JP4876062B2 - 無線受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、広帯域な無線伝送路を複数の周波数帯域に分割し、各帯域で周波数ホッピングを行って高周波信号を受信する無線受信装置に関する。
従来、この種の無線受信装置としては、受信周波数ごとの伝播損失をあらかじめ記憶しておき、受信周波数に応じたレベル制御を行い無線伝送路の広帯域な周波数特性を平坦に保つものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
一方、オフィスや家庭などで用いられる無線通信技術分野においては、例えばIEEE802.11系の規格に基づいた無線LAN(Local Area Network)通信や、Wireless−USB(Wireless-Universal Serial Bus)規格に基づいた無線PAN(Personal Area Network)通信などが実用化され、様々な製品が市場に出されている。
これらの無線規格には、周波数拡散を行うために周波数ホッピング機能が規定されたものがある。例えば、Wireless−USB規格では、528MHz毎のbandと呼ばれる帯域を3つまとめてbandグループと呼び、bandグループ内でシンボル毎に周波数ホッピングが行われる。
そのため、3つのbandの帯域を合わせた1584MHzという広帯域に渡って無線伝送路の周波数特性を平坦にする必要がある。しかしながら、送信レベル出力の周波数特性、空間伝播損失の周波数特性、受信アンプの周波数特性およびPCB(Printed Circuit Board)損失の周波数特性の影響を受けるため、周波数特性を広帯域に渡って平坦に保つことが困難であった。
このため、従来から送信特性や受信特性の周波数特性を補正することで、無線伝送路の周波数特性を広帯域に渡って平坦に保つことが考えられてきた。例えば、送信側の周波数特性を補正するものとして、空間伝播損失特性を補正する送信電力制御をホッピング周波数に応じて行い、無線伝送路の周波数特性を広帯域に渡って平坦に保つものがある(例えば、特許文献2参照)。
また、受信側の周波数特性を補正するものとして、受信周波数ごとの伝播損失をあらかじめ記憶しておき、受信周波数に応じたレベル制御を行い無線伝送路の周波数特性を広帯域に渡って平坦に保つものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、受信側の周波数特性を補正するものとして、IF(Intermediate Frequency、中間周波数)アンプの利得を精細に制御することで比較的短時間で生じる微小なレベル変動に対応するAGC(Automatic Gain Control)と、高周波可変利得アンプを制御することで比較的長時間で変化する大きなレベル変動に対応するAGCとを組み合わせたものもある(例えば、特許文献3参照)。
特開2006−229739号公報 特開2005−269202号公報 特開2006−290178号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているものは、受信側のみの周波数特性を平坦に保つことしかできず、中間周波数信号の周波数特性が送信側の周波数特性および空間伝送損失特性の影響を受けるため、中間周波数信号のレベルを一定に保つことができないといった課題があった。
また、特許文献2に開示されているものは、送信側のみの周波数特性を平坦に保つことしかできず、中間周波数信号の周波数特性が空間伝送損失特性および受信側の周波数特性の影響を受けるため、中間周波数信号のレベルを一定に保つことができないといった課題があった。
また、特許文献3に開示されたものは、IFアンプの利得を精細に制御することで比較的短時間で生じる微小なレベル変動に対応したAGCを行うことができ、受信レベルを一定に制御することができる。
しかしながら、Wireless−USBのようにシンボル毎に周波数をホッピングさせる高速周波数ホッピングを行う場合には、受信レベルが安定するまでの時間を非常に短くする必要がある。
Wireless−USBの場合には、1シンボル内で有効な信号が存在する期間は242nsであり、受信レベルが安定する時間を10nsとしても受信性能に影響が出てくる。このため、特許文献3に開示されたものは、中間周波数信号に変換する周波数変換手段や中間周波数可変利得アンプの遅延などの影響を考慮すると、Wireless−USBの受信性能に影響を与えずに、シンボル毎に入力レベルを検出して、リアルタイムにフィードバック系のAGCを行うことは実現不可能である。
