JP4897274B2 - 蓋体ロック構造 - Google Patents

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Description

この発明は、蓋体の開操作が簡単でありながらも、蓋体が不測に開いてしまうことを防止できるような蓋体ロック構造に関し、より詳しくは、各種容器、特に携帯魔法瓶などのような飲料容器に備えるのに好適な、蓋体ロック構造に関する。
蓋体が偶発的に開くのを阻止するロック装置としては、下記特許文献1に開示されているものがある。
このロック装置は、止め要素と、これとは別の蓋体とに対して、別方向に作用する力が加えられた時にロックが解除されるというものであって、止め要素を押圧すると同時に、これと係合している蓋体を、止め要素の押圧方向とは異なる方向に移動させるとロックが解除され、蓋体が開くように構成されている。
ロック解除のための動作を具体的に示せば、止め要素と蓋体との間に指先を入れるとともに、その指先で蓋体を押せばよいというもので、その動作は簡単である。
しかし、このような構成では、何らかの突起物が止め要素と蓋体との間に入り、その突起物に対して蓋体をこじるような力が作用すればロックが解除されてしまう。
このため、例えばバッグやリュックの内部など、他の物品と接触する機会があるものに対して、上記構成が採用された場合には、蓋体が不測に開いてしまうことがある。
一方、バッグやリュック等に入れて持ち運ばれることの多い飲料容器であって、内部の飲料を飲むのに口を直接付けて飲む飲み口を有した飲料容器においては、偶発的に蓋体が開くのを防止するため、下記特許文献2に開示されているようなロック構造が提案されている。
すなわち、特許文献2の飲料用容器の栓体におけるロック構造は、蓋部材の回動端に設けられた係合片に係脱可能な係合部を上部に有するとともに、係合部を係止片との係合方向に付勢する付勢手段を有したロックボタンと、該ロックボタンの下部と口栓部材の外周壁との間に挿入されたときにロックボタンのロック解除方向への動きを規制する一方、下方へスライドされ非挿入位置に位置したときにロックボタンのロック解除方向への動きを許容するスライド式ストッパを有するものである。換言すれば、スライド式ストッパがロックボタンの内側に位置するときにはロックが行え、スライド式ストッパがロックボタンの内側から外れた時にロックが解除されるという構造である。
このような構成によれば、スライド式ストッパを指先で押し下げてからその指若しくは他の指でロックボタンの下部を押した時に蓋部材を開くことができる。
しかし、上記のようにスライド式ストッパを上下動させる操作と、ロックボタンを押圧する操作を、一連の動作として行うことができない。つまり、蓋部材を開く時には2つの全く異なる動作をしなければならず、操作の容易性に欠ける。このため、片手でさっと開くことは困難である。
また、特許文献2の構成では、スライド式ストッパを下げたときにロックボタンとスライド式ストッパとの間に隙間ができる。このため、飲料を一旦飲んだのちスライド式ストッパを上げずに地面上などに放置した場合に異物が入ってしまうことがあり、それを知らずにスライド式ストッパを操作すれば、動作に支障をきたすことになる。
さらに、特許文献2の構成では、スライド式ストッパが挿入位置においてロックボタンの動きを阻止する構成であるので、当然のことながらスライド式ストッパが挿入位置にあるとロックボタンは動かない。このため、蓋部材を開けた状態で、まちがってスライド式ストッパを挿入位置に上げてしまい蓋体を閉めようとした場合には、ロックボタンとこれを回転可能に枢支している軸部分に過大な負荷がかかってしまい破損するおそれがある。
特開平6−193332号公報 特開2005−193944号公報
そこで、この発明は、他の物品と接触しても不測に開いてしまうことがなく、しかも、開動作がワンタッチできわめて容易に行えるような蓋体ロック構造の提供を主たる課題とする。
