JP4909144B2 - 画像認識装置及び画像回転処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ハードウエアによって画像処理を行う画像認識装置に関し、更に詳しくは入力画像をリアルタイムで回転処理する画像認識装置に関する。
現在画像認識に用いられる画像処理のほとんどがソフトウエアで行われているが、一部の機能のハードウエア化が進められている。これはハードウエアの利点である並列処理による高速な画像処理が要求されているためである。
例えば特許文献1乃至4には、一部若しくは全部の機能がハードウエア化され、原画像に対して回転等のなどの画像処理を行う装置が開示されている。
図19は従来の画像処理における回転処理の方法を示す図である。
図19において、1は出力回転画像、2は元画像を示す。
同図において回転処理は、出力回転画像1の各ピクセルが元画像2のどこの座標に該当するか座標計算し、その座標のデータを参照することで行う。元画像2に出力画像1の参照となる点を示すと傾いた矩形3で表示される。
この処理のフローの詳細は、以下のようになる。
(1)元画像2の1フレーム分のデータをメモリに格納する。
(2)処理開始前に出力する回転画像1の回転角度を決める。
(3)出力回転画像1の各ピクセルの値が元画像2のどのピクセルに該当するか、すなわち参照するピクセルの座標を計算する。
参照を行う元画像2の座標は以下の計算式で求める。
x= X・cosθ+Y・sinθ
y=−X・sinθ+Y・cosθ
θ:回転角度、x,y:元画像2の座標、X,Y:出力画像1の座標
(4)元画像2から参照する座標のピクセルデータをメモリより読み出す。計算で求めた座標が中間値で対応するピクセルが存在しないときは、補間によってピクセルの値を生成する必要があるため周辺のピクセルの値を読み出す。
(5)出力回転画像1のデータを出力する。補間が必要な箇所は補間処理を行って出力する。
(6)(3)〜(5)を出力回転画像1の全ピクセルに対して順次処理を行いデータを生成する。
図20に(6)における出力回転画像1の処理順序を示す。
同図に示すように出力回転画像1の右上の位置のピクセルからx方向に順に元画像2における対応ピクセルを求め、この対応ピクセルのデータから出力回転画像1のデータを求める。
なお図20では、出力回転画像1は元画像2をθ度逆回転させたものなので、同図のように対応ピクセルを求めると、元画像2の処理開始地点から順に右上方向(x+,y+)に対応ピクセルが生じることとなる。
この(1)〜(6)までの処理のタイムチャートを図21に示す。
同図において、元画像2が入力されるとこれがメモリに格納される((1))。格納が
完了すると画像処理開始前に回転角度が決定され((2))、この回転角度から元画像2上で対応する座標が計算される((3))。そして計算結果から、対応する元画像2の座標のデータを読み出し((4))、これを出力回転座標1のデータとして出力する((5))。
元画像2のメモリへの入力が終了した後、この(3)〜(5)までの処理を、出力回転画像1の全画素に対して順次行う。(6)
特開平11−252353号公報 特開平6−333032号公報 特開2006−13803号公報 特開平10−2226555号公報
上記したような画像処理をソフトウエアにより行った場合、出力回転画像1の全ピクセルに対して計算を行うため計算量が多く、ソフトウエア処理では膨大な時間がかかる。
そこで処理を高速化するためにハードウエア化を考えた場合、上記したように一度元画像2を1フレーム分格納する必要があるために大きなメモリが必要となる。また、三角関数や割り算という演算が複雑な処理が含まれていて、演算処理のための回路規模が膨大になってしまうという問題が生じる。
上記問題点を鑑み、本発明は、必要とするメモリ容量を少なくし、また演算回路を簡易的なもので実現できる画像認識装置及び画像回転処理方法を提供することを目的とする。
本発明は、入力された元画像データから出力回転画像を生成する画像認識装置を前提とし、上記目的を達成するためメモリ部、角度正弦余弦変換部、座標検索部、補間処理部、及び並び替え処理部を備える。
メモリ部は、前記元画像データの処理対象のピクセルを含むラインと、補間処理に用いるピクセルを含むラインのデータを格納する。
角度正弦余弦変換部は、回転角度から元画像データのピクセル間隔を斜辺としたX成分及びY成分を求める。
座標検索部は、前記X成分及びY成分を用いて、元画像データが入力される順に、前記出力回転画像の元画像への参照座標を計算する。
補間処理部は、前記参照座標が存在しないとき、補間処理を行う。
並び替え処理部は、前記補間処理で得られた変換データを並び替えて前記出力回転画像のデータを出力する。
この構成により、小容量のメモリ部で画像認識装置を実現することができる。
また前記角度正弦余弦変換部は、変換テーブルを備え、前記回転角度で前記変換テーブルを参照することにより前記X成分及びY成分を求める構成としても良い。
この構成により、計算に要するハードウエアを簡易に実現することができる。
前記メモリ部は、例えば前記元画像データの2ライン分のデータの容量を備える。
前記角度正弦余弦変換部は、元画像データのピクセル間隔の1/n倍を斜辺として前記X成分及びY成分を求める。
この構成により、出力回転画像を拡大することができる。
また前記角度正弦余弦変換部は、前記元画像データの処理対象の範囲から有効範囲を求め、当該有効範囲外のラインのデータに対しては、前記座標検索部は処理を行わないよう構成することもできる。
