JP4908078B2 - 着用物品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、着用物品の製造方法に関する。
従来より、使い捨てオムツやパンツなどの着用物品の製造方法において、複数の吸収体部を搬送しながら、これらを連ねるように連続ウエブを配置して複合体とし、該複合体を搬送しながら種々の加工を施していくという方法が公知である(たとえば、特許文献1)。かかる方法は、複数の物品が互いに連結された状態で搬送できるので、搬送し易いという利点がある。
特開2004−223238号(図4)
しかし、かかる方法では、吸収体部のフロント部側およびバック部側の略全部を連続ウエブが覆った状態の複合体となり、生成された着用物品においてこの重なった部分のウエブ材料が無駄になる。
したがって、本発明の目的は、製造時に搬送し易く、かつ、材料に無駄が生じ難い着用物品の製造方法を提供することである。
本発明のある製造方法は、着用者の腹側を覆うフロント部と着用者の背側を覆うバック部とを備えた本体部の左右にサイドパネルが接合された着用物品の製造方法において、それぞれが前記本体部となる複数の第1シート状物を、長手方向が流れ方向に直交した状態で、かつ、前記流れ方向に互いに離間した状態で搬送する工程と、それぞれが前記サイドパネルとなる複数の第2シート状物が互いに隣り合う前記第1シート状物に跨るように、かつ、前記第2シート状物の一部が前記第1シート状物のうちのフロント部および/またはバック部となる部分の一部に重なるように、第1シート状物と第2シート状物とを次々に重ねる工程と、前記第2シート状物と前記第1シート状物の互いに重なった重なり部分を互いに接合して、互いに隣り合う前記第1シート状物同士が前記第2シート状物により連結されて、前記流れ方向に沿って連続した複合体を生成する工程と、前記複合体を搬送しながら、前記各第2シート状物を前記複合体を横断するように切断することで個々の着用物品に切り分ける工程と、を備える。
この場合、互いに離間した複数の第1シート状物が第2シート状物により連結されて複合体が生成され、搬送し易い複合体を搬送しながら加工して着用物品を製造することができる。更に、互いに流れ方向に離間した状態の複数の第2シート状物(連続体ではない)が、互いに隣り合う第1シート状物の間に跨がるように配置されるので、第1シート状物に重なる第2シート状物を少なくすることができ、材料の無駄を減ずることができる。
なお、本発明において、「第1シート状物と第2シート状物とを重ねる」とは、第1シート状物を第2シート状物上に配置すること、および、第2シート状物を第1シート状物上に配置することの双方を含む。
また、前記両シート状物を互いに接合する工程は、前記両シート状物を互いに重ねる工程と同時に行われてもよいし、その直後に行われてもよい。
本発明の好ましい態様においては、前記シート状物同士を重ねる工程において、互いに隣り合う前記第1シート状物の間のそれぞれにおいて、2つの第2シート状物が前記流れ方向に直交する方向に互いに離間した状態で、前記互いに隣り合う第1シート状物の間を跨るように配置され、前記複合体を生成する工程において、互いに隣り合う前記第1シート状物同士が前記2つの第2シート状物により連結されて、梯子状の複合体が生成される。
この態様によれば、複合体が梯子状であり、浮き上がり易い箇所が殆ど無いから、複合体を保持し易くなる。すなわち、幅方向の両端部を保持することで複合体を容易に安定して保持できるので、複合体を更に搬送し易くなる。
本態様においては、前記個々の着用物品に切り分ける工程において、前記2つの第2シート状物の双方が前記互いに隣り合う第1シート状物の間の概ね中央で切断されてもよい。
この場合、互いに隣り合う2つの本体部の中間で前記第2シート状物を切断すれば、胴回り方向の長さの等しい4つのサイドパネルを有するいわゆる略H型のオムツないしパンツが生成することができる。
また、本態様においては、前記個々の着用物品に切り分ける工程において、前記2つの第2シート状物が、前記互いに隣り合う第1シート状物の間において、前記流れ方向に互いに位置ずれした箇所で切断されてもよい。。
このようにすることで、略T型の着用物品を製造できる。
たとえば、第1シート状物のフロント部となる部分の端(両側)に近い部分で前記第2シート状物を切断すれば、つまり、バック部に接合される第2シート状物が胴回り方向に長くなるように切断すれば、バック部に連なる2つの長いサイドパネルとフロント部に連なる2つの短い突部を有する、いわゆる略T型のオムツないしパンツ(着用物品の一例)が生成される。
また、本発明の別の好ましい態様においては、前記シート状物を重ねる工程において、互いに隣り合う前記第1シート状物の間のそれぞれにおいて、第2シート状物が、前記第1シート状物の長手方向の一方の側に重なるように配置され、更に、前記流れ方向に連続した帯状体が、前記第1シート状物の長手方向の他方の側に重ねるように配置され、
前記複合体を生成する工程において、前記帯状体が前記第1シート状物に接離可能に接合され、前記帯状体を前記第1シート状物から取り外す工程を更に備える。