そのための手段は、本体部の上に枢着された蓋体を、本体部に枢着された係止部材の係止爪による係止で閉状態に保持する蓋体ロック構造であって、上記係止部材の内側に、係止部材に沿ってその長さ方向に摺動する摺動ロック部材と、該摺動ロック部材および/または上記係止部材を外側に向けて付勢する付勢手段とを有するとともに、上記摺動ロック部材には、係止部材の外側面より外側の位置に突出する操作部と、該操作部を内側へ押圧して回転させた時に係止部材をその係止爪の係止が外れる方向に回転させる回転力伝達部と、当該摺動ロック部材を摺動して係止部材の長さ方向における一方側に摺動させたときに本体部材の一部に当接または近接して摺動ロック部材の上記回転を阻止する回転規制部が形成されるとともに、前記摺動ロック部材が、前記係止部材を枢着する軸部に対し長孔を介して結合され蓋体ロック構造である。
上記回転力伝達部と回転規制部は、対向する部材との相対関係において回転力を伝達し、または回転を阻止するものであって、特別な形状・構造に形成されものばかりではなく、たとえば単に板状や平面状に形成されたものも含む。
上記構成において、蓋体を開ける場合には、摺動ロック部材の操作部を指先にかけて係止部材の長さ方向の一方側に摺動してロック解除位置に移動してから、または摺動しながら内側に向けて押圧すればよい。つまり、摺動ロック部材を摺動させることで回転規制部が本体部材の一部との間で当接または近接した状態でなくなり、上記押圧による回転が許容される状態になる。この状態で押圧して回転させるので、回転力伝達部を介してその回転力が係止部材に伝達される。この結果、係止部材の係止爪は蓋体から外れるので、蓋体を開くことができる。
一方、蓋体が不測に開かないようにロックするには、蓋体を閉じた状態で摺動ロック部材を他方側に摺動してロック位置に移動すればよい。摺動ロック部材の回転規制部が本体部材の一部に当接または近接して、摺動ロック部材と係止部材の回転は不能になる。
ここで、上記各構成要素については、たとえば次のような態様に構成することができる
態様の一つは、上記回転規制部が、係止部材の幅方向の一部に形成され、内側に向けて突出する突起部である。
すなわち、回転規制部は、係止部材の幅方向の一部に形成される突起部であるので、摺動ロック部材および/または係止部材を付勢する付勢手段を、たとえば回転規制部と並べて近い位置に設けることができる。このため、ロック構造のコンパクト化を図ることができる。
上記の場合、本体部における摺動ロック部材と対向する面に、上記回転規制部と対向する凸部又は凹部が形成されたものであるとよい。すなわち、回転規制を行うときに回転規制部が当接または近接する凸部、あるいは回転規制を行わないときに回転規制部が当接または近接する凹部である。
態様の他の一つは、上記係止部材の枢着部位より下側における摺動ロック部材との接触部分の内側に、係止部材がその係止爪の係止を解除する方向に独立して変位可能にすべく、空間部が形成されたものである。
すなわち、摺動ロック部材が係止部材の回転を阻止するロック位置にあったとしても、係止部材は、不測に蓋体が閉じられて係止爪が蓋体による負荷を受けた時に、その枢着部位よりも下側を空間部側に変位させるので、蓋体が閉状態になるのを許容できる。このため、ロック構造が破損するような不都合を回避できる。
態様の他の一つは、上記蓋体の枢着部側の上面に、開蓋時に本体部を保持する手との衝突を回避するぬすみ凹所が形成されたものである。
すなわち、ロック構造を利用して蓋体を開けたときに、蓋体が勢いよく開いても、ぬすみ凹部の存在のため、本体部を持つ手に蓋体が当たることはなく、安心して操作することができる。
以上のように、この発明によれば、摺動ロック部材を摺動させて押圧するという、片手で行える一連の動作で蓋体を開くことができる。このため、ワンタッチできわめて簡単に蓋体を開くことが可能である。
しかも、その一連の動作は、方向を異にするので、ロック状態において摺動ロック部材が他の物品と接触してもその影響を受けて蓋体が不測に開いてしまうことはなく、ロック構造としての所期の目的を確実に達成できる。また、係止部材を枢着する軸部を、摺動ロック部材の取付けに兼用できるので部品点数の低減や組立作業の容易化を図ることができる。
この発明を実施するための一形態を、以下図面を用いて説明する。
図1は、飲料容器11の上部の縦断面図(図2のA−A線矢視断面図)であり、この図に示したように飲料容器11は、上端の蓋体12がワンタッチで開くように構成されている。
すなわち、飲料容器11入れるための容器本体13と、この容器本体13の上部に着脱可能に取付けられる口金部材14と、この口金部材14上に枢着された上記蓋体12とを有する。上記口金部材14には、内部の飲料を、直接口を付けて飲むための飲み口15が設けられ、上記ワンタッチで開蓋することの利便性を享受できるように構成されている。