更には、前記座標検索部は、前記参照座標を計算する開始座標及び終了座標を事前に求め、当該開始座標と終了座標の間において前記参照座標を計算する構成とすることもできる。
これらの構成により、無駄な処理は行わないように構成することができる。
また前記補間処理部は、例えばバイリニア法により補間処理を行う。
この場合、前記補間処理部が前記バイリニア法による補間を行うのに必要な周囲4ピクセルの前記メモリ部でのアドレスを求めるメモリリードアドレス制御部を更に備える構成としても良い。
また前記座標検索部による前記参照座標の計算、及び前記補間処理部による補間処理は、パイプライン処理を行うよう構成することもできる。
この構成により、処理速度を向上させることができる。
また本発明は、画像認識装置だけでなく画像回転処理方法もその範囲に含む。
本発明によれば、入力された元画像データから順に出力回転画像のピクセルデータを作成することができるので、元画像データを全て格納する必要がなくなりメモリ容量の削減を行うことが出来る。
また傾きの指定を変更し、変換にテーブルを用いることで三角関数や割り算の演算の代替ができる。よって、そのために必要となる回路を削減することができる。
更には、また回転処理と同時に拡大処理を行うことで、回路の削減に寄与する。
まず本実施形態の画像認識装置での画像回転処理の概要について説明する。
本実施形態の画像認識装置では、出力回転画像のピクセルデータの作成は、図1に示すように、元画像11のデータが装置に入力される順に出力回転画像12のピクセルデータの作成を行い、出力回転画像12の出力時に順序を並び替えて出力する。よって元画像11のデータを格納するメモリは、処理対象となっているピクセルを含むライン分と補間処理用の1ライン分の計2ライン分の容量のメモリを備えればよい。なお本実施形態では、補間処理には、補間対象のピクセルの周辺の4ピクセルより算出するバイリニア法を使用するものとする。
図1に示すように、元画像11のデータは、横方向(x方向)に順次入力されてゆき、処理対象の範囲13のデータが入力されると、入力された順番に処理をして出力回転画像のデータ14として格納してゆく。そして全ての画像処理が終了後、出力回転画像12の出力時に、出力回転画像のデータ14を出力開始地点が左上で出力終了地点が右下になるように順序を並べ替えて出力する。
この処理により、従来のように一度1フレーム分の元画像をメモリに格納する必要がないので、元画像格納用のメモリの容量を小さくすることができる。
また、出力回転画像12作成時に補間する箇所を密にすることで、回転処理と同時に画像の拡大処理が可能となる。なお処理対象の範囲13の大きさは、予め定められているも
のとする。
また本実施形態の画像認識装置においては、画像処理時に用いる回転の傾きの指定を角度ではなく、図2のような出力回転画像のピクセル間隔を斜辺としたX軸成分(余弦)とY軸成分(正弦)を用いて指定する。
角度を正弦と余弦に変換するには変換テーブルを用いて行う。これにより、計算に用いる演算器の規模を小さくすることができる。
正弦と余弦の値は2進数の固定小数で表現し、小数部はn桁用意する。そして元画像のピクセル間隔を1として計算する。参照にする元画像の座標も小数部をn桁もつ2進数の固定小数で表現する。これにより、1ピクセルの間隔を1/2n 間隔で表現することができる。
次に本実施形態の画像認識装置構成について説明する。
図3は、本実施形態の画像認識装置の構成例を示す図である。
同図の画像認識装置20は、元画像データ21及びパラメータデータ22を入力とし、メモリ部23、角度→正弦余弦変換部24、座標検索部25、メモリリードアドレス制御部26、補間処理部27、及び並び替え処理部28を備える。
元画像データ21はフレームの先頭を示すタイミングパルスと画像データよりなる。パラメータデータ22は、回転角度、中心位置及び拡大率を示すデータである。
メモリ部23は元画像を2ライン分の保存できる容量を持つ画像バッファメモリである。角度→正弦余弦変換部24は、パラメータデータ22として与えられた回転角度を、自己が持つ変換表を用いてX軸線分(余弦)、Y軸成分(正弦)のデータに変換するものである。座標検索部25は、X軸成分及びY軸成分を用いて、出力回転座標の元画像への参照座標を計算するものである。メモリリードアドレス制御部26は、補間処理に用いる参照すべき座標の周辺4ピクセルのメモリ部23でのアドレスを生成するものである。補間処理部27は、参照すべき座標のデータを補間処理により生成するものである。並び替え処理部28は、補間処理で得られた変換データを出力する際に並べ替えを行うものである。
この画像認識装置20は、元画像データ21をフレーム単位で処理する。この処理の手順を示したタイムチャートを図4に示す。なお以下の(1)〜(8)の番号は図4中の番号と対応している。
(1)入力された元画像データ21からフレームの先頭を示すタイミングパルスを受信する。
(2)(1)の元画像のタイミングパルスを受けて、角度→正弦余弦変換部24において変換テーブルを参照することにより、パラメータデータ22内の回転角度と拡大率を、出力回転画像のピクセル間隔のX 軸成分(余弦)とY軸成分(正弦)に変換して、処理有効範囲を算出し、有効範囲フラグを設定する。
(3)座標検索部25で参照すべき座標を計算する。
(4)メモリリードアドレス制御部26で、参照すべき座標の周辺4ピクセルのリードアドレスを生成する。
(5)メモリ部23から、(3)で求めた4ピクセルのデータ値を読み出す。
