JP4907478B2 - 部品取付方法 - Google Patents

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Description

本発明は、透明の基板に部品を取り付けることに関し、特に、液晶ディスプレイなどに用いられる透明の基板に電子部品を、位置を正確に定めて取り付ける際の処理方法に関する。
従来、液晶ディスプレイやフラットパネルディスプレイを構成するガラス基板に、集積回路やTCP(Tape Carrier Package)等の電子部品を取り付けるには、部品取付装置において、以下のような取付方法が採用されている。
すなわち、ガラス基板の一面にACF(Anisotropic Conductive Film)テープを貼り付け、次に、前記ACFテープの表面に電子部品を貼り付け、次に、電子部品からガラス基板に向かう方向に圧力をかけ、かつ、温度を加える。
これらの工程を経ることにより、ガラス基板表面に櫛歯状に並んだ透明電極と電子部品に設けられる電極との導通を確保しつつ、ガラス基板上に電子部品が取り付けられる。
前記電子部品を取り付ける工程において、ガラス基板に対し電子部品を正確な位置に取り付ける必要がある。したがって、ガラス基板と電子部品との両方には、予め位置認識用のマークがそれぞれ2箇所に附されており、前記マークをカメラで撮像してガラス基板に対する電子部品の位置や角度を特定し、ずれが発生している場合は、電子部品の位置や角度を補正した上でガラス基板に電子部品を取り付けることが行われている(特許文献1参照)。
また、電子部品に附されている二つのマークの距離やガラス基板に附されている二つのマークの距離を特定し、当該距離に異常がある場合は不良品として電子部品の取付を行わない処理を行うこともある。
特開平4−368915号公報
ところが、二つのマークの位置や、距離を測定するために、これらのマークを撮像するカメラも2台備えられ、二つのマークを別々のカメラで測定することが行われているが、これらカメラの取付位置がずれることがあり、当該カメラの取付位置のずれが二つのマークの位置や距離の誤差として取得されることがある。
従来であれば、カメラの位置ずれによる誤差が生じても、製品には影響が及ばないため、カメラの位置の変化を修正するために定期的なキャリブレーションを行って回避している。
しかしながら、定期的なキャリブレーションは、部品取付装置の操業に割り込んで行わなければならないため、生産性が低下する問題を有している。
本発明は上記問題に鑑みなされたものであり、部品取付装置の生産性の低下を回避しつつ、測定された誤差の中からカメラに基づく誤差を除外し、無駄なエラー処理を抑止することができる部品取付方法、及び、部品取付装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本願発明に係る部品取付方法は、透明の基板上に部品を取り付ける部品取付方法であって、前記部品の一面に所定の距離を隔てて配置される一対の第一認識マークを、所定の位置に並んで配置される二つのカメラでそれぞれ撮像する第一撮像ステップと、前記第一認識マークと対応するように前記基板の一面に所定の距離を隔てて配置される一対の第二認識マークを、前記位置にある前記二つのカメラでそれぞれ撮像する第二撮像ステップと、前記第一撮像ステップ、及び、前記第二撮像ステップで撮像された画像に基づき、前記第一認識マークの距離と、前記第二認識マークの距離とを特定する距離特定ステップと、前記第一認識マークの基準距離である第一基準距離と前記距離特定ステップで特定された前記第一認識マークの距離である第一特定距離との差分を第一差分として算出し、前記第二認識マークの基準距離である第二基準距離と前記距離特定ステップで特定された前記第二認識マークの距離である第二特定距離との差分を第二差分として算出する差分算出ステップと、前記第一差分と前記第二差分との差分を判断値として算出する判断値算出ステップと、前記第一差分が所定の範囲内に存在せず、かつ、前記第二差分が所定の範囲内に存在しない場合であっても、前記判断値が所定の範囲内に存在する場合、正常と判断する判断ステップと、前記判断ステップで正常と判断された場合、前記基板に前記部品を取り付ける取付ステップとを含むことを特徴とする。
これにより、二つのカメラ間の距離の誤差が測定された第一認識マークの距離と、第二認識マークの距離とに乗った場合、このカメラ間の距離の誤差をキャンセルして、実際の部品や基板の伸びをリアルタイムで把握することができる。従って、定期的にキャリブレーションを行うことなく、正確な判断を長時間維持することが可能となる。
また、上記目的は、上記各ステップをコンピュータに実行させるプログラムでも実現することができ、同様の作用効果を奏することができる。