このように、特許文献3に開示されたものは、シンボル毎に中心周波数を変化させる高速周波数ホッピング通信を行う場合に、中間周波数信号のレベルを受信側で一定に保つことができないといった課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたもので、シンボル毎に中心周波数を変化させる高速周波数ホッピング通信を行う場合に、送信装置から無線受信装置までの全体パスの周波数特性の影響を受けずに、中間周波数信号のレベルを受信側で一定に保つことができる無線受信装置を提供することを目的とする。
本発明の無線受信装置は、Wireless−USB規格によって規定された周波数ホッピングのパターンに基づいて、シンボル毎の中心周波数を変化させるホッピング制御手段と、受信された高周波信号を前記中心周波数に基づいて中間周波数信号に変換する周波数変換手段と、前記周波数ホッピングのパターンが一巡する間に、前記周波数変換手段によって変換された中間周波数信号のレベルを検出するレベル検出手段と、前記レベル検出手段によって検出された中間周波数信号のレベルを前記中心周波数毎に記憶するレベル記憶手段と、前記中間周波数信号を増幅する中間周波数可変利得アンプと、前記周波数ホッピングのパターンが一巡した後に、前記レベル記憶手段に記憶された各中心周波数のレベルに応じて前記中間周波数可変利得アンプの利得を調整する利得調整手段と、を備えた構成を有している。
この構成により、本発明の無線受信装置は、各中心周波数に対して記憶済みの中間周波数信号のレベルに応じて中間周波数可変利得アンプの利得を調整するため、シンボル毎に中心周波数を変化させる高速周波数ホッピング通信を行う場合に、送信装置から無線受信装置までの全体パスの周波数特性の影響を受けずに、中間周波数信号のレベルを受信側で一定に保つことができる。
なお、前記レベル検出手段は、フレームの先頭にあるプリアンブルシンボルのレベルを検出し、前記利得調整手段は、前記レベル記憶手段に記憶された各中心周波数のプリアンブルシンボルのレベルに応じて、前記プリアンブルシンボル以降のデータシンボルに対する前記中間周波数可変利得アンプの利得を調整するようにしてもよい。
この構成により、本発明の無線受信装置は、フレームの先頭のプリアンブルシンボルの中間周波数信号の各レベルを用いて中心周波数によるレベル差を補正するため、シンボル毎に中心周波数を変化させる高速周波数ホッピング通信を行う場合に、送信装置から無線受信装置までの全体パスの周波数特性の影響を受けずに、受信側で中間周波数信号のレベルを一定に保つことができる。
また、前記利得調整手段は、前記レベル記憶手段に記憶された各中心周波数のプリアンブルシンボルのレベルの平均値に応じて、前記データシンボルに対する前記中間周波数可変利得アンプの利得を調整するようにしてもよい。
この構成により、本発明の無線受信装置は、フレームの先頭のプリアンブルシンボルの中間周波数信号のレベルの各平均値を用いて中心周波数によるレベル差を補正するため、シンボル毎に中心周波数を変化させる高速周波数ホッピング通信を行う場合に、送信装置から無線受信装置までの全体パスの周波数特性の影響を受けずに、受信側で中間周波数信号のレベルを一定に保つことができる。
また、前記レベル検出手段は、前記中間周波数可変利得アンプの出力が安定する前記中心周波数毎に異なるタイミングで、前記中間周波数信号のレベルを検出するようにしてもよい。
この構成により、本発明の無線受信装置は、レベル検出手段の過渡特性期間が経過した安定したタイミングでレベル検出手段に中間周波数のレベルを検出させるため、中間周波数可変利得アンプの利得を適切に調整することができる。
本発明は、シンボル毎に中心周波数を変化させる高速周波数ホッピング通信を行う場合に、送信装置から無線受信装置までの全体パスの周波数特性の影響を受けずに、中間周波数信号のレベルを受信側で一定に保つことができる無線受信装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態においては、本発明に係る無線受信装置をWireless−USBの無線受信装置として適用した例について説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態の無線受信装置を示すブロック図である。