このようにすることで、いわゆるT型のオムツを生成する場合でも、搬送し易い梯子状の複合体を形成できる。この複合体から帯状体を取り外すことで、フロント部にサイドパネルや短い突部が接合されていないT型のオムツないしパンツを容易に製造できる。
なお、帯状体を取り外す工程は、第2シート状物を切断する工程の前に行われてもよいし、後に行われてもよい。
本発明においては、前記第2シート状物は前記流れ方向に直交する方向の両端の端縁が流れ方向に沿った直線状に形成されているのが好ましい。
このようにすれば、第2シート状物に保持面から浮き上がり易い箇所がなくなり、複合体を保持し易くなる。すなわち、複合体を搬送し易くなる。第2シート状物は長方形ないし正方形であってもよい。
この場合、第2シート状物の幅方向の端縁をダイカットなどによりトリムカットしてサイドパネルを形成してもよい。トリムカットとは、製品のフィット性や美麗性を向上させることを目的として、不要な部分を取り除くためにカットすることである。
本発明は、添付の図面を参考にした以下の好適な実施例の説明からより明瞭に理解されるであろう。しかしながら、実施例および図面は単なる図示および説明のためのものであり、本発明の範囲を定めるために利用されるべきものではない。本発明の範囲は請求の範囲のみに基づいて定められる。添付図面において、複数の図面における同一の部品番号は、同一または相当部分を示す。
以下、本発明の実施例が図面にしたがって説明される。
実施例1:
図1〜図3は実施例1を示す。
着用物品1A:
まず、本製造方法により製造される着用物品が説明される。 図1(a),(b)は、本実施例1の製造方法により製造される着用物品の一例を示している。図1(a)において、オムツ(着用物品の一例)1Aは、本体部(コア部)Cと、一対のサイドパネル61,61と、突部62,62とを備えている。
本体部Cは着用者の腹側を覆うフロント部CFと、着用者の股間に当てがわれる股部CMと、着用者の背側を覆うバック部CBとからなる。本体部Cには、図示しない吸収体、防漏カフおよびレッグギャザなどが設けられていてもよい。サイドパネル61,61は本体部Cのバック部CBの左右に設けられている。突部62,62は本体部Cのフロント部CFの左右に若干突出するように設けられている。
サイドパネル61,61は、2枚のウエブの間に複数本の弾性部材を挟み込んで作成されている。サイドパネル61,61において、該サイドパネル61,61の中央部分には、弾性部材の縮みによりギャザの形成された収縮部Hが設けられている
なお、弾性部材としては、糸ゴム、平ゴム、網目状ゴム、フィルムまたは熱可塑性弾性部材を含む材料を採用してもよい。熱可塑性弾性部材を含む材料としては、ホットメルト樹脂が考えられる。
サイドパネル61,61の両端部は、ギャザの形成されていないフラット状に形成されており、一方の端部には、それぞれ本体部Cのバック部CBの左右に固着される第1固着部E1が形成されている。一方、サイドパネル61,61の他端部には、面ファスナや粘着テープなどの接合部材Tが取り付けられている。接合部材Tは、着用時にサイドパネル61をフロント部CFの左右に接合するための部材である。
図1(b)は、着用状態に組み立てられたオムツ1Aを示す。図1(b)に示す本体部Cの股部CMが折り曲げられると共に、前方に折り返されたフロント部CFおよび/またはその左右の突部62,62に、サイドパネル61,61に設けられた接合部材Tが固定される。前記収縮部Hは、着用者の体格や体形に合わせて伸縮し、オムツ1Aが着用者にフィットする。
製造方法:
つぎに、前記オムツ1Aの製造方法の一例について説明する。
図2(a),(b)に示すように、前記サイドパネル61は、流れ方向(搬送方向)Xに積層体Wを搬送しながら製造される。前記積層体Wは、図3に示す第1ウエブW1と第2ウエブW2との間に前記弾性部材Fが伸張可能な状態で導入されると共に、両ウエブW1,W2が互いに積層されることにより製造される。前記弾性部材Fは、概ね引き延ばされていない(伸張されていない)状態で、両ウエブW1,W2間に導入される。
積層体の生成:
まず、積層体Wの製造方法について説明する。積層体Wは、たとえば、図3の回転装置200を用いて生成される。
回転装置200において、第1および第2回転装置11,12に導入された第1および第2ウエブW1,W2は、ニップ位置NPに導入された弾性部材F(概ね引き延ばされていない状態)を挟み込む(図2(a)におけるD1位置)。弾性部材F、第1ウエブW1および第2ウエブW2は互いに積層されて積層体Wとなり、下流の受渡し位置SPに向って搬送される。なお、第1ウエブW1の片面には、図示しない貼着装置により、予め所定間隔で接合部材T(図2(a))が貼着されている。