さらに、前記プログラムを備え、当該プログラムを実行する演算装置を備えた部品取付装置や部品実装システムにおいても上記目的を達成でき、同様の作用効果を奏することが可能である。
本発明によれば、部品取付装置の生産性の低下を回避しつつ、カメラに基づく誤差を排除することができるため、部品取付装置の生産性を向上させることが可能となる。
次に、本発明の実施の形態にかかる部品実装システムについて、図面を参照しながら説明する。
図1は、部品実装システム100の全体構成を示す概念図である。
この部品実装システム100は、ディスプレイ用ガラス基板に電子部品としてのTAB(Tape Automated Bonding)基板を取り付けることのできるシステムであり、ローダ101と、洗浄機102と、部品実装ライン103と、検査機105と、アンローダ106とを備えている。さらに、前記各機構を制御するコンピュータであるラインコントローラ108を備えている。
ローダ101は、他の工程で製造されたガラス基板を部品実装システム100に導入する装置である。一方、アンローダ106は部品実装システム100でTAB基板が取り付けられたガラス基板を導出し他の工程に受け渡す装置である。
洗浄機102は、ローダ101により供給されたガラス基板のACFが貼り付けられる部分を洗浄する装置であり、布帛等をガラス基板の周縁にこすりつけることで汚れなどを取り除く。
部品実装ライン103は、ガラス基板の周縁部にTAB基板を取り付けるラインであり、ACF貼付装置113と、部品供給ユニット104と、部品取付装置114と、二つの圧着装置115、116とを備えている。
ACF貼付装置113は、ガラス基板表面の周縁部にACFテープを貼り付ける装置である。
ここで、ACF(Anisotropic Conductive Film)とは、ガラス基板とTAB基板との間に介在配置され、熱と圧力とが合わせて加えられることにより、圧力が加えられた部分のみ、圧力方向にのみ電気的な導通を確保することができ、さらにガラス基板に対しTAB基板を恒久的に固着し、ガラス基板に設けられる電極とTAB基板との導通の維持を図ることができる物質である。ACFは日本語では異方性導電接着剤と称されることがある。また、ACFテープとは、長尺帯状のACFを意味する。
部品取付装置114は、ACF貼付装置113によりガラス基板表面に貼り付けられたACFの上にTAB基板を配置し、TAB基板をガラス基板に対して仮圧着する装置であり、比較的低温に加熱され比較的弱い圧力を加えることのできる配置ヘッドを備えている。この配置ヘッドは、部品供給ユニット104から供給されるTAB基板を保持し、所定の取付位置に移送することができるものである。さらに、配置ヘッドは、ガラス基板と水平な方向に保持しているTAB基板の位置を微修正することができ、また、ガラス基板と水平な面内でTAB基板を回転させてTAB基板の角度を微修正することができる。
圧着装置115、116は、部品取付装置114によりガラス基板表面にACFを介して取り付けられたTAB基板を加熱加圧ヘッドにより比較的高い温度を加えながら強く押圧することで、ガラス基板表面にTAB基板を取り付ける装置である。また、部品実装ライン103において圧着装置115、116が並設されているのは、ガラス基板の長辺側と短辺側とをそれぞれ分担して圧着することで、部品実装ライン103のスループットの向上を図るためである。
検査機105は、ガラス基板表面にACFを介して取り付けられたTAB基板のずれ量を検出する装置である。当該検出したずれ量の値は、ラインコントローラ108に送信されフィードバック制御などに用いられる。
ラインコントローラ108は、部品実装システム100全体の稼動状況や各種データの通信等を管理・制御するコンピュータである。通信ケーブル109は、ラインコントローラ108と各装置とを接続している。
図2は、部品実装システム100の概略構成を示す機能ブロック図である。
ラインコントローラ108は、制御部410と、記憶部411と、入力部412と、表示部413と、通信I/F部414と、距離特定部415と、差分算出部416と、判断値算出部417と、判断部418とを備えている。
制御部410は、オペレータからの指示等に従って、記憶部411に格納されているライン制御データ411aを実行し、その実行結果に従って部品実装システム100の各部を制御する。
記憶部411は、ハードディスクや半導体メモリ等の記憶媒体であり、第一認識マークの基準距離である第一基準距離や、第二認識マークの基準距離である第二基準距離、ライン制御データ等を保持する。