上記蓋体12は、上記飲み口15を隠蔽する大きさの略逆椀形状で、内部の天井面における飲み口15対応部には、飲み口15の上端開口部をシールするシール材16が取付けられている。そして、この蓋体12は、図3にも示したように、上記口金部材14の後側の枢着部17に筒状をなす軸部材18とねじりコイルばね19を介して枢着される。つまり、蓋体12は、上記ねじりコイルばね19により開方向に常時付勢されている。
上記ねじりコイルばね19は、口金部材14の枢着部17の側面に形成されたばね収容空間20に収容されて、外部から見えないように取付けられている。ばね収容空間20は、蓋体12側に設けられるもよい。
ねじりコイルばね19の付勢力に抗して蓋体12を閉じた状態を保持するのが蓋体ロック機構21であって、口金部材14と蓋体12とにまたがるように、上記枢着部17の反対側面に形成されている。
この蓋体ロック機構21は、口金部材14に枢着された係止部材31の上端の係止爪32を、蓋体12に形成された被係止部12aに対して係止することで、蓋体12の閉状態を保持するというもので、偶発的な係止部材31の回転動作を阻止するとともに、簡単な開操作を可能とするために、この係止部材31の回転動作を規制する摺動ロック部材41が備えられている。これら係止部材31と摺動ロック部材41は、口金部材15に形成された凹所51に収められる。凹所51は、正面視略縦長長方形状で、周囲に堤状に盛り上げられた外壁部52が形成されている。
係止部材31は、凹所51内に回転可能に取付けられるもので、凹所の幅寸法に対応する幅の板状をなす外面部33と、この外面部33の内側面における下部から段違いに延設され、外面部33よりも幅狭の延設部34とを有する。上記取付けのための枢着片35,35は、外面部33の長さ方向中間部における内側面に形成されるとともに、上記係止爪32は、外面部33の上端に形成されている。係止爪32の上側の傾斜面は、蓋体12を閉じる時に係止部材31を回転させるための従動面32aである。
また、延設部34の内側面には、摺動ロック部材41および係止部材31を外側に向けて付勢するための付勢手段としてスプリング61の一端部を保持する位置決め突部が形成されている。
一方、凹所51内における上記位置決め突部36に対向する部位には、上記スプリング61の他端部を保持する位置決め突部53が形成されている。
上記摺動ロック部材41は、係止部材31に沿ってその長さ方向に摺動するもので、凹所51の幅寸法に対応する幅に形成され、下端部に位置する操作部42と、該操作部42の左右両側から上方に延設された2本の摺動片部43,43とを有する。これら2本の摺動片部43は、図4、図5に示したように、上記2枚の枢着片35,35を挟むようにその外側に位置するものである。
上記操作部42は、上記係止部材31における延設部34の外側面と左右両側を覆うように位置するもので、門形に形成されている。そして、その左右方向の中間部における内側面が、延設部34の外側面上を摺動する摺動面44である。操作部42を門形に形成した結果、操作部42の下に位置する上記係止部材31の延設部34の内側には、上記スプリング61を収容可能とする空間部54が形成される。この空間部54を有するため、係止部材31の延設部34が内側に変位するのを妨害するものは存在せず、摺動ロック部材41がロック位置にあるとロック解除位置にあるとに関わらず、延設部34は内側に変位可能である。
また、操作部42の左右方向の両端部における内側面には、摺動ロック部材41の回転を阻止する回転規制部としての回転規制突起45が形成されている。この回転規制突起45は、摺動ロック部材41を上に向けて摺動してロック位置に位置させた時に、摺動ロック部材41の回転を阻止するものである。これに対応して、上記凹所51の内側面には、摺動ロック部材41を上に向けて摺動させた時にその回転規制突起45の先端面が当接または近接するロック用突起55が形成されている。
上記摺動片部43の係止部材31に対向する外側の面は、係止部材31の内側面上を摺動する摺動面46である。そして、各摺動片部43の上端部は内外方向に大きく形成され、摺動および回転可能に取付けるための取付け部47が設けられている。この取付け部47には、上記係止部材31を枢着しているピン部材62を挿通する上下方向に長い長孔48が形成され、凹所51に対しては係止部材31と一体的に結合されて取付けられるようにしている。
