JP4898174B2 - モータの締結機構及びカム装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モータの締結機構及びカム装置に関し、特に、サーボモータ等のような高精度で回転するモータの出力軸と従節の入力軸とを締結するのに有効なモータの締結機構及びカム装置に関する。
従来、サーボモータ等のような高精度で回転する出力軸と従節の入力軸とを締結する方法として、出力軸と入力軸とをカップリングを介して締結する方法が採用されている。カップリングにより出力軸と入力軸とを締結する場合、出力軸と入力軸との締結部に平行誤差、角度誤差、及び軸方向誤差(ミスアライメント)が生じるため、それらのミスアライメントを吸収する必要がある。そのため、ゴム樹脂式、ベローズ式、金属コイルばね式、金属板ばね式等の弾性式カップリングを用い、弾性式カップリングの弾性変形によりミスアライメントを吸収している(非特許文献1参照。)。
機械設計 平成9年1月1日発行、第41巻、第1号、60頁〜64頁「カップリング」
しかし、上記のような弾性式カップリングは、ミスアライメントを吸収するのには効果的であるが、弾性式カップリングの弾性変形によってミスアライメントを吸収しているため、伝達剛性が低下するだけでなくモータの回転角も吸収してしまい、回転誤差が生じる。また、ミスアライメントも発生しやすいといった問題がある。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、高い伝達剛性を備えた状態でミスアライメントを吸収することができ、これにより回転誤差等のロストモーションの発生を極めて少なくすることができるモータの締結機構及びカム装置を提供することを目的とする。
上記のような課題を解決するために、本発明は、以下のような手段を採用している。
すなわち、請求項1に係る発明は、モータに備えられた出力軸と従節の入力軸とを締結するモータの締結機構であって、
前記モータに備えられた出力軸と前記従節の入力軸とを相対変位不可能に締結する締結部材と、
前記モータに備えられたモータ本体に取り付けられる板状のモータ取付部材と、
該モータ取付部材及び前記従節のうちの一方に設けられる被係合部と、
前記モータ取付部材及び前記従節のうちの他方に設けられ前記被係合部と係合する係合部と、
を有し、
前記係合部の前記被係合部との接触面、及び前記被係合部の前記係合部との接触面のうちの一方は、曲面に形成され、前記係合部の前記被係合部との接触面及び前記被係合部の前記係合部との接触面のうちの他方は、平面に形成されており、
前記モータ本体と前記従節とは、
前記係合部と前記被係合部の接点における、前記曲面の接線方向において、相対変位が許容され、
前記出力軸の回転方向において、相対変位が拘束されることを特徴とする。
本発明によるモータの締結機構によれば、モータの出力軸と従節の入力軸とは締結部材によって相対変位不可能に締結されることになるので、高い伝達剛性が得られることになる。また、出力軸と入力軸との締結部に生じるミスアライメントは、モータ取付部材及び従節のうちの一方に設けられる被係合部と、モータ取付部材及び従節のうちの他方に設けられる係合部とが、出力軸の回転方向への変位が規制されるように相互に係合されることにより、吸収されることになる。
本発明によるモータの締結機構によれば、係合部を例えば高分子材料等により剛性と最小限の弾性を備えた部材で構成することができるので、ロストモーションの発生を極めて少なくすることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のモータの締結機構であって、前記入力軸の端部に前記モータの出力軸と同軸に嵌合穴を設け、該嵌合穴に前記モータの出力軸を嵌合させて該出力軸と嵌合穴とを摩擦締結させることにより、前記入力軸と前記出力軸とを締結したことを特徴とする。
本発明によるモータの締結機構によれば、出力軸と入力軸の締結部に生じるミスアライメントを極めて小さくすることができる。
請求項3に係る発明は、ハウジングと、該ハウジング内に回転自在に設けられるタレットと、該ハウジング内に回転自在に設けられるとともに、前記タレットと相互に噛合するローラギヤカムと、該ローラギヤカムの入力軸に出力軸がモータの締結機構を介して締結されるモータとを備えたカム装置であって、
前記モータの締結機構は、
前記モータに備えられた出力軸と前記ローラギヤカムの入力軸とを相対変位不可能に締結する締結部材と、
