JP4880642B2 - さく孔機 - Google Patents
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Description
起伏可能に枢支されている。
このようなダウンザホールドリルには、起立したマストの重量を支える共にさく孔時に発生する振動に対してマストを安定に保持するために、マストスタビライザ装置が設けられている。このマストスタビライザ装置はマストの下部に設けられた円弧状のスタビライザと、スタビライザをクランプするスタビライザクランプとからなり、スタビライザクランプは、図8に示すように、走行台車に固定された固定側クランプ部材11と、固定側クランプ部材11に対して開閉自在に設けられた可動側クランプ部材12と、可動側クランプ部材12を開閉方向に進退駆動するスタビライザクランプシリンダ13とで構成されている(例えば、特許文献1参照)。
また、方向切換弁19の切換ポジションを図中下側の切換ポジションに切り換えると、油圧ポンプ16から方向切換弁19に供給された圧油は圧油給排管37、パイロットチェック弁38、圧油給排管39を介してスタビライザクランプシリンダ13のアンクランプ側油室(開側油室)13bに供給されるようになっている。
本発明は上述した点に鑑みてなされたものであり、スタビライザクランプシリンダからの圧油のリークによるクランプ不良を防止することのできるさく孔機を提供することを目的としている。
さらに、振動によって圧油がリークしてクランプ不良が発生するのはさく孔時であり、そのさく孔時にのみ圧油が流体圧供給手段から供給されるため、油圧回路の効率悪化を最小限に抑えることができる。
また、ブーム(マスト)を作動させると、流体圧供給手段からの圧油供給が遮断されるため、クランプ中に誤ってマストを作動させてもスタビライザクランプシリンダが破損することを防止することができる。
マスト装置4はブーム3の先端部に回動自在に枢支されたマスト5を有しており、このマスト5には、先端にダウンザホールドリル(図示略)を装着したロッド(図示略)と、ロッドの後端に設けられてロッドを回転駆動するロータリヘッド6が前後方向に移動可能に搭載されている。また、マスト装置4はマスト5を起立せしめるマストリフトシリンダ7を有しており、マスト5の下部には、マストリフトシリンダ7の伸長動作により起立したマスト5を安定に保持するために、円弧状のスタビライザ9が先端部を走行台車側に突出させて設けられている。
図2に示す油圧回路はダストコレクタ2の油圧モータ2aに圧油を供給する圧油供給管40を有しており、マストリフトシリンダ7およびスタビライザクランプシリンダ13が作動していないとき(方向切換弁18,19の切換ポジションが図中中央の切換ポジションにあるとき)には、油圧ポンプ16から吐出された圧油は圧油供給管17、方向切換弁19、方向切換弁18、圧油供給管40を介してダストコレクタ2の油圧モータ2aに供給されるようになっている。
さらに、図2に示す油圧回路はリリーフ弁43を有しており、ブームコントロールバルブ群18,19の二次側圧力がリリーフ弁43の設定圧力に達すると、油圧ポンプ16から吐出された圧油はリリーフ弁43、圧油排出管31を介して作動油タンク32に排出されるようになっている。
図1及び図2に示したさく孔機では、スタビライザ9がスタビライザクランプ10によりクランプされているとき(方向切換弁18,19の切換ポジションが図中中央の切換ポジションにあるとき)には、図6に示すように、油圧ポンプ16から吐出された圧油が圧油供給管17、方向切換弁19、方向切換弁18、圧油供給管40を介してダストコレクタ2の油圧モータ2aに供給されるとともに、圧油供給管40と連通する圧油供給管41、チェック弁42、圧油給排管35を介してスタビライザクランプシリンダ13のクランプ側油室13aに供給される。したがって、さく孔時にスタビライザクランプシリンダ13のクランプ側油室13aから圧油がリークし難くなり、スタビライザクランプシリンダ13からの圧油のリークによるクランプ不良を防止することができる。
また、振動が発生するのはさく孔時であり、スタビライザ9がクランプされているときのみ圧油が圧油供給管41からスタビライザクランプシリンダ13のクランプ側油室13aに供給されるため、油圧回路の効率悪化を最小限に抑えることができる。