なお、積層時には、第1および第2パッドS1,S2を減速してパッド間の間隔を小さくすることにより、各ウエブW1,W2に弛み部H1,H2が形成され、その後、該弛み部H1,H2の弛みが取り除かれると共に、前記弛み部H1,H2において弾性部材Fが流れ方向Xに引っ張られた状態の収縮部Hが形成される(図2(a)におけるD2位置)。一方、弛み部H1,H2以外の部分には、弾性部材Fの収縮が殆ど生じない部分(以下、「非収縮部」という)Eが形成される。したがって、積層体Wには、収縮部Hと非収縮部Eとが流れ方向Xに交互に形成される。
前記回転装置200としては、たとえば、特開2004−223238号に記載された装置を用いることができる。
このようにして方法で生成された積層体Wは、図2(a)に示すように、搬送されながら、波形のスリット線CLに沿って切断される(図2(a)のD3位置)。前記スリット線CLは、たとえば、流れ方向Xに延びる所定の波長を有する波形に形成される。前記切断(スリット)により、積層体Wは、流れ方向Xに互いに半波長位相がズレた概ね同一形状の第1および第2分割積層体N1,N2に分割される。
図2(b)に示すように、前記分割後、第1分割積層体N1の先端部分が流れ方向Xに直交する幅方向Yに延びる切断線100に沿って所定の長さに切断される。この切断が繰り返され、互いに概ね線対称の第1および第2切断パネル(第2シート状物の一例)P1,P2が、前記1波長λごとに生成される。同様に、第2分割積層体N2の先端部分の切り離しが繰り返され、互いに概ね線対称の第3および第4切断パネル(第2シート状物の一例)P3,P4が、前記1波長λごとに生成される。
ここで、図2(b)における収縮部Hは、前述のように、図2(a)のD2位置において、弛み部H1,H2の弛みが取り除かれ、弾性部材Fが引っ張られた状態にある。したがって、積層体Wは、流れ方向Xの張力が除去されることで、引き延ばされていた弾性部材Fが流れ方向Xに縮み、収縮部Hにギャザが形成される。
積層体Wが切断線100に沿って切断されると、非収縮部Eからは、幅方向Yに幅広の第1固着部E1,E1と、第1固着部E1,E1と反対側の第2固着部E2,E2とが、それぞれ生成される。第2固着部E2,E2は、後に本体部Cのフロント部CFの左右に固着される部分である。第2固着部の近傍E2,E2には接合部材Tが配置されている。
したがって、前記各切断パネルP1〜P4には、ギャザの収縮部Hが、フラットな第1固着部E1とフラットな第2固着部E2との間に配置される。
前記切断パネルP1〜P4の生成後、第1切断パネルP1と第2切断パネルP2とを流れ方向Xに離間させる。同様に、第3切断パネルP3と第4切断パネルP4とを流れ方向Xに離間させる。両切断パネルP1,P2(P3,P4)の流れ方向Xの間隔は、前記本体部Cの流れ方向Xの長さ(胴回り方向の長さ)よりも若干小さく設定される。
また、第1および第2切断パネルP1,P2と第3および第4切断パネルP3,P4との間は、流れ方向Xに概ね直交する幅方向Yに、それぞれ離間される。両切断パネルP1,P3(P2,P4)は、本体部C,Cの長手方向の端よりもはみ出ない程度に、すなわち、外側の端の間の距離が本体部Cの長手方向の長さよりも若干短い程度に、幅方向Yに離間されてもよいし、あるいは、外側の端の間の距離が本体部Cの長手方向の長さよりも若干長い程度に幅方向Yに離間されてもよい。
すなわち、第1および第2切断パネルP1,P2が本体部Cのフロント部CFまたはバック部CBに接合できるように、かつ、第3および第4切断パネルP3,P4が本体部Cのバック部CBまたはフロント部CFに接合できるように、前記第1切断パネルP1と第3切断パネルP3とが離間され、かつ、前記第2切断パネルP2と第4切断パネルP4とが離間される。
したがって、各切断パネルP1〜P4は、図2(b)に示すように、流れ方向Xおよび幅方向Yに互いに離間した状態となる。
かかる工程により、第1切断パネルP1、該第1切断パネルP1と線対称な第2切断パネルP2、第2切断パネルP2を180°回転させた形状の第3切断パネルP3、ならびに、第1切断パネルP1を180°回転させた形状の第4切断パネルP4の4種類のパネルがそれぞれ生成される。
その後、各切断パネルP1〜P4は、互いに流れ方向Xに離間した本体部C(第1シート状物、図2(b)における二点鎖線で示される)に跨がるように配置される。すなわち、第1および第2切断パネルP1,P2の第1固着部E1が、本体部Cのバック部CBの流れ方向Xの左右の両端部に重ねられて固着される。この本体部Cのフロント部CFの流れ方向Xの左右の両端部には第4および第3切断パネルP4,P3の第2固着部E2が重ねられて固着される。一方、第4および第3切断パネルP4,P3の第1固着部E1は、隣の本体部Cのバック部CBの流れ方向Xの左右の両端部に固着され、該隣の本体部Cのフロント部CFの流れ方向Xの左右の両端部には前記第1および第2切断パネルP1,P2の第2固着部E2,E2が、重ねられて固着される。
なお、前述のように、第1および第2固着部E1,E2はフラットな形状に形成されているため、本体部Cのバック部CBおよびフロント部CFに容易に、かつ、強く接合することができる。
