不能に結合されている。油圧ショベル1は、本実施形態のような形態だけでなく、例えば、超ロングアタッチメント、セパレートブームなどの複数種類のブームに取り替え可能となっている。
図3に示すように、メインブーム6には、メインフロントブーム8を取り付ける際にメインフロントブーム8の基端側を引っ掛けるための引っ掛けピン6aが左右水平方向に突出するように設けられている。メインブーム6には、メインブームシリンダ7の上端を支持するシリンダピン7aを挿入するためのボス部6bが左右水平に膨出している。
図3及び図4に示すように、上記メインフロントブーム8は、基端側でメインブーム6の先端を水平方向両側から挟み込む一対の側板20を備えている。側板20は、上記メインブーム6を連結するための連結ピン22が挿通される一対の連結ピン挿通部20bを有している。これら水平軸挿通部20a及び一対の連結ピン挿通部20bは、側面視で三角形状に配置されている。一対の側板20の水平軸挿通部20aと反対側(メインブーム6側)端部には、上記引っ掛けピン6aに引っ掛けるための鉤状のフック20cが形成されている。
また、側板20は、貫通孔を有する左右一対のボス状の水平軸挿通部20aを有している。この左右一対の水平軸挿通部20a間に第2ブームとしての中間ブーム9の基端が挟み込まれた状態で、第1水平軸としての第1ブーム接続ピン10が挿通されている。このことで、メインフロントブーム8の先端に中間ブーム9が第1ブーム接続ピン10の回りに相対回動可能に連結されている。
一対の側板20は、剛性部材23で水平方向に連結され、この剛性部材23には、シリンダ取付部26が溶接されている。シリンダ取付部26の左右一対のボス部26aに、第1シリンダとしてのブームシリンダ11の下端(本実施形態では、チューブ側)を挟み込んだ状態で、シリンダ接続ピン27が挿通されている。このことで、ブームシリンダ11の下端がシリンダ取付部26に回動自在に支持されている。図2にも示すように、ブームシリンダ11の上端は、中間ブーム9の腹面側に回動可能に接続されている。このブームシリンダ11を伸縮させることで、中間ブーム9がメインフロントブーム8に対して屈伸動作を行うように構成されている。
中間ブーム9の背面側には、第2シリンダとしてのアームシリンダ12の下端が回動可能に連結されている。中間ブーム9の先端には、第3ブームとしてのアーム13の基端側が第2水平軸としての第2ブーム接続ピン17回りに回動可能に支持されている。また、アームシリンダ12の上端がアーム13の基端側(背面側)に回動可能に連結されることにより、中間ブーム9とアーム13とが相対回動可能に連結されている。
アーム13の先端には、バケット14の基端側が回動可能に連結され、このバケット14の基端側とアーム13の先端側とにバケットリンク16が接続され、このバケットリンク16にバケットシリンダ15の先端が連結されている。このことで、バケット14がアーム13に対して相対回動可能に連結されている
図3及び図4に示すように、メインフロントブーム8の側板20には、丸鋼や丸パイプ等で構成されたブーム支持ピン40が左右に突出するように設けられている。
上記のような構成により、シリンダ取付部26にブームシリンダ11を取り付けたまま、メインフロントブーム8を取り外すことで、メインブーム6よりも上側を交換可能に構成されている。そして、ブーム支持ピン40を図8に示すブーム支持台50に支持させると共に、アーム13の先端を地面等の載置面51に載置した状態で、メインフロントブーム8、中間ブーム9及びアーム13を地面等の載置面51に載置可能に構成されている。
ブーム支持台50は、垂直に伸びる左右一対の脚部50aを備え、各脚部50aの下端には、そり状の接地部50bが設けられている。脚部の上端には、ブーム支持ピン40が挿入されるピン挿入部50cが形成されている。ピン挿入部50cには、ブーム支持ピン40の挿入後、このブーム支持ピン40が抜け出さないようにする抜け防止ピン50dが挿入可能となっている。
