JP4910275B2 - 固体撮像素子及びその製造方法 - Google Patents

固体撮像素子及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4910275B2
JP4910275B2 JP2004272786A JP2004272786A JP4910275B2 JP 4910275 B2 JP4910275 B2 JP 4910275B2 JP 2004272786 A JP2004272786 A JP 2004272786A JP 2004272786 A JP2004272786 A JP 2004272786A JP 4910275 B2 JP4910275 B2 JP 4910275B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
solid
layer
semiconductor substrate
photoelectric conversion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004272786A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006093175A (ja
Inventor
元 迫田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2004272786A priority Critical patent/JP4910275B2/ja
Publication of JP2006093175A publication Critical patent/JP2006093175A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4910275B2 publication Critical patent/JP4910275B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)

Description

本発明は、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等の固体撮像素子及びその製造方法に関し、特に不純物ゲッタリング構造に関するものである。
従来の各種半導体装置のゲッタリング技術には、基板内に存在する酸素を熱処理により析出させ、それによる歪場をゲッタサイトとして利用するイントリンシックゲッタ(IG)や、基板への外的要因により歪場、転位層を形成してゲッタサイトを得るエクストリンシックゲッタ(EG)がある。EGは、裏面へのポリシリコン堆積やリン高濃度拡散などにより行われるが、とりわけ有効なゲッタリング能力を発揮するものとして、素子アクティブ領域近傍に高濃度のC、Si、O等のイオンを注入して、歪場、転位層を形成する近接ゲッタリングがある(例えば特許文献1、2参照)。
特開平5−152304号公報 特開平6−338507号公報
近接ゲッタリング技術においては、そのゲッタリング能力は注入イオンの濃度で決定される。そのため、その効果を高めるにはドーズ量を増加させればよいこととなるが、工業的応用の枠組みの中では、生産性確保の点からドーズ量増加による効果向上には限界がある。従って生産性を確保できる範囲内で、ゲッタリング能力向上を実現させることが課題となる。
また、デバイス構造上の都合により、基板の深い位置に近接ゲッタリング層を設けることが求められる場合がある。この要請に対し、従来のC、Si、O等のイオンは、高価数イオンの形成確率が小さいため、高飛程注入時に十分なドーズ量を得ることは難しく、長時間の作業が必要となるという問題がある。
固体撮像素子におけるゲッタリング構造は、上記の課題の克服が求められる典型的な例である。金属不純物による深い準位が発生させる生成電流は、暗時ノイズとして画質を左右する。そのため、金属不純物を現状の限界よりも減少させる工夫が強く求められている。また固体撮像素子においては、表面から数umの深い位置まで光電変換領域が形成されるため、その領域下に直接ゲッタ層を形成するという要請に対しては、効率的な高飛程注入が求められる。
