JP4910960B2 - 画像形成装置、埋め込み情報の表示方法及び同表示プログラム - Google Patents

画像形成装置、埋め込み情報の表示方法及び同表示プログラム Download PDF

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この発明は、多機能デジタル複合機であるMFP(Multi Function Periferals)等の画像形成装置、視認不能に埋め込まれた状態で用紙等の記録媒体にプリントされる埋め込み情報をプリント前に表示する埋め込み情報の表示方法、及び同表示プログラムに関する。
用紙等の記録媒体に、オリジナルの文書位置情報や使用者情報などを隠し文字等により埋め込んでプリントし、プリント後の記録媒体を原稿としてコピー等に再利用する時に、情報に従って、機能制限や履歴管理を行い、ユーザの利便性を高めることが行われている。
例えば、特許文献1には、所定条件に基づいて埋め込む領域を検索し、情報を埋め込む技術が開示され、埋め込み可能な領域が少ない場合は、優先順位を決めておいて順に埋め込むことが記載されている。
特開2004−343780号公報
しかし、ユーザがプリントを行う場合、情報はプリント後の記録媒体上では視認できない状態で埋め込まれているため、上記特許文献1を含め従来では、プリント後の画像を見ただけではどのような情報が埋め込まれているのかを確認することができず、ユーザが意図しない情報まで埋め込まれる恐れがあるという問題があった。
この発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたものであって、ユーザがどのような情報が埋め込まれるのかを、プリント前に確認することができる画像形成装置、埋め込み情報の表示方法及び同表示プログラムを提供することを課題とする。
上記課題は、以下の手段によって達成される。
(1)情報を視認不能に埋め込んだ状態で画像データを記録媒体にプリント可能なプリント手段と、前記プリント手段によるプリント前に、前記埋め込まれる情報を表示する表示手段と、を備え、前記情報を埋め込むかどうかを情報の項目毎に管理者とユーザが設定可能であり、前記表示手段は、管理者の設定が優先される項目であってユーザが管理者と異なる設定をした項目については、他の項目とは異なる表示態様で表示することを特徴とする画像形成装置。
(2)前記情報を埋め込んでプリントするかどうかを設定する設定手段を備え、前記設定手段により、情報を埋め込んでプリントすることが設定されている場合に、前記表示手段は前記埋め込まれる情報を表示する前項1に記載の画像形成装置。
(3)前記情報には、自装置のシリアル番号、セキュリティコード、プリントされる文書の位置情報、文書名、文書レビジョン、ページ数、作者、コピー禁止、プリントユーザ情報、プリント日、出力シリアル番号の少なくとも何れかが含まれる前項1または2に記載の画像形成装置。
(4)埋め込まれた情報を、埋め込みが行われたプリントジョブの履歴と共に記憶する記憶手段を備えている前項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
(5)情報を視認不能に埋め込んだ状態で画像データが記録媒体にプリントされるように、プリント手段を制御するステップと、前記記録媒体へのプリント前に、前記埋め込まれる情報を表示手段に表示するステップと、を備え、前記情報を埋め込むかどうかを情報の項目毎に管理者とユーザが設定可能であり、前記表示ステップでは、管理者の設定が優先される項目であってユーザが管理者と異なる設定をした項目については、他の項目とは異なる表示態様で表示することを特徴とする、画像形成装置が実行する埋め込み情報の表示方法。
(6)情報を視認不能に埋め込んだ状態で画像データが記録媒体にプリントされるように、プリント手段を制御するステップと、前記記録媒体へのプリント前に、前記埋め込まれる情報を表示手段に表示させるステップと、を画像形成装置のコンピュータに実行させるための埋め込み情報の表示プログラムであって、前記情報を埋め込むかどうかを情報の項目毎に管理者とユーザに設定させるとともに、前記表示ステップでは、管理者の設定が優先される項目であってユーザが管理者と異なる設定をした項目については、他の項目とは異なる表示態様で表示する処理を前記コンピュータに実行させる埋め込み情報の表示プログラム