なお、本実施形態では、アタッチメント30は、メインブーム6、メインフロントブーム8、中間ブーム9、アーム13、ブームシリンダ11、アームシリンダ12、バケット14、バケットシリンダ15,バケットリンク16等で構成されている。
−アタッチメントの載置方法−
次いで、本実施形態にかかるアタッチメント30の載置方法について説明する。
まず、図2に示すように、ブーム支持台50を地面等の安定した載置面51に載置し、メインブーム6を若干起こした状態でメインフロントブーム8のブーム支持ピン40の下方にブーム支持台50が来るように油圧ショベル1を操作し、バケット14の先端を載置面51に置く。
次いで、図5に示すように、腹面側の連結ピン22を抜き出し、ブーム支持ピン40とブーム支持台50とを位置合わせしながら、メインブーム6を倒してアーム13の先端を載置する。このとき、ブームシリンダ11は最伸長状態(エンドストローク)とし、アームシリンダ12は最縮小状態としておく。
次いで、図6に示すように、ブーム支持ピン40をブーム支持台50の上に載置する。
次いで、油圧ショベル1から延びる各油圧配管(図示せず)を取り外した状態で、背面側の連結ピン22を抜き出し、メインブーム6を下方に回動させて引っ掛けピン6aとフック20cとの接続を解除する。
次いで、図7に示すように、油圧ショベル1を後退させる。
次いで、図8に示すように、抜け防止ピン50dを挿入する。なお、図1ではバケット14が取り外されているが、必ずしも取り外す必要はない。
すると、図1に示すように、アタッチメント30は、安定した静止姿勢で載置面51に載置される。このとき、ブーム支持ピン40をブーム支持台50に支持した状態で、ブームシリンダ11が最伸長状態かつアームシリンダ12が最縮小状態となっている。つまり、メインフロントブーム8、中間ブーム9及びアーム13が最も広がった状態でブームシリンダ11はそれ以上伸びず、かつアームシリンダ12はそれ以上縮まない状態が保持されている。このため、メインフロントブーム8、中間ブーム9及びアーム13の重心がアーム13の先端と、ブーム支持ピン40との間にあっても、安定して保持されるので、地面に置いた状態やトラック等で運搬するときにもアタッチメント30の姿勢が崩れない。また、ブームシリンダ11及びアームシリンダ12の内部に圧がこもらないので、再びメインブーム6に接続するときには、スムーズに油圧配管の接続が行える。
したがって、本実施形態では、ブームシリンダ11を最伸長状態かつアームシリンダ12を最縮小状態にしてブーム支持台50でブーム支持ピン40を支持し、アーム13の先端を載置することにより、安定した静止姿勢でアタッチメントを保持し、中間ブーム9及びアーム13を屈伸させるブームシリンダ11及びアームシリンダ12に圧がこもらないようにしてアタッチメントの脱着及び運搬作業を安全かつ簡素化することができる。
さらには、図1に示す搭載姿勢においては、図5〜図7に示すように、連結ピン挿通部20bがメインブーム6の連結部と対面するようにメインブーム6を近付けることができるので、メインブーム6とメインフロントブーム8との脱着作業がし易くなっている。
一方、図9のような配置でもアタッチメントは安定する。つまり、図9の載置姿勢では、アームシリンダ12が最縮小状態かつブームシリンダ11が最縮小状態となっている。このとき、メインフロントブーム8は、第1ブーム接続ピン10を中心にぶら下がっており、第1ブーム接続ピン10は、シリンダ接続ピン27よりも中間ブーム9と反対側にあるので、メインフロントブーム8が回転しようとするが、ブームシリンダ11が最縮小状態であるため、これ以上縮むことはなく、アタッチメントは安定する。ただし、メインブーム6とメインフロントブーム8との脱着作業のし易さという点では、図1の搭載姿勢には劣っている。
−実施形態の変形例−
本変形例では、図10に示すように、ブーム支持ピン40が中間ブーム9の左右側板から突出するように設けられている。