入力部412は、キーボードやマウス等のマンマシンインターフェースであり、表示部413は、CRT(Cathode-Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等のマンマシンインターフェースである。これらは、本ラインコントローラ108とオペレータとが対話する等のために用いられる。
通信I/F部414は、LAN(Local Area Network)アダプタ等であり、本ラインコントローラ108と部品実装ライン103及び検査機105との通信等に用いられる。
距離特定部415は、部品取付装置114で撮像された第一認識マーク、第二認識マークの画像に基づき、第一認識マークの距離と、第二認識マークの距離とを特定する処理部である。
差分算出部416は、記憶部411に保持されている第一基準距離と距離特定部415で特定された第一認識マークの距離との差分を第一差分として算出し、記憶部411に保持されている第二基準距離と距離特定部415で特定された第二認識マークの距離との差分を第二差分として算出する処理部である。
判断値算出部417は、第一差分と第二差分との差分を判断値として算出する処理部である。
判断部418は、第一差分が所定の範囲内に存在せず、かつ、第二差分が所定の範囲内に存在しない場合であっても、判断値算出部417で算出される判断値が所定の範囲内に存在する場合、正常と判断する処理部である。
部品実装ライン103は、制御部430と、記憶部431と、入力部432と、表示部433と、通信I/F部434と、機構部435と、取付制御部436とを備える。
制御部430は、オペレータからの指示等に従って、記憶部431のNCデータを実行し、その実行結果に従って各部を制御する。
記憶部431は、ハードディスクや半導体メモリ等のであり、NCデータ等を保持する。NCデータとはTAB基板をガラス基板のどの位置に取り付けるかなどを示すデータである。
入力部432は、キーボードやマウス等のマンマシンインターフェースであり、表示部433は、CRTやLCD等のマンマシンインターフェースである。これらは、本部品実装ライン103とオペレータとが対話する等のために用いられる。
通信I/F部434は、LANアダプタ等であり、本部品実装ライン103とラインコントローラ108との通信等に用いられる。
機構部435は、吸着ノズル143やカメラ146、147などを含む部品実装ライン103の機構部品の集合である。
取付制御部436は、ラインコントローラ108から送信された判断部418が正常と判断した旨の信号を受信した場合、ガラス基板にTAB部品を取り付ける制御を機構部435に対して行い、異常の旨の信号を受信した場合、エラー処理を行うよう機構部435を制御する処理部である。
図3は、部品取付装置を概略的に示す斜視図である。
同図に示すように、部品取付装置114は、テーブル141と、配置ヘッド142と、吸着ノズル143と、バックアップステージ144と、撮像装置145とを備えている。
テーブル141は、ガラス基板200が載置され、駆動機構によってXY方向に平行移動することで、ガラス基板200をXY方向に移送することができるテーブルである。また、テーブル141は、Z方向に上下動すると共にθ方向にも回転することができ、載置したガラス基板200をZ方向に移送し、θ方向に回転させることが可能である。
配置ヘッド142は、部品供給ユニット104から供給されるTAB基板300を吸着ノズル143によって吸着保持し、TAB基板300を取付位置にまで回転方向に移送して配置する装置である。
吸着ノズル143は、Z方向に上下動することにより、TAB基板300をガラス基板200に取り付けるものである。さらに吸着ノズル143は、配置ヘッド142に対してXY方向に平行移動することが可能であると共にθ方向に回転することも可能である。これは、吸着保持しているTAB基板300の位置や角度を微修正した後ガラス基板200に取り付けるためである。
バックアップステージ144は、ガラス基板200の周縁を下方から支える部材であり、配置ヘッド142から吸着ノズル143が降下し、TAB基板300をガラス基板200圧着するための挟持力を下方から与える部材である。バックアップステージ144は、透明な部分を備え、バックアップステージ144の下方からガラス基板200やTAB基板を撮像することが可能なものとなっている。
撮像装置145は、二つのカメラ146、147を備え、バックアップステージ144越しに、テーブル141にて支持されたガラス基板200に附された二つの第二認識マークを撮像し、TAB基板300に附された二つの第一認識マークを撮像する装置である。
なお、第一認識マーク、第二認識マークは、TAB基板300やガラス基板200に専用に設けられるマークであってもよく、また、ガラス基板200及びTAB基板300の特定の電極や配線等をマークとして扱っても良い。