前項(1)に記載の発明によれば、情報を視認不能に埋め込んだ状態で画像データが記録媒体にプリントされる前に、前記埋め込まれる情報が表示手段に表示されるから、プリントを行うユーザはどのような情報が埋め込まれるのかを事前に確認することができ、ユーザの意図しない情報が埋め込まれる不都合を解消できる。また、情報は項目毎に埋め込むかどうかを管理者とユーザが設定可能であり、管理者の設定が優先される項目であってユーザが管理者と異なる設定をした項目については、他の項目とは異なる表示態様で表示されるから、ユーザは、その項目について自己の設定が管理者の設定と異なっていることを容易に認識することができる。
前項(2)に記載の発明によれば、情報を埋め込んでプリントすることが設定されている場合にのみ、埋め込まれる情報が表示されるから、事前確認の必要のない場合にまで埋め込み情報が表示されるのを防止することができる。
前項(3)に記載の発明によれば、自装置のシリアル番号、セキュリティコード、プリントされる文書の位置情報、文書名、文書レビジョン、ページ数、作者、コピー禁止、プリントユーザ情報、プリント日、出力シリアル番号の少なくとも何れかを、記録媒体に埋め込むことができる。
前項(4)に記載の発明によれば、埋め込んだ情報が、埋め込みが行われたプリントジョブの履歴と共に記憶手段に記憶されるから、ジョブ履歴を呼び出すことにより、どのような情報を埋め込んだかを事後的に調べることができる。
前項(5)に記載の発明によれば、プリントを行うユーザはどのような情報が埋め込まれるのかを事前に確認することができ、ユーザの意図しない情報が隠し文字として埋め込まれる不都合を解消できる。
前項(6)に記載の発明によれば、情報を視認不能に埋め込んだ状態で画像データが記録媒体にプリントされるように、プリント手段を制御する処理と、前記記録媒体へのプリント前に、前記埋め込まれる情報を表示手段に表示させる処理を、画像形成装置のコンピュータに実行させることができる。
次に、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成図である。
この画像形成装置10は、この実施形態では、コピー、ネットワークプリンティング、スキャナ、FAX、またはドキュメントサーバなどの機能を集約した多機能デジタル複合機であるMFP(Multi Function Peripherals)で構成されている。以下、画像形成装置をMFPと記すこともある。
画像形成装置10は、図1に示すように、CPU1、プログラムROM2、ワークRAM3、スキャナ4、画像保存メモリ5、プリンタ部6、操作パネル7、ネットワークコントローラ8、FAXコントローラ9を備えている。
CPU1は、プログラムROM2に記憶されているプログラムまたはワークRAM3にロードされたプログラムを実行し、画像形成装置の全体を制御する。
前記プログラムROM2は、CPU1を動作させるための動作プログラムやその他のデータが記憶されている。ワークRAM3は、CPU1が前記動作プログラムに従って動作する際の作業領域を提供するものである。
スキャナ4は、写真、文字、絵などの画像情報を原稿から光電的に読取って画像データを取得する。取得された画像データ(濃度データ)は、図示しない画像処理部においてデジタルデータに変換され、周知の各種画像処理を施された後、プリンタ部6やネットワークコントローラ8に送られ、画像のプリントやデータの送信に供されるか、または後の利用のために画像保存メモリ5に格納される。
画像保存メモリ5は、例えばハードディスク等の不揮発性の記憶媒体により構成され、画像データやその他のデータを保存する。この実施形態では、ジョブの履歴をも記憶し、プリントジョブにおいて隠し文字により情報が埋め込まれた場合には、埋め込まれた情報の内容もジョブ履歴と共に記憶する。
プリンタ部6は、スキャナ4により取得された画像データ、ネットワークコントローラ8により外部機器から受信した画像データまたは画像保存メモリ5に格納されている画像データを、用紙またはフイルムなどの記録媒体(以下、単に記録用紙という)にプリントする。