本変形例では、アーム13の先端を載置してブーム支持ピン40をブーム支持台50に支持した状態では、重心がメインフロントブーム8側にあるように、ブーム支持ピン40の位置を設定する。ブームシリンダ11は最縮小状態かつアームシリンダ12は最縮小状態で静止姿勢をとっている。
このように載置すると、アタッチメント30の重心がメインフロントブーム8側にあるので、メインフロントブーム8はブームシリンダ11を縮めようとするが、すでにブームシリンダ11は最縮小状態なのでそれ以上縮まらず、メインフロントブーム8が中間ブーム9に対してそれ以上近付く方向に回動しない。このため、アタッチメント30は安定して保持されると共に、ブームシリンダ11及びアームシリンダ12がそれ以上伸縮しないので、内部に圧がこもらない。よって、本変形例においても、上記実施形態と同様の効果が得られる。但し、この搭載姿勢では、運搬時に振動等が加わると、メインフロントブーム8は、第1ブーム接続ピン10を中心にぶら下がっているだけなので、ブームシリンダ11が伸びるおそれがある。
一方、図11に示すように、ブームシリンダ11が最縮小状態ではなく、中途半端に伸びた状態でブーム支持ピン40をブーム支持台50に支持してしまうと、メインフロントブーム8は、第1ブーム接続ピン10を中心にぶら下がっているだけであり、アタッチメント30の重心がメインフロントブーム8側にあるので、メインフロントブーム8はブームシリンダ11を縮める方向に回動し、アーム13の先端が滑るなどしてアタッチメント30が不安定となる。すると、すでに油圧配管を抜いているので、圧がアームシリンダ12やブームシリンダ11にこもってしまい、再びメインブーム6に接続するときにスムーズに油圧配管の接続を行うことができない。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記実施形態では、第1ブームをメインフロントブーム8とし、第2ブームを中間ブーム9とし、第3ブームをアーム13としたが、このようなブーム構成には限定されない。要は3本のブームと、これら3本のブームを屈伸させる2本のシリンダを有する着脱可能なアタッチメントであればよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
本発明の実施形態にかかる作業機械のアタッチメントの静止姿勢の一例を示す側面図である。 アタッチメントの載置方法の一工程を示す側面図である。 メインフロントブーム及びその周辺を拡大して示す斜視図である。 メインフロントブームを拡大して示す側面図である。 アタッチメントの載置方法の一工程を示す側面図である。 アタッチメントの載置方法の一工程を示す側面図である。 アタッチメントの載置方法の一工程を示す側面図である。 ブーム支持台及びその周辺を拡大して示す斜視図である。 安定したアタッチメントの載置姿勢の他の一例を示す側面図である。 本発明の実施形態の変形例にかかる作業機械のアタッチメントの静止姿勢の一例を示す側面図である。 変形例にかかる安定しないアタッチメントの載置姿勢の一例を示す側面図である。
1 油圧ショベル(作業機械)
6 メインブーム
8 メインフロントブーム(第1ブーム)
9 中間ブーム(第2ブーム)
10 第1ブーム接続ピン(第1水平軸)
11 ブームシリンダ(第1シリンダ)
12 アームシリンダ(第2シリンダ)
13 アーム(第3ブーム)
17 第2ブーム接続ピン(第2水平軸)
27 シリンダ接続ピン
30 アタッチメント
40 ブーム支持ピン
50 ブーム支持台

Claims (6)

  1. 第1ブームと、
    基端が上記第1ブームの先端に第1水平軸回りに相対回動可能に結合される第2ブームと、
    基端が上記第2ブームの先端に第2水平軸回りに相対回動可能に結合される第3ブームと、
    一端が上記第1ブームの腹面側に回動可能に接続され、他端が上記第2ブームの腹面側に回動可能に接続された第1シリンダと、