図1において、無線受信装置1は、高周波信号が受信されるアンテナ10と、受信された高周波信号を増幅する低雑音増幅器11と、局部周波数信号を発生する局部発信器12と、高周波信号を局部周波数信号にミキシングすることにより中間周波数信号に変換する周波数変換器13と、中間周波数信号を増幅する中間周波数可変利得アンプ14とを備えている。
また、無線受信装置1は、周波数変換器13によって変換された中間周波数のレベルを検出するレベル検出器15と、周波数ホッピング通信を行うために周波数をホッピングさせるホッピング制御部16と、レベル検出器15によって検出されたレベルを中心周波数毎に記憶するレベル記憶部17a乃至17cと、レベル記憶部17a乃至17cに記憶されたレベルに基づいて中心周波数毎のゲイン設定値を算出するゲイン設定値算出部18と、ゲイン設定値算出部18によって算出されたゲイン設定値をそれぞれ記憶するゲイン設定値記憶部19a乃至19cと、ゲイン設定値記憶部19a乃至19cに記憶されたゲイン設定値から選択した1つのゲイン設定値を中間周波数可変利得アンプ14のゲインとして設定するゲイン設定値選択部20とをさらに備えている。
なお、図1においては、3つのレベル記憶部17a乃至17cおよびゲイン設定値記憶部19a乃至19cが示されているが、Wireless−USBにおいて、チャネル数が9チャネルの場合には、3シンボルで周波数ホッピングのパターンが一巡するので、レベル記憶部およびゲイン設定値記憶部が3個必要となるためであり、本発明の無線受信装置を構成するレベル記憶部およびゲイン設定値記憶部の数を限定するものではない。また、レベル記憶部17a乃至17cは、本発明におけるレベル記憶手段を構成する。
レベル検出器15は、周波数変換器13によって変換された中間周波数信号のレベルを検出し、検出したレベルを中心周波数毎にレベル記憶部17a乃至17cにそれぞれ記憶するようになっている。なお、レベル検出器15は、本発明におけるレベル検出手段を構成する。
ホッピング制御部16は、局部発信器12に発生される局部周波数信号の周波数をシンボルに合わせて変化させると共に、周波数変換器13によって変換された中間周波数信号がどの中心周波数に対応しているかを表すホッピング制御信号を生成するようになっている。
ゲイン設定値算出部18は、レベル記憶部17a乃至17cに記憶されたレベルに基づいて、中心周波数毎のゲイン設定値を算出し、算出したゲイン設定値をゲイン設定値記憶部19a乃至19cにそれぞれ記憶するようになっている。
ゲイン設定値選択部20は、ホッピング制御信号に基づいて、ゲイン設定値記憶部19a乃至19cに記憶されたゲイン設定値から1つのゲイン設定値を選択し、選択したゲイン設定値で中間周波数可変利得アンプ14のゲインを設定するようになっている。なお、ゲイン設定値算出部18、ゲイン設定値記憶部19a乃至19cおよびゲイン設定値選択部20は、本発明における利得調整手段を構成する。
以上のように構成された無線受信装置1について、図2を参照してその動作を説明する。図2は、無線受信装置1の各部の動作を説明するための概念図である。
Wireless−USBではシンボル毎に周波数ホッピングを行うチャンネルが規定されている。ホッピングのパターンは規格で決められており、例えば、9チャンネルの場合には、3.432GHz、3.960GHzおよび4.488GHzの3つの中心周波数が順次選択される。図2においては、周波数1が3.432GHz、周波数2が3.960GHz、周波数3が4.488GHzをそれぞれ表している。
また、Wireless−USBのシンボルは、242nsの信号期間と70nsの無信号期間とから構成される。図2においては、右方向が時刻の進行に対応し、受信信号が周波数1、周波数2、周波数3、周波数1、周波数2、周波数3といったように周波数ホッピングしていることが示されている。
ここで、一般的に、無線受信装置によって周波数変換された中間周波数信号は、送信装置の周波数特性、空間伝送損失特性および無線受信装置の周波数特性、すなわち、送信装置から無線受信装置までの全体パスの周波数特性の影響を受ける。
例えば、周波数が高いほど空間伝送損失が大きくなり、PCBなどの実装による損失が大きくなり、高周波用の低雑音アンプの利得が小さくなる傾向があるため、周波数変換された中間周波数信号は、周波数が高いほどレベルが小さくなる傾向がある。
