JP4908967B2 - 画像入力装置、画像出力装置及び転送方法 - Google Patents

画像入力装置、画像出力装置及び転送方法 Download PDF

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Description

本発明は画像入力装置、画像出力装置、画像入力装置と画像出力装置間におけるデータの転送方法に関する。特に、ディジタルカメラやビデオカメラに代表される画像入力装置で撮影された画像入力画像をプリンタに代表される画像出力装置によって印刷する際の、画像入力装置と画像出力装置間のデータ転送に関する。
近年、簡単な操作で画像を撮影し、その撮影した画像をデジタル画像データに変換できるデジタルカメラ(画像入力装置)が広く使用されるようになってきている。このようなカメラで撮影した画像を印刷して写真として使用する場合には、通常、以下のようにするのが一般的である。先ず、その撮影されたデジタル画像データを、一旦、デジタルカメラからPC(コンピュータ)に取り込む。そして、そのPCで画像処理を行った後、そのPCからカラープリンタに出力して印刷する。
また、PCを介することなく、デジタルカメラからカラープリンタにデジタル画像データを直接伝送して印刷できるカラープリントシステムも開発されている。以下、このような印刷方式を「ダイレクト印刷(DP)」と呼ぶ。このようなダイレクト印刷のカラープリントシステムでは、色の一致に関しては、異なる画像機器間で色再現を一致させるカラーマネージメントシステム(CMS)という手法が利用されている。CMSは、各画像機器の色再現特性を記述するデバイスプロファイルと、カラーマッチングを行うカラーマッチングメソッドなどで構成されている。
このようなカラーマネージメントを実現する技術の一例として、ICC(International Color Consortium)により定められた、ICCカラープロファイルに基づいたカラーマネージメントを行うシステムが知られている。このCMSによれば、先ず、カラーマッチングを行うためのデバイスインディペンデントなハブ色空間、あるいはPCS(Profile Connection Space)を定義する。そして、その上でデバイス色空間からハブ色空間/PCSへの色変換を規定するソースプロファイル、ならびにハブ色空間/PCSからデバイス色空間への色変換を規定するディスティネーションプロファイルを用いて、カラーマネージメントを実現する。
CMSの処理系は、主に2つの変換処理により構成される。先ず、ソースプロファイルに基づき、入力された画像の入力側デバイスに適合したデバイス色空間における色信号値をハブ色空間/PCSでの色信号値に変換する。その後、さらにディスティネーションプロファイルに基づき、出力側デバイスに適合したデバイス色空間における色信号に変換する。
このCMSに関しては、次のような技術も実現されている。先ず、TIFF(Tag Image File Format)、やPDF(Portable Document Format)ファイルのようなファイル規格の枠組みを利用してファイルにプロファイルを埋め込んでおく。そして、PCやデバイスが埋め込まれたプロファイルに基づいて色変換を行う。
一方、EXIF(Exchangeable Image File Format)規格が知られている。EXIF規格では、撮影した画像の特性や撮影条件に関する情報を、画像ファイル毎に埋め込む。これによって、出力デバイスは、画像ファイル毎に撮像時の画像の特性や撮像時の設定を判断することが可能になる。
このような状況の中で、出力画像の色味について、個人の好みを反映させた色にしたいといったことが要望されている。これに関して、カラー画像を印刷するためのプリントシステムにおいて、ユーザーが希望する色味もしくは階調特性を得ることを可能にする方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、複数の色補正方式を切り替えることが可能な印刷装置や(例えば、特許文献2参照)、複数のデバイスプロファイルを施した結果をデバイスの表示装置に表示することで、色処理結果を確認する方法も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2000−190572号公報 特開平07−298077号公報 特開平11−017970号公報
しかしながら、PCを介することなく簡易な方法で利用者の好みの色で画像出力をするには、後述するような課題があった。
まず、ICCプロファイルに代表されるようなデバイスプロファイルを画像ファイル中に埋め込む方法においては、デバイスプロファイルを画像ファイルごとに埋め込む必要があるため、画像ファイルのサイズが大きくなる。そのため、データ転送時間がプロファイル分余計にかかることになる。画像入力機器として広く使われているデジタルカメラのようなデバイスにおいては、その電源としてバッテリーを使うことが一般的であり、転送時間はバッテリーの持続時間に直接影響してしまうため、すこしでも転送時間を短くすることが要求される。
また、EXIFに代表される、撮影時のパラメータを保持する方法では、撮影時に自分の好みになる撮影パラメータを推測して撮影しなければならないため、利用者がカメラの設定から得られる画像を推測する必要があり、高度な技術が必要となる。
また、特許文献1のユーザーの好みを反映させる方法では、ベースとなる基本色から好みの色をユーザーが指示する方法が開示されている。しかしながら、例えば赤、青、緑、黄色といった代表的な色を変化させて自分の撮影した写真を好みの色味に仕上げるといった作業は、色処理についての技術や経験のある利用者でないと難しいという難点があった。
さらに、特許文献2に記載された複数の色補正方式を切り替えることが可能な印刷装置では、出力デバイスに入力デバイスのデバイスプロファイルを保持する必要がある。そのため、すべての入力デバイスにおいて色補正方式を自由に設定できるわけではなく、自由度が低かった。
また、特許文献3に記載された複数のデバイスプロファイルを施した結果をデバイスの表示装置に表示することで、色処理結果を確認する方法においては、次のような欠点がある。即ち、画像入力機器として広く使われているデジタルカメラのようなデバイス実装されている表示装置では、表示エリアが非常に小さく視認性が悪いために、満足な確認ができないことである。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、ユーザーが所望する色補正を行えるようにしながら、画像入力装置と画像出力装置間で通信するデータ量を削減することを目的とする。
上記目的を達成するために、直接通信を行う画像入力装置と画像出力装置との間におけるデータの転送方法は、前記画像入力装置は、入力した画像の画像ファイルと、前記画像出力装置と共通な予め設定された色空間において色変換を行う為の変換情報を含む変換ファイルとを保持し、前記転送方法は、前記画像入力装置の通信手段が、前記画像出力装置に、画像ファイルの画像を色変換するための、複数の異なる色変換をそれぞれ定義した複数の変換ファイルのうち、1以上の変換ファイルを転送する第1の転送工程と、前記通信手段が、前記画像入力装置から前記画像出力装置に、画像ファイルを転送する第2の転送工程とを有し、前記画像出力装置において、前記第1の転送工程で複数の変換ファイルが転送された場合に、前記第2の転送工程で転送された前記画像ファイルの画像に対して、前記第1の転送工程で転送された前記複数の変換ファイルの変換情報を用いて色変換を行うことにより、転送された前記複数の変換ファイルの数分の色変換画像を生成して出力する。