(6)補間処理部27で、バイリニア法を用いて4ピクセルから1ピクセルの値を算出する。
(7)(3)〜(6)の処理を元画像の画像データ入力にあわせてパイプライン処理する。この処理は画像の有効範囲すべてに実行する。
(8)1フレーム分のデータ作成が終わると、並び替え処理部8で並び替え処理を行い、回転処理画像出力を行う。
上記処理をフローチャートで表したのが図5である。なお同図中の(1)〜(8)の数字は図4のものと対応している。
同図の処理が開始されると、まずステップS1として、入力された元画像データ21からフレームの先頭を示すタイミングパルスを受信する。
次にステップS2としてステップS1の画像のタイミングパルスを受けて、角度→正弦余弦変換部24は、変換テーブルを用いて、パラメータデータ22内の回転角度を、出力回転画像のピクセル間隔のX軸成分(余弦)とY軸成分(正弦)に変換し、また有効範囲を算出する。
そしてステップS3として、参照すべき座標の計算(ステップS301)、参照すべき座標の周辺4ピクセルのメモリ部23でのリードアドレスの生成(ステップS302)、4ピクセルのデータ値の読み出し(ステップS303)、及びイリニア法による補間処理(ステップS304)の4つの処理を画像入力にあわせてパイプライン処理を行う。そして1フレーム分のデータの作成が終了すると、ステップS4としてそのデータを並び替えて出力する。
図6は、角度→正弦余弦変換部24が備える変換テーブルの構成例を示す図である。
この変換テーブルは、画像のピクセル間隔を65536分解能(16bit)で表現した例である。
同図の変換テーブルにおいて、回転角度(度)と拡大率(%)によって参照することにより、これらをX軸成分(余弦)とY軸成分(正弦)に変換することができる。
角度→正弦余弦変換部24では、sin、cos計算を行わずにこの変換テーブルを用いて回転角度と拡大率をX軸成分及びY軸成分に変換する構成とすることにより回路規模を小さくし、また変換実行速度を早くすることができる。
図7は、座標検索部25での回転の傾きの表し方を示した図である。同図(a)は正回転した場合、同図(b)は逆回転した場合の回転の傾きの表し方を示している。また図中の●は元画像のピクセル、○は出力回転画像のピクセルを表している。なお同図は説明簡略化のため、拡大率は100%の場合を示している。
座標検索部25では回転の傾きの指定を角度ではなく、出力回転画像のピクセル間隔を斜辺としたX軸成分(余弦)とY軸成分(正弦)を用いて指定する。
X軸成分及びY軸成分は、元画像のピクセル間隔(X軸方向及びY軸方向)を1とし、2進数の固定小数で表現し、小数部はn桁用意する。本表現方法では、±90度の回転をサポートし、X軸成分は符号情報を持たず、同図(a)のような正回転(0〜90度)の場合は、Y軸成分は正、同図(b)のような逆回転(0〜−90度)の場合は、Y軸成分は負で表現される。
出力回転画像のX軸成分(余弦)とY軸成分(正弦)の算出方法は以下の通りである。X軸成分=ピクセル間隔(拡大率100%の場合1)×cosθ
Y軸成分=ピクセル間隔(拡大率100%の場合1)×sinθ
図8は、拡大処理の説明図である。同図(a)は、拡大率100%の場合、同図(b)は、拡大率200%の場合を示している。なお図中の●は元画像のピクセル、○は出力回転画像のピクセルを表している。
出力回転画像のピクセル間隔を元画像のピクセル間隔の1/2倍にすると、元画像の同じ面積から生成されるピクセルが2倍になり、出力回転画像は2倍に拡大される。同図(
a)と(b)を比較すると、同図(a)では出力回転画像のピクセル間隔は1であるのに対し、同図(b)は出力回転画像のピクセル間隔が0.5であり、同図(b)の出力回転画像は同図(a)の出力回転画像の200%となっている。この原理を使って拡大処理を行う。
拡大の指定も回転と同じX成分とY成分を用いる。ピクセル間隔が1のときが元画像に対して100%の大きさである。出力回転画像の大きさはピクセル間隔の長さに反比例して決まるため、図7の説明でした出力回転画像のX軸成分とY軸成分の計算式は以下のように示される。
X軸成分=100/拡大率(%)×cosθ
Y軸成分=100/拡大率(%)×sinθ
上記計算や図7での計算では入力を拡大率と回転角θ、出力をX軸成分とY軸成分とした図6のような変換テーブルを利用することで、三角関数の演算を省略する。
図9は補間処理部27で行われる補間処理を説明する図である。
本実施形態における画像認識装置では、出力回転画像生成のために、元画像より補間処理を行いピクセルの値を計算する。
補間処理にはバイリニア法という周囲4点の元画像のピクセルを利用して線形補間する手法を用いる。バイリニア法は距離に応じて重み付けられた係数をピクセルデータに乗じて加算することにより補間を行う処理である。重み係数は距離が近いピクセルほど大きくなる。距離は座標の小数部を利用すれば、4点の距離が求められる。
図9において、出力回転画像のピクセルQ(X.a,Y.b)(a,bは小数部)のピクセルの値Qは、
Q=P0・W0+P1・W1+P2・W2+P3・W3
Q:Qのピクセルの値、Pi(i=0〜3):ピクセルPiのピクセルの値、Wi(i=0〜3):ピクセルPiの重み係数
と求められる。
なお同図より注目ピクセルQとピクセルP0との水平距離X1はa、ピクセルQとピクセルP0との垂直距離Y1=bとなり、ピクセル間の距離=1なので、注目ピクセルQとピクセルP3との水平距離X2=1−X1、ピクセルQとピクセルP3との垂直距離Y2=1−Y1となる。