操作パネル7は、数字、文字、および記号などを入力するための複数キー、押下されたキーを認識するセンサ、および認識したキーを示す信号をCPU1に送信する送信用回路などによって構成されている。また、操作パネル7は、ユーザに対してメッセージまたは指示を与えるための画面、ユーザが設定内容および処理内容を入力するための画面、および画像形成装置2で形成された画像、および処理の結果を示す画面などを表示する、液晶タッチパネル等からなる表示部71(図6に示す)を備えている。
ネットワークコントローラ8は、送信部および受信部などによって構成され、パーソナルコンピュータ等の外部機器とデータのやりとりを行うための装置であり、例えばNIC、モデム、またはTAなどが用いられる。
FAXコントローラ9は、外部のFAX装置との間で、画像データのFAXによる送受信を行うためのものである。
図2は情報埋め込みの概念図である。なお、以下の説明において、埋め込み対象の情報を単に「隠し文字」ともいう。
コピー機能、プリンタ機能の実行により、記録用紙に画像データをプリントする際に、指定された隠し文字を、視認不能な状態で記録用紙にプリントする(埋め込む)。従ってユーザは、プリントされた記録用紙から、埋め込まれた隠し文字を見ることはできない。
隠し文字の種類(項目)としては、この実施形態では図2に示すように、画像形成装置10の固有の情報である画像形成装置のシリアル番号、オリジナル情報としてのセキュリティコード、文書位置情報、文書名、文書レビジョン、ページ数、作者、プリント後の出力物の制限情報としてのコピー厳禁、使用者情報としてのプリントユーザ情報、出力情報としてのプリント日、プリント時間、出力シリアル番号が例示されている。しかし、これらに限定されるものではないし、また埋め込まれる情報は少なくとも1項目あれば良い。
図3は、画像形成装置10における隠し文字埋め込み機構の構成を示す機能的ブロック図である。
隠し文字の記録用紙への埋め込みは、プリンタ部6で行われる。CPU1は、プリント起動前に、隠し文字により埋め込まれる情報を隠し文字情報メモリ11に設定する。なお、隠し文字情報メモリ11は、前述したワークRAM3により構成されても良いし、画像保存メモリ5により構成されても良い。
画像保存メモリ5に記憶されていたプリント画像データの中からユーザにより選択されたプリント画像データに、前記設定された情報を、視認できない隠し文字として隠し文字埋め込み部12により埋め込んで出力画像データを作成したのち、プリンタ部6によりプリントする。なお、隠し文字埋め込み部12による、プリント画像データへの埋め込みは、高速なリアルタイム処理が必要なため、ハードウェアにより構成される。埋め込み方法は種々の方式があり、何れの方法を用いても良い。
図4は、隠し文字として記録用紙に埋め込まれた情報を抽出する際の概念図である。
記録用紙に隠し文字により埋め込まれた情報は、画像形成装置10のスキャナ4により読み込んで、検出・抽出される。
図5は、画像形成装置における隠し文字抽出機構の構成を示す機能的ブロック図である。
隠し文字による情報が埋め込まれたが原稿を、スキャナ4により読み取ると、読み取られた入力画像から隠し文字抽出部13が隠し文字を抽出する。抽出された隠し文字は、一旦隠し文字情報メモリ11に保存され、読み取り終了後にCPU1により読み出される。
一方、隠し文字以外の画像データが必要な場合には、隠し文字削除修復部14により、読み取られた画像データから隠し文字の部分を削除し、削除部分の修復を行った後、画像保存メモリ5に保存される。
なお、隠し文字抽出部13による隠し文字の抽出、隠し文字削除修復部14による隠し文字の削除・修復は、高速なリアルタイム処理が必要なため、ハードウェアにより構成される。隠し文字の抽出、削除、修復方法は、種々の方式があり、何れの方法を用いても良い。
図6は、操作パネル7の平面図である。この操作パネル7は、前述したように、液晶タッチパネルからなる表示部71を備える他、モード選択キー72、テンキー73、ジョブスタートキー74などを備えている。
前記モード選択キー72は、ジョブ履歴を確認するための「履歴」キー、管理者や各ユーザの動作モードなどを設定するための「ユーザ設定」キー、ファックス機能を選択するための「ファックス」キー、スキャン機能を選択するための「スキャン」キー、コピー機能を選択するための「コピー」キー、ボックス機能を選択するための「ボックス」キーなどにより構成されている。いずれかのモード選択キー72が押されると、各モード選択キー72に設けられている、発光ダイオード(LED)からなる選択モード表示部75が点灯表示され、そのモード選択キー72が選択されていることがわかるようになっている。