また、本発明の画像入力装置は、外部の画像出力装置と直接通信する為の通信手段と、入力した画像の画像ファイルと、前記画像出力装置と共通な予め設定された色空間において色変換を行う為の変換情報を含む変換ファイルとを保持する保持手段と、前記通信手段を介して通信を行う画像出力装置が、画像ファイルの画像に対して、変換ファイルの変換情報を用いて色変換を実施する機能を有しているかどうかを判断する判断手段と、前記判断手段により有していると判断された場合に、前記画像出力装置に、前記入力した画像ファイルと、該画像ファイルの画像を色変換するための、複数の異なる色変換をそれぞれ定義した複数の変換ファイルのうち、少なくとも1つの変換ファイルとを前記通信手段を介して転送するように制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記画像出力装置に、前記画像ファイルに対して複数の異なる色変換を行わせる場合に、複数の変換ファイルを転送する。
また、本発明の画像出力装置は、外部の画像入力装置と直接通信する為の通信手段と、前記通信手段を介して、前記画像入力装置から、画像ファイルと、予め設定された色空間において色変換を行う為の変換情報を含む、複数の異なる色変換をそれぞれ定義した複数の変換ファイルのうち、1以上の変換ファイルを受信するように制御する制御手段と、前記受信した画像ファイルの画像に対して、前記受信した変換ファイルの変換情報を用いて色変換を行う色変換手段と、前記色変換手段により色変換を行った画像を出力する出力手段とを有し、前記色変換手段は、前記通信手段を介して複数の変換ファイルを受信した場合に、受信した前記画像ファイルの画像に対して、前記複数の変換ファイルの変換情報を用いて色変換を行うことにより、転送された前記複数の変換ファイルの数分の色変換画像を生成する。
本発明によれば、ユーザーが所望する色補正を行えるようにしながら、画像入力装置と画像出力装置間で通信するデータ量を削減することができる。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。ただし、本形態において例示される構成部品の寸法、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、本発明がそれらの例示に限定されるものではない。
<基本構成の説明>
先ず、本実施の形態における基本部分について説明する。なお、以下、プリンタがデジタルスチルカメラ(DSC)とダイレクトに通信可能な環境において、DSC内の記憶媒体に記憶された映像を印刷する方式をフォトダイレクトプリント方式と呼ぶ。
図1は本実施の形態におけるフォトダイレクトプリンタ(PDプリンタという)1000の外観図であり、図2はDSC3012をPDプリンタ1000にダイレクト接続する様子を示している。
図1において、このPDプリンタ1000は、ホストコンピュータ(PC)からデータを受信して印刷する通常のプリンタの機能と、メモリカードなどの記憶媒体に記憶されている画像データを直接読み取って印刷する機能(DPOF機能)を有する。更には、以下に説明するようにデジタルカメラとダイレクトに通信することで、DSC3012からの画像データを受信して印刷する機能を備えている。
PDプリン1000の外殻をなす本体は、下ケース1001、上ケース1002、アクセスカバー1003及び排出トレイ1004の外装部材を有している。また、下ケース1001は、PDプリン1000の略下半部を、上ケース1002は本体の略上半部をそれぞれ形成しており、両ケースの組合せによって内部に後述する各機構を収納する収納空間を有する中空体構造を成している。そして、その上面部及び前面部にはそれぞれ開口部が形成されている。さらに、排出トレイ1004は、その一端部が下ケース1001に回転自在に保持され、その回転によって下ケース1001の前面部に形成される開口部を開閉させ得るようになっている。このため、記録動作を実行させる際には、排出トレイ1004を前面側へと回転させて開口部を開成させることにより、ここから記録シートが排出可能となると共に、排出された記録シートを順次積載し得るようになっている。また、排紙トレイ1004には、2枚の補助トレイ1004a、1004bが収納されており、必要に応じて各トレイを手前に引き出すことにより、用紙の支持面積を3段階に拡大、縮小させ得るようになっている。
アクセスカバー1003は、その一端部が上ケース1002に回転自在に保持され、上面に形成される開口部を開閉し得るようになっている。このアクセスカバー1003を開くことによって本体内部に収納されている記録ヘッドカートリッジ(不図示)あるいはインクタンク(不図示)等の交換が可能となる。なお、ここでは特に図示しないが、アクセスカバー1003を開閉させると、その裏面に形成された突起がカバー開閉レバーを回転させるようになっている。そのレバーの回転位置をマイクロスイッチなどで検出することにより、アクセスカバーの開閉状態を検出することができる。
また、上ケース1002の上面には、電源キー1005が押下可能に設けられている。また、上ケース1002には、各種キースイッチ等を備える操作パネル1010が設けられている。1007は自動給送部で、記録シートを装置本体内へ自動的に給送する。1008は紙間選択レバーで、プリントヘッドと記録シートとの間隔を調整するためのレバーである。1009はカードスロットで、ここにメモリカードを装着可能なアダプタが挿入される。このメモリカードとしては、例えばコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ、スマートメディア(登録商標)、メモリスティック(登録商標)等があり、DSCで画像を撮影した後にメモリカードを取り出し、それをセットすることで、撮影された画像を読み込み印刷を行うことが可能となる。
1012は後述するデジタルカメラを接続するためのコネクタである。通常、デジタルカメラはパーソナルコンピュータ(PC)と接続する手段として、USB(Universal Serial Bus)を使用することが多いので、本実施の形態でもコネクタ1012はUSBインターフェース形態とするが、勿論、これ以外の通信手段でも構わない。また、デジタルカメラとの接続は、その接続作業を簡便なものとするため、図では前面から行える構成にしてあるが、これに限るものではない。
一方、PDプリン1000はパーソナルコンピュータ(PC)からの印刷をも実現するためのインタフェースを備える。通常、PCと一旦接続した後は、接続状態が維持されたままであることが多いので、そのインタフェース端子は背面に設けている。このPC間との接続インタフェースは、例えば、セントロニクス社仕様のパラレルインターフェース、USBインタフェース等でよいが、少なくとも双方向通信機能をサポートするものとした。
図2は本実施の形態に係るPDプリン1000とデジタルカメラ3012とを接続した状態を示している。
図2において、ケーブル5000(USBケーブル)は、PDプリン1000のコネクタ1012に接続するためのコネクタ5001と、デジタルカメラ3012の接続用コネクタ5003と接続するためのコネクタ5002とを備えている。なお、デジタルカメラ3012を不図示のPCと接続する場合には、PCが有するUSBコネクタに、上記コネクタ5001を接続することで、撮像した画像をPCに転送することができる。
また、デジタルカメラ3012は、内部のメモリに保存している画像データを、接続用コネクタ5003を介して出力可能に構成されている。なお、デジタルカメラ3012の構成としては、内部に記憶手段としてのメモリを備えるものや、取外し可能なメモリを装着するためのスロットを備えたものなど、種々の構成を採用することができる。このように、図2に示すケーブル5000を介してPDプリン1000とデジタルカメラ3012とを接続することにより、デジタルカメラ3012からの画像データを直接PDプリン1000で印刷することができる。
図3は本実施の形態におけるPDプリンタ1000の制御系のブロック構成図である。図3において、1はPDプリンタ100全体の制御を司るCPU、2はCPU1の動作処理手順(プログラム)やフォントを記憶しているROM、3はCPU1のワークエリアとして使用されるRAMである。4は操作パネル(図1及び図2における1010に相当)である。