また、本実施形態では、スタビライザクランプシリンダ13の作動方向を制御するコントロールバルブ(方向切換弁)19がマストリフトシリンダ7の作動方向を制御するコントロールバルブ(方向切換弁)18の上流側に配置され、コントロールバルブ18と共にキャリーオーバー回路を構成している。このため、圧油供給管41からスタビライザクランプシリンダ13のクランプ側油室13aに圧油が供給されているときに誤ってコントロールバルブ18を操作すると、圧油供給管41からスタビライザクランプシリンダ13への圧油の供給が遮断されるため、コントロールバルブ18の誤操作によるマストスタビライザ装置8の破損を防止することができる。
2 ダストコレクタ
3 ブーム
4 マスト装置
5 マスト
6 ロータリヘッド
7 マストリフトシリンダ
7a 伸長側油室
7b 縮小側油室
8 マストスタビライザ装置
9 スタビライザ
10 スタビライザクランプ
11 固定側クランプ部材
12 可動側クランプ部材
13 スタビライザクランプシリンダ
13a クランプ側油室
13b アンクランプ側油室
14 油圧ポンプ
15 圧油供給管
16 油圧ポンプ
17 圧油供給管
18,19 方向切換弁
20 圧油給排管
21 シーケンス弁
22 チェック弁付き絞り弁
23 パイロットチェック弁
24 枝管
25 チェック弁
26 圧油給排管
27 シーケンス弁
28 パイロットチェック弁
29 枝管
30 チェック弁
31 圧油排出管
32 作動油タンク
33 圧油給排管
34 パイロットチェック弁
35 圧油給排管
36 アキュムレータ
37 圧油給排管
38 パイロットチェック弁
39 圧油給排管
40 圧油供給管
41 圧油供給管
42 チェック弁
43 リリーフ弁
50 流体圧供給回路
51 流体圧発生源
52 流体圧供給管
53 方向切換弁
54 流体圧供給管
55 チェック弁
Claims (2)
- 走行台車と、前記走行台車上に起伏可能に設けられたマストと、前記マストを起立せしめるマストリフトシリンダと、前記マストの下部に設けられたスタビライザと、前記走行台車に設けられたスタビライザクランプと、前記スタビライザクランプを介して前記スタビライザをクランプするスタビライザクランプシリンダと、前記マストリフトシリンダの伸長側油室に連通する第1の圧油給排管(20)と、前記マストリフトシリンダの縮小側油室に連通する第2の圧油給排管(26)と、前記スタビライザクランプシリンダのクランプ側油室に連通する第3の圧油給排管(33)と、前記スタビライザクランプシリンダのアンクランプ側油室に連通する第4の圧油給排管(37)と、前記第1の圧油給排管と前記第2の圧油給排管に圧油を選択的に供給して前記マストリフトシリンダの作動方向を制御する第1のコントロールバルブ(18)と、前記第3の圧油給排管と前記第4の圧油給排管に圧油を選択的に供給して前記スタビライザクランプシリンダの作動方向を制御する第2のコントロールバルブ(19)と、前記第1のコントロールバルブと前記第2のコントロールバルブに圧油を供給する油圧ポンプ(16)と、前記マストリフトシリンダおよび前記スタビライザクランプシリンダの非作動時に前記油圧ポンプから吐出された圧油をダストコレクタの油圧モータに供給する圧油供給管(40)とを備えたさく孔機において、前記圧油供給管から前記油圧モータに供給される圧油の一部を前記スタビライザクランプシリンダのクランプ側油室に供給する流体圧供給手段を設けたことを特徴とするさく孔機。
- 請求項1記載のさく孔機であって、前記圧油供給管に供給される圧油が前記第1のコントロールバルブおよび前記第2のコントロールバルブをキャリーオーバーした圧油であることを特徴とするさく孔機。
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2008
- 2008-05-12 JP JP2008124890A patent/JP4880642B2/ja active Active
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