前記モータに備えられたモータ本体に取り付けられる板状のモータ取付部材と、
該モータ取付部材及び前記ハウジングのうちの一方に設けられる被係合部と、
前記モータ取付部材及び前記ハウジングの他方に設けられ前記被係合部と係合する係合部と、
を有し、
前記係合部の前記被係合部との接触面、及び前記被係合部の前記係合部との接触面のうちの一方は、曲面に形成され、前記係合部の前記被係合部との接触面及び前記被係合部の前記係合部との接触面のうちの他方は、平面に形成されており、
前記モータ本体と前記ハウジングとは、
前記係合部と前記被係合部の接点における、前記曲面の接線方向において、相対変位が許容され、
前記出力軸の回転方向において、相対変位が拘束されることを特徴とする。
本発明によるカム装置によれば、モータの出力軸とローラギヤカムの入力軸とは締結部材によって相対変位不可能に締結されることになるので、高い伝達剛性が得られることになる。また、出力軸と入力軸との締結部に生じるミスアライメントは、モータ取付部材及びローラギヤカムのうちの一方に設けられる被係合部と、モータ取付部材及びローラギヤカムのうちの他方に設けられる係合部とが、出力軸の回転方向への変位が規制されるように相互に係合されることにより、吸収されることになる。
以上、説明したように、本発明のモータの締結機構によれば、モータの出力軸と従節の入力軸とは締結部材によって相対変位不可能に締結されているので、高い伝達剛性が得られることになる。また、モータの出力軸と従節の入力軸との締結部に生じるミスアライメントは、モータ取付部材及び従節のうちの一方に設けられる被係合部と、モータ取付部材及び従節のうちの他方に設けられる係合部とが、出力軸の回転方向への変位が規制されるように相互に係合されることにより吸収されることになるので、高い伝達剛性を備えた状態で出力軸と入力軸との締結部に生じるミスアライメントを吸収することができる。従って、バックラッシュがなく、回転誤差等のロストモーションが殆ど生じることがない高剛性な回転伝達を行うことができる。
さらに、係合部の曲面の曲率半径を極大化することができるので、例えばヘルツ応力で検証した場合に、応力に対する変形を微小化することができ、高い伝達剛性が得られることになる。
さらに、モータの出力軸と従節の入力軸との締結部に生じるミスアライメントを極めて小さくすることができることになる。
さらに、本発明のカム装置によれば、モータの出力軸とローラギヤカムの入力軸とは締結部材によって相対変位不可能に締結されているので、高い伝達剛性が得られることになる。また、モータの出力軸とローラギヤカムの入力軸との締結部に生じるミスアライメントは、モータ取付部材及びローラギヤカムのうちの一方に設けられる被係合部と、モータ取付部材及びローラギヤカムのうちの他方に設けられる係合部とが、出力軸の回転方向への変位が規制されるように相互に係合されることにより吸収されることになるので、高い伝達剛性を備えた状態で出力軸と入力軸との締結部に生じるミスアライメントを吸収することができる。従って、バックラッシュがなく、回転誤差等のロストモーションが殆ど生じることがない高剛性な回転伝達を行うことができる。
以下、図面に示す本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図9には、本発明によるモータの締結機構の一実施の形態が示されていて、図1は全体を示す正面図、図2は図1の左側面図、図3は図1のA−A線断面図、図4は図3の部分拡大断面図、図5は図4のB−B線断面図、図6は締結部材の他の例を示した部分拡大断面図、図7は図2のC矢視図、図8は図2のD矢視図、図9は被係合部の内接円の半径と係合部の曲面の曲率半径との関係を示した説明図である。
すなわち、本実施の形態によるモータの締結機構1は、サーボモータ等のような高精度で回転するモータの出力軸と従節の入力軸とを締結するのに有効な方法であって、図1〜図3に示すように、モータ2の出力軸4と従節11の入力軸13とを締結する締結部材6と、モータ2に取り付けられるモータ取付部材36と、モータ取付部材36に設けられる被係合部37と、従節11のハウジング12に設けられる係合部20とを備えている。
モータ取付部材36は、長方形板状をなすものであって、長手方向の一端中央部に表裏面間を貫通する貫通孔38が設けられ、他端中央部に所定の幅、深さの被係合部である係合溝37が設けられ、一端中央部の貫通孔38を閉塞するようにモータ取付部材36の表面側にモータ2が取り付けられている。