5はPCとの接続を行うためのインターフェースであり、7はデジタルスチルカメラとの接続を行うインターフェース(USBのホスト側)である。8は、ストレージデバイスであり画像入力デバイスから送られた画像を保持可能である。9はメモリカードを搭載したアダプタ(PCMCIA)10を接続可能なカードインターフェース(I/F)である。カードI/FはPDプリンタ1000がDPOF、すなわち、デジタルカメラで撮影され、記憶されたメモリカード内の印刷指示に関する記述ファイルを読取って、それに従って印刷するためのものである。6はプリンタエンジン部であり、本実施の形態では、熱エネルギーを利用してインク液を吐出するプリントエンジンであるが、記録方式はこれにより限定されるものではない。また、11は拡張デバイスを接続するためのインタフェースであり、詳細は後述するが、オプションとして用意される画像を表示するための表示装置等が接続できるようになっている。12は不揮発性メモリであり、このエリアに格納された情報は、電源の供給が絶たれてもその内容を保持することが可能である。前述のストレージデバイスとの違いは、アクセスの速度とデバイス自身の装置コストにある。一般的にハードディスクのようなストレージデバイスは不揮発性メモリに比べて安価である。しかしながら、アクセス速度が遅いため、本実施の形態では、画像ファイルのようなサイズの大きなファイルをストレージデバイスに格納し、色処理に用いる参照テーブルやパラメータ類を不揮発性メモリエリアに保持している。
図4はDSC(デジタルスチルカメラ)3012のブロック構成図である。図4において、31はDSC全体の制御を司るCPUであり、32はCPU31の処理手順(プログラム)を記憶しているROMである。33はCPU31のワークエリアとして使用されるRAMであり、34は各種操作を行うスイッチ群である。35は液晶表示器(LCD)であり、撮像した画像を確認したり、各種設定を行う際のメニューを表示するために使用される。36は光学ユニットであり、主としてレンズ及びその駆動系で構成される。37はCCDやCMOSセンサに代表される撮像素子、38はCPU31の制御下において光学ユニット36を制御するドライバである。39はメモリカード40(例えば、コンパクトフラッシュ(登録商標)メモリカード、スマートメディア(登録商標)等)を接続するためのコネクタである。41はPC或いは本実施の形態におけるPDプリンタ1000と接続するためのUSBインターフェース(USBのスレーブ側)である。
なお、上記構成を有するPDプリンタ1000及びDSC3012において、従来のDPOF形式の印刷については、それに準拠した動作を行う。即ち、DSC3012内からメモリカードを抜き出し、それをPDプリンタ1000のスロット1009にセットし、そのメモリカード内に記憶されている印刷指示ファイルに従って印刷する。
次に、DSC3012とPDプリンタ1000とがケーブル5000で接続され、ダイレクトに通信できる状況にある場合について説明する。
図5はこのダイレクト接続した際の接続レイヤーを示している。図5において、図の上側がDSC(デジタルカメラ)側のレイヤーを示し、下側がPDプリンタ側のレイヤーを示している。
なお、図5に示す例の場合、通信手段として、SCSI、ワイヤレスのTCP/IPについても示されているが、ここでは代表的にUSBインタフェースでの接続について説明する。
図5に示すレイヤ構造において、USBによる通信の場合、周知のPTP(Picture Transfer Protocol)を用いることになる。本実施の形態では、DSC3012は、PCと接続するために用意されているUSBインタフェースを利用し、それをPDプリンタに接続するものであるので、DSC3012はUSBスレーブ、PDプリンタ1000はUSBホストとして機能することになる。すなわち、接続状態にある場合、PD印刷システムとしての制御はPDプリンタ1000側にあることになる。
図6はPTPによる一般的な通信手順を示している。理解を容易にするため、本実施の形態の場合にはUSBホストがPDプリンタ1000、DSC3012がUSBスレーブであるので、図6でもその関係で示している。
まず、PDプリンタ1000からDSC3012に対してPTPコマンドGetDeviceInfoが送信される。この手順では、PDプリンタ1000は、接続されているデバイスが何であるか不明であるので、それを問い合わせる(手順100)。これに対してDSC3012は、DeviceInfo DatasetによりDSC3012に関する情報をPDプリンタ1000に送信(通知)する(手順101)。
次に手順102で、PTPコマンドOpenSessionにより、DSC3012をリソースとして割り当て、必要に応じてデータオブジェクトにハンドルをアサインしたり、特別な初期化を行うための手順を開始する。
次に、DSC3012に対してハンドルを要求する(手順103)。これは、PDプリンタ1000にとっては、DSC3012が有する未知のオブジェクト(撮影画像やスクリプト等である)を特定するため、DSC3012が所有するオブジェクトにユニークに付けられた番号を要求するものである。この要求により、DSC3012に保持されているハンドルリストが返送される(手順104)。
以上の結果、PDプリンタ1000では、DSC3012が幾つのオブジェクト(DPOFによる印刷指示ファイル(以下、「DPOFファイル」と言う。)、撮像画像ファイル、画像処理パラメタファイル)を保持しているのかが判明する。
この後、PDプリンタ1000側がi番目のオブジェクトが何であるのかを問い合わせる場合には、i番目のオブジェクトに関する属性情報(そのオブジェクトが画像であるのか、スクリプト等のテキストであるのか等。)をGetObjectinfo(i)で要求する。そして、その結果をObjectinfo i Datasetとして受信する(手順105)。
また、属性が画像データである場合には、その画像データを示すハンドルを用いて、GetObjectをPDプリンタ100が発行し、その結果、Object i Dataとして受信することで画像データを得ることができる(手順106)。
また、DSC3012が保持する画像ファイル以外のファイルも同様の手順で得ることができる。
<第1の実施形態>
次に、上記構成を有するDSC3012及びPDプリンタ1000装置を用いた本発明の第1の実施形態について説明する。
ここでは、PDプリンタ1000で行う色処理に関する設定を、DSC3012側で画像とは別ファイルとして保持されているカラープロファイルを用いる方法について説明する。このようにすることで、DSC3012側でカラープロファイルを保持する手間を低減し、複数のデジタルカメラ間でも等しい色変換をPDプリンタ1000に要求することができる。
まず、全体の流れを図7を用いて説明する。
まず、DSC3012とPDプリンタ1000の接続をユーザーが物理的に確立した後、DSC3012とPDプリンタ1000は論理的に接続を確立する(手順700)。ここで、DSC3012とPDプリンタ1000間で、本第1の実施形態で説明する画像ファイルと色変換のためのプロファイルを独立に扱うことが可能か否かを確認する。この確認のステップは以下の2段階で実現される。
ステップ1)PDプリンタ1000において後述するプロファイルに基づいて色変換処理を行うことができるか否か。
ステップ2)色変換処理を行うことが可能な場合、色変換指示のプロファイルは別ファイルで送受信されるのか、画像ファイルに埋め込む形で送受信されるのか。
上記ステップ1及び2で確認される条件を共に満たす場合に、本第1の実施形態における処理を行うことができる。満たしていない場合には、従来のPD印刷を行う。本第1の実施形態におけるPDプリンタ1000は、プロファイルに基づく色変換処理を行うことができ(ステップ1でYES)、プロファイルは画像ファイルとは別のファイルで扱い、画像ファイルには埋め込まない(ステップ2でYES)ものである。
次にユーザーは、印刷を行う画像ファイル、カラープロファイル、出力媒体サイズ、出力媒体種別、日付印刷の有り無し等を設定して印刷を確定する。このユーザー操作に従って、DSC3012はジョブファイルを作成し、PDプリンタ1000へ送信する(手順701)。なお、本第1の実施形態のPD印刷システムでは、上述したようにPDプリンタ1000が制御を主体的に行っているため、ジョブファイル等のファイル受信は、PDプリンタ1000が主体的にDSC3012から取得する。ただし、ここではファイルの移動にのみ着目して説明を行う。