搬送装置150は、ACF貼付装置113からガラス基板200を搬送してテーブル141へ引き渡し、TAB基板300を取り付け後、テーブル141からガラス基板200を引き取って圧着装置115へ搬送する装置である。
図4は、TAB基板の取付面とガラス基板の取付面とを対応状態で示し、カメラを模式的に示す図である。
同図は、X方向における位置の対応関係を示すものであり、その他は形状を容易に示せるように任意な方向に回転させた状態で示している。
同図に示すように、TAB基板300の一面には、第一認識マークとして、左十字マーク131と右十字マーク132とが附されている。また、ガラス基板200の一面には第二認識マークとして左四点マーク133と、右四点マーク134とが附されている。また、第一認識マークに挟まれて並列状に配置されている矩形は電極であり、第二認識マークに挟まれて並列状に配置されている矩形は電極である。これらの電極同士がACFテープによってそれぞれ電気的に接続される必要があるため、電極同士の位置は(特にX方向の位置)は正確に一致していることが望ましい。
第1カメラ146は、左十字マーク131及び左四点マーク133を撮像できる位置となるように基体148に固定され、第2カメラ147は、右十字マーク132及び右四点マーク134を撮像できる位置となるように基体148に固定されている。
次に、部品取付装置114によりTAB基板300をガラス基板200に取り付ける工程を説明する。
図5は、TAB基板をガラス基板に取り付ける工程を示すフローチャートである。
まず、部品としてのTAB基板300の一面に附される第一認識マークとしての左十字マーク131と右十字マーク132とを、所定の位置に並んで配置される二つのカメラ146、147でそれぞれ撮像する(S401、第一撮像ステップ)。
また、前記基板としてのガラス基板200の一面に附される第二認識マークとしての左四点マーク133と、右四点マーク134とを、二つのカメラ146、147でそれぞれ撮像する(S401、第二撮像ステップ)。
なお、前記第一撮像ステップと第二撮像ステップとはいずれを先に実行しても良く、また、同時に実行してもかまわない。
前記第一撮像ステップ、及び、前記第二撮像ステップで撮像された画像に基づき、第一認識マークの距離L2(図3参照)と、第二認識マークの距離L3(図3参照)とを特定する(S404、距離特定ステップ)。
具体的には、左十字マーク131が撮像された画像から、左十字マーク131の特徴点を抽出し、当該画像における基準点との位置関係を特定する。一方、右十字マーク132が撮像された画像から、右十字マーク132の特徴点を抽出し、当該画像における基準点との位置関係を特定する。二つの画像における基準点の距離、すなわち、二つのカメラ146、147の距離として予め定められている値、及び、それぞれの特徴点と基準点の位置関係に基づき、第一認識マーク間距離L2が算出される。
第二認識マーク間距離L2の具体的算出方法も同様である。
次に、第一認識マークの基準距離である第一基準距離L0と前記距離特定ステップで特定された前記第一認識マークの距離である第一特定距離L2との差分を第一差分Laとして算出し、第二認識マークの基準距離である第二基準距離L1と距離特定ステップで特定された第二認識マークの距離である第二特定距離L3との差分を第二差分Lbとして算出する(S407、差分算出ステップ)。
ここで、基準距離とは、ガラス基板やTAB基板を設計する際に決定される第一認識マーク間の距離(理想値)、及び、第二認識マーク間の距離(理想値)である。
また、上記を数式で表すと次のようになる。
La=L0−L2
Lb=L1−L3
前記第一差分Laと前記第二差分Lbとがいずれも許容値の範囲内である場合(S410:Y)は、正常であると判断されて(S419)TAB基板が取り付けられる(S428)。
つまり数式で表すと、
|La|<Δα1 かつ |Lb|<Δα2
以上の場合、正常と判断される。
なお、Δα1と、Δα2とは許容値である。
一方、前記第一差分Laと前記第二差分Lbとのいずれかが許容値の範囲外である場合(S410:N)は、第一差分Laと第二差分Lbとの差分を判断値として算出する(S413、判断値算出ステップ)。
上記を数式で表すと、
判断値=La−Lb
そして、前記判断値が所定の許容値の範囲内に存在する場合(S416:Y)、正常と判断する(S422、判断ステップ)。そしてTAB基板がガラス基板に取り付けられる(S428、取り付けステップ)。
上記を数式で表すと、
|判断値|<Δα3
上記数式を満たす判断値であれば、正常と判断される。なお、Δα3は許容値である。