モード選択キー72が押された後のモード毎の設定は、液晶表示部71のタッチパネルやテンキー73の操作により行われる。この実施形態では、例えば管理者等が、「ユーザ設定」キーを操作してユーザ設定画面を表示させることにより、隠し文字を記録用紙に埋め込むかどうかを設定することができるようになっている。さらに、管理者とユーザは、隠し文字を記録用紙に埋め込むかどうかを、隠し文字の項目毎に設定できるようになっている。
図7は、隠し文字を記録用紙に埋め込むかどうかについて、管理者が設定を行う場合に液晶表示部71に表示される設定画面の一例である。
この画面では、左端部に埋め込み対象の隠し文字の種類が項目毎に表示されると共に、各項目について、「ON」か「OFF」か、「選択」か「固定」かを設定できるものとなされている。「ON」はその項目は隠し文字として印刷用紙に埋め込まれることを、「OFF」は埋め込まれないことを、それぞれ意味する。図7ではハッチングで示されているものが選択されていることを示し、画面上ではハイライト表示されている。
また、「選択」/「固定」は、押下するたびに切り替わり、「選択」は管理者以外のユーザの設定が優先される項目、「固定」は個々のユーザの設定にかかわらず、管理者設定が優先される項目であることを意味する。
設定された内容は、画像保存メモリ5に記憶される。
図8は、管理者ではないユーザ(例えばユーザA)が設定を行う場合に液晶表示部71に表示される設定画面の一例である。
この画面では、図7と同様に、左端部に隠し文字の種類が項目毎に表示されると共に、各項目について、「ON」か「OFF」か、「警告」か「デフォルト」か「無視」かを設定できるものとなされている。
「ON」はその項目は印刷用紙に埋め込まれることを、「OFF」は埋め込まれないことを、それぞれ意味する。図8ではハッチングで示されているものがユーザの意思として選択されていることを示し、画面上ではハイライト表示されている。
また、「警告」/「デフォルト」/「無視」は、押下するたびに切り替わり、「警告」はユーザの意思に反した設定となる場合、つまり管理者設定画面で管理者優先の「固定」が設定されており、管理者の「ON」/「OFF」設定とユーザの「ON」/「OFF」設定とが異なる場合に、処理を中断し警告表示をする項目であることを意味する。
「無視」は、ユーザの設定に反していても警告することなく処理を継続する項目であることを意味する。
「デフォルト」は、ユーザ設定をしない項目であることを意味する。
設定された内容は、画像保存メモリ5に記憶される。
図9に、ユーザが「警告」を設定した項目が、ユーザの意思に反した設定となっているときに表示される警告画面の一例を示す。
この警告画面は、管理者設定が図7の画面のとおりであり、ユーザ設定が図10の画面のようになされた場合に表示される画面を示している。図10のユーザ設定では、「作者」、「プリント日」、「プリント時間」が「デフォルト」の設定となっており、これらの項目については、管理者の設定に従うものとなされている。また、「作者」、「プリント日」、「プリント時間」以外の各項目については、「警告」が設定されている。
図9の警告画面では、各項目毎に、「ON」/「OFF」の設定と、隠し文字の具体的な内容が表示されている。
画像形成装置10のシリアル番号と出力シリアル番号は、必須情報であるため、警告画面には表示されない。
「ON」/「OFF」の表示は、管理者の設定内容とユーザの設定内容とを比較し、優先される側の設定に合わせたものである。例えば、セキュリティコード、文書位置情報、文書名、文書レビジョン、ページ数は、図7の管理者設定では「OFF」となっているが、「選択」項目であるためユーザ設定を優先し、「ON」となる。警告の対象にもならない。
「作者」、「プリント日」、「プリント時間」はユーザ設定が「デフォルト」のため、管理者設定の「OFF」または「ON」が優先され、警告の対象にもならない。
「コピー厳禁」は、管理者設定、ユーザ設定ともに「OFF」であるため「OFF」となる。