PDプリンタ1000はジョブファイルを受信し(手順702)、これを解釈する(手順703)。ジョブファイルの詳細については後述する。
次に、PDプリンタ1000はジョブファイルに記述されているソースプロファイル(手順704、705)、カラープロファイル(手順706、707)、画像ファイル(手順708、709)の3つのファイルをDSC3012より受信する。PDプリンタ1000は、上述のジョブファイル、ソースプロファイル、カラープロファイル、画像ファイルに従って後述する画像処理を行い、印刷動作を行う(手順710)。
印刷動作が終了した後に、PDプリンタ1000はDSC3012へ印刷の終了を通知し(手順711)、一連の印刷動作を終了する。
ここでDSC3012からPDプリンタ1000へ送信される印刷ジョブファイルの内容を図8を用いて説明する。
ジョブファイルは、DSC3012のユーザーインタフェースを用いて作成されるユーザーの印刷指示ファイルである。このジョブファイルの内容は、大きく分けて4つのパートからなる。1つ目は、出力媒体の種類やサイズといったケイパビリティ情報である。2つ目は、デジタルカメラで撮影された画像のデジタルカメラデバイスに依存している色情報を汎用的な色空間に変換するための情報を記述したファイル(以下、「ソースプロファイル」と呼ぶ。)である。3つ目は、色変換のための情報を記述したファイル(以下、「カラープロファイル」と呼ぶ。)、そして、4つ目は、画像ファイルである。この4つのファイルは、DSC3012で別のファイルとして保持されているため、ジョブファイル中にはハンドルを示す情報が記述されている。
カラープロファイルには、色変換に関する指示が書かれている。本第1の実施形態では、一般的にソースプロファイルと呼ばれているものとは別のカラープロファイルを用意している。
ICCプロファイルにおけるソースプロファイルには、撮影された画像を汎用性のある標準的な色空間へ変換する方法について記述されている。つまり、DSC3012で撮影された画像は、カラー画像であれば各画素がRGBの多階調信号を持つ画素の集合体として表現されるが、このときのRGBはDSC3012の色空間のものであり、そのままではPDプリンタ1000の解釈できる色空間と差がある。そのため、DSC3012の意図した色とPDプリンタ1000の再現した色に差が出てしまう。そのため、カラープロファイルにはDSC3012で撮影された色空間からDSC3012とPDプリンタ1000で共通で利用できる標準的な色空間への変換が記述されている。
また、ソースプロファイルと別に用意されているカラープロファイルは、利用者の好みや撮影画像を修正するための色変換を反映させるためのものであり、RGB空間からRGB空間への色の変換を定義したものである。このカラープロファイルの目的は、利用者の好みの反映と撮影時の失敗の補正にある。ここで「利用者の好み」とは、たとえば肌色を明るく印刷したいのか、逆に濃く印刷したいのかといった色の好みの問題や、白色光源下で撮影されたような画像がいいのか、電球のような光源下で撮影された画像にしたいのか、といったことを含む。また、「撮影時の失敗を補正する」とは、カメラの設定や撮影環境から撮影した画像が意図した通りになっていない場合に修正を行うことである。たとえば、絞りやISO感度の調整により本来写したかった部分が白飛びしてしまっているような場合に、階調を補正することで写したかった部分の白飛びを解消する。
カラープロファイルはファイルとして独立しているため、前述のICCプロファイルに代表される汎用のプロファイルを用いることもできる。これにより、別のDSCと共通のプロファイルを使用することもできるし、PCなどを用いて独自のカラープロファイルを作成し、DSCに保持させることも可能となる。さらに、DSC3012の内部のファイル構造においても独立しているため、撮影画像毎に埋め込む必要はなく、DSC3012の内部メモリを圧迫することがない。
このジョブファイルを受信したPDプリンタ1000は、印刷のために必要な色変換のための情報と、画像ファイルの情報をDSC3012より取得する。
ここで、ソースプロファイル、カラープロファイルのDSC3012内部での管理方法について説明する。この2種のプロファイルを撮影画像に埋め込んで管理をする場合、撮影枚数の増加に伴い管理するソースプロファイル、カラープロファイルも増加してしまう。しかし、ソースプロファイルの目的とするところは、DSC3012のデバイス依存のカラー情報を標準的に複数デバイスで利用可能な色空間に変換することである。そのため、撮影画像によってDSC3012の色空間が変化することはないため、撮影画像毎に管理する必要はなく、DSC3012の色空間が変化する状況毎に管理を行えばよい。
なお、DSC3012の色空間が変化する状況とは、DSCの機種、固体、撮影モードなどが挙げられる。そのため機種、もしくは固体毎、撮影モード毎に保持、管理されていればよい。同様に、利用者の好みの色設定は、撮影画像に従属して決定されるものではなく、少なくとも同一の撮影環境下や撮影対象に従属するべきものである。そのため、撮影画像毎にカラープロファイルを管理する必要はない。上述のことから、撮影画像数とソースプロファイル、カラープロファイルを撮影画像と独立して管理することで、撮影枚数の増加に伴って管理するソースプロファイル及びカラープロファイルが増加することが無くなる。従って、画像やソースプロファイル、カラープロファイルを保持するためのメモリ容量を増加させることもない。
さらに、利用者の好みは、一枚の撮影画像に対しても、例えばより明るいほうが好みか、より暗いほうが好みかといった好みを反映させられることが望まれる。そのため、撮影画像と独立して、明るくするカラープロファイルや、暗くするカラープロファイルといったように管理するとよい。
図9は、本発明で用いるPDプリンタ1000における画像処理を説明する図である。
PDプリンタ1000が受信する画像は、JPEG画像が一般的である。この場合、画像を構成する画素データは ITU-R のBT.601 における勧告で定義された輝度と色差を用いたY,Cb,Cr という表現を用いる色空間で記述されている。そのため、図示しないがRGBで表現される色空間への変換が行われる。この色空間の変換を行った画像が図中の画像ファイルIa(901)である。JPEG画像以外の画像をPDプリンタ1000が受信した場合、YCbCr 以外の空間であることも想定される。この場合は、図示しないが、そのファイルに記述された色空間からRGB空間に色空間変換を行い、RGB画像を得る。
次に、PDプリンタ1000は色変換Ta(910)を行う。この色変換は、DSC3012から受信したソースプロファイルに基づいて行われる。この色変換は、色空間の変換が3次元のルックアップテーブルとして定義されており、ソースプロファイルに記述されている。PDプリンタ1000は、このソースプロファイル中に記述されたルックアップテーブルに従ってRGB空間で表現されている画素値を、同じRGB空間内で変換し、変換画像Ibを得る(902)。なお、変換後も同じRGB表現のため、図9ではダッシュをつけてR’G’B’画像と表記する。この変換により、DSC3012で撮影されたままのデバイスに依存した色空間で表現された画像が、RGBという汎用性のある空間に変換される。
次に、PDプリンタ1000は色変換Tb(911)を行う。この色変換は、DSC3012から受信したカラープロファイルに基づいて行われる。この色変換も、色空間の変換が3次元のルックアップテーブルとして定義されており、カラープロファイルに記述されている。PDプリンタ1000は、このルックアップテーブルに従ってRGB空間で表現されている画素値を、同じRGB空間内で変換し、変換画像Icを得る。この処理でも、変換後も同じRGB表現となるため、ここではダッシュをつけてR”G”B”画像と表記する。