したがって、図2においては、周波数変換器13によって変換された中間周波数信号のレベルは、送信装置から無線受信装置までの全体パスの周波数特性の影響により、図中A乃至Cで示すように、シンボル毎に異なっており、最も高い周波数3のシンボルのレベルが一番小さくなる。
無線受信装置1においては、まず、ホッピング制御部16によって出力されるホッピング制御信号により、最初の中心周波数である周波数1に対する中間周波数信号Aのレベルがレベル記憶部17aに記憶される。同様に、次の中心周波数である周波数2に対する中間周波数信号Bのレベルがレベル記憶部17bに記憶され、さらに次の中心周波数である周波数3に対する中間周波数信号Cのレベルがレベル記憶部17cに記憶される。
このように、周波数ホッピングのパターンが一巡して、各中間周波数信号のレベルがレベル記憶部17a乃至17cにそれぞれ記憶されると、記憶されたレベルから中間周波数可変利得アンプ14に対する中心周波数毎のゲイン設定値がゲイン設定値算出部18によって算出される。
ここで、各ゲイン設定値は、各中心周波数に対する中間周波数信号のレベルが均一になるようにゲイン設定値算出部18によって算出される。具体的には、レベル記憶部17a乃至17cにそれぞれ記憶されたレベルが小さいほど、中間周波数可変利得アンプ14のゲインを大きくする必要があるため、レベル記憶部17a乃至17cにそれぞれ記憶されたレベルの逆数に比例するよう各ゲイン設定値が算出される。
このように、周波数ホッピングのパターンが一巡したところで、各ゲイン設定値記憶部19a乃至19cに記憶された各ゲイン設定値は、ゲイン設定値選択部20によって次の周波数ホッピングのパターンで中間周波数可変利得アンプ14のゲインとして順次設定される。
例えば、図中Dの期間では、ゲイン設定値記憶部19aに記憶された周波数1に対するゲイン設定値が中間周波数可変利得アンプ14のゲインとして設定される。同様に、次のシンボル期間では、ゲイン設定値記憶部19bに記憶された周波数2に対するゲイン設定値が中間周波数可変利得アンプ14のゲインとして設定され、その次のシンボル期間では周波数3に対するゲイン設定値が中間周波数可変利得アンプ14のゲインとして設定される。
以上に説明したように、本実施の形態の無線受信装置1は、各シンボルに対する中心周波数に対して記憶済みの中間周波数信号のレベルに応じて中間周波数可変利得アンプ14の利得を調整するため、シンボル毎に中心周波数を変化させる高速周波数ホッピング通信を行う場合に、送信装置から無線受信装置1までの全体パスの周波数特性の影響を受けずに、受信側で中間周波数信号のレベルを一定に保つことができる。
(第2の実施の形態)
図3は、本発明の第2の実施の形態の無線受信装置を示すブロック図である。なお、本実施の形態においては、本発明の第1の実施の形態の無線受信装置1の構成要素と同一な構成要素には、同一の符号を付して、説明を省略する。
Wireless−USBでは、フレーム単位でデータが転送されており、周波数ホッピングのパターンは、フレーム内で変更されない。そのため、フレーム先頭のシンボルで、周波数ホッピングのパターンが一巡すると、各中心周波数に対する中間周波数信号のレベルを検出し、各中間周波数に対するゲイン設定値を算出することができる。
その後、フレーム内では、各中心周波数に対する中間周波数信号のレベルと、各中間周波数に対するゲイン設定値とを更新せずに、中間周波数可変利得アンプ14のゲインを設定することができる。
図4は、Wireless−USBのフレーム構造を示すフレーム構成図である。フレームの先頭は、PLCP(Physical layer convergence protocol)プリアンブルシンボルである。
このプリアンブルシンボルで各中心周波数に対する中間周波数信号のレベルと、各中間周波数に対するゲイン設定値とが決定し、プリアンブルシンボルに続くPLCPヘッダおよびPSDU(PLCP Service Data Unit)等のデータシンボルを受信している間は、各中心周波数に対する中間周波数信号のレベルと、各中間周波数に対するゲイン設定値とを更新せずに、中間周波数可変利得アンプ14のゲインを設定することができる。
図3において、無線受信装置21は、本発明の第1の実施の形態の無線受信装置1に対して、プリアンブルシンボルを検出するプリアンブル検出部22が設けられている。なお、プリアンブル検出部22は、レベル検出器15と共に、本発明におけるレベル検出手段を構成する。