モータ2は、モータ本体3と、モータ本体3から突出する出力軸4とを備え、出力軸4をモータ取付部材36の貫通孔38内に挿入し、モータ本体3をモータ取付部材36の貫通孔38の周縁部にボルト5によって固定することによりモータ取付部材36の表面側に固定されている。
モータ取付部材36の貫通孔38内には、モータ取付部材36の裏面側から従節11の入力軸13が挿入され、この入力軸13とモータ2の出力軸4とは、軸線を一致させた状態で締結部材6により強固に一体に締結され、上下方向、及び水平方向に相対変位不可能に構成されている。
締結部材6は、図4及び図5に示すように、従節11の入力軸13の先端部に所定の内径、深さの嵌合穴14を設け、この嵌合穴内14にモータ2の出力軸4を嵌合させ、この状態で入力軸13の外側に半割りの締結部材16を被嵌させ、締結部材16をボルト17によって締め付けることにより入力軸13の筒状の薄肉部15を圧縮させ、この締結部材6により入力軸13と出力軸4とが一体に摩擦締結される。締結部材6は、図6に示すように、従節11の入力軸13の先端部に所定の内径、深さの嵌合穴14を設け、この嵌合穴14内に焼き嵌め、冷やし嵌め等によってモータ2の出力軸4を嵌合させることによって摩擦締結されるように構成してもよい。なお、締結部材16は、これらに限らず、出力軸4と入力軸13とを相対変位不可能に締結することができるものであればよい。このような締結部材6は、回転誤差の発生が少なく、応答性に優れた高速、高精度位置決めに適している。
モータ取付部材36の係合溝37は、図1〜図3に示すように、底面39が水平方向を向く平面に形成され、両側面40、40が底面39と直交する上下方向を向く平面に形成される矩形状をなすものであって、この係合溝37内に係合部である従節11側の固定部材20が係合されている。
固定部材20は、従節11のハウジング12に一体に設けられ、この固定部材20がモータ取付部材36の係合溝37内に所定の方向のみに相対変位可能に係合され、この固定部材20の相対変位によりモータ2の出力軸4と従節11の入力軸13との締結部に生じるミスアライメントが吸収される。
固定部材20は、略直方体状をなすものであって、図1〜図3に示すように、従節11のハウジング12と一体に形成してもよいし、図10及び図11に示すように、従節11のハウジング12と別体に形成し、ボルト21によりハウジング12に一体に固定してもよい。
固定部材20の係合溝37の両側面40、40と対向する両側面22、22は、図7に示すように、上下方向(モータ2の出力軸4の軸線と直交する方向)に所定の曲率半径の曲面23に形成されるとともに、図8に示すように、前後方向(モータ2の出力軸4の軸線に沿う方向)に所定の曲率半径の曲面24に形成されている。
すなわち、図9に示すように、固定部材20の両側面22、22は、上下方向及び前後方向に対して、モータ2の出力軸4と従節11の入力軸13との締結部に生じるミスアライメントの量に応じた曲率半径R1の曲面23、24に形成されている。この場合、係合溝37に内接する円の曲率半径をR2としたときに、R1>>R2の関係を満たすように、固定部材20の曲面23、24の曲率半径R1が設定されている。
そして、このように固定部材20の両側面22、22を所定の曲率半径R1の曲面23、24に形成することにより、モータ2の出力軸3と従節11の入力軸13との締結部に生じるミスアライメントは、ハウジング12側の固定部材20がモータ取付部材36の係合溝37内において、図7の矢印方向(曲面23の接線方向)及び図8の矢印方向(曲面24の接線方向)に相対変位することにより、吸収されることになる。
すなわち、モータ取付部材36の係合溝37と従節11のハウジング12の固定部材20との協働により、モータ本体3は出力軸4の回転方向、すなわち、係合溝37と固定部材20との接点における法線方向に対しては変位が拘束され、接線方向に対しては変位(振れ回り)が許容されることになるので、モータ2の出力軸4の回転に伴う反力に対抗しつつ、モータ本体3の振れ回りを許容することができる。従って、例えば、ヘルツ応力で検証した場合の応力に対する変形を微小化することができ、高い伝達剛性が得られることになる。
また、高い伝達剛性を備えた状態でミスアライメントを吸収することができるので、バックラッシュがなく、回転誤差等のロストモーションが少ない高剛性の回転伝達機能が得られることになる。なお、固定部材20の両側面22、22と係合溝37の両側面40、40との間に、ミスアライメントに応じた隙間を設けてもよい。