そこで本発明は、特に固体撮像素子において、生産性確保しながらゲッタリング能力向上を実現し、かつ基板の深い位置を含む所望の領域に近接ゲッタ層を形成した構造及びその製造方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の固体撮像素子は、入射光量に応じて信号電荷を生成する光電変換領域と、信号電荷を電気信号に変換して出力する出力部と、各領域間の分離を行うチャネルストップ領域とを少なくとも設けており、必要に応じて前記光電変換領域によって生成した信号電荷を転送する転送部を設けた半導体基板を有し、前記半導体基板中に存在する金属不純物のゲッタリングを行うと共に、前記光電変換領域、及び出力部の少なくとも一部分から金属不純物を離隔するキャビティ層を、前記光電変換領域及び出力部の少なくとも一部分に対し前記キャビティ層から発生する暗電流の流入を妨げるポテンシャルバリアとして機能する前記チャネルストップ領域内部に設けたことを特徴とする。
また、本発明の固体撮像素子の製造方法は、入射光量に応じて信号電荷を生成する光電変換領域と、信号電荷を電気信号に変換して出力する出力部と、各領域間の分離を行うチャネルストップ領域とを少なくとも設けており、必要に応じて前記光電変換領域によって生成した信号電荷を転送する転送部を半導体基板に設けた固体撮像素子の製造方法であって、前記半導体基板中に存在する金属不純物のゲッタリングを行い、前記光電変換領域、及び出力部の少なくとも一部分から金属不純物を離隔するためのキャビティ層を、前記光電変換領域及び出力部の少なくとも一部分に対し前記キャビティ層から発生する暗電流の流入を妨げるポテンシャルバリアとして機能する前記チャネルストップ領域内部に形成する軽元素イオン注入工程とアニール工程とを有することを特徴とする。
本発明の固体撮像素子及びその製造方法においては、軽元素(H、He)の高濃度注入により生じるキャビティ層を固体撮像素子のゲッタリング構造形成に利用する。キャビティの内部表面には高密度のダングリングボンドが存在するため、そこに効率的に金属不純物が捕獲される。キャビティ層は、従来の近接ゲッタリング構造と比較して、同じ形成ドーズ量にてより高いゲッタリング能力を発揮しやすいため、生産性を確保しつつゲッタリング能力を強化できる。また軽元素は加速されやすいため、存在確率の高い低価数イオンでも高飛程注入が容易で、良好な生産性で所望の深い位置にゲッタリング層を形成できる。
軽元素注入によるキャビティ形成にあたっては、Si基板内にピーク濃度Cpが1×1020atoms/cm3以上のHあるいはHeを注入する。すると、Si内にそれら元素のバブルが生じる。続いて400°C以上でアニールするとバブルはSi内から脱離し、バブルの存在した位置にはキャビティが残る。本実施の形態はこのようにして形成されるキャビティを、軽元素H、Heの飛程が大きいことから深い位置を含む所望の領域に形成可能であることを利用して、固体撮像素子における新規なゲッタリング構造を提供する。
本実施の形態において、固体撮像素子の光電変換領域、出力部、及び必要に応じて形成された転送部に対し、キャビティ層から湧き出した電子(暗電流)が悪影響を及ぼさないように、暗電流の流入を妨げるポテンシャルバリアとして機能する領域を隔ててキャビティ層を形成する。
例えば、固体撮像素子がN型基板中にP型ウェル層を設けることにより、縦型のオーバーフローバリア層を設けた構成である場合、この縦型オーバーフローバリア層の深層側にキャビティ層を設ける。あるいは、出力部のMOSトランジスタのソースドレイン部の空乏層の領域外にキャビティ層を設ける。