上記長孔48には、ピン部材62の位置がその両端部に位置したときに節度を持たせるための構造が設けられる。節度を持たせると、操作時にクリック感が得られ、操作した時の感触がよく、また摺動ロック部材を、その上動位置(ロック位置)と下動位置(ロック解除位置)に保持できる。その構成は、図6(a)に示したように、長孔48の両端部48aの径を中間部48bの径よりも小さく設定すれば得られる。また、図6(b)に示したように、両端部48aにピン部材62が収まった状態を保持する突部48cによるのであってもよい。節度を得る構造は、上記のほか、係止部材31と摺動ロック部材41との相対向する適宜部位に、様々な形態で形成できる。節度を設けるほかに、接触抵抗で止まるように形成することもできる。
なお、上記各摺動面44,46は、摺動ロック部材41の操作部42を内側に向けて押圧して回転させた時に係止部材31をその係止爪32の係止が外れる方向に回転させる回転力伝達部である。
また、上記蓋体ロック機構21を有する蓋体12では、その枢着部17側の上面に、図7に示したように開蓋時に口金部材14を保持する手との衝突を回避するためのぬすみ凹所12bが形成されている。このぬすみ凹所12bは、蓋体12の角部をえぐるように円弧を描いて形成される。
さらに、図中12cは、外観を美麗にするための化粧部材である。
以上のような構成の蓋体ロック機構21を備えた飲料容器11では、次のようにして蓋体12の開操作を行う。
すなわち、図1に実線で示したようなロック状態から、仮想線で示したように摺動ロック部材41の操作部42を下へ摺動すると、摺動ロック部材41が最も下に下がったロック解除位置で止まる。この状態で摺動ロック部材41を内側に向けて押圧すると、摺動ロック部材41の2つの摺動面44,46がスプリング61の付勢力に抗して係止部材31を回転させ、係止部材31の係止爪32を蓋体12の被係止部12aから外す。すると、ねじりコイルばね19で付勢された蓋体12は、その付勢力によって図7に示したようにさっと開き、飲み口15の上端部は開放され、すぐに飲料を飲める状態となる。蓋体12を開く時、図7に仮想線で示したような位置に手71が位置するが、蓋体12にはぬすみ凹所12bが形成されているので、蓋体12が手71に当たってしまうようなことはなく、安心して蓋体12を開くことができる。
蓋体12を閉じるには、ねじりコイルばね19の付勢力に抗して蓋体12を回転して押し下げれば、係止爪32の上面に形成された従動面32aの存在により、係止部材31は回転させられ、自動的に係止が行われる。
万が一、摺動ロック部材41が上に摺動されてロック位置に位置していたとしても、係止部材31の下部が摺動ロック部材41よりも内側に位置して、しかもその内側には空間部54が形成されているので、蓋体12が閉じられようとすれば、係止部材31はその係止爪32の係止を外す方向に受動的に変位して、蓋体12を受け入れる。このため、不測に破損したりするような不都合が起こらない。
蓋体12を閉じた後は、摺動ロック部材41を上にあげてロック位置に位置させると、摺動ロック部材41の回転規制突起45が、凹所51内に形成されたロック用突起55に当接または近接して、摺動ロック部材41および係止部材31の回転を阻止する。このため、蓋体12が不測に開いてしまうことを防止できる。
以上のように、摺動ロック部材41を摺動させば、回転規制突起45とロック用突起55の当接または近接状態が解除されるので、この動作に続いて、摺動ロック部材41を内側に向けて押圧すれば、摺動ロック部材41とともに係止部材31が回転し、蓋体12は付勢力によって瞬時に開く。
つまり、摺動ロック部材41を下に押し下げる操作と内側に押す操作は、一連のものとして片手で容易に行える。このため、開操作はきわめて簡単であり、飲みたい時にすぐ飲める飲料容器11となる。
しかも、その一連の動作は方向を異にするので、ロック状態において摺動ロック部材が他の物品と接触してもその影響を受けて蓋体が不測に開いてしまうことはなく、ロックを確実なものとすることができる。このため、たとえばバッグやリュック等に飲料容器11を入れて持ち歩いたりした場合に、摺動ロック部材41が何らかの物品と接触しても、蓋体12が不測に開いてしまうことのない状態が得られる。
