JP2015501392A5 - - Google Patents

Description

本発明を好ましい態様を参照しながら特に示しかつ記載してきたが、当業者には、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく様々な変更および修正をなし得ることが容易に分かるであろう。例えば、細いリボンなどの細い製織テープを含むテープは、高分子結合剤または樹脂で被覆されてもよく、必要に応じて１枚以上のポリエチレンフィルムなどの１枚以上の外側高分子フィルムと積層されてもよい。また、製織していない一方向に配向した繊維から形成するテープは、高分子結合剤または樹脂被覆物を設けずに製造してもよく、この場合、必要に応じて高分子表面フィルムを繊維外面に付着させて繊維同士の結合を助ける。特許請求の範囲は、開示されている態様、上に記載したそれらの代替形態およびそれらの全ての均等物を包含するように解釈されるものとする。
以下に本発明の態様を記載する。
［１］複数の繊維テープを含む織布であって、各繊維テープは、一方向に実質的に平行に配列されているか、または織布の細片として配列された複数の繊維を含み、該繊維は、必要に応じて、少なくとも部分的に高分子結合剤で被覆されており、該繊維はそれぞれ約７ｇ／デニール以上の引張強度および約１５０ｇ／デニール以上の引張弾性率を有し、各繊維は複数のフィラメントを含み、かつ、該高分子結合剤が存在する場合には、該高分子結合剤は各繊維テープの４０重量％未満を構成する織布。
［２］各繊維テープが２本〜約２０本の繊維を含む、［１］に記載の織布。
［３］各繊維テープが、製織されていない一方向に配向された実質的に平行な繊維の単一のプライを含む、［１］に記載の織布。
［４］各繊維テープが複数の不織繊維プライを含み、各不織繊維プライが、複数の製織されていない一方向に配向された実質的に平行な繊維を含み、該複数の不織繊維プライが単一の単位テープとして一体化されている、［１］に記載の織布。
［５］各繊維テープが織布の細片を含み、各織布の細片が１つ以上の製織繊維層を含む、［１］に記載の織布。
［６］該高分子結合剤が存在し、該高分子結合剤が熱可塑性高分子化合物および／または熱硬化性高分子化合物を含む、［１］に記載の織布。
［７］防弾織布の形成方法であって、
ａ） 各々が、一方向に実質的に平行に配列されているか、または織布の細片として配列された複数の繊維を含む複数の繊維テープであって、該繊維は、必要に応じて、少なくとも部分的に高分子結合剤で被覆されており、該繊維はそれぞれ約７ｇ／デニール以上の引張強度および約１５０ｇ／デニール以上の引張弾性率を有し、各繊維は複数のフィラメントを含み、かつ、該高分子結合剤が存在する場合には、該高分子結合剤は各繊維テープの４０重量％未満を構成する複数の繊維テープを用意する工程と、
ｂ） 該複数の繊維テープを織り合わせることにより織布を形成する工程と、
を含む防弾織布の形成方法。
［８］該織布が約２本〜約１０本の繊維テープを含み、各繊維テープが２本〜約２０本の繊維を含む、［７］に記載の方法。
［９］一体化された複数の織布を含む多層防弾複合材料であって、各織布は複数の繊維テープを含み、各繊維テープは、一方向の実質的に平行に配列されているか、または織布の細片として配列された複数の繊維を含み、該繊維は、必要に応じて、少なくとも部分的に高分子結合剤で被覆されており、該繊維はそれぞれ約７ｇ／デニール以上の引張強度および約１５０ｇ／デニール以上の引張弾性率を有し、各繊維は複数のフィラメントを含み、かつ、該高分子結合剤が存在する場合には、該高分子結合剤は各繊維テープの４０重量％未満を構成する多層防弾複合材料。
［１０］
各繊維テープが複数の不織繊維プライを含み、各不織繊維プライが、複数の製織されていない一方向に配向された実質的に平行な繊維を含み、該複数の不織繊維プライが単一の単位テープとして一体化されている、［９］に記載の多層防弾複合材料。