JP4902394B2 - 無線装置及び無線リンク選択方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線装置及び無線リンク選択方法に関する。
近年、一つの無線局が複数の無線通信メディアを利用して通信を行うコグニティブ無線通信と呼ばれる技術が検討されている。非特許文献1には、別々の場所に設置された複数の無線通信メディア(例えば、セルラーシステムと、無線ローカルエリアネットワーク(無線LAN)システム)に接続して通信を行う場合に、モバイルIP(Internet Protocol)を用いることによりシームレスなメディア切り替えを行う技術が記載されている。非特許文献2には、複数の無線通信メディア(例えば、セルラーシステムと無線LANシステム)に接続して通信を行うITS(Intelligent Transport System)車両にモバイルルータを搭載した場合のIP層での無線通信メディア切り替えを行う技術が記載されている。非特許文献3には、複数の物理回線を集約して一つの論理回線として提供するリンクアグリゲーションについて記載されている。
齊藤,他,"異種無線通信メディア間切替ソフトの開発",B−5−289,電子情報通信学会総合大会,2003 磯村,他,"通信メディアの切替え可能な車載用モバイルルータの実装",B−7−103,電子情報通信学会総合大会,2003 IEEE802.3ad Standard(IEEE Computer Society LAN MAN Standards Committee).Aggregation of Multiple Link Segments,2000.
しかしながら、コグニティブ無線通信において、複数の無線通信メディアの中から、無線局間の利用公平性を確保しつつ安定した通信品質を得ることのできる無線通信メディアを選択する技術が一つの課題となっている。例えば、無線LANシステムにおいて、アクセスポイントの無線局(アクセスポイント局)と端末局がコグニティブ無線通信を行うとすると、アクセスポイント局が複数の端末局と接続する(インフラストラクチャーモード)場合、端末局はアクセスポイント局間でどの無線通信メディアを利用すばよいのかを適切に判断することができない。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、複数の無線通信メディアの中から、無線局間の利用公平性を確保しつつ安定した通信品質を得るために適切な無線通信メディアを選択し利用することのできる無線装置及び無線リンク選択方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る無線装置は、複数の無線通信メディアを利用し、複数の無線局との間で無線リンクを確立する無線装置において、無線通信メディア毎に通信を監視する無線通信メディア監視手段と、前記無線通信メディア監視手段の監視結果から、無線通信メディア毎に、無線局の多重度を算出する多重度算出手段と、前記無線通信メディア監視手段の監視結果から、無線通信メディア毎に、無線リンク使用率を算出する無線リンク使用率算出手段と、前記多重度算出手段で算出された無線通信メディア毎の無線局の多重度と、前記無線リンク使用率算出手段で算出された無線通信メディア毎の無線リンク使用率とに基づいて、通信相手の無線局毎に、どの無線通信メディアの無線リンクを用いるかを決定する無線リンク決定手段と、前記無線通信メディア毎に、前記多重度算出手段で算出された無線局の多重度を報知する多重度報知手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る無線装置は、複数の無線通信メディアを利用し、一つの無線局との間で無線リンクを確立する無線装置において、無線通信メディア毎に通信を監視する無線通信メディア監視手段と、前記無線通信メディア監視手段の監視結果から、無線通信メディア毎に、無線リンク使用率を算出する無線リンク使用率算出手段と、前記無線通信メディア毎に、報知された無線局の多重度を取得する多重度取得手段と、前記多重度取得手段で取得された無線通信メディア毎の無線局の多重度と、前記無線リンク使用率算出手段で算出された無線通信メディア毎の無線リンク使用率とに基づいて、通信相手の無線局毎に、どの無線通信メディアの無線リンクを用いるかを決定する無線リンク決定手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る無線装置においては、前記無線局の多重度は、チャネル使用率が最小である無線チャネルを利用して報知されることを特徴とする。