図12〜図16にミスアライメントの吸収状態を示す。図12、図13及び図15は、出力軸4と入力軸13との角度誤差の吸収状態を示し、図14は、出力軸4と入力軸13との軸方向誤差の吸収状態を示し、図16は、出力軸3と入力軸13との平行誤差の吸収状態を示している。このようにモータ取付部材36がハウジング13に対して相対的に変位することにより、出力軸4と入力軸13との締結部に生じるミスアライメント(角度誤差、軸方向誤差、平行誤差)を吸収することができる。
なお、図10及び図11に示すように、モータ取付部材36の係合溝37の底面93に所定の幅に切り込み41を設け、この切り込み41を貫通するねじ孔42にモータ取付部材36の側面側から調整用ボル43を螺合させ、調整用ボルト43の螺合量に応じて切り込み41の幅を調整し、固定部材20と係合溝37との接触力を調整するように構成してもよい。この場合、接触力の調整により、固定部材20と係合溝37との間にミスアライメントに応じた隙間を設けてもよい。
図17〜図19には、本発明によるモータの締結機構の第2の実施の形態が示されていて、このモータの締結機構1は、モータ取付部材36側に係合部である固定部材44を設け、従節11のハウジング12側に被係合部である係合溝25を設けたものであって、その他の構成は前記第1の実施の形態に示すものと同様である。
この場合、固定部材44は、図18及び図19に示すように、モータ取付部材36と一体に形成してもよいし、モータ取付部材36と別体に形成して、ボルト(図示せず)によってモータ取付部材36に固定するように構成してもよい。
そして、本実施の形態に示すモータの締結機構1にあっても、前記第1の実施の形態に示すものと同様に、高い伝達剛性を備えた状態でミスアライメントを吸収することができるので、バックラッシュがなく、回転誤差等のロストモーションが少ない高剛性の回転伝達機能が得られることになる。
図20〜図22には、本発明によるカム装置の一実施の形態が示されていて、このカム装置26は、モータ2の出力軸4とカム装置26の入力軸32との締結に前記第1の実施の形態のモータの締結機構1を適用したものである。
カム装置26は、ハウジング27と、ハウジング27内に回転自在に設けられるタレット28と、ハウジング27内に回転自在に設けられるとともに、タレット28のカムフォロア29と相互に噛合するカム31を有するローラギヤカム30と、ローラギヤカム30を回転自在に支持する軸受34、34と、ローラギヤカム30とハウジング27との間をシールするシール部材35とを備えており、ローラギヤカム30の入力軸32の先端部に第1の実施の形態と同様に嵌合穴33が設けられている。
そして、上記のような構成のカム装置26のローラギヤカム30の入力軸32の嵌合穴33内にモータ2の出力軸4を嵌合させ、入力軸32の周囲に締結部材16を被嵌させて締め付けることにより、入力軸32と出力軸4とを軸線を一致させた状態で一体に締結させる。そして、モータ2に取り付けたモータ取付部材36の係合溝37内にカム装置26のハウジング27側に設けた固定部材20を係合させる。
このようにして、カム装置26にモータ2を取り付けることにより、モータ2の出力軸4の回転に追従してカム装置26のローラギヤカム30が回転し、ローラギヤカム30の回転に追従してタレット28が回転することになる。
上記のように構成した本実施の形態によるカム装置26にあっても、前記第1の実施の形態に示すモータ締結機構1を備えているので、高い伝達剛性を備えた状態でミスアライメントを吸収することができ、バックラッシュがなく、回転誤差等のロストモーションが少ない高剛性の回転伝達機能が得られることになる。また、モータ2の出力に対する最終出力端での誤差の発生を最小とすることができるとともに、優れた応答性を発揮することができ、カム装置26としての高速、高精度位置決めを実現することができる。
なお、本実施の形態のカム装置26においても、モータ取付部材36の係合溝37の底面に切り込み41を設け、この切り込み41の幅を調整用ボルト43の螺合量によって調整することにより、固定部材20と係合溝37との接触力を調整可能に構成している。
なお、前記各実施の形態においては、係合部20の両側面22、22を所定の曲率半径の曲面23、24に形成したが、被係合部37の両側面40、40を所定の曲率半径に形成してもよいものであり、その場合にも同様の作用効果を奏する。
なお、前記各実施の形態において説明した係合部を、ミスアライメントに応じて弾性変形可能な弾性部材、例えば剛性と極めて小さな弾性を備えた高分子材料等の部材で構成してもよい。