したがって重み係数Wi(i=0〜3)は、W0=(1−a)×(1−b)、W1=a×(1−b)、W2=(1−a)×b、W3=a×b
a:出力回転座標QのX軸の少数部分、b:出力回転座標QのY軸の少数部分
となる。
図10は、出力回転画像の元画像への参照座標を算出するフレーム単位での処理を示すフローチャートである。本処理は、座標検索部25内で行われる。
座標は元画像21が入ってくる順に読み出しできるように元画像21の入力と同期して出力する。
後述する座標算出処理の対象の範囲である有効範囲を計算し、有効範囲内ではメモリに入っている2ライン分のデータで挟まれるエリア(以下処理エリアと呼ぶ)単位で処理を行う。
同図の処理が開始されるとまずステップS11として、フレームの先頭の時点で回転画
像算出のための有効範囲と矩形の四隅の座標を算出する。
次に、ステップS12として元画像データの1ライン分のデータをメモリ部23に入力する。そしてステップS13としてステップS2で入力された1ライン分のデータが有効範囲内にあるかどうかを判定する。そしてその結果、有効範囲内になければ(ステップS13、NO)、ステップS12に戻り次の1ライン分のデータをメモリ部23に入力する。
ステップS13において、メモリ部23に入力された1ライン分のデータが有効範囲内であったならば(ステップS13、YES)、ステップS14として処理エリア内の処理を開始するピクセルの座標、及び処理を終了するピクセルの座標を算出する。この処理の詳細は後述する。
次にステップS15としてステップS14で求めた処理を開始するピクセルの座標を処理対象のピクセルの座標として座標検索部25から出力する。
そして次にステップS16として、処理対象のピクセルの座標がステップS14で求めた処理を終了するピクセルの座標であるかどうかを判断し、終了座標でなかったら(ステップS6、NO)、ステップS17として処理対象のピクセルの隣のピクセルの座標を出力し、処理をステップS16に戻す。
終了座標まで出力され、ステップS16において、処理対象座標が終了座標であるとき(ステップS16、YES)、ステップS18として次に入力される1ラインが有効範囲かどうかを判断し、有効範囲であれば(ステップS18、YES)、ステップS19としてその1ラインをメモリ部23に入力して次の処理エリアへ処理を移動する(エリアシフト)。
ステップS18において、次に入力される1ラインが有効範囲でなければ、全ての有効範囲内のラインを処理したことになるので、本処理を終了する。
図11は、図10のフローチャートの説明で出てきた、四隅、有効範囲及び処理エリアについての説明図である。
同図に示すように四隅とは、元画像41中の出力回転画像の矩形の四隅42を指し、この四隅42に囲まれた矩形の範囲が出力回転画像となる。
また有効範囲43は、4隅42のうち最も上(Yの値が最も小さい)ものと最も下(Yの値が最も大きい)ものとの間の範囲を指す。この有効範囲43内の元画像41のラインが座標算出処理の対象となる。
処理エリアは、出力するピクセルの座標を検索するエリアで、2つのラインの間の範囲を指す。例えば処理エリアnは、ラインnとラインn+1の間の範囲で処理エリアn+1は、ラインn+1とラインn+2の間の範囲を指す。ラインシフトは次の処理エリアに処理を移すことで、例えば処理エリアnから処理エリアn+1に処理を移すことをいう。なおこの処理エリアは、元画像データのうち、メモリ部23に記憶されている範囲となる。
また、ステップS14で求める開始座標は、処理エリア内で最も左(Xの値が最も小さい)出力回転座標のピクセルの座標を指し、終了座標は、処理エリア内で最も右(Xの値が最も大きい)出力回転座標のピクセルの座標を指す。例えば処理エリアnでは、ピクセル44が開始座標のピクセル、ピクセル45が終了座標のピクセルとなる。
図12は、図10でフローチャートとして示した出力回転画像の元画像への参照座標を算出における動作のタイムチャートである。なお図12中の処理順を示す番号((1)〜(5))は図10中の番号に対応する。
同図において、座標検索部25では、以下のフローで出力回転画像を構成するピクセルの座標を検索して出力する。
(1)フレームの先頭で矩形の四隅の座標と座標算出処理の対象である有効範囲を算出する。
(2)有効範囲該当の元画像データが入力されるまで待つ。
(3)処理エリアの先頭で処理エリア内の開始座標、終了座標を算出する。
(4)処理エリア内の座標を開始座標から終了座標まで順次出力する。
(5)(3)〜(4)の処理を有効範囲内にある全ての処理エリアに対して行う。
このフローを元画像データのフレームが入力される度に行う。
なお同図の処理では、1つの処理エリアを処理するのに要する時間が一定となるように、(3)の開始座標、終了座標の算出と(4)の終了座標出力のあとにWait時間を設けている。
次に処理エリア内の開始座標の算出の詳細について説明する。
図13は出力回転画像の元画像への参照座標を算出する際に、エリア内の開始座標を算出するときの座標検索の動作を示したものである。
開始座標の算出の際には、フレームの先頭で求めた出力回転画像の四隅の座標のいずれかをスタート地点とし、1ピクセルずつ隣のピクセルを検索していき、メモリ部23にデータが入っているエリア(処理エリア)に最初に入った箇所を開始座標とする。ここで検索とは、出力回転画像の参照座標を1ピクセルずつY軸の座標を比較しながら移動することを指す。
図13では左下隅のピクセルから検索を開始して、右方向に検索をしてゆき、検索座標が処理エリア上に来たピクセル51を開始座標とする。
