JP4894280B2 - スクレーパ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ベルトコンベアの近傍に設けられ、そのベルトコンベアにより運搬された被運搬物をスクレーパ板を用いてベルトコンベアの外側方に案内するスクレーパ装置に関するものである。
従来、鉱石、砂利、石炭などのバラ物材料、又は箱、袋などのかさ物を一定の道筋に沿って一定距離を連続的に運搬する装置としてベルトコンベアが知られている。このベルトコンベアは駆動ローラと被動ローラの間に無端のベルトが掛け渡されて構成され、駆動ローラをモータ等により回転させることによりそのベルトを移動させるように構成される。そして、移動するベルト上に上述したバラ物又はかさ物を搭載することによりそのバラ物又はかさ物がベルトとともに移動して一定距離を連続的に運搬することができるようになっている。
一方、複数種類の材料を用いる業界では、その材料の種類毎にベルトコンベアを設けるとベルトコンベアが増加して設備が大型化するので、単一のベルトコンベアにより複数種類の材料を運搬することが行われる。そして、ベルトコンベアが運搬する材料毎にその種類毎に定められたバケット等の貯蔵設備や別のコンベア(以下、「バケット」という。)をそのベルトコンベアの側方に準備し、ベルトコンベアに載せられて運搬された材料がそれに対応するバケットに達した時点でベルトコンベアからその材料をそのバケット内に落とし込むことことにより、単一のベルトコンベアにより複数種類の材料を運搬可能にしている。
ここで、ベルトコンベアに載せられて運搬された材料をスクレーパ板を用いて掻き取ることが知られており(例えば、特許文献1参照。)、そのようなスクレーパ板を用いてベルトコンベアにより運搬された被運搬物をそのベルトコンベアの側方に設けられたバケット内に落とし込むスクレーパ装置が開発されている。このスクレーパ装置では、ベルトコンベアの上方に架台を上下動可能に設け、その架台の下降時にベルトコンベアの進行方向に対して所定の角度をもってベルトコンベア上を横断するスクレーパ板をその架台に固定している。そして、このスクレーパ装置では、架台を下降させてベルトコンベア上にスクレーパ板を横断させると、ベルトコンベア上に載せられて移動する被運搬物はその移動方向に所定の角度を持つスクレーパ板に案内されてベルトコンベアの進行方向側方に案内され、ベルトコンベアの側端縁から側方に排出され、その被運搬物である材料に対応するバケットの内部に落とし込むことができるようになっている。
特開平7−251416号公報(明細書[0006]のスクレーパ、図1の符号12)
しかし、被運搬物が鉱石、砂利、石炭などのバラ物材料である場合には、被運搬物が比較的堅いものであるために、それらをベルトコンベアの外側方に案内するスクレーパ板に摩耗が生じる。架台に固定されたスクレーパ板が摩耗してそのスクレーパ板とベルトコンベアとの間に隙間が生じると、その隙間から被運搬物がそのスクレーパ板を越えて下流側に流れる不具合がある。また、被運搬物である材料がスクレーパ板を越えて下流側に流れると、他の材料をベルトコンベアから掻き取る下流側のスクレーパ板により他の材料におけるバケット等に落とし込まれることも考えられ、被運搬物である材料がスクレーパ板を越えて下流側に流れるような事態を有効に防止することが望まれる。
本発明の目的は、スクレーパ板に摩耗が生じてもそのスクレーパ板とベルトコンベアとの間に隙間が生じることを防止し得るスクレーパ装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、被運搬物がスクレーパ板を通過して下流側に運搬されることを防止し得るスクレーパ装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、図1に示すように、ベルトコンベア11の上方に上下動可能に設けられた架台16と、架台16に設けられ架台16の下降時にベルトコンベア11の進行方向に対して所定の角度をもってベルトコンベア11上を横断しベルトコンベア11上に載せられて移動する被運搬物12をベルトコンベア11の進行方向側方に案内する主スクレーパ板22とを備えたスクレーパ装置の改良である。
その特徴ある構成は、主スクレーパ板22が金属板である支持板22aと、その支持板22aに積層された樹脂板22bからなり、架台16のベルトコンベア11の移動方向上流側に上方に向かって突出する鉛直軸16aが複数形成され、主スクレーパ板22を構成する支持板22aを複数の鉛直軸16aに嵌入することで、主スクレーパ板22が鉛直軸16aに沿って上下動可能に架台16に取付けられ、架台16の下降時に主スクレーパ板22の下端が主スクレーパ板22の自重によりベルトコンベア11の上面に接触するように主スクレーパ板22が架台16に上下動可能に設けられたところにある。