「プリントユーザ情報」は、図10のユーザ設定では「OFF」「警告」が選択されているが、管理者設定では「ON」「固定」が設定されており、管理者設定の「ON」が優先される。このため、ユーザの意思に反する設定となっており、ハイライト表示(図9ではハッチング表示)により警告する。
埋め込まれる情報の各項目が警告対象となるかどうかの判定基準をまとめると、図11の判定テーブルのようになる。図11の表から明らかなように、管理者設定が「ON」「固定」でユーザ設定が「OFF」「警告」の場合と、管理者設定が「OFF」「固定」でユーザ設定が「ON」「警告」の場合に、その項目が警告対象と判定される。
ユーザは図9に示された警告画面を見て、自己の設定と異なる設定がなされていることを認識した上で、プリントを行う場合は「開始」ボタンを押す。すると、表示部71の画面が図12に示されるプレビュー画面に遷移した後、プリントが実行される。一方、プリントを中止する場合は「中止」ボタンを押せば良い。
表示部71に表示される図12のプレビュー画面は、隠し文字の種類と内容をプリント前にユーザに知らせるためのものであり、ユーザに図9の警告画面を表示しない場合、換言すれば警告対象の項目が存在しない場合においても、このプレビュー画面が表示される。
このプレビュー画面では、隠し文字(埋め込み情報)の内容が項目毎に表示され、かつプリント画像と並べて表示されている。警告対象の項目については、アンダーラインが付されて、警告対象でない他の項目とは異なる表示態様で表示されるとともに、その旨のメッセージが表示されている。なお、アンダーラインではなく、色を変えて表示しても良い。
このように、プリントされる前に、前記隠し文字が表示部71に表示されるから、プリントを行うユーザはどのような情報が埋め込まれるのかを事前に確認することができ、ユーザの意図しない情報が埋め込まれる不都合を解消することができる。
しかも、管理者の設定が優先される項目であってユーザが管理者と異なる設定をした項目については、アンダーラインが付され、他の項目とは異なる表示態様で表示されるから、ユーザは、その項目について自己の設定が管理者の設定と異なっていることを容易に認識することができる。
次に、図1に示した画像形成装置の動作を、図13のフローチャートを参照して説明する。この動作は、画像形成装置のCPU1がプログラムROM2等の記憶媒体に記憶されたプログラムを実行することにより遂行される。
ステップS01で、情報を埋め込むことが設定されているかどうかを判断し、設定されていなければ(ステップS01でNO)、終了する。設定されていれば(ステップS01でYES)、ステップS02で、図7に示した管理者設定を取得し、ステップS03では、図10に示したユーザ設定を取得する。
次いで、ステップS04では、取得した両者の設定内容を比較して、各項目について「ON」「OFF」を確定し、警告対象の項目が含まれているかどうかの判定を、図11の判定テーブルに基づいて行う。
そして、ステップS05で、警告対象の項目がないかどうか、換言すれば図9の警告画面を表示する必要があるかどうかを判断する。警告対象の項目がなければ(ステップS05でYES)、ステップS09に進む。警告対象の項目があれば(ステップS05でNO)、ステップS06で、図9のような警告画面を表示部71に表示した後、ステップS07で、ユーザが「開始」ボタンを押下したかどうかを判断する。押下すれば(ステップS07でYES)、ステップS09に進む。押下しなければ(ステップS07でNO)、ステップS08で、ユーザが「中止」ボタンを押下したかどうかを判断する。「中止」ボタンを押下したのであれば(ステップS08でYES)、本処理を終了する。「中止」ボタンが押下されなければ(ステップS08でNO)、ステップS07に戻り、ボタンが押されるのを待つ。
ステップS09では、図12に示したような隠し文字のプレビュー表示を表示部71に表示した後、ステップS10で、埋め込まれる隠し文字の内容をジョブ履歴と共に画像保存メモリ5に保存する。従って、ジョブ履歴を呼び出すことにより、どのような情報を埋め込んだかをユーザ等は事後的に調べることができる。
次いで、ステップS11で、プリンタ部6に隠し文字を設定したのち、ステップS12でプリントを実行する。
