JP4896045B2 - 管路の内張り材 - Google Patents

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本発明は管路の内張り材に関するものであって、特にその内張り材を流体圧力により内外面を反転しながら管路内に挿通し、反転した内張り材を前記流体圧力により管路内面に圧接して内張りする反転内張り工法により内張りするのに適した内張り材に関するものである。
一般に管路の内張り材は、管路の内面に内張りされるものであるが、管路が破断したり大きい損傷を受けたときには、その内側の内張り材自体が外部からの土圧などの外力に曝され、これに耐える必要がある。
そのため内張り材は外力に耐え得るだけの厚さが必要であり、その厚さを確保するため、通常は複数層の筒状繊維材料を重ねて、そこに反応硬化性樹脂液を含浸して硬化させることにより、外力に耐える強度を確保している。
しかしながら、複数層の筒状繊維材料を重ねた場合、その筒状繊維材料間にずれが生じる可能性がある。内張り材を管路内に挿通する際にかかる外力によりずれが生じ、特に前述のような内張り材を流体圧力により反転しながら挿通する方法においては、複雑な力がかかるためにずれを避けることができない。
そしてかかるずれが生じることにより、個々の筒状繊維材料にかかる力に局部的にばらつきが生じ、筒状繊維材料が不織布である場合にはその厚みが変動したり、極端な場合には筒状繊維材料が破断する可能性もある。
かかる筒状繊維材料間のずれを回避する手段として、特開平10−217335号公報には、筒状繊維材料同士を複数の接着部材により部分的に接着することが示されている。このように筒状繊維材料同士を接着することにより、複数の筒状繊維材料が一体として挙動し、ずれることがないのである。
しかしながら前記公報に示された方法では、前記接着部材として面ファスナーや両面接着テープが使用されているが、このような手段では接着部材の部分で内張り材が局部的に固くなり、管路内にスムーズに挿通することが困難となる。特に前述の反転内張り工法においては、接着部材の固さが障害となってスムーズに反転することが出来なくなる可能性もある。
またこの内張り材は、筒状繊維材料に硬化性樹脂液を含浸し、当該硬化性樹脂液を硬化させて強靭な内張りを形成するのであるが、その硬化性樹脂液を含浸させる際に当該硬化性樹脂液が接着部材を通過することができず、局部的な含浸不良が生じ、内張り材の強度が不足する恐れがある。
特開平10−217335号公報
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、複数層の筒状繊維材料を重ねて接合したものであって、その接合部分が局部的に固くなることがなく、また接合部分を通しての硬化性樹脂液の含浸を阻害することのない、管路の内張り材を提供することを目的とするものである。
而して本発明は、複数の筒状繊維材料を積層してなり、当該筒状繊維材料のうちの少なくとも一つが硬化性樹脂液を含浸可能である管路の内張り材において、前記複数の筒状繊維材料同士が、融点が150℃以下の合成繊維よりなり、目付が50〜150g/m2であり且つ筒状繊維材料の面積の1〜10%の面積を有するテープ状の不織布を介して、溶融接着されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、筒状繊維材料が目付の粗い低融点の合成繊維よりなる不織布を介して溶融接着されているので、その接着部分が硬くなることがなく、また粗い接着部分を通して硬化性樹脂液が筒状繊維材料の中に容易に含浸することができ、含浸不良を生じることがない。
以下本発明を図面に基づいて説明する。図面は本発明の内張り材1を示すものであって、この図面においては二つの筒状繊維材料2a、2bを積層してなっており、内側の筒状繊維材料2aは筒状に織成された筒状織布であり、外側の筒状繊維材料2bは不織布を筒状に丸めてその両側縁を縫合部3で縫合したものである。また筒状繊維材料2bの外表面には、気密性の皮膜層4が形成されている。
筒状繊維材料2bは不織布であって、その内部に多量の硬化性樹脂液を含浸することができる。筒状繊維材料2aは筒状織物であるので、比較的薄くかつ緻密に織られ、内張り材1の強度を負担するものであり、硬化性樹脂液を浸透することはできるが、それ自体多量の硬化性樹脂液を含浸して保持することはできない。
なおこの例においては筒状繊維材料は二層になっているが、さらに多量の硬化性樹脂液を含浸することが求められる場合には、不織布よりなる筒状繊維材料2bをさらに複数層積層することもできる。筒状繊維材料2aを複数層積層することも可能であるが、筒状繊維材料のうちの少なくとも一層は、硬化性樹脂液を含浸することのできる不織布よりなるものとすべきである。