最後に色変換Tc(912)を行う。この色変換は、RGB空間で記述されている画像ファイルIcをPDプリンタ1000のインク色であるCMYKの色空間に変換して画像Idを得る処理である。この色変換も前述した色変換TaやTbと同様にルックアップテーブルを参照して行う。ここで変換に使われるルックアップテーブルは、PDプリンタ1000に依存する変換であるため、DSC3012から受信したものではなく、PDプリンタ1000独自に保持しているものである。
上述したPDプリンタ1000における処理が終了すると、図示しないが画像ファイルIdを量子化してドットの吐出データに変換した後に、PDプリンタ1000内の記録ヘッドへ送信し、印刷を行うことで出力画像を得ることができる。
なお、上記説明では、各色変換間にある画像ファイル(画像ファイルIb、画像ファイルIc)の共通の色空間としてRGBとしているが、この色空間はRGBに限らず、XYZやL*a*b*等の色空間であっても問題はない。
また、前述のようにカラープロファイルとして汎用のものを使用する場合、色変換Ta、Tbは、その仕様に沿ったものとなり、変換後の色空間もその仕様に沿ったものとなる。
本第1の実施形態では、ソースプロファイルも画像ファイルとは別ファイルとして管理するようにしているが、変形例として画像ファイルに従属させて管理しても良い。この構成の場合、画像ファイル中にソースプロファイルを埋め込むことで画像ファイルに従属させて管理させることができる。この場合、上述した図7に示す手順の内、手順704、705を省略することができる。
また、上述した第1の実施形態では、ソースプロファイルによる色変換をPDプリンタ1000で行うものとして説明したが、DSC3012で行うようにしても良い。ソースプロファイルにおける色変換は、DSC3012のデバイス依存性を吸収することを目的としているため、その処理はDSC3012とPDプリンタ1000のどちらで行っても本発明の効果を阻害するものではない。
また、DSC3012において意図的にソースプロファイルの変換を行わない変形例としては、以下のようにして実現される。即ち、DSC3012が送信する画像ファイルに予めソースプロファイルによる変換に相当する画像変換を行いさらに、図8に示されるジョブファイル中のソースプロファイルの記述を行わないことである。つまり、DSC3012においてDSC3012のデバイスに依存する色空間から標準的な色空間への変換を行っておくことで、PDプリンタ1000側でDSC3012のデバイスに依存する色変換を行う手間を省いている。さらに、送信する画像がDSC3012のデバイス特性に依存していないことを示すために、図8に示すソースプロファイルの記述を省いている。
また、プリンタ側で意図的にDSC3012においてソースプロファイルに基づく色変換を行わせるためには、以下のようにして実現できる。即ち、手順700の確認のための2つのステップの内のステップ1において、ソースプロファイルに基づく色変換処理をPDプリンタ1000で行わないと記述しておく。このようにソースプロファイルにおける色変換をDSC3012において実行する場合、送受信するデータ量がソースプロファイル分削減できるという利点がある。更に、PDプリンタ1000よりもDSC3012において色変換処理が高速で行うことができる場合には、処理時間の短縮も見込める。
更に、上記第1の実施形態ではソースプロファイルに従ったDSC1000の色空間から汎用性のある色空間への変換と、カラープロファイルに従った汎用性のある色空間内での好みを反映した色変換の2段階に分けて実施する場合について説明した。これに対し、これら2つの変換処理を好みを反映させる一度の変換にまとめてしまっても構わない。この場合、DSC3012においてはソースプロファイルとカラープロファイルの変換を1つの変換にまとめた一つの変換をカラープロファイルとして保持する。これにより、図7に示す手順の内、手順704、手順705を省略し、更に図9の色変換910も省略することが可能になる。
また、上記第1の実施形態では、ジョブファイルとジョブファイルにリンクする形で、ソースプロファイル、カラープロファイル、画像ファイルをそれぞれ独立して異なるタグで記述していた。これに対し、ジョブファイルに画像ファイルをリンクさせ、画像ファイル中にソースプロファイル、カラープロファイルをリンクさせて記述しても良い。この場合の手順としては、ジョブファイルを受信したPDプリンタ1000が、その内容を解析し、画像ファイルを受信する。次に画像ファイルを解析し、その内容からソースプロファイル、カラープロファイルに関する情報を得て、その情報を元にDSC3012へソースプロファイル、カラープロファイルを受信するといった構成になる。この構成でも、画像ファイル、ソースプロファイル、カラープロファイルは、DSC3012中においては各々独立に管理されているため、画像ファイル毎にソースプロファイル、カラープロファイルを用意する必要が無い。そのため、本発明の効果であるデジタルカメラ側でカラープロファイルを保持する手間を低減することは可能である。
さらに、ソースプロファイルを画像に埋め込んでおいてもよい。その場合、手順700の確認のための2つのステップの内のステップ2において、ソースプロファイルを画像に埋め込む形式で送受信することをDSC3012とPDプリンタ1000間で決定する。さらに、図8におけるジョブファイル中のソースプロファイルに関する記述が省略される。また、図8のジョブファイル中のソースプロファイルに関する記述中に、「画像ファイルに埋め込まれたプロファイルを使用する」ということを意味するコマンドを埋め込んでおいても同様のことが実現できる。この場合、ソースプロファイルの送受信にかかる手間は増えてしまうが、カラープロファイルに関しては上記第1の実施形態と同様の処理となるために、同様の効果が期待できる。
上記の通り本第1の実施形態によれば、利用者の好みや撮影画像を修正することが可能になり、同時にデジタルカメラ側で画像ファイル毎にカラープロファイルを保持する手間を低減することが可能となる。また、デジタルカメラとPDプリンタ間のデータ通信量を減らすことができ、通信時間も短縮することが可能となる。
また、前述のようにソースプロプロファイルによる変換後は、汎用性のある色空間における記述となっているため、図9において画像ファイルIbは、汎用性のある色空間で記述された画像ファイルになる。このため、異なる種類のDSCにおいて撮影された画像ファイルにおいても、この画像ファイルIbに変換された時点で機種依存性が無くなる。そのため、図9において色変換Tbで示される好みを反映するための色変換は、DSCの機種に対して独立した変換として定義できることとなる。従って、異なるDSCにより撮影された画像ファイルIbに対して共通の色変換のためのカラープロファイルを用いることができるため、どのDSCから取得した画像ファイルlaに対しても等しい色変換をPDプリンタに要求することが可能になる。ただし、前述のソースプロファイルとカラープロファイルをまとめて一つの変換にする場合においては、ソースプロファイルとカラープロファイルが同一のプロファイル中に記述されているために、この効果は期待できない。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。ここでは、複数のカラープロファイルでの印刷処理をPDプリンタ1000に要求することにより、どのカラープロファイルが自分の好みと最も一致するかをユーザーが選択できる環境を提供する。さらにこの一連の作業に際し、DSC3012とPDプリンタ1000間での通信のオーバーヘッドを極力減らし、簡易な構成で実現する場合について説明する。
まず、全体の流れについて図10を用いて説明する。
第1の実施形態と同様に、DSC3012とPDプリンタ1000の接続をユーザーが物理的に確立した後、DSC3012とPDプリンタ1000は論理的に接続を確立する(手順2700)。
次にユーザーは、印刷を行う画像ファイル、カラープロファイル、出力媒体サイズ、出力媒体種別、日付印刷の有り無し等を設定して印刷を確定する。この際、本第2の実施形態においては、ユーザーは複数のカラープロファイルを選択する。さらに、複数の画像出力を得るために、ユーザーはレイアウトを変更する。一画像につき一枚の記録媒体の出力結果を得る場合は、1UPのレイアウトを記述するので、レイアウトとしては第1の実施形態の場合と同様であるが、複数の画像をまとめて一枚の記録媒体に出力する場合は、複数UPのレイアウトを指定する。このユーザー操作に従って、DSC3012はジョブファイルを作成し、PDプリンタ1000へ送信する(手順2701)。