本発明に係る無線装置においては、無線通信メディアにおけるデータリンク層の上位に設けられ、IPパケット又はデータリンク層パケットの単位で使用する無線通信メディアを、前記無線リンク選択制御装置の決定に従って選択するデータリンク層パケットスイッチ手段を備えたことを特徴とする。
本発明に係る無線リンク選択方法は、複数の無線通信メディアを利用し、複数の無線局との間で無線リンクを確立するときの無線リンク選択方法であって、無線通信メディア毎に通信を監視する過程と、前記監視結果から、無線通信メディア毎に、無線局の多重度を算出する過程と、前記監視結果から、無線通信メディア毎に無線リンク使用率を算出する過程と、前記算出された無線通信メディア毎の無線局の多重度と、前記算出された無線通信メディア毎の無線リンク使用率とに基づいて、通信相手の無線局毎に、どの無線通信メディアの無線リンクを用いるかを決定する過程と、前記無線通信メディア毎に、前記算出された無線局の多重度を報知する過程とを含むことを特徴とする。
本発明に係る無線リンク選択方法は、複数の無線通信メディアを利用し、一つの無線局との間で無線リンクを確立するときの無線リンク選択方法であって、無線通信メディア毎に通信を監視する過程と、前記監視結果から、無線通信メディア毎に、無線リンク使用率を算出する過程と、前記無線通信メディア毎に、報知された無線局の多重度を取得する過程と、前記取得された無線通信メディア毎の無線局の多重度と、前記算出された無線通信メディア毎の無線リンク使用率とに基づいて、通信相手の無線局毎に、どの無線通信メディアの無線リンクを用いるかを決定する過程とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、複数の無線通信メディアの中から、無線局間の利用公平性を確保しつつ安定した通信品質を得るために適切な無線通信メディアを選択し利用することが可能になる。さらに、インフラストラクチャーモードにおいて、端末局はアクセスポイント局間でどの無線通信メディアを利用すばよいのかを適切に判断することができるようになる。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る無線装置1の構成を示すブロック図である。本実施形態において無線装置1は、無線LANシステムのアクセスポイント(AP)局と端末局の両方の機能を併せ持つ。また、AP局は複数の端末局と接続するもの(インフラストラクチャーモード)である。インフラストラクチャーモードにおいては、AP局は複数の端末局との間で無線リンクを確立することができる。端末局は一つのAP局との間で無線リンクを確立する。
図1において、無線装置1は、複数の無線通信メディアの無線モジュール11A,11Bと、パケットスイッチ12と、IP(Internet Protocol)層部13と、制御部14とを備える。無線モジュール11Aは、無線装置1がAP局として無線通信するときに使用される。無線モジュール11Bは、無線装置1が端末局として無線通信するときに使用される。なお、以下の説明において、AP局用か端末局用かを特に区別しないときは「無線モジュール11」と称する。
各無線モジュール11は、それぞれの無線通信メディアに対応した物理(PHY)層及びデータリンク層の機能を有する。データリンク層の機能としては、例えば、MAC(Medium Access Control)やLLC(Logical Link Control)などが挙げられる。無線モジュール11は、パケットスイッチ12との間で、データリンク層パケットを送受する。また、無線モジュール11は、データリンク層パケットの無線送信及び無線受信を行う。また、無線モジュール11としては、同じ無線通信メディアであっても、それぞれ異なる周波数チャネルのものを備えるようにしてもよい。
パケットスイッチ12は、データリンク層パケットのスイッチング機能を有する。パケットスイッチ12は、無線モジュール11の各々に対応して設けられるバッファを有し、無線モジュール11との間で送受されるデータリンク層パケットのバッファリングを行う。また、パケットスイッチ12は、データリンク層パケットとIPパケットの相互変換を行う変換機能を有する。パケットスイッチ12は、IP層部13との間で、IPパケットを送受する。
制御部14は、パケットスイッチ12を制御する。具体的には、IPパケット単位で、どの無線モジュール11の無線リンクを利用するのかを決定し、パケットスイッチ12に指示する。
パケットスイッチ12は、IP層部13から受け取ったIPパケットを変換機能によりデータリンク層パケットに変換し、該データリンク層パケットを制御部14から指定された無線モジュール11に出力する。また、パケットスイッチ12は、各無線モジュール11から受け取ったデータリンク層パケットを変換機能によりIPパケットに変換し、該IPパケットをIP層部13に出力する。