一方、前記判断値が所定の許容値の範囲内に存在しない場合(S416:N)、異常と判断する(S425)。
異常と判断された場合、異常が発生した回数をカウントし、所定回数を超えた場合(S431:Y)、表示装置などに警告を表示する(S434)。
そしてこの場合、TAB基板に附されている第一認識マークが許容値外の場合は、TAB基板は接合しないで、エラー処理が行われる。具体的には、吸着ノズルが保持しているTAB基板をガラス基板に取り付けることなく廃棄ボックスに廃棄し、新たなTAB基板を準備する。
一方、ガラス基板側に附されている第二認識マークが許容値外の場合は、TAB基板の取付がキャンセルされて、エラー処理が行われる。具体的には、そのガラス基板に対するその後の処理が全てキャンセルされ、当該ガラス基板が部品実装システムから排出される。
以上の方法を採用すれば、第一差分Laと第二差分Lbとが所定の範囲内に存在しない場合であっても、判断値が許容範囲内ならエラー処理を行うことなく、TAB基板をガラス基板に取り付けることができる。すなわち、この方法は、L2やL3に含まれる、二つのカメラ間の距離の変動(例えば、熱の蓄積による基体の伸びに基づく二つのカメラ間の距離の伸び)を、キャリブレーションをすることなくリアルタイムに除外し、正確な判断を担保することが可能となる。
以上、本発明の検査装置及び検査方法について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲内で当業者が思いつく各種変形を施したものも本発明の範囲内に含まれる。
例えば、本実施の形態の場合、部品としてTAB基板を例示したが、これに限定されるわけではなく、ドライバICなどどのような部品でもかまわない。
また、ガラス基板としては、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイなどに用いられるフラットパネル基板であればよい。
本発明は、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイなどに用いられるフラットパネル基板にドライバICやTAB基板などの電子部品を取り付ける製造装置、製造工程に利用可能である。
部品実装システムの全体構成を示す概念図である。 部品実装システムの概略構成を示す機能ブロック図である。 部品取付装置を概略的に示す斜視図である。 TAB基板の取付面とガラス基板の取付面とを対応状態で示し、カメラを模式的に示す図である。 TAB基板をガラス基板に取り付ける工程を示すフローチャートである。
符号の説明
100 部品実装システム
101 ローダ
102 洗浄機
103 部品実装ライン
104 部品供給ユニット
105 検査機
106 アンローダ
108 ラインコントローラ
109 ケーブル
113 ACF貼付装置
114 部品取付装置
115 圧着装置
131 左十字マーク
132 右十字マーク
133 左四点マーク
134 右四点マーク
141 テーブル
142 配置ヘッド
143 吸着ノズル
144 バックアップステージ
145 撮像装置
146、147 カメラ
148 基体
150 搬送装置
200 ガラス基板
300 TAB基板
410 制御部
411 記憶部
411a データ
412 入力部
413 表示部
414 通信I/F部
415 距離特定部
416 差分算出部
417 判断値算出部
418 判断部
430 制御部
431 記憶部
432 入力部
433 表示部
434 通信I/F部
435 機構部
436 取付制御部

Claims (4)

  1. 透明の基板上に部品を取り付ける部品取付方法であって、
    前記部品の一面に所定の距離を隔てて配置される一対の第一認識マークを、所定の位置に並んで配置される二つのカメラでそれぞれ撮像する第一撮像ステップと、
    前記第一認識マークと対応するように前記基板の一面に所定の距離を隔てて配置される一対の第二認識マークを、前記位置にある前記二つのカメラでそれぞれ撮像する第二撮像ステップと、
    前記第一撮像ステップ、及び、前記第二撮像ステップで撮像された画像に基づき、前記第一認識マークの距離と、前記第二認識マークの距離とを特定する距離特定ステップと、
    前記第一認識マークの基準距離である第一基準距離と前記距離特定ステップで特定された前記第一認識マークの距離である第一特定距離との差分を第一差分として算出し、前記第二認識マークの基準距離である第二基準距離と前記距離特定ステップで特定された前記第二認識マークの距離である第二特定距離との差分を第二差分として算出する差分算出ステップと、
    前記第一差分と前記第二差分との差分を判断値として算出する判断値算出ステップと、