一般にプリアンブルシンボルは、既知の波形であるため、プリアンブル検出部22は、自己相関を使用してプリアンブルシンボルを検出するようになっている。
以上のように構成された無線受信装置21において、プリアンブルシンボルがプリアンブル検出部22によって検出されると、ホッピング制御部16によって出力されるホッピング制御信号により、最初の中心周波数である周波数1に対する中間周波数信号Aのレベルがレベル記憶部17aに記憶される。同様に、次の中心周波数である周波数2に対する中間周波数信号Bのレベルがレベル記憶部17bに記憶され、さらに次の中心周波数である周波数3に対する中間周波数信号Cのレベルがレベル記憶部17cに記憶される。
ここで、レベル記憶部17a乃至17cでは、プリアンブル検出部22によって次のプリアンブルシンボルが検出されるまで、記憶したレベルの更新が禁止される。
このように、周波数ホッピングのパターンが一巡して、各中間周波数信号のレベルがレベル記憶部17a乃至17cにそれぞれ記憶されると、記憶されたレベルから中間周波数可変利得アンプ14に対する中心周波数毎のゲイン設定値がゲイン設定値算出部18によって算出される。
このように、周波数ホッピングのパターンが一巡したところで、各ゲイン設定値記憶部19a乃至19cに記憶された各ゲイン設定値は、ゲイン設定値選択部20によって次の周波数ホッピングのパターンで中間周波数可変利得アンプ14のゲインとして順次設定される。
以上に説明したように、本実施の形態の無線受信装置21は、フレームの先頭のプリアンブルシンボルの中間周波数信号の各レベルを用いて中心周波数によるレベル差を補正するため、シンボル毎に中心周波数を変化させる高速周波数ホッピング通信を行う場合に、送信装置から無線受信装置21までの全体パスの周波数特性の影響を受けずに、受信側で中間周波数信号のレベルを一定に保つことができる。
(第3の実施の形態)
図5は、本発明の第3の実施の形態の無線受信装置を示すブロック図である。なお、本実施の形態においては、本発明の第2の実施の形態の無線受信装置21の構成要素と同一な構成要素には、同一の符号を付して、説明を省略する。
無線受信装置31は、本発明の第2の実施の形態の無線受信装置21に対して、ゲイン設定値算出部18に代えて、ゲイン設定値算出部38が設けられている。なお、ゲイン設定値算出部38は、ゲイン設定値記憶部19a乃至19cおよびゲイン設定値選択部20と共に、本発明における利得調整手段を構成する。
ゲイン設定値算出部38は、レベル記憶部17a乃至17cに記憶されたレベルをそれぞれ平均化し、平均化した各レベルに基づいて、中心周波数毎のゲイン設定値を算出し、算出したゲイン設定値をゲイン設定値記憶部19a乃至19cにそれぞれ記憶するようになっている。
Wireless−USBのフレームには、最低でも12シンボル分のプリアンブルシンボルが含まれる。例えば、9チャンネルのフレームの場合には、周波数ホッピングのパターンが3シンボルで一巡するため、プリアンブルシンボルの期間中に周波数ホッピングが四巡することになる。
したがって、各中心周波数に対して、各レベル記憶部17a乃至17cに記憶された4つのレベルを平均化することで、ノイズなどの影響を受けにくい安定した中間周波数信号のレベルが得られる。
以上に説明したように、本実施の形態の無線受信装置31は、フレームの先頭のプリアンブルシンボルの中間周波数信号のレベルの各平均値を用いて中心周波数によるレベル差を補正するため、シンボル毎に中心周波数を変化させる高速周波数ホッピング通信を行う場合に、送信装置から無線受信装置31までの全体パスの周波数特性の影響を受けずに、受信側で中間周波数信号のレベルを一定に保つことができる。
(第4の実施の形態)
図6は、本発明の第4の実施の形態の無線受信装置を示すブロック図である。なお、本実施の形態においては、本発明の第1の実施の形態の無線受信装置1の構成要素と同一な構成要素には、同一の符号を付して、説明を省略する。
無線受信装置41は、本発明の第1の実施の形態の無線受信装置1に対して、レベル検出器15に中間周波数のレベルを検出させるタイミングを指示する安定タイミング出力部42が設けられている。なお、安定タイミング出力部42は、レベル検出部15と共に、本発明におけるレベル検出手段を構成する。