参照座標の移動には角度→正弦余弦変換部24から得られる、図14(a)のように回転角度より求めたX成分、Y成分を利用する。
以下図14(b)のように、参照座標に図14のX成分をプラス、Y成分をマイナスした場合を右方向への移動、X成分をマイナス、Y成分をマイナスした場合を上方向への移動、X成分をプラス、Y成分をプラスした場合を下方向への移動、X成分をマイナス、Y成分をマイナスした場合を左方向への移動という。
なお図13において、右上隅を開始座標として検索すると終了座標の検索となる。
図15は、開始座標の検索処理の詳細を示すフローチャートである。同図の処理は、図10のステップS14の処理の一部に対応する。
図15の処理に入ると、まずステップS21としてパラメータデータ22として入力される回転角度から、画像回転処理が正回転なのか逆回転なのかを判断する。その結果正回転であるならば(ステップS21、正回転)、ステップS22として処理エリアのY軸座標と出力回転画像の左上隅のY軸座標を比較する。その結果処理エリア<出力回転画像の左上隅であるならば(ステップS22、YES)、ステップS23として出力回転画像左上隅より検索を開始する。
そしてステップS24として、処理エリアと検索座標のY軸座標を比較し、両者が一致しなければ(ステップS24、NO)、ステップS25として検索座標のX軸座標に図14(a)のX成分を加え、また検索座標のY軸座標に図14(a)のY成分を減算して、検索座標をひとつ右の座標に移動後、処理をステップS24に戻す。またステップS24において、両者が一致すれば(ステップS24、YES)、ステップS26として検索座標を開始座標として本処理を終了する。
ステップS22において、Y軸座標の比較の結果、処理エリア<出力回転画像の左上隅でないならば(ステップS22、NO)、ステップS27として出力回転画像左上隅より検索を開始する。
そしてステップS28として、処理エリアと検索座標のY軸座標を比較し、両者が一致しなければ(ステップS28、NO)、ステップS29として検索座標のX軸座標に図14(a)のX成分を加え、また検索座標のY軸座標に図14(a)のY成分を加えて、検索座標をひとつ下の座標に移動後、処理をステップS28に戻す。またステップS28において、両者が一致すれば(ステップS28、YES)、ステップS30として検索座標を開始座標として本処理を終了する。
ステップS21において、画像回転処理が逆回転であると判断したならば(ステップS21、逆回転)、ステップS31として処理エリアのY軸座標と出力回転画像の左下隅のY軸座標を比較する。その結果処理エリア<出力回転画像の左下隅であるならば(ステップS31、YES)、ステップS32として出力回転画像左下隅より検索を開始する。
そしてステップS33として、処理エリアと検索座標のY軸座標を比較し、両者が一致しなければ(ステップS33、NO)、ステップS34として検索座標のX軸座標に図14(a)のX成分を加え、また検索座標のY軸座標に図14(a)のY成分を減じて、検索座標をひとつ下の座標に移動後、処理をステップS32に戻す。またステップS32において、両者が一致すれば(ステップS32、YES)、ステップS35として検索座標を開始座標として本処理を終了する。
ステップS31において、Y軸座標の比較の結果、処理エリア<出力回転画像の左下隅でないならば(ステップS31、NO)、ステップS36として出力回転画像左下隅より検索を開始する。
そしてステップS37として、処理エリアと検索座標のY軸座標を比較し、両者が一致しなければ(ステップS37、NO)、ステップS36として検索座標のX軸座標に図14(a)のX成分を加え、また検索座標のY軸座標に図14(a)のY成分を減じて、検索座標をひとつ右の座標に移動後、処理をステップS38に戻す。またステップS38において、両者が一致すれば(ステップS38、YES)、ステップS29として検索座標を開始座標として本処理を終了する。
図16は、終了座標の検索処理の詳細を示すフローチャートである。同図の処理は、図10のステップS14の処理の一部に対応する。
図16の処理に入ると、まずステップS41としてパラメータデータ22として入力される回転角度から、画像回転処理が正回転なのか逆回転なのかを判断する。その結果正回転であるならば(ステップS41、正回転)、ステップS42として処理エリアのY軸座標と出力回転画像の右下隅のY軸座標を比較する。その結果処理エリア<出力回転画像の右下隅であるならば(ステップS42、YES)、ステップS43として出力回転画像右下隅より検索を開始する。
そしてステップS44として、処理エリアと検索座標のY軸座標を比較し、両者が一致しなければ(ステップS44、NO)、ステップS45として検索座標のX軸座標に図14(a)のX成分を減じ、また検索座標のY軸座標に図14(a)のY成分を減算して、検索座標をひとつ上の座標に移動後、処理をステップS44に戻す。またステップS44において、両者が一致すれば(ステップS44、YES)、ステップS46として検索座標を終了座標として本処理を終了する。
ステップS42において、Y軸座標の比較の結果、処理エリア<出力回転画像の右下隅でないならば(ステップS42、NO)、ステップS47として出力回転画像の右下隅より検索を開始する。
そしてステップS48として、処理エリアと検索座標のY軸座標を比較し、両者が一致しなければ(ステップS48、NO)、ステップS49として検索座標のX軸座標に図14(a)のX成分を減じ、また検索座標のY軸座標に図14(a)のY成分を加えて、検索座標をひとつ左の座標に移動後、処理をステップS48に戻す。またステップS48において、両者が一致すれば(ステップS48、YES)、ステップS50として検索座標を終了座標として本処理を終了する。