    前記第一差分が所定の範囲内に存在せず、かつ、前記第二差分が所定の範囲内に存在しない場合であっても、前記判断値が所定の範囲内に存在する場合、正常と判断する判断ステップと、
    前記判断ステップで正常と判断された場合、前記基板に前記部品を取り付ける取付ステップと
    を含む部品取付方法。
  2. 透明の基板上に部品を取り付ける部品取付装置であって、
    所定の位置に並んで配置され、前記部品の一面に所定の距離を隔てて配置される一対の第一認識マークと、前記基板の一面に所定の距離を隔てて配置される一対の第二認識マークとを撮像する二つのカメラと、
    前記カメラで撮像された画像に基づき、前記第一認識マークの距離と、前記第二認識マークの距離とを特定する距離特定手段と、
    前記第一認識マークの基準距離である第一基準距離と前記距離特定手段で特定された前記第一認識マークの距離である第一特定距離との差分を第一差分として算出し、前記第二認識マークの基準距離である第二基準距離と前記距離特定手段で特定された前記第二認識マークの距離である第二特定距離との差分を第二差分として算出する差分算出手段と、
    前記第一差分と前記第二差分との差分を判断値として算出する判断値算出手段と、
    前記第一差分が所定の範囲内に存在せず、かつ、前記第二差分が所定の範囲内に存在しない場合であっても、前記判断値が所定の範囲内に存在する場合、正常と判断する判断手段と、
    前記判断ステップで正常と判断された場合、前記基板に前記部品を取り付ける取付制御手段と
    を備える部品取付装置。
  3. 透明の基板上にACF(Anisotropic Conductive Film)を取り付けるACF貼付装置
    と、前記ACFを介して部品を前記基板に取り付ける部品取付装置と、取り付けられた部品と前記基板との導通を確保しつつ前記部品を前記基板に圧着する圧着装置とを備える部品実装システムであって、
    所定の位置に並んで配置され、前記部品の一面に所定の距離を隔てて配置される一対の第一認識マークと、前記基板の一面に所定の距離を隔てて配置される一対の第二認識マークとを撮像する二つのカメラと、
    前記カメラで撮像された画像に基づき、前記第一認識マークの距離と、前記第二認識マークの距離とを特定する距離特定手段と、
    前記第一認識マークの基準距離である第一基準距離と前記距離特定手段で特定された前記第一認識マークの距離である第一特定距離との差分を第一差分として算出し、前記第二認識マークの基準距離である第二基準距離と前記距離特定手段で特定された前記第二認識マークの距離である第二特定距離との差分を第二差分として算出する差分算出手段と、
    前記第一差分と前記第二差分との差分を判断値として算出する判断値算出手段と、
    前記第一差分が所定の範囲内に存在せず、かつ、前記第二差分が所定の範囲内に存在しない場合であっても、前記判断値が所定の範囲内に存在する場合、正常と判断する判断手段と、
    前記判断ステップで正常と判断された場合、前記基板に前記部品を取り付ける取付制御手段と
    を備える部品実装システム。
  4. 透明の基板上に部品を取り付ける部品取付プログラムであって、
    前記部品の一面に所定の距離を隔てて配置される一対の第一認識マークを、所定の位置に並んで配置される二つのカメラでそれぞれ撮像する第一撮像ステップと、
    前記第一認識マークと対応するように前記基板の一面に所定の距離を隔てて配置される一対の第二認識マークを、前記位置にある前記二つのカメラでそれぞれ撮像する第二撮像ステップと、
    前記第一撮像ステップ、及び、前記第二撮像ステップで撮像された画像に基づき、前記第一認識マークの距離と、前記第二認識マークの距離とを特定する距離特定ステップと、
    前記第一認識マークの基準距離である第一基準距離と前記距離特定ステップで特定された前記第一認識マークの距離である第一特定距離との差分を第一差分として算出し、前記第二認識マークの基準距離である第二基準距離と前記距離特定ステップで特定された前記第二認識マークの距離である第二特定距離との差分を第二差分として算出する差分算出ステップと、
    前記第一差分と前記第二差分との差分を判断値として算出する判断値算出ステップと、
    前記第一差分が所定の範囲内に存在せず、かつ、前記第二差分が所定の範囲内に存在しない場合であっても、前記判断値が所定の範囲内に存在する場合、正常と判断する判断ステップと、
    前記判断ステップで正常と判断された場合、前記基板に前記部品を取り付ける取付ステップと
    をコンピュータに実行させる部品取付プログラム。
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