無線モジュール11は、送信時には、パケットスイッチ12から受け取ったデータリンク層パケットを自己の無線通信メディアの固有フォーマットに変換し、無線送信する。また、受信時には、無線受信した固有フォーマットのデータリンク層パケットを共通フォーマットのデータリンク層パケットに変換し、パケットスイッチ12に出力する。
IP層部13は、入出力するIPパケットの情報を制御部14に通知する。その通知するIPパケット情報としては、例えば、アドレス情報(宛先IPアドレス、送信元IPアドレス、TCP(Transmission Control Protocol)ポートアドレス等)、コネクション種別(単一コネクション、複数コネクション)、IPフローに対する通信品質の要求(伝送速度、QoS等)などが挙げられる。
制御部14は、IP層部13から通知されるアドレス情報に基づき、IPフローを識別し、通信相手の無線局を判断する。そして、通信相手の無線局との間で利用可能な無線通信メディアの無線モジュール11の中から、どの無線通信メディアの無線モジュール11を使用するのかを、IPパケット単位で、選択する。この選択結果はパケットスイッチ12に指示される。
図2は、本実施形態に係るコグニティブ無線通信システムの例を示す概略図である。
図2において、各無線装置(S1,D1,D2,D3,D4,D5)は、3種類の無線通信メディアの無線モジュール11を備え、各無線通信メディアに対応している。その3種類の無線通信メディアの例として、本実施形態では、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)の無線アクセス方式の標準規格「IEEE802.16e」と、無線LANの標準規格「IEEE802.11g」,「IEEE802.11j」を挙げて説明する。各無線装置(S1,D1,D2,D3,D4)は、IEEE802.16eの無線モジュールとIEEE802.11gの無線モジュールとIEEE802.11jの無線モジュールを有する。
無線装置(S1)はAP局と端末局の両方の機能を有する。無線装置(S1)は図1の無線装置1に対応する。無線装置(S1)は、AP局用と端末局用にそれぞれ、IEEE802.16eの無線モジュールとIEEE802.11gの無線モジュールとIEEE802.11jの無線モジュールを有する。無線装置(D1,D2,D3,D4)は端末局(STA)の機能を有する。無線装置(D5)はAP局の機能を有する。
無線装置(S1)のAP局用のIEEE802.16eの無線モジュールは、3つの無線装置(D1,D2,D3)との間で、それぞれ無線リンクを確立している。無線装置(S1)のAP局用のIEEE802.11gの無線モジュールは、2つの無線装置(D1,D2)との間で、それぞれ無線リンクを確立している。無線装置(S1)のAP局用のIEEE802.11jの無線モジュールは、1つの無線装置(D1)との間で無線リンクを確立している。
無線装置(S1)の端末局用のIEEE802.16eの無線モジュールは、1つの無線装置(D5)との間で無線リンクを確立している。無線装置(S1)の端末局用のIEEE802.11g及びIEEE802.11jの各無線モジュールは、いずれも無線リンクを確立していない。無線装置(D5)のIEEE802.16eの無線モジュールは、2つの無線装置(S1,D4)との間で、それぞれ無線リンクを確立している。無線装置(D5)のIEEE802.11gの無線モジュールは、1つの無線装置(D4)との間で無線リンクを確立している。
図2の例において、AP局(S1,D5)は、自己の無線モジュールを監視することにより、無線モジュールの多重度を知ることができる。
無線モジュールの多重度とは、無線モジュールが無線リンクを確立している場合に、当該無線モジュール、又は、当該無線モジュールとの間で無線リンクを確立している相手の無線モジュール、のいずれか一つの無線モジュールが無線リンクを確立している相手の無線局の数のうち、最大の無線局数である。本実施形態において無線モジュールの多重度は、無線通信メディアについての無線局の多重度に対応する。
AP局は複数の端末局と接続するが、端末局は一つのAP局としか接続しない。従って、無線モジュールの多重度は、AP局の無線モジュールが無線リンクを確立している相手の端末局の数に等しい。例えば、AP局(S1)は、自己のIEEE802.16eの無線モジュールを監視することにより、該IEEE802.16eの無線モジュールが3つの端末局(D1,D2,D3)と無線リンクを確立していることを知ることができる。このとき、AP局(S1)のIEEE802.16eの無線モジュール又は無線リンク確立相手(D1,D2,D3)のIEEE802.16eの無線モジュールのいずれかが無線リンクを確立している相手の無線局の数のうち、最大の無線局数は、AP局(S1)のIEEE802.16eの無線モジュールが無線リンクを確立している相手の無線局の数「3」である。一方、端末局(D1,D2,D3)は、自己の無線モジュールを監視しても、AP局が無線リンクを確立している自己以外の他の端末局の数を知ることができないので、無線モジュールの多重度を知ることはできない。