PDプリンタ1000はジョブファイルを受信し(手順2702)、これを解釈する(手順2703)。ジョブファイルの詳細については後述する。
次に、PDプリンタ1000はジョブファイルに記述されているソースプロファイルを受信し(手順2704、2705)、記述さているだけカラープロファイルをDSC3012より受信する。本第1の実施形態では、4種のカラープロファイルを送受信するものとする(手順2706、2707、2712〜2717)。
カラープロファイルの送受信が終了した後に、画像ファイルをDSC3012より受信する(手順2709)。PDプリンタ1000は、上述のジョブファイルにしたがってレイアウトを行い、ソースプロファイル、カラープロファイル、画像ファイルに従って後述する画像処理を行い、印刷動作を行う(手順2710)。
印刷動作が終了した後に、PDプリンタ1000はDSC3012へ印刷の終了を通知し(手順2711)、一連の印刷動作を終了する。
ここでDSC3012からPDプリンタ1000へ送信される印刷ジョブファイルの内容について図11を用いて説明する。
第1の実施形態との違いは、ケイパビリティを記述した部分のレイアウトの指定と、プロファイルの部分である。前者のケイパビリティの違いは、カラープロファイル分の画像印刷を行うためレイアウトを1枚の記録媒体に4つの画像を配置する4UPレイアウトが指定されているところである。後者の違いは、送受信されるカラープロファイルの数である。
画像処理に関しては、レイアウトを行う部分以外は、第1の実施形態と等価であるため説明を省略する。
レイアウトされた結果の出力結果の一例を図12に示す。この図に示されるように4種のカラープロファイルの設定に従って画像処理を行い、1枚の出力メディアに4つの画像をレイアウトして出力される。図12に示す例では、出力メディアの左上に画像(00000001)にカラープロファイル(00000002)による色変換処理を掛けた結果の出力画像(12-1)を印刷する。また、右上に画像(00000001)にカラープロファイル(00000003)による色変換処理を掛けた結果の出力画像(12-2)を印刷する。また、左下に画像(00000001)にカラープロファイル(00000004)による色変換処理を掛けた結果の出力画像(12-3)を印刷する。また、右下に画像(00000001)にカラープロファイル(00000005)による色変換処理を掛けた結果の出力画像(12-4)を印刷する。
なお、本第2の実施形態では、一つの画像に対して複数のカラープロファイルをDSC3012から送信することで、一つの画像を複数のカラープロファイルに基づいて処理し、印刷する場合について説明した。本第2の実施形態では、更に、複数の画像と複数のカラープロファイルを送信し、画像とカラープロファイルの組み合わせ数だけ印刷を行っても問題はない。一例として、平均ファイルサイズPのm個の画像ファイルと、平均ファイルサイズQのn個のカラープロファイルを送信する例について考える。画像ファイルにカラープロファイルを埋め込む場合、転送されるデータ量は
P × ( m × n ) + Q × ( m × n )
となる。これに対し、本第2の実施形態のように画像ファイルとカラープロファイルを独立させて送信する場合、
( P × m ) + ( Q × n )
のデータ量で済むため、データ転送量を大きく削減することが可能となる。従って、DSC3012からPDプリンタ1000へのデータ転送時間も削減することができる。
上記の通り本第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果に加え、ユーザーは同じ画像を複数のカラープロファイルにより処理した場合の出力結果を見比べることができるため、自分の好みのカラープロファイルを容易に判断することが可能となる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本第3の実施形態では、一つのカラープロファイルに対して複数画像の印刷をPDプリンタ1000に要求することにより、一度送受信を行ったカラープロファイルを保持し複数画像の印刷を行う環境を提供する。更に、複数画像の印刷に際しては、一度カラープロファイルを送信すればよいため、DSC3012とPDプリンタ1000間での通信のオーバーヘッドを極力減らし、簡易な構成で実現できる実施形態について説明する。
まず、ジョブファイルについて図14を用いて説明する。
上述した第1の実施形態との違いは、画像ファイルが複数指定されているところである。このジョブファイルでは、一つのカラープロファイルで指定される色変換を複数の画像ファイルに適用し、複数の画像の出力を得られるように記述したものである。そのため、ジョブファイル中に記述されている4つの画像ファイルは、同一のカラープロファイルによって色変換されて出力される。
次に、全体の流れについて図13を参照して説明する。なお、図13において、図7と同様の手順には同じ参照番号を付し、ここでは説明を省略する。ただし、本第3の実施形態では、ユーザーは、印刷を行う画像ファイル、カラープロファイル、出力媒体サイズ、出力媒体種別、日付印刷の有り無し等を設定して印刷を確定する際、複数の画像ファイルを選択する。
一枚の画像出力を得るところまで(手順700〜手順711)は第1の実施形態と同様である。手順711でPDプリンタ1000は、印刷動作が終了したことをDSC3012へ通知すると、DSC3012は、1枚目の画像の印刷終了通知を受けて、2枚目の画像ファイルをPDプリンタ1000に対して送信する(手順3712、3713)。PDプリンタ1000は、受信した画像ファイルに1枚目と同じカラープロイファイルを用いて色変換を行い、出力する(手順3714)。ここで、PDプリンタ1000から2枚目の画像ファイルの要求は、1枚目の画像ファイルの受信完了のコマンドをもってこれに変えている。そのため、DSC3012が1枚目の画像出力完了もちろん、別途画像ファイルの受信要求のコマンドを規定し、それを用いても良い。PDプリンタ1000は印刷が終了したのちに印刷終了をDSC3012に対して通知する(手順3715)。DSC3012は、2枚目と同様に3枚目の印刷を行うために画像ファイルを送信する(手順3716、3717)。PDプリンタ1000は、受信した画像データの印刷を行う(手順3718)。3枚目の印刷動作が終了した後にDSC3012へPDプリンタ1000が印刷の終了を送信し(手順3719)、DSC3012は、すべての印刷行為が終了したことを認識し、一連の行為を終了する。
一例として、平均ファイルサイズPのm個の画像ファイルと、ファイルサイズQのカラープロファイルを送信する例について考える。画像ファイルにカラープロファイルを埋め込む場合、転送されるデータ量は
( P + Q ) × m
となる。これに対し、本第3の実施形態のように画像ファイルとカラープロファイルを独立させて送信する場合、
( P × m ) + Q
のデータ量で済むため、データ転送量を大きく削減することが可能となる。従って、DSC3012からPDプリンタ1000へのデータ転送時間も削減することができる。
<第4の実施形態>
次に、本は発明の第4の実施形態について説明する。本第4の実施形態では、PDプリンタ1000がDSC3012から受信したカラープロファイルを、DSC3012との接続が切断された後も保持可能なエリアに保持する。そして、新たなカラープロファイルがDSC3012より送信されるまで、保持したカラープロファイルを用いて色変換を行う。この様に制御することにより、PDプリンタ1000はDSC3012の種別を問わず同一の色変換を行い出力を得られる。
まず、ジョブファイルについて図16を用いて説明する。