本発明によるモータの締結機構の第1の実施の形態を示した正面図である。 図1の側面図である。 図1のA−A線断面図である。 図3の部分拡大断面図である。 図4のB−B線断面図である。 締結部材の他の例を示した部分拡大断面図である。 図2のC矢視図である。 図2のD矢視図である。 被係合部の内接円の半径と係合部の曲面の曲率半径との関係を示した説明図である。 係合部及び係合溝の変形例を示した正面図である。 図10の側面図である。 ミスアライメントの吸収状態を示した説明図である。 ミスアライメントの吸収状態を示した説明図である。 ミスアライメントの吸収状態を示した説明図である。 ミスアライメントの吸収状態を示した説明図である。 ミスアライメントの吸収状態を示した説明図である。 本発明によるモータの締結機構の第2の実施の形態を示した正面図である。 図12の側面図である。 図12の平面図である。 本発明によるカム装置の一実施の形態を示した正面図である。 図20の側面図である。 図20の縦断面図である。
符号の説明
1 モータの締結機構 2 モータ
3 モータ本体 4 出力軸
5 ボルト 6 締結部材
11 従節 12 ハウジング
13 入力軸 14 嵌合孔
15 薄肉部 16 締結部材
17 ボルト 20 係合部(固定部材)
21 ボルト 22 側面
23 曲面 24 曲面
25 被係合部(係合溝) 26 カム装置
27 ハウジング 28 タレット
29 カムフォロア 30 ローラギヤカム
31 カム 32 入力軸
33 嵌合穴 34 軸受
35 シール部材 36 モータ取付部材
37 被係合部(係合溝) 38 貫通孔
39 底面 40 側面
41 切り込み 42 ねじ孔
43 調整用ボルト 44 係合部(固定部材)

Claims (3)

  1. モータに備えられた出力軸と従節の入力軸とを締結するモータの締結機構であって、
    前記モータに備えられた出力軸と前記従節の入力軸とを相対変位不可能に締結する締結部材と、
    前記モータに備えられたモータ本体に取り付けられる板状のモータ取付部材と、
    該モータ取付部材及び前記従節のうちの一方に設けられる被係合部と、
    前記モータ取付部材及び前記従節のうちの他方に設けられ前記被係合部と係合する係合部と、
    を有し、
    前記係合部の前記被係合部との接触面、及び前記被係合部の前記係合部との接触面のうちの一方は、曲面に形成され、前記係合部の前記被係合部との接触面及び前記被係合部の前記係合部との接触面のうちの他方は、平面に形成されており、
    前記モータ本体と前記従節とは、
    前記係合部と前記被係合部の接点における、前記曲面の接線方向において、相対変位が許容され、
    前記出力軸の回転方向において、相対変位が拘束されることを特徴とするモータの締結機構。
  2. 前記入力軸の端部に前記モータの出力軸と同軸に嵌合穴を設け、該嵌合穴に前記モータの出力軸を嵌合させて該出力軸と嵌合穴とを摩擦締結させることにより、前記入力軸と前記出力軸とを締結したことを特徴とする請求項1に記載のモータの締結機構。
  3. ハウジングと、該ハウジング内に回転自在に設けられるタレットと、該ハウジング内に回転自在に設けられるとともに、前記タレットと相互に噛合するローラギヤカムと、該ローラギヤカムの入力軸に出力軸がモータの締結機構を介して締結されるモータとを備えたカム装置であって、
    前記モータの締結機構は、
    前記モータに備えられた出力軸と前記ローラギヤカムの入力軸とを相対変位不可能に締結する締結部材と、
    前記モータに備えられたモータ本体に取り付けられる板状のモータ取付部材と、
    該モータ取付部材及び前記ハウジングのうちの一方に設けられる被係合部と、
    前記モータ取付部材及び前記ハウジングの他方に設けられ前記被係合部と係合する係合部と、
    を有し、
    前記係合部の前記被係合部との接触面、及び前記被係合部の前記係合部との接触面のうちの一方は、曲面に形成され、前記係合部の前記被係合部との接触面及び前記被係合部の前記係合部との接触面のうちの他方は、平面に形成されており、
    前記モータ本体と前記ハウジングとは、
    前記係合部と前記被係合部の接点における、前記曲面の接線方向において、相対変位が許容され、
    前記出力軸の回転方向において、相対変位が拘束されることを特徴とするカム装置。
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