図3は、図1に示す制御部14の構成を示すブロック図である。図3には、制御部14の構成のうち、本発明に係る特徴的な部分を示している。制御部14は、AP局の機能を実現するための制御を行うAP局対応部14Aと、端末局の機能を実現するための制御を行う端末局対応部14Bを有する。図4は、図3に示すAP局対応部14Aの構成を示すブロック図である。図5は、図3に示す端末局対応部14Bの構成を示すブロック図である。
まず、図4を参照して、AP局対応部14Aを説明する。
図4において、無線通信メディア監視部21Aは、AP局用の無線モジュール11A毎に、通信を監視する。多重度テーブル生成部22Aは、無線通信メディア監視部21Aの監視結果から、無線モジュール11A毎の多重度を算出する。その多重度の算出結果は、多重度テーブル23Aに格納される。無線リンク使用率測定部24AAは、無線通信メディア監視部21Aの監視結果から、各無線通信メディアの無線リンク毎の使用率を測定する。無線リンク決定部25Aは、無線リンク使用率測定部24Aで測定された各無線リンクの使用率と、多重度テーブル23Aとに基づいて、どの無線通信メディアの無線リンクを用いるかを決定する。ビーコン情報送信部26は、ビーコンフレームに格納する無線モジュールの多重度を各無線モジュール11Aに送信する。
無線通信メディア監視部21Aは、無線モジュール11A毎に、どの端末局との間で無線リンクが確立されているのか(無線リンク接続情報)を記録する。このとき、無線リンク確立相手の端末局がアクティブ状態(直ぐに通信可能な状態)にあるか否かについても記録するようにしてもよい。
また、無線通信メディア監視部21Aは、無線通信メディア別に、一定期間毎の無線リンクの実使用時間を記録する。ここで、一無線通信メディアに関し、複数の無線リンクが確立されている場合には、無線リンク別に実使用時間を記録する。同じ無線通信メディアの無線モジュール11Aが一つしかなければ、当該無線モジュール11Aのみを当該無線通信メディアの記録対象とする。同じ無線通信メディアの無線モジュール11Aが複数あれば、それら全ての無線モジュール11Aを当該無線通信メディアの記録対象とする。無線リンクの実使用時間とは、無線リンクが実際にパケット伝送に使用された時間をいう。
多重度テーブル生成部22Aは、無線通信メディア監視部21Aで記録された無線リンク接続情報に基づいて、多重度テーブル23Aを生成する。多重度テーブル生成部22Aは、無線モジュール11A毎に、無線リンク接続情報中の無線リンク確立相手の端末局を検出する。もしくは、無線モジュール11A毎に、無線リンク接続情報中の無線リンク確立相手のアクティブ状態にある端末局のみを検出するようにしてもよい。多重度テーブル生成部22Aは、無線モジュール11A毎に、その検出された端末局の数を計算し、その計算結果を各無線モジュールの多重度として多重度テーブル23Aに書き込む。多重度テーブル生成部22Aは、多重度テーブル23Aにおいて、一つの無線モジュールに関し、無線リンクが確立されている全ての端末局の欄に当該無線モジュールの多重度を書き込む。
図6には、図2の例に対応する、AP局(S1)の多重度テーブル23Aが示されている。IEEE802.16eの無線モジュールに関しては、端末局(D1)、端末局(D2)及び端末局(D3)の3つの端末局の間で、無線リンクを確立している。従って、多重度テーブル23Aにおいて、IEEE802.16eの無線モジュールと各端末局(D1,D2,D3)の欄には、全て多重度「3」が書き込まれる。IEEE802.11gの無線モジュールに関しては、端末局(D1)及び端末局(D2)の2つの端末局の間で、無線リンクを確立している。従って、多重度テーブル23Aにおいて、IEEE802.11gの無線モジュールと各端末局(D1,D2)の欄には、全て多重度「2」が書き込まれる。IEEE802.11jの無線モジュールに関しては、端末局(D1)のみの1つの端末局の間で、無線リンクを確立している。従って、多重度テーブル23Aにおいて、IEEE802.11jの無線モジュールと端末局(D1)の欄には、多重度「1」が書き込まれる。