このようにして、互いに隣り合う本体部C,Cの間のそれぞれにおいて、2つの切断パネルP1,P3(P2,P4)が、幅方向Yに互いに離間した状態で、前記互いに隣り合う本体部C,Cを跨るように配置されて、本体部Cに固着される。すなわち、互いに隣り合う本体部C,C同士が前記2つの切断パネルP1,P3(P2,P4)により連結されて、梯子状の複合体70が生成される。こうして各切断パネルP1〜P4と本体部Cとが接続されて形成された複合体70は、幅方向Yの両端部が流れ方向Xに沿って連続しているから、搬送が容易である。
その後、図2(b)の破線で示す幅方向Yに沿った切断線300に沿って第1〜第4切断パネルP1〜P4が切断されて、複合体70が個々の着用物品に切りわけられ、図1(a)の略T型のオムツ1Aが生成される。
この切断線300は、本体部Cのフロント部CFの近傍にある。更に詳細には、前記切断線300は、各切断パネルP1〜P4における前記接合部材Tよりもフロント部CF側の位置にある。
すなわち、切断線300は互いに隣接する本体部Cの間の中央よりもフロント部CF寄りに位置する。したがって、向かい合うパネルP1,P3(P2,P4)の切断線300は互いに流れ方向Xに位置ズレしている。
この切断により、前記切断パネルP1,P2は、サイドパネル61と突部62とに切り分けられ、サイドパネル61,61が本体部Cのバック部CBの流れ方向Xの左右に形成され、かつ、突部62,62が本体部Cのフロント部CFの流れ方向Xの左右に形成されたオムツ1Aが生成される。
こうして、図2(b)に示すように、互いに隣接するオムツ1Aは、そのフロント部CFとバック部CBとが上下逆に交互に作成される。すなわち、互いに逆の姿勢のオムツ1Aが交互に生成される。各切断パネルP1〜P4は切り離されて、一部があるオムツ1Aのサイドパネル61となり、残りが該オムツ1Aに隣接するオムツ1Aの突部62となる。
製造装置:
つぎに、本オムツ1Aの製造装置について説明する。
図3に示すように、前述の方法および装置により生成された積層体Wは、ウエブガイド19により幅方向Y(図2)のズレ等を修正された後、下流の波形スリッタ20に導入される。
波形スリッタ20: 波形スリッタ20により、図2(a)のD3以降に示すように、波形の切断線CLに沿って積層体Wが連続的に切断(スリット)される。かかるスリットにより、積層体Wから第1および第2分割積層体(第1および第2分割シートの一例)N1,N2が生成される。
リピッチカッタ30:
前記スリット後、両分割積層体N1,N2は、図4に示すリピッチカッタ30に導入される。
リピッチカッタ30は、分割積層体N1,N2の先端部分(第1および第2固着部E1,E2に相当)を吸着して搬送する複数のパッド(図示せず)を備えた搬送ドラム30aと、カッタ30bを備えている。搬送ドラム30aに設けたパッドの周速度V2は、周期的に変速される。すなわち、搬送ドラム30aのパッドは、上流の分割積層体N1,N2の搬送速度V1で分割積層体N1,N2を受け取った後、減速される。
前記減速前の収縮部Hは、前述したように、図2(a)のD2位置以降において、弛み部H1,H2の弛みが取り除かれ、流れ方向Xに弾性部材Fが引っ張られた状態となっている。前記各分割積層体N1,N2は、前記搬送ドラム30aのパッドの前記減速により流れ方向Xの張力が除去されることで、引き延ばされていた弾性部材Fが流れ方向Xに縮み、収縮部Hにギャザが形成される。なお、切断パネルP1〜P4の該収縮部H以外の両側の部分はフラットな状態のままである。
ここで、前記両分割積層体N1,N2の形成後に、前記収縮部Hを収縮させるから、分割時(スリット時)にはギャザとなる部分が流れ方向に張られているので、前記スリットを容易かつ正確に実行することができる。
前記減速後、分割積層体N1,N2の先端部分がカッタ30bによって切断線100(図2(a))に沿って切断される。この切断は前記パッドの減速により流れ方向Xの張力が除去されることで、引き延ばされていた弾性部材Fが流れ方向Xに縮んだ状態で行われる。したがって、切断の際に切断パネルの端部が収縮して移動してしまうこと(いわゆるスナップバック)がないので、切断パネルP1〜P4を安定して保持し易い。
その後、前記切断により生成された切断パネルP1〜P4は、搬送ドラム30aにより下流に搬送される際に増速されて、パネルP1,P2間およびパネルP2,P1間が流れ方向Xに離間されてもよい。すなわち、図2(b)のD5に示すように、生成された切断パネルP1,P3(P2,P4)同士の流れ方向Xの間隔が若干広がってもよい。
なお、リピッチカッタ30としては、複数のパッドを備えたリピッチ装置を用いてもよい。かかる場合には、カッタ30bの切断により生成された切断パネルP1〜P4をパッドで保持し、当該パッドを該切断位置から受取位置RP3までの間に加速することで、各切断パネル同士の流れ方向Xの間隔を広げるようにしてもよい。
拡幅リピッチ装置40:
前記切断後、図3に示す切断パネルP1〜P4は、下流の拡幅リピッチ装置40に搬送される。