ステップS41において、画像回転処理が逆回転であると判断したならば(ステップS41、逆回転)、ステップS51として処理エリアのY軸座標と出力回転画像の右上隅のY軸座標を比較する。その結果処理エリア<出力回転画像の右上隅であるならば(ステップS51、YES)、ステップS52として出力回転画像の右上隅より検索を開始する。
そしてステップS53として、処理エリアと検索座標のY軸座標を比較し、両者が一致しなければ(ステップS53、NO)、ステップS54として検索座標のX軸座標に図14(a)のX成分を減じ、また検索座標のY軸座標に図14(a)のY成分を加えて、検索座標をひとつ左の座標に移動後、処理をステップS52に戻す。またステップS52において、両者が一致すれば(ステップS52、YES)、ステップS55として検索座標を終了座標として本処理を終了する。
ステップS51において、Y軸座標の比較の結果、処理エリア<出力回転画像の右上隅でないならば(ステップS51、NO)、ステップS56として出力回転画像右上隅より検索を開始する。
そしてステップS57として、処理エリアと検索座標のY軸座標を比較し、両者が一致しなければ(ステップS57、NO)、ステップS56として検索座標のX軸座標に図14(a)のX成分を加え、また検索座標のY軸座標に図14(a)のY成分を加えて、検索座標をひとつ下の座標に移動後、処理をステップS58に戻す。またステップS58において、両者が一致すれば(ステップS58、YES)、ステップS59として検索座標を終了座標として本処理を終了する。
図17は、図10のステップS16、S17における出力回転画像の元画像への参照座標を算出する際の動作フローを示したものである。なお出力回転画像が正回転の場合と逆回転の場合とでは動作が異なり、図17では正回転の動作を示している。
同図内の(1)〜(10)の番号は、座標算出の順序を示している。
同図において、処理エリアの開始座標(1)から、終了座標(10)に向かって処理エリアから出ないように1ピクセルずつ移動しながら出力する。
開始座標(1)からは、まず右隣の座標(2)に移動する。このとき下隣への移動は処理エリア外になってしまうので移動できない。下隣に移動できないときはジャンプフラグはOFFのままにしておく。
次に座標(1)から座標(2)への移動と同様に、座標(2)から座標(3)に移動す
る。
座標(3)では右隣に移動すると処理エリア外の座標となってしまうので右隣へは移動できない。また座標(3)では下への移動は可能なのでジャンプフラグをONにする。
座標(3)では、右隣に移動できず、またジャンプフラグがONなので下隣の座標(4)に移動し,ジャンプフラグをOFFにする。
座標(4)では、下隣には移動できないのでジャンプフラグはOFFにしのままにし,、また右隣には移動できるので右隣の座標(5)に移動する。座標(5)では、下隣に移動できるのでジャンプフラグをONにし、また右隣にも移動できるので右隣の座標(6)に移動する。
座標(6)では、処理エリア外となるため右隣には移動できない。しかし座標(5)においてジャンプフラグがONとなっているので、座標(5)の下隣の座標(7)に移動する。し、ジャンプフラグをOFFにする。
座標(7)では、下隣には移動できないのでジャンプフラグはOFFにしのままにし、また右隣には移動できるので右隣の座標(8)に移動する。座標(8)では、下隣には移動できないのでジャンプフラグはOFFにし、また右隣には移動できるので右隣の座標(9)に移動する。
座標(9)では、右隣に移動すると処理エリア外の座標となってしまうので右隣へは移動できない。また座標(9)では下への移動は可能なのでジャンプフラグをONにする。座標(9)では、右隣に移動できず、またジャンプフラグがONなので下隣の座標(10)に移動するし、ジャンプフラグをOFFにする。座標(10)は、終了座標なので座標算出処理を終了する。
このようにして、処理エリア内の元画像への出力回転画像の参照座標が算出される。この処理は、元画像の1ラインのデータがメモリ部23に入力されるごとに行われるので、メモリ部23の容量を小さくすることができる。
図18は、出力回転画像の元画像への参照座標算出処理の詳細を示すフローチャートである。同図の処理は、図10のフローチャートのステップS16、S17に該当する。
同図の処理が開始されるとまずステップS61として、その処理エリアの開始座標より検索を開始するため検索座標を開始座標にしてその座標を出力する。
そして、ステップS62としてパラメータデータ22として与えられる回転角度から、回転処理が正回転か逆回転かを判断する。その結果正回転(回転角度の値が正)であったなら(ステップS62、正回転)、ステップS63として検索座標が終了座標であるかどうかを判断する。
ステップS63の判断の結果、終了座標でなければ(ステップS63、NO)、ステップS64としてジャンプフラグがONとなっている座標がなく下隣の座標が処理エリア内であれば(ステップS64、YES)、ステップS65としてジャンプフラグをONにして検索座標の下隣の座標をジャンプ座標としてセットする。またステップS63において、ジャンプフラグがONとなっている座標が存在したり下隣の座標が処理エリア内でなければ(ステップS64、NO)、ステップS65の処理はスキップする。