無線リンク使用率測定部24Aは、無線通信メディア監視部21Aで無線通信メディア別に記録された、一定期間毎の各無線リンクの実使用時間に基づいて、各無線通信メディアの無線リンク毎の使用率を算出する。無線リンクの使用率は、単位時間当たりの実使用時間である。
無線リンク決定部25Aは、無線リンク使用率測定部24Aで測定された各無線リンクの使用率と、多重度テーブル23Aとに基づいて、端末局毎に無線リンクの評価値を算出する。そして、その評価値に基づいて、どの無線通信メディアの無線リンクを用いるかを決定する。
無線局毎の無線リンクの評価値は以下に示される。
無線局Xに関する無線モジュールYの無線リンクZの評価値X_Y_Zは、次式で表される。この評価値は無線リンクの負荷を表す。
評価値X_Y_Z=(無線リンクZの使用率)×(無線モジュールYの多重度)
無線リンク決定部25Aは、ある端末局に関し、最小の評価値が得られる無線モジュール11Aとその無線リンクを、使用する無線モジュール及び無線リンクとして決定する。
制御部14は、無線リンク決定部25Aによる決定内容(通信相手の端末局との間で、どの無線モジュール11A及び無線リンクを使用するのかの情報)に従って、IPパケット単位で、使用する無線モジュール11Aを選択する。そして、その選択結果をパケットスイッチ12に指示する。
ビーコン情報送信部26は、多重度テーブル23Aに基づいて、無線モジュールの多重度を各無線モジュール11Aに送信する。ビーコン情報送信部26は、多重度テーブル23Aから、各無線モジュール11Aの多重度を読み出す。図6の例では、例えばIEEE802.16eの無線モジュールの多重度は「3」である。ビーコン情報送信部26は、多重度テーブル23Aから読み出した無線モジュールの多重度を各無線モジュール11Aに送信する。無線モジュール11Aは、ビーコン情報送信部26から受信した無線モジュールの多重度をビーコンフレーム内の所定位置に格納する。図7には本実施形態に係るビーコンフレーム40の構成例が示されている。図7の例では、ビーコンフレーム40の最後尾のFCS(Frame Check Sequence)の直前の位置に、無線モジュールの多重度を格納している。ビーコンフレーム40は、定期的に、ブロードキャスト形式で無線送信される。端末局は、ビーコンフレーム40を受信することにより、無線モジュールの多重度を取得することができる。
次に、図5を参照して、端末局対応部14Bを説明する。
図5において、無線通信メディア監視部21Bは、端末局用の無線モジュール11B毎に、通信を監視する。無線通信メディア監視部21Bが監視するのは、無線リンクの実使用時間のみである。無線通信メディア監視部21Bは、無線通信メディア別に、一定期間毎の無線リンクの実使用時間を記録する。この記録方法は、無線通信メディア監視部21Aと同様である。
無線リンク使用率測定部24Bは、無線通信メディア監視部21Bで無線通信メディア別に記録された、一定期間毎の各無線リンクの実使用時間に基づいて、各無線通信メディアの無線リンク毎の使用率を算出する。
ビーコン情報受信部31は、各無線モジュール11Bから、無線モジュール11Bで受信されたビーコンフレーム中の無線モジュールの多重度を受け取る。
多重度テーブル生成部22Bは、ビーコン情報受信部31が受け取った無線モジュールの多重度に基づいて、多重度テーブル23Bを生成する。多重度テーブル生成部22Bは、無線モジュール11B毎に、無線モジュールの多重度を多重度テーブル23Bに書き込む。
図8には、図2の例に対応する、端末局(D2)の多重度テーブル23Bが示されている。端末局(D2)の多重度テーブル23Bは、AP局(S1)から受信したビーコンフレーム中の無線モジュールの多重度に基づいて生成されることから、AP局(S1)の多重度テーブル23Aと共通化される。図8において、IEEE802.16eの無線モジュールの多重度は「3」であり、IEEE802.11gの無線モジュールの多重度は「2」である。これは、図6の多重度テーブル23Aと共通化されている。なお、図2の例で端末局(D2)は、IEEE802.11jの無線モジュールの無線リンクをAP局(S1)間で確立していないので、IEEE802.11jのビーコンフレームを受信しない。このため、IEEE802.11jの無線モジュールの多重度は取得できないので、図8の多重度テーブル23B中のIEEE802.11jの無線モジュールの欄は空欄(情報なし)となっている。
無線リンク決定部25Bは、無線リンク使用率測定部24Bで測定された各無線リンクの使用率と、多重度テーブル23Bとに基づいて、AP局間の無線リンクの評価値を算出する。そして、その評価値に基づいて、どの無線通信メディアの無線リンクを用いるかを決定する。この決定方法および無線リンクの評価値は、無線リンク決定部25Aと同様である。