さらに、各素子間の分離を行うチャネルストップ領域にキャビティ層を設ける。またこの場合、チャネルストップ領域をフォトダイオードの電荷蓄積領域よりも深い層に延在し、キャビティ層をチャネルストップ領域の浅い領域から深い領域にかけて形成することにより、フォトダイオード間のチャネルストップ領域の機能をキャビティ層によって強化することが可能である。すなわち、キャビティ層の形成により、あるフォトダイオードにて生成された信号電荷が隣接するフォトダイオードへ漏れ込むことを防止する効果を高められる。さらに、フォトダイオードに入射した光が回折効果等により隣接フォトダイオードに進入すると混色の問題が生じるが、本実施の形態では、チャネルストップ領域に空洞(屈折率n=1)のキャビティ層を設けることで、Siとキャビティ層の界面にて光の全反射を生じさせることが可能となり、隣接するフォトダイオードへの光の侵入を低減できる。
なお、具体的なチャネルストップ領域の構造としては、上述した縦型オーバーフローバリア層までチャネルストップ領域を延在させれば、より確実に信号電荷の移動を防止することできる。また、チャネルストップ領域の形成方法としては、複数回のイオン注入を行い、複数階層構造のチャネルストップ領域を設け、このチャネルストップ領域に浅い領域から深い領域にかけてキャビティ層を形成するようにしてもよい。
図1は本発明の実施例1によるCCDイメージセンサの概要を示す平面図であり、図2は図1に示すCCDイメージセンサの撮像部の一部を拡大して示す平面図である。また、図3は図2のA−A´線断面図、図4は図2のB−B´線断面図である。
図1に示すように、このCCDイメージセンサは、半導体チップ10上に多数の画素を2次元アレイ状に配置した撮像部20と、この撮像部20の信号処理回路を構成する各種のMOSトランジスタ回路26等を設けたものである。
撮像部20は、それぞれフォトダイオードを設けた多数の画素21と、各画素21の画素列に沿って配置される複数の垂直CCDレジスタ(VCCD)22と、各垂直CCDレジスタ22の終端に接続される水平CCDレジスタ(HCCD)23と、この水平CCDレジスタ23の終端に設けられる出力部24とを有し、各画素21で生成した信号電荷を各垂直CCDレジスタ22によって垂直方向に転送するとともに、この転送された信号電荷を水平CCDレジスタ23によって水平方向に転送し、出力部24に設けたフローティングデフュージョン(FD)部で電位変動を電気信号に変換して出力する。
図2に示すように、撮像部20の各画素21は受光領域を有し、隣接する画素との間には、チャネルストップ領域25が形成されている。
図3及び図4において、N型シリコン基板30の上層には、P型のチャネルストップ領域25が形成され、このチャネルストップ領域25によって区切られた領域内にフォトダイオードのP+領域31及びN領域32が設けられ、その側部に垂直CCDレジスタのN領域33及びP領域34が設けられている。
また、シリコン基板30の上面には、ゲート絶縁膜及び層間絶縁膜35を介してポリシリコン膜等の2層の転送電極膜36、37、W膜等の遮光膜38が配置され、その上層にインナーレンズ39等が配置されている。
また、シリコン基板30の内部には、Pウェル領域40による縦型オーバーフローバリア(OFB)が設けられており、フォトダイオードの下層領域にポテンシャルバリアを形成し、フォトダイオードから溢れた信号電荷を基板の深部側に排出するようになっている。
本実施例のイメージセンサでは、このオーバーフローバリアを形成するPウェル領域40の深層側に軽元素イオン注入とアニールによるキャビティ層41を設けたものである。なお、図では簡略のため、ほぼ共通の半径を有する複数のキャビティを整列した状態でキャビティ層41を表しているが、実際のキャビティ層41はこの限りではなく、種々の形態が考えられるものである。
このような構成において、シリコン基板中の金属不純物はキャビティ層41によって捕獲され、光電変換領域、転送部に存在する金属不純物量を低下させることができる。また、キャビティ層41はPウェル領域40(OFB)によってポテンシャル的に光電変換領域や転送部等と分離されており、キャビティ内部表面の表面準位から発生する暗電流はフォトダイオードやCCDレジスタ等に到達しないことから、良好な暗時ノイズ特性を維持することが可能となる。
