JP4892539B2 - 複合発電プラント及び排熱回収ボイラ - Google Patents

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Description

本発明は複合発電プラント及び排熱回収ボイラに関する。
ガスタービンからの排ガスの熱エネルギーを有効利用する手段の1つとして、排熱回収ボイラ(Heat Recovery Steam Generator(以下、HRSGと称する))がある。例えば、ガスタービン設備と蒸気タービン設備を組み合わせた複合発電プラント(コンバインドサイクル発電プラント)におけるHRSGは、蒸気タービン設備に供給するための蒸気をガスタービン設備からの排ガスで発生させている(特許文献1等参照)。
ところで、上記のようなHRSGを備えたガスタービン設備では、夏季等で大気温度が高くなると、HRSGの出口における排ガス温度(HRSG出口排ガス温度)が低下して、煙突から大気へ排出される排ガス温度(煙突出口排ガス温度)が低下することがある。このように煙突出口排ガス温度が低下すると、煙突を通る排ガスのドラフト力(排気力)が弱まる。
所定のドラフト力が要求されているため、高大気温度時にも、HRSG出口排ガス温度を上昇させる工夫が必要となる。従来、大気温度上昇に起因するHRSG出口排ガス温度の低下を回避する手段としては、高大気温度時の条件でHRSGを設計する等の方法が採用されている。
特開2007−92721号公報
しかし、HRSG出口排ガス温度の低下を回避するために、高大気温度時の条件でHRSGを設計すると、大気温度が低下した場合にHRSGでの熱回収が、低大気温度時の条件でHRSGを設計した場合と比較して低下する。このようにHRSGでの熱回収量が減少し、熱効率とプラント出力が低下する。
HRSGからの排ガスを別途設置した加熱装置により加熱し排ガス温度を上昇させることも考えられるが、この場合、熱源が必要となるため効率低下し、また、追加設備が必要となるためコストアップとなる。
また、HRSG出口排ガス温度の低下を回避する場合(HRSG出口排ガス温度を上昇させる必要がある場合)としては、煙突を通る排ガスのドラフトを確保する場合の他、排ガス温度が酸露点以下とならないようにする場合や、煙突から排出される排ガス中の蒸気が露点以下となり白煙化するのを防止する場合などがある。これらの場合においても、熱効率の低下を抑え、また、加熱装置などの追加設備を必要としない技術が望まれる。
また、複合発電プラントの他、排熱源からの排ガスで熱媒体を蒸発させ、その蒸発した熱媒体をドラムに収集し、このドラムから熱媒体を熱媒体利用設備に供給する排熱回収ボイラにおいても同様の課題が生ずる。
本発明の目的は、熱効率を極力下げることなく、また、加熱装置などの追加設備を設けることなく、排ガス温度の低下を回避する(排ガス温度を上昇させる)ことができる複合発電プラントおよび排熱回収ボイラを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、複合発電プラントにおいて、排熱回収ボイラの出口における排ガス温度を検出し、排ガス温度が設定温度未満のとき、排熱回収ボイラから蒸気タービンへ蒸気を供給する蒸気管に設けられた蒸気加減弁又は蒸気止弁の開度を絞るようにしたことを特徴とする。ここで、蒸気加減弁と蒸気止弁の両方の開度を絞る場合も含む。また、蒸気加減弁又は蒸気止弁としては、蒸気加減弁と蒸気止弁が一体化した蒸気組合せ弁の場合も含む。
また、本発明は、上記目的を達成するために、複合発電プラントの排熱回収ボイラの出口における排ガス温度を上昇させる運転方法として、排熱回収ボイラから蒸気タービンへ蒸気を供給する蒸気管に設けられた蒸気加減弁又は蒸気止弁の開度を絞り、排熱回収ボイラのドラム内の圧力を高く調整することを特徴とする。ここで、蒸気加減弁又は蒸気止弁の開度を絞る操作は、排熱回収ボイラの出口温度が設定温度よりも低くなった場合に実施するのが望ましい。
さらに、本発明は、上記目的を達成するために、排熱回収ボイラにおいて、ドラムから熱媒体を熱媒体利用設備に供給する熱媒体供給系統と、この熱媒体供給系統に設けられ、熱媒体利用設備に供給される熱媒体の量を調節する蒸気量調節手段と、排熱回収ボイラの出口における排ガス温度を検出する排ガス温度検出手段と、この排ガス温度検出手段の検出温度が、設定温度以上に保持されるように、蒸気量調節手段によってドラム内の圧力を調節する制御装置とを備えることを特徴とする。
本発明では、排ガス温度を設定温度以上に上昇させたい場合、蒸気加減弁又は蒸気止弁の開度を絞るようにしている。蒸気加減弁又は蒸気止弁の開度を絞ると、蒸気タービンへ供給される蒸気量が減少するとともに排熱回収ボイラのドラム内の圧力が上昇するので、ドラムで発生する蒸気量が減少する。これにより、排熱回収ボイラにおける熱交換量が減少するので、排ガスの温度を上昇させることができる。従って、本発明では、例えば、高大気温度時の条件で排熱回収ボイラを設計することなく、即ち、熱効率を極力下げることなく、そして、加熱装置などの追加設備を設けることなく、排熱回収ボイラ出口排ガス温度の低下を回避する(排熱回収ボイラ出口排ガス温度を上昇させる)ことができる。
また、排熱源からの排ガスで熱媒体を蒸発させ、その蒸発した熱媒体をドラムに収集し、このドラムから熱媒体を熱媒体利用設備に供給する排熱回収ボイラにおいても同様にして効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態である排熱回収ボイラ設備の概略図である。
排熱回収ボイラ(HRSG)11は、ガスタービン設備のガスタービンからの排ガス30で水(熱媒体)を蒸発させる。HRSG11で発生した水蒸気(蒸発した熱媒体)は、蒸気管(熱媒体供給系統)31を流通し、蒸気利用設備に供給される。蒸気管31には、流通する水蒸気量を調節する蒸気調節弁(蒸気量調節手段)24が設けられている。蒸気調節弁24は、HRSG11の出口における排ガス14の温度(HRSG出口排ガス温度)を検出する排ガス温度検出器(排ガス温度検出手段)12の出力を入力とする制御装置17からの信号に基づき操作される。制御装置17からの信号に基づき蒸気調節弁24の絞り量を調節することにより、HRSG出口排ガス温度が設定温度以上となるように保持されている。
なお、ガスタービン設備は、吸い込んだ空気を圧縮する圧縮機と、この圧縮機からの圧縮空気と燃料を混合して燃焼ガスを発生させる燃焼器と、この燃焼器からの燃焼ガスによって回転駆動されるガスタービンを備えている。HRSG11に供給される排ガス30はこのガスタービンから排出されている。
HRSG11は、排ガス30によって蒸発した水蒸気が収集されるドラム13を備えている。ドラム13の下部には、HRSG11内に収納された循環管路(図示せず)が接続されており、ドラム13に供給された水は、この循環管路を通過する過程で排ガス30に加熱されて蒸発し、ドラム13の上部に水蒸気として収集される。
蒸気管31は、ドラム13の上部に接続されており、HRSG11が発生させた水蒸気を発電や熱源に利用する蒸気利用設備(熱媒体利用設備)に供給している。蒸気管31に設けられた蒸気調節弁24を絞ると、蒸気利用設備に供給される水蒸気量が減少するとともに、ドラム13内の圧力が上昇する。すなわち、本実施の形態における蒸気調節弁24は、ドラム13内の圧力調節手段としても機能している。
制御装置17には、排ガス温度検出器12から排ガス14の検出温度が入力されている。本実施の形態における制御装置17は、この検出温度が排ガス14のドラフト力(排気力)を確保するために設定した設定温度T1以上に保持されるように、蒸気調節弁14の絞り量を調節している。なお、本実施の形態における制御装置17は、ガスタービンの起動時及び停止時を除く状態(すなわち、定格負荷運転及び部分負荷運転時(以下、「通常運転時」と称する))において排ガス14の温度を制御するものとする。
ここで、設定温度T1とは、大気温度が上昇した場合にも、排ガス14が煙突を介して大気に放出される際に窒素酸化物等の大気汚染物質の拡散が阻害されない程度に排ガス14のドラフト力が確保される温度のことを示す。すなわち、排ガス14の温度が設定値T1以上に保持されていれば、大気温度が上昇した場合にも、上記のドラフト力を発生するために必要な温度差を煙突出口排ガス温度と大気温度の間で確保できる。
上記のように構成されるガスタービン設備において、通常運転中に大気温度が上昇すると、排ガス14の温度が低下していく。このとき、制御装置17は、温度検出器12から入力される検出温度から排ガス14の温度が設定温度T1未満に達したことを察知すると、蒸気調節弁24に対して開度を絞る操作信号を出力する。このように蒸気調節弁24の開度が制御装置17によって絞られると、蒸気利用設備へ供給される水蒸気量が減少するとともにドラム13内の圧力が上昇するので、ドラム13で発生する水蒸気量が減少する。これにより、HRSG11における熱交換量が減少するので、排ガス14の温度を上昇させることができる。そして、制御装置17は、温度検出器12の検出温度を参照しながら、排ガス14の温度が設定温度T1以上に達するまで蒸気調節弁24を絞っていき、排ガス14の温度をT1以上に保持する。これにより、大気温度が上昇しても、排ガス14の温度を上昇させることができる。
なお、上記では、ドラム13内の圧力を検出する圧力検出器(圧力検出手段)を別途設けて、実際にドラム13内の圧力を監視しながら排ガス14の温度調整を行っても良い。このようにドラム13内の圧力を監視しながら排ガス14の温度を調節すれば、排ガス14の温度制御の精度を向上させることができる。
次に、従来技術における課題に触れつつ、本実施の形態の効果について説明する。
一般的に、煙突を通過する際の温度が高いほど、排ガスのドラフトカが高まり、大気へ放出される際の窒素酸化物等の大気汚染物質の拡散力が高まる傾向がある。しかし、夏季等の大気温度が高い場合は、排ガス温度と大気温度の温度差(ΔT)が小さくなるので、ドラフト力が弱まってしまい大気汚染物質の拡散力が弱まる傾向がある。
このような課題に対して、従来は、高大気温度時における排ガスのドラフト力を確保するために、(1)高大気温度時の条件でHRSGを設計したり、(2)HRSGからの排ガスの加熱装置を別途設ける等して、高大気温度時の排ガス温度を上昇させてドラフト力の確保を図ろうとしている。しかし、上記(1)の対策では、排ガス温度制御は不要であるが、大気温度が低下した場合に、低大気温度時の条件でHRSGを設計した場合と比較してHRSGにおける熱回収が不充分になって熱効率が低下するおそれがあり、上記(2)の対策では、加熱装置で利用するエネルギーの確保のためにエネルギー効率が低下するおそれがあり、また、追加設備が必要となるためにコストアップにつながる。
これに対して、本実施の形態のガスタービン設備は、排ガス14の温度が設定値温度T1以上に保持されるように蒸気調節弁24を絞る制御装置17を備えている。このように蒸気調節弁24を絞ると、高大気温度時にも排ガス14の温度を上昇させることができるので、排ガス14のドラフト力を一定以上に保持することができる。したがって、本実施の形態によれば、大気温度が上昇しても排ガス14の温度が一定値以上に保持されるので、熱効率を極力下げることなく排ガス14のドラフト力を確保できる。また、本実施の形態は、HRSG11に排ガス14用の加熱装置等、特別な装置を別途設ける必要もないので、エネルギー効率の低下が生じないだけでなく、ガスタービン設備の改造に要するコストが低いこともメリットである。
なお、上記の説明では、排ガス14の温度が設定温度T1以上に保持されるようにドラム13の圧力を調節する方法について説明したが、HRSG11における熱効率を向上させる観点からは、前記設定温度T1を排ガス14の目標温度とし、当該目標温度に排ガス14の温度が近づくようにドラム13の圧力を調節することが好ましい。このようにすれば、排ガス14の温度上昇を必要最小限に抑制することができるので、HRSG11における熱効率の低下を抑制することができる。なお、この場合には、温度検出器12による検出温度と設定温度T1の温度差を利用して蒸気調節弁24の絞り量を調節することが好ましい。
また、上記の説明では、ガスタービン設備を排熱源としているが、ディーゼルエンジンを排熱源として、排ガスをHRSG11に導入するようにした場合にも、本発明を適用可能である。
さらに、上記の説明では、排ガス温度を上昇させる場合として、排ガスのドラフト力を確保する場合を例として説明したが、その他に排ガス温度を上昇させる場合にも同様に適用できる。例えば、排ガス温度が低くなり酸露点以下となると、使用する燃料によっては、HRSG出口付近の伝熱管上に硫酸を含む蒸気が液化して付着しHRSG伝熱管の腐食を引き起こす可能性がある。このため、設定温度T1を排ガス温度が酸露点以下とならない温度として、排ガス温度を設定温度以上に保持する。また、例えば、排ガス温度が低くなると、煙突から排出される排ガス中の蒸気が露点以下となり白煙化する可能性がある。プラントによっては、環境規制上、白煙排出に制約がある場合がある。このため、設定温度T1を、蒸気の露点よりも高い温度とし排ガス温度を設定温度以上に保持する。
このように、本発明では、通常運転中の排ガス温度の低下を回避する(排ガス温度を上昇させる)必要がある場合に広く適用可能である。
図2は本発明の第2の実施の形態である複合発電プラントにおけるHRSG付近の概略図である。なお、先の図と同じ部分には同じ符号を付して説明は省略する(後の図も同様とする)。
本実施の形態は、HRSG11で生成した蒸気を蒸気管31Aを介して蒸気タービン設備の蒸気タービンに供給することで、ガスタービン設備と蒸気タービン設備を組み合わせた複合発電プラントを構成している点で第1の実施の形態のものと異なる。
図2に示した複合発電プラントは、蒸気タービン設備(図示せず)に水蒸気を供給するための蒸気管31Aと、蒸気タービン設備における蒸気タービンに供給される水蒸気の量を調節する蒸気加減弁16と、蒸気タービン設備への水蒸気の供給を停止する蒸気止弁15を備えている。蒸気加減弁16と蒸気止弁15は蒸気管31Aに設けられており、蒸気加減弁16は蒸気止弁15の下流側に配置されている。蒸気管31Aを介して蒸気タービン設備に供給された水蒸気は、蒸気タービンに供給され、その蒸気タービンを回転駆動する。
上記のように構成される本実施の形態では、ドラム13内の圧力を上昇させる手段として、蒸気加減弁16が利用されている。排ガス14の温度に基づいて蒸気加減弁16を絞ると、第1の実施の形態と同様に排ガス14の温度を上昇させることができる。したがって、本実施の形態においても、熱効率を極力下げることなく排ガス14のドラフト力を確保することができる。また、第1の実施の形態と同様に、ドラフト力を確保する場合以外に、通常運転中の排ガス温度の低下を回避する(排ガス温度を上昇させる)必要がある場合に広く適用可能である。
また、この複合発電プラントの運転方法という観点でみれば、排熱回収ボイラの出口における排ガス温度を上昇させる必要がある場合、排ガス温度の上昇させる運転方法として、蒸気加減弁の開度を絞り、排熱回収ボイラのドラム内の圧力を高く調整する運転方法であると言える。ここで、蒸気加減弁の開度を絞る操作は、排熱回収ボイラの出口温度が設定温度よりも低くなった場合に実施することにより、蒸気加減弁を煩雑に操作する必要がなく、また、不必要に蒸気加減弁を絞らないので効率低下も抑制される。
図3は本発明の第3の実施の形態である複合発電プラントにおけるHRSG付近の概略図である。
この図に示す複合発電プラントは、蒸気加減弁16及び蒸気止弁15に対して操作信号を出力する制御装置17Aを備えている。このように蒸気止弁15の開度を制御装置17Aによって調節可能に構成すると、ドラム13内の圧力を上昇させるために蒸気加減弁16だけでなく蒸気止弁15も利用することができる。このように蒸気加減弁16と蒸気止弁15を利用してドラム13内の圧力を上昇させると、第2の実施の形態と比較してドラム13の圧力上昇値を増加することができるので、先の実施の形態では対応することができなかった大幅な大気温度上昇にも対応することができるようになる。
また、第2の実施の形態及び第3の実施の形態において、1つのボディ内に蒸気加減弁と蒸気止弁とが内蔵され一体化された蒸気組合せ弁の場合にも適用可能である。
図4は本発明の第4の実施の形態である複合発電プラントにおけるHRSG付近の概略図である。
この図に示す複合発電プラントは、3つのドラム20(低圧ドラム20a、中圧ドラム20b、及び高圧ドラム20c)を備えた再熱三重圧式のHRSG11Aを備えている。低圧ドラム20aは、3つのドラム20a,20b,20cの中で、排ガス30の流通方向における最下流側に設けられており、低圧ドラム20aには蒸気管31Bが接続されている。蒸気管31Bは、低圧蒸気止弁21及び低圧蒸気加減弁22を介して、複数の蒸気タービン(低圧タービン23a、中圧タービン23b、高圧タービン23c)を備える蒸気タービン設備23に接続されており、その複数の蒸気タービンの中で最も低圧側のタービン(低圧タービン23a)に蒸気を供給している。
このように複合発電プラントを構成すると、低圧ドラム20aにおける熱交換量を減少させるだけで排ガス14の温度を上昇させることができるので、中圧ドラム20b及び高圧ドラム20cにおける熱交換量を一定に保持することができる。したがって、HRSG11Aにおける熱交換効率の低下を最小限に抑制することができる。
なお、本実施の形態では、蒸気加減弁22の開度を絞る場合のみについて説明したが、蒸気加減弁22だけでは不充分な場合には、第3の実施の形態同様に蒸気止弁21を絞っても良いことは言うまでもない。また、ここではドラム20が3つの場合について説明したが、ドラムが2つや4つ以上の場合についても上記と同様に適用可能である。
図5は本発明の第5の実施の形態であるガスタービン設備におけるHRSG付近の概略図である。本実施の形態は、大気温度及びガスタービン負荷に基づいて排ガス14の設定温度T1を算出する点で第1の実施の形態と異なっている。
この図に示すガスタービン設備は、制御装置17Bを備えている。制御装置17Bには、大気温度を検出する大気温度検出器(大気温度検出手段)(図示せず)からの大気温度検出信号18と、ガスタービン負荷信号19が入力されている。制御装置17Bは、このように入力された温度検出信号18とガスタービン負荷信号19に基づいて排ガス14の設定温度T1を取得する。具体的には、本実施の形態における制御装置17Bは、任意のガスタービン負荷に対して設定温度T1が定められている複数の設定温度テーブルを記憶部(ROM等)に記憶しており、そのテーブルを利用して設定温度T1を取得している。ここでは、ガスタービン設備が定格負荷運転されている場合を例に挙げて説明する。
図6は定格負荷運転時における設定温度T1が定められている設定温度テーブルの一例を示している。
この図において、横軸は大気温度(x)を示しており、縦軸はHRSG出口排ガス温度(T(x))を示している。排ガス14の温度(T(x))は、図に示すように大気温度(x)の上昇に伴って低下している。また、図6には、排ガスのドラフト力を確保するための定格負荷運転時における設定温度T1が設定されている。本実施の形態では、T1は、大気温度(x)が例えば25℃以上の場合において例えば95℃とする。
本実施の形態において、制御装置17Bは、ガスタービン負荷信号19に基づいてガスタービン設備の運転状況を判断し、その運転状況に応じた設定温度テーブルを選択する。ここでは、ガスタービン設備は定格負荷運転されているので、複数の設定温度テーブルの中から定格負荷運転に対応した図6のテーブルが選択される。選択されたテーブルには、図6に示すように排ガス14の設定温度T1が定められているので、制御装置17Bは、以下、この設定温度T1に基づいて蒸気調節弁24の絞り量を調節する。
次に、制御装置17Bは、温度検出信号18に基づいて現在の大気温度(x1とする)を取得し、その大気温度(x1)が設定温度T1が定められている温度であるか否かを判定する。ここでは、例えば25℃以上の時に設定温度T1が定められているので、x1が25℃以上であるか否かを判定する。そして、x1が25℃以上であれば、制御装置17Bは、第1の実施の形態と同様に、排ガス14の温度が例えば95℃以上に保持されるように蒸気調節弁24の絞り量を調節する。これにより、本実施の形態においても、大気温度が上昇しても排ガス14のドラフト力を確保することができる。
上記のように構成した本実施の形態によれば、ガスタービン負荷に応じた設定温度T1に基づいて排ガス14の温度を調節することができるので、第1の実施の形態の場合と比較して効率を向上させることができる。また、排ガス温度制御を実施するか否かの判断を大気温度に基づいて行うことができるので、温度制御を行う範囲を明確にすることができる。
なお、上記においては、大気温度が例えば25℃以上のときに排ガス14の温度を例えば一律に95℃以上に制御する場合について説明したが、大気温度に応じた設定温度T1を個別に設定した温度設定テーブルを利用して温度制御しても良い。このように設定温度を大気温度に合わせて設定すると、制御時の大気温度に最適な排ガス温度をに基づいて温度制御できるので、HRSG11における熱交換効率を更に向上することができる。
図7は本発明の第6の実施の形態である複合発電プラントにおけるHRSG付近の概略図である。この図に示した複合発電プラントは、第5の実施の形態と同じ制御装置17Bを有しており、第2の実施の形態に制御装置17Bを適用したものに相当する。すなわち、制御装置17Bは、ガスタービン負荷信号19に基づいて排ガス14の設定温度を取得し、温度検出信号18に基づいて蒸気加減弁16を調節して排ガス14の温度を調節している。このように制御装置17Bを利用すれば、ガスタービン負荷に応じた温度制御が可能になるので、第2の実施の形態の場合と比較して効率を向上させることができる。
図8は本発明の第7の実施の形態である複合発電プラントにおけるHRSG付近の概略図である。この図に示した複合発電プラントは、第4の実施の形態に対して制御装置17Bを適用したものに相当する。このように再熱三重圧式のHRSG11Aを有する本実施の形態においても、制御装置17Bを適用すれば、第5及び第6の実施の形態と同様にガスタービン負荷に応じた温度制御を実施することができる。
なお、ここでは、第3の実施の形態に制御装置17Bを適用した場合については説明しなかったが、制御装置17Bを適用すれば、上記の実施の形態と同様にガスタービン負荷に応じた温度制御が可能になることは言うまでもない。
ところで、上記の各実施の形態では、大気温度が上昇した場合に排ガス14の温度を向上させる制御について説明してきたが、大気温度が低い場合に排ガス14の温度制限がある場合にも本発明を適用しても良い。この場合の具体例としては、例えば大気温度0℃において排ガス14の温度を98℃以上に制御する場合などがある。
また、上記の各実施の形態では、所定の大気温度に到達した場合に排ガス14の温度を向上させる制御について説明してきたが、大気に排出される排ガス量が多く環境負荷が一定値を超える場合、すなわちガスタービン負荷が一定値を超えた場合に、排ガス14の温度制御を実施して、大気汚染物質の拡散力を向上させても良い。
さらに、HRSG出口排ガス温度と大気温度の温度差(ΔT)が一定の値を下回った場合にのみ排ガス14の温度制御を実施し、排ガス14のドラフト力を向上させても良い。
なお、以上の説明では、HRSGで加熱される熱媒体が水の場合について説明したが、これ以外の熱媒体を利用しても勿論良い。
本発明の第1の実施の形態である排熱回収ボイラ設備の概略図。 本発明の第2の実施の形態である複合発電プラントにおけるHRSG付近の概略図。 本発明の第3の実施の形態である複合発電プラントにおけるHRSG付近の概略図。 本発明の第4の実施の形態である複合発電プラントにおけるHRSG付近の概略図。 本発明の第5の実施の形態であるガスタービン設備におけるHRSG付近の概略図。 本発明の第5の実施の形態において、定格負荷運転時における設定温度T1が定められている設定温度テーブルを示す図。 本発明の第6の実施の形態である複合発電プラントにおけるHRSG付近の概略図。 本発明の第7の実施の形態である複合発電プラントにおけるHRSG付近の概略図。
符号の説明
11 排熱回収ボイラ(HRSG)
12 排ガス温度検出器
13 ドラム
14 HRSG出口排ガス
15 蒸気止弁
16 蒸気加減弁
17 制御装置
18 大気温度検出信号
19 ガスタービン負荷信号
20 ドラム
20a 低圧ドラム
20b 中圧ドラム
20c 高圧ドラム
22 低圧蒸気加減弁
21 低圧蒸気止弁
23 蒸気タービン
23a 低圧タービン
23b 中圧タービン
23c 高圧タービン
24 蒸気調節弁
30 ガスタービン排ガス
31 蒸気管
T1 設定温度

Claims (9)

  1. ガスタービン設備と、排熱回収ボイラと、蒸気タービン設備とを備える複合発電プラントであって、
    前記排熱回収ボイラの出口における排ガス温度を検出する排ガス温度検出手段と、
    前記排ガス温度検出手段での検出温度が設定温度未満のとき、前記排熱回収ボイラから蒸気タービン設備の蒸気タービンへ蒸気を供給する蒸気管に設けられた蒸気加減弁又は蒸気止弁に対して開度を絞るように操作信号を出力する制御装置とを備えることを特徴とする複合発電プラント。
  2. 請求項1記載の複合発電プラントにおいて、
    前記設定温度は、前記排熱回収ボイラから排出される排ガスの煙突におけるドラフト力を確保するために設定されたものであることを特徴とする複合発電プラント。
  3. 請求項2記載の複合発電プラントにおいて、
    前記設定温度は、ガスタービン負荷に応じて設定されていることを特徴とする複合発電プラント。
  4. 請求項1記載の複合発電プラントにおいて、
    前記排熱回収ボイラは、蒸気圧力の異なる複数のドラムを有し、
    前記制御装置は、前記複数のドラムの中で最も蒸気圧力の低いドラムに接続された前記蒸気管に設けられた前記蒸気加減弁又は前記蒸気止弁に対して開度を絞るように操作信号を出力するようにしたことを特徴とする複合発電プラント。
  5. ガスタービン設備と、排熱回収ボイラと、蒸気タービン設備とを備える複合発電プラントの運転方法であって、
    前記排熱回収ボイラの出口における排ガス温度を上昇させる運転方法として、
    前記排熱回収ボイラから前記蒸気タービン設備の蒸気タービンへ蒸気を供給する蒸気管に設けられた蒸気加減弁又は蒸気止弁の開度を絞り、前記排熱回収ボイラのドラム内の圧力を高く調整することを特徴とする複合発電プラントの運転方法。
  6. 排熱源からの排ガスで熱媒体を蒸発させ、その蒸発した熱媒体をドラムに収集し、このドラムから前記熱媒体を熱媒体利用設備に供給する排熱回収ボイラであって、
    前記ドラムから前記熱媒体を前記熱媒体利用設備に供給する熱媒体供給系統と、
    この熱媒体供給系統に設けられ、前記熱媒体利用設備に供給される熱媒体の量を調節する蒸気量調節手段と、
    前記排熱回収ボイラの出口における排ガス温度を検出する排ガス温度検出手段と、
    この排ガス温度検出手段の検出温度が、設定温度以上に保持されるように、前記蒸気量調節手段によって前記ドラム内の圧力を調節する制御装置とを備えることを特徴とする排熱回収ボイラ。
  7. 請求項6記載の排熱回収ボイラにおいて、
    前記制御装置は、前記排ガス温度検出手段の検出温度が前記設定温度に近づくように、前記蒸気量調節手段によって前記ドラム内の圧力を調節することを特徴とする排熱回収ボイラ。
  8. 請求項6記載の排熱回収ボイラにおいて、
    前記熱媒体利用設備は、蒸気タービン設備の蒸気タービンであり、
    前記蒸気量調節手段は、蒸気加減弁又は蒸気止弁であることを特徴とする排熱回収ボイラ。
  9. 請求項8記載の排熱回収ボイラにおいて、
    前記ドラムは、蒸気圧力の異なる複数のドラムで構成されており、
    前記制御装置は、前記排ガス温度検出手段の検出温度が前記設定温度以上に保持されるように、前記複数のドラムの中で最も蒸気圧力の低いドラムに接続された前記熱媒体供給系統に設けられた前記蒸気量調節手段を調節することを特徴とする排熱回収ボイラ。
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