図16に示すジョブプロファイルにおいて、第1の実施形態における図8のジョブプロファイルと異なる点は、送信したソースプロファイル及びカラープロファイルを保持させることを明示的に記述した部分である。これは、図16中の<save_profile>に記述されており、この値が「0001」であれば「保持する」、「0000」であれば「保持しない」ことを表している。保持する期間について明示的に指示を行うコマンドは用意していないが、PDプリンタ1000は、新たなプロファイルが送信された場合に、それまで保持していたソースプロファイル及び/又はカラープロファイルを破棄する命令と解釈する。そして、保持していたものを破棄し、新たなプロファイルを保持する。ここでいう「保持しない」とは、このプロファイルに関する記述があるジョブについてのみ有効であるという意味であり、このジョブを完了するまでは保持されるが、異なるジョブについては関与しないことを意味する。同様に「保持する」とは、この記述のあるジョブとは異なるジョブにおいても適応可能なように保持しておくことを意味する。
また、PDプリンタ1000がソースプロファイルを保持する場合には接続されたDSC3012の種別をも保持する。これは、ソースプロファイルには機種依存性や固体依存性があるため、保持したプロファイルを適用できるかどうかを判別する判断基準の一つとして用いるためである。さらに、保持する機種情報は、接続時にDSC3012とPDプリンタ1000間でやり取りされる情報と、画像ファイル中に埋め込まれている撮影したDSCに関する情報の2種類の情報が考えられる。本第4の実施形態では、接続時にDSC3012より通知される機種情報を保持することとしたが、画像ファイルに保持されるものを用いてももちろん良い。画像ファイル中に保持される機種情報に関しては、前述のEXIFファイル形式に記載された方式が一般的である。
次に、全体の流れについて図15を参照して説明する。なお、図1において、図7と同様の手順には同じ参照番号を付す。ジョブファイルの送受信まで(手順700〜703)は、第1の実施形態で説明した手順と同様であるため、ここでは説明を省略する。
PDプリンタ1000は、このジョブファイルを解釈した後に、DSC3012からソースプロファイルを受信する(手順704、705)。図16に示すジョブファイルの例では、ジョブファイル中のソースプロファイルに関するタグ<save_profile>が「0001」である。この場合、PDプリンタ1000は、DSC3012とPDプリンタ1000の接続が解除された後も保持可能なように、受信したソースプロファイルを不揮発性メモリ12に保持する(手順4712)。このとき、前述したように、DSC3012の機種情報についても保持する。なお、本第4の実施形態では電源の切断後も保持できるようにソースプロファイルを不揮発性メモリ12に保持するものとしたが、RAM3中に接続解除後も保持可能なように保持してももちろん良い。
次に、PDプリンタ1000はカラープロファイルを受信する(手順707)。図16に示す例では、ジョブファイル中のカラープロファイルに関するタグ<save_profile>が「0001」である。この場合、PDプリンタ1000は、DSC3012とPDプリンタ1000の接続が解除された後も保持可能なように、受信したカラープロファイルを不揮発性メモリ12に保持する(手順4713)。
最後に第1の実施形態と同様に画像ファイルを受信し(手順709)、印刷動作を行い(手順710)、1枚目の印刷が終了した後に、DSC3012へ印刷の終了を通知する(手順711)。
この後、操作者は、DSC3012とPDプリンタ1000の接続を切断する(手順4714)。
次に、先ほどのDSCとは異なるDSCを用いて再度DSCとPDプリンタ1000の接続を確立した後に(手順4715)、図17に示す印刷ジョブを送受信する(手順4716、4717)。この印刷ジョブは、DSCが前回のものとは異なるため、デバイス依存性のあるソースプロファイルについては記述されているが、好みを反映させるカラープロファイルが設定されていないジョブファイルとなっている。
このジョブファイルを受けたPDプリンタ1000は、それを解釈し(手順4718)、ソースプロファイルを受信する(手順4719、4720)。ここでPDプリンタ1000は、ソースプロファイルは前回の接続の手順4712において保持していたソースプロファイルとの置き換えを行うべきか否かを判断する。この場合、DSCの機種情報が異なるため、前回保持したソースプロファイルを破棄し、新たに受信したソースプロファイルを保持する(手順4721)。この際、PDプリンタ1000のユーザーインタフェースを用いてどちらのソースプロファイルを使用するべきか利用者に通知しても良い。
ソースプロファイルを保持した後に、画像ファイルを受信する(手順422、4723)。ここで、PDプリンタ1000は、図17に示すジョブファイルにカラープロファイルが設定されていないため、メモリ中に保持している前回のカラープロファイルを用いて色変換を行い、印刷を行う(手順4724)。もちろん、PDプリンタ1000のユーザーインタフェースを用いて、カラープロファイルが記述されていないことを利用者に通知するようにしても良い。その場合、カラープロファイルを用いずに印刷を行うか、あらかじめ保持したカラープロファイルを用いて印刷を行うかを利用者に決定させるように構成することもできる。
印刷動作が終了した後に、PDプリンタ1000は印刷の終了をDSC3012に通知し(手順4725)、一連の作業を終了する。
また、保持したプロファイルは、PDプリンタ1000のユーザインタフェースを用いて破棄することが可能となっている。
上記の通り本第4の実施形態によれば、同一のカラープロファイルを用いることによって、異なるDSCを用いてもユーザーの同じ好みを反映した印刷結果を得ることが可能となる。
なお、ソースプロファイルに記述されたDSCデバイス依存のRGB色空間から、標準的な色空間への変換をソースプロファイルに基づいてPDプリンタ1000が行っていたが、この色変換処理をDSC3012で行っても問題はない。この場合、ジョブファイルの<source_profile>に関する記述部分は省略されるとともに、図9における色変換Taは、DSC3012において実行される。
本発明の実施の形態におけるPDプリンタの外観図である。 本発明の実施の形態におけるデジタルカメラとPDプリンタをダイレクトに接続する様子を示す図である。 本発明の実施の形態におけるPDプリンタの制御系の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態におけるデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態におけるデジタルカメラとPDプリンタとの通信に関するレイヤ構造を示す図である。 本発明の実施の形態におけるデジタルカメラとPDプリンタとの接続時の一般的なPTPプロトコルによる接続シーケンスを示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるデジタルカメラとPDプリンタの全体処理手順を示す図である。 本発明の第1の実施形態における印刷ジョブファイルの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における画像処理手順を示す図である。 本発明の第2の実施形態におけるデジタルカメラとPDプリンタの全体処理手順を示す図である。 本発明の第2の実施形態における印刷ジョブファイルの一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態における出力結果の一例を表す図である。 本発明の第3の実施形態におけるデジタルカメラとPDプリンタの全体処理手順を示す図である。 本発明の第3の実施形態における印刷ジョブファイルの一例を示す図である。 本発明の第4の実施形態におけるデジタルカメラとPDプリンタの全体処理手順を示す図である。 本発明の第4の実施形態における印刷ジョブファイルの一例を示す図である。 本発明の第4の実施形態における印刷ジョブファイルの一例を示す図である。
符号の説明
1000 PDプリンタ
3012 デジタルスチルカメラ