拡幅リピッチ装置40は、互いに離間した複数の第3パッドS3を備えている。第3パッドS3は、受取位置RP3において、リピッチカッタ30から前記切断パネルP1,P3(P2,P4)を受け取ると、該切断パネルP1,P3(P2,P4)を吸着保持し、配置ポイントSP3において、コンベヤ50に切断パネルP1〜P4を配置する(図2(b)のD7位置以降)。
一方、コンベヤ50上には複数の本体部Cが、その長手方向が流れ方向Xに直交した状態で(いわゆる横流れで)、かつ、互いに流れ方向Xに離間した状態で搬送されている(図2(b)の二点鎖線)。前記切断パネルP1〜P4は、前記配置ポイントSP3において、互いに隣り合う本体部C,Cに跨がるように重ねられて配置される。
ここで、拡幅リピッチ装置40の第3パッドS3は、受取位置RP3から配置ポイントSP3まで回転する間に隣接する第3パッドS3同士の間隔が大きくなり(リピッチされ)、切断パネルP1,P2(P3,P4)間の流れ方向Xの間隔が更に広げられる(図2(b)のD6)。同時に、拡幅リピッチ装置40は、第1および第2切断パネルP1,P2と第3および第4切断パネルP3,P4との幅方向Yの間隔を、互いに離間させる(拡幅させる)。
この拡幅を行う機構としては、たとえば、各第3パッドS3を幅方向Yに2列ずつ一対に設け、幅方向Y(図2)に分割された切断パネルP1(P3)と切断パネルP2(P4)とを、該一対の第3パッドS3のそれぞれに吸着する。その後、受取位置RP3から配置ポイントSP3までの間に、該一対の第3パッドS3を互いに幅方向Yに遠ざけるように移動させることで行う。
このように、拡幅リピッチ後、受渡し位置SP3において、コンベヤ50によって切断パネルP1〜P4が本体部C,Cの間に跨がるように配置される。その後、図示しない溶着装置により、切断パネルP1〜P4は本体部C,Cと溶着されて,流れ方向Xに沿って連続した複合体70が形成される。
その後、図示しないカッタにより、所定の切断線300(図2(b))に沿って、前記各切断パネルP1〜P4が切断されて、サイドパネル61,突部62が本体部Cの左右に設けられたオムツ1Aが作成される。なお、この切断は、収縮部Hの弾性部材Fが流れ方向Xに縮んだ状態で行われるので、切断の際に切断パネルの端部が収縮して移動してしまうこと(いわゆるスナップバック)がないので、切り分けられた個々の着用物品を安定して保持し易い。
なお、前述の実施例1では、図1(a)に示すように、サイドパネルP1,P2の端部にファスナ等からなる接合部材Tを設けたが、図1(c)に示すように、接合部材Tを設けなくてもよい。かかる場合には、図1(d)に示すように、オムツ1Aを組み立てた後、本体部Cのフロント部CFの左右の突部62,62に、バック部CBの左右のサイドパネル61,61の端部を溶着し、パンツ型に形成してもよい。
実施例2:
図4および図5は、実施例2を示す。
図4(a),(c),(e)に示す各オムツ1Bは、本体部Cと、4枚のサイドパネル61とを備えている。各サイドパネル61は、本体部Cのフロント部CFおよびバック部CBの左右にそれぞれ接合されて、略「H」字型のオムツ1Bが形成されている。
これらのオムツ1Bは、図4(b),(d),(f)に示すように、フロント部CF側のサイドパネル61,61の端部E3と、バック部CB側のサイドパネル61,61の端部E3とを互いに接合することによりパンツ型に組み立てられる。また、フロント部CF側またはバック部CB側のサイドパネル61に接合部材を設けることで、実施例1のオムツ1A(図1(b))と同様に組み立てることも可能である。
以下に各オムツ1Bの製造方法について、前記実施例1と異なる部分のみ説明する。
図4(a)に示すオムツ1Bの製造方法では、実施例1と異なり、サイドパネル61となる第1〜第4切断パネルP1〜P4は、波形に切断された第1および第2分割積層体N1,N2を互いに半ピッチずらしたものを山側部分において切断して作成される。第1および第2切断パネルP1,P2は概ね同一の形状であり、第3および第4切断パネルP3,P4は概ね同一の形状である。各切断パネルP1〜P4は、本体部Cに接合された後、隣り合う本体部C,C間の概ね中央の切断線301に沿って切断されて、個々の着用物品に切り分けられる。
この製造方法では、互いに隣接するオムツ1Bは、前記実施例1と異なり、そのフロント部CFとバック部CBとが幅方向Yの同じ側に連続して位置するように生成される。すなわち、同じ姿勢のオムツ1Bが連続して生成される。
図4(c)に示すオムツ1Bの製造方法では、概ね実施例1と同一形状の第1〜第4切断パネルP1〜P4を用いているが、実施例1と異なり、各切断パネルP1〜P4は、本体部Cに接合された後、隣り合う本体部C,C間の概ね中央の切断線301に沿って切断されて、個々の着用物品に切り分けられる。前記波形の第1および第2分割積層体N1,N2の谷側部分にあたる、フロント部CF側のサイドパネル61,61よりも、同山側部分にあたるバック部CB側のサイドパネル61,61が大きく形成されている。
図4(e)に示すオムツ1Bの製造方法においては、第1〜第4切断パネルP1〜P4は、図5(a)に示す形状の第1および第2分割積層体N1,N2を用いて生成される。なお、図5において、弾性部材や接合部材の図示を省略している。