    一端が上記第2ブームの背面側に回動可能に接続され、他端が上記第3ブームの背面側に回動可能に接続された第2シリンダとを備えた作業機械のアタッチメントであって、
    上記第1ブーム又は上記第2ブームに左右に突出して設けられたブーム支持ピンを有し、
    上記ブーム支持ピンは、上記第3ブームの先端を載置面に載置した状態で、
    上記第1シリンダが最伸長状態かつ上記第2シリンダを最縮小状態とした状態で、上記第1シリンダが伸張方向に力を受け、かつ第2シリンダが縮小方向に力を受けるように、上記第1ブーム、第2ブーム及び第3ブームを支持可能に構成されている
    ことを特徴とする作業機械のアタッチメント。
  2. 第1ブームと、
    基端が上記第1ブームの先端に第1水平軸回りに相対回動可能に結合される第2ブームと、
    基端が上記第2ブームの先端に第2水平軸回りに相対回動可能に結合される第3ブームと、
    一端が上記第1ブームの腹面側に回動可能に接続され、他端が上記第2ブームの腹面側に回動可能に接続された第1シリンダと、
    一端が上記第2ブームの背面側に回動可能に接続され、他端が上記第3ブームの背面側に回動可能に接続された第2シリンダとを備えた作業機械のアタッチメントであって、
    上記第1ブーム又は上記第2ブームに左右に突出して設けられたブーム支持ピンを有し、
    上記ブーム支持ピンは、上記第3ブームの先端を載置面に載置した状態で、
    上記第1シリンダが最縮小状態かつ上記第2シリンダを最縮小状態とした状態で、上記第1シリンダが縮小方向に力を受け、かつ第2シリンダが縮小方向に力を受けるように、上記第1ブーム、第2ブーム及び第3ブームを支持可能に構成されている
    ことを特徴とする作業機械のアタッチメント。
  3. 作業機械のアタッチメントの載置方法において、
    メインブームの先端に結合された第1ブームの先端に、第1水平軸回りに相対回動可能に第2ブームを結合し、該第2ブームの先端に第2水平軸回りに第3ブームを相対回動可能に結合し、第1シリンダの一端を上記第1ブームの腹面側に回動可能に接続し、他端を上記第2ブームの腹面側に回動可能に接続し、第2シリンダの一端を上記第2ブームの背面側に回動可能に接続し、他端を上記第3ブームの背面側に回動可能に接続した作業機械と、上記第1ブーム、第2ブーム及び第3ブームを支持するブーム支持台とを用意し、
    上記第3ブームの先端を載置面に載置した状態で、上記第1ブーム又は上記第2ブームに左右に突出して設けたブーム支持ピンを上記ブーム支持台に載置すると共に、
    上記第1シリンダが最伸長状態又は最縮小状態かつ上記第2シリンダが最縮小状態で、上記第3ブームの先端を載置した静止姿勢を保持して上記ブーム支持台でブーム支持ピンを支持する
    ことを特徴とする作業機械のアタッチメントの載置方法。
  4. 請求項3に記載の作業機械のアタッチメントの載置方法において、
    上記第1シリンダが最伸長状態かつ上記第2シリンダが最縮小状態となった状態で、上記第1ブームに設けられたブーム支持ピンを上記ブーム支持台に支持する
    ことを特徴とする作業機械のアタッチメントの載置方法。
  5. 請求項3に記載の作業機械のアタッチメントの載置方法において、
    上記ブーム支持ピンは、上記第2ブームに設けられ、
    上記第1シリンダが最縮小状態かつ上記第2シリンダが最縮小状態となった状態で、上記第2ブームに設けられたブーム支持ピンを上記ブーム支持台に支持する
    ことを特徴とする作業機械のアタッチメントの載置方法。
  6. 請求項3乃至5のいずれか1つに記載の作業機械のアタッチメントの載置方法において、
    上記第1ブームとして、上記作業機械に起伏可能に接続されたメインブームに結合されるメインフロントブームを用意する
    ことを特徴とする作業機械のアタッチメントの載置方法。
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