そのうえ、上下方向に摺動する摺動ロック部材41は、常に係止部材31の内側に存在し、係止部材31との間に隙間ができることはない。このため、不測に異物が入って、操作に支障をきたしたり、破損したりするような不都合を未然に防止できる。
また、係止部材31と摺動ロック部材41は同一のピン部材62で取付けたので、部品点数を低減できるとともに、組立作業も容易に行える。
さらに、回転規制突起45およびロック用突起55と、付勢手段としてのスプリングとを、凹部51の幅方向に並べて配設したので、ロック機構21はコンパクトに形成できる。
さらにまた、回転規制突起45とロック用突起55で回転規制をするので、スプリング61の収納や空間部54の形成などがまとまりよく行え、構造を簡素にできる。
この発明の構成と上記一形態の構成との対応において、
この発明の本体部は、上記構成の口金部材14に対応し、
以下同様に、
付勢手段は、スプリング61に対応し、
回転力伝達部は、摺動面44,46に対応し、
回転規制部は、回転規制突起45に対応し、
回転規制部と対向する凸部は、ロック用突起55に対応するも、
この発明は、上記一形態の構成のみに限定されるものではなく、その他の様々な形態を採用することができる。
たとえば、摺動ロック部材41が上に摺動した時にロック解除位置、下に摺動した時にロック位置となるように構成されるもよい。ロックを解除しての開蓋操作は、摺動ロック部材41を上にあげながら内側へ押圧するという、一連の動作として行える操作であるため、簡単である。
また、付勢手段は、係止部材31または摺動ロック部材41に対して、たとえば板ばね状のものなどで一体的に形成されるもよい。
さらに、ねじりコイルばね19に代えて、シール材やその他の適宜の付勢手段によって蓋体12が開方向に付勢されるように構成するもよく、また、付勢手段を省略することもできる。
さらにまた、蓋体ロック機構21は、飲料容器11のほか、各種の道具や医薬品などを収納する容器をはじめとした、必要とされる様々な物品に適用できる。
飲料容器の上部の縦断面図。 飲料容器の上部の正面図。 飲料容器の平面図。 ロック機構の正面図。 ロック機構を示す断面図。 摺動ロック部材の長孔を示す拡大図。 作用状態の断面図。
符号の説明
12…蓋体
12b…ぬすみ凹所
14…口金部材
17…枢着部
21…蓋体ロック機構
31…係止部材
32…係止爪
41…摺動ロック部材
42…操作部
44…摺動面
45…回転規制突起
46…摺動面
54…空間部
55…ロック用突起
61…スプリング

Claims (5)

  1. 本体部の上に枢着された蓋体を、本体部に枢着された係止部材の係止爪による係止で閉状態に保持する蓋体ロック構造であって、
    上記係止部材の内側に、係止部材に沿ってその長さ方向に摺動する摺動ロック部材と、該摺動ロック部材および/または上記係止部材を外側に向けて付勢する付勢手段とを有するとともに、
    上記摺動ロック部材には、係止部材の外側面より外側の位置に突出する操作部と、該操作部を内側へ押圧して回転させた時に係止部材をその係止爪の係止が外れる方向に回転させる回転力伝達部と、当該摺動ロック部材を摺動して係止部材の長さ方向における一方側に摺動させたときに本体部材の一部に当接または近接して摺動ロック部材の上記回転を阻止する回転規制部が形成されるとともに、
    前記摺動ロック部材が、前記係止部材を枢着する軸部に対し長孔を介して結合され
    体ロック構造。
  2. 前記回転規制部が、係止部材の幅方向の一部に形成され、内側に向けて突出する突起部である
    請求項1に記載の蓋体ロック構造。
  3. 前記本体部における摺動ロック部材と対向する面に、前記回転規制部と対向する凸部又は凹部が形成された
    請求項に記載の蓋体ロック構造。
  4. 前記係止部材の枢着部位より下側における摺動ロック部材との接触部分の内側に、係止部材がその係止爪の係止を解除する方向に独立して変位可能にすべく、空間部が形成された
    請求項1から請求項のうちのいずれか一項に記載の蓋体ロック構造。
  5. 前記蓋体の枢着部側の上面に、開蓋時に本体部を保持する手との衝突を回避するぬすみ凹所が形成された
    請求項1から請求項のうちのいずれか一項に記載の蓋体ロック構造。
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