本製造方法では、まず、図5(a)に示すように、積層体Wは波形のスリット線CLによって切断(スリット)されて、第1および第2分割積層体N1,N2が生成される。前記スリット線CLは、積層体Wの幅方向Yの中心からズレて設定されている。そのため、図5(b)に示すように、該第1および第2分割積層体N1,N2をスリットして作成される切断パネルは、面積の小さな第1および第2切断パネルP1,P2と、該第1および第2切断パネルP1,P2よりも面積の大きな第3および第4切断パネルP3,P4が生成される。第1および第2切断パネルP1,P2は概ね同一の形状であり、第3および第4切断パネルP3,P4は概ね同一の形状である。
各切断パネルP1〜P4は、本体部Cに接合された後、隣り合う本体部C,C間の概ね中央の切断線301に沿って切断されて、個々の着用物品に切り分けられる。図4(e)に示すように、本体部Cのフロント部CFの左右には、第1および第2切断パネルP1,P2から生成された面積の小さなサイドパネル61が接合される。一方、本体部Cのバック部CBの左右には、第3および第4切断パネルP3,P4から生成された面積の大きなサイドパネル61が接合される。
この製造方法では、互いに隣接するオムツ1Bは、前記実施例1と異なり、そのフロント部CFとバック部CBとが幅方向Yの同じ側に連続して位置するように生成される。
実施例3:
図6および図7は、実施例3を示す。本実施例の製造方法は、以下に説明するようにいわゆるT型またはH型のいずれのオムツでも製造可能である。以下に、オムツ1Cの製造方法について、前記実施例1と異なる部分のみ説明する。なお、図6〜図8において、弾性部材や接合部材の図示を省略している。
本製造方法では、まず、図6(a)に示すように、積層体Wは流れ方向Xに沿った直線状のスリット線CLによって切断(スリット)されて、第1および第2分割積層体N1,N2が生成される。前記スリット線CLは、積層体Wの幅方向Yの概ね中心線である。このように、積層体Wのスリット線CLが波形ではなく直線であるので、スリットが容易である。
なお、本実施例では前記実施例1と異なり、積層体Wを形成する際に弛み部が形成されていなくてもよい(図2(a)のD1に相当する工程がなくてもよい)。すなわち、本実施例の積層体Wは全体が概ねフラットに形成されていてもよい。
各分割積層体N1,N2は、幅方向Yに延びる切断線100に沿って次々に切断されて、多数の第1〜第4切断パネルP1〜P4が形成される。
かかるスリット線CLおよび切断線100による切断により形成された各切断パネルP1〜P4は、図6(b)に示すように、概ね同一の形状の長方形ないし正方形となる。各切断パネルP1〜P4の幅方向Yの両端縁81,81は、流れ方向Xに沿って概ね直線状に形成される。
各切断パネルP1〜P4は、前記実施例1と同様に流れ方向Xおよび幅方向Yに離間される。
なお、各分割積層体N1,N2の切断線100における切断は、弾性部材Fの流れ方向Xの張力が除去されて、引き延ばされていた弾性部材Fが流れ方向Xに縮んだ状態で行われる。本実施例では、前記スリット線CLが直線状であり各分割積層体N1,N2に波形部分がないので、かかる張力の除去は必ずしも前記実施例1のようにリピッチドラム上で行う必要がない。たとえば、カッタの上流側に1または複数のローラを介在させ、該ローラの周速度を変化させることで前記張力の除去が行われた後にカッタによる切断が行われてもよい。
一方、複数の本体部Cは、長手方向が流れ方向Xに直交した状態(幅方向Yに沿った状態)で、かつ、前記流れ方向Xに互いに離間した状態で搬送されている。前記第1および第2切断パネルP1,P2は、幅方向Yの一方の端部(フロント部CFが形成される側)において、互いに隣り合う本体部Cを連結するように、本体部Cに重ねられ、該重ねられた部分が固着される。前記第3および第4切断パネルP3,P4は、幅方向Yの他方の端部(バック部CBが形成される側)において、互いに隣り合う本体部Cを連結するように、本体部Cに重ねられ、該重ねられた部分が固着される。
このようにして、互いに隣り合う前記本体物C,C同士が前記各切断パネルP1〜P4により連結されて、前記流れ方向Xに沿って連続した梯子状の複合体70が生成される。前述のように、前記両端縁81が流れ方向Xに沿って直線状に形成されているので、複合体70には幅方向Yに突出した部分が無いから、パッド等で保持している際にに浮き上がり易い部分がない。したがって、両端縁81の近傍を保持するだけで、複合体70を容易に保持できる。
その後、複合体70を搬送しながら、前記各切断パネルP1〜P4を前記複合体70を横断するように幅方向Yに沿った切断線301において切断することで個々の着用物品に切り分ける。この切断線301は、互いに隣接する本体部C,Cの間の概ね中央に位置する。
このようにして、同じ姿勢のH型のオムツ1Cが次々に生成される。すなわち、互いに隣接するオムツ1Cは、前記実施例1と異なり、そのフロント部CFとバック部CBとが幅方向Yの同じ側に連続して位置するように作成される。