Claims (15)

  1. 直接通信を行う画像入力装置と画像出力装置との間におけるデータの転送方法であって、前記画像入力装置は、入力した画像の画像ファイルと、前記画像出力装置と共通な予め設定された色空間において色変換を行う為の変換情報を含む変換ファイルとを保持し、前記転送方法は、
    前記画像入力装置の通信手段が、前記画像出力装置に、画像ファイルの画像を色変換するための、複数の異なる色変換をそれぞれ定義した複数の変換ファイルのうち、1以上の変換ファイルを転送する第1の転送工程と
    前記通信手段が、前記画像入力装置から前記画像出力装置に、画像ファイルを転送する第2の転送工程とを有し、
    前記画像出力装置において、前記第1の転送工程で複数の変換ファイルが転送された場合に、前記第2の転送工程で転送された前記画像ファイルの画像に対して、前記第1の転送工程で転送された前記複数の変換ファイルの変換情報を用いて色変換を行うことにより、転送された前記複数の変換ファイルの数分の色変換画像を生成して出力することを特徴とする転送方法。
  2. 前記第2の転送工程では複数の画像ファイルを転送し、前記画像出力装置において、前記第1の転送工程で複数の変換ファイルが転送された場合に、前記第2の転送工程で転送された前記複数の画像ファイルの各画像ファイルの画像に対して、前記第1の転送工程で転送された前記複数の変換ファイルの変換情報を用いて色変換を行うことにより、各画像について、転送された前記複数の変換ファイルの数分の色変換画像を生成して出力することを特徴とする請求項1に記載の転送方法。
  3. 前記画像出力装置の制御手段が、前記第1の転送工程で転送された前記変換ファイルを記憶手段に記憶する記憶工程を更に有し、
    前記画像出力装置において、前記記憶手段に変換ファイルが記憶されている場合に、前記第2の転送工程で転送された前記画像ファイルの画像に対して、前記記憶手段に記憶されている前記変換ファイルの変換情報を用いて色変換を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の転送方法。
  4. 前記記憶手段に記憶されている変換ファイルの変換情報を色変換に用いる場合に、前記第1の転送工程をスキップすることを特徴とする請求項に記載の転送方法。
  5. 前記画像入力装置は、当該画像入力装置の色空間から、前記画像出力装置と共通な前記予め設定された色空間に画像ファイルの画像を変換する為の変換情報を含む色空間変換ファイルを更に保持し、
    前記転送方法は、前記通信手段により、前記画像入力装置から前記画像出力装置に、前記色空間変換ファイルを転送する第3の転送工程を更に有し、
    前記画像出力装置において、前記第2の転送工程で転送された画像ファイルの画像に対して、前記第3の転送工程で転送された色空間変換ファイルの変換情報を用いて色空間の変換を行ってから、前記第1の転送工程で転送された変換ファイルの変換情報を用いて色変換を行うことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の転送方法。
  6. 前記通信手段が、前記画像入力装置から前記画像出力装置に、変換ファイル及び画像ファイルの転送を通知するジョブファイルを転送する第4の転送工程を更に有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の転送方法。
  7. 外部の画像出力装置と直接通信する為の通信手段と、
    入力した画像の画像ファイルと、前記画像出力装置と共通な予め設定された色空間において色変換を行う為の変換情報を含む変換ファイルとを保持する保持手段と、
    前記通信手段を介して通信を行う画像出力装置が、画像ファイルの画像に対して、変換ファイルの変換情報を用いて色変換を実施する機能を有しているかどうかを判断する判断手段と、
    前記判断手段により有していると判断された場合に、前記画像出力装置に、前記入力した画像ファイルと、該画像ファイルの画像を色変換するための、複数の異なる色変換をそれぞれ定義した複数の変換ファイルのうち、少なくとも1つの変換ファイルとを前記通信手段を介して転送するように制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記画像出力装置に、前記画像ファイルに対して複数の異なる色変換を行わせる場合に、複数の変換ファイルを転送することを特徴とする画像入力装置。
  8. 前記制御手段は、複数の画像ファイルを転送するように制御し、前記画像出力装置に、前記複数の画像ファイルの各画像ファイルの画像に対して複数の異なる色変換を行わせる場合に、複数の変換ファイルを転送することを特徴とする請求項に記載の画像入力装置。
  9. 前記保持手段は、前記画像入力装置の色空間から、前記画像出力装置と共通な前記予め設定された色空間に画像ファイルの画像を変換する為の変換情報を含む色空間変換ファイルを更に保持し、前記制御手段は更に前記色空間変換ファイルを前記通信手段を介して転送するように制御することを特徴とする請求項7または8に記載の画像入力装置。
  10. 前記制御手段は更に、変換ファイル及び画像ファイルの転送を通知するジョブファイルを前記通信手段を介して転送するように制御することを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の画像入力装置。
  11. 外部の画像入力装置と直接通信する為の通信手段と、
    前記通信手段を介して、前記画像入力装置から、画像ファイルと、予め設定された色空間において色変換を行う為の変換情報を含む、複数の異なる色変換をそれぞれ定義した複数の変換ファイルのうち、1以上の変換ファイルを受信するように制御する制御手段と、
    前記受信した画像ファイルの画像に対して、前記受信した変換ファイルの変換情報を用いて色変換を行う色変換手段と、
    前記色変換手段により色変換を行った画像を出力する出力手段とを有し、
    前記色変換手段は、前記通信手段を介して複数の変換ファイルを受信した場合に、受信した前記画像ファイルの画像に対して、前記複数の変換ファイルの変換情報を用いて色変換を行うことにより、転送された前記複数の変換ファイルの数分の色変換画像を生成することを特徴とする画像出力装置。
  12. 前記通信手段を介して複数の画像ファイルと複数の変換ファイルとを受信した場合に、前記色変換手段は、複数の画像ファイルの各画像ファイルの画像に対して、前記複数の変換ファイルの変換情報を用いて色変換を行うことにより、各画像について、受信した前記複数の変換ファイルの数分の色変換画像を生成することを特徴とする請求項11に記載の画像出力装置。
  13. 受信した前記変換ファイルを記憶する記憶手段を更に有し、
    前記色変換手段は、前記記憶手段に変換ファイルが記憶されている場合に、前記受信した画像ファイルの画像に対して、前記記憶手段に記憶されている前記変換ファイルの変換情報を用いて色変換を行うことを特徴とする請求項11または12に記載の画像出力装置。
  14. 前記制御手段は、前記画像入力装置の色空間から、前記画像出力装置と共通な前記予め設定された色空間に画像ファイルの画像を変換する為の変換情報を含む色空間変換ファイルを、前記画像入力装置から更に受信するように制御し、
    前記色変換手段による色変換の実行に先だって、前記受信した画像ファイルの画像に対して前記色空間変換ファイルの変換情報を用いて色空間の変換を行う色空間変換手段を更に有することを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載の画像出力装置。
  15. 前記画像出力装置は、変換ファイル及び画像ファイルの転送を通知するジョブファイルを受信し、前記制御手段は前記受信したジョブファイルに基づいて、前記画像ファイル及び前記変換ファイルを受信するように制御することを特徴とする請求項11乃至14のいずれか1項に記載の画像出力装置。
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