無線リンク決定部25Bは、最小の評価値が得られる無線モジュール11Bとその無線リンクを、AP局間で使用する無線モジュール及び無線リンクとして決定する。
制御部14は、無線リンク決定部25Bによる決定内容(通信相手のAP局との間で、どの無線モジュール11B及び無線リンクを使用するのかの情報)に従って、IPパケット単位で、使用する無線モジュール11Bを選択する。そして、その選択結果をパケットスイッチ12に指示する。
上述したように本実施形態によれば、無線通信メディアにおけるデータリンク層(MAC、LLC等)の上位に、IPパケットの単位で使用する無線通信メディアを選択するデータリンク層パケットスイッチを設ける。さらに、無線リンクの使用率と無線モジュールの多重度からなる評価値(無線リンクの負荷)に基づき、最小の評価値が得られる無線モジュール及び無線リンクを使用する。これにより、低負荷の無線リンクが優先的に使用されるので、各無線局に対して公平に無線リンクを利用させながら、通信品質の安定化を図ることが可能になる。
また、AP局が自局で検出した無線モジュールの多重度をビーコンフレームに格納してブロードキャスト形式で送信するようにしたので、端末局は、受信したビーコンフレームから、自局では知り得ない無線モジュールの多重度を知ることができる。これにより、インフラストラクチャーモードにおいて、端末局はAP局間でどの無線通信メディアを利用すばよいのかを適切に判断することができるようになる。
なお、無線モジュールの多重度は、チャネル使用率が最小である無線チャネルのビーコンフレームで送信することが好ましい。この理由は、チャネル使用率が最小である無線チャネルを利用することにより、端末局でビーコンフレームが正常受信され、端末局に無線モジュールの多重度が確実に伝達される可能性が高くなるからである。
なお、端末局は、自局以外の他の端末局が実際にパケット伝送に使用した時間のみを無線リンクの実使用時間に含めるようにしてもよい。言い換えれば、端末局は、自局の通信に関連したパケットに係る時間は除外して無線リンクの実使用時間を記録するようにしてもよい。端末局の無線モジュール11Bは、自局の通信に関連したパケットも、それ以外の他のパケットも受信する。従って、端末局は、無線リンクの総実使用時間から自局の通信に関連したパケットに係る時間を差し引いた時間を無線リンクの実使用時間としてもよい。自局の通信に関連したパケットには、通信パケット及び該通信パケットにかかわる制御パケットを含む。例えば、IEEE802.11関連規格では、4種類のパケット(RTS,CTS,DATA,ACK)を用いた一連の手順で、通信パケットであるDATAパケットの送達が行われる。DATAパケット以外の他のパケット(RTS,CTS,ACK)は、DATAパケット送達用の制御パケットである。従って、自局の通信に関連した、それら4種類のパケット(RTS,CTS,DATA,ACK)は、無線リンクの実使用時間の対象から除外するようにしてもよい。
また、上述の評価値については変形が可能である。例えば、次式で得られる値を、無線局Xに関する無線モジュールYの無線リンクZの評価値X_Y_Zとしてもよい。
評価値X_Y_Z=(無線リンクZの未使用率)÷(無線モジュールYの多重度)
この場合には、最大の評価値が得られる無線モジュールとその無線リンクを、使用する無線モジュール及び無線リンクとして決定する。
以上、本発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上述の実施形態では、無線装置1はAP局と端末局の両方の機能を有するようにしたが、AP局の機能のみを有する無線装置および端末局の機能のみを有する無線装置に対しても、同様に適用することができる。AP局の機能のみを有する無線装置の場合には、無線モジュールはAP局用のみを具備すればよく、また、図3においてAP局対応部14Aのみを具備すればよく、端末局対応部14Bは不要となる。端末局の機能のみを有する無線装置の場合には、無線モジュールは端末局用のみを具備すればよく、また、図3において端末局対応部14Bのみを具備すればよく、AP局対応部14Aは不要となる。
また、制御部14は、データリンク層パケットの単位で、使用する無線通信メディアを選択し、パケットスイッチ12に指示するようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係る無線装置1の構成を示すブロック図である。 同実施形態に係るコグニティブ無線通信システムの例を示す概略図である。 図1に示す制御部14の構成を示すブロック図である。 図3に示すAP局対応部14Aの構成を示すブロック図である。 図3に示す端末局対応部14Bの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るAP局の多重度テーブル23Aの構成例である。 本発明の一実施形態に係るビーコンフレーム40の構成例である。 本発明の一実施形態に係る端末局の多重度テーブル23Bの構成例である。