図7には、周波数変換器13によって変換された中間周波数信号のレベルと、レベル検出器15によって検出されたレベルとが示されている。
レベル検出器15は、フィルタ特性を有しているため、入力される中間周波数信号の振幅に応じた過渡特性をもつ。Wireless−USBのシンボルには、70nSの無信号区間があるため、レベル検出器15は、有信号区間の開始時付近では過渡特性の影響で、正しいレベルを検出することができない。
このため、レベル検出器15は、有信号区間の開始時から過渡特性期間が経過したタイミングで、中間周波数のレベルを検出することが好ましい。
安定タイミング出力部42は、図7に示したように、有信号区間の開始時から中間周波数信号の振幅に応じた過渡特性期間が経過したタイミングで、レベル検出器15に中間周波数のレベルを検出させるようになっている。
以上に説明したように、本実施の形態の無線受信装置41は、レベル検出器15の過渡特性期間が経過した安定したタイミングでレベル検出器15に中間周波数のレベルを検出させるため、中間周波数可変利得アンプ14の利得を適切に調整することができる。
本発明の第1の実施の形態の無線受信装置を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態の無線受信装置の各部の動作を説明するための概念図である。 本発明の第2の実施の形態の無線受信装置を示すブロック図である。 Wireless−USBのフレーム構造を示すフレーム構成図である。 本発明の第3の実施の形態の無線受信装置を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態の無線受信装置を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態の無線受信装置を構成する周波数変換器によって変換された中間周波数信号のレベルと、レベル検出器によって検出されたレベルと、安定タイミング出力部によって指示されるタイミングとを示すタイミングチャートである。
符号の説明
1、21、31、41 無線受信装置
10 アンテナ
11 低雑音増幅器
12 局部発信器
13 周波数変換器
14 中間周波数可変利得アンプ
15 レベル検出器
16 ホッピング制御部
17a〜17c レベル記憶部
18、38 ゲイン設定値算出部
19a〜19c ゲイン設定値記憶部
20 ゲイン設定値選択部
22 プリアンブル検出部
38 ゲイン設定値算出部
42 安定タイミング出力部

Claims (4)

  1. Wireless−USB規格によって規定された周波数ホッピングのパターンに基づいて、シンボル毎の中心周波数を変化させるホッピング制御手段と、
    受信された高周波信号を前記中心周波数に基づいて中間周波数信号に変換する周波数変換手段と、
    前記周波数ホッピングのパターンが一巡する間に、前記周波数変換手段によって変換された中間周波数信号のレベルを検出するレベル検出手段と、
    前記レベル検出手段によって検出された中間周波数信号のレベルを前記中心周波数毎に記憶するレベル記憶手段と、
    前記中間周波数信号を増幅する中間周波数可変利得アンプと、
    前記周波数ホッピングのパターンが一巡した後に、前記レベル記憶手段に記憶された各中心周波数のレベルに応じて前記中間周波数可変利得アンプの利得を調整する利得調整手段と、を備えた無線受信装置。
  2. 前記レベル検出手段は、フレームの先頭にあるプリアンブルシンボルのレベルを検出し、
    前記利得調整手段は、前記レベル記憶手段に記憶された各中心周波数のプリアンブルシンボルのレベルに応じて、前記プリアンブルシンボル以降のデータシンボルに対する前記中間周波数可変利得アンプの利得を調整することを特徴とする請求項1に記載の無線受信装置。
  3. 前記利得調整手段は、前記レベル記憶手段に記憶された各中心周波数のプリアンブルシンボルのレベルの平均値に応じて、前記データシンボルに対する前記中間周波数可変利得アンプの利得を調整することを特徴とする請求項2に記載の無線受信装置。
  4. 前記レベル検出手段は、前記中間周波数可変利得アンプの出力が安定する前記中心周波数毎に異なるタイミングで、前記中間周波数信号のレベルを検出することを特徴とする請求項1に記載の無線受信装置。
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