この発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 情報埋め込みの概念図である。 画像形成装置における隠し文字埋め込み機構の構成を示す機能的ブロック図である。 隠し文字として記録用紙に埋め込まれた情報を抽出する際の概念図である。 画像形成装置における隠し文字抽出機構の構成を示す機能的ブロック図である。 操作パネルの平面図である。 隠し文字により情報を記録用紙に埋め込むかどうかについて、管理者が設定を行う場合の設定画面の一例である。 管理者ではないユーザが設定を行う場合の設定画面の一例である。 ユーザが「警告」を設定した項目がユーザの意思に反した設定となっているときに表示される警告画面の一例を示す図である。 図9の警告画面が表示されたときのユーザ側の設定を示す画面図である。 埋め込まれる情報の各項目が警告対象となるかどうかを判定するためのテーブルである。 埋め込まれる情報のプレビュー表示画面である。 画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 CPU
2 ROM
3 RAM
4 スキャナ
5 画像保存メモリ
6 プリンタ部
7 操作パネル
8 ネットワークコントローラ
10 画像形成装置
11 隠し文字情報メモリ
12 隠し文字埋め込み部
13 隠し文字抽出部
14 隠し文字削除修復部
71 表示部

Claims (6)

  1. 情報を視認不能に埋め込んだ状態で画像データを記録媒体にプリント可能なプリント手段と、
    前記プリント手段によるプリント前に、前記埋め込まれる情報を表示する表示手段と、
    を備え
    前記情報を埋め込むかどうかを情報の項目毎に管理者とユーザが設定可能であり、前記表示手段は、管理者の設定が優先される項目であってユーザが管理者と異なる設定をした項目については、他の項目とは異なる表示態様で表示することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記情報を埋め込んでプリントするかどうかを設定する設定手段を備え、
    前記設定手段により、情報を埋め込んでプリントすることが設定されている場合に、前記表示手段は前記埋め込まれる情報を表示する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記情報には、自装置のシリアル番号、セキュリティコード、プリントされる文書の位置情報、文書名、文書レビジョン、ページ数、作者、コピー禁止、プリントユーザ情報、プリント日、出力シリアル番号の少なくとも何れかが含まれる請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 埋め込まれた情報を、埋め込みが行われたプリントジョブの履歴と共に記憶する記憶手段を備えている請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 情報を視認不能に埋め込んだ状態で画像データが記録媒体にプリントされるように、プリント手段を制御するステップと、
    前記記録媒体へのプリント前に、前記埋め込まれる情報を表示手段に表示するステップと、
    を備え、
    前記情報を埋め込むかどうかを情報の項目毎に管理者とユーザが設定可能であり、前記表示ステップでは、管理者の設定が優先される項目であってユーザが管理者と異なる設定をした項目については、他の項目とは異なる表示態様で表示することを特徴とする、画像形成装置が実行する埋め込み情報の表示方法。
  6. 情報を視認不能に埋め込んだ状態で画像データが記録媒体にプリントされるように、プリント手段を制御するステップと、
    前記記録媒体へのプリント前に、前記埋め込まれる情報を表示手段に表示させるステップと、
    を画像形成装置のコンピュータに実行させるための埋め込み情報の表示プログラムであって、
    前記情報を埋め込むかどうかを情報の項目毎に管理者とユーザに設定させるとともに、前記表示ステップでは、管理者の設定が優先される項目であってユーザが管理者と異なる設定をした項目については、他の項目とは異なる表示態様で表示する処理を前記コンピュータに実行させる埋め込み情報の表示プログラム
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