符号の説明
1…無線装置、11A,11B…無線モジュール、12…パケットスイッチ、13…IP層部、14…制御部、14A…AP局対応部、14B…端末局対応部14B、21A,21B…無線通信メディア監視部、22A,22B…多重度テーブル生成部、23A,23B…多重度テーブル、24A,24B…無線リンク使用率測定部、25A,25B…無線リンク決定部、26…ビーコン情報送信部、31…ビーコン情報受信部、40…ビーコンフレーム

Claims (6)

  1. 複数の無線通信メディアを利用し、複数の無線局との間で無線リンクを確立する無線装置において、
    無線通信メディア毎に通信を監視する無線通信メディア監視手段と、
    前記無線通信メディア監視手段の監視結果から、無線通信メディア毎に、無線局の多重度を算出する多重度算出手段と、
    前記無線通信メディア監視手段の監視結果から、無線通信メディア毎に、無線リンク使用率を算出する無線リンク使用率算出手段と、
    前記多重度算出手段で算出された無線通信メディア毎の無線局の多重度と、前記無線リンク使用率算出手段で算出された無線通信メディア毎の無線リンク使用率とに基づいて、通信相手の無線局毎に、どの無線通信メディアの無線リンクを用いるかを決定する無線リンク決定手段と、
    前記無線通信メディア毎に、前記多重度算出手段で算出された無線局の多重度を報知する多重度報知手段と、
    を備えたことを特徴とする無線装置。
  2. 複数の無線通信メディアを利用し、一つの無線局との間で無線リンクを確立する無線装置において、
    無線通信メディア毎に通信を監視する無線通信メディア監視手段と、
    前記無線通信メディア監視手段の監視結果から、無線通信メディア毎に、無線リンク使用率を算出する無線リンク使用率算出手段と、
    前記無線通信メディア毎に、報知された無線局の多重度を取得する多重度取得手段と、
    前記多重度取得手段で取得された無線通信メディア毎の無線局の多重度と、前記無線リンク使用率算出手段で算出された無線通信メディア毎の無線リンク使用率とに基づいて、通信相手の無線局毎に、どの無線通信メディアの無線リンクを用いるかを決定する無線リンク決定手段と、
    を備えたことを特徴とする無線装置。
  3. 前記無線局の多重度は、チャネル使用率が最小である無線チャネルを利用して報知されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線装置。
  4. 無線通信メディアにおけるデータリンク層の上位に設けられ、IPパケット又はデータリンク層パケットの単位で使用する無線通信メディアを、前記無線リンク選択制御装置の決定に従って選択するデータリンク層パケットスイッチ手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線装置。
  5. 複数の無線通信メディアを利用し、複数の無線局との間で無線リンクを確立するときの無線リンク選択方法であって、
    無線通信メディア毎に通信を監視する過程と、
    前記監視結果から、無線通信メディア毎に、無線局の多重度を算出する過程と、
    前記監視結果から、無線通信メディア毎に無線リンク使用率を算出する過程と、
    前記算出された無線通信メディア毎の無線局の多重度と、前記算出された無線通信メディア毎の無線リンク使用率とに基づいて、通信相手の無線局毎に、どの無線通信メディアの無線リンクを用いるかを決定する過程と、
    前記無線通信メディア毎に、前記算出された無線局の多重度を報知する過程と、
    を含むことを特徴とする無線リンク選択方法。
  6. 複数の無線通信メディアを利用し、一つの無線局との間で無線リンクを確立するときの無線リンク選択方法であって、
    無線通信メディア毎に通信を監視する過程と、
    前記監視結果から、無線通信メディア毎に、無線リンク使用率を算出する過程と、
    前記無線通信メディア毎に、報知された無線局の多重度を取得する過程と、
    前記取得された無線通信メディア毎の無線局の多重度と、前記算出された無線通信メディア毎の無線リンク使用率とに基づいて、通信相手の無線局毎に、どの無線通信メディアの無線リンクを用いるかを決定する過程と、
    を含むことを特徴とする無線リンク選択方法。
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