この請求項1に記載されたスクレーパ装置では、主スクレーパ板22を架台16に上下動可能に設け、その自重によりその下面がベルトコンベア11の上面に接触するようにしたので、主スクレーパ板22に摩耗が生じると、その摩耗した量だけ主スクレーパ板22が自重により下降して、その主スクレーパ板22とベルトコンベア11との間に隙間が生じることを防止する。これにより、その隙間から被運搬物12がその主スクレーパ板22を越えて下流側に流れるような事態を有効に回避することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明であって、主スクレーパ板22のベルトコンベア11の移動方向下流側に主スクレーパ板22と平行に補助スクレーパ板23が設けられ、補助スクレーパ板23が補助支持部材23aと、その補助支持部材23aの主スクレーパ板22に対向する部分に取付けられた補助樹脂板23bからなり、補助支持部材23aには上方に向かって突出する取付軸23cが複数形成され、複数の取付軸23cは架台16に貫通して上下動可能に設けられ、架台16を下方から上方に貫通した取付軸23cの上端部分にはその取付軸23cが架台16から抜け落ちることを防止する大径部23dが形成され、補助スクレーパ板23は架台16の下降時に自重により下端がベルトコンベア11の上面に接触するように架台16に上下動可能に設けられ、下端がベルトコンベア11の上面に接触した状態で補助スクレーパ板23はベルトコンベア11上に載って主スクレーパ板22を通過する被運搬物12をベルトコンベア11の進行方向側方に案内するように構成されたことを特徴とする。
この請求項2に記載されたベルトコンベアのスクレーパ装置では、被運搬物12が主スクレーパ板22を越えて下流側に流れるような事態が生じたとしても、主スクレーパ板22より下流側に設けられた補助スクレーパ板23がそのベルトコンベア11上に載って主スクレーパ板22を通過する被運搬物12をベルトコンベア11の進行方向側方に案内するので、被運搬物12が主スクレーパ板22と補助スクレーパ板23の双方を越えて下流側に流れるような事態を有効に回避することができる。
本発明のベルトコンベアのスクレーパ装置では、主スクレーパ板が金属板である支持板と、その支持板に積層された樹脂板からなり、架台のベルトコンベアの移動方向上流側に上方に向かって突出する鉛直軸が複数形成され、主スクレーパ板を構成する支持板を複数の鉛直軸に嵌入することで、主スクレーパ板が鉛直軸に沿って上下動可能に架台に取付けられ、架台の下降時に主スクレーパ板の下端が主スクレーパ板の自重によりベルトコンベアの上面に接触するように主スクレーパ板を架台に上下動可能に設けたので、主スクレーパ板に摩耗が生じると、その摩耗した量だけ主スクレーパ板が自重により下降して、その主スクレーパ板とベルトコンベアとの間に隙間が生じることを防止する。これにより、その隙間から被運搬物がその主スクレーパ板を越えて下流側に流れるような事態を有効に回避することができる。
また、主スクレーパ板のベルトコンベアの移動方向下流側に主スクレーパ板と平行に補助スクレーパ板を設け、補助スクレーパ板が補助支持部材と、その補助支持部材の主スクレーパ板に対向する部分に取付けられた補助樹脂板からなり、補助支持部材には上方に向かって突出する取付軸が複数形成され、複数の取付軸は架台に貫通して上下動可能に設けられ、架台を下方から上方に貫通した取付軸の上端部分にはその取付軸が架台から抜け落ちることを防止する大径部が形成され、その補助スクレーパ板の下端がベルトコンベアの上面に接触した状態で補助スクレーパ板がベルトコンベア上に載って主スクレーパ板を通過する被運搬物をベルトコンベアの進行方向側方に案内するように構成すれば、被運搬物が主スクレーパ板を越えて下流側に流れるような事態が生じたとしても、補助スクレーパ板がそのベルトコンベア上に載って主スクレーパ板を通過する被運搬物をベルトコンベア11の進行方向側方に案内するので、被運搬物が主スクレーパ板と補助スクレーパ板の双方を越えて下流側に流れるような事態を有効に回避することができる。
次に本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図4に示すように、本発明のスクレーパ装置10は、ベルトコンベア11により運搬される被運搬物12を、後述するスクレーパ板21を用いてベルトコンベア11の進行方向外側方に案内させるものである。ベルトコンベア11は駆動ローラ11aと被動ローラ11bの間に無端のベルト11cが掛け渡されて構成され、駆動ローラ11aを図示しないモータ等により回転させることによりそのベルト11cを移動させ、そのベルト11c上に載せられた被運搬物12を運搬可能に構成される。被運搬物12が実際に載せられる上側のベルト11cの下面にはその長手方向に所定の間隔をあけて複数の支持ローラ11dが設けられ、被運搬物12が載せられることに起因するベルト11cの弛みを防止するように構成される。
図4は、2本のベルトコンベア11,11がL字状に配置された場合を例示している。説明を簡単にするために、図4では、上流側のベルトコンベア11を側面視で示し、下流側のベルトコンベア11を上面視で示している。そして、上流側のベルトコンベア11の上流端には、被運搬物12を投入してそのベルトコンベア11上にその被運搬物12を載せるホッパ13が設けられる。一方、下流側のベルトコンベア11には本発明のスクレーパ装置10が所定の間隔をあけて複数(図4では4つ)設けられる。一方、スクレーパ装置10が設けられたベルトコンベア11の側方には、そのベルトコンベア11が運搬する材料毎に定められたバケット14が設けられ、ベルトコンベア11に載せられて運搬された材料がそれに対応するバケット14に達した時点でベルトコンベア11からその材料をそのバケット14内に落とし込むように本発明のスクレーパ装置10が設けられる。
図4では、4つのスクレーパ装置10が設けられたベルトコンベアの下流側端部にもバケット15が設けられ、いずれのスクレーパ装置10によっても外側方に落とし込まれずに、この下流側端部にまで達した被運搬物12はベルト11cが駆動ローラ11aに達して折り返す際に自重によりこのバケット15の内部に落ち込むように構成される。このようにして、単一のベルトコンベア11により、そのスクレーパ装置10の数に相応する複数種類の材料を運搬することが可能となり、その材料の種類毎にベルトコンベア11を設けことを不要として設備が大型化することを防止している。
図1〜図3に示すように、本発明のスクレーパ装置10は、ベルトコンベア11の上方に上下動可能に設けられた架台16と、その架台16に設けられたスクレーパ板21とを備える。この実施の形態では、ベルトコンベア11を跨ぐゲート状部材17が設けられ、このゲート状部材17に3個のクランク部材19(図1及び図2には1つのクランク部材、図3には2つのクランク部材を代表して示す。)を介して架台16が上下動可能に設けられる。具体的に説明すると、ゲート状部材17には回転軸19aが台座19bを介してベルトコンベア11の上方でそのベルトコンベア11を横断する方向に設けられる。この回転軸19aの両端にクランク部材19の中央部分が取付けられ、この回転軸19aを回転中心としてクランク部材19はゲート状部材17に枢支される。
一方、そのゲート状部材17の上部にはエアシリンダ18が取付けられる。そのエアシリンダ18の突出軸18aはベルトコンベア11の進行方向に平行にエアシリンダ18に対して出没可能に設けられ、その突出軸18aの先端はクランク部材19の上端に枢支される。そして、このクランク部材19の下端に架台16が枢支される。架台16の上流側端縁は上面視でベルトコンベア11の進行方向に対して所定の角度をもってそのベルトコンベア11と交差するように構成される。そして、エアシリンダ18は図1に示すようにその突出軸18aを突出させることによりクランク部材19は回転軸19aを回転中心としてその下端を下げる方向に回転し、クランク部材19の下端に枢支された架台16を下降させるように構成される。一方、図2に示すように突出した突出軸18aを没入させることによりクランク部材19は回転軸19aを回転中心としてその下端を上げる方向に回転し、クランク部材19の下端に枢支された架台16を上昇させるように構成される。このようにして架台16はベルトコンベア11の上方に上下動可能に設けられる。
図1及び図2に示すように、架台16にはスクレーパ板21が設けられる。この実施の形態におけるスクレーパ板21は主スクレーパ板22と補助スクレーパ板23の2枚から構成される。主スクレーパ板22は架台16のベルトコンベア11の進行方向に対して所定の角度をもって交差する上流側端縁に取付けられ、補助スクレーパ板23は主スクレーパ板22の下流側にその主スクレーパ板22と平行に設けられる。主スクレーパ板22は金属板である支持板22aと、その支持板22aに積層された超高分子ポリエチレン(ハイモラー)からなる樹脂板22bからなる。ベルトコンベア11の移動方向上流側の架台16には上方に向かって突出する鉛直軸16aが複数形成され、主スクレーパ板22を構成する支持板22aがこの鉛直軸16aに嵌入される。これにより主スクレーパ板22はこの鉛直軸16aに沿って上下動可能に架台16に取付けられ、架台16の上流側端縁に取付けられることにより図3に示すようにこの主スクレーパ板22は架台16の下降時にベルトコンベア11の進行方向に対して所定の角度をもってベルトコンベア11上を横断するように構成される。そして、図1に示すように、架台16の下降時に主スクレーパ板22の下端が主スクレーパ板22の自重によりそのベルトコンベア11の上面に接触するように主スクレーパ板22が架台16に設けられる。従って、架台16を下降させてベルトコンベア11上にスクレーパ板21を横断させると、図3の実線矢印で示すように、ベルトコンベア11上に載せられて移動する被運搬物12はその移動方向に所定の角度を持つ主スクレーパ板22に案内されてベルトコンベア11の進行方向側方から排出され、その被運搬物12である材料に対応するバケット14の内部に落とし込むことができるように構成される。
図1に戻って、補助スクレーパ板23は補助支持部材23aと、その補助支持部材23aの主スクレーパ板22に対向する部分に取付けられた補助樹脂板23bからなり、補助支持部材23aには上方に向かって突出する取付軸23cが複数形成される。複数の取付軸23cは架台16に貫通して上下動可能に設けられ、架台16を下方から上方に貫通した取付軸23cの上端部分にはその取付軸23cが架台16から抜け落ちることを防止する大径部23dが形成される。補助スクレーパ板23はこの取付軸23cが架台16に対して上下動することにより架台16に対して上下動可能に取付けられ、これにより補助スクレーパ板23は架台16の下降時に主スクレーパ板22と平行に、ベルトコンベア11の進行方向に対して所定の角度をもってベルトコンベア11上を横断するように構成される。そして、この補助スクレーパ板23は架台16の下降時に自重によりその下端がベルトコンベア11の上面に接触するように架台16に設けられ、下端がベルトコンベア11の上面に接触した状態で補助スクレーパ板23はベルトコンベア11上に載って主スクレーパ板22を通過する被運搬物12をベルトコンベア11の進行方向側方に案内するように構成される。
一方、図2に詳しく示すように、主スクレーパ板22及び補助スクレーパ板23は、架台16が上昇するとその架台16とともにそれぞれ上昇し、主スクレーパ板22及び補助スクレーパ板23の双方の下端とベルトコンベア11の上面との間には被運搬物12が通過可能な隙間が生じるように構成される。
このように構成されたスクレーパ装置は、そのベルトコンベア11を用いて複数種類の被運搬物12が運搬された際に、ベルトコンベア11に載せられて運搬された被運搬物がそれに対応するバケット14に達した時点でベルトコンベア11からその被運搬物をそのバケット14内に落とし込むものである。このバケット14への落とし込みは、図1に示すように、エアシリンダの突出軸18aを突出させることによりクランク部材19を介して架台16を下降させ、主スクレーパ板22の下端を主スクレーパ板22の自重によりベルトコンベア11の上面に接触させることにより行われる。架台16を下降させてベルトコンベア11上にスクレーパ板21を横断させると、図3の実線矢印で示すように、ベルトコンベア11上に載せられて移動する被運搬物12はその移動方向に所定の角度を持つ主スクレーパ板22に案内されてベルトコンベア11の進行方向側方から排出される。これにより、その被運搬物12である材料に対応するバケット14の内部に落とし込むことができる。これにより、単一のベルトコンベア11により複数種類の材料を運搬することを可能とする。
一方、被運搬物が鉱石、砂利、石炭などのバラ物材料である場合には、主スクレーパ板22に摩耗が生じるけれども、本発明のスクレーパ装置10では、主スクレーパ板22を架台16に上下動可能に設け、その自重によりその下面がベルトコンベア11の上面に接触するようにしたので、主スクレーパ板22に摩耗が生じると、その摩耗した量だけ主スクレーパ板22が自重により下降して、その主スクレーパ板22とベルトコンベア11との間に隙間が生じることを防止することができる。これにより、その隙間から被運搬物12がその主スクレーパ板22を越えて下流側に流れるような事態を回避することができる。
仮に、被運搬物12が主スクレーパ板22を越えて下流側に流れるような事態が生じたとしても、本発明のスクレーパ装置10では、主スクレーパ板22より下流側に補助スクレーパ板23を設けているので、その補助スクレーパ板23がベルトコンベア11上に載って主スクレーパ板22を通過する被運搬物12をベルトコンベア11の進行方向側方に案内する。この結果、被運搬物12が主スクレーパ板22と補助スクレーパ板23の双方を越えて下流側に流れるような事態を有効に回避することができる。これにより、被運搬物12がスクレーパ板21を越えて下流側に流れ、他の種類の被運搬物をベルトコンベア11から掻き取る下流側のスクレーパ装置により他の種類の被運搬物におけるバケット14等に落とし込まれるような事態を有効に防止することができる。
一方、ベルトコンベア11に載せられて運搬された被運搬物を通過させて下流側のバケットにその被運搬物を落とし込ませる場合には、架台16を上昇させる。すると、図2に詳しく示すように、主スクレーパ板22及び補助スクレーパ板23は、架台16とともにそれぞれ上昇し、主スクレーパ板22及び補助スクレーパ板23の双方の下端とベルトコンベア11の上面との間に隙間を生じさせる。これにより、被運搬物12はその隙間を通過してベルトコンベア11の下流側に流れ、その下流側に設けられたスクレーパ装置10等により、その被運搬物の種類に対応するバケット14内に落とし込まれる。
本発明実施形態のスクレーパ装置を示す図3のA−A線断面図である。 その装置のスクレーパが上昇した状態を示す図1に対応する断面図である。 その装置の上面図である。 その装置がコンベアに設けられた状態を示す概念図である。
符号の説明
11 ベルトコンベア
16 架台
12 被運搬物
22 主スクレーパ板
23 補助スクレーパ板

Claims (2)

  1. ベルトコンベア(11)の上方に上下動可能に設けられた架台(16)と、前記架台(16)に設けられ前記架台(16)の下降時に前記ベルトコンベア(11)の進行方向に対して所定の角度をもって前記ベルトコンベア(11)上を横断し前記ベルトコンベア(11)上に載せられて移動する被運搬物(12)を前記ベルトコンベア(11)の進行方向側方に案内する主スクレーパ板(22)とを備えたスクレーパ装置において、
    前記主スクレーパ板(22)が金属板である支持板(22a)と、その支持板(22a)に積層された樹脂板(22b)からなり、
    前記架台(16)の前記ベルトコンベア(11)の移動方向上流側に上方に向かって突出する鉛直軸(16a)が複数形成され、
    前記主スクレーパ板(22)を構成する前記支持板(22a)を前記複数の鉛直軸(16a)に嵌入することで、前記主スクレーパ板(22)が前記鉛直軸(16a)に沿って上下動可能に前記架台(16)に取付けられ、
    前記架台(16)の下降時に前記主スクレーパ板(22)の下端が前記主スクレーパ板(22)の自重により前記ベルトコンベア(11)の上面に接触するように前記主スクレーパ板(22)が前記架台(16)に上下動可能に設けられた
    ことを特徴とするスクレーパ装置。
  2. 主スクレーパ板(22)のベルトコンベア(11)の移動方向下流側に前記主スクレーパ板(22)と平行に補助スクレーパ板(23)が設けられ、
    前記補助スクレーパ板(23)が補助支持部材(23a)と、その補助支持部材(23a)の前記主スクレーパ板(22)に対向する部分に取付けられた補助樹脂板(23b)からなり、
    前記補助支持部材(23a)には上方に向かって突出する取付軸(23c)が複数形成され、
    前記複数の取付軸(23c)は前記架台(16)に貫通して上下動可能に設けられ、
    前記架台(16)を下方から上方に貫通した取付軸(23c)の上端部分にはその取付軸(23c)が架台(16)から抜け落ちることを防止する大径部(23d)が形成され、
    前記補助スクレーパ板(23)は前記架台(16)の下降時に自重により下端が前記ベルトコンベア(11)の上面に接触するように前記架台(16)に上下動可能に設けられ、下端が前記ベルトコンベア(11)の上面に接触した状態で前記補助スクレーパ板(23)は前記ベルトコンベア(11)上に載って前記主スクレーパ板(22)を通過する被運搬物(12)を前記ベルトコンベア(11)の進行方向側方に案内するように構成された請求項1記載のスクレーパ装置。
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