次にステップS66として検索座標の右隣の座標が処理エリア内かどうかを判断し、処理エリア内であれば(ステップS66、YES)、ステップS67として検索座標を右隣の座標に移動してその座標を出力後処理をステップS63に戻す。またステップS66の
判断で検索座標の右隣の座標が処理エリア内でなければ(ステップS66、NO)、ステップS68として検索座標をジャンプ座標に移動してその座標を出力すると共にジャンプフラグをOFFにした後、処理をステップS63に戻す。
ステップS63において、検索座標が終了座標であったなら(ステップS63、YES)、本処理を終了する。
またステップS62の判断の結果、逆回転(回転角度の値が負)であったなら(ステップS62、逆回転)、ステップS69として検索座標が終了座標であるかどうかを判断する。
ステップS69の判断の結果、終了座標でなければ(ステップS69、NO)、ステップS70としてジャンプフラグがONとなっている座標がなく右隣の座標が処理エリア内であれば(ステップS70、YES)、ステップS71としてジャンプフラグをONにして検索座標の右隣の座標をジャンプ座標としてセットする。またステップS69において、ジャンプフラグがONとなっている座標が存在したり右隣の座標が処理エリア内でなければ(ステップS70、NO)、ステップS71の処理はスキップする。
次にステップS72として検索座標の上隣の座標が処理エリア内かどうかを判断し、処理エリア内であれば(ステップS72、YES)、ステップS73として検索座標を上隣の座標に移動してその座標を出力後処理をステップS69に戻す。またステップS72の判断で、検索座標の右隣の座標が処理エリア内でなければ(ステップS72、NO)、ステップS74として検索座標をジャンプ座標に移動してその座標を出力すると共にジャンプフラグをOFFにした後、処理をステップS69に戻す。
ステップS69において、検索座標が終了座標であったなら(ステップS69、YES)、本処理を終了する。
このようにして、元画像データが入力される順に処理エリア内の元画像への出力回転画像の開始座標から終了座標までの参照座標が算出される。そしてこの参照座標に対して補間処理を行い変換データを得る。そして補間処理で得られた変換データを並び替えて出力回転画像のデータを出力する。
このように本発明によれば、入力された元画像データから順に出力回転画像のピクセルデータを作成することができるので、元画像データを全て格納する必要がなくなりメモリ容量の削減を行うことが出来る。
また回転角度の指定を変更し、座標の変換に変換テーブルを用いることで三角関数や割り算の演算の代替ができる。よって、そのために必要となる回路を削減することができる。
更には、また回転処理と同時に拡大処理を行うことで、回路の削減に寄与する。
(付記1)
入力された元画像データから出力回転画像を生成する画像認識装置において
前記元画像データの処理対象のピクセルを含むラインと、補間処理に用いるピクセルを含むラインのデータを格納するメモリ部と、
回転角度から元画像データのピクセル間隔を斜辺としたX成分及びY成分を求める角度正弦余弦変換部と、
前記X成分及びY成分を用いて、元画像データが入力される順に、前記出力回転画像の元画像への参照座標を計算する座標検索部と、
前記参照座標が存在しないとき、補間処理を行う補間処理部と、
前記補間処理で得られた変換データを並び替えて前記出力回転画像のデータを出力する
並び替え処理部と、
を備えることを特徴とする画像認識装置。
(付記2)
前記角度正弦余弦変換部は、変換テーブルを備え、前記回転角度で前記変換テーブルを参照することにより前記X成分及びY成分を求めることを特徴とする付記1に記載の画像認識装置。
(付記3)
前記メモリ部は、前記元画像データの2ライン分のデータの容量を備えることを特徴とする付記1または2に記載の画像認識装置。
(付記4)
前記角度正弦余弦変換部は、元画像データのピクセル間隔の1/n倍を斜辺として前記X成分及びY成分を求めることを特徴とする付記1に記載の画像認識装置。
(付記5)
前記角度正弦余弦変換部は、前記元画像データの処理対象の範囲から有効範囲を求め、当該有効範囲外のラインのデータに対しては、前記座標検索部は処理を行わないことを特徴とする付記1に記載の画像認識装置。
(付記6)
前記元画像データは、フレームの先頭を示すタイミングパルスを含み、前記前記角度正弦余弦変換部は、前記タイミングパルスを受けて、前記X成分、前記Y成分及び前記有効範囲を求めることを特徴とする付記5に記載の画像認識装置。
(付記7)
前記座標検索部は、前記参照座標を計算する開始座標及び終了座標を事前に求め、当該開始座標と終了座標の間において前記参照座標を計算することを特徴とする付記1に記載の画像認識装置。
(付記8)
前記補間処理部は、バイリニア法により補間処理を行うことを特徴とする付記1に記載の画像認識装置。
(付記9)
前記補間処理部が前記バイリニア法による補間を行うのに必要な周囲4ピクセルの前記メモリ部でのアドレスを求めるメモリリードアドレス制御部を更に備えることを特徴とする付記8に記載の画像認識装置。
(付記10)
前記座標検索部による前記参照座標の計算、及び前記補間処理部による補間処理は、パイプライン処理を行うことを特徴とする付記1に記載の画像認識装置。
(付記11)
前記座標検索部は、前記参照座標の計算を、前記元画像データのラインとラインの間のエリア単位で行うことを特徴とする付記1に記載の画像認識装置。
(付記12)
入力された元画像データから出力回転画像を生成する画像回転方法において、
回転角度から元画像データのピクセル間隔を斜辺としたX成分及びY成分を求め、