図5は本実施例のキャビティ層41の第1の形成方法を示す断面図である。
この例では、まず、図5(A)において、N型シリコン基板(CZ、MCZ等)30の上面に数十nm程度の酸化膜42を形成した後、図5(B)において、軽元素イオンとしてHイオンまたはHeイオンのイオン注入を行う。ここでは、ピーク濃度Cpが1×1020atoms/cm3以上となるよう注入エネルギー、ドーズ量を選んで任意の深さに注入する。
次に、図5(C)において、数100〜数1000°Cのアニールを行い、表面結晶欠陥回復を行いながらキャビティ層41を形成する。その後、図5(D)において、全面にウエットエッチングを行い、酸化膜42を除去し、図5(E)において、N型シリコン基板30の上面にエピタキシャル層43を形成する。この後は、図示は省略するが、エピタキシャル層43に対して各層を形成し、図3及び図4に示すような素子構造を作製する。
図6は本実施例のキャビティ層41の第2の形成方法を示す断面図である。
この例では、まず、図6(A)において、予め上面にエピタキシャル層43を設けたN型シリコン基板30を用意し、図6(B)において、軽元素イオンとしてHイオンまたはHeイオンのイオン注入を行う。次に、図6(C)においては、エピタキシャル層43に対して各層を形成し、図3及び図4に示すような素子構造を作製する工程(図示は省略)におけるアニールにより、キャビティ層41を形成する。このように本例では、図5の例に比較して酸化膜工程やアニール工程を省略できる効果がある。
なお、別の形成方法として、イメージセンサの素子形成の途中工程、例えばフォトダイオード領域形成のためのイオン注入時などに、OFB形成位置より深い位置にH、Heを高濃度注入し、キャビティ層を形成してもよい。また、この場合のキャビティ形成用のアニール処理は単独の工程として行ってもよいし、他のアニール処理と兼用することも可能である。
図7及び図8は本発明の実施例2によるCCDイメージセンサの撮像部の一部を示す断面図であり、図7は図2のA−A´線断面、図8は図2のB−B´線断面に対応している。なお、図3及び図4と共通の構成については同一符号を付して説明は省略する。
本実施例のイメージセンサは、素子分離用のチャネルストップ領域25の内部にキャビティ層51を設けたものである。
本実施例において、チャネルストップ領域内のキャビティ層51とフォトダイオード部及びCCDレジスタ部は、GNDレベルに保たれたチャネルストップのP+層によりポテンシャル的に分離されており、キャビティ層にて発生する暗電流はフォトダイオード部やCCDレジスタ部に到達し難い。また、本実施例では、フォトダイオード部やCCDレジスタ部の極近傍にゲッタリングを行うキャビティ層が形成されているため、強力なゲッタリング作用の発揮が期待できる。
図9及び図10は本実施例におけるチャネルストップ領域及びキャビティ層の形成方法を示す断面図であり、図9は図2のA−A´線断面、図10は図2のB−B´線断面に対応している。
まず、図9(A)及び図10(A)において、Pウェル領域40による縦型オーバーフローバリア(OFB)が設けられたN型シリコン基板30の上面にチャネルストップ領域のパターンに対応するフォトレジスト(PR)52をパターニングする。そして、図9(B)及び図10(B)において、P型のイオン注入を行い、チャネルストップ領域25を形成した後、図9(C)及び図10(C)において、Cpが1×1020atoms/cm3以上となり、かつチャネルストップ領域外に至るまでにその濃度が1×1020atoms/cm3となるようなエネルギー、ドーズ量で、HあるいはHeを注入する。なお、チャネルストップ領域25のイオン注入とキャビティ層51のイオン注入の順番は逆であってもよく、チャネルストップ形成のPR開口よりキャビティ開口のサイズを小さくしてチャネルストップ内にキャビティを確実に収めるようにしてもよい。この後のアニール処理を行い、キャビティ層51を形成する。
このようにチャネルストップ領域25内にキャビティ層51を設けることで、チャネルストップ機能を強化することができ、素子間の分離をより強固に行うことができる利点がある。