本実施例において、フィット感や着用感を向上させるために、前記各切断パネルP1〜P4にはトリムカットが施されてもよい。たとえば、図7(a)のように、前記切断線301に沿った切断と同時に端縁81にトリムカットを施して湾曲部90を形成してもよい。該トリムカットは前記切断の前あるいは後に行われてもよい。このように、前記端縁81が直線状の切断パネルP1〜P4で本体部Cを連結した複合体70を搬送しながら、トリムカットを施すことで、前記実施例1の波形部分を有する複合体よりも複合体70を搬送し易くなり、かつ、前記実施例1と同様のフィット感を維持し得る。
かかるオムツ1Cは、たとえば、図7(b)のように、フロント部CF側のサイドパネル61,61の端部E3と、バック部CB側のサイドパネル61,61の端部E3とを互いに接合することによりパンツ型に組み立てられる。
本実施例においては、必ずしも本体部C,Cの間の概ね中央で切断パネルを切断する必要はなく、図7(c)のように、切断線300で切断されるようにしてもよい。すなわち、前記個々の着用物品に切り分ける工程において、互いに向かい合う切断パネルP1,P3(P2,P4)が、互いに隣り合う本体部C,Cの間において、互いに流れ方向Xに位置ずれした箇所で切断されてもよい。
この場合、実施例1と同様に、サイドパネル61および突部62を有する略T型のオムツ1Cが次々に生成される。互いに隣接するオムツ1Cは、そのフロント部CFとバック部CBとが上下逆に交互に作成される。すなわち、互いに反対の姿勢のオムツ1Cが交互に生成される。
実施例4:
図8は、実施例4を示す。本実施例では、図8(b)や図8(d)に示す略T型のオムツ1Dが製造される。該略T型のオムツ1Dは、前記実施例1と異なり、本体部Cのフロント部CFの左右に突部が設けられていない。以下にオムツ1Dの製造方法について、前記実施例1と異なる部分のみ説明する。
本実施例では、図8(a)に示すように、切断パネルは、幅方向Yの一方の端部(バック部CBが形成される側)にのみ配置される。すなわち、当該互いに隣り合う本体部C,Cを、バック部CB側でのみ連結する。幅方向Yの他方のサイド(フロント部CFが形成される側)においては、切断パネルは配置されない。
したがって、複合体70は、幅方向Yの一方の端部(バック部CBが形成される側)のみが連続した櫛歯状に形成される。かかる櫛歯状の複合体70を搬送しながら、本体部C,Cの間の概ね中央の切断線301で切断し、同時に、トリムカットを施すことで、同じ姿勢の略T型のオムツ1Dが次々に生成される。
複合体70を梯子状に形成して、保持し易くするために、図8(c)のように、流れ方向Xに延びる帯状体92を用いてもよい。この帯状体92は着用物品を構成しない。
すなわち、前記第1および第2切断パネルP1,P2が配置されたサイドと反対側のササイド(フロント部CFが形成される側)において、流れ方向Xに連続する帯状体92を配置して、各本体部Cに仮接着する(接離可能に接合する)。かかる仮接着を可能とするために、帯状体92の本体部Cに接触する面には面ファスナ等の接合部材(図示せず)が設けられ、本体部Cの帯状体92に接触する面は不織布で構成されていてもよい。
かかる帯状体92の仮接着により、搬送し易い梯子状の状態で複合体70を搬送することができる。切断線301において第1および第2切断パネルP1,P2が切断されて複合体70が個々の着用物品に切り分けられた後に、帯状体92が本体部Cから取り外されて、図8(d)の略T型のオムツが生成される。
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施例を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲で種々の変更および修正を容易に想定するであろう。
たとえば、積層体Wを形成するシート状物は3枚以上であってもよい。
積層体Wをスリットする形状は、前記実施例で図示した形状に限られない。
また、後にサイドパネルとなる素材としては、前記各実施例に示す積層体に限られず、サイドパネルとして用いることができる素材であれば、種々の素材を用いることができる。たとえば、伸縮性を有するフィルムや1枚のシートに弾性部材を配置したものなどを前記積層体に代えて用いてもよい。
また、前記各実施例では離間した本体部の間に切断パネルを配置するように説明したが、離間した切断パネルの間に本体部を配置するようにしてもよい。
また、個々の着用物品に切り分ける際の切断線は幅方向に延びておればよく、必ずしも直線である必要はない。
したがって、そのような変更および修正は、請求の範囲から定まる本発明の範囲内のものと解釈される。
本発明は、使い捨てパンツ、オムツなどの使い捨て着用物品およびその製造に利用できる。