前記X成分及びY成分を用いて、元画像データが入力される順に、前記出力回転画像の元画像への参照座標を計算し、
前記参照座標に対して補間処理を行い、
前記補間処理で得られた変換データを並び替えて前記出力回転画像のデータを出力する
ことを特徴とする画像回転処理方法。
本実施形態の画像認識装置での画像回転処理の概要について説明する図である。 本実施形態の画像認識装置における出力回転画像の傾きの指定の仕方を示す図である。 本実施形態の画像認識装置の構成例を示す図である。 本実施形態の画像認識装置による処理の手順を示したタイムチャートを示す図である。 本実施形態の画像認識装置による処理の手順を示したフローチャートを示す図である。 角度→正弦余弦変換部が備える変換テーブルの構成例を示す図である。 座標検索部での回転の傾きの表し方を示した図である。 拡大処理の説明図である。 補間処理部で行われる補間処理を説明する図である。 出力回転画像の元画像への参照座標を算出するフレーム単位での処理を示すフローチャートを示す図である。 四隅、有効範囲及び処理エリアについての説明図である。 出力回転画像の元画像への参照座標を算出における動作のタイムチャートを示す図である。 出力回転画像の元画像への参照座標を算出する際に、エリア内の開始座標を算出するときの座標検索の動作を示した図である。 本実施形態における移動の動作の定義を示す図である。 開始座標の検索処理の詳細を示すフローチャートを示す図である。 終了座標の検索処理の詳細を示すフローチャートを示す図である。 出力回転画像の元画像への参照座標を算出する際の動作フローを示した図である。 出力回転画像の元画像への参照座標を算出する際の動作フローを示したフローチャートを示すである。 従来の画像処理における回転処理の方法を示す図である。 出力回転画像の処理順序を示す図である。 従来の画像処理における回転処理の方法のタイムチャートを示す図である。
符号の説明
11 元画像
12 出力回転画像
21 元画像データ
22 パラメータデータ
23 メモリ部
24 角度→正弦余弦変換部
25 座標検索部
26 メモリリードアドレス制御部
27 補間処理部
28 並び替え処理部

Claims (9)

  1. 入力された元画像データから出力回転画像を生成する画像認識装置において
    前記元画像データの処理対象のピクセルを含むラインと、補間処理に用いるピクセルを含むラインのデータを格納するメモリ部と、
    回転角度から元画像データのピクセル間隔を斜辺としたX成分及びY成分を求める角度正弦余弦変換部と、
    前記X成分及びY成分を用いて、元画像データが入力される順に、前記出力回転画像の元画像データへの参照座標を計算する座標検索部と、
    前記参照座標が存在しないとき、補間処理を行う補間処理部と、
    前記補間処理で得られた変換データを並び替えて前記出力回転画像のデータを出力する並び替え処理部と、を備え
    前記角度正弦余弦変換部は、前記元画像データの処理対象の範囲から有効範囲を求め、当該有効範囲外のラインのデータに対しては、前記座標検索部は処理を行わない
    ことを特徴とする画像認識装置。
  2. 前記角度正弦余弦変換部は、変換テーブルを備え、前記回転角度で前記変換テーブルを参照することにより前記X成分及びY成分を求めることを特徴とする請求項1に記載の画像認識装置。
  3. 前記メモリ部は、前記元画像データの2ライン分のデータの容量を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の画像認識装置。
  4. 前記角度正弦余弦変換部は、元画像データのピクセル間隔の1/n倍を斜辺として前記X成分及びY成分を求めることを特徴とする請求項1に記載の画像認識装置。
  5. 前記座標検索部は、前記参照座標を計算する開始座標及び終了座標を事前に求め、当該開始座標と終了座標の間において前記参照座標を計算することを特徴とする請求項1に記載の画像認識装置。
  6. 前記補間処理部は、バイリニア法により補間処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像認識装置。
  7. 前記補間処理部が前記バイリニア法による補間を行うのに必要な周囲4ピクセルの前記メモリ部でのアドレスを求めるメモリリードアドレス制御部を更に備えることを特徴とする請求項に記載の画像認識装置。
  8. 前記座標検索部による前記参照座標の計算、及び前記補間処理部による補間処理は、パイプライン処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像認識装置。
  9. 入力された元画像データから出力回転画像を生成する画像回転方法において、
    回転角度から元画像データのピクセル間隔を斜辺としたX成分及びY成分を求め、
    前記X成分及びY成分を用いて、元画像データが入力される順に、前記出力回転画像の元画像データへの参照座標を計算し、
    前記参照座標に対して補間処理を行い、
    前記補間処理で得られた変換データを並び替えて前記出力回転画像のデータを出力し、
    前記X成分及びY成分の計算は、前記元画像データの処理対象の範囲から有効範囲を求めて行い、
    当該有効範囲外のラインのデータに対しては、前記参照座標の計算を行わない、
    ことを特徴とする画像回転処理方法。
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