また、本実施例のようにチャネルストップ領域内にキャビティ層を形成する構成において、隣接するフォトダイオード間の混色を防止するために、チャネルストップ領域を深い位置に形成することが行われており、この場合、キャビティ層もチャネルストップ領域に合わせて深い位置まで形成することで、混色の防止機能を強化することが可能となる。
チャネルストップ領域を深く形成する構成としては、複数回のイオン注入によって多階層的にチャネルストップ領域を形成したり、OFBの位置までチャネルストップ領域を延在させるような構成が可能であるが、これに合わせてキャビティ層を深く形成し、隣接画素間の信号電荷の漏れ、及び光の漏れ込みを有効に防止できる。
図11は本発明の実施例3によるCCDイメージセンサのMOSトランジスタを示す断面図である。このMOSトランジスタは、例えば図1に示した撮像部20のMOSトランジスタ回路26(C−C´線断面)に配置されるものであり、シリコン基板30上にゲート酸化膜61を介してゲート電極62を配置するとともに、シリコン基板30にソースドレイン領域63、64を設けたものである。そして、本実施例では、このMOSトランジスタのソースドレイン領域63、64の空乏層の及ぶ位置の外側にキャビティ層65を設けている。この場合、ソースドレイン領域63、64の金属不純物存在量を効果的に減少させられることから、MOSトランジスタのノイズ特性を改善できる。
図12は本実施例におけるMOSトランジスタの形成方法を示す断面図である。
まず、図12(A)において、ゲート電極62を設けたシリコン基板30上にフォトレジスト66をパターニングし、図12(B)において、ゲート電極62及びフォトレジスト66をマスクとして、ソースドレイン領域63、64のイオン注入を行い、図12(C)において、ソースドレイン領域63、64の空乏層よりも深い領域にHまたはHeのイオン注入を行う。なお、ソースドレイン領域63、64のイオン注入とキャビティ層65のイオン注入の順番は逆にしてもよい。この後のアニール処理によって、キャビティ層65を形成する。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は特許請求の範囲に記載した趣旨を逸脱しない範囲で様々な変形例が考えられる。例えば、上述した各実施例の構成を組み合わせてもよいし、また他のゲッタリング構造(歪場、転位等)との組み合わせを用いてもよい。また、固体撮像素子としては、CCDイメージセンサに限らず、CMOSイメージセンサなどに適用してもよい。なお、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサには種々の方式が提供されているが、本発明はいずれの方式にも適用が可能であり、例えばCMOSイメージセンサにおける画素内の構成として、画素トランジスタの数や画素内に出力部を含むか否かといった要件は特に限定されないものとする。
本発明の実施例1によるCCDイメージセンサの概要を示す平面図である。 図1に示すCCDイメージセンサの撮像部の一部を拡大して示す平面図である。 図2のA−A´線断面図である。 図2のB−B´線断面図である。 図3に示す撮像部の製造工程を示す断面図である。 図4に示す撮像部の製造工程を示す断面図である。 本発明の実施例2によるCCDイメージセンサの撮像部の一部を示す断面図である。 本発明の実施例2によるCCDイメージセンサの撮像部の一部を示す断面図である。 図7に示す撮像部の製造工程を示す断面図である。 図8に示す撮像部の製造工程を示す断面図である。 本発明の実施例3によるCCDイメージセンサのMOSトランジスタの構造を示す断面図である。 図7に示すMOSトランジスタの製造工程を示す断面図である。
符号の説明
10……半導体チップ、20……撮像部、21……画素、22……垂直CCDレジスタ、23……水平CCDレジスタ、24……出力部、25……チャネルストップ領域、26……MOSトランジスタ回路、30……N型シリコン基板、40……Pウェル領域、41……キャビティ層。