(a)〜(d)は、実施例1の略T型の着用物品の例を示す概略平面図である。 (a),(b)は、同着用物品の横流れによる製造方法の一例を示す概略平面図である。 着用物品の製造設備の一例を示す概略側面レイアウト図である。 (a)〜(f)は、実施例2の略H型の着用物品の例およびその製造方法を示す概略平面図である。 (a)および(b)は、同着用物品の横流れによる製造方法を示す概略平面図である。 実施例3の着用物品の例およびその製造方法を示す概略平面図である。 (a)〜(d)は、同着用物品の他の例およびその製造方法を示す概略平面図である。 (a)〜(d)は、実施例4の着用物品の例およびその製造方法を示す概略平面図である。
符号の説明
1A,1B,1C,1D:オムツ(着用物品の一例)
61:サイドパネル
70:複合体
81:端縁
92:帯状体
300,301:切断線
C:本体部
CB:バック部
CF:フロント部
P1〜P4:第1〜第4切断パネル(第2シート状物の一例)
X:流れ方向
Y:幅方向

Claims (7)

  1. 着用者の腹側を覆うフロント部と着用者の背側を覆うバック部とを備えた本体部の左右にサイドパネルが接合された着用物品の製造方法において、
    それぞれが前記本体部となる複数の第1シート状物を、長手方向が流れ方向に直交した状態で、かつ、前記流れ方向に互いに離間した状態で搬送する工程と、
    それぞれが前記サイドパネルとなる前記流れ方向に互いに離間した複数の第2シート状物の各々が互いに隣り合う前記第1シート状物に跨るように、かつ、前記第2シート状物の一部が前記第1シート状物のうちのフロント部およびバック部となる部分の前記流れ方向の端部において重なり中央において重ならないように、第1シート状物と第2シート状物とを次々に重ねる工程と、
    前記第2シート状物と前記第1シート状物の互いに重なった重なり部分を互いに接合して、互いに隣り合う前記第1シート状物同士が前記流れ方向に互いに離間した前記第2シート状物により前記流れ方向に連結されて、前記流れ方向に沿って連続した複合体を生成する工程と、
    前記複合体を搬送しながら、前記各第2シート状物を前記複合体を横断するように切断することで個々の着用物品に切り分ける工程と、
    を備えた着用物品の製造方法。
  2. 請求項1において、
    前記シート状物同士を重ねる工程において、互いに隣り合う前記第1シート状物の間のそれぞれにおいて、2つの第2シート状物が前記流れ方向に直交する方向に互いに離間した状態で、前記互いに隣り合う第1シート状物の間を跨るように配置され、
    前記複合体を生成する工程において、互いに隣り合う前記第1シート状物同士が前記2つの第2シート状物により連結されて、梯子状の複合体が生成される、着用物品の製造方法。
  3. 請求項2において、前記個々の着用物品に切り分ける工程において、前記2つの第2シート状物の双方が前記互いに隣り合う第1シート状物の間の概ね中央で切断される、着用物品の製造方法。
  4. 請求項2において、前記個々の着用物品に切り分ける工程において、前記2つの第2シート状物が、前記互いに隣り合う第1シート状物の間において、前記流れ方向に互いに位置ずれした箇所で切断される、着用物品の製造方法。
  5. 着用者の腹側を覆うフロント部と着用者の背側を覆うバック部とを備えた本体部の左右にサイドパネルが接合された着用物品の製造方法において、
    それぞれが前記本体部となる複数の第1シート状物を、長手方向が流れ方向に直交した状態で、かつ、前記流れ方向に互いに離間した状態で搬送する工程と、
    それぞれが前記サイドパネルとなる前記流れ方向に互いに離間した複数の第2シート状物の各々が互いに隣り合う前記第1シート状物に跨るように、かつ、前記第2シート状物の一部が前記第1シート状物のうちのフロント部またはバック部となる部分の前記流れ方向の端部において重なり中央において重ならないように、第1シート状物と第2シート状物とを次々に重ねる工程と、
    前記第2シート状物と前記第1シート状物の互いに重なった重なり部分を互いに接合して、互いに隣り合う前記第1シート状物同士が前記流れ方向に互いに離間した前記第2シート状物により前記流れ方向に連結されて、前記流れ方向に沿って連続した複合体を生成する工程と、
    前記複合体を搬送しながら、前記各第2シート状物を前記複合体を横断するように切断することで個々の着用物品に切り分ける工程と、
    を備えた着用物品の製造方法。
  6. 請求項において、前記シート状物を重ねる工程において、互いに隣り合う前記第1シート状物の間のそれぞれにおいて、第2シート状物が、前記第1シート状物の長手方向の一方の側に重なるように配置され、更に、前記流れ方向に連続した帯状体が、前記第1シート状物の長手方向の他方の側に重なるように配置され、
    前記複合体を生成する工程において、前記帯状体が前記第1シート状物に接離可能に接合され、
    前記帯状体を前記第1シート状物から取り外す工程を更に備えた、着用物品の製造方法。
  7. 請求項1からのいずれか1項において、
    前記第2シート状物は前記流れ方向に直交する方向の両端の端縁が流れ方向に沿った直線状に形成されている、着用物品の製造方法。
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