また前記図面の例は、内張り材1を流体圧力により内外面を反転して管路に内張りするための内張り材を想定したものであるが、内張り材1をそのまま管路内に引き込んで内張りするものである場合には、最外部に筒状織布よりなる筒状繊維材料を配し、その内側に一層以上の不織布よりなる筒状繊維材料を配し、その最内面に皮膜層4を形成することが好ましい。
而して本発明においては、積層された筒状繊維材料2a、2bの間に、低融点合成繊維よりなる目付の粗い不織布5を部分的に配し、当該不織布5を介して筒状繊維材料2aと筒状繊維材料2bとを溶融接着している。筒状繊維材料が三層以上に積層されている場合には、その各層の間を不織布5で溶融接着する。
不織布5を構成する低融点合成繊維の融点は、150℃以下であるべきである。その融点が高すぎると溶融接着の際に高温を必要とし、筒状繊維材料2a、2bを構成する繊維が劣化しやすい。
また不織布5の目付は、50〜150g/m2とするべきである。目付が50g/m2未満では、低融点合成繊維の量が少な過ぎ、これが溶融したときに筒状繊維材料2a、2bの繊維間に含浸してしまい、接着に寄与しない。また目付が150g/mを超えると、これが溶融したときに一体の皮膜状を呈し、硬化性樹脂液の含浸を阻害すると共に、内張り材1が局部的に固くなる恐れがある。
不織布5を構成する低融点繊維の素材としては特に限定されるものではなく、ナイロン、ポリエステル、ポリオレフィン、アクリルなどの繊維を使用することができるが、筒状繊維材料2a、2bとの溶融接着性の良好な繊維を選択するのが好ましく、筒状繊維材料2a、2bと同一系統の素材が好ましい。
筒状繊維材料2a、2bがナイロン系の繊維よりなる場合には、低融点繊維の融点は85〜115℃程度のものが好ましく、また筒状繊維材料2a、2bがポリエステル系の繊維よりなる場合には、120〜150℃程度のものが適当である。
不織布5を筒状繊維材料2a、2b間に配する場合、不織布5の面積は筒状繊維材料2a、2bの面積の1〜10%程度の面積とするのが好ましい。不織布5の面積が大きすぎると、筒状繊維材料2a、2bが広範囲に接着され、筒状繊維材料2a、2b間の融通性がなくなり内張り材1が固くなる恐れがあり、また不織布5の面積が小さすぎると、接着不足により筒状繊維材料2a、2bが剥がれる恐れがある。
また不織布5の形状としては、筒状繊維材料2a、2b間に連続して配置するためには、図面に示すように筒状繊維材料2a、2bの長さ方向に延びるテープ状のものとするのが好ましい。また不織布の形態は特に限定されるものではないが、スパンボンド不織布を使用するのが好ましい。
本発明の内張り材1は、筒状繊維材料2a内に硬化性樹脂液を注入し、それを内張り材1の外側からローラーなどで絞って硬化性樹脂液を筒状繊維材料2a、2bに含浸させ、その内張り材1を流体圧力で反転しながら管路内に挿通し、反転した内張り材を前記流体圧力により管路内面に圧接しつつ、硬化性樹脂液を硬化させ、管路の内側に剛直な内張り層を形成する。
本発明によれば、筒状繊維材料2a、2bが不織布5を介して溶融接着されているので、筒状繊維材料2aと筒状繊維材料2bとがずれて厚みの変動や破断を生じることがないと共に、その溶融接着が部分的であるので、筒状繊維材料2aと筒状繊維材料2bとの間で多少のずれが許容されて融通性があり、内張り材1が柔軟で内張り作業を容易に行うことができる。
従って、特に流体圧力により内外面を反転しながら管路に挿通して内張りする工法において使用される内張り材として、反転のために過度の高圧を必要とせず、スムーズな反転及び内張りが可能である。
また筒状繊維材料2aと筒状繊維材料2bとが目付の粗い低融点合成繊維の不織布5により溶融接着されているので、その接着部分が硬化性樹脂液の含浸を阻害することがなく、また局部的に過度に固くなることもない。
本発明の内張り材の斜視図
符号の説明
1 内張り材
2 筒状繊維材料
5 不織布

Claims (1)

  1. 複数の筒状繊維材料(2)積層してなり、当該筒状繊維材料(2)のうちの少なくとも一つが硬化性樹脂液を含浸可能である管路の内張り材(1)において、前記複数の筒状繊維材料(2)同士が、融点が150℃以下の合成繊維よりなり、目付が50〜150g/m 2 であり且つ筒状繊維材料(2)の面積の1〜10%の面積を有するテープ状の不織布(5)を介して、溶融接着されていることを特徴とする、管路の内張り材
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