Claims (16)

  1. 半導体基板に入射光量に応じて信号電荷を生成する光電変換領域と、前記信号電荷を電気信号に変換して出力する出力部と、各領域間の分離を行うチャネルストップ領域とを少なくとも設けた固体撮像素子であって、
    前記半導体基板中に存在する金属不純物のゲッタリングを行うと共に、前記光電変換領域及び出力部の少なくとも一部分から金属不純物を離隔するキャビティ層を、前記光電変換領域及び出力部の少なくとも一部分に対し前記キャビティ層から発生する暗電流の流入を妨げるポテンシャルバリアとして機能する前記チャネルストップ領域内部に設けたことを特徴とする固体撮像素子。
  2. 前記キャビティ層は半導体基板への軽元素イオン注入とアニールによって形成されることを特徴とする請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 前記半導体基板の中層に光電変換領域の余剰電荷を半導体基板の深層側に排出するための縦型オーバーフローバリア層を有し、
    前記縦型オーバーフローバリア層の深層側に、前記半導体基板中に存在する金属不純物のゲッタリングを行うと共に、前記光電変換領域及び出力部の少なくとも一部分から金属不純物を離隔するキャビティ層をさらに設けたことを特徴とする請求項1または2記載の固体撮像素子。
  4. 前記半導体基板に形成されるMOSトランジスタのソースドレイン部の空乏層領域外に、前記半導体基板中に存在する金属不純物のゲッタリングを行うと共に、前記光電変換領域及び出力部の少なくとも一部分から金属不純物を離隔するキャビティ層をさらに設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の固体撮像素子。
  5. 少なくとも隣接する光電変換領域の間に形成されるチャネルストップ領域を光電変換領域の電荷蓄積領域よりも深い層に延在し、前記キャビティ層をチャネルストップ領域の浅い領域から深い領域にかけて形成したことを特徴とする請求項1または2記載の固体撮像素子。
  6. 前記半導体基板の中層に光電変換領域の余剰電荷を半導体基板の深層側に排出するための縦型オーバーフローバリア層を有し、前記チャネルストップ領域が縦型オーバーフローバリア層まで延在していることを特徴とする請求項記載の固体撮像素子。
  7. 前記チャネルストップ領域を半導体基板の浅い領域から深い領域にかけて複数階層に形成し、前記キャビティ層をチャネルストップ領域の浅い領域から深い領域にかけて形成したことを特徴とする請求項1または2記載の固体撮像素子。
  8. 前記半導体基板の中層に光電変換領域の余剰電荷を半導体基板の深層側に排出するための縦型オーバーフローバリア層を有し、前記チャネルストップ領域が縦型オーバーフローバリア層まで延在していることを特徴とする請求項記載の固体撮像素子。
  9. 前記半導体基板に光電変換領域によって生成した信号電荷を出力部に転送する転送部を設け、前記キャビティ層は前記光電変換領域、出力部、及び転送部の少なくとも一部分から金属不純物を離隔することを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の固体撮像素子。
  10. 半導体基板に入射光量に応じて信号電荷を生成する光電変換領域と、前記信号電荷を電気信号に変換して出力する出力部と、各領域間の分離を行うチャネルストップ領域とを少なくとも設けた固体撮像素子の製造方法であって、
    前記半導体基板中に存在する金属不純物のゲッタリングを行うと共に、前記光電変換領域及び出力部の少なくとも一部分から金属不純物を離隔するためのキャビティ層を、前記光電変換領域及び出力部の少なくとも一部分に対し前記キャビティ層から発生する暗電流の流入を妨げるポテンシャルバリアとして機能する前記チャネルストップ領域内部に形成する軽元素イオン注入工程とアニール工程とを有することを特徴とする固体撮像素子の製造方法。
  11. 前記アニール工程は固体撮像素子形成時のアニール工程を兼用することを特徴とする請求項10記載の固体撮像素子の製造方法。
  12. 少なくとも隣接する光電変換領域の間に形成されるチャネルストップ領域を光電変換領域の電荷蓄積領域よりも深い層に延在して形成する工程を有し、前記キャビティ層をチャネルストップ領域の浅い領域から深い領域にかけて形成することを特徴とする請求項10または11記載の固体撮像素子の製造方法。
  13. 前記半導体基板の中層に光電変換領域の余剰電荷を半導体基板の深層側に排出するための縦型オーバーフローバリア層を形成する工程を有し、前記チャネルストップ領域を縦型オーバーフローバリア層まで延在して形成することを特徴とする請求項12記載の固体撮像素子の製造方法。
  14. 前記チャネルストップ領域を半導体基板の浅い領域から深い領域にかけて複数階層に形成する工程を有し、前記キャビティ層をチャネルストップ領域の浅い領域から深い領域にかけて形成することを特徴とする請求項10または11記載の固体撮像素子の製造方法。
  15. 前記半導体基板の中層に光電変換領域の余剰電荷を半導体基板の深層側に排出するための縦型オーバーフローバリア層を形成する工程を有し、前記チャネルストップ領域が縦型オーバーフローバリア層まで延在して形成することを特徴とする請求項14記載の固体撮像素子の製造方法。
  16. 前記半導体基板に光電変換領域によって生成した信号電荷を出力部に転送する転送部を設け、前記キャビティ層は前記光電変換領域、出力部、及び転送部の少なくとも一部分から金属不純物を離隔することを特徴とする請求項10〜15の何れかに記載の固体撮像素子の製造方法。
JP2004272786A 2004-09-21 2004-09-21 固体撮像素子及びその製造方法 Expired - Fee Related JP4910275B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004272786A JP4910275B2 (ja) 2004-09-21 2004-09-21 固体撮像素子及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004272786A JP4910275B2 (ja) 2004-09-21 2004-09-21 固体撮像素子及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006093175A JP2006093175A (ja) 2006-04-06
JP4910275B2 true JP4910275B2 (ja) 2012-04-04

Family

ID=36233888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004272786A Expired - Fee Related JP4910275B2 (ja) 2004-09-21 2004-09-21 固体撮像素子及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4910275B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7038491B2 (ja) 2017-05-11 2022-03-18 セイコーインスツル株式会社 緩急針、ムーブメント、及び時計

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010098105A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Sumco Corp 固体撮像素子用エピタキシャル基板の製造方法、固体撮像素子用エピタキシャル基板
WO2010044279A1 (ja) * 2008-10-16 2010-04-22 株式会社Sumco ゲッタリングシンクを有する固体撮像素子用エピタキシャル基板、半導体デバイス、裏面照射型固体撮像素子およびそれらの製造方法
JP5552627B2 (ja) * 2009-01-15 2014-07-16 並木精密宝石株式会社 エピタキシャル成長用内部改質基板及びそれを用いて作製される結晶成膜体、デバイス、バルク基板及びそれらの製造方法
JP6516957B2 (ja) * 2013-09-04 2019-05-22 株式会社Sumco エピタキシャルウェーハの製造方法及び貼り合わせウェーハの製造方法
JP6442818B2 (ja) * 2013-09-04 2018-12-26 株式会社Sumco シリコンウェーハおよびその製造方法
FR3091000B1 (fr) * 2018-12-24 2020-12-04 Soitec Silicon On Insulator Procede de fabrication d’un substrat pour un capteur d’image de type face avant

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3589473B2 (ja) * 1993-09-01 2004-11-17 エルジイ・セミコン・カンパニイ・リミテッド Si半導体素子の製造方法
EP0694960B1 (en) * 1994-07-25 2002-07-03 Consorzio per la Ricerca sulla Microelettronica nel Mezzogiorno - CoRiMMe Process for the localized reduction of the lifetime of charge carriers
JPH1050861A (ja) * 1996-08-01 1998-02-20 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置およびその製造方法
JPH1167682A (ja) * 1997-08-08 1999-03-09 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置の製造方法
JP2001168313A (ja) * 1999-12-09 2001-06-22 Sony Corp 撮像素子及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7038491B2 (ja) 2017-05-11 2022-03-18 セイコーインスツル株式会社 緩急針、ムーブメント、及び時計

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006093175A (ja) 2006-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8652864B2 (en) Solid-state image pickup device and method for producing the same
US7154137B2 (en) Image sensor and pixel having a non-convex photodiode
KR100760913B1 (ko) 씨모스 이미지 센서 및 이의 제조 방법
US7420234B2 (en) Solid-state imaging device and method for fabricating same
JP2004104131A (ja) Cmosイメージセンサ及びその製造方法
WO2013146037A1 (ja) 固体撮像素子及び固体撮像素子の製造方法
JP4910275B2 (ja) 固体撮像素子及びその製造方法
CN102110694A (zh) Cmos图像传感器的制造方法及其器件结构
US20060138483A1 (en) CMOS image sensor and method for manufacturing the same
US20080191250A1 (en) Transistor Having Coupling-Preventing Electrode Layer, Fabricating Method Thereof, and Image Sensor Having the Same
JP2009302448A (ja) 固体撮像素子の製造方法
KR100776151B1 (ko) 고집적 이미지센서 제조 방법
US9520436B2 (en) Solid-state imaging device and manufacturing method thereof
KR100789615B1 (ko) 씨모스 이미지 센서 및 그 제조 방법
KR100746472B1 (ko) 시모스 이미지센서의 제조방법
CN109256402B (zh) 互补金属氧化物半导体图像感测器及光二极管与形成方法
KR20100050331A (ko) 이미지 센서 및 그 제조 방법
JP2008270668A (ja) 固体撮像素子及びその製造方法
US9818789B2 (en) Solid-state imaging device and manufacturing method thereof
JP2016207791A (ja) 撮像装置の製造方法
JP3772920B2 (ja) 固体撮像素子の受光部製造方法
JP3772920B6 (ja) 固体撮像素子の受光部製造方法
KR100736427B1 (ko) 이미지 센서 제조 방법
KR100606920B1 (ko) 반도체 소자의 제조 방법
JP2009194005A (ja) 固体撮像素子の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070810

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090817

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091013

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110712

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110902

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111220

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120102

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150127

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees