JP4882881B2 - 車載ナビゲーション装置 - Google Patents

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本発明は、車両の現在地と目的地とをつなぐ誘導経路を形成する車載ナビゲーション装置に関する。
車載ナビゲーション装置は、地図データに基づいて、車両の現在地と目的地とをつなぐように誘導経路を形成し、それに従って、車両の進路を案内している。通常、ナビゲーション装置においては、ダイクストラ法によって、コスト値が最小となる経路を探索するのが一般的であるが、これは、地図データ上の膨大な量の経路について演算を行わなければならず、経路の探索に多大な時間を要する。
これに対して、地図データ上を複数のメッシュに分割して、車両の現在地と目的地の組み合わせにより、経路の探索時に使用するメッシュを限定し、制限されたメッシュに含まれる地図データのみを使用することにより、経路探索に費やす時間を節約する提案があった(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−323861号公報
上述の従来技術により、使用するメッシュを限定できるため、経路探索に要する時間をある程度は削減できる。しかしながら、これを使用した場合、経路探索中において一度使用したメッシュに戻ることがあり得、無駄な経路探索を強いられることもあり、ある程度の探索時間を必要とするとともに、必ずしも低コストの経路を探索することができなかった。
例えば、図12に示すように、ある地図データ上を、1a〜4dで表される16枚のメッシュによって区分けする。この地図データを使用して、車両の現在地(図12のメッシュ1aにおいて、○内にSを付した記号にて示す)から、目的地(図12のメッシュ4dにおいて、○内にGを付した記号にて示す)までの経路を探索する場合、斜線を付した8枚のメッシュのみに限定して使用することを想定する。この条件による経路探索結果を、図13(a)〜図16(b)に示す。これによれば、最終的に上述した8枚のメッシュのみを通る経路が形成されている。しかし、経路探索の途中で、メッシュ1aの現在地から出発して、メッシュ2aを介して一旦メッシュ2bを横断した後、メッシュ2cに入り込むことにより断念している経路がある(図13(c)においてERと示す)。このように、従来技術のように、使用するメッシュを限定していても、無駄な経路探索が行われ、探索時間を増大させることがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、経路探索時間を低減できる車載ナビゲーション装置を提供することにある。
請求項1記載の車載ナビゲーション装置によれば、車両の現在地が属するメッシュと、車両の目的地が属するメッシュとの組み合わせにより設定され、誘導経路を形成する場合に使用できる地図データ中のメッシュと、その順序に関するメッシュデータを記憶し、記憶されたメッシュデータに含まれるメッシュを順序どおりに通るように、地図データに基づいて、誘導経路を形成する。これにより、経路探索中に一度使用したメッシュに戻ることがなく、無駄な経路探索を行わないため、探索時間を低減できるとともに、経路探索時に最低限、1つのメッシュに関する地図データのみを取得していればよいため、演算装置のメモリを大幅に低減できる。
請求項2記載の車載ナビゲーション装置によれば、メッシュは幹線道路を含む上位の階層データのみに形成され、地図データを使用して誘導経路を形成する場合、車両の現在地および目的地付近においては支線道路を含む下位の階層データが使用され、車両の現在地および目的地付近に探索された支線道路同士をつなぐ誘導経路を形成する場合には、メッシュに区分けされた上位の階層データが使用される。これにより、支線同士をつなぐ長距離の経路を形成する場合、幹線道路のみを使用して経路演算を行うため、いっそう経路探索時間を低減できるとともに、地図データを記憶させるメモリを更に減らすことができる。
請求項3記載の車載ナビゲーション装置によれば、メッシュデータは、車両の現在地が属するメッシュと、車両の目的地が属するメッシュとの1つの組み合わせに対し、複数組が設定されている。これにより、探索経路のバリエーションを増やすことができ、ユーザにとって、より低コストの誘導経路を探索することができる。
<実施形態1>
以下、図1乃至図9に基づいて、本発明の実施形態1による車載ナビゲーション装置1について説明する。図1は、車載ナビゲーション装置1の全体構成を示したブロック図である。ナビゲーション装置1は、マイコンを主体として構成された制御装置2、車両の現在位置を検出するための位置検出器3、地図データ入力器4、操作スイッチ群5、外部メモリ6、カラー液晶ディスプレイ等からなる表示装置7、スピーカ9が接続された音声コントローラ8、マイクロホン11から入力された音声を認識する音声認識装置10、リモコン13との間でコマンド等の送受信を行うリモコンセンサ12、車両外部のVICS(Vehicle Information & Communication System:VICSは登録商標)センタ19との間で無線通信によりデータの送受信を行うVICS受信機14から構成されている。
位置検出器3は本発明の現在地検出手段に該当し、車両方位を検出する地磁気センサ15、車両の回転角速度を検出するジャイロスコープ16、車両の走行距離を検出する距離センサ17、人工衛星からの送信電波に基づいて車両(自車)の現在位置を検出(測位)するGPS(Global Positioning System)のためのGPS受信機18を有している。各センサ15〜18は、それぞれ性質の異なる誤差を有している。このため、制御装置2は、各センサ15〜18の検出値を補間しながら用いることにより、車両の現在位置、進行方向、速度、走行距離、現在時刻等を高精度で検出するようになっている。なお、精度によっては、位置検出器3を上述したセンサ15〜18の一部のみで構成してもよい。また、ステアリングの回転センサや各転動輪の車輪センサ等を用いてもよい。
地図データ入力器4は、複数のメッシュにより2次元平面上を区分けされ、いくつものノードおよびノード同士をつなぐリンクにより形成された道路地図データ、誘導経路を形成する場合に使用できる地図データ中のメッシュと、その順序に関するメッシュデータのテーブル、目印データ、マップマッチング用データ、目的地データ(施設データベース)、交通情報を道路データに変換するためのテーブルデータなどの各種データを記録した地図データ記録メディアからデータを読み出すためのドライブ装置により構成されている。地図データ記録メディアには、DVD等の大容量記憶媒体を用いるのが一般的であるが、メモリカード、ハードディスク装置等の媒体を用いてもよい。
外部操作手段である操作スイッチ群5は本発明の目的地入力手段に該当し、表示装置7の画面の近傍に設けられたメカニカルスイッチや、表示装置7の画面上に設けられるタッチパネルを含んで構成されている。ユーザは、この操作スイッチ群5を用いて、車両の目的地、目的地の検索に必要な情報(目的地検索条件)、通過点などの入力、表示装置7の画面や表示態様の切り替え(地図縮尺変更、メニュー表示選択、経路探索、経路案内開始、現在位置修正、音量調整等)を行う各種のコマンドの入力を行い、ナビゲーション装置1を作動させることができる。一方、リモコン13には複数の操作スイッチが設けられており、スイッチ操作によりリモコン13からリモコンセンサ12を介して各種の指令信号が制御装置2に送信される。なお、操作スイッチ群5とリモコン13は、何れの操作によっても制御装置2に同様の機能を実行させることができる。
外部メモリ6は、フラッシュメモリカード等から構成されている。この外部メモリ6には、特定のデータ例えば経路案内時に制御装置2が設定した目的地までの経路のデータ、車両が通過した経路のデータ等が記憶される。表示装置7の画面には、車両の位置周辺の地図が各種縮尺で表示されるとともに、その表示に重ね合わせて、車両の現在位置と進行方向とを示す現在地マーク(ポインタ)が表示される。また、目的地までの経路案内の実行時には経路案内用の画面が表示される。さらに、ユーザが目的地の検索に必要な情報等を入力したり、目的地の検索や設定を行うための入力用の画面や、各種のメッセージ等も表示される。
音声認識装置10は、マイクロホン11を介して入力した音声と内部に記憶する認識用の辞書データとを照合し、入力された音声を認識する。音声コントローラ8は、音声認識装置10を制御して音声認識結果を制御装置2に出力するとともに、認識された音声はスピーカ9を介してトークバック出力する。また、制御装置2からの音声出力指令に基づいて音声出力信号をスピーカ9に出力する。スピーカ9は表示装置7とともに、本発明の経路案内手段に該当し、これから出力される音声は、案内に関する音声、操作説明に関する音声、盗難防止機能の動作中であることを報知する音声、音声認識結果に応じたトークバック音声などである。
VICS受信機14は、VICSセンサユニットやFM多重放送受信機(何れも図示せず)などを備えたもので、例えばVICSセンサユニットがVICSセンタから受信した光/電波ビーコンなどによる道路交通情報やFM多重放送受信機が受信したFM多重放送からの道路交通情報を制御装置2に与える構成となっている。
制御装置2を構成するマイコンはCPU、メモリ(RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ等)、I/Oなどを備えており、本発明の経路探索手段および経路案内手段に該当している。制御装置2は、走行経路に沿って移動可能なように、表示装置7の画面に現在地周辺の道路地図を表示するとともに、車両の現在位置と進行方向を示す現在地マークを道路地図に重ね合わせて表示する機能である。この場合、車両の走行に伴って現在地の表示は地図上を移動し、地図は車両の位置に応じてスクロール表示される。このとき、車両の現在地を道路上にのせるマップマッチングが行われる。また、制御装置2のメモリは、本発明の地図データ記憶手段およびメッシュデータ記憶手段に該当し、地図データ入力器4により入力された地図データおよびメッシュデータを記憶する。
図2は、制御装置2のメモリ内に記憶されるメッシュデータによるテーブルを示していて、図12に示した地図データに関する一例である。メッシュデータは、誘導経路を形成する場合に使用できる地図データ中のメッシュと、その順序に関するデータを含んでおり、これは、車両の現在地が属するメッシュと、車両の目的地が属するメッシュとの組み合わせにより決定される。図2に示したメッシュデータについて説明すれば、車両の現在地が属するメッシュが1aであり、車両の目的地が属するメッシュが3aである場合に、車両誘導のための経路探索において、メッシュ1a→メッシュ2a→メッシュ3aがこの順に使用でき、これ以外のメッシュは使用できず、また、これ以外の順序に使用することもできない(図2に示したテーブル中の第2行目)。すなわち、換言すれば、メッシュ1aにある現在地と、メッシュ3aにある目的地を結ぶために形成された経路は、必ずメッシュ1a→メッシュ2a→メッシュ3aの順に通ることを意味している。
また、メッシュ1aにある現在地と、メッシュ4dにある目的地を結ぶために形成された経路は、必ずメッシュ1a→メッシュ2a→メッシュ3a→メッシュ3b→メッシュ2b→メッシュ3b→メッシュ3c→メッシュ4c→メッシュ4dの順に通る(図2に示したテーブル中の第4行目)。従って、経路探索時において、図2に示したテーブルの、メッシュデータに含まれた以外のメッシュが使用されることはなく、このメッシュの順序に逆らって、一度使用したメッシュに戻る等することもない。
次に、図3乃至図9に基づいて、本実施形態の制御装置2による車載ナビゲーション装置1の制御方法について説明する。最初、図3に示したステップS301において、ユーザが操作スイッチ群5を用いて車両の目的地を入力することにより、車載ナビゲーション装置1の経路探索処理が開始する(ステップS302)。位置検出器3により検出された車両現在地と、目的地とに基づいて探索された誘導経路は表示装置7に表示され(ステップS303)、スピーカ9による音声を伴って誘導経路に従って車両の進路が案内される(ステップS304)。
以下、図4乃至図9に基づいて、ステップS302に示した経路探索処理について説明する。経路探索処理が開始すると、制御装置2のメモリ内にあるメッシュの順番を特定するカウンタ値であるNが1とされる(ステップS401)。次に、位置検出器3により検出された車両の現在地に基づいて、地図データ入力器4により現在地を含むメッシュ(図5においてメッシュ1a)内の地図データを取得して、制御装置2の経路探索用のメモリ内に記憶させ、入力された地図データにおいて、車両現在地ノードが決定される(ステップS402)。これは、図5に示した地図データの場合においては、メッシュ1a中に○内にSを付した記号にて示されている。
次に、メッシュ1aに関する地図データを消去した後、操作スイッチ群5により入力された車両目的地から、地図データ入力器4を使用して目的地を含むメッシュ(図6においてメッシュ4d)内の地図データを取得して、制御装置2の経路探索用のメモリ内に記憶させ、入力された地図データにおいて、車両目的地ノード(図6において、○内にGを付した記号にて示される)が決定される(ステップS403)。
次に、車両の現在地ノードと目的地ノードをそれぞれ含むメッシュ(本実施形態で言えばメッシュ1aおよびメッシュ4d)に基づいて、地図データ入力器4から図2に示したテーブル中の該当するメシュデータ(図2に示したテーブル中の第4行目)を取り込んで、制御装置2のメモリ内に記憶する(ステップS404)。これにより、今回の経路探索に使用可能なメッシュとその順序が、メッシュ1a→メッシュ2a→メッシュ3a→メッシュ3b→メッシュ2b→メッシュ3b→メッシュ3c→メッシュ4c→メッシュ4dであると決定される。
次に、1番目のメッシュであるメッシュ1aの地図データが、再び、地図データ入力器4により取り込まれ、制御装置2の経路探索用のメモリ内に記憶される(ステップS405)。次に、ダイクストラ法等により、メッシュ1a内において、現在地ノードからつなぐことが可能なリンク、ノードを抽出してメモリ内に仮登録する(ステップS406)。接続されたリンク、ノードについてコスト計算が施され、計算結果をメモリ内に記憶させる(ステップS407)。この時、図5においてBR1、BR2にて示すように、メッシュデータにおける、次の順番のメッシュ(メッシュ2a)以外のメッシュに延びたリンクに関しては、コスト計算は行われず、それ以降のリンク、ノードの接続も行われない。
メッシュ1a内の現在地ノードと接続可能なすべてのリンクがつながるまで、リンク、ノードの接続が継続され、すべてのリンク、ノードの接続が終了したと判定されると(ステップS408)、接続されたノード中に目的地ノードが含まれるか否かの判定が行われる(ステップS409)。接続されたノード中に目的地ノードを含んでいない場合、メッシュ1a中に次のメッシュ(メッシュ2a)との境界BDまで到達していないリンクがあるか否かが判定される(ステップS412)。メッシュ2aとの境界BDまで到達していないリンクがあると判定される場合、リンク、ノードの接続が継続され、図5においてLN1、LN2にて示すように、すべてのリンクがメッシュ2aとの境界BDまで到達したと判定された場合、メモリ内のカウンタ値が1つだけインクリメントされる(ステップS413)。
その後、ステップS405へと戻り、経路探索用のメモリ内のメッシュ1aの地図データが消去された後、2番目のメッシュ(メッシュ2a)に関する地図データをメモリ内に取り込み、メッシュ2a中において、同様にリンク、ノードの接続、および接続されたリンク、ノードについてのコスト計算が行われる(ステップS406、ステップS407)。以降、メッシュ2a内のすべてのリンク、ノードが接続され、次の3番目のメッシュ(メッシュ3a)との境界まで到達していないリンクがないと判定されると(ステップS408、ステップS412)、メッシュ2aに関する地図データを消去し、代わりに、メッシュ3aに関する地図データが、制御装置2の経路探索用のメモリ内に記憶される(ステップS405)。これ以降は同様に、探索経路が形成されたメッシュの地図データを消去し、次の順番のメッシュに関する地図データをメモリ内に取り込み、新たなメッシュに関する地図データに基づいて、リンク、ノードの接続およびリンク、ノードのコスト計算が行われる。
このように、メッシュデータ内のメッシュをその順序で使用して、その順序にメッシュを通過する経路が形成される。ステップS409において、最後の9番目のメッシュ(メッシュ4d)において、すべてのリンク、ノードを接続した後、リンクに接続されたノードに車両目的地ノードを含んでいると判定された場合(図6において、メッシュ4d中に○内にGを付した記号にて示される)、これまでコスト計算を継続してきたなかで、計算されたコストの総和が最も低い経路を抽出し(ステップS410)、これを車両の誘導経路に決定する(ステップS411)。
これまで説明した経路探索法を用いれば、車両の現在地から目的地へ向けて、図7乃至図9に示したように、メッシュデータのメッシュの順序どおりに誘導経路が形成されていき、背景技術において説明したような、メッシュ1aの現在地から出発して、メッシュ2aを介して一旦メッシュ2bを横断した後、メッシュ2cに入り込むことにより断念しているような、無駄な経路を探索することはない。また、前述した従来技術のように、経路探索時において、単に、使用可能なメッシュを限定しただけではないため、限定された複数のメッシュ間において、探索経路が行ったり来たりすることがなく、制御装置2のメモリ内にメッシュ1つ分の地図データを取り込むだけで、経路探索が可能となる。
本実施形態によれば、車両の現在地が属するメッシュと、車両の目的地が属するメッシュとの組み合わせにより設定され、誘導経路を形成する場合に使用できる地図データ中のメッシュと、その順序を設定したメッシュデータを記憶し、このメッシュデータに含まれるメッシュを順序どおりに通るように、地図データに基づいて、誘導経路を形成する。これにより、経路探索中に一度使用したメッシュに戻ることがなく、無駄な経路探索を行わないため、探索時間を低減できるとともに、経路探索時に最低限、1つのメッシュに関する地図データのみを取得していればよいため、制御装置2のメモリを大幅に低減できる。
<実施形態2>
本実施形態による地図データは、含まれる道路の幹枝別(主要幹線道路か地方道路かという種別)に階層化されている。図10に示すように、地図データの最下層(レイヤ0)には、市街地の細街路レベルの道路データが含まれており、下位から2番目の層(レイヤ1)には、県道レベルの道路データが含まれており、上位から2番目の層(レイヤ2)には、国道レベルの道路データが含まれており、最上位の層(レイヤ3)には、高速道路レベルの道路データが含まれている。メッシュデータに含まれるメッシュは、高速道路あるいは国道といった幹線道路のみを含む上位の1層もしくは2層の地図データのみに形成され、地図データを使用して誘導経路を形成する場合、車両の現在地および目的地付近においては支線道路(細街路)を含む最下層であるレイヤ0の地図データが使用され、車両の現在地および目的地付近に探索された支線道路同士をつなぐ誘導経路を形成する場合には、メッシュに区分けされた上位1層もしくは2層の地図データが使用される。
本実施形態によれば、メッシュは幹線道路のみを含む上位の1層もしくは2層の地図データのみに形成され、地図データを使用して誘導経路を形成する場合、車両の現在地および目的地付近においては支線道路を含む最下層の地図データが使用され、車両の現在地および目的地付近に探索された支線道路同士をつなぐ誘導経路を形成する場合には、メッシュに区分けされた上位1層もしくは2層の地図データが使用される。これにより、支線同士をつなぐ長距離の経路を形成する場合、幹線道路のみを使用して経路演算を行うため、いっそう経路探索時間を低減できるとともに、地図データを記憶させる制御装置2のメモリを更に減らすことができる。
<実施形態3>
本実施形態においては、制御装置2のメモリ内に記憶されたメッシュデータは、車両の現在地が属するメッシュと、車両の目的地が属するメッシュとの1つの組み合わせに対し、複数組が設定されている(図11において、車線の向きで区別する)。尚、図11においては、2つの組が含まれているが、車両の現在地が属するメッシュと、目的地が属するメッシュとの1つの組み合わせに対し、3つ以上の組が含まれていてもよいことは言うまでもない。
本実施形態によれば、制御装置2のメモリ内に記憶されたメッシュデータは、車両の現在地が属するメッシュと、車両の目的地が属するメッシュとの1つの組み合わせに対し、複数組が記憶されているため、探索経路のバリエーションを増やすことができ、ユーザにとって、より低コストの誘導経路を探索することができる。
<他の実施形態>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
地図データに形成されるメッシュは、すべて同じ大きさ、形状でなくてもよく、道路データの込み入った都市部の地図データに比べ、比較的に道路データの少ない地方の地図データについて、そのメッシュを大きくしてもよい。
また、各メッシュ内における経路探索の方法は、ポテンシャル法、Aアルゴリズムによる方法といった、ダイクストラ法以外の方法であってもよい。
本発明の実施形態1による車載ナビゲーション装置の構成を示すブロック図 メッシュデータを含むテーブルを示した図 制御装置による車載ナビゲーション装置の制御メインフローチャート 図3に示した経路探索処理を示すフローチャート 1番目のメッシュ内での経路探索方法を説明するための図 9番目のメッシュ内での経路探索方法を説明するための図 メッシュを使用した経路探索において、メッシュ1aからメッシュ2aへと向かって経路が形成されているところを示した図(a)、メッシュ2a中において経路が形成されているところを示した図(b)およびメッシュ3aからメッシュ3bへと向かって経路が形成されているところを示した図(c) メッシュ3b中において経路が形成されているところを示した図(a)、メッシュ2b中において経路が形成されているところを示した図(b)およびメッシュ3bからメッシュ3cへと向かって経路が形成されているところを示した図(c) メッシュ3c中において経路が形成されているところを示した図(a)、メッシュ4c中において経路が形成されているところを示した図(b)およびメッシュ4dにある目的地への経路が完成したところを示した図(c) 実施形態2により、地図データが4つの階層により形成されたところを表した図 実施形態3により、車両の現在地が属するメッシュと、車両の目的地が属するメッシュとの1つの組み合わせに対し、メッシュデータが2組含まれている図 複数のメッシュによって区分けされた地図データを用いて経路探索する場合の、従来技術による方法を説明する図 従来技術によるメッシュを使用した経路探索において、メッシュ1aからメッシュ2aへと向かって経路が形成されているところを示した図(a)、メッシュ2a中において経路が形成されているところを示した図(b)およびメッシュ2b中において、行き止まった経路が発生したところを示した図(c) メッシュ2bからメッシュ3bへと向かって経路が形成されているところを示した図(a)、メッシュ3a中において別の経路が形成されているところを示した図(b)およびメッシュ3bからメッシュ2bへと向かって経路が形成されているところを示した図(c) メッシュ2bからメッシュ3bへと向かって経路が形成されているところを示した図(a)、メッシュ3bからメッシュ3cへと向かって経路が形成されているところを示した図(b)およびメッシュ3cにおいて経路が形成されているところを示した図(c) メッシュ4c中において経路が形成されているところを示した図(a)およびメッシュ4dにある目的地への経路が完成したところを示した図(b)
符号の説明
図面中、1は車載ナビゲーション装置、2は制御装置(地図データ記憶手段、メッシュデータ記憶手段、経路探索手段、経路案内手段)、3は位置検出器(現在地検出手段)、5は操作スイッチ群(目的地入力手段)、7は表示装置(経路案内手段)、9はスピーカ(経路案内手段)を示す。

Claims (3)

  1. 車両の現在地を検出する現在地検出手段と、
    車両の目的地を入力する目的地入力手段と、
    複数のメッシュにより区分けされた地図データを記憶する地図データ記憶手段と、
    前記車両の現在地が属する前記メッシュと、前記車両の目的地が属する前記メッシュとの組み合わせにより設定され、誘導経路を形成する場合に使用できる前記地図データ中の前記メッシュと、その順序に関するメッシュデータを記憶するメッシュデータ記憶手段と、
    前記メッシュデータ記憶手段に記憶された前記メッシュデータに含まれる前記メッシュを順序どおりに通るように、前記地図データに基づいて、前記誘導経路を形成する経路探索手段と、
    前記経路探索手段により形成された前記誘導経路に従って車両の進路を案内する経路案内手段を備えたことを特徴とする車載ナビゲーション装置。
  2. 前記地図データは、含まれる道路の幹枝別に階層化され、前記メッシュは幹線道路を含む上位の階層データのみに形成され、前記地図データを使用して前記誘導経路を形成する場合、前記車両の現在地および目的地付近においては支線道路を含む下位の階層データが使用され、前記車両の現在地および目的地付近に探索された前記支線道路同士をつなぐ前記誘導経路を形成する場合には、前記メッシュに区分けされた前記上位の階層データが使用されることを特徴とする請求項1記載の車載ナビゲーション装置。
  3. 前記メッシュデータ記憶手段に記憶された前記メッシュデータは、前記車両の現在地が属する前記メッシュと、前記車両の目的地が属する前記メッシュとの1つの組み合わせに対し、複数組が設定されていることを特徴とする請求項1または2記載の